JP2008281263A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】管内を流れる流体の流速が小であっても優れた熱交換性を有し、曲げ加工による伝熱性能低下を抑えた小型の熱交換器を提供する。
【解決手段】円筒状の構造体を形成するコルゲート伝熱管10のコルゲート溝の形状について、外径に対する凹凸の比を表すHc/d、またはHci/dを規定したことにより、コルゲート伝熱管10内での流体の攪拌が促進されて良好な乱流効果が得られ、効率的な熱交換が可能となる。そのため、内面溝付管に比べて大幅な伝熱性能の向上を果たすことができ、低コストで効率的な熱交換が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器に関し、特に、貯湯式ヒートポンプ給湯機に用いられる熱交換器に関する。
従来の貯湯式ヒートポンプ給湯機の熱交換器として、水を流す水管としての外管と、冷媒を流す冷媒管としての内管との二重管からなる二重管式熱交換器が知られている。
このような二重管式熱交換器の場合、冷媒が流れる内管に腐食によって孔が開くと、水と冷媒とが混ざりあって熱交換器能が損なわれることから、水または冷媒の漏洩を検知して熱交換器を停止する漏洩検知部を有するものがある。
このような漏洩検知部として、例えば、漏洩検知溝を有した漏洩検知管を用いたものが知られている。漏洩検知管を用いることで、管路は実質的に三重管構造となる。
貯湯式ヒートポンプ給湯機は、夜間に時間をかけて湯を沸かすものであり、そのため、水管内での水の流れは流速が小で層流となる。このことから、熱交換器としての性能向上を図るには、水管の伝熱性を高めることが不可欠である。
伝熱性能の向上を目的とした熱交換器として、第1伝熱管の内部に複数の伝熱管を螺旋状にねじって構成した第2伝熱管を配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の熱交換器によれば、水の圧力損失やスケール成分が小であり、伝熱促進体としての別部品を要することなしに伝熱促進することができる。
また、水管を芯管として冷媒管を外側に巻き付けた熱交換器がある(例えば、特許文献2参照。)。芯管として、平滑管のほかにコルゲート伝熱管、内面溝付管、あるいは内部にねじり板を挿入した芯管を用いる構成が記載されている。
特許文献2の熱交換器によれば、製造、運搬の容易性、熱交換性の向上、コスト低減等の効果が得られる。
また、コルゲート伝熱管を用いた熱交換器として、第1のスパイラルと第2のスパイラルとを交互に組み合わせた2条のスパイラル状コルゲート伝熱管から構成される二重管式熱交換器がある(例えば、特許文献3参照。)。
特許文献3の熱交換器によれば、コルゲート伝熱管を使用することで、曲げ加工性が向上するので、熱交換器をコイル状に形成することが可能となる。そのため、平滑管では曲げることが困難な、小さい曲げが要求される配管などに使用することができる。
特開2004−360974号公報 特開2002−228370号公報 特開2005−9832号公報
しかし、従来の熱交換器によると、以下のような問題がある。
特許文献1に記載される熱交換器では、複数本の伝熱管を螺旋状にねじる工程が複雑であり、コストアップを招くとともに第1伝熱管と複数本の第2伝熱管を分離する熱交換器端末部分の構成が複雑になるという問題がある。中空の伝熱管はつぶれ、折れ等の変形を生じやすく、ワイヤをねじるように容易に行うことはできない。
特許文献2に記載される熱交換器では、コルゲート伝熱管を芯管に用いる構成や、ねじり板を芯管に挿入するだけでは所望の伝熱性能を得ることができず、圧力損失の増大や、構成の複雑化によるコストアップ等の問題を招くおそれがある。また、芯管に内面溝付管を用いることで伝熱面積の増大を図っても、管内を流れる流体の流速が小なる層流域での使用においては伝熱性の向上が得られない。特に内面溝付管では、その製造上の制約から層流域で流れる流体に乱流効果をもたらすような形状の溝加工を施すことが困難である。
特許文献3に記載される熱交換器では、コルゲート伝熱管を用いても、曲げ加工によってコルゲート溝形状が変化し、所望の伝熱性能が得られない。特に熱交換器の小型化を図るためにコルゲート伝熱管の曲げを大にすると、コルゲート溝の変形が大になって伝熱性が損なわれてしまうという問題がある。
従って、本発明の目的は、管内を流れる流体の流速が小であっても優れた熱交換性を有し、曲げ加工による伝熱性能低下を抑えた小型の熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、管の長手方向に所定の形状で連続するコルゲート形状を有し、前記コルゲート形状を有した前記管の曲げ加工後のコルゲート溝の深さの最大値をHci、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管の短外径をdとして、0.1≦Hci/dを満たすコルゲート伝熱管からなる熱交換器を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、管の長手方向に所定の形状で連続するコルゲート形状を有し、前記コルゲート形状を有した前記管の曲げ加工後の、熱交換媒体と接触する部分のコルゲート溝の深さをHc、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管の短外径をdとして、0.04≦Hc/dを満たすコルゲート伝熱管からなる熱交換器を提供する。
