JP6616392B2 - 綴じ具及び綴じ具の製造方法 - Google Patents

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本技術は、本発明は、書類、クリアポケットなどを綴じる綴じ具及び綴じ具の製造方法に関する。
従来、矩形状をなし、表紙に固定される基材と、該基材の短辺それぞれから突出しており、書類等の被綴物の孔に挿入される帯状片と、基材の長辺にヒンジ部材を介して連結した狭持部材(押さえ板)とを備える綴じ具が提案されている(特許文献1〜3参照)。
狭持部材には切欠が形成されており、狭持部材が基材に対向した場合、被綴物の孔に挿入された帯状片は切欠に挿入される。帯状片の先端部に凹部が形成され、該凹部に係合する凸部が基材に形成されている。狭持部材と基材との間に被綴物は狭持され、凸部及び凹部を係合させることによって、狭持部材は被綴物を押さえることができる。
特許第2814369号公報 特許第3456940号公報 特許第3670264号公報
特許文献1に記載の綴じ具はヒンジ部材によって、基材及び狭持部材が連結されており、綴じ具が大型化する。また構造が複雑になり、製造時間が嵩むという問題があった。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、小型化を図り、製造時間を抑制することができる綴じ具及び綴じ具の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る綴じ具は、一方向に延びた板状をなし、表紙に固定される基材と、該基材の二つの短辺それぞれから、前記基材の長手方向に突出し、被綴物の孔に挿入される帯状片と、前記基材の二つの長辺それぞれから前記基材の短辺に平行な方向に突出した突出部と、前記基材に対向し、前記基材との間において、前記被綴物を押さえる押さえ板とを備え、前記短辺に平行な方向における二つの前記突出部の間の寸法は、前記押さえ板における前記短辺に平行な方向の寸法に対応している。
本開示に係る綴じ具は、前前記基材の長辺の少なくとも一つに複数の前記突出部が並設されている。
本開示に係る綴じ具は、前記帯状片の先端部に形成された凸部と、前記押さえ板に形成され、互いに対向した可撓性を有する複数の壁体とを備え、前記凸部は前記複数の壁体の間に挿入される。
本開示に係る綴じ具は、前記押さえ板に、前記帯状片を挿入する挿入孔が形成されており、前記挿入孔の位置は、前記帯状片の基端部の位置に対応し、前記押さえ板における前記挿入孔の縁部は他の部分よりも厚い。
本開示に係る綴じ具の製造方法は、一方向に延びた板状をなし、表紙に固定される基材、該基材の二つの短辺それぞれから、前記基材の長手方向に突出し、被綴物の孔に挿入される帯状片、及び前記基材の二つの長辺それぞれから、前記基材の短辺に平行な方向に突出した突出部を備える脚部を複数備え、前記短辺に平行な方向における二つの前記突出部の間の寸法は、前記基材に対向すべき押さえ板における前記短辺に平行な方向の寸法に対応しており、複数の前記脚部は、それぞれの前記突出部を対向させて、隣り合っており、隣り合う一方の前記脚部の前記突出部と、他方の前記脚部の前記突出部とが第一連結部によって連結されている第一部品集合体と、前記脚部に対向し、前記脚部との間において、前記被綴物を押さえる一方向に延びた前記押さえ板を複数備え、複数の前記押さえ板は、前記押さえ板の短辺方向において前記第一連結部の幅に対応した幅を有する第二連結部によって、前記短辺方向に連結されている第二部品集合体とを上下に重ね、前記第一連結部と、前記第二連結部とを切断する。
本開示に係る綴じ具及び綴じ具の製造方法にあっては、基材及び押さえ板は、ヒンジ部材によって連結されないので、綴じ具の小型化を図ることができる。
