JP2008284597A - 圧延ロール及び圧延機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧延リングと台金からなる圧延ロールにおいて、外周側に位置する圧延リングに作用する引張応力を低減させて、クラックの発生を防ぐことができる圧延ロールを提供する。
【解決手段】外周面11aに被加工物を圧延成形するための圧延部13が形成された超硬合金よりなる圧延リング11と、圧延リング11の内周に配設されるリング状の台金12とからなる圧延ロール10において、圧延リング11と台金12の互いに対向する内外周面14を、該内外周面14の中心軸線Lに対する径方向に締め代をもって圧着させるとともに、接着剤Mによって接着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、線材あるいは棒材の熱間圧延に使用される圧延ロール及び該圧延ロールを備えた圧延機に関する。
一般に金属等の線材や棒材を連続的に生産する場合には、外周面に圧延部となる成形溝が形成された圧延ロールによって被加工物である金属素材を連続圧延加工することが広く行われている。このような圧延には、一端が電動機の出力軸に接続されたシャフトを有するいわゆる方持ち式の圧延機が使用されている。該圧延機を用いた連続圧延加工においては、製品(線材や棒材)の表面を滑らかに仕上げるために、超硬合金で構成された圧延ロールがシャフトの外周に着脱可能に組み付けられている(例えば特許文献1参照)。
図5に、片持ち式の圧延機の一例を示す。この圧延機1は例えば鋼材によって形成され、軸線Lに沿って延びる概略円柱状をなすシャフト2を有し、このシャフト2の一端側(図5において左側)が出力軸(図示省略)に接続された片持ち式の圧延機1である。シャフト2の他端側(図5において右側)は、多段円柱状をなす小径部4が形成されており、該小径部4の一端側には、他端側に向かうに従って外径が小さくなるテーパシャフト3が形成されている。
このテーパシャフト3には、該テーパシャフト3に嵌合可能なテーパ孔6を有するテーパスリーブ5がテーパシャフト3の他端側から装着されている。このテーパスリーブ5の外周面は軸線Lと平行な円筒面とされており、テーパスリーブ5の肉厚は一端側に向かうにしたがい漸次薄くなるように構成されている。また、テーパスリーブ5の他端側には、テーパ孔6と同軸状に延びる挿通孔7が穿設されていて、シャフト2の小径部4が挿入されている。
このテーパスリーブ5の外周側には、超硬合金で一体形成された概略円環状をなす圧延ロール8が配置されている。この圧延ロール8の外周面の軸線L方向中央部には、径方向内側に向けて凹んだ断面半円状をなす圧延部9が形成されており、圧延ロール8の内周面は、軸線Lと平行な円筒面とされている。
ここで、シャフト2に装着されたテーパスリーブ5を一端側へと移動させることにより、テーパシャフト3によってテーパスリーブ5が径方向外側に向けて広がるように変形させられることになる。すると、テーパスリーブ5によって圧延ロール8の内周面が径方向外側に向けて広がるように押圧されることになり、テーパスリーブ5の外周面に圧延ロール8が固定される。ここで、テーパシャフト3とテーパスリーブ5とがテーパ嵌合によって固定されているので、シャフト2、テーパスリーブ5及び圧延ロール8が一体となって圧延機1が構成されることになる。
また上記のような超硬合金によって一体形成された圧延ロール8とは別に、圧延時にワークと接触する外周部のみをリング状の超硬合金として、その内周部に鋳鉄製リングを圧入し、その鋳鉄製リングの内周に円筒状の鋼材を冷やし嵌めし、その後それらに温度を加えて一体化させることによって、圧延ロール全体として高価な超硬合金の使用を抑え、製作コストを低減させた圧延ロールが知られている(例えば特許文献2参照)。
特許第3116040号公報 特公平3−154号公報
