JP4759024B2 - 綴じ具及びファイル - Google Patents
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Description
この綴じ具は、バインダカバーに固定された複数の第1バインダループセグメントに対し、複数の第2バインダループセグメントを分離あるいは合体させることにより用紙を出し入れあるいは保持するようにしたバインダ綴具において、上記バインダカバーに固定されるベースと、該ベースにスライド自在に取り付けられるスライダの二つの部品で上記バインダ綴具を構成し、上記第1バインダループセグメントを上記ベースに一体的に形成する一方、上記第2バインダループセグメントを上記スライダに一体的に形成し、上記スライダを上記ベースに対し斜めに平行移動させることにより上記第1及び第2バインダループセグメントの分離及び合体を行うようにしたことを特徴とするバインダ綴具である。
このようにして、スライダはベースに固定されるが、スライダをベースに合体して固定するときに要する力とスライダをベースから分離するときに要する力とが同等であるために、綴じられた用紙が偏ったりしたときに不用意に外れるおそれがある。
この発明の請求項2にかかる綴じ具は、静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように、第1ベース体及び第2ベース体のうち、一方に、移動ベース体を開閉するように案内するために、長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝及び長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝を形成され、他方に、前記ガイド溝の軌跡に沿って案内する案内凸部を形成され、前記案内凸部は、摺動面の上面より突設され、ガイド溝より離脱することを防止するためにガイド溝の幅より大きい頭部と、前記頭部の下部に連設され頭部を支持する括れ部とを備え、括れ部は、第1ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝を摺動する第1摺動部と、第2ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝と第2ガイド溝との境界を摺動する第2摺動部と、第2ガイド溝と対向する湾曲面状で、第2ガイド溝を摺動する第3摺動部とを備えた、綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、前記静止リング体の第1ベース体の上面には、第1嵌合部が形成され、且つ前記移動リング体の第2ベース体の背面には、第2嵌合部が形成され、前記第1嵌合部と第2嵌合部とはリング部を閉じたときに嵌合し、移動リング体を初期移動させたときに外れるように形成され、前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成された、綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる綴じ具は、移動リング体は、移動リング体を長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝と、第2ベース体の長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝とを備えた、請求項2に記載の綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる綴じ具は、静止リング体及び/又は移動リング体は、更に、長さ方向と交差する方向への移動を静止する移動静止部を形成された、請求項1ないし4のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる綴じ具は、前記移動静止部は、リング部を閉じたときにおける第1移動静止部と、リング部を開いたときにおける第2移動静止部とを備える、請求項5に記載の綴じ具である。
この発明の請求項7にかかるファイルは、前記静止リング体は、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記移動リング体の操作部と静止リング体の操作部とを指先でつまんで、移動リング体を向こう側及び/又は手前側に移動させるように捩ることにより、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるように構成された、請求項1ないし6のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項8にかかるファイルは、前記操作部は、前記移動リング体の長さ方向を有する第2ベース体における長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に移動リング体を係止又は脱係させるためのレバー部を形成して構成された、請求項1ないし6のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項9にかかるファイルは、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具の静止リング体が、表紙に固定された、ファイルである。
