JP2008285121A - コンバーチブル車 - Google Patents

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JP2008285121A JP2007134683A JP2007134683A JP2008285121A JP 2008285121 A JP2008285121 A JP 2008285121A JP 2007134683 A JP2007134683 A JP 2007134683A JP 2007134683 A JP2007134683 A JP 2007134683A JP 2008285121 A JP2008285121 A JP 2008285121A
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Tetsuro Kato
哲朗 加藤
Itaru Onishi
到 大西
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Toyota Motor East Japan Inc
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Abstract

【課題】車室上部を覆う使用位置とラゲージルーム内の格納位置との間を作動可能なトップルーフと、車室後部を覆う使用位置とラゲージルーム内の格納位置との間を作動可能なリヤウインドルーフを有し、そのリヤウインドルーフは、リヤウインドフレームとそのリヤウインドフレームに形成された窓孔に配置されるリヤウインドガラスとを備えたコンバーチブル車において、トップルーフとリヤウインドルーフが格納されたとき、ラゲージルーム内に大きな荷物収納用のスペースを確保する。
【解決手段】リヤウインドルーフ3が使用位置にあるとき、そのリヤウインドガラス11は、リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75を塞いだ第1の位置を占め、リヤウインドルーフ3が格納位置にあるときは、そのリヤウインドガラス11は、リヤウインドフレーム10に対して上昇した第2の位置を占めるようにする。
【選択図】図10

Description

本発明は、車室の上部を覆った使用位置と、車室の上部が開放されるように車体後部のラゲージルームに収められた格納位置との間を作動可能に車体に支持されたトップルーフと、車室の後部を覆った使用位置と、車室の後部が開放されるように前記ラゲージルームに収められた格納位置との間を作動可能に車体に支持されたリヤウインドルーフと、前記ラゲージルームの上部開口を閉鎖する閉位置と、該上部開口が開放されるように閉位置から回動した開位置との間を回動開閉可能に車体に支持されたラゲージドアとを有し、前記リヤウインドルーフは、リヤウインドフレームと、該リヤウインドフレームに形成された窓孔に配置されるリヤウインドガラスとを有し、前記ラゲージドアを開位置に回動させて、前記トップルーフとリヤウインドルーフを、使用位置と格納位置の間を作動させるコンバーチブル車に関する。
上記形式のコンバーチブル車は従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。この種のコンバーチブル車によれば、トップルーフとリヤウインドルーフをラゲージルーム内の格納位置に収め、車室の上部と後部を開放して、快くコンバーチブル車を走行させることができる。ところが、トップルーフとリヤウインドルーフをラゲージルーム内に収めたとき、これらのルーフがラゲージルーム内で大きなスペースを占めるので、ラゲージルーム内に荷物を収納する空間が狭められ、大きな荷物をラゲージルーム内に収納することができなくなる欠点を免れない。
特表2006−503741号公報
本発明の目的は、トップルーフとリヤウインドルーフをラゲージルーム内に収めたとき、そのラゲージルーム内に従来よりも大きな荷物収納用のスペースが残されるように構成した冒頭に記載した形式のコンバーチブル車を提供することにある。
本発明は、冒頭に記載した形式のコンバーチブル車において、前記リヤウインドルーフが使用位置にあるとき、該リヤウインドルーフのリヤウインドガラスが、そのリヤウインドフレームに形成された窓孔を塞いだ第1の位置を占め、前記リヤウインドルーフが格納位置にあるとき、該リヤウインドルーフのリヤウインドガラスが、前記第1の位置を占めたときよりも、リヤウインドフレームに対して上昇した第2の位置を占めるように、該リヤウインドガラスをリヤウインドフレームに対して昇降させるガラス昇降手段を具備することを特徴とする。
また、上記コンバーチブル車において、前記トップルーフが使用位置を占めたときに車外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたとき、前記トップルーフは、リヤウインドルーフの上に重なった状態で位置すると共に、該トップルーフは、その上面を上向きにし、リヤウインドルーフは、その外面を上向きにして格納されるように、該トップルーフとリヤウインドルーフとが車体に対して支持されているように構成することもできる。
さらに、上記コンバーチブル車において、前記ガラス昇降手段は、前記リヤウインドルーフがその使用位置から格納位置へと作動するときに後方側に駆動され、該リヤウインドルーフがその格納位置から使用位置へと作動するときは前方側へ駆動される加圧リンクと、該加圧リンクと共に前方側又は後方側へ移動するように、該加圧リンクに回動可能に連結された作動リンクと、基端側と先端側の間の位置が、前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された少なくとも1つのガラス昇降リンクとを有し、該ガラス昇降リンクの基端側は前記作動リンクに回動可能に連結され、該ガラス昇降リンクの先端側は前記リヤウインドガラスに対して回動可能に連結されていて、前記リヤウインドルーフがその使用位置から格納位置へと作動するのに伴って、前記加圧リンクと作動リンクが後方側へ移動し、これにより前記ガラス昇降リンクが前記リヤウインドフレームに対して回動して、前記リヤウインドガラスが、前記第1の位置から第2の位置へと作動し、前記リヤウインドルーフがその格納位置から使用位置へと作動するのに伴って、前記加圧リンクと作動リンクが前方側へ移動し、これにより前記ガラス昇降リンクが、リヤウインドフレームに対して、前記回動の方向と逆の方向に回動して、前記リヤウインドガラスが、前記第2の位置から第1の位置へと作動するように構成することもできる。
また、上記コンバーチブル車において、前記トップルーフを前記リヤウインドルーフに対して上昇させ、又は下降させるトップルーフ昇降手段を具備すると共に、前記トップルーフが、リヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇した状態で、該トップルーフがリヤウインドルーフよりも前方の位置と、該リヤウインドルーフの上に重なった位置との間を移動できるように、該トップルーフとリヤウインドルーフとを連結し、前記トップルーフとリヤウインドルーフを格納位置に作動させるとき、該トップルーフをリヤウインドルーフに対して該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇させてから、該トップルーフをリヤウインドルーフの上に重なった位置に移動させるように構成し、前記トップルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたときに、リヤウインドルーフの上に重なった状態で位置するトップルーフは、その上面を上向きにし、リヤウインドルーフは、その外面を上向きにして格納されるように、該トップルーフとリヤウインドルーフが車体に対して支持されているように構成することもできる。
