JP2008284228A - オープンファスナーの連結用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライダーの引上げ動作のスタート性の良好さを確保し、挿入部を構成する各部が破損し難く、挿入部の連結後のがたつきをなくしたオープンファスナーの連結用具を提供する。
【解決手段】下止部材10の挿入部13に窪部16を設け、下止部材11の箱体部21内の変形部材24に突部25を設け、挿入部13を箱体部21の内面26に接しつつ挿入孔23に挿入することで、箱体部21の挿入孔の周縁面21aと壁部14の挿入孔と対峙する面35とが密着して、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4との噛合可能な位置が決定される。箱体部21の挿入孔の周縁面21aと壁部14の箱体部の挿入孔と対峙する面35とが当接する過程で、挿入部13を挿入孔23に挿入する過程で生ずる変形部材24の変形力と復元力を利用し、挿入部13の窪み部16と変形部材24の突部25とを係合して、下止部材10と下止部材11とを連結させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、オープンファスナーの一方端側部分同士を連結するための操作を確実且つ簡便にするための連結用具の構造に関するものである。
例えばブルゾン等に使用されるオープンファスナーの連結用具は、本願出願人により、特許文献1に示すように、オープンファスナーの連結用具を発明して特許出願されることで、既に公知になっている。
この特許文献1に示すオープンファスナーの連結用具について概説すると、ストリンガーの長手方向端部に取り付けられ、差込み部を備えた第1の下止部材と、ストリンガーの長手方向端部に取り付けられ、第1の下止部材の差込み部が挿入可能なソケット孔が形成された第2の下止部材とを有している。そして、第1の下止部材は、差し込み部の終端側にストリンガーの厚み方向に沿って突出した突起部と、ストリンガーの長手方向に沿って延び、突起部の基部側と連続した隆起部とを有している。また、第2の下止部材は、ソケット孔の終端側に突起部が挿通可能な開口部を有する拡径ソケット孔を形成すると共にこの拡径ソケット孔の開口部の周縁面は隆起部の当該拡径ソケット孔の開口部と対峙する面と当接可能となっている。更に、突起部には係合手段たる頭部が形成され、拡径ソケット孔の内側部位には、突起部が前記開口部から挿通された際に前記突起部の前記開口部から脱落するのを防止するための係合手段たる突出部を有している。
特開2005−21667号公報
これに対し、上記特許文献1のオープンファスナーの連結用具として具体的に示されるものは、突起部の頭部が拡大ソケット孔内に装着されて橋状部が拡大ソケット孔の周縁に形成された可撓性を有する複数の係合片と適宜に係合されるものであるところ、係合片のいずれと係合するか不明確であり、係合した係合片の位置によっては一方のストリンガーと他方のストリンガーとが同一平面上になく、両ストリンガーの下止部材に最も近いエレメント同士の噛み合いが困難なものとなるおそれがある。また、ボックス部の拡大ソケット孔への係合片の形成は容易とは言えず、製造コスト増を招くことも考察される。
また、上記特許文献1のオープンファスナーの連結用具として具体的に示されるものは、突起部の橋状部が相対的に細くなっている一方、突起部を拡大ソケット孔に対し挿入動作を行う際、或いは、突起部に対し挿入方向とは反対方向に力が加わった際に、この突起部の橋状部の特定部分に応力が集中して当該突起部の橋状部が破損することも懸念される。
更に、上記特許文献1のオープンファスナーの連結用具では、突起部の拡径ソケット孔への挿入方向と反対方向に力が加わった場合に、突起部が脱落する可能性もある。
そこで、この発明は、スライダーの引上げ動作のスタート性の良好さを確保し、連結用具による連結をより確実、堅固として、挿入部が不用意に抜けるのを防止したオープンファスナーの連結用具を提供することを目的とする。
この発明に係るオープンファスナーの連結用具は、一方のストリンガーの長手方向の端部には第1の部材を有し、この第1の部材は挿入部を備え、前記オープンファスナーを構成する他方のストリンガーの長手方向の端部には第2の部材を有し、この第2の部材は前記第1の部材の挿入部が挿入可能で且つ前記挿入部の挿入方向に沿った側面が当接可能な内面を有する挿入孔が形成された箱体部を備え、この箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とは相互に突当した際に隙間なく密着されると共に、弾性機構と、前記第1の部材の挿入部と前記第2の部材の箱体部の内部とのそれぞれ又は少なくとも一方に形成された係合手段とを有し、前記係合手段は、前記挿入部を前記挿入孔から前記箱体部内に挿入する過程で生ずる前記弾性機構の変形力と復元力とを利用して係合される構成となっている(請求項1)。前記第2の部材の係合手段として、前記第1の部材の挿入部に窪部が形成され、前記変形部材に突部が形成されている(請求項4)。これに対し、前記弾性機構は、前記第2の部材の箱体部内に収納されていると共に前記第1の部材の挿入部のみに係合手段が形成されたものとしても良い(請求項5)。この係合手段は、例えば操作部の挿入孔への挿入方向の先端に形成された突部である。そして、前記係合手段による係合は、前記箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接する前から開始されて、前記箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接した時には完了している(請求項6)。
