JP2008280828A - 地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造並びに地盤改良べた基礎工法 - Google Patents

地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造並びに地盤改良べた基礎工法 Download PDF

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Abstract

【課題】不同沈下の抑制及び基礎全体の支持力の向上を実現しながら地盤改良体の重量増加を抑制することができ、中層程度の建築物にも適用可能な、地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造を提供する。
【解決手段】上部改良体6、外枠を形成する外周部改良体7,8及び前記外枠間を連結し、外周部改良体7,8の内側の領域を複数に仕切る内部改良体9,10により形成される、軟弱地盤Sの表層部を改良してなる浅層地盤改良体1と、外周部改良体7,8及び内部改良体9,10の下面から垂下して、又は、外周部改良体7,8及び内部改良体9,10の下面に当接する板材の下面若しくは該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される、軟弱地盤Sを改良してなる複数の円柱状改良体11,…からなる柱列状地盤改良体2と上部改良体6上に打設されたべた基礎3とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、軟弱地盤又は地震時に液状化発生が予測される地盤を改良してなる地盤改良体及びその上に打設されたべた基礎からなる建築物の基礎の構造並びにこの基礎構造を構築する工法に関するものである。
軟弱地盤又は地震時に液状化発生が予測される地盤上に建築物を建築する場合の基礎として、深層混合処理機の攪拌翼を地盤へ回転させながら貫入・引抜きを行い、その貫入時に固結性薬剤を供給して攪拌翼近傍で吐出させ、地盤中に攪拌混合して固結させ、格子状等の地盤改良体からなる地下壁を形成することにより、地盤全体としての剛性を高め、地盤の液状化による構造物の被害を防止するもの(例えば、特許文献1参照。)、布基礎やべた基礎などの直接基礎の下にコンクリート杭を打設してなる、直接基礎と杭基礎を併用したパイルド・ラフト基礎により、基礎の平均沈下量および不同沈下量を低減するもの(例えば、特許文献2参照。)、水平板状の上部改良体と、この上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体と、前記上部改良体の下面から垂下して、前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体とにより形成される、軟弱地盤の表層部を改良してなる地盤改良体及びその上に打設されたべた基礎により、地盤改良体の重量を軽減しながら、不同沈下の抑制及び地盤改良体下部の未改良土の側方流動の抑制等を図るもの(例えば、特許文献3参照。)等がある。
特開昭61−5114号公報(第1−2図) 特開2000−291022号公報(図1、図8−9) 特許第3608568号公報(図1−2)
特許文献1の地盤改良体からなる地下壁による基礎では、円柱状の地盤改良体を連続して形成して壁状にする必要があるため、地盤改良体の構築に時間がかかるとともにコストが増大する。
また、特許文献2のようなパイルド・ラフト基礎では、多数の鉄筋コンクリート製の杭を大型の重機を用いて基礎下に打設する必要があるため、基礎下を地盤改良するものと比較して重量が重くなるとともにコストが増大する。
これらに対して、特許文献3の軟弱地盤を浅層地盤改良してなる地盤改良体及びその上に打設されたべた基礎からなる構成では、特許文献1及び2の基礎と比較して、軽量であるとともに施工が容易であるため、特に比較的荷重が小さくて建築面積の大きい建築物に対する基礎の構造に適している。
しかし、特許文献3の地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造は、例えば5〜7階の中層程度の鉄筋コンクリート製の建築物の基礎としては、必要な支持耐力が得られずに使用することができない場合があるため、中層程度の建築物に必要な支持耐力を持たせて該建築物に対しても適用可能とするためには改良の余地がある。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、不同沈下の抑制及び基礎全体の支持力の向上を実現しながら地盤改良体の重量増加を抑制することができ、比較的経済性が高く、中層程度の建築物にも適用可能な、地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造並びに地盤改良べた基礎工法を提供する点にある。
本発明に係る地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造は、前記課題解決のために、水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される、軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を改良してなる浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して、又は、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面若しくは該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される、前記地盤を改良してなる複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体と、前記浅層地盤改良体の上部改良体上に打設されたべた基礎とを備えたものである。