綴じ具を製造する場合、例えば、複数の基材を突出部にて連結させた第一部品集合体と、複数の押さえ板を連結させた第二部品集合体とを作製する。第一部品集合体の上に、第二部品集合体を重ね、前記突出部の上側から切断刃によって切断する。本開示に係る綴じ具においては、二つの突出部の間の寸法が押さえ板の寸法に対応しているので、切断刃が突出部同士の連結部分を切断する限り、基材及び押さえ板を損傷させることがない。そのため、切断刃に対して、第一及び第二部品集合体を、所定距離ずつ移動させて、切断刃で順に切断することによって、基材及び押さえ板を組み合わせたもの、即ち綴じ具が順次生産される。第一及び第二部品集合体の移動距離と、切断刃の切断タイミングとを予め設定することによって、綴じ具を短時間で製造することができる。
ファイルを略示する平面図である。 脚部の略示斜視図である。 脚部の略示平面図である。 脚部の略示右側面図である。 脚部の略示背面図である。 図3に示すVI−VI線を切断線とした略示断面図である。 押さえ板の略示斜視図である。 押さえ板の略示平面図である。 押さえ板の略示右側面図である。 押さえ板の略示背面図である。 図8に示すXI−XI線を切断線とした略示断面図である。 帯状片を挿入孔に挿入した状態を示す模式的断面図である。 帯状片が壁体の間に係合した状態を示す綴じ具の断面図である。 複数の脚部を第一連結部で連結させた第一部品集合体を示す平面図である。 複数の押さえ板を第二連結部で連結させた第二部品集合体を示す平面図である。
以下本発明を実施の形態に係る綴じ具を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では、各図に示す上下前後左右を使用する。図1は、ファイル1を略示する平面図である。ファイル1は、矩形の表表紙2と、矩形の裏表紙3と、綴じ具4とを備える。表表紙2及び裏表紙3それぞれの長辺は前後方向に延び、表表紙2及び裏表紙3それぞれの短辺は左右方向に延びる。表表紙2の右側の長辺と、裏表紙3の左側の長辺とは折り曲げ可能に連結している。綴じ具4は、裏表紙3の左縁部の前後方向中央部分に設けられている。なお図1の綴じ具4は、閉じた状態を示している。
図2は、脚部5の略示斜視図、図3は、脚部5の略示平面図、図4は、脚部5の略示右側面図、図5は、脚部5の略示背面図、図6は、図3に示すVI−VI線を切断線とした略示断面図である。綴じ具4は脚部5を備える。脚部5は、矩形板状の基材6を有する。基材6の各長辺は前後方向に延び、各短辺は左右方向に延びる。基材6の前側短辺には、前方且つ上方に突出した帯状片7が形成されており、後側短辺には、後方且つ上方に突出した帯状片7が形成されている。帯状片7の基端部8が裏表紙3に固定されている。基端部8に貫通孔8aが形成されている。基端部8と裏表紙3とを超音波溶接する場合、貫通孔8aには、アンビルが挿入される。なお帯状片7は裏表紙3に固定されていない。帯状片7の中途部左右側面には、後述するラッチ92に係止するラッチ係止部7fが設けられている。ラッチ係止部7fは溝を有する。
図6に示すように、帯状片7の先端部には、下方に突出した二つの凸部7a、7aが形成されている。二つの凸部7a、7aは左右に並ぶ。二つの凸部7a、7aの間には前後に延びた溝7cが形成されている。二つの凸部7a、7aそれぞれに、左右方向において外向きに突出した外側突起7bが形成されている。
基材6の左辺に二つの突出部6a、6aが前後方向に間隔を空けて並設されている。突出部6aは、左方に向けて突出している。以下、基材6の左辺の二つの突出部6a、6aを、第一突出部61及び第二突出部62とも称する。第一突出部61は、第二突出部62よりも前側に配置されている。
基材6の右辺に二つの突出部6a、6aが前後方向に間隔を空けて並設されている。突出部6aは、右方に向けて突出している。以下、基材6の右辺の二つの突出部6a、6aを、第三突出部63及び第四突出部64とも称する。第三突出部63は、第四突出部64よりも前側に配置されている。第一突出部61及び第三突出部63は、左右方向において、互いに対向している。第二突出部62及び第四突出部64は、左右方向において、互いに対向している。なお第一突出部61及び第三突出部63は、左右方向に対向しなくてもよく、第二突出部62及び第四突出部64は、左右方向に対向しなくてもよい。
図7は、押さえ板9の略示斜視図、図8は、押さえ板9の略示平面図、図9は、押さえ板9の略示右側面図、図10は、押さえ板9の略示背面図、図11は、図8に示すXI−XI線を切断線とした略示断面図である。綴じ具4は押さえ板9を備える。押さえ板9は、前後に延びた矩形板状をなす。