請求項2の発明によれば、静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように、第1ベース体及び第2ベース体のうち、一方に、移動ベース体を開閉するように案内するために、長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝及び長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝を形成され、他方に、前記ガイド溝の軌跡に沿って案内する案内凸部を形成され、前記案内凸部は、摺動面の上面より突設され、ガイド溝より離脱することを防止するためにガイド溝の幅より大きい頭部と、前記頭部の下部に連設され頭部を支持する括れ部とを備え、括れ部は、第1ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝を摺動する第1摺動部と、第2ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝と第2ガイド溝との境界を摺動する第2摺動部と、第2ガイド溝と対向する湾曲面状で、第2ガイド溝を摺動する第3摺動部とを備えているので、移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を外すことができ、不用意に開くことがない綴じ具を得ることができる。
請求項3の発明によれば、静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、前記静止リング体の第1ベース体の上面には、第1嵌合部が形成され、且つ前記移動リング体の第2ベース体の背面には、第2嵌合部が形成され、前記第1嵌合部と第2嵌合部とはリング部を閉じたときに嵌合し、移動リング体を初期移動させたときに外れるように形成され、前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成されているので、移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を外すことができ、不用意に開くことがない綴じ具を得ることができる。
請求項4発明によれば、移動リング体は、移動リング体を長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝と、第2ベース体の長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝とを備えているので、移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができ、不用意に開くことがない綴じ具を得ることができる。
請求項5の発明によれば、静止リング体及び/又は移動リング体は、更に、長さ方向と交差する方向への移動を静止する移動静止部を形成されているので、リング部を閉じたとき、重ね合わされた静止リング体の第1ベース体と移動リング体の第2ベース体とは、不用意に長さ方向への移動をすることがない。
請求項6の発明によれば、前記移動静止部は、リング部を閉じたときにおける第1移動静止部と、リング部を開いたときにおける第2移動静止部とを備えているので、リング部を閉じたときと開いたときのいずれも、所定の位置で停止させて固定される。
請求項7の発明によれば、前記静止リング体は、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、前記移動リング体の操作部と静止リング体の操作部とを指先でつまんで、移動リング体を向こう側及び/又は手前側に移動させるように捩ることにより、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるように構成されているので、操作部を捩ることによって移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を外すことができ、不用意に開くことがない綴じ具を得ることができる。
請求項8の発明によれば、前記操作部は、前記移動リング体の長さ方向を有する第2ベース体における長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に移動リング体を係止又は脱係させるためのレバー部を形成して構成されているので、レバー部を操作して移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を外すことができ、不用意に開くことがない綴じ具を得ることができる。
請求項9の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具の静止リング体が、表紙に固定されているので、表紙を開き、表紙に固定された綴じ具の移動リング体をわずかに移動させるだけで、移動リング体を静止リング体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができ、不用意に開くことがない綴じ具を備えたファイルを得ることができる。