ここで、前記柱列状地盤改良体が、前記べた基礎上に構築される建築物の柱の直下に配設される円柱状改良体と、地中梁の直下に並設される円柱状改良体とにより構成されると好ましい。
また、前記円柱状改良体の上端部に有蓋筒状のキャップ体を外嵌してなると好ましい。
本発明に係る地盤改良べた基礎工法は、前記課題解決のために、水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなるものである。
また、本発明に係る地盤改良べた基礎工法は、前記課題解決のために、水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面又は該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、該柱列状地盤改良体の上端面に、前記板材又は前記介在物及び板材を載置し、前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなるものである。
本発明に係る地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造によれば、水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される、軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を改良してなる浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して、又は、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面若しくは該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される、前記地盤を改良してなる複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体と、前記浅層地盤改良体の上部改良体上に打設されたべた基礎とを備えたので、基礎下部全体を地盤改良する場合と比較して、地盤改良体の重量を軽減しながら、不同沈下の抑制及び地盤改良体下部の未改良土の側方流動の抑制を図ることができる。
その上、建築物の荷重が、浅層地盤改良体の地盤反力(接地反力)に加え、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体の側面の摩擦力(周面摩擦力)及び下端面の反力(先端反力)により支持され、大きな支持耐力が得られるため、中層程度の建築物の基礎として用いることができる。
その上さらに、円柱状改良体の設置箇所、隣接する円柱状改良体間のピッチ並びに円柱状改良体の直径及び長さを変えることにより、周面摩擦力及び先端反力を容易に変更することができるので、様々な形状・荷重の建物に対して、接地反力、周面摩擦力及び先端反力の分担率や相対沈下量を制御して性能を確保しながら、コスト面で最適化して使用することができる。
その上、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体を、上部改良体の下面から垂下させずに、比較的厚い外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下させているので、円柱状改良体の数の増加を抑えながら、建築物の支持耐力を効率的に上昇させることができる。
その上さらに、格子状等の地盤改良体からなる地下壁を形成する構成と比較して、円柱状改良体を連続させて壁状にする必要がないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
その上、パイルド・ラフト基礎と比較して、多数の鉄筋コンクリート製の杭を大型の重機を用いて基礎下に打設する構成ではないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
その上さらに、外周部改良体及び内部改良体と円柱状改良体との間に板材又は板材及び介在物を配置する構成によれば、地震の際に、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体上面と浅層地盤改良体を構成する外周部改良体及び内部改良体の下面とが水平方向に相対的に容易にずれることができることから、当該基礎構造上に構築される建築物に伝わる地震力(水平力)が低減され、その揺れを大幅に軽減することができるため、当該基礎構造とその上に構築される建築物を含めた構造体全体の耐震性能をさらに向上することができる。
また、前記柱列状地盤改良体が、前記べた基礎上に構築される建築物の柱の直下に配設される円柱状改良体と、地中梁の直下に並設される円柱状改良体とにより構成されると、前記効果に加え、基礎全体の強度及び剛性が向上するため、さらに建築物の支持耐力が大きくなる。
さらに、前記円柱状改良体の上端部に有蓋筒状のキャップ体を外嵌してなると、前記効果に加え、地震により円柱状改良体上端面から板材(キャップ体の蓋部)が外れることがないため、上記免震の信頼性を長期にわたって確保することができる。
本発明に係る地盤改良べた基礎工法によれば、平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなるので、基礎下部全体を地盤改良する場合と比較して、地盤改良体の重量を軽減しながら、不同沈下の抑制及び地盤改良体下部の未改良土の側方流動の抑制を図ることができる。