押さえ板9の前端部中央寄りに、帯状片7を挿入する挿入孔9aが形成されている。押さえ板9の前端部に、平面視矩形状の貫通孔9bが形成されている。貫通孔9bは前後方向に延び、挿入孔9aよりも前側に配置されている。貫通孔9bの左右縁部それぞれに、押さえ板9に直角な壁体9cが形成されている。二つの壁体9c、9cは可撓性を有し、左右方向において互いに対向する。図9に示すように、壁体9cは上方に突出している。右側の壁体9cの左面と、左側の壁体9cの右面とに、内側突起9dがそれぞれ形成されている。内側突起9dは、前述した凸部7aの外側突起7bに係止する。
押さえ板9の前部において、挿入孔9a及び貫通孔9bの間に、前後方向に延びた溝91が押さえ板9の上面に形成されている。溝91の底面の右縁部及び左縁部それぞれに、前後方向に沿ってラッチ92が設けられている。挿入孔9aの左右縁部それぞれに側壁90が形成されている。側壁90は上方に突出しており、挿入孔9a付近を頂部として、前方及び後方に向かうに従って低くなるような側面視台形状をなす。即ち、押さえ板9における挿入孔9aの左右縁部の高さ(厚さ)は、他の部分よりも大きい。
押さえ板9の後端部中央寄りに、帯状片7を挿入する挿入孔9aが形成されている。押さえ板9の後端部に、平面視矩形状の貫通孔9bが形成されている。貫通孔9bは前後方向に延び、挿入孔9aよりも後側に配置されている。貫通孔9bの左右縁部それぞれに、押さえ板9に直角な壁体9cが形成されている。二つの壁体9c、9cは可撓性を有し、左右方向において互いに対向する。図9に示すように、壁体9cは上方に突出している。右側の壁体9cの左面と、左側の壁体9cの右面とに、内側突起9dがそれぞれ形成されている。内側突起9dは、前述した凸部7aの外側突起7bに係止する。
押さえ板9の後部において、挿入孔9a及び貫通孔9bの間に、前後方向に延びた溝91が押さえ板9の上面に形成されている。溝91の底面の右縁部及び左縁部それぞれに、前後方向に沿ってラッチ92が設けられている。挿入孔9aの左右縁部それぞれに側壁90が形成されている。側壁90は上方に突出しており、挿入孔9a付近を頂部として、前方及び後方に向かうに従って低くなるような側面視台形状をなす。即ち、押さえ板9における挿入孔9aの左右縁部の高さ(厚さ)は、他の部分よりも大きい。
図12は、帯状片7を挿入孔9aに挿入した状態を示す模式的断面図、図13は、帯状片7が壁体9c、9cの間に係合した状態を示す綴じ具4の断面図である。裏表紙3に固定された基材6から帯状片7が上方に突出している。押さえ板9は脚部5の上側に配置され、帯状片7は挿入孔9aに挿入される。帯状片7の凸部7aが壁体9c、9cの間に挿入される。凸部7aの外側突起7bは、壁体9cを外側に押し、壁体9cは外側に撓む。外側突起7bは更に挿入され、外側突起7bは、壁体9cの内側突起9dの下側に配置され、外側突起7b及び内側突起9dが係合する。帯状片7は溝91に挿入され、ラッチ係止部7fはラッチ92に係止し、帯状片7の前後方向への移動を防止する。
図12に示すように、帯状片7を挿入孔9aに挿入した場合、挿入孔9aの内側に基端部8が配置され、貫通孔8aが配置される。即ち、挿入孔9aの位置は、帯状片7の基端部8の位置に対応している。超音波溶接によって基端部8を裏表紙3に固定する場合、帯状片7及び壁体9cを係合させた状態で、挿入孔9a及び貫通孔8aにアンビルを挿入する。
帯状片7と壁体9cとの係合を解除する場合、帯状片7は上側に引き上げられる。帯状片7の引き上げによって、裏表紙3に固定された貫通孔8a付近に力が作用する。押さえ板9に曲げ応力が発生し、貫通孔8aに対応した部分、即ち挿入孔9aの付近に曲げ応力が集中し易い。前述したように、側壁90が挿入孔9aの左右縁部に形成されているので、挿入孔9aの周囲は補強されており、曲げ応力が集中しても容易には曲がらない。そのため、帯状片7を押さえ板9から外し易い。