ここで、第1の部材の挿入部の先端部は、挿入孔に挿入する際の探りを容易にするためにその挿入方向に突出した略半円形状をなしても良い。また、挿入孔は挿入部を挿入しやすくするために挿入孔の開口近傍の内面のうち挿入部の側面が当接する内面と反対側の内面を所定角度で傾斜させても良い。更に、挿入孔は挿入部の側面が当接する内面から延びたガイドを有し、このガイドの前記挿入部の内面に連なる面は挿入部を挿入孔内に導きやすくするために、円弧状やなだらかな曲線状としても良い。
これにより、第2の部材のうち箱体部の挿入孔の周縁面と第1の部材のうち箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接した際に、ストリンガーの短手方向において、一方のストリンガーの第1の部材側に最も近い噛合手段と他方のストリンガーの第2の部材側に最も近い噛合手段とが噛み合うことが可能な位置が決定される。そして、第2の部材のうち箱体部の挿入孔の周縁面と第1の部材のうち箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接するように、挿入部を挿入孔から箱体部内に挿入する過程で生ずる弾性機構の変形力と復元力とを利用して係合手段同士が係合され又は係合手段が変形部材等の被係合体に係合されて、第1の部材と第2の部材との連結も行われる。しかも、係合手段同士が係合され又は係合手段が変形部材等の被係合体に係合される際に、挿入部に対し挿入孔の奥側へ押す力を発生させることで、箱体部の挿入孔の周縁面と第1の部材のうち箱体部の挿入孔と対峙する面との当接を円滑化、確実化することができる。そして、第1の部材の係合手段と第2の部材の係合手段又は被係合体とが連結される際に連結音や感触が生ずるので、第1の部材と第2の部材との連結及び前記位置決めに必要な動作が完了したことをその音や感触により容易に確認することが可能となる。
挿入部について他の部位よりも相対的に細い橋状部を形成する必然性もなくなるので、この挿入部を挿入孔に対し挿入と取り出しとを繰り返すに当たり、挿入部の橋状部の特定の部位に応力が集中して当該挿入部の橋状部が破損することはなくなる。
前記弾性機構は、前記第2の部材の箱体部内に収納されていると共にこの弾性機構に前記第2の部材の係合手段を有したものとなっている(請求項2)。そして、前記弾性機構は、前記第1の部材の挿入部が前記第2の部材の挿入孔に挿入される方向と交差する方向並びにこの挿入部の挿入される方向に沿って変形する変形部材から成っている(請求項3)。この変形部材は例えばU字状の板バネの形状をなしている。
これにより、第1の挿入部の挿入孔内への挿入深度が、係合手段同士の係合が開始され又は係合手段の変形部材等の被係合体への係合が開始されるまでは、挿入部の変形部材への押圧により、変形部材に対し変形力が働き、この係合が開始された後は、挿入部の変形部材への押圧が解除され又は減少して、弾性機構の変形部材に復元力が働く。そして、挿入部の側面を挿入孔の挿入部の挿入方向に沿った内面に押し付けるため、挿入部の挿入孔内での接触面を相対的に大きく確保しつつ、ストリンガーの長手方向における位置決めをすることができるので、第1の部材側に最も近い噛合手段と他方のストリンガーの前記第2の部材側に最も近い噛合手段とが噛み合うことが可能な最適な位置関係を安定して保持することができる。また、挿入部に対し挿入方向と反対方向に力が加わった場合には、変形部材は、挿入方向と反対側に一時的に変形するが、挿入部の挿入方向への復元力が働いて、挿入部を元の位置まで引き戻すので、挿入部が挿入孔から脱落することがない。
尚、前記第2の部材の挿入孔は、前記ストリンガーの当該第2の部材を有する長手方向の端部とは反対側に向けて前記第1の部材の挿入部が離脱可能な開口部が形成されていると共に、前記第1の部材の挿入部は、前記第1の部材に形成されてスライダーの溝部に挿入される差込み部に対し前記ストリンガーの厚み方向にずれて配置されたものとなっている。
これにより、第1の部材の挿入部と第2の部材の弾性機構とが係合された状態でも、第1の部材又は第1の部材が設けられたストリンガーを長手方向の上側に引っ張ることで、第1の部材を第2の部材から取り外すことができる。