この発明にかかる綴じ具及びファイルの各部は、図98において示すように、方向性を有している。
綴じ具10は、透明ポケット等の多穴の被綴じ物Sを綴じるファイル12の一部として用いられ、ファイル12の表紙に取り付けられる。
表紙14は、背表紙14aを含み、背表紙14aの両側に、表表紙14b及び裏表紙14cが形成される。そして、背表紙14aに、綴じ具10が取り付けられる。
綴じ具10は、多穴の被綴じ物Sの綴じ孔に貫挿される多穴用であり、表紙14に固定する静止リング体20と、静止リング体20に移動自在に固定された移動リング体30とを含む。
綴じ具10の全体の横幅は、背表紙14aの横幅と略々同じかそれより狭く構成されている。
静止リング体20は、図3に示すように、合成樹脂などで構成される略々平面視略長方形の薄板状の第1ベース体202を含む。
静止リング体20は、移動リング体30を移動自在に固定しており、幅方向における両側部又は片側部において、移動リング体30の左右の側部を係止して、移動リング体30の移動を規制する。
移動リング体30は、図14に示すように、合成樹脂などで構成される略々平面視略長方形の薄板状の第2ベース体302を含む。
移動リング体30は、静止リング体20に移動自在に固定されており、幅方向における両側部又は片側部において、静止リング体20の左右の側部を係止して、移動リング体30の移動を規制する。
そして、前記静止リング体20及び移動リング体30は、移動リング体30を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成されている。
第1リング部204の自由端の第1係合部212と、第2リング部304の自由端の第2係合部312とを係止することにより、環状に連結される。
第1リング部204を構成する第1の半割杆250の凸部252は、それぞれ先端から向こう側に向けて傾斜する傾斜対向面256と、傾斜対向面256に続き、凸部252の先端から除々に後端側(すなわち基部側)に入り込んだ傾斜対向面258が形成され、後端近傍が鉤状で、全体として鉤鼻状に形成されている。
主として図28ないし32において示すように、第2リング部304を構成する第2の半割杆350の凸部352は、それぞれ先端から手前側に向けて傾斜する傾斜対向面356と、傾斜対向面356に続き、凸部352の先端から除々に後端側(すなわち基部側)に入り込んだ傾斜対向面358が形成され、後端近傍が鉤状で、全体として鉤鼻状に形成されている。
凹部254は、基部側から先端に向けて傾斜対向面を備え、凹部354は、同様に基部側から先端に向けて傾斜対向面を備えている。
また、第1の半割杆250の綴杆係止部を構成する凹部254は、第2の半割杆350の綴杆係止部を構成する凹部354と反対方向に向けて(すなわち、凹部254は手前側に向けて、凹部354は向こう側に向けて)凹み形成され、凸部252及び凸部352の基部側から先端にかけて形成された湾曲凹面を備え、両方が略々同一形状に形成されている。
第1の半割杆250の凸部252及び凹部254と第2の半割杆350の凸部352及び凹部354とは、点対称に形成されている。
そして、第1リング部204と第2リング部304とを閉じて第1の半割杆250と第2の半割杆350とをその先端の綴杆係合部で係合したとき、上下規制凹部260に上下規制凸部360が嵌合し、第1リング部204と第2リング部304が上下方向に外れないように構成されている。
第2の半割杆350の凸部352の傾斜対向面356及び第1の半割杆250の凹部254の傾斜対向面は、第2の半割杆350の軸方向とは斜交するように形成され、開閉するときには、凸部352の傾斜対向面356と凹部254の傾斜対向面とが接し合い又離れるように構成されている。
第1ガイド溝316は、表表紙14a側の垂直平面状のA面側端縁308において,第2ベース体302の長さ方向と平行に形成され、第2ガイド溝318は、第1ガイド溝316の手前側端より、第2ベース体302の長さ方向と略45度の角度をもって斜行し、第2ガイド溝318に嵌合された静止リング体20の案内凸部214を裏表紙14c側の垂直平面状のB面側端縁310迄導くように構成されている。
第1ガイド溝316は、主として図19ないし図21において示すように、A面側端縁308を構成する第1ガイド線条壁320と、前記第1ガイド線条壁320と対向し平行に形成された第2ガイド線条壁322とによって構成される。
第2ガイド溝318は、主として図16ないし図20において示すように、第2ガイド線条壁322より第2ベース体302の長さ方向と略45度の角度を持って斜交する第3ガイド線条壁324と、前記第3ガイド線条壁324と対向し平行に形成された第4ガイド線条壁326とによって構成される。
ガイド溝314は、静止リング体20の長手方向において、最も手前側と最も向こう側とそれらの中間とに複数条等間隔をおいて形成されている。