その上、格子状等の地盤改良体からなる地下壁を形成する構成と比較して、円柱状改良体を連続させて壁状にする必要がないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
その上さらに、パイルド・ラフト基礎と比較して、多数の鉄筋コンクリート製の杭を大型の重機を用いて基礎下に打設する構成ではないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
その上、本発明に係る地盤改良べた基礎工法により得られる地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造によれば、建築物の荷重が、浅層地盤改良体の地盤反力に加え、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体の側面の摩擦力及び下端面の反力により支持され、大きな支持耐力が得られるため、中層程度の建築物の基礎として用いることができる。
その上さらに、本発明に係る地盤改良べた基礎工法により得られる地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造によれば、円柱状改良体の設置箇所、隣接する円柱状改良体間のピッチ並びに円柱状改良体の直径及び長さを変えることにより、周面摩擦力及び先端反力を容易に変更することができるので、様々な形状・荷重の建物に対して、接地反力、周面摩擦力及び先端反力の分担率や相対沈下量を制御して性能を確保しながら、コスト面で最適化して使用することができる。
その上、本発明に係る地盤改良べた基礎工法により得られる地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造によれば、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体を、上部改良体の下面から垂下させずに、比較的厚い外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下させているので、円柱状改良体の数の増加を抑えながら、建築物の支持耐力を効率的に上昇させることができる。
また、本発明に係る地盤改良べた基礎工法によれば、水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面又は該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、該柱列状地盤改良体の上端面に、前記板材又は前記介在物及び板材を載置し、前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなるので、上記地盤改良べた基礎工法の効果に加え、本発明に係る地盤改良べた基礎工法により得られる地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造において、外周部改良体及び内部改良体と円柱状改良体との間に板材又は板材及び介在物を配置するため、地震の際に、柱列状地盤改良体を構成する円柱状改良体上面と浅層地盤改良体を構成する外周部改良体及び内部改良体の下面とが水平方向に相対的に容易にずれることができることから、当該基礎構造上に構築される建築物に伝わる地震力(水平力)が低減され、その揺れを大幅に軽減することができる。したがって、当該基礎構造とその上に構築される建築物を含めた構造体全体の耐震性能をさらに向上することができる。
本発明に係る地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造は、軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤を改良してなる浅層地盤改良体及び柱列状地盤改良体を併用し、浅層地盤改良体上にべた基礎を打設してなるものであり、本発明を具体化した実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態においては、地盤が軟弱地盤である場合を例として説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造を示す概略図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)の矢視A−A断面図、図2は要部を拡大して示す平面図、図3は要部を拡大して示す縦断面図である。
図1〜図3に示すように、浅層地盤改良体1は、平面視において矩形の水平板状の上部改良体6と、この上部改良体6の下面から垂下して、平面視において矩形の外枠を形成する外周部改良体7,7及び8,8と、前記上部改良体6の下面から垂下して、前記外枠間を連結して前記外枠により囲まれる前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る内部改良体9,9及び10,10により形成される。
ここで、上部改良体及び外周部改良体の平面形状は矩形を複数連結してなる外形であってもよく、上部改良体及び外周部改良体の平面形状は同じである必要はない。また、内部改良体は、図1(a)に示すような平面視で井桁状のものの他、外周部改良体と内部改良体とを合わせた形状で、平面視で田の字又は日の字等も含め、外周部改良体の外形に合わせて、前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切るように適宜の数が選択される。
また、柱列状地盤改良体2は、図1に示すように前記浅層地盤改良体1の外周部改良体7,7及び8,8並びに内部改良体9,9及び10,10の下面から垂下して並設され、軟弱地盤S(例えば、約20m程度の深さにわたりN値が非常に小さい地盤。)の途中で止められて支持層に定着させない、複数の円柱状改良体11,…により形成される。
