JP3175368U - 地盤の液状化防止用地中壁 - Google Patents

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郁夫 丸岡
克己 丸岡
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Abstract

【課題】一般の戸別住宅に適した地盤の液状化防止用地中壁を提供する。
【解決手段】軟弱地盤にある家屋建築部分の地表面から地中に向かって造成された連続地中壁1である。この連続地中壁は、家屋建築部分の間仕切りに沿って、その直下に設けられている。または、この連続地中壁が家屋建築部分の対角線に沿って、その直下にX字状に設けられており、その連続地中壁の上に全面を覆うコンクリート基礎が敷設されている。好ましくは、前記連続地中壁は、一部が重複する3連のソイルセメント柱を複数組み合わせたものである。
【選択図】図1

Description

本考案は地盤の液状化防止用地中壁に関する。
東日本大震災が発生した時、地盤の弱い地域で液状化現象が起こり、多数の家屋が傾いたのはまだ記憶に新しい。地震時の地盤液状化を防止するとともに基礎の水平力抵抗力を増大させるため、従来、格子状地中壁を設けた基礎工法が知られている。たとえば特開昭61−5125号や特開平1−290824号がある。
これらの従来技術では、明記はしていないが、その添付図面から見て大規模高層建造物を想定しているので、一般の戸別住宅に対する配慮が十分には見られない。
本考案は、上記従来技術を基礎としながら、一般の戸別住宅に適した地盤の液状化防止用地中壁を提供することを目的とする。
本考案は、第1の見地では、軟弱地盤Aにある家屋建築部分の地表面から地中に向かって造成された連続地中壁1であって、この連続地中壁1が、家屋建築部分の間仕切りに沿って、その直下に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
本考案は、第2の見地では、軟弱地盤Aにある家屋建築部分の地表面から地中に向かって造成された連続地中壁1であって、この連続地中壁が家屋建築部分の対角線に沿って、その直下にX字状に設けられていること、その連続地中壁の上に全面を覆うコンクリート基礎が敷設されていることを特徴とする(請求項2)。
前記連続地中壁は、一部が重複する3連のソイルセメント柱を複数組み合わせたものであることが好ましい(請求項3)。
また、前記3連のソイルセメント柱のうち、少なくとも1本には補強芯材を設けたり(請求項4)、深度をほかのものよりも深くしたり(請求項5)、直径をほかのものよりも大きくしたり(請求項6)することができる。
前記請求項1による連続地中壁は、家屋建築部分の間仕切りに沿って、その直下に設けられているので、負荷が重点的にかかる部分を安定的に支持することができる。
前記請求項1による連続地中壁は、家屋建築部分の対角線に沿って、その直下にX字状に設けられており、その連続地中壁の上に全面を覆うコンクリート基礎が敷設されているので、負荷を分散させることができる。
前記請求項3による連続地中壁は、一部が重複する3連のソイルセメント柱を複数組み合わせたものであるので、連結強度が大きく土留効果に勝れると共に、止水性も極めて良好で水漏れ等を生じることがない。
前記請求項4〜6による連続地中壁は、それぞれ連続地中壁の強度を高め、家屋の安定支持に貢献する。
本考案の実施例1に係る連続地中壁の平面図である。 本考案の実施例1に係る連続地中壁を一部拡大した(a)平面図及び(b)断面図である。 本考案の実施例1(変形例)に係る連続地中壁を一部拡大した(a)平面図及び(b)断面図である。 (a)〜(d)は、本考案の連続地中壁を形成する工程を示す斜視図である。 本考案の実施例2に係る連続地中壁の平面図である。 本考案の実施例2に係る連続地中壁を一部拡大した断面図である。