さらに、上記コンバーチブル車において、基端側と先端側がそれぞれ前記車体とリヤウインドフレームに回動可能に連結された駆動リンクと、前記トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置にあるとき、前記駆動リンクよりも後方に位置していて、基端側と先端側が前記車体とリヤウインドフレームにそれぞれ回動可能に連結された従動リンクと、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の位置と、前記従動リンクの基端側と先端側の間の位置とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結された規制リンクと、基端側と先端側の間の位置が前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された第1のルーフ昇降リンクと、前記トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置にあるとき、前記第1のルーフ昇降リンクよりも後方に位置していて、基端側が前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された第2のルーフ昇降リンクと、前記第1のルーフ昇降リンクの先端側と前記第2のルーフ昇降リンクの先端側とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されたスペーサリンクと、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の位置と、前記第1のルーフ昇降リンクの基端側とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結された中間リンクと、前記駆動リンクをその基端側を中心として前後方向に回動させるリンク駆動装置とを具備し、前記従動リンクの先端側には、第1のローラが回転可能に支持され、前記リヤウインドフレームには、第1のガイドレールが固着され、前記第1のローラは、前記第1のガイドレールに転動可能に嵌合し、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクの先端側には、それぞれ第2及び第3のローラが回転可能に支持され、前記トップルーフには、該トップルーフが使用位置にあるときに、ほぼ前後方向に延びる第2のガイドレールが固着され、前記第2及び第3のローラは前記第2のガイドレールに転動可能に嵌合し、前記トップルーフとリヤウインドルーフがそれぞれ使用位置にあるとき、前記第1のローラは前記第1のガイドレールの後端側に位置し、かつ前記第2及び第3のローラは前記第2のガイドレールの後端側に位置していて、前記駆動リンクが前記リンク駆動装置により駆動されて、該駆動リンクがその初期位置からその基端側を中心として後方側へ回動したとき、該駆動リンクの回動により、前記第1のルーフ昇降リンクが、前記中間リンクを介して加圧されて当該第1のルーフ昇降リンクの先端側が後方側へ回動し、該第1のルーフ昇降リンクの回動により、前記第2のルーフ昇降リンクの先端側が、前記スペーサリンクを介して加圧されて後方側へ回動し、これにより、前記第2及び第3のローラと第2のガイドレールを介して、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクに連結されたトップルーフが、前記リヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇するように、前記リヤウインドフレームと、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクと、前記スペーサリンクが四節回転連鎖を構成しており、前記トップルーフがリヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇することにより、該トップルーフに固着された第2のガイドレールに嵌合した前記第2及び第3のローラを転動させながら、該トップルーフを前記リヤウインドルーフの上に重なった位置に移動させることができるように構成され、前記従動リンクの基端側と先端側との間の長さは、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の長さよりも短く設定され、前記トップルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記駆動リンクが、その初期位置から後方側へ回動するときに、前記リヤウインドルーフがその外面を上に向けたまま、その使用位置から格納位置へと移動するように、前記第1のガイドレールに嵌合した前記第1のローラが、転動しながら、該第1のガイドレールの前端側へ向けて移動し、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたとき、該トップルーフはリヤウインドルーフの上に重なった状態で、その上面を上向きにして格納されるように構成され、前記加圧リンクの前端側が、前記第2のルーフ昇降リンクの基端側と先端側の間の位置に回動可能に連結され、該加圧リンクの後端側が前記作動リンクに回動可能に連結されているように構成することもできる。
また、上記コンバーチブル車において、前記トップルーフがリヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇した状態で、該トップルーフをリヤウインドルーフの上に重なった位置へ移動させ、又はそのトップルーフを、リヤウインドルーフの上に重なった位置から、該リヤウインドルーフよりも前方の位置に移動させるトップルーフ駆動装置を具備するように構成することもできる。
さらに、上記コンバーチブル車において、前記ラゲージドアが開位置を占めたとき、該ラゲージドアは、その後端部が前端部よりも上方に位置した傾斜した姿勢を占めるように構成することもできる。
本発明によれば、トップルーフとリヤウインドルーフをラゲージルームに収めたとき、リヤウインドルーフのリヤウインドガラスが、第1の位置を占めたときよりもリヤウインドフレームに対して上昇した第2の位置を占めるので、そのリヤウインドガラスの下方に、従来よりも大きな荷物収納用のスペースが確保され、ここに大きな荷物を収納することができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1及び図2は、本例のコンバーチブル車の外観を示す斜視図であり、図1は車体1に支持されたトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が使用位置を占めたときの様子を示し、図2はトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が後述する態様で車体1の後部のラゲージルームに収められたときの様子を示している。図1及び図2に示した状態では、ラゲージルームの上部開口はラゲージドア4によって閉鎖されている。また、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、後述するリンク機構を介して互いに連結されていると共に、車体1に支持されている。
図3乃至図9は、コンバーチブル車の概略縦断面図であって、コンバーチブル車のメインボデー、すなわちその車体1の一部だけを仮想線で簡略化して示し、トップルーフ2、リヤウインドルーフ3、ラゲージドア4及びこれらに関連する構成についても、これらを簡略化して実線で示した図である。図3は、図1と同様にトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が使用位置を占めたときの状態を示し、図9はトップルーフ2とリヤウインドルーフ3がラゲージルームLRに収められたときの様子を示している。また、図4乃至図8は、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を使用位置から格納位置へ移動させるときの途中の状態を示している。
ここで、図1乃至図3における符号Frはコンバーチブル車の前進方向を示しており、本明細書における「前」「後」は、この前進方向を基準とした前後を意味する。また、図1及び図2における符号Wは車幅方向を示している。
図3において、車体1は、その床面を構成するフロアパネル5を有し、車室Rの前部には、車体1に固定されたフロントガラス6が配置されている。また、車体1の車幅方向各側部には、図1及び図2にも示すようにサイドドア7が開閉可能に支持されている。車室R内には、図1及び図2に示すようにフロントシート8とリヤシート9が配置されているが、図3乃至図9には、これらのシートの図示は省略してある。