以上のように、この発明によれば、第1の部材の挿入部を所定方向から第2の部材の箱体部の挿入孔に挿入する動作のみを行うだけで、第1の挿入部の側面と箱体部の挿入孔の挿入部の挿入方向に沿った内面とが、2つのストリンガー同士を同一平面上となるように当接可能とすることで、ストリンガーの長手方向において、一方のストリンガーの第1の部材側に最も近い噛合手段と他方のストリンガーの第2の部材側に最も近い噛合手段とが噛み合うことが可能な位置が決定される。そして、第2の部材のうち箱体部の挿入孔の周縁面と第1の部材のうち箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接した際に、ストリンガーの短手方向において、一方のストリンガーの第1の部材側に最も近い噛合手段と他方のストリンガーの第2の部材側に最も近い噛合手段とが噛み合うことが可能な位置が決定される。さらに、第2の部材のうち箱体部の挿入孔の周縁面と第1の部材のうち箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接していく過程で、挿入部を挿入孔から箱体部内に挿入する過程で生ずる弾性機構の変形力と復元力とを利用して係合手段同士が係合され又は係合手段が変形部材等の被係合体に係合されて、第1の部材と第2の部材との連結も行われる。
このため、第1の部材と第2の部材との連結と位置決めとを簡易且つ単一の動作で一連に行うことが可能となり、操作する者を選ぶことなく、ファスナーの連結動作の確実化及び簡略化が図られる。そして、第1の部材の係合手段と第2の部材の係合手段とが係合される際に連結音や感触が生ずるので、第1の部材と第2の部材との連結に必要な動作が完了したことをその音や感触により容易に確認することも可能である。
また、この発明によれば、挿入部に対し他の部位よりも相対的に細い橋状部を形成する必要性がなくなるため、挿入部の強度が向上し、この挿入部を挿入孔に対して挿入する動作を繰り返すに当たり、応力が集中する部位もなくなるので、挿入部の破損を抑制することが可能となる。
特に請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、係合手段同士の係合が開始され又は係合手段の変形部材等の被係合体への係合が開始されるまでは、挿入部の変形部材への押圧により、変形部材に対し変形力が働き、この係合が開始された後は、挿入部の変形部材への押圧力が解除され又は減少して、弾性機構の変形部材に復元力が働くため、挿入部を箱体部の挿入孔に挿入する動作のみで、弾性機構の変形力と復元力とを利用することが可能となる。そして、挿入部の側面を挿入孔の挿入部の挿入方向に沿った内面に押し付けるため、挿入部の挿入孔内での接触面を相対的に大きく確保しつつ、ストリンガーの長手方向での位置決めをすることができるので、第1の部材側に最も近い噛合手段と他方のストリンガーの前記第2の部材側に最も近い噛合手段とが噛み合うことが可能な最適な位置関係を安定して保持することができることから、スライダーの引上げ動作のスタート性を好適なものとすることが可能である。更に、挿入部に対し挿入方向と反対方向に力が加わった場合に、変形部材は挿入方向と反対側に一時的に変形しても、すぐに挿入部の挿入方向への復元力が働いて、挿入部を元の位置まで引き戻すので、挿入部が挿入孔から脱落するのを防止することができる。
以下、この発明の実施例を図面により以下説明する。
図1から図4においてこの発明の第1の実施例が示されている。この発明が用いられるオープンファスナー(オープンスライドファスナーとも言う)1は、一対のストリンガー2、3と、このストリンガー2、3の対向する内側縁辺に沿って取り付けられた複数のエレメント4と、このエレメント4の一方端側に取り付けられた上止部材5、6と、前記対向するエレメント4同士を噛み合わせ又は開くためのスライダー7とを有している。
このうち、ストリンガー2、3は、エレメント4を縫い付けるためのコード(細組み紐)が端に縫い付けられたもので、例えばポリエステル製のテープ等が材料として用いられている。エレメント4は、前記ストリンガー2、3に対し所定の幅で等間隔となるように精密且つ強固に縫い付けられたもので、金属製又はプラスチック製のものが用いられている。そして、エレメント4は、務歯とも称されるもので、その噛合部分の形状について、この実施例では略T字状をなしているが、必ずしもこれに限定されない。上止部材5、6は、スライダー7の動きをファスナー1の上端側で止めるためのものである。
スライダー7は、胴体8と引き手9とによって基本的に構成されて、引き上げることでストリンガー2のエレメント4又は後述の下止部材10のエレメント4’とストリンガー2のエレメント4又は後述の下止部材11のエレメント4とを噛み合せ、引き下げることでこれらの噛み合いを解除するためのものである。このうち、胴体8は、特に図示しないが、先端側から所定の位置までは略直線状でその途中から後端側に向かうにつれてその幅が狭くなると共にその側縁に対向して延びるフランジを有するプレート状の上面部及び下面部と、この上面と下面部とをその先端側で連結する連結柱によって側方に開口した溝を有するように構成されている。尚、このスライダー7の後端側には、当該スライダー7が不用意に引き下げられるのを防止するためのストッパーが設けられるようにしても良い。