図1(a)において、浅層地盤改良体1の井桁間のピッチPx1,Px2,Px3,Py1,Py2,Py3は、例えば、5〜20mの範囲に設定され、隣接する円柱状改良体11,11間のピッチQx,Qyは、例えば、2〜4m程度に設定される。
また、図3において、べた基礎3の厚さは0.2〜0.4m程度に、上部改良体6の最大厚さC1は0.6〜1.2m程度に、外周部改良体7,7及び8,8の厚さC2並びに内部改良体9,9及び10,10の厚さC3は1〜2m程度とされるが、厚さC2と厚さC3は同じでなくてもよく、例えば、厚さC2を厚さC3より厚くしてもよい。
さらに、外周部改良体7,7及び8,8の幅B1並びに内部改良体9,9及び10,10の幅B2は、3〜4m程度とされるが、幅B1と幅B2は同じでなくてもよく、例えば、幅B1を幅B2より厚くしてもよい。
さらにまた、円柱状改良体11,…の直径Dは0.6〜1m程度に、長さ(深さ)Lは5〜7m程度とされるが、設置箇所に応じて直径D及び長さLを適宜変化させてもよい。例えば、図1において、柱5,…直下の柱状改良体11,…と地中梁4直下の円柱状改良体11,…の直径D及び長さL(図3参照。)並びに隣接する円柱状改良体11,11間のピッチQx,Qyを場所により変えることも容易であり、このようにすることにより、荷重分担率や相対沈下量が所望の値となるように制御することができる。
次に、前記浅層地盤改良体1及び柱列状地盤改良体2からなる地盤改良体を構築する工法について説明する。
図1(b)及び図3に示す浅層地盤改良体1及び柱列状地盤改良体2において、先ず、軟弱地盤Sの地表面GLから下側の表層部を、例えばバックホウによる鋤取り等により前記浅層地盤改良体1の形状に掘り下げる。
次に、例えば小型杭打ち機等の施工機械により、セメント系固化材等の固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体11,…の形状に軟弱地盤Sを掘削した後に攪拌することにより前記柱列状地盤改良体2を形成する。あるいは、前記円柱状改良体11,…の形状に軟弱地盤Sを掘削して取った土に前記固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体2を形成する。
次に、前記浅層地盤改良体1の形状の掘り下げにより取った土に前記固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、重機及びローラー等により締め固めることにより、前記浅層地盤改良体1を形成する。
このようにして構築された地盤改良体は、軟弱層Sが非常に深い場合でも適用可能であると共に、周囲の地盤沈下と共下がりするため抜け上がり現象を生じることがない。
また、浅層地盤改良体1の上部改良体6上には、鉄筋コンクリート構造のべた基礎3が構築され、該べた基礎3内には、前記浅層地盤改良体1の外周部改良体7,7及び8,8並びに内部改良体9,9及び10,10と平面視において同様形状である鉄筋コンクリート構造の地中梁4がべた基礎3と一体に形成される。さらに、地中梁4の所定位置には柱5,…が立設している。
上部改良体6上へのべた基礎3、地中梁4及び柱5,…の構築は、柱5,…のベースプレート及びアンカーボルト等をセットし、べた基礎3及び地中梁4の配筋を行い、べた基礎3及び地中梁4のコンクリートを打設した後、柱5,…を建て込むことにより行う。このような構成により、基礎上部の構造体の不均一な荷重がべた基礎3に作用しても、浅層地盤改良体1とべた基礎3とが共働することにより、沈下の主要な原因となる直下の軟弱層へは略均一荷重となるような荷重分散が行われるため、不同沈下が抑制される。
図4は、べた基礎3の下面に浅層地盤改良体1との係合凸部3aを設けた例を示す縦断面図である。べた基礎3の下面の、地盤改良体1の外周部改良体7,7及び8,8並びに内部改良体9,9及び10,10の上部に対応する位置に係合凸部3aを連続して又は間欠的に形成する。また、浅層地盤改良体1の上面に前記係合凸部3aに係合する係合凹部(7a,8a,9a,10a、図4中に係合凹部8a及び10aを示す。)を形成する。このような係合凹部は、浅層地盤改良体1形成時に、前記係合凹部(8a,10a等)となる所へ型枠を組んでおくことにより形成することができる。なお、前記係合凹部を、浅層地盤改良体1の外周部改良体7,7及び8,8並びに内部改良体9,9及び10,10の上部に形成するのは、浅層地盤改良体1に厚さが薄い箇所が形成されて浅層地盤改良体1の剛性及び強度が低下するのを防止するためである。べた基礎3下面の前記係合凸部3aと浅層地盤改良体1上面の前記係合凹部とを係合させることにより、べた基礎3と浅層地盤改良体1の一体性並びに基礎全体の剛性及び強度を高めることができる。したがって、不同沈下の抑制効果をさらに高めることができる。
以上のような浅層地盤改良体1、柱列状地盤改良体2及びべた基礎3からなる建築物の基礎の構造によれば、基礎下部全体を地盤改良する場合と比較して、地盤改良体の重量を軽減しながら、不同沈下の抑制及び地盤改良体下部の未改良土の側方流動の抑制を図ることができる。
また、建築物の荷重が、図5に示す浅層地盤改良体1の地盤反力(接地反力)F1に加え、柱列状地盤改良体2を構成する円柱状改良体11,…の側面(外周面)の摩擦力(周面摩擦力)F2,…及び下端面の反力(先端反力)F3,…により支持されるため、大きな支持耐力が得られ、基礎地盤支持耐力の増強と沈下の抑制が図られることから、中層程度の建築物(鉄筋コンクリート構造物)の基礎として用いることができる。
さらに、上記のとおり、円柱状改良体11,…の設置箇所、隣接する円柱状改良体11,11間のピッチQx,Qy、並びに、円柱状改良体11,…の直径D及び長さLを変えることにより、上記周面摩擦力F2及び先端反力F3を容易に変更することができるので、本発明に係る浅層地盤改良体1及び柱列状地盤改良体2並びにべた基礎3からなる建築物の基礎の構造を、様々な形状・荷重の建物に対して、接地反力F1、周面摩擦力F2及び先端反力F3の分担率や相対沈下量を制御して性能を確保しながら、コスト面で最適化して使用することができる。