ところで、特許文献1に記載の圧延ロールを用いた圧延機においては、テーパスリーブ5によって超硬合金で構成された圧延ロール8の内周面が径方向外側に向けて押し上げるように押圧して固定しているため、圧延ロール8の外周面には円周方向への引っ張り応力が作用することになる。ここで、超硬合金は、一般に引張応力に対して脆いため、圧延ロール8の外周面にクラックが発生することがあった。このクラックの発生を抑制するために、圧延ロール8の径方向の肉厚を大きくして剛性を確保しているが、この場合、圧延に使用される部分が圧延ロール8全体に対して相対的に小さくなり、必要以上に超硬合金の使用量が大きくなって圧延ロール8の製作コストが大幅に増加してしまっていた。
一方、特許文献2に記載の圧延ロールにおいては、圧延時にワークと接触する外周部のみをリング状の超硬合金としているため製作コストを低減させることは可能であるが、リング状の超硬合金に鋳鉄製リングを圧入した後、該鋳鉄製リングの内周へ円筒状の鋼材を冷やし嵌めするため、圧入と冷やし嵌めといった二段階で締め代が設けられることになり、両リングが強固に一体化される一方で、圧延リングの内周面が受ける面圧は大きなものとなり、圧延リングの外周面には円周方向に大きな引張応力が作用してしまっていた。
従って、このような特許文献2に記載の圧延ロールを特許文献1に記載の片持ち式の圧延機1のシャフト2に固定した場合、圧延ロールの内周面が径方向外側に向けて広がるように押圧されるため、圧延リングが受ける引張応力はさらに大きなものとなり、クラックの発生が起こりやすくなってしまう。圧延ロールの外周面にクラックが発生した場合には、このクラック内に金属素材等が入りこんで圧延を良好に行うことができなくなるとともに、クラックが拡大して圧延ロール自体が破損してしまうおそれがある。このため、クラックが発生した場合には圧延ロールを早期に交換する必要があり、この圧延機の使用コストは却って大幅に増大するおそれがあった。
この発明は、このような課題に鑑みて、圧延リングと台金を一体化させてなる圧延ロールにおいて、両リングを確実に一体化させるとともに、外周側に位置する圧延リングに作用する引張応力を低減させて、固定時に圧延ロールの内周面が径方向に押圧される片持ち式の圧延機に使用してもクラックの発生を防ぐことができる圧延ロール及び圧延機の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る圧延ロールは、外周面に被加工物を圧延成形するための圧延部が形成された超硬合金よりなる圧延リングと、前記圧延リングの内周に配設されるリング状の台金とを備え、前記圧延リングと前記台金の互いに対向する内外周面は、該内外周面の中心軸線に対する径方向に締め代をもって圧着されているとともに、接着剤によって接着されていることを特徴としている。
圧延リングの内周面と台金との外周面とが接触してなる内外周面に締め代が設けられて圧着されることによって一定の面圧が確保され、さらに該内外周面には接着剤が塗布されるため、圧延リング及び台金は面圧による圧着力と接着剤による接着力とによって強固に一体化される。また、必要以上に大きな締め代を設けなくとも接着剤の接着力でその分の圧着力をカバーし圧延リング及び台金を強固に一体化することができるため、径方向外側に向かって必要以上の押圧力が生じることはなく、外周部に設けられた圧延リングに大きな引張応力が作用することはない。
また、本発明に係る圧延ロールにおいては、前記内外周面は、前記中心軸線方向に傾斜するテーパ面であって、前記圧延リングに前記台金が圧入されることによって圧着されているものであってもよい。
圧延リングに台金を圧入しテーパ嵌合させることによって締め代を設け、それにより一定の面圧を確保することによって圧延リング及び台金を一体化することができるとともに、内外周面がテーパ状に傾斜しているため、内外周面が中心軸線に平行な場合に比べてその面積が大きくなり、接着剤を塗布することができる範囲が増加して接着力をより大きなものとすることが可能となる。さらに、テーパ状に傾斜した圧延リングの内周面に、外周面が同じく傾斜した台金を挿入することによって、内外周面における接着剤が剥がれ落ちることがなく均一に広がるため、接着剤による接着力を十分に確保することが可能となる。