本発明の熱交換器によれば、管内を流れる流体の流速が小であっても優れた熱交換性を有し、曲げ加工による伝熱性能低下を抑えて熱交換器の小型化を図ることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器の構造を示す斜視図である。この熱交換器1は、銅からなるコルゲート伝熱管10と、銅からなる冷媒管11によって構成されている。コルゲート伝熱管10は、螺旋状に加工されて円筒状に形成された構造体を形成しており、その外周に冷媒管11が螺旋状に接触するように設けられている。
コルゲート伝熱管10は、1条でコルゲート加工されることによって内外面にスパイラル状の波形構造が設けられており、短径部dを有する楕円状に形成されている。また、コルゲート伝熱管10の長径部は隣接する管壁と接触するように螺旋構造化されている。このコルゲート伝熱管10の内部には、端部10Aおよび10Bより導入される被加熱媒体としての水が通過する。
冷媒管11は、熱交換媒体としてコルゲート伝熱管10よりも小なる外径を有する平滑管で構成されており、円筒状に形成されたコルゲート伝熱管10の構造体の、隣り合う管によって外周に設けられる溝に沿って螺旋状に巻きまわされている。この冷媒管11の内部には、端部11Aおよび11Bより導入される冷媒として、二酸化炭素が通過する。
図2は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器を示し、(a)は平面図、(b)は(a)に示すコルゲート伝熱管のA部分を示す拡大断面図である。
図2(a)に示すように、コルゲート伝熱管10は、外部との接続を行うための端部10Aおよび10Bが平滑状に形成されている。また、コルゲート伝熱管10の外周に沿うように設けられる冷媒管11の端部11Aおよび11Bについても、同様に形成されている。
コルゲート伝熱管10は、図2(b)に示すように、熱交換器とするための曲げ加工によって扁平化する。この扁平化に伴って、コルゲートピッチPcで形成されたコルゲート伝熱管10の管軸10aで形成される円弧よりも直径が小の部分、つまり曲げた内側の内径部では、管の縮みによってコルゲート溝が圧縮されることにより、コルゲート溝深さの最大値Hciは曲げ加工前より深くなる。
本実施の形態では、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管10の短外径dに対して、0.1≦Hci/dを満たすように形成されている。
また、管軸10aで形成される円弧よりも直径が大の部分、つまり曲げた外側の外径部では、管の伸びによってコルゲート溝が広がることにより、コルゲート溝深さHcは曲げ加工前より浅くなる。
本実施の形態では、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管10の短外径dに対して、0.04≦Hc/dを満たすように形成されている。
図3は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器で使用される、曲げ加工前のコルゲート伝熱管(1条で加工されたもの)であり、(a)は一部を切断した全体図。(b)は(a)に示すコルゲート伝熱管のA部分を示す拡大断面図である。
コルゲート伝熱管10は、図3(b)に示すように、コルゲート溝10bと管軸10aとのなす角をねじれ角βcとして、40°以上の高ねじれ形状とすることが望ましい。より望ましくは、40≦βc≦82°である。これにより、コルゲート伝熱管10内でコルゲート溝10bに基づく凹凸を乗り越えた流体の乱流化を促進することができる。なお、上述のコルゲート伝熱管10の定義から、ねじれ角βcは、0°<βc<90°の範囲である。
また、本実施の形態におけるコルゲート伝熱管10について、その端末平滑部肉厚Tw、外径OD、およびコルゲートピッチPcは、特に限定されるものではない。また、材質についても上記した銅の他に、熱伝導率や機械的強度を勘案して、例えば銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝導性および加工性に優れる金属材料を用いることができる。冷媒管11の材質についても同様である。
また、コルゲート伝熱管10の端部10Aおよび10Bについて、コルゲート加工が未加工の平滑状の部分からなる構成としたが、端部10Aから端部10Bにかけての全長にわたってコルゲート加工が施されたものであってもよい。このとき、図2(a)に示すコルゲート伝熱管10の外部との接続を行うための端部10Aおよび10Bは、コルゲート加工が施されたものとなる。
図4は、本発明の実施の形態にかかる他の伝熱管の一部を切断した全体図である。
図4に示すコルゲート伝熱管10は、図3に示すコルゲート伝熱管10が1条でコルゲート加工されたものであることに対し、3条でコルゲート加工された構成において相違している。このように条数が大になると加工速度が大になるため、生産コスト的に有利になる。