さらにまた、柱列状地盤改良体2を構成する円柱状改良体11,…を、上部改良体6の下面から垂下させずに、比較的厚い外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面から垂下させているので、円柱状改良体11,…の数の増加を抑えながら、建築物の支持耐力を効率的に上昇させることができる。特に、柱列状地盤改良体2を、べた基礎3上に構築される建築物の柱5,…の直下に配設される円柱状改良体11,…と、地中梁4の直下に並設される円柱状改良体11,…により構成すると、基礎全体の強度及び剛性がさらに向上するため、建築物の支持耐力がさらに大きくなる。
また、浅層地盤改良体1、柱列状地盤改良体2及びべた基礎3からなる建築物の基礎の構造を、液状化発生が予測されるような地盤に使用した場合において、建物下の地盤が柱列状地盤改良体2によって仕切られて拘束されるため安定化し、液状化強度を非常に高くすることができる。
さらに、圧密低下が予測されるような地盤の場合でも、柱列状地盤改良体2を設置することによって、浅層地盤改良体1のみの場合よりも不同沈下をさらに効率的に抑制することができる。
さらにまた、格子状等の地盤改良体からなる地下壁を形成する構成と比較して、円柱状改良体を連続させて壁状にする必要がないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
また、パイルド・ラフト基礎と比較して、多数の鉄筋コンクリート製の杭を大型の重機を用いて基礎下に打設する構成ではないため、工期を短縮することができるとともに、軽量化及びコスト低減化を図ることができる。
図6は、図1(b)、図3及び図4に示すような円柱状改良体11,…を外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面から垂下させる構成と異なり、円柱状改良体11,…の上端面が外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面に直接接触しないように、円柱状改良体11,…と外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10との間に板材を介在させる構成を示しており、図6(a)は要部を拡大して示す縦断面図、図6(b)は上記板材を含む有蓋円筒状のキャップ体12の部分断面斜視図である。
すなわち、図6に示す構成では、柱列状地盤改良体2を構成する各円柱状改良体11,…を形成した後に、これら円柱状改良体11,…の上端部に有蓋円筒状のキャップ体12,…を外嵌し、これらキャップ体12,…の上に浅層地盤改良体1を構築している。
したがって、円柱状改良体11,…は、外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面に当接する板材(キャップ体12の円板状の蓋部12A)の下面から垂下している。
ここで、キャップ体12は、円柱状改良体11,…と外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10との間に介在する板材である円板状の蓋部12Aと円柱状改良体11,…の側面に添う円環状の円筒部12Bとからなり、各円柱状改良体11,…の上端面には蓋部12Aの下面12aが当接し、各円柱状改良体11,…の上端部側面には円筒部12Bの内側面12aが当接する。なお、円柱状改良体11,…の上端部側面と円筒部12Bの内側面12bとの間に隙間を設けるように、キャップ体12,…を円柱状改良体11,…の上端部に遊嵌してもよい。
また、板材(例えば蓋部12A)の下側に別の板材やレベルモルタル等の介在物を配置してもよい。例えば、板材の下側に単又は複数の別の板材を配置し、その下側にレベルモルタル等を配置してもよい。
ここで、板材は、ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)等のフッ素樹脂、若しくは、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン若しくはABS等の合成樹脂、又は、ステンレス鋼若しくはアルミニウム合金等の金属、若しくは金属表面にフッ素樹脂等をコーティングしたものとされ、摩擦係数が小さいものとするのが好ましい実施態様である。
以上のような円柱状改良体11,…と外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10との間に板材(キャップ体12の円板状の蓋部12A)又は板材及びその下面に当接する介在物を配置する構成によれば、キャップ体12以外は、図1〜図5の構成と同じであるため、上述の図1〜図5の構成による作用効果を奏する。そして、この作用効果に加え、地震の際に、柱列状地盤改良体2を構成する円柱状改良体11,…の上面と浅層地盤改良体1を構成する外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面とが容易にずれること(相対的に水平方向に移動すること)ができることから、当該基礎構造上に構築される建築物に伝わる地震力(水平力)が低減され、その揺れを大幅に軽減することができるため、図6に示す建築物の基礎構造とその上に構築される建築物を含めた構造体全体の耐震性能をさらに向上することができる。