さらに、本発明に係る圧延ロールにおいては、前記内外周面の中心軸線に対して傾斜するテーパ角度が、0°10′から2°00′の範囲内であることが好ましい。
テーパ角度が0°10′以下の場合は、圧延リングに台金を圧入する際に接着層が剥がれてしまい接着剤による接着力を十分に確保することができない。一方、テーパ角度が2°より大きい場合にあっては十分な接着力が得られないことが実験による測定結果から明らかとなっている。従って、テーパ角を0°10′から2°00′の範囲に設定することにより、接着剤による接着力を十分に生かし、圧延リングと台金を強固に一体化させることが可能となる。
また、本圧延ロールは前記接着剤がメタクリレート系樹脂であることが好ましい。該接着剤は、せん断強度が19.6N/mm以上と高い接着強度を有するとともに、空気の供給が絶たれることによって素早く硬化しこのような高い強度を発揮するため、より確実に素早く圧延リングと台金を一体化させることができる。
本発明に係る圧延機は、軸線回りに回転されるテーパシャフトに、内周にテーパ面が設けられたテーパスリーブが取り付けられ、該テーパスリーブの外周に上記の圧延ロールが同軸に取り付けられて構成されていることを特徴としている。
この圧延機は、テーパシャフトによってテーパスリーブが径方向外側に向けて広がるように変形することによって、テーパスリーブが圧延ロールの内周面を径方向外側に向けて広げるように押圧し、テーパスリーブの外周面に圧延ロールが固定される構成となっている。本発明に係る圧延ロールは、圧延リングの内周面と台金の外周面との間に必要以上に大きな締め代を設けなくとも接着剤による接着力でその分の圧着力をカバーすることによって圧延リング及び台金を一体化することができるため、外周側に位置する圧延リングに必要以上の引張応力が作用することはない。従って、テーパシャフトによって径方向外側への押圧力が作用しても、外周側の圧延リングにクラックが生じることはない。
本発明によれば、圧延リングと台金を一体化させてなる圧延ロールにおいて、内外周面に締め代を設けてさらに接着剤を塗布することによって圧延リング及び台金を確実に一体化させることができるとともに、外周側に位置する圧延リングに作用する引張応力を低減させることができ、特に固定時に圧延ロールの内周面が径方向に押圧される片持ち式の圧延機に使用した際であっても、クラックの発生を防ぐことが可能となる。
以下、本発明に係る圧延ロール及び圧延機の実施の形態について図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る圧延ロールを示す図、図2はこの発明の一実施形態に係る圧延機を示す図である。圧延ロール10は、外周側に位置する圧延リング11と、内周側に位置する台金12との二つのリングから構成される。
圧延リング11は、超硬合金により略円筒状に一体成形され、その外周面11aには被加工物となる金属素材を圧延加工するための溝である圧延部13が二つ形成されている。また、圧延リング11の内周面11bは、一方の端面から他方の端面に向かって縮径するようなテーパ状に形成されており、そのテーパ角度θは中心軸線Lを基準として0°10′から2°00′の範囲に設定されている。
また、台金12は、例えば鋼材からなる略円筒状の形状を有し、その中心軸線L方向の長さは圧延リング11と同一の長さとなっている。また、その外周面12aは一方の端面から他方の端面に向かって縮径するように、圧延リング11と同じテーパ角度θを有するテーパ状に形成されている。さらに、台金12の平均外径は圧延リング11の平均内径より僅かに大きく、例えば圧延リング11の平均内径の0.01%〜0.1%の範囲内に設定されている。