第1嵌合部230及び第2嵌合部330は、静止リング体20の第1リング部204と移動リング体30の第2リング部304とが閉じ且つ第1ベース体202と第2ベース体302とが重ね合わされた状態のときに、嵌合するように構成されている。
この実施の形態においては、第1嵌合部230及び第2嵌合部330は、第1ベース体202及び第2ベース体302の幅方向における略々中央において、最も手前側と、最も向こう側と、それらの中間に複数個適宜な間隔をあけて突設されている。
前記移動静止部は、第1リング部204と第2リング部304とを開いたときにおける第1移動静止部232と、第1リング部204と第2リング部304とを閉じたときにおける第2移動静止部234とを備えている(図5参照)。
第1突条270は、前記案内凸部214の間に形成され、移動リング体30のB面側端縁310の内側面と突き当たるための垂直平面を形成され、移動リング体30を水平に保持するように、構成されている。
案内凸部214は、移動リング体30の第2ベース体302の下面において、第2ガイド溝318を形成する第4ガイド線条壁326から突設された、倒L字型となるガイド突条370と係止され、移動リング体30を水平に保持するように構成されている。
案内凸部214は、移動リング体30の第2ベース体302の下面において突設されている。そして、案内凸部214は、第1ガイド溝316を構成する第1ガイド線条壁320に穿設された嵌合孔部374に嵌合され、第2ベース体302の下面との間において移動リング体30を水平に保持するように構成されている。
前記移動静止部は、第1リング部204と第2リング部304と開いたときにおける第3移動静止部236と、第1リング部204と第2リング部304とを閉じたときにおける第4移動静止部238とを備えている(図5参照)。
第3移動静止部236は、第1移動静止部232と同一の構成により、長さ方向と交差する方向への移動を静止する。
そして、第1突部380は、静止リング体20の第1ベース体202のA面側端縁208の向こう側端縁と当接し、第2突部382は、第1ベース体202の手前側端縁の内側に係合して、移動リング体30の第2ベース体302の長さ方向への移動、特に手前側への移動を規制する。
レバー部340は、移動リング体30の第2ベース体302に連設され,第2ベース体302の手前側端に細溝342をもって区画された支点部344と、前記支点部344より上方に向けて略90度の角度をもって突設された押圧部346とを有する。そして、移動リング体30は、押圧部345の下方に形成された係合部346aにより静止リング体20の第1ベース体202の手前側端縁に係合する。
レバー部340は、押圧部346の手前側の面を押せば、支点部344を中心にして、特に第2ベース体302との境界部を支点として内方に撓み、第1ベース体202との係合を外れ、移動リング体30を斜め前方に向けて押すことができる(図40参照)。
なお、この実施の形態においては、レバー部340の押圧部346の周囲には、押圧部346に不用意に力が加わらないように、正面視アーチ形の覆い部348が形成されている。
まず、綴じ具10の手前側のレバー部340の押圧部346を押すと、図40において示すように、レバー部340の押圧部346の下部の係合部346aにおいて第1ベース体202の手前側端と係合していた押圧部346の係合部346aが外れ、更に、レバー部340を第1ベース体202の長さ方向に押すと、図41及び42において示すように、移動リング体30が第2ベース体302の長さ方向と平行に、すなわち、レバー部340の押す方向と同じ方向に初期移動する。すなわち、第1ガイド溝316に沿って、移動リング体30は、初期移動する。
更に、レバー部340を押すと、図43及び図44において示すように、移動リング体30は、第2ガイド溝318に沿って静止リング体20の摺動面206の面上を摺動して、第2ベース体302の長さ方向と交差する方向に斜行する。
そして、第1移動静止部232の作用により、移動リング体30は、静止リング体20のA面側端縁208より側方にはみ出した位置で停止し、第1リング部204と第2リング部304とは開く。
ここで、多数の綴じ穴が穿設された被綴じ物Sを、第1リング部204に綴じ込む。
移動リング体30は、例えば第2リング部304の押圧部346を手前側に引かれることにより、第2ガイド溝318に沿って、静止リング体20の摺動面206の面上を摺動して、第2ベース体302の長さ方向と交差する方向に斜行する。
更に、移動リング体30は、手前側に引かれることにより、第1リング部204と第2リング部304とを開くときの初期移動とは反対方向に、第2ベース体302の長さ方向と平行に移動する。
更に、移動リング体30は、手前側に引かれると、第2移動静止部234及び第4移動静止部238の作用により、静止リング体20の第1ベース体202の面上に移動リング体30の第2ベース体302が重ね合わされた状態で停止し、固定される。このとき、第1ベース体202の第1嵌合部230は、第2ベース体302の第2嵌合部330と嵌合する。