図6に示す例は、円柱状改良体11,…の上端部に有蓋円筒状のキャップ体12,…を外嵌する構成であるが、このような有蓋円筒状のものでなく、例えば有蓋矩形筒状等の有蓋多角形筒状のものであってもよい。あるいは、円柱状改良体11,…と外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10との間に例えば板材を介在させればよいため、円板又は多角形板等の板材のみとしてもよい。
しかし、円柱状改良体11,…の上端部に有蓋筒状のキャップ体を外嵌する構成によれば、地震により円柱状改良体11,…の上端面から前記板材(図6の例では円板状の蓋部12A)が外れることがないため、長期にわたってその機能を継続して発揮することができることから、より好ましい実施態様である。
また、板材の下側に別の板材やレベルモルタル等の介在物を配置する構成とすれば、地震の際に、柱列状地盤改良体2を構成する円柱状改良体11上面と浅層地盤改良体1を構成する外周部改良体7,7,8,8及び内部改良体9,9,10,10の下面との水平方向の相対的移動をさらに安定かつ確実なものとすることができる。
本発明の実施の形態に係る地盤改良体及びべた基礎からなる建築物の基礎の構造を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視A−A断面である。 要部を拡大して示す平面図である。 要部を拡大して示す縦断面図である。 要部を拡大して示す縦断面図である。 浅層地盤改良体の地盤反力並びに柱列状地盤改良体の側面の摩擦力及び下端面の反力を示す説明図である。 円柱状改良体と外周部改良体及び内部改良体との間に板材を介在させる構成を示す概略図であり、(a)は要部を拡大して示す縦断面図、(b)は有蓋円筒状のキャップ体の部分断面斜視図である。
符号の説明
1 浅層地盤改良体
2 柱列状地盤改良体
3 べた基礎
3a 係合凸部
4 地中梁
5 柱
6 上部改良体
7,8 外周部改良体
9,10 内部改良体
8a,10a 係合凹部
11 円柱状改良体
12 キャップ体
12A 蓋部
12B 円筒部
12a 下面
12b 内側面
C1 上部改良体の厚さ
C2 外周部改良体の長さ(深さ)
C3 内部改良体の長さ(深さ)
D 円柱状改良体の直径
L 円柱状改良体の長さ(深さ)
Px1,Px2,Px3,Py1,Py2,Py3 井桁間のピッチ
Qx,Qy 円柱状改良体間のピッチ
GL 地表面
S 軟弱地盤

Claims (5)

  1. 水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される、軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を改良してなる浅層地盤改良体と、
    前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して、又は、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面若しくは該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される、前記地盤を改良してなる複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体と、
    前記浅層地盤改良体の上部改良体上に打設されたべた基礎と、
    を備えた建築物の基礎の構造。
  2. 前記柱列状地盤改良体が、前記べた基礎上に構築される建築物の柱の直下に配設される円柱状改良体と、地中梁の直下に並設される円柱状改良体とにより構成される請求項1記載の建築物の基礎の構造。
  3. 前記円柱状改良体の上端部に有蓋筒状のキャップ体を外嵌してなる請求項1記載の建築物の基礎の構造。
  4. 水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、
    前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、
    固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、
    前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、
    該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなる地盤改良べた基礎工法。
  5. 水平板状の上部改良体、該上部改良体の下面から垂下して外枠を形成する外周部改良体、及び、前記上部改良体の下面から垂下するとともに前記外枠間を連結して前記外周部改良体の内側の領域を複数の領域に仕切る少なくとも1個の内部改良体により形成される浅層地盤改良体と、前記外周部改良体及び内部改良体の下面に当接する板材の下面又は該板材の下面に当接する介在物の下面から垂下して並設される複数の円柱状改良体からなる柱列状地盤改良体とからなる地盤改良体を、
    前記浅層地盤改良体の形状に軟弱地盤又は液状化発生が予測される地盤の表層部を掘り下げ、
    固化材と水を注入しながら前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削した後に攪拌することにより、若しくは、前記円柱状改良体の形状に前記地盤を掘削して取った土に固化材を添加混合して埋め戻し、混合攪拌した後に締め固めることにより、前記柱列状地盤改良体を形成し、該柱列状地盤改良体の上端面に、前記板材又は前記介在物及び板材を載置し、
    前記浅層地盤改良体の形状の掘り下げにより取った土に固化材を添加混合して埋め戻して敷き均し、締め固めることにより、前記浅層地盤改良体を形成し、
    該浅層地盤改良体の上部改良体上に、鉄筋コンクリート構造のべた基礎を構築してなる地盤改良べた基礎工法。
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