図1及び図3に示すようにトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が使用位置にあるとき、そのトップルーフ2は車室Rの上部を覆い、リヤウインドルーフ3は車室Rの後部を覆っていて、トップルーフ2はリヤウインドルーフ3よりも前方に位置している。トップルーフ2が使用位置を占めたときに車室外側を向いたトップルーフ面をトップルーフ2の上面12と称し、リヤウインドルーフ3が使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフ3の外面13と称することにすると、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が共に使用位置にあるとき、トップルーフ2の上面12と、その後方に位置するリヤウインドルーフ3の外面13は、ほぼ面一状態で連続している。
一方、図9に示したように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3をラゲージルームLRに収めると、図2にも示すように車室上部と後部が開放され、この状態で快くコンバーチブル車を走行させることができる。車室RとラゲージルームLRは、図示していない仕切壁によって仕切られている。
図3に示すように、リヤウインドルーフ3は、リヤウインドフレーム10と、そのリヤウインドフレーム10に形成された窓孔75に配置されるリヤウインドガラス11とを有していて、トップルーフ2とリヤウインドフレーム10とラゲージルーム4は、例えば鋼板又は硬質樹脂などのハード材料により構成されている。
ここで、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあるとき、そのリヤウインドルーフ3のリヤウインドガラス11は、リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75を塞いだ第1の位置を占めている。このように、リヤウインドルーフ3が使用位置にあるとき、リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75は、リヤウインドガラス11によって塞がれているので、通常の自動車と同様に、使用位置を占めたトップルーフ2によって車室Rの上部を閉鎖し、同じく使用位置を占めたリヤウインドルーフ3によって車室Rの後部を閉鎖して、そのコンバーチブル車を走行させることができる。
これに対し、図9に示したように、リヤウインドルーフ3が格納位置にあるとき、リヤウインドルーフ3のリヤウインドガラス11は、これが図3に示した第1の位置を占めたときよりも、リヤウインドフレーム10に対して上昇した第2の位置を占める。このときの様子を図10にも示してある。このように、本例のコンバーチブル車には、リヤウインドガラス11が第1の位置と第2の位置を占めるように、該リヤウインドガラス11をリヤウインドフレーム10に対して昇降させるガラス昇降手段が設けられているが、図3乃至図9には、図の煩雑化を避けるために、ガラス昇降手段に直接関連する構成の図示は省略してある。
ラゲージドア4は、図3に示したようにラゲージルームLRの上部開口を閉鎖する閉位置と、図4に示したようにラゲージルームLRの上部開口が開放されるように閉位置から回動した開位置との間を回動開閉できるように、図示していないヒンジ装置を介して車体1に支持されている。その際、図4に示すように、ラゲージドア4が開位置を占めたとき、該ラゲージドア4は、その後端部14が前端部15よりも上方に位置した傾斜した姿勢を占める。ラゲージドア4が専ら後開きするように車体1に支持されているのである。このため、このラゲージドア4を車体1に対して回動可能に支持する上述のヒンジ装置の構成を簡素化でき、そのコストを抑えることが可能である。
上述のように、本例のコンバーチブル車は、車室Rの上部を覆った使用位置と、車室Rの上部が開放されるように車体後部のラゲージルームLRに収められた格納位置との間を作動可能に車体1に支持されたトップルーフ2と、車室Rの後部を覆った使用位置と、車室Rの後部が開放されるようにラゲージルームLRに収められた格納位置との間を作動可能に車体1に支持されたリヤウインドルーフ3と、ラゲージルームLRの上部開口を閉鎖する閉位置と、該上部開口が開放されるように閉位置から回動した開位置との間を回動開閉可能に車体1に支持されたラゲージドア4とを有していて、後述するようにラゲージドア4を開位置に回動させて、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を、使用位置と格納位置の間を作動させることができるように構成されている。
次に、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を使用位置から格納位置へ移動させる動作の概要を明らかにする。
先ず、図3に示したように、閉位置にあったラゲージドア4を、矢印A方向に回動させて、これを図4に示した開位置にもたらす。次に、後述するリンク駆動装置を作動させて、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を図4に矢印Bで示した後方側へ回動させる。この動作時に、後述するトップルーフ昇降手段の作用によって、トップルーフ2が、図4及び図5に示すようにリヤウインドルーフ3に対して上昇する。
上述のように、トップルーフ昇降手段により、トップルーフ2を、リヤウインドルーフ3に対して、該リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇させた後、後述するトップルーフ駆動装置の作動によって、それまでリヤウインドルーフ3よりも前方に位置していたトップルーフ2を図5乃至図7に矢印Dで示すように、リヤウインドルーフ3に対して後方側へ移動させる。これによりトップルーフ2は、漸次リヤウインドルーフ3の上に重なっていく。このときトップルーフ2はリヤウインドルーフ3に対して上昇しているので、トップルーフ2がリヤウインドルーフ3に干渉することはない。
上述のように、トップルーフ2がリヤウインドルーフ3の上に重なった位置に移動するときも、そのトップルーフ2とリヤウインドルーフ3は連続して図4に矢印Bで示した後方へ向けて回動し、最終的に、図9に示すように、ラゲージルームLR内の格納位置に上下に重なった状態で収められる。次いで、ラゲージドア4を図9に矢印Eで示した方向に回動させて、該ラゲージドア4を閉位置にもたらして、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3の格納操作を終了する。
トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を再び使用位置にもたらすには、ラゲージドア4を開位置にもたらして、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を図8に矢印Cで示すように前方に向けて回動させながら、図8、図7及び図6に示すように、前述のトップルーフ駆動装置によって、トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して矢印Dと反対の前方に向けて作動させる。このようにして、トップルーフ2を図4に示したようにリヤウインドルーフ3よりも前方の位置に移動させると共に、前述のトップルーフ昇降手段によって、そのトップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して下降させながら、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を図3に示した使用位置にもたらす。