このような圧延リング11と台金12が一体化される際には、まず圧延リング11の内周面11bと台金12の外周面12aにメタクリレート系樹脂の接着剤Mが塗布される。このとき、接着剤Mは該内周面11b及び外周面12aに出来る限り均一に塗布されることが望ましい。また、接着剤Mは、せん断強度が4.9N/mm以上のものが望ましく、好適には例えばメタクリレートエステルを主成分とするメタクリレート系樹脂の接着剤Mが用いられる。この状態で圧延リング11の内径の大きい方の端面から台金12の外径の小さい方の端面を挿入するようにして、圧延リング11の内周に台金12を嵌め込んでいく。
圧延リング11の内周面11bと台金12の外周面12aが接触した後には、さらに嵌め込む方向に圧力を加え、圧延リング11の内周に台金12を圧入させていく。このとき、台金12の平均外径は圧延リング11の平均内径より僅かに大きく設定されているため、二つのリング11、12が接触する内外周面14には一定の締め代が設けられる。圧入によって圧延リング11及び台金12の端面が一致したところで、圧延リング11の内周面11bと台金12の外周面12aが締め代による面圧と接着剤Mによる接着力によって一体化させられ圧延ロール10が形成される。
以上のような構成の圧延ロール10は、図2に示すような片持ち式の圧延機20に固定されて使用される。該圧延機20は、例えば鋼材によって形成され中心軸線Lに沿って延びる概略円柱状をなすシャフト21を有し、このシャフト21の一端(図2において左側)が出力軸(図示省略)に接続されている。シャフト2の他端側(図2において右側)は、多段円柱状をなす小径部22が形成されており、該小径部22の一端側には、他端側に向かうに従って外径が小さくなるテーパシャフト23が形成されている。
このテーパシャフト23には、該テーパシャフト23に嵌合可能なテーパ孔25を有し、例えば鋼材からなるテーパスリーブ24がテーパシャフト23の他端側から装着されている。このテーパスリーブ24の外周面は中心軸線Lと平行な円筒面とされており、テーパスリーブ24の肉厚は一端側に向かうにしたがい漸次薄くなるように構成されている。また、テーパスリーブ24の他端側には、テーパ孔25と同軸状に延びる挿通孔26が穿設されていて、シャフト21の小径部22が挿入されている。
このテーパスリーブ24の外周側に圧延ロール10が配置され、テーパスリーブ24を一端側へと押し込むことにより、テーパシャフト23によってテーパスリーブ24が径方向外側に向けて広がるように変形させられ、テーパスリーブ24によって圧延ロール10の内周面が径方向外側に向けて広がるように押圧されることになり、テーパスリーブ24の外周面に圧延ロール10が固定される。そして、連続圧延加工をする際には、出力軸の回転によって、シャフト21、テーパスリーブ24及び圧延ロール10が一体となって回転し、圧延ロール10の圧延部13によって被加工物である金属素材に加工が施される。
本実施形態における圧延ロール10は、圧延リング11と台金12の二つの部材が一体化することにより構成され、圧延リング11の内周面11bと台金12に外周面12aが接触してなる内外周面14には、台金12の平均外径が圧延リング11の平均内径より僅かに大きく設定されていることによって締め代が設けられている。これによって台金12の外周面12aから圧延リング11の内周面11bに向けて広がるように押圧されることになり、周方向に均一な面圧が加えられる。さらに、内外周面14には接着剤Mが塗布されているため、両リングは面圧による圧着力に加え、接着剤Mによる接着力によって強固に一体化される。
このように、圧延ロール10は、圧延リング11及び台金12の締め代のみならず接着剤Mも併用して一体化されているため、大きな締め代を設けなくとも接着剤Mによる接着力でその分の圧着力をカバーすることができる。従って、径方向外側に向かって大きな面圧を生じさせる必要がないため、外周側に設けられた圧延リングに大きな引張応力が作用することはない。