そして、ストリンガー2、3は、それぞれ上止部材5、6とは反対側となる長手方向の端部側に、下止部材10又は下止部材11が取り付けられている。このうち、下止部材10は、ストリンガー2の端部に固着されているもので、差込み部12と、挿入部13と、壁部14と、持ち手部15とで基本的に構成されている。差込み部12、挿入部13、壁部14、及び持ち手部15は、合成樹脂等を材料として一体に形成されたものであっても、それぞれ最適な材料で別個に形成して接合させたものであっても良い。
差込み部12は、スライダー7の胴体8に形成された溝部に差し込むことが可能なように相対的に薄い平板状をしていると共に、この実施形態では、ストリンガー2の長手方向の下側の端部とは反対側にエレメント4とは若干異なった形状のエレメント4’が形成されている。このエレメント4’は、通常のエレメント4の略半分であると共に挿入部13側の辺がストリンガー2の上端部側に向けて曲折したものとなっており、スライダー7内で下記する差し込み部12のエレメント4と噛み合いやすくなっている。
壁部14は、この実施形態では、ストリンガー2に対し略その厚み方向に沿ってその両側に突出したもので、図3に示されるように、端部側と反対側の部位14aは後述する箱体部21からストリンガー3の下側の端部側とは反対側に延びる延出部22とでスライダー7のホルダーとしての機能を果たし、端部側の部位14bの箱体部の挿入孔の周縁面と対峙する面35は、この箱体部21の挿入孔の周縁面21aと突当した際にはこの周縁面21aと隙間なく密着される。
持ち手部15は、指先で摘みやすい一方で、ある程度の強度も確保した所定の厚みの板状をなしており、この実施形態では、差込み部12に対し壁部14を挟んで反対側に対称的に延出したものとなっているが、必ずしもこれに限定されず、後述する挿入部13と差込み部12と壁部14を挟んで反対側に対称的に延出したものとしても良い。但し、持ち手部15は下止部材10必須の構成要素ではなく、他に挿入部13を挿入孔23に挿入し、又は挿入部13を挿入孔23から開口部28を介して取り外す操作を円滑に行うことが可能な構成があればそれを用いても良い。
挿入部13は、図1(b)に示されるように、壁部14から差込み部12とはストリンガー2の幅方向にずれて延出した直線的な板状のもので、各側面の延出方向はこの実施形態では、ストリンガー2の長手方向に対し直角方向、すなわち、ストリンガー2の短手方向に沿って延びたものとなっている。
また、挿入部13の延出寸法は、例えば壁部14の挿入孔と対峙する面35が後述する箱体部21の挿入孔の周縁面21aに接するまで挿入部13を挿入孔23に挿入した際に、その先端部13aが挿入孔23の内面26のうち最深部側のものと突当しない長さとなっている。また、挿入部13の先端部13aは、例えば略半円形状に挿入方向に突出したものとすることで、挿入孔23に挿入する際に狙いをつけやすいものとなっている。
更に、挿入部13は、差込み部12側の面に、後述する変形部材24との係合手段として、ストリンガー2の長手方向に沿って延びた湾状の溝部16が形成されている。この溝部16は、図4及び図6に示されるように、少なくとも挿入孔23の奥側となる内面の曲率は、後述する変形部材24の突部25の曲率よりも大きくなっていると共に、長手方向の両端側が開放されたものとなっている。更にまた、挿入部13の先端部13aは、図1(c)に示されるように、挿入孔23への挿入を容易にするために、その頂面と溝部16を有する側の面とが交差する角部に対し、所定の角度α(例えば15度)の傾斜角度で面取りがされることで、傾斜部17が形成されている。
これに対し、下止部材11は、ストリンガー3の端部に固着されているもので、差込み部20と、箱体部21とで構成されている。差込み部20と箱体部21とについても、合成樹脂等を材料として一体に形成されたものであっても、それぞれ最適な材料で別個に形成して接合させたものであっても良い。
差込み部20は、スライダー7の胴体8に形成された溝部に差し込むことが可能なように相対的に薄い平板状をしていると共に、この実施形態では、ストリンガー2の長手方向の下側の端部とは反対側に他のストリンガー3のエレメント4と同様の形状のエレメント4が形成されている。
箱体部21は、ストリンガー3の厚み方向に沿って延びると共に当該ストリンガー3の下側の端部側とは反対側に延びる延出部22を有し、先述の如く、図3に示されるように、下止部材10の壁部14のうちの端部側と反対側の部位14aとでスライダー7のホルダーとしての機能を果たしている。
そして、箱体部21は、下止部材10と対峙する側に当該下止部材10の挿入部13が挿入可能な挿入孔23が開口している。この挿入孔23は、図2(c)に示されるように、下止部材10の挿入部13よりも大きな開口端面積を有する一方で、この開口端から箱体部21の一方の側壁に向けて所定の角度βの角度(例えば45度から50度)で暫時狭くなっていき、これにより箱体部21の開口端から箱体部21の内側に向けて傾斜面27が形成されている。