上述のように、本例のコンバーチブル車は、トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して該リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇させた状態で、そのトップルーフ2を、リヤウインドルーフ3の上に重なった位置へ移動させ、或いはそのトップルーフ2をリヤウインドルーフ3の上に重なった位置から、該リヤウインドルーフ3よりも前方の位置へ移動させる図示していないトップルーフ駆動装置を有している。かかるトップルーフ駆動装置としては、例えば、サンルーフを車体の前後方向に作動させるそれ自体周知な装置を採用することができる。より具体的には、例えばエアシリンダよりなるトップルーフ駆動装置を用い、そのエアシリンダにエアを給排することによって、トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して後方又は前方に作動させることができる。或いは、このようなトップルーフ駆動装置を設けずに、リヤウインドルーフ3に干渉しない高さに上昇したトップルーフ2を、手操作によって、後方又は前方へ移動させるように構成することもできる。
上述のように、本例のコンバーチブル車は、トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して上昇させ、又は下降させるトップルーフ昇降手段を具備すると共に、トップルーフ2が、リヤウインドルーフ3に対して、該リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇した状態で、該トップルーフ2がリヤウインドルーフ3よりも前方の位置と、該リヤウインドルーフ3の上に重なった位置との間を移動できるように、該トップルーフ2とリヤウインドルーフ3とが連結され、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を格納位置に作動させるとき、該トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して該リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇させてから、該トップルーフ2をリヤウインドルーフ3の上に重なった位置に移動させるように構成されている。
また、図3乃至図9から明らかなように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3がその使用位置、格納位置及びこれらの間のいずれの位置にあるときも、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3はその上面12と外面13を外側に向けた姿勢をとる。トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が使用位置にあるときの姿勢から反転することなく、格納位置へと移動するのである。このため、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が使用位置から格納位置へ移動し、或いは逆に格納位置から使用位置へと移動するとき、ルーフ3とリヤウインドルーフ3は小さな軌跡を描きながら作動する。図4に示したように、開位置を占めたラゲージドア4の前端部15が、後端部14よりも下方に位置するように、ラゲージドア4を車体1に支持し、その前端部15と車体1との間の隙間Gが狭くなっていても、使用位置と格納位置との間を移動するトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が、ラゲージドア4に干渉することを阻止できるのである。
上述のように、本例のコンバーチブル車においては、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3がラゲージルームLR内の格納位置を占めたときに、トップルーフ2は、リヤウインドルーフ3の上に重なった状態で位置すると共に、該トップルーフ2は、その上面12を上向きにし、リヤウインドルーフ3は、その外面13を上向きにして格納されるように、該トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が車体1に対して支持されている。
図10は、図9のV−V線に沿う拡大断面図であって、コンバーチブル車の車幅方向右半分の構造だけを示した図である。図10に示すように、ラゲージルームLRの上部開口は、ラゲージドア4によって閉鎖され、そのラゲージドア4の下方にトップルーフ2が位置し、その下方にリヤウインドルーフ3が格納されている。その際、前述のように、トップルーフ2はその上面12を上向きにし、リヤウインドルーフ3はその外面13を上向きにして格納され、かかるトップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、共にその車幅方向中央領域が上方に突出している。このため、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3の間の空間Sは小さくなり、リヤウインドルーフ3の下方に大きな荷物収納用のスペースLSが確保される。このため、このスペースLSに図示していない大きな荷物を収納することができる。ラゲージルームLR内のデッドスペースを小さくし、その内部空間を有効に利用することができるのである。仮に、リヤウインドルーフ3が図10に示した姿勢から180°反転した状態でラゲージルームLRに格納されたとすると、そのリヤウインドルーフ3とトップルーフ2との間にデッドスペースとなる大きな空間Sができるので、その下方の荷物収納用のスペースLSが狭くなる。
なお、図10に示すように、トップルーフ2は、アウタパネル16と、これに固着されたインナパネル17により構成され、そのインナパネル17の下側に図示していない天井材が固定されている。また、リヤウインドフレーム10も、そのアウタパネル19と、これに固着されたインナパネル20より成り、前述のように、リヤウインドルーフ3が格納位置を占めたとき、リヤウインドガラス11は、リヤウインドフレーム10よりも上方の第2の位置を占めている。リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75の縁部に沿って、ウェザストリップ56が固定配置され、リヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあるとき、リヤウインドガラス11は、図10に仮想線で示した第1の位置を占め、このときリヤウインドガラス11の縁部がウェザストリップ56に圧接し、車室内のシール性が確保される。このように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、図10に示した構造を有しているが、図3乃至図9には、トップルーフ2とリヤウインドフレーム10を簡略化して1枚のパネルとして示してある。また天井材の図示も省略してある。
上述のように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3がラゲージルームLR内の格納位置に収められたとき、これらのルーフは、その上面12と外面13を上向きにしているだけでなく、リヤウインドルーフ3のリヤウインドガラス11がリヤウインドフレーム10に対して上昇した第2の位置を占めるので、そのリヤウインドガラス11の下方により一層大きな荷物収納用のスペースLSを確保でき、ラゲージルームLRに従来よりも一層大きな荷物を収納することができる。
次に、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を、前述のように使用位置と格納位置との間を作動させるためのより具体的な構成を明らかにする。
トップルーフ2とリヤウインドルーフ3には、その車幅方向各端部に、そのトップルーフ2とリヤウインドルーフ3を車体1に対して支持するリンク機構が付設されている。その両リンク機構は、左右対称に構成され、実質的に同一の構造を有しているので、一方のリンク機構だけを説明する。