第1リング部204は、綴杆係合部において第2リング部304と係合されて、第2リング部304と環状に連結される。
而して、第2移動静止部234、第4移動静止部238及び綴杆係合部の作用により、綴じ具10は、水平方向及び垂直方向への移動を規制され、不用意に第1リング部204と第2リング部304とが開くことはない。
図49は、この発明の一実施の形態であるファイルの斜視図解図であり、図50は、この発明に係る綴じ具の一例を示す斜視図解図である。図51は、図50図示綴じ具の移動リング体を開いた状態を示す斜視図解図であり、図52は、図50に示す綴じ具の静止リング体の斜視図解図であり、図62は、図50に示す綴じ具の移動リング体の斜視図解図である。
綴じ具110は、透明ポケット等の多穴の被綴じ物Sを綴じるファイル112の一部として用いられ、ファイル112の表紙に取り付けられる。
表紙114は、背表紙114aを含み、背表紙114aの両側に、表表紙114b及び裏表紙114cが形成される。そして、背表紙114aに、綴じ具110が取り付けられる。
綴じ具110は、多穴の被綴じ物Sの綴じ孔に貫挿される多穴用であり、表紙114に固定する静止リング体200と、静止リング体200に移動自在に固定された移動リング体300とを含む。
綴じ具110の全体の横幅は、背表紙114aの横幅と略々同じかそれより狭く構成されている。
静止リング体200は、図51に示すように、合成樹脂などで構成される略々平面視略長方形の薄板状の第1ベース体2002を含む。
静止リング体200は、移動リング体300を移動自在に固定しており、幅方向における両側部又は片側部において、移動リング体300の左右の側部を係止して、移動リング体300の移動を規制する。
移動リング体300は、図62に示すように、合成樹脂などで構成される略々平面視略長方形の薄板状の第2ベース体3002を含む。
移動リング体300は、静止リング体200に移動自在に固定されており、幅方向における両側部又は片側部において、静止リング体200の左右の側部を係止して、移動リング体300の移動を規制する。
そして、前記静止リング体200及び移動リング体300は、移動リング体300を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成されている。
第1リング部2004の自由端の第1係合部2012と、第2リング部3004の自由端の第2係合部3012とを係止することにより、環状に連結される。
第1リング部2004を構成する第1の半割杆2050の凸部2052は、それぞれ先端から向こう側に向けて傾斜する傾斜対向面2056と、傾斜対向面2056に続き、凸部2052の先端から除々に後端側(すなわち基部側)に入り込んだ傾斜対向面2058が形成され、後端近傍が鉤状で、全体として鉤鼻状に形成されている。
主として図76ないし80において示すように、第2リング部3004を構成する第2の半割杆3050の凸部3052は、それぞれ先端から手前側に向けて傾斜する傾斜対向面3056と、傾斜対向面3056に続き、凸部3052の先端から除々に後端側(すなわち基部側)に入り込んだ傾斜対向面3058が形成され、後端近傍が鉤状で、全体として鉤鼻状に形成されている。
凹部2054は、基部側から先端に向けて傾斜対向面を備え、凹部3054は、同様に基部側から先端に向けて傾斜対向面を備えている。
また、第1の半割杆2050の綴杆係止部を構成する凹部2054は、第2の半割杆3050の綴杆係止部を構成する凹部3054と反対方向に向けて(すなわち、凹部2054は手前側に向けて、凹部3054は向こう側に向けて)凹み形成され、凸部2052及び凸部3052の基部側から先端にかけて形成された湾曲凹面を備え、両方が略々同一形状に形成されている。
第1の半割杆2050の凸部2052及び凹部2054と第2の半割杆3050の凸部3052及び凹部3054とは、点対称に形成されている。
そして、第1リング部2004と第2リング部3004とを閉じて第1の半割杆2050と第2の半割杆3050とをその先端の綴杆係合部で係合したとき、上下規制凹部2060に上下規制凸部360が嵌合し、第1リング部2004と第2リング部3004が上下方向に外れないように構成されている。
第2の半割杆3050の凸部3052の傾斜対向面3056及び第1の半割杆2050の凹部2054の傾斜対向面は、第2の半割杆3050の軸方向とは斜交するように形成され、開閉するときには、凸部3052の傾斜対向面3056と凹部2054の傾斜対向面とが接し合い又離れるように構成されている。
第1ガイド溝3016は、表表紙114a側の垂直平面状のA面側端縁3008において,第2ベース体3002の長さ方向と平行に形成され、第2ガイド溝3018は、第1ガイド溝3016の手前側端より、第2ベース体3002の長さ方向と略45度の角度をもって斜行し、第2ガイド溝3018に嵌合された静止リング体200の案内凸部2014を裏表紙114c側の垂直平面状のB面側端縁3010迄導くように構成されている。
第1ガイド溝3016は、主として図67ないし69において示すように、A面側端縁3008を構成する第1ガイド線条壁3020と、前記第1ガイド線条壁3020と対向し平行に形成された第2ガイド線条壁3022とによって構成される。