一方、箱体部21の挿入孔23の内面26のうち挿入部13の傾斜面27とは反対側の側面が接する内面26aは、開口端からガイド部33が延出しており、このガイド部33はこの内面26aから最も離れた側から内面26a側に向うに従い上止部材6側に窪み状に湾曲して、この内面26aと連続した湾曲面33aを有している。
そして、内面26aは、ストリンガー3の短手方向に沿って、すなわち、ストリンガー3の長手方向に対し直角方向に延びている。また、挿入孔23の開口端から挿入孔23の内面26のうち最深部側で挿入孔23の開口と対峙するものまでの寸法は、挿入部13の長手方向に沿った寸法より若干長くなっており、挿入部13の頂面が挿入孔23の内面に当接しないようになっている。
その一方で、挿入孔23の内部形状は、図2(c)に示されるように、傾斜面27を過ぎた後からストリンガー3の厚み方向に沿って拡がったものとなっており、これにより、弾性機構として機能する変形部材24が箱体部21内に収納されている。また、挿入孔23は、図2(b)に示されるように、ストリンガー3の当該下止部材11を有する長手方向の端部とは反対側に向けて挿入部13が離脱可能な開口部28が形成されている。すなわち、この開口部28は、箱体部21内に挿入された挿入部13に対しストリンガー3の長手方向の上方に開口しており、挿入孔23の下止部材10と対峙する開口と連通したものとなっている。
変形部材24は、この実施形態では、特に図4に示されるように、挿入孔23の内面26a側とは反対側で且つ開口端側とも反対側の部位から開口端側に向けて斜め方向に延びた後、開口端近傍ではこの開口端側とは反対側に延びてなる、略U字状の板バネ形状をなしている。そして、この変形部材24は、その先端側について、箱体部21のいずれの部位とも連結されておらず、押圧力によりストリンガー3の厚み方向に沿って変形部材24の基部側に近づく方向に変形すると共に挿入部の挿入される方向と反対方向にも変形することが可能であり、押圧力が解除されれば変形部材24の基部側から離れる方向及び挿入部の挿入される方向と同じ方向、すなわち、元の位置まで復帰することが可能であるように、可撓性を有している。
そして、変形部材24は、その先端側の近傍部位に挿入部13との係合手段として突部25が形成されている。この突部25は、断面が変形部材24から隆起した半円形状であると共にストリンガー2の長手方向に沿って延びた形状となっている。この突部25の曲率は、挿入部13の窪部16のうち挿入孔23の最深部側の内周面よりも小さくなっており、溝部16の内周面の一部と接する。よって、挿入部13が窪み部16に係合されても、それのみでは差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の短手方向での位置決め作用を発揮ない。
挿入部13の窪部16の形状及び変形部材24の突部25の形状は上記したものに限定されず、例えば図5に示されるようなものでも良い。すなわち、変形部材24の突部25は、断面が三角形状で、挿入孔23の開口端側及び挿入孔23の開口端とは反対側とのそれぞれが傾斜面となって、その頂部の角度は例えば90度を越える鈍角となっている。そして、挿入部13の窪部16は、断面が三角形状をなす一方で、少なくとも挿入孔23の深部側となる内面は、突部25の外形状よりも緩やかな傾斜をなしており、溝部16の内周面の一部と接する。よって、この実施形態でも、挿入部13が窪み部16に係合されても、それのみでは差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の短手方向での位置決め作用を発揮ない。更に、挿入部13の溝部16の長手方向の両端は開口したものとなっている。
次に、図6及び図7を用いて、下止部材10の挿入部13を下止部材11の箱体部21の挿入孔23に挿入する動作で、挿入部13の窪部16が変形部材24の突部25と係合される過程について説明する。尚、この場合の変形部材24の突部25及び挿入部13の窪み部16の構成は、図4に示されるもので図示しているが、図5に示されるものを用いても略同様の過程を経るものである。
まず、手動作などで下止部材11の箱体部21のガイド部33を認識した後、図6(a)に示されるように、持ち手部15を持って挿入部13の先端部13aをガイド部33の湾曲面33aに当接させ、次に、図6(b)に示されるように、挿入部13をそのまま挿入孔23内側に向けて移動させる。これにより、湾曲面33aは挿入部13の内面26aに段差なく連なっているので、挿入部13の先端部13aは湾曲面33a上を滑って当該内面26aまで自然に案内される。ここで、挿入部13の先端部13aは挿入孔23に挿入する際の探りを容易にするためにその挿入方向に突出した略半円形状をなしていると共に、傾斜部17を有するので、挿入孔23への挿入やガイド部33の湾曲面33aに当接させる際の探りが容易となっている。また、挿入孔23の開口端も傾斜面27を有しているので、挿入部13を挿入孔23内に挿入させる動作をより円滑且つ容易なものとすることができる。