図13は、図6に示したトップルーフ2と、リヤウインドルーフ3と、これらに付設されたリンク機構の拡大図であって、後述するガラス昇降手段についても図示した図である。図3乃至図9及び図13に示すように、本例のリンク機構は、先ず、駆動リンク21と従動リンク22を有している。図13に明示するように、駆動リンク21の基端側は、車体1に回動可能に支持された駆動軸23に固定され、この駆動リンク21の先端側は、リヤウインドフレーム10に回転可能に支持された連結軸24に固定されている。このように、駆動リンク21は、その基端側と先端側が、駆動軸23と連結軸24を介して、車体1と、リヤウインドフレーム10にそれぞれ回動可能に連結されている。
一方、従動リンク22は、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあるとき、駆動リンク21よりも後方に位置していて、図13に明示するように、その従動リンク22の基端側は、車体1に回転可能に支持された枢軸25に固定されていて、従動リンク22の基端側が枢軸25を介して車体1に回動可能に連結されている。従動リンク22は、その基端側の枢軸25の軸線のまわりに矢印M,N方向に回動することができる。また、従動リンク22の先端側には、支軸26が固定され、この支軸26には第1のローラ27が回転可能に支持されている。従動リンク22の先端側に、第1のローラ27が回転可能に支持されているのである。また、図10及び図11にも示すように、リヤウインドフレーム10には第1のガイドレール28が固着され、第1のローラ27が、この第1のガイドレール28に転動可能に嵌合している。かかる第1のガイドレール28は、図3に示したようにリヤウインドルーフ3が使用位置にあるときにほぼ前後方向に延びている。
上述のように、従動リンク22の先端側は、支軸26、第1のローラ27及び第1のガイドレール28を介してリヤウインドフレーム10に回動可能に連結されていて、従動リンク22の基端側と先端側は、車体1とリヤウインドフレーム10にそれぞれ回動可能に連結されている。
また、特に図13に明示するように、駆動リンク21の基端側と先端側の間の中間位置と、従動リンク22の基端側に先端側の間の中間位置には、それぞれピン29,30を介して規制リンク31の一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されている。
さらに、本例のコンバーチブル車のリンク機構は、図13に示すように、第1のルーフ昇降リンク32と、第2のルーフ昇降リンク33を有し、第1のルーフ昇降リンク32は、その基端側と先端側の間の中間位置が第1の枢ピン34を介してリヤウインドフレーム10に回動可能に連結されている。また、第2のルーフ昇降リンク33は、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあるとき、第1のルーフ昇降リンク32よりも後方に位置しており、図13に示すように、その第2のルーフ昇降リンク33の基端側は、第2の枢ピン35を介してリヤウインドフレーム10に回動可能に連結されている。
さらに、図10、図12及び図13に明示するように、第1のルーフ昇降リンク32の先端側と第2のルーフ昇降リンク33の先端側には、第1の支持軸36と第2の支持軸37を介して、スペーサリンク38の一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されていて、第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33と、スペーサリンク38と、リヤウインドフレーム10とによって四節回転連鎖が構成されている。
また、図13に示すように、前述の駆動リンク21の基端側(駆動軸23)と先端側(連結軸24)との間の位置と、第1のルーフ昇降リンク32の基端側とに、ヒンジピン39,40を介して、中間リンク41の一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されている。
さらに、図13に明示するように、駆動リンク21の基端側が固定されている駆動軸23には、駆動ギア42が固定され、この駆動ギア42は、図示していない中間ギアを介して、同じく図示していない駆動モータの出力ギアに駆動連結されている。駆動モータは車体1に支持され、中間ギアも車体に回転可能に支持されている。かかる駆動モータが作動すると、その回転が出力ギア、中間ギア及び駆動ギア42を介して駆動軸23に伝えられ、駆動リンク21が、その駆動軸23の軸線のまわりに、図13に矢印H,Iで示したように前後方向に回動する。駆動モータ、その出力ギア、中間ギア、駆動ギア42及び駆動軸23は、駆動リンク21をその基端側を中心として前後方向に回動させるリンク駆動装置の一例を構成している。
また、特に図13及び図12に明示するように、第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33の先端側に固定された第1及び第2の支持軸36,37には、第2及び第3のローラ43,44が回転可能に支持されている。このように第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33の先端側には、それぞれ第2及び第3のローラ43,44が回転可能に支持され、かかる第2及び第3のローラ43,44は、トップルーフ2に固着された第2のガイドレール45に転動可能に嵌合している。この第2のガイドレール45は、トップルーフ2が図3に示したように使用位置にあるとき、ほぼ前後方向に延びている。
次に、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3の開閉動作の詳細を明らかにする。
図3に示したように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3がそれぞれ使用位置にあるとき、前述の第1のローラ27は第1のガイドレール28の後端側46に位置し、第2及び第3のローラ43,44も、第2のガイドレール45の後端側47に位置している。また、駆動リンク21は、図3に示した初期位置を占めている。
前述のように、ラゲージドア4を図3に矢印Aで示した方向に回動して、そのラゲージドア4を図4に示した開位置にもたらした後、前述のリンク駆動装置の駆動モータを作動させて、駆動リンク21を駆動軸23の軸線まわりに、図3及び図4に矢印Hで示した後方側へ回動させる。このときの駆動リンク21の回動により、第1のルーフ昇降リンク32は、中間リンク41を介して加圧され、その第1のルーフ昇降リンク32の先端側が、図13に示した第1の枢ピン34の軸線のまわりに図4に矢印Jで示したように後方側へ回動する。このように第1のルーフ昇降リンク32が回動することにより、第2のルーフ昇降リンク33が、スペーサリンク38を介して加圧されて、図13に示した第2の枢ピン35の軸線のまわりに図4に矢印Kで示したように後方側へ回動する。このように第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33が後方側へ回動することによって、トップルーフ2が図4に示したようにリヤウインドルーフ3に対して上昇する。
上述のように、駆動リンク21が前述のリンク駆動装置により駆動されて、該駆動リンク21がその初期位置からその基端側を中心として後方側へ回動したとき、該駆動リンク21の回動により、第1のルーフ昇降リンク32が、中間リンク41を介して加圧されて、その第1のルーフ昇降リンク32の先端側が後方側へ回動し、該第1のルーフ昇降リンク32の回動により、第2のルーフ昇降リンク33の先端側が、スペーサリンク38を介して加圧されて後方側へ回動し、これにより、第2及び第3のローラ43,44と第2のガイドレール45を介して、第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33に連結されたトップルーフ2が、リヤウインドルーフ3に対して、該リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇する。このように動作するように、リヤウインドルーフ3と、第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33と、スペーサリンク38が四節回転連鎖を構成しているのである。