第2ガイド溝3018は、主として図64ないし68において示すように、第2ガイド線条壁3022より第2ベース体3002の長さ方向と略45度の角度を持って斜交する第3ガイド線条壁3024と、前記第3ガイド線条壁3024と対向し平行に形成された第4ガイド線条壁3026とによって構成される。
ガイド溝3014は、静止リング体200の長手方向において、最も手前側と最も向こう側とそれらの中間とに複数条等間隔をおいて形成されている。
第1嵌合部2030及び第2嵌合部3030は、静止リング体200の第1リング部2004と移動リング体300の第2リング部3004とが閉じ且つ第1ベース体2002と第2ベース体3002とが重ね合わされた状態のときに、嵌合するように構成されている。
この実施の形態においては、第1嵌合部2030及び第2嵌合部3030は、第1ベース体2002及び第2ベース体3002の幅方向における略々中央において、最も手前側と、最も向こう側とに適宜な間隔をあけて突設されている。
前記移動静止部は、第1リング部2004と第2リング部3004とを開いたときにおける第1移動静止部2032と、第1リング部2004と第2リング部3004とを閉じたときにおける第2移動静止部2034とを備えている(図53参照)。
第1突条2070は、前記案内凸部2014の間に形成され、移動リング体300のB面側端縁3010の内側面と突き当たるための垂直平面を形成され、移動リング体300を水平に保持するように、構成されている。
案内凸部2014は、移動リング体300の第2ベース体3002の下面において、第2ガイド溝3018を形成する第4ガイド線条壁3026から突設された、倒L字型となるガイド突条3070と係止され、移動リング体300を水平に保持するように構成されている。
案内凸部2014は、移動リング体300の第2ベース体3002の下面において突設されている。そして、案内凸部2014は、第1ガイド溝3016を構成する第1ガイド線条壁3020に穿設された嵌合孔部3074に嵌合され、第2ベース体3002の下面との間において移動リング体300を水平に保持するように構成されている。
前記移動静止部は、第1リング部2004と第2リング部3004と開いたときにおける第3移動静止部2036と、第1リング部2004と第2リング部3004とを閉じたときにおける第4移動静止部2038とを備えている(図53参照)。
第3移動静止部2036は、第1移動静止部2032と同一の構成により、長さ方向と交差する方向への移動を静止する。
そして、第1突部3080は、静止リング体200の第1ベース体2002のA面側端縁2008の向こう側端縁と当接し、第2突部3082は、第1ベース体2002の手前側端縁の内側に係合して、移動リング体300の第2ベース体3002の長さ方向への移動、特に手前側への移動を規制する。
押動部3040は、移動リング体300の第2ベース体3002に連設され,第2ベース体3002の手前側端に形成された支点部3044と、前記支点部3044より手前側において上方に向けて略90度の角度をもって突設された押圧部3046とを有する。そして、移動リング体300は、押圧部3046の下方に形成された係合部3046aにより静止リング体200の第1ベース体2002の手前側端縁に形成された係合部2042に係合する。
静止リング体200の係合部2042は、第1ベース体2002の摺動面2006の手前側において、幅方向にのびる断面略三角形状の凸条で構成されており、凸条は手前側が摺動面2006より垂直に立ち上がる垂直壁であり、向こう側が手前側の垂直壁に続いて向こう側に行くに従って下がる傾斜壁である。
支点部3044は、最も手前側の第2突条3072より更に手前側から、最も手前側のガイド溝3014に沿って斜めにのびる領域をもって構成され、押圧部3046は、該支点部3044を中心として向こう側に撓む。
静止リング体200は、長さ方向の手前側に、静止リング体200に係止された移動リング体300を脱係させるための操作部を構成する引掛部2040を形成されている。
引掛部2040は、静止リング体200の第1ベース体2002の手前側端において、上方に向けて突設された薄板状体をもって形成されている。
而して、操作部を操作して、静止リング体200に係止された移動リング体300を脱係させるときは、例えば、図97において示すように、操作者の右手の親指を押圧部3046に添えるとともに人差指を引掛部2040に添えて操作部を摘み、親指と人差指で押圧部3046と引掛部2040とを捻ることにより、移動リング体300を静止リング体200に対して相対運動、すなわち相対的位置を変化させることができる。
なお、この実施の形態においては、押動部3040の押圧部3046の周囲には、前記実施の形態と異なり、覆い部が形成されていないが、押圧部3046に不用意に力が加わらないように、正面視アーチ形の覆い部が形成されていてもよい。例えば、引掛部2040から押圧部3046の上方に正面視アーチ形の覆い部が連設されてもよい。