また、圧延リング11と台金12とはその内周面11bと外周面12aからなる内周接触面14がテーパ面となっている。即ち、圧延リング11及び台金12はテーパ嵌合されることによって締め代が設けられることで面圧が確保されており、これにより圧延リング11及び台金12を一体化させる圧着力が生じている。さらに、内外周面14は傾斜しているため、内外周面14が中心軸線Lに平行な場合に比べて面積が増加するため、接着剤Mを塗布することができる範囲が増加する。また、テーパ状に傾斜した圧延リング11の内周面11bに、外周面12bが同じく傾斜した台金12を嵌め込むため、ストレート嵌合する場合のように接着剤Mが剥がれ落とされてしまうことはない。
さらに、本圧延ロール10においては、圧延リング11の内周面11b及び台金12の外周面12aが接触してなる内外周面14の軸方向に対してのテーパ角度θが、0°10′から2°00′の範囲内に設定されている。テーパ角度θが0°10′以下と非常に小さい場合は、ストレート嵌合に近くなるため、圧延リング11に台金12を圧入する際に接着剤Mの接着層が剥がれてしまい接着力を十分に確保することができない。一方、テーパ角度が2°00′より大きい場合にあっては十分な接着力が得られないことが後述する実験による測定結果から明らかとなっている。従って、テーパ角θを0°10′から2°の範囲に設定することにより、圧延リング11と台金12を確実に一体化させることが可能となる。
また、本実施形態において、接着剤Mとしてメタクリレート系樹脂が用いられており、該メタクリレート系樹脂は、せん断強度が19.6N/mm以上と高い接着強度を有するとともに、空気の供給が絶たれることによって素早く硬化し高い強度を発揮するため、より確実に素早く圧延リング11と台金12を一体化させることが可能となる。
圧延ロール10が圧延機20に固定される際には、テーパシャフト23によってテーパスリーブ24が径方向外側に向けて広がるように変形することによって、テーパスリーブ24が圧延ロール10の内周面を径方向外側に向けて広げるように押圧し、テーパスリーブ24の外周面に該圧延ロール10が固定される。一方、圧延ロール10は、圧延リング11の内周面11bと台金12の外周面12aとの間に大きな締め代を設けなくとも接着剤Mの接着力でその分の圧着力をカバーすることによって圧延リング11及び台金12が一体化されているため、外周側に位置する圧延リング11には大きな引張応力が作用することはない。従って、テーパスリーブ24によって径方向外側への押圧力が作用しても、外周側の圧延リング11にクラックが生じることはない。
以上によって、圧延リング11と台金12を一体化させてなる圧延ロール10において、内外周面14に締め代を設けて、さらに該内外周面14に接着剤Mを塗布することによって、圧延リング11及び台金12を強固に一体化することができるとともに、接着剤Mを併用したことにより締め代を必要以上に大きく設けなくとも十分な固着力を得られるため、圧延リング11の内周面11bにかかる面圧を抑えて、該圧延リング11に作用する引張応力を低減させることができる。従って、固定時に圧延ロール10の内周が径方向に押圧される片持ち式の圧延機20に使用した際であっても、クラックの発生を防ぐことが可能となる。
また、圧延リング11と台金とはテーパ嵌合されているため、より多くの接着剤Mを塗布することが可能となり接着力を大きくすることができるとともに、嵌め込む際に接着剤Mが剥がれ落ちることはなく均一に広がるため、接着剤Mによる接着力を十分に確保することができる。
また、テーパ嵌合のテーパ角θを0°10′から2°00′の範囲に設定し、さらに接着剤Mとしてメタクリレート系の樹脂を用いることによって圧延リング11と台金12を確実に強固に一体化させることが可能となる。
さらに、圧延ロール10は、該圧延ロール10の内周が径方向に押圧される片持ち式の圧延機20に使用できるため、従来のように超硬合金で一体成形された肉厚の圧延ロールを用いる必要がなく、圧延機20の作成コストを大幅に低減させることが可能となる。