そして、挿入部13について、その挿入方向の側面のうち傾斜部17を有する側とは反対側の面を内面26aに当接する位置まで傾けつつ、さらに挿入孔23の最深部に向けて挿入させる。この場合、変形部材24は、図6(b)に示されるように、挿入部13の傾斜部17を有する側の面により押圧されて、変形部材24の先端側は、突部25が挿入部13の窪み部16に至るまでは、ストリンガー3の厚み方向に沿って変形部材24の基部側に近づく方向に変形していく。
更に、図6(c)に示される様に、挿入部13をある程度において挿入孔23の内面26のうちの最深部側に向けて挿入したら、当該挿入部13の側面が挿入孔23の内面26aに接するように挿入部13の傾きを可変する。この場合でも変形部材24はその突部25の突出量分、挿入部13から押圧された状態にあるので、変形部材24がその基部側に近づく方向に変形した状態が維持される。
更にまた、挿入部13の挿入孔23の最深部側への挿入を続けると、図7(a)から図7(c)をへて図4に示される過程を経て、窪部16と突部25とが係合される。すなわち、図7(a)から図7(c)に示されるように、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当する直前の段階で、変形部材24の突部25と挿入部13の窪み部16とは係合を開始するもので、変形部材24の突部25は挿入部13の窪み部16の挿入孔奥側の周縁に至ったときから、この窪み部16の内面を矢印に示すように押圧しつつこの内面に沿って摺動する。そして、図4に示されるように、窪部16と突部25との係合が完了したときには、挿入部13と箱体部21の挿入方向に沿った内面26aとが突当している。
このため、挿入孔23の内面26aはストリンガー3の長手方向に対し直角方向に延び、挿入部13の内面26aと当接する側面はストリンガー2の長手方向に対し直角方向に延びた構成として、挿入部13を常に当該側面を挿入孔23の内面26aに密着させながら移動させるので、ストリンガー2とストリンガー3とは同一平面上におかれて、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とはストリンガー2、3の短手方向に沿って正確に近接していく。しかも、挿入部13が窪み部16内に落ち込む際に挿入部13に対し白抜き矢印に示されるように挿入部13を挿入孔23の奥側に押す力も生ずる。これにより、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとを確実に突当させることができる。よって、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の長手方向での位置決めがなされる。
そして、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当し相互に隙間なく密着することで、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の短手方向での位置決めがなされ、この位置決め状態は、挿入部13が窪み部16と係合されることで固定される。従って、その後の動作によって、下止部材10に形成されたエレメント4’と下止部材11に形成されたエレメント4とが、スライダー7を引き上げるだけで相互に噛み合うことが可能な位置から外れることを回避することができ、スライダー7の引上げ動作のスタート性の良好さを確保することが可能となる。
しかも、下止部材10の挿入部13と下止部材11の箱体部21とに、挿入部13の挿入孔23の挿入方向と反対方向に対し何らかの力が作用しても、上記変形部材24の形状では、変形部材24の力が挿入部13を挿入孔23の内面26aに押し付けるかたちで働くと共に、変形部材24が挿入方向と反対側に一時的に変形しても、すぐに挿入部13の挿入方向への復元力が働いて、挿入部を元の位置まで引き戻すので、挿入部13が挿入孔23から無理に抜けて、挿入部13が変形、破損することを回避することができる。
一方、挿入部13の箱体部21内からの離脱動作は、箱体部21に挿入孔23の下止部材10側の開口端と連通した開口部28が形成されていると共に、挿入部13の窪部16の長手方向の両端が開口されているので、持ち手部15を持って下止部材10を引っ張り上げるのみで良く、その離脱動作も円滑に行うことができる。このため、挿入部13を箱体部21の挿入孔23への挿入方向と反対方向に引っ張って離脱する必要性がなくなるので、この動作の際に挿入部13等に無理な力が加わって挿入部13が破損することも回避することが可能となる。