3条コルゲート加工のコルゲート伝熱管10の場合、ねじれ角βcは1条加工よりねじれ角βが小さくなる傾向にあるが、隣り合うコルゲート溝10bの間隔、すなわちコルゲートピッチPcを小にすることで、内面溝付管では製造困難な40°以上の高いねじれ角βcを実現できる。
上記した熱交換器1では、1条と3条のコルゲート伝熱管10を用いた構成について説明したが、コルゲート伝熱管10の条数については他の条数、例えば、2条あるいは4条以上であっても良い。1条〜3条のコルゲート伝熱管が、内面溝付管では困難な高いねじれ角βcを実現しやすいという点で望ましい。
また、上記した熱交換器1ではコルゲート伝熱管10からなる円筒状の構造体の外周に1本の冷媒管11が巻きまわされた構成を説明したが、複数本の冷媒管11が接触する構成であってもよい。
また、冷媒管11は、コルゲート伝熱管10からなる円筒状の構造体の内側に接触するようにしてもよい。この場合、コルゲート伝熱管10の曲げ加工前のコルゲート溝深さが比較的浅いものであっても、構造体形成時の曲げ加工後に十分な深さを得ることができる。
また、冷媒管11に導入される冷媒についても、上記した二酸化炭素に代わるものとしてプロパン、イソブタン、フロン系冷媒(R410A,R407C,R22)等の他の冷媒であってもよい。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態にかかる熱交換器1によれば、円筒状の構造体を形成するコルゲート伝熱管10のコルゲート溝の形状について、外径に対する凹凸の比を表すHc/d、またはHci/dを規定したことにより、コルゲート伝熱管10内での流体の攪拌が促進されて良好な乱流効果が得られ、効率的な熱交換が可能となる。そのため、内面溝付管に比べて大幅な伝熱性能の向上を果たすことができ、低コストで効率的な熱交換が可能となる。
これにより、従来では性能向上が難しかったレイノルズ数Re領域(例えば、Re=1000〜5000、特にRe=1000〜3000)における性能向上により、貯湯式ヒートポンプ給湯機の定格COPで2%以上の性能向上を図ることができる。
貯湯式ヒートポンプ給湯機に用いられる水−冷媒熱交換器では、伝熱管内を流れる水の流速が非常に小であり、平滑管や内面溝付管等では層流となって伝熱性能が非常に低いものであった。また、コルゲート伝熱管を使用した従来の伝熱管では、コルゲート溝の形状について規定がなく、伝熱性能に関する効果が不明確であった。
本実施の形態に係るコルゲート伝熱管10は、コルゲート溝10bと管軸10aとのねじれ角βcを内面溝付管では形成困難であった40°以上の高い角度で形成できるため、コルゲート伝熱管10内を流れる流体が凹凸を乗り越える頻度を大にする。そのことによって管内の流体の主流と壁近傍の流れとの間に運動量の交換が行われ、乱流効果を促進させる。また、コルゲート伝熱管10の条数とコルゲートピッチPcの関係を調整することで、内面溝付管に比べて低コストでねじれ角βcを大にすることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1として、外径ODが9.52mmのリン脱酸銅からなる銅管に対して1条でコルゲート加工を施すことにより、Hc/ODが0.1、ねじれ角βcが73°のコルゲート伝熱管10を製造し、このコルゲート伝熱管10を用いて円筒状の構造体となるように曲げ加工して図1に示す熱交換器1を作製した。曲げRについては伝熱管の中心径で20mmとなるように加工され、曲げ加工後のHc/dは0.04、Hci/dは0.16であった。
実施例2として、外径ODが9.52mmのリン脱酸銅からなる銅管に対して1条でコルゲート加工を施すことにより、Hc/ODが0.08、ねじれ角βcが73°のコルゲート伝熱管10を製造し、このコルゲート伝熱管10を用いて円筒状の構造体となるように曲げ加工して図1に示す熱交換器1を作製した。曲げRについては伝熱管の中心径で20mmとなるように加工され、曲げ加工後のHc/dは0.03、Hci/dは0.13であった。
比較例1
また、比較例1として、外径ODが9.52mmのリン脱酸銅からなる銅管に対して1条でコルゲート加工を施すことにより、Hc/ODが0.04、ねじれ角βcが73°のコルゲート伝熱管10を製造し、このコルゲート伝熱管10を用いて円筒状の構造体となるように曲げ加工して図1に示す熱交換器1を作製した。曲げRについては伝熱管の中心径で20mmとなるように加工され、曲げ加工後のHc/dは0.01、Hci/dは0.06であった。
比較例2
比較例2として、外径ODが9.52mmのリン脱酸銅からなる平滑管を、伝熱管の中心径で20mmの円筒状の構造体となるように曲げ加工して図1に示す熱交換器1を作製した。
比較例3
また、比較例3として、外径ODが9.52mmのリン脱酸銅からなる内面溝付管(フィン高さ/外径OD=0.03、条数=1、ねじれ角βc=30°)を用意した。
上記した実施例1,実施例2,比較例1,比較例2,および比較例3の仕様を表1に示す。
Figure 2008281263
図5は、実施例および比較例で作製した熱交換器を貯湯式ヒートポンプ給湯機に組み込んで定格COPの評価を実施した結果を示す図である。なお、評価については水と冷媒を対向流で流して実施した。