まず、綴じ具110の手前側の押動部3040の押圧部3046を押すと、図88において示すように、押動部3040の押圧部3046の下部の係合部3046aにおいて第1ベース体2002の手前側端と係合していた押圧部3046の係合部3046aが外れ、更に、押動部3040を第1ベース体2002の長さ方向に押すと、図89及び90において示すように、移動リング体300が第2ベース体3002の長さ方向と平行に、すなわち、押動部3040の押す方向と同じ方向に初期移動する。すなわち、第1ガイド溝3016に沿って、移動リング体300は、初期移動する。
更に、押動部3040を押すと、図91及び92において示すように、移動リング体300は、第2ガイド溝3018に沿って静止リング体200の摺動面2006の面上を摺動して、第2ベース体3002の長さ方向と交差する方向に斜行する。
そして、第1移動静止部2032の作用により、移動リング体300は、静止リング体200のA面側端縁2008より側方にはみ出した位置で停止し、第1リング部2004と第2リング部3004とは開く。
ここで、多数の綴じ穴が穿設された被綴じ物Sを、第1リング部2004に綴じ込む。
移動リング体300は、例えば第2リング部3004の押圧部3046を手前側に引かれることにより、第2ガイド溝3018に沿って、静止リング体200の摺動面2006の面上を摺動して、第2ベース体3002の長さ方向と交差する方向に斜行する。
更に、移動リング体300は、手前側に引かれることにより、第1リング部2004と第2リング部3004とを開くときの初期移動とは反対方向に、第2ベース体3002の長さ方向と平行に移動する。
更に、移動リング体300は、手前側に引かれると、第2移動静止部2034及び第4移動静止部2038の作用により、静止リング体200の第1ベース体2002の面上に移動リング体300の第2ベース体3002が重ね合わされた状態で停止し、固定される。このとき、第1ベース体2002の第1嵌合部2030は、第2ベース体3002の第2嵌合部3030と嵌合する。
第1リング部2004は、綴杆係合部において第2リング部3004と係合されて、第2リング部3004と環状に連結される。
而して、第2移動静止部2034、第4移動静止部2038及び綴杆係合部の作用により、綴じ具110は、水平方向及び垂直方向への移動を規制され、不用意に第1リング部2004と第2リング部3004とが開くことはない。
12,112 ファイル
14,114 表紙
14a,114a 背表紙
14b,114b 表表紙
14c,114c 裏表紙
14a1,114a1 貫通孔
20,200 静止リング体
202,2002 第1ベース体
202a,2002a 中空状取付部
202b,2002b 取付孔
204,2004 第1リング部
206,2006 摺動面
208,2008 A面側端縁
210,2010 B面側端縁
212,2012 第1係合部
214,2014 案内凸部
216,2016 頭部
218,2018 括れ部
220,2020 第1摺動部
222,2022 第2摺動部
224,2024 第3摺動部
230,2030 第1嵌合部
232,2032 第1移動静止部
234,2034 第2移動静止部
236,2036 第3移動静止部
238,2038 第4移動静止部
2040 引掛部
2042 係合部
250,2050 第1の半割杆
252,2052 凸部
254,2054 凹部
256,2056 傾斜対向面
258,2058 傾斜対向面
260,2060 上下規制凹部
270,2070 第1突条
272,2072 凹条
30,300 移動リング体
302,3002 第2ベース体
304,3004 第2リング部
306,3006 摺動面
308,3008 A面側端縁
310,3010 B面側端縁
312,3012 第2係合部
314,3014 ガイド溝
316,3016 第1ガイド溝
318,3018 第2ガイド溝
320,3020 第1ガイド線条壁
322,2022 第2ガイド線条壁
324,3024 第3ガイド線条壁
326,3026 第4ガイド線条壁
330,3030 第2嵌合部
340 レバー部
3040 押動部
342 細溝
344,3044 支点部
346,3046 押圧部
346a,3046a 係合部
3046b 穴部
348 覆い部
350,3050 第2の半割杆
352,3052 凸部
354,3054 凹部
356,3056 傾斜対向面
358,3058 傾斜対向面
360,3060 上下動規制凸部
370,3070 ガイド突条
372,3072 第2突条
374,3074 嵌合孔部
380,3080 第1突部
382,3082 第2突部
S 被綴じ物
Claims (9)
- 静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、
前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、
前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、