ところで、これまでの実施形態では、挿入部13に窪部16を形成し、変形部材24に突部25を形成するものとして説明してきたが必ずしもこれに限定されない。すなわち、図8に示されるように、挿入部13に挿入方向の双方に傾斜面を有して頂部が鈍角である、三角形の鍵爪状の突部29を形成し、この挿入部13の突部29で変形部材24の先端部の頂面と係合する構成としても良い。尚、下止部材10の差込み部12、壁部14、及び持ち手部15の形状、並びに挿入部13の窪部16をなくして突部29を設けた以外の形状は先の実施形態と同様であるので、当該先の実施形態と同一の符号を付してその説明を省略した。また、下止部材11の箱体部21の形状及び変形部材24の突部25をなくした以外の形状は先の実施形態と同様であるので、こちらも当該先の実施形態と同一の符号を付してその説明を省略した。
この構成において、下止部材10の挿入部13を下止部材11の箱体部21の挿入孔23に挿入する動作で、挿入部13の突部29が変形部材24と係合される過程について以下に説明する。
まず、手動作などで下止部材11の箱体部21のガイド部33を認識した後、図6(a)に示される場合と同様に、持ち手部15を持って挿入部13の先端部13aをガイド部33の湾曲面33aに当接させ、次に、図6(b)に示される場合と同様に、挿入部13をそのまま挿入孔23内側に向けて移動させる。これにより、湾曲面33aは挿入部13の内面26aに段差なく連なっているので、挿入部13の先端部13aは湾曲面33a上を滑って当該内面26aまで自然に案内される。この実施形態でも、挿入部13の先端部13aは傾斜部17を有するので、ガイド部33の湾曲面33aに当接させる際の探りが容易となっている。また、この実施形態でも、挿入孔23の開口端も傾斜面27を有しているので、挿入部13を挿入孔23内に挿入させる動作を円滑且つ容易なものとすることができる。
そして、挿入部13について、その挿入方向の側面のうち傾斜部17を有する側とは反対側の面を内面26aに当接する位置まで傾けつつ、さらに挿入孔23の最深部に向けて挿入させる。この場合、変形部材24は、図6(b)に示される場合と同様に、挿入部13の傾斜部17を有する側の面により押圧されて、変形部材24の先端部が突部29を越えるまでは、ストリンガー3の厚み方向に沿って変形部材24の基部側に近づく方向に変形していく。
更に、図6(c)に示される場合と同様、挿入部13をある程度において挿入孔23の内面26のうちの最深部側に向けて挿入したら、当該挿入部13の側面が挿入孔23の内面26aに接するように挿入部13の傾きを可変する。この場合でも変形部材24は挿入部13の突部29の突出量分、挿入部13から押圧された状態にあるので、変形部材24がその基部側に近づく方向に変形した状態が維持される。
更にまた、挿入部13の挿入孔23の最深部側への挿入を続けると、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当する直前の段階で、挿入部13の突部29と変形部材24の先端部との係合が開始される。すなわち、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当する前に、変形部材24の先端部が挿入部13の突部29の頂部を越え、変形部材24に復元力が働いて突部29と変形部材24の先端部の頂面との係合が開始される。そして、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当したときには、図8(d)に示されるように、変形部材24の先端部が挿入部13の突部29のうち挿入孔23の開口側の基端とのみ接した位置にあり、突部29と変形部材24の先端部との係合も完了する。
このため、この実施形態でも、挿入孔23の内面26aはストリンガー3の長手方向に対し直角方向に延び、挿入部13の内面26aと当接する側面はストリンガー2の長手方向に対し直角方向に延びた構成として、挿入部13を常に当該側面を挿入孔23の内面26aに密着させながら移動させるので、ストリンガー2とストリンガー3とは同一平面上におかれて、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とはストリンガー2、3の短手方向に沿って正確に近接していく。しかも、変形部材24の先端部が挿入部13の突部29を越える際に挿入部13に対し挿入孔23の最深部側に押す力も生ずる。これにより、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとを確実に突当させることができる。よって、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の長手方向での位置決めがなされる。
そして、壁部14の挿入孔と対峙する面35と箱体部21の挿入孔の周縁面21aとが突当し相互に隙間なく密着することで、差し込み部12のエレメント4’と差し込み部20のエレメント4とについて、ストリンガー2、3の短手方向での位置決めがなされ、この位置決め状態は、挿入部13の突部29が変形部材24の先端部と係合されることで固定される。従って、その後の動作によって、下止部材10に形成されたエレメント4’と下止部材11に形成されたエレメント4とが、スライダー7を引き上げるだけで相互に噛み合うことが可能な位置から外れることを回避することができ、スライダー7の引上げ動作のスタート性の良好さを確保することが可能となる。