脚部5において、対向する二つの突出部6a、6a、例えば第一突出部61及び第三突出部63の左右寸法A(図5参照)は、押さえ板9の中央部分の左右寸法B(図8参照)に対応しており、左右寸法Aは左右寸法Bと略等しい。左右寸法Aと左右寸法Bとが等しくなるように、綴じ具は設計されているが、左右寸法Aは左右寸法Bよりも僅かに長くてもよいし、短くてもよい。基材6の上側に押さえ板9を配置させた場合、基材6の突出部6aを形成した部分は、押さえ板9の中央部分に重なる。そのため、基材6の上側に押さえ板9を配置させた場合に、突出部6aは、押さえ板9よりも右方又は左方に突出しないか、または突出したとしても、その突出幅は僅かである。
図14は、複数の脚部5を第一連結部20で連結させた第一部品集合体51を示す平面図、図15は、複数の押さえ板9を第二連結部21で連結させた第二部品集合体52を示す平面図である。綴じ具4は、第一部品集合体51を第二部品集合体52に組み合わせた後に、切断刃によって、綴じ具4毎に切断され、製造される。
第一部品集合体51は、左右方向に並設された複数の脚部5を備える。左右に隣り合う二つの脚部5の突出部6aは互いに隣り合う。即ち、一方の脚部5の右辺に形成された第三突出部63及び第四突出部64は、他方の脚部5の左辺に形成された第一突出部61及び第二突出部62にそれぞれ隣り合う。第一突出部61及び第三突出部63は第一連結部20によって連結され、第二突出部62及び第四突出部64は第一連結部20によって連結されている。
右辺及び左辺それぞれに一つだけ突出部6aを設けた場合、第一連結部20を支点にして基材6は回転し易い。実施の形態にあっては、右辺及び左辺それぞれに二つずつ突出部6aが設けられているので、基材6は回転し難い。
第二部品集合体52は、左右方向に並設された複数の押さえ板9を備える。左右に隣り合う二つの押さえ板9における前後方向中央部は、前後に間隔を空けて設けられた二つの第二連結部21によって連結されている。第二連結部21の左右寸法は、第一連結部20の左右寸法に対応しており、略同じである。第二連結部21の左右寸法は、第一連結部20の左右寸法よりも僅かに短いか、また長くてもよい。第二連結部21の前後位置は、第一連結部20の前後位置とは異なる。なお第二連結部21の前後位置は、第一連結部20の前後位置と同じでもよい。
第二部品集合体52を第一部品集合体51の上側に配置し、第一部品集合体51の帯状片7を挿入孔9aに下側から挿入し、帯状片7を壁体9cに係合させる。このとき、各第一及び第二連結部20、21は前後方向に並ぶ。また前述したように、左右寸法A及びBは略等しいので、突出部6aは、押さえ板9よりも右方又は左方に突出しないか、または突出したとしても、その突出幅は僅かである。即ち、隣り合う二つの押さえ板9の間に突出部6aは配置されない。隣り合う二つの押さえ板9の間に切断刃が挿入され、第一及び第二連結部20、21が切断される。第一及び第二連結部20、21の左右寸法は略同じなので、切断刃の左右寸法を、第一及び第二連結部20、21の左右寸法に対応させることによって、第一及び第二連結部20、21を一回の切断工程で切断することができる。このとき突出部6aは切断されない。組み合わせた第一部品集合体51及び第二部品集合体52は、切断刃に向けて順に送られ、切断刃は、隣り合う二つの押さえ板9の間に順に挿入され、順次綴じ具4が形成される。なお切断刃による切断によって、第一及び第二連結部20、21が存在した部分にバリが残ることが多い。
実施の形態に係る綴じ具、第一部品集合体51及び第二部品集合体52にあっては、基材6及び押さえ板9は、ヒンジ部材によって連結されていないので、小型化を図ることができる。
綴じ具4を製造する場合、例えば、複数の脚部5を突出部6aにて連結させた第一部品集合体51と、複数の押さえ板9を連結させた第二部品集合体52とを作製する。第一部品集合体51の上に、第二部品集合体52を重ね、突出部6aの上側から切断刃によって切断する。実施の形態においては、二つの突出部6aの間の寸法が押さえ板9の寸法と略同じであるので、第一及び第二連結部20、21を切断する限り、脚部5及び押さえ板9を損傷させることがない。そのため、切断刃に対して、第一及び第二部品集合体51、52を、所定距離ずつ移動させて、切断刃で切断することによって、脚部5及び押さえ板9を組み合わせたもの、即ち綴じ具4が順次生産される。第一及び第二部品集合体51、52の移動距離と、切断刃の切断タイミングとを予め設定することによって、綴じ具4を短時間で製造することができる。