また、本実施形態の圧延ロール10では、重量の大きな超硬合金の圧延リング11が外周側の必要最低限の部分にのみ使用される構成となっており、超硬合金により一体成形した圧延ロールに比べて圧延ロール10の重量は軽減されているため、ハンドリングが容易となる。さらに、圧延ロール10の台金12は鋼材により構成されているため、本実施形態の圧延機20のようにテーパスリーブ24やテーパシャフト23も同じ鋼製ならば、超硬合金により一体形成した圧延ロールに比べて、テーパスリーブ24との摩擦力が向上し、テーパスリーブ24の回転に対してのスリップを防止することができる。
以上、本発明である圧延ロール10及び圧延機20の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはない。例えば第一変形例として、図3に示すように圧延リング31に一つの圧延部13が設けられており、中心軸線L方向の長さが圧延リング31よりも長く、かつ圧延リング31を圧入した状態で該圧延リング31の一端面31aに当接する当接面32aを有する台金32とからなる圧延ロール30であってもよい。この変形例では、該圧延リング31の一端面31aと台金32の当接面32aにも接着剤Mを塗布することができるため、より圧延リング31と台金32との接着力を高めることができる。
また、第二変形例として、図4に示すように、圧延リング41の一端面41aが、中心軸線L方向の長さが圧延リング41よりも長い台金42の当接面42aに当接しており、さらに圧延リング41の他端面41b側に、該他端面41bに当接するとともに台金42の小径部42bに外嵌される当接リング43を備えた圧延ロール40であってもよい。これにより、圧延リング41を中心軸線L方向両側からの側圧及び接着剤Mによる接着力によって固定することができ、より強固に一体化させることが可能となる。
また、本実施形態では、圧延ロール10の内外周面14をテーパ面とすることによって、圧延リング11に台金12を圧入することで締め代をもたせて圧着させているが、内外周面14をテーパ面とせずに中心軸線Lに平行な円筒面として、例えば台金12に圧延リング11を焼き嵌めすることによって締め代をもたせて圧着してもよいし、圧延リング11に台金12を冷やし嵌めすることによって締め代をもたせて圧着するものであってもよい。
実施の形態の圧延ロール10に関して、テーパ面への圧入による圧着力及び接着剤Mによる接着力と、これらを併用した場合における圧延リング11と台金12の固着力を調べるため、図6に示す試験装置60を用いて試験を行った。試験装置60は、円形の開口部を有する試験台63上に、WC−15wt%Co(VU70相当)からなる超硬合金であって、内周面61aが下方向に向かって縮径するテーパ面である試験用圧延リング61が置かれ、その試験用圧延リング61の内周に、SUS420J2からなり下方向に向かって縮径するテーパ状の外周面62aを有する円筒形状の試験用台金62が嵌め込まれて構成されている。また、本試験装置60においては試験用圧延リング61の軸線L方向の長さは67.5mm、内径は図6の上側の上端面において89mm、外径は158mmに設定されている。そして、試験用台金62の軸線L方向の長さは試験上の便宜を考慮して試験用圧延リング61よりも長く設定され、内径は58.5mmに設定されている。なお、本実施例では、試験用圧延リング61と試験用台金62の内外周面64のテーパ角度θは0°17′に設定されている。
試験方法としては、試験用台金62の上側から押圧力を加えて圧入させて試験用圧延リング61と試験用台金62を圧着させただけの場合、押圧力を加えずに試験用圧延リング61と試験用台金62との内外周面64を接着剤で接着しただけの場合、及びこれら圧着及び接着を併用して試験用圧延リングと試験用台金を固着した場合の3つの場合において、試験用台金62の下側から力を加えて試験用圧延リング61から試験用台金62を抜き取るために必要な力である抜力を測定した。なお、圧入時の圧入力は19.6Nとし、それによる圧入量は中心軸線Lの下方に1mmであり、締め代の量は0.01mmであった。また、接着剤Mとしては主成分がメタクリレートエステルであって、22N/mmのせん断強度を有する、ヘンケルジャパン社製の商品名ロックタイト(登録商標)638を用いた。