ここで、定格COP(Coefficient Of Performance)とは、室外条件が乾球温度16℃、湿球温度12℃で入水温度17℃、出湯温度65℃となるときに、給湯能力を入力電力で除したものと定義する。
図5から明らかなように、水管がHci/dが0.1以上のコルゲート伝熱管10を用いた実施例1および実施例2のとき、平滑管の場合と比べて定格COPは2%以上向上することが確認された。また、Hc/dが0.04である実施例1では、定格COPは2.5%向上する。
図6は、実施例および比較例で作製した熱交換器の伝熱管の伝熱性能を示す図である。伝熱性能は層流流域(レイノルズ数Reが小さい領域)で比較している。試験に供したコルゲート伝熱管と内面溝付管の仕様は、表1に示したとおりである。
ここで、伝熱性能とは、流体の物性の影響を相殺するためにヌセルト数Nuをプラントル数Prの0.4乗で除したもの(Nu/Pr0.4)と定義する。また、レイノルズ数Reについては、貯湯式ヒートポンプ給湯機で実際に使用される水流量に対応するレイノルズ数Re(1000,2000,3000)で比較した。
図6から明らかなように、評価したレイノルズ数Re領域で、内面溝付管(比較例3)と平滑管(比較例2)の伝熱性能がほぼ同程度であるのに対し、実施例1のコルゲート伝熱管10では、3倍以上の伝熱性能と大幅に性能が向上していることが確認された。
図7は、コルゲート伝熱管のねじれ角βcと伝熱性能の関係について示す図である。なお、伝熱性能は平滑管に対する伝熱性能比で示し、貯湯式ヒートポンプ給湯機で実際に使用される水流量に対応するレイノルズ数Re=1000での条件とした。試験に供したコルゲート伝熱管10は、表1に示す実施例1である。
図7から明らかなように、Hc/OD=0.1であれば、ねじれ角βcが小さくても(例えば、βc=35°)、伝熱性能は平滑管比で1.5倍程度高くなるが、βc≧40°の高いねじれ角にすることで、伝熱性能を平滑管比で2倍以上に向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器の構造を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器を示し、(a)は平面図、(b)は(a)に示すコルゲート伝熱管のA部分を示す拡大断面図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる熱交換器で使用される、曲げ加工前のコルゲート伝熱管(1条で加工されたもの)であり、(a)は一部を切断した全体図。(b)は(a)に示すコルゲート伝熱管のA部分を示す拡大断面図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかる他の伝熱管の一部を切断した全体図である。 図5は、実施例および比較例で作製した熱交換器を貯湯式ヒートポンプ給湯機に組み込んで定格COP(Coefficient Of Performance)の評価を実施した結果を示す図である。 図6は、実施例および比較例で作製した熱交換器の伝熱管の伝熱性能を示す図である。 図7は、コルゲート伝熱管のねじれ角βcと伝熱性能の関係について示す図である。
符号の説明
1…熱交換器、10…コルゲート伝熱管、10A, 10B…端部、10a…管軸、10b…コルゲート溝、11…冷媒管、11A, 11B…端部

Claims (5)

  1. 管の長手方向に所定の形状で連続するコルゲート形状を有し、前記コルゲート形状を有した前記管の曲げ加工後のコルゲート溝の深さの最大値をHci、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管の短外径をdとして、0.1≦Hci/dを満たすコルゲート伝熱管からなることを特徴とする熱交換器。
  2. 管の長手方向に所定の形状で連続するコルゲート形状を有し、前記コルゲート形状を有した前記管の曲げ加工後の、熱交換媒体と接触する部分のコルゲート溝の深さをHc、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管の短外径をdとして、0.04≦Hc/dを満たすコルゲート伝熱管からなることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記コルゲート伝熱管は、曲げ加工前の前記コルゲート溝と前記コルゲート伝熱管の管軸とのなす角をねじれ角βcとすると、βc≧40である請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記コルゲート伝熱管は、螺旋状に加工されて円筒状に形成された構造体を形成しており、その外周に熱交換媒体としての冷媒管が螺旋状に接触するように設けられている請求項1または2に記載の熱交換器。
  5. 前記コルゲート伝熱管は、前記コルゲート形状を有した前記管の曲げ加工後の、熱交換媒体と接触する部分のコルゲート溝の深さをHc、曲げ加工後に扁平したコルゲート伝熱管の短外径をdとして、0.04≦Hc/dを満たす請求項1に記載の熱交換器。
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