しかも、下止部材10の挿入部13と下止部材11の箱体部21とに、挿入部13の挿入孔23の挿入方向と反対方向に対し何らかの力が作用しても、上記変形部材24の形状では、変形部材24の力が挿入部13を挿入孔23の内面26aに押し付けるかたちで働くと共に、変形部材24が挿入方向と反対側に一時的に変形しても、すぐに挿入部13の挿入方向への復元力が働いて、挿入部13を元の位置まで引き戻すので、挿入部13が挿入孔23から無理に抜けて、挿入部13が変形、破損することを回避することができる。
図1(a)は、この発明の第1の実施形態の開離した状態のオープンファスナーのうち一方のストリンガーの平面図であり、図1(b)はその下止部材の側面図であり、図1(c)はその底面図である。 図2(a)は、この発明の第1の実施形態の開離した状態のオープンファスナーのうち他方のストリンガーの平面図であり、図2(b)はその下止部材の側面図であり、図2(c)は図2(c)のI−I線断面図である。 図3(a)は、この発明の第1の実施形態の連結された状態のオープンファスナーの平面図であり、図3(b)は図3(a)のII−II線断面図である。 図4は、この発明の第1の実施形態の挿入孔内における挿入部の窪部と変形部材の突部との係合状態を示した要部拡大断面図である。 図5は図4の第1の実施形態に対する挿入部の窪部の形状及び変形部材の突部の形状の変形例を示した要部拡大断面図である。 図6(a)から(c)は、下止部材の挿入部が下止部材の挿入孔に挿入されて、挿入部の窪部が変形部材の突部と係合される過程を示した説明図である。 図7(a)から(c)は、挿入部の窪部が変形部材の突部と係合される過程を示した拡大図である。 図8は、この発明の第1の実施形態とは異なる構成の第2の実施形態を示したもので、図8(a)は、挿入部に突部を形成した構成を示し、図8(b)は、その底面図、図8(c)は、この発明の第2の実施形態における連結された状態のオープンファスナーの断面図である。
符号の説明
1 ファスナー
2 ストリンガー
3 ストリンガー
4 エレメント
4’ エレメント
7 スライダー
10 下止部材(第1の部材)
11 下止部材(第2の部材)
13 挿入部
14 壁部
16 窪部
21 箱体部
21a 箱体部の挿入孔の周縁面
23 挿入孔
24 変形部材
25 突部
26 内面
28 開口部
29 突部
35 壁部の箱体部の挿入孔と対峙する面

Claims (6)

  1. 一方のストリンガーの長手方向の端部には第1の部材を有し、この第1の部材は挿入部を備え、前記オープンファスナーを構成する他方のストリンガーの長手方向の端部には第2の部材を有し、この第2の部材は前記第1の部材の挿入部が挿入可能で且つ前記挿入部の挿入方向に沿った側面が当接可能な内面を有する挿入孔が形成された箱体部を備え、
    この箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とは相互に突当した際に隙間なく密着されると共に、
    弾性機構と、前記第1の部材の挿入部と前記第2の部材の箱体部の内部とのそれぞれ又は少なくとも一方に形成された係合手段とを有し、
    前記係合手段は、前記挿入部を前記挿入孔から前記箱体部内に挿入する過程で生ずる前記弾性機構の変形力と復元力とを利用して係合される構成となっていることを特徴とするオープンファスナーの連結用具。
  2. 前記弾性機構は、前記第2の部材の箱体部内に収納されていると共にこの弾性機構に前記第2の部材の係合手段を有することを特徴とする請求項1に記載のオープンファスナーの連結用具。
  3. 前記弾性機構は、前記第1の部材の挿入部が前記第2の部材の挿入孔に挿入される方向と交差する方向並びにこの挿入部の挿入される方向に沿って変形する変形部材から成ることを特徴とする請求項2に記載のオープンファスナーの連結用具。
  4. 前記第2の部材の係合手段として、前記第1の部材の挿入部に窪部が形成され、前記変形部材に突部が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のオープンファスナーの連結用具。
  5. 前記弾性機構は、前記第2の部材の箱体部内に収納されていると共に前記第1の部材の挿入部のみに係合手段が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオープンファスナーの連結用具。
  6. 前記係合手段による係合は、前記箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接する前から開始されて、前記箱体部の挿入孔の周縁面と前記第1の部材のうち前記箱体部の挿入孔と対峙する面とが当接した時には完了していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5のいずれかに記載のオープンファスナーの連結用具。
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