前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、
前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成され、前記移動リング体は、移動リング体を長さ方向に初期移動させるためのガイド溝及び第2ベース体の長さ方向と交差するように形成されたガイド溝を形成され、前記静止リング体は、前記ガイド溝の軌跡に沿って案内する案内凸部を形成された、綴じ具。 - 静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、
前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、
前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、
前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、
前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように、第1ベース体及び第2ベース体のうち、一方に、移動ベース体を開閉するように案内するために、長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝及び長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝を形成され、他方に、前記ガイド溝の軌跡に沿って案内する案内凸部を形成され、
前記案内凸部は、
摺動面の上面より突設され、
ガイド溝より離脱することを防止するためにガイド溝の幅より大きい頭部と、前記頭部の下部に連設され頭部を支持する括れ部とを備え、
括れ部は、第1ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝を摺動する第1摺動部と、第2ガイド溝と対向する平面状で、第1ガイド溝と第2ガイド溝との境界を摺動する第2摺動部と、第2ガイド溝と対向する湾曲面状で、第2ガイド溝を摺動する第3摺動部とを備えた、綴じ具。 - 静止リング体と移動リング体とを備えた綴じ具であって、
前記静止リング体は、長さ方向を有する第1ベース体と、前記第1ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第1リング部とを有し、
前記移動リング体は、長さ方向を有する第2ベース体と、前記第2ベース体から上方に向けて突き出し設けられた第2リング部とを有し、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、
前記静止リング体の第1リング部及び移動リング体の第2リング部は、その先端にリング部を閉じたとき第1リング部と第2リング部とを第1ベース体の幅方向に離れないように係合して連結されるとともに、リング部を開くとき移動リング体を長さ方向に移動させるように形成された係合部を有し、
前記静止リング体の第1ベース体の上面には、第1嵌合部が形成され、且つ前記移動リング体の第2ベース体の背面には、第2嵌合部が形成され、前記第1嵌合部と第2嵌合部とはリング部を閉じたときに嵌合し、移動リング体を初期移動させたときに外れるように形成され、
前記静止リング体及び移動リング体は、長さ方向に操作部を移動させることにより、移動リング体を脱係させて、長さ方向に初期移動させ且つ長さ方向と交差する方向に移動させるように形成された、綴じ具。 - 移動リング体は、移動リング体を長さ方向に初期移動させるための第1ガイド溝と、第2ベース体の長さ方向と交差するように形成された第2ガイド溝とを備えた、請求項2に記載の綴じ具。
- 静止リング体及び/又は移動リング体は、更に、長さ方向と交差する方向への移動を静止する移動静止部を形成された、請求項1ないし4のいずれかに記載の綴じ具。
- 前記移動静止部は、リング部を閉じたときにおける第1移動静止部と、リング部を開いたときにおける第2移動静止部とを備える、請求項5に記載の綴じ具。
- 前記静止リング体は、長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるための操作部を形成され、
前記移動リング体の操作部と静止リング体の操作部とを指先でつまんで、移動リング体を向こう側及び/又は手前側に移動させるように捩ることにより、静止リング体に係止された移動リング体を脱係させるように構成された、請求項1ないし6のいずれかに記載の綴じ具。 - 前記操作部は、前記移動リング体の長さ方向を有する第2ベース体における長さ方向の手前側及び/又は向こう側に、静止リング体に移動リング体を係止又は脱係させるためのレバー部を形成して構成された、請求項1ないし6のいずれかに記載の綴じ具。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具の静止リング体が、表紙に固定された、ファイル。
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