上述の如く、トップルーフ2を、リヤウインドルーフ3との干渉を阻止できる高さに上昇させた後、前述のトップルーフ駆動装置を作動させることにより、該トップルーフ2に固着された第2のガイドレール45に嵌合した第2及び第3のローラ43,44を転動させながら、該トップルーフ2を図5に矢印Dで示した後方側へ移動させ、最終的にそのトップルーフ2を図9に示したように、リヤウインドルーフ3の上に重なった位置に移動させることができる。
トップルーフ2がリヤウインドルーフ3の上に重なった位置へ向けて移動しているときも、リンク駆動装置の作動によって、駆動リンク21は図4乃至図8に矢印Hで示した方向に回動し、その駆動リンク21に規制リンク31を介して連結された従動リンク22も、その基端側の枢軸25の軸線のまわりに図4乃至図8に矢印Mで示した後方側へ回動する。これに伴って、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、その上面12と外面13を上向きにしたまま、図4に矢印Bで示した後方側へと回動する。
その際、特に図13に明示するように、従動リンク22の基端側(枢軸25)と先端側(支軸26)との間の長さL1は、駆動リンク21の基端側(駆動軸23)と先端側(連結軸24)との間の長さL2よりも短く設定されている。このため、従動リンク22は、その基端側を中心として小さな半径で回動し、これによってリヤウインドルーフ3が使用位置から格納位置へと回動するときの軌跡がより一層小さなものになり、開位置を占めたラゲージドア4の前端部15と車体1との間の隙間G(図4)が小さくとも、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、ラゲージドア4に干渉することなく、格納位置へ移動することができる。
また、リヤウインドルーフ3がトップルーフ2と共に格納位置へ向けて後方側へ回動するとき、第1のガイドレール28に嵌合した第1のローラ27が転動しながら第1のガイドレール28の前端側48へ向けて移動する。これにより、従動リンク22の長さL1が駆動リンク21の長さL2よりも短くなっていても、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、その上面12と外面13を上に向けたまま、図9に示した格納位置へ移動することができる。その際、駆動リンク21と従動リンク22は、規制リンク31を介して互いに連結されているので、駆動リンク21が矢印Hで示した後方側へ回動するとき、従動リンク22は駆動リンク21に規制されて、その基端側を中心として矢印M方向に回動することができる。
上述のように、本例のコンバーチブル車は、駆動リンク21が、その初期位置から後方側へ回動するときに、リヤウインドルーフ3がその外面13を上に向けたまま、その使用位置から格納位置へと移動するように、第1のガイドレール28に嵌合した第1のローラ27が、転動しながら、該第1のガイドレール28の前端側48へ向けて移動し、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3がラゲージルームLR内の格納位置を占めたとき、該トップルーフ2はリヤウインドルーフ3の上に重なった状態で、その上面12を上向きにして格納されるように構成されている。
トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を、図9に示した格納位置から図1に示した使用位置へ移動させるとき、リンク機構は上述したところと逆の動作を行う。すなわち、前述のリンク駆動装置が作動を開始し、その駆動ギア42が、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を格納するときと反対の方向に回転し、これによって駆動リンク21が図8、図7、図6、図5及び図4に矢印Iで示した前方側へ回動し、従動リンク22が矢印Nで示した前方側へ回動して、格納位置にあったトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が前方側へ回動する。このとき、前述のトップルーフ駆動装置の作用により、トップルーフ2がリヤウインドルーフ3に対して漸次前方側へ移動し、トップルーフ2がリヤウインドルーフ3よりも前方の位置に至った後、トップルーフ2がリヤウインドルーフ3に対して下降して、最終的にトップルーフ2とリヤウインドルーフ3が、図3に示した使用位置に至ったとき、トップルーフ2の上面12とリヤウインドルーフ3の外面13が連続した面一状態となる。
上述したところから了解されるように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3は、第1及び第2のルーフ昇降リンク32,33と、スペーサリンク38と、中間リンク41と、駆動リンク21とを介して互いに連結されていて、これらのリンクと前述のリンク駆動装置とによって、トップルーフ2をリヤウインドルーフ3に対して上昇させ、又は下降させるトップルーフ昇降手段の一例が構成されている。
次に前述のガラス昇降手段に関連する構成について説明する。このガラス昇降手段も、コンバーチブル車の車幅方向各側部に設けられているが、その両ガラス昇降手段は、左右対称で、実質的に同一の構造を有しているので、一方のガラス昇降手段だけを説明する。
本例のガラス昇降手段は、図13に示すように、加圧リンク60と、この加圧リンク60にピン61を介して回動可能に連結された作動リンク62と、一対のガラス昇降リンク63,64と、図10にも示すように、図示していないねじ又は接着剤などによってリヤウインドガラス11に固定されたガラスリンク65とを有している。
加圧リンク60は、ほぼ前後方向に延びていて、その加圧リンク60の前端側が、前述の第2のルーフ昇降リンク33の基端側(第2の枢ピン35)と先端側(第2の支持軸37)の間の中間位置にピン66を介して回動可能に連結されている。かかる加圧リンク60の後端側が、上述のように、ピン61を介して作動リンク62に回動可能に連結されている。この作動リンク62もほぼ前後方向に延びている。
また、前述の各ガラス昇降リンク63,64の基端側は、ピン67,68を介して作動リンク62に回動可能に連結され、各ガラス昇降リンク63,64の先端側は、他のピン69,70を介して前述のガラスリンク65に回動可能に連結されている。ガラスリンク65を省き、各ガラス昇降リンク63,64の先端側をピンを介してリヤウインドガラス11に直に回動可能に連結することもできる。いずれにしても、ガラス昇降リンク63,64の先端側は、リヤウインドガラス11に対して回動可能に連結されている。
一方、リヤウインドフレーム10には、図13に一部だけを示したブラケット71,72(図10も参照)の基端部が固着され、その各部ラケット71,72の先端側に、各ガラス昇降リンク63,64の基端側(ピン67,68)と、先端側(ピン69,70)との間の中間位置が、ピン73,74を介して回動可能に連結されている。
上述のように、本例のコンバーチブル車においては、2つのガラス昇降リンク63,64が設けられているが、このガラス昇降リンクの数は、1又は3以上であってもよい。少なくとも1つのガラス昇降リンクが設けられるのである。
前述のように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあるとき、ガラス昇降リンク63,64は、図13に仮想線で示した初期位置を占めている。このとき、そのガラス昇降リンク63,64に、ガラスリンク65を介して連結されたリヤウインドガラス11は、図3に示したように、リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75を塞いだ第1の位置を占めている。