実施の形態にあっては、基材6の右辺及び左辺それぞれに二つずつ突出部6aが設けられているので、右辺及び左辺それぞれに一つだけ突出部6aを設けた場合に比べて、第一部品集合体51において、基材6は回転し難い。なお第一部品集合体51において、基材6の回転を抑制するには、突出部6aは、前記右辺又は左辺の少なくとも一方に、複数設けられていればよい。例えば、基材6の右辺又は左辺に突出部6aを三つ以上設けてもよく、また前記右辺又は左辺の一方にのみ、複数の突出部6aを設けてもよい。
また凸部7aは二つの壁体9c、9cの間に挿入され、係合する。係合を解除する場合、二つの壁体9c、9cは互いに離れる方向に撓み、円滑に凸部7aが抜き出される。そのため、凸部7a及び壁体9cの係合を解除する場合に、凸部7a及び壁体9cの間に発生する摩擦力を低減させて、押さえ板9の撓みを抑制することができる。その結果、帯状片7及び押さえ板9の係合を容易に解除させることができ、また押さえ板9の撓みによるモーメントが基材6に作用し難くなり、基材6は表紙から剥がれ難くなる。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
4 綴じ具
5 脚部
6 基材
7 帯状片
7a 凸部
6a 突出部
61 第一突出部
62 第二突出部
63 第三突出部
64 第四突出部
9 押さえ板
9a 挿入孔
9c 壁体
20 第一連結部
21 第二連結部
51 第一部品集合体
52 第二部品集合体

Claims (5)

  1. 一方向に延びた板状をなし、表紙に固定される基材と、
    該基材の二つの短辺それぞれから、前記基材の長手方向に突出し、被綴物の孔に挿入される帯状片と、
    前記基材の二つの長辺それぞれから前記基材の短辺に平行な方向に突出した突出部と、
    前記基材に対向し、前記基材との間において、前記被綴物を押さえる押さえ板と
    を備え、
    前記短辺に平行な方向における二つの前記突出部の間の寸法は、前記押さえ板における前記短辺に平行な方向の寸法に対応している
    綴じ具。
  2. 前記基材の長辺の少なくとも一つに複数の前記突出部が並設されている
    請求項1に記載の綴じ具。
  3. 前記帯状片の先端部に形成された凸部と、
    前記押さえ板に形成され、互いに対向した可撓性を有する複数の壁体と
    を備え、
    前記凸部は前記複数の壁体の間に挿入される
    請求項1又は2に記載の綴じ具。
  4. 前記押さえ板に、前記帯状片を挿入する挿入孔が形成されており、
    前記挿入孔の位置は、前記帯状片の基端部の位置に対応し、
    前記押さえ板における前記挿入孔の縁部は他の部分よりも厚い
    請求項1から3のいずれか一つに記載の綴じ具。
  5. 一方向に延びた板状をなし、表紙に固定される基材、該基材の二つの短辺それぞれから、前記基材の長手方向に突出し、被綴物の孔に挿入される帯状片、及び前記基材の二つの長辺それぞれから、前記基材の短辺に平行な方向に突出した突出部を備える脚部を複数備え、
    前記短辺に平行な方向における二つの前記突出部の間の寸法は、前記基材に対向すべき押さえ板における前記短辺に平行な方向の寸法に対応しており、
    複数の前記脚部は、それぞれの前記突出部を対向させて、隣り合っており、
    隣り合う一方の前記脚部の前記突出部と、他方の前記脚部の前記突出部とが第一連結部によって連結されている第一部品集合体と、
    前記脚部に対向し、前記脚部との間において、前記被綴物を押さえる一方向に延びた前記押さえ板を複数備え、複数の前記押さえ板は、前記押さえ板の短辺方向において前記第一連結部の幅に対応した幅を有する第二連結部によって、前記短辺方向に連結されている第二部品集合体と
    を上下に重ね、
    前記第一連結部と、前記第二連結部とを切断する
    綴じ具の製造方法。
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