表1に上記試験の測定結果を示した。圧入のみの場合の抜力は18.7kN、接着剤のみの場合の抜力は342.0kN、圧入と接着剤の併用の場合の抜力は473.0kNとなっている。従って、圧入と接着剤を併用して試験用圧延リング61と試験用台金62を固着させることによって、圧入と接着剤を単独で使用した際の抜力の合計以上に大きな抜力の値を得ることができた。これによって圧入と接着剤Mを併用することが、圧延リング11と台金12を強固に固着させるのに有効であることがわかった。
Figure 2008284597
次に、実施の形態の圧延ロール10に関して、テーパ角度θと接着力との関係について調べるため、実施例1と同様の試験装置60を用いて、試験用圧延リング61と試験用台金62との内外周面64のテーパ角度θとの関係を測定した。試験方法としては、様々な角度の内外周面に実施例1と同じ接着剤Mを塗布して、試験用圧延リング61の内周に試験用台金62を嵌め込み、上側から19.6kNの力を加えて圧入させた後に、試験用台金62の下側から力を加えて抜力を測定した。具体的には、テーパ角度θが0°から3°までの範囲を0°10′毎に5回の測定を行った。
図7に測定結果である抜力とテーパ角度θの関係のグラフを示した。横軸がテーパ角度θを、縦軸が抜力を示している。テーパ角度θが0°のときは圧入の際に接着剤Mが剥がれ落ちてしまったため大きな抜力を得ることができなかったが、0°10′から2°00′の範囲内では安定して高い抜力を得ることができた。またテーパ角度θが2°00′を超えると抜力の値にばらつきが生じ、それとともに抜力の値は徐々に低下した。従って、圧延ロール10において、テーパ角度θを0°10′から2°00′の範囲内に設定することによって、圧延リング11と台金12を安定して強固に一体化できることがわかった。
実施の形態に係る圧延ロールの側断面図である。 本実施の形態に係る圧延機の側断面図である。 本実施形態に係る圧延ロールの第一変形例である。 本字氏形態に係る圧延ロールの第二変形例である。 従来の圧延ロール及び圧延機の側断面図である。 実施例1及び実施例2における試験装置の概略構成図である。 実施例2における、テーパ角度と圧延リングから台金を抜くために要する抜力との関係を示したグラフである。
符号の説明
10 圧延ロール
11 圧延リング
12 台金
13 圧延部
14 内外周面
20 圧延機
23 テーパシャフト
24 テーパスリーブ
L 中心軸線
M 接着剤
θ テーパ角度

Claims (5)

  1. 外周面に被加工物を圧延成形するための圧延部が形成された超硬合金よりなる圧延リングと、
    前記圧延リングの内周に配設されるリング状の台金とを備え、
    前記圧延リングと前記台金の互いに対向する内外周面は、該内外周面の中心軸線に対する径方向に締め代をもって圧着されているとともに、接着剤によって接着されていることを特徴とする圧延ロール。
  2. 前記内外周面は、前記中心軸線方向に傾斜するテーパ面であって、前記圧延リングに前記台金が圧入されることによって圧着されていることを特徴とする請求項1記載の圧延ロール。
  3. 前記内外周面の前記中心軸線に対して傾斜するテーパ角度が、0°10′から2°00′の範囲内であることを特徴とする請求項2記載の圧延ロール。
  4. 前記接着剤がメタクリレート系樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧延ロール。
  5. 軸線回りに回転されるテーパシャフトに、内周にテーパ面が設けられたテーパスリーブが取り付けられ、該テーパスリーブの外周に請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧延ロールが同軸に取り付けられて構成されていることを特徴とする圧延機。
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