前述のように、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を使用位置から格納位置へと作動させるべく、リンク駆動装置によって、駆動リンク21を図4に矢印Hで示した後方側へ回動させると、第2のルーフ昇降リンク33は、図4に矢印Kで示した後方側へ回動する。図13は、このように駆動リンク21が矢印H方向に回動し、第2のルーフ昇降リンク33が矢印K方向に回動しているときの様子を示しているが、この第2のルーフ昇降リンク33の回動によって、図13に示した加圧リンク60は、図13に矢印aで示したように後方側へ移動し、作動リンク62は、加圧リンク60に加圧されてやはり矢印bで示した後方側へ移動する。これにより、ガラス昇降リンク63,64がピン73,74の軸線まわりに図13に矢印c,dで示した方向に回動する。これにより、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置にあったとき、第1の位置を占めていたリヤウインドガラス11は、図4乃至図8に示すように、リヤウインドフレーム10に対して上方に上昇し、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図9に示した格納位置に至ったとき、リヤウインドガラス11はリヤウインドフレーム10に対して最も上方に上昇した第2の位置を占める。このときのリヤウインドガラス11とリヤウインドフレーム10の様子は図10に示すとおりであり、このときのガラス昇降リンク63,64の状態は、図13に破線で示すとおりである。
上述のように、リヤウインドフレーム10が第2の位置に上昇することにより、図10に示したように、ラゲージルームLR内に収められたリヤウインドルーフ3のリヤウインドガラス11の下方に大きな荷物収納用のスペースLSを確保できる。
トップルーフ2とリヤウインドルーフ3を格納位置から使用位置へ作動させるべく、リンク駆動装置の作動によって、駆動リンク21を図8乃至図4に矢印Iで示した前方側に回動させると、第2のルーフ昇降リンク33は、リヤウインドフレーム10に対して、第2の枢ピン35のまわりに図13に矢印Kで示した方向と反対の方向に回動するので、作動リンク62と加圧リンク60は、図13に矢印b,aで示した方向と反対の前方側に移動する。これによって、ガラス昇降リンク63,64はピン73,74のまわりに図13に矢印c,dで示した方向と反対の方向に回動するので、リヤウインドガラス11は、その第2の位置から漸次リヤウインドフレーム10に近づき、トップルーフ2とリヤウインドルーフ3が図3に示した使用位置に至ったとき、リヤウインドガラス11は、リヤウインドフレーム10に形成された窓孔75を塞ぐ第1の位置を占める。
上述のように、本例のコンバーチブル車は、リヤウインドルーフ3がその使用位置から格納位置へと作動するのに伴って、加圧リンク60と作動リンク62が後方側へ移動し、これによりガラス昇降リンク63,64がリヤウインドフレーム10に対して回動して、リヤウインドガラス11が、第1の位置から第2の位置へと作動し、逆にリヤウインドルーフ3がその格納位置から使用位置へと作動するのに伴って、加圧リンク60と作動リンク62が前方側へ移動し、これによりガラス昇降リンク63,64が、リヤウインドフレーム10に対して、上述の回動の方向と逆の方向に回動して、リヤウインドガラス11が、第2の位置から第1の位置へと作動するように構成されている。ガラス昇降手段は、リヤウインドルーフ3がその使用位置から格納位置へと作動するときに後方側に駆動され、該リヤウインドルーフ3がその格納位置から使用位置へと作動するときは前方側へ駆動される加圧リンク60と、該加圧リンク60と共に前方側又は後方側へ移動するように、該加圧リンク60に回動可能に連結された作動リンク62と、基端側と先端側の間の中間位置が、リヤウインドフレーム10に回動可能に連結された少なくとも1つのガラス昇降リンク63,64とを有し、該ガラス昇降リンク63,64の基端側は作動リンク62に回動可能に連結され、該ガラス昇降リンク63,64の先端側は前記リヤウインドガラス11に対して回動可能に連結されているのである。
トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置を占めたときのコンバーチブル車の外観斜視図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置に収められ、車室の上部と後部が開放されたときのコンバーチブル車の外観斜視図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置を占めたときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置へ向けて作動しているときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置へ向けて作動しているときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置へ向けて作動しているときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置へ向けて作動しているときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置へ向けて作動しているときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 トップルーフとリヤウインドルーフが格納位置に収められたときのコンバーチブル車の概略縦断面図であって、車体を仮想線で簡略化して示した図である。 図9のV−V線拡大断面図である。 図10の矢印Xで示した部分の拡大図である。 図10の矢印Yで示した部分の拡大図である。 トップルーフ及びリヤウインドルーフと、これらを支持し、かつ作動させるリンク機構の拡大図である。
符号の説明
1 車体
2 トップルーフ
3 リヤウインドルーフ
4 ラゲージドア
10 リヤウインドフレーム
11 リヤウインドガラス
12 上面
13 外面
14 後端部
15 前端部
21 駆動リンク
22 従動リンク
27 第1のローラ
28 第1のガイドレール
31 規制リンク
32 第1のルーフ昇降リンク
33 第2のルーフ昇降リンク
38 スペーサリンク
41 中間リンク
43 第2のローラ
44 第3のローラ
45 第2のガイドレール
46,47 後端側
48 前端側
60 加圧リンク
62 作動リンク
63,64 ガラス昇降リンク
75 窓孔
L1,L2 長さ
R 車室
LR ラゲージルーム

Claims (7)

  1. 車室の上部を覆った使用位置と、車室の上部が開放されるように車体後部のラゲージルームに収められた格納位置との間を作動可能に車体に支持されたトップルーフと、車室の後部を覆った使用位置と、車室の後部が開放されるように前記ラゲージルームに収められた格納位置との間を作動可能に車体に支持されたリヤウインドルーフと、前記ラゲージルームの上部開口を閉鎖する閉位置と、該上部開口が開放されるように閉位置から回動した開位置との間を回動開閉可能に車体に支持されたラゲージドアとを有し、前記リヤウインドルーフは、リヤウインドフレームと、該リヤウインドフレームに形成された窓孔に配置されるリヤウインドガラスとを有し、前記ラゲージドアを開位置に回動させて、前記トップルーフとリヤウインドルーフを、使用位置と格納位置の間を作動させるコンバーチブル車において、
    前記リヤウインドルーフが使用位置にあるとき、該リヤウインドルーフのリヤウインドガラスが、そのリヤウインドフレームに形成された窓孔を塞いだ第1の位置を占め、前記リヤウインドルーフが格納位置にあるとき、該リヤウインドルーフのリヤウインドガラスが、前記第1の位置を占めたときよりも、リヤウインドフレームに対して上昇した第2の位置を占めるように、該リヤウインドガラスをリヤウインドフレームに対して昇降させるガラス昇降手段を具備することを特徴とするコンバーチブル車。
  2. 前記トップルーフが使用位置を占めたときに車外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたとき、前記トップルーフは、リヤウインドルーフの上に重なった状態で位置すると共に、該トップルーフは、その上面を上向きにし、リヤウインドルーフは、その外面を上向きにして格納されるように、該トップルーフとリヤウインドルーフとが車体に対して支持されている請求項1に記載のコンバーチブル車。
  3. 前記ガラス昇降手段は、前記リヤウインドルーフがその使用位置から格納位置へと作動するときに後方側に駆動され、該リヤウインドルーフがその格納位置から使用位置へと作動するときは前方側へ駆動される加圧リンクと、該加圧リンクと共に前方側又は後方側へ移動するように、該加圧リンクに回動可能に連結された作動リンクと、基端側と先端側の間の位置が、前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された少なくとも1つのガラス昇降リンクとを有し、該ガラス昇降リンクの基端側は前記作動リンクに回動可能に連結され、該ガラス昇降リンクの先端側は前記リヤウインドガラスに対して回動可能に連結されていて、前記リヤウインドルーフがその使用位置から格納位置へと作動するのに伴って、前記加圧リンクと作動リンクが後方側へ移動し、これにより前記ガラス昇降リンクが前記リヤウインドフレームに対して回動して、前記リヤウインドガラスが、前記第1の位置から第2の位置へと作動し、前記リヤウインドルーフがその格納位置から使用位置へと作動するのに伴って、前記加圧リンクと作動リンクが前方側へ移動し、これにより前記ガラス昇降リンクが、リヤウインドフレームに対して、前記回動の方向と逆の方向に回動して、前記リヤウインドガラスが、前記第2の位置から第1の位置へと作動する請求項1又は2に記載のコンバーチブル車。
  4. 前記トップルーフを前記リヤウインドルーフに対して上昇させ、又は下降させるトップルーフ昇降手段を具備すると共に、前記トップルーフが、リヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇した状態で、該トップルーフがリヤウインドルーフよりも前方の位置と、該リヤウインドルーフの上に重なった位置との間を移動できるように、該トップルーフとリヤウインドルーフとを連結し、前記トップルーフとリヤウインドルーフを格納位置に作動させるとき、該トップルーフをリヤウインドルーフに対して該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇させてから、該トップルーフをリヤウインドルーフの上に重なった位置に移動させるように構成し、前記トップルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたときに、リヤウインドルーフの上に重なった状態で位置するトップルーフは、その上面を上向きにし、リヤウインドルーフは、その外面を上向きにして格納されるように、該トップルーフとリヤウインドルーフが車体に対して支持されている請求項1乃至3のいずれかに記載のコンバーチブル車。
  5. 基端側と先端側がそれぞれ前記車体とリヤウインドフレームに回動可能に連結された駆動リンクと、前記トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置にあるとき、前記駆動リンクよりも後方に位置していて、基端側と先端側が前記車体とリヤウインドフレームにそれぞれ回動可能に連結された従動リンクと、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の位置と、前記従動リンクの基端側と先端側の間の位置とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結された規制リンクと、基端側と先端側の間の位置が前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された第1のルーフ昇降リンクと、前記トップルーフとリヤウインドルーフが使用位置にあるとき、前記第1のルーフ昇降リンクよりも後方に位置していて、基端側が前記リヤウインドフレームに回動可能に連結された第2のルーフ昇降リンクと、前記第1のルーフ昇降リンクの先端側と前記第2のルーフ昇降リンクの先端側とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されたスペーサリンクと、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の位置と、前記第1のルーフ昇降リンクの基端側とに一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結された中間リンクと、前記駆動リンクをその基端側を中心として前後方向に回動させるリンク駆動装置とを具備し、前記従動リンクの先端側には、第1のローラが回転可能に支持され、前記リヤウインドフレームには、第1のガイドレールが固着され、前記第1のローラは、前記第1のガイドレールに転動可能に嵌合し、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクの先端側には、それぞれ第2及び第3のローラが回転可能に支持され、前記トップルーフには、該トップルーフが使用位置にあるときに、ほぼ前後方向に延びる第2のガイドレールが固着され、前記第2及び第3のローラは前記第2のガイドレールに転動可能に嵌合し、前記トップルーフとリヤウインドルーフがそれぞれ使用位置にあるとき、前記第1のローラは前記第1のガイドレールの後端側に位置し、かつ前記第2及び第3のローラは前記第2のガイドレールの後端側に位置していて、前記駆動リンクが前記リンク駆動装置により駆動されて、該駆動リンクがその初期位置からその基端側を中心として後方側へ回動したとき、該駆動リンクの回動により、前記第1のルーフ昇降リンクが、前記中間リンクを介して加圧されて当該第1のルーフ昇降リンクの先端側が後方側へ回動し、該第1のルーフ昇降リンクの回動により、前記第2のルーフ昇降リンクの先端側が、前記スペーサリンクを介して加圧されて後方側へ回動し、これにより、前記第2及び第3のローラと第2のガイドレールを介して、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクに連結されたトップルーフが、前記リヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇するように、前記リヤウインドフレームと、前記第1及び第2のルーフ昇降リンクと、前記スペーサリンクが四節回転連鎖を構成しており、前記トップルーフがリヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇することにより、該トップルーフに固着された第2のガイドレールに嵌合した前記第2及び第3のローラを転動させながら、該トップルーフを前記リヤウインドルーフの上に重なった位置に移動させることができるように構成され、前記従動リンクの基端側と先端側との間の長さは、前記駆動リンクの基端側と先端側の間の長さよりも短く設定され、前記トップルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたトップルーフ面を該トップルーフの上面とし、前記リヤウインドルーフが使用位置を占めたときに車室外側を向いたリヤウインドルーフ面を該リヤウインドルーフの外面としたとき、前記駆動リンクが、その初期位置から後方側へ回動するときに、前記リヤウインドルーフがその外面を上に向けたまま、その使用位置から格納位置へと移動するように、前記第1のガイドレールに嵌合した前記第1のローラが、転動しながら、該第1のガイドレールの前端側へ向けて移動し、前記トップルーフとリヤウインドルーフが前記ラゲージルーム内の格納位置を占めたとき、該トップルーフはリヤウインドルーフの上に重なった状態で、その上面を上向きにして格納されるように構成され、前記加圧リンクの前端側が、前記第2のルーフ昇降リンクの基端側と先端側の間の位置に回動可能に連結され、該加圧リンクの後端側が前記作動リンクに回動可能に連結されている請求項3に記載のコンバーチブル車。
  6. 前記トップルーフがリヤウインドルーフに対して、該リヤウインドルーフとの干渉を阻止できる高さに上昇した状態で、該トップルーフをリヤウインドルーフの上に重なった位置へ移動させ、又はそのトップルーフを、リヤウインドルーフの上に重なった位置から、該リヤウインドルーフよりも前方の位置に移動させるトップルーフ駆動装置を具備する請求項1乃至5のいずれかに記載のコンバーチブル車。
  7. 前記ラゲージドアが開位置を占めたとき、該ラゲージドアは、その後端部が前端部よりも上方に位置した傾斜した姿勢を占める請求項1乃至6のいずれかに記載のコンバーチブル車。
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