図1、図2は、この考案に係る液状化防止地中壁1の第1実施例を示している。図において、軟弱地盤Aにある家屋建築部分の地表面から地中に向かって連続地中壁1が造成されている。この連続地中壁1は、家屋の間仕切りに沿って、その直下に設けられている。
連続地中壁1は、例えば特開平9−279624で知られるように、一度に3本が重複連接して造成される。この方法においては3本の撹拌ヘッド2(21、22、23)を備えたベースマシン(図示せず)を用いる。撹拌ヘッド2は、ベースマシン本体のリーダーマストに交換可能に取り付けられている。
ただし、本考案で使用する撹拌ヘッドでは、特開平9−279624と異なり、左右の撹拌ヘッドと中央の撹拌ヘッドは、図4に示すように、先端長さをそろえ、互いに噛み合わす機構を採用している。特開平9−279624の機構では、施工中に撹拌ヘッドを前後左右に動かせないので、礫石の食い込みを防ぐにはヘッド間隔を大きく取らなければならなかった。本考案の実施例ではベースマシンに油圧ショベルを使用するので、施工中に礫石に当たってもヘッドを前後左右に振ることにより、礫石をはねることができる。この機構により、土壌と固化剤スラリーの混合・撹拌作用が3軸一体となり、下記するソイルセメントの品質が大幅に向上した。
このベースマシンを使用して連続地中壁を構築するに当っては、まず、基準杭を建て込む位置にベースマシンを移動して、3本の撹拌ヘッド21、22、23の垂直精度を管理しながら、図4(b)(c)に示すような一部が重複する3連の杭穴3(31、32、33)を所要深さまで掘削する。杭穴の重複長さ(図4(a)のt)は、14cm程度確保することが好ましい。深さの深い杭穴(図2(b)の34)または直径の大きな杭穴(図3(b)の35)を掘削するときは、必要に応じて撹拌ヘッドを変更または継ぎ足しながら掘削する。
連続地中壁1は軟弱地盤Aを貫通し、少なくとも中間支持地盤Bまでは連続して造成される。一般の戸建て住宅の場合、3−5m程度である。場所によっては中間支持地盤Bを貫通して深層支持地盤Cまで連続して造成されていてもよい。
所要深さの杭穴31〜35を掘削したあと、一部又は全部の撹拌ヘッド先端から上記杭穴31〜35内にセメントミルクを注入しながら撹拌ヘッドを引き上げることにより、図4(d)に示すように、掘削土壌と混合したソイルセメント11を充満させる。
そして、ベースマシンを移動させたあと、上記杭穴31〜33のうち、少なくとも1本に補強芯材4(図2)を建て込む。補強芯材としては、H形鋼などの形鋼、鋼管または鉄筋などで補強されたコンクリート板などを使用することができる。
上記ベースマシンにより新たな3連の杭穴31〜33を掘削する工程と、セメントミルクを注入してソイルセメント11を充満させる工程、及び新たな補強芯材4を建て込む工程とを行い、これらの工程を所要回数繰り返すことにより、所期の連続地中壁列が構築される。
このようにして構築された連続地中壁列は、連結強度が大きく土留効果に勝れると共に、止水性も極めて良好で水漏れ等を生じることがない。したがって、軟弱地盤の液状化対策として最適である。
図5、図6は、この考案に係る液状化防止地中壁の第2実施例を示している。
これらの図において、軟弱地盤Aにある家屋建築部分の地表面から地中に向かって連続地中壁1Aが造成されている。
第2実施例が第1実施例と異なるのは、この連続地中壁1Aは、家屋の対角線に沿って、その直下にX字状に設けられていること、その連続地中壁の上に全面を覆うコンクリート基礎12(いわゆるベタ基礎)が敷設されていることである。
その他の点は第1実施例と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
1、1A 連続地中壁
11 ソイルセメント
12 コンクリート基礎
2(21、22、23) 撹拌ヘッド
3(31-35) 杭穴
4 補強芯材
A 軟弱地盤
B 中間支持地盤
C 深層支持地盤
特開昭61−5125号 特開平1−290824号

Claims (6)

  1. 軟弱地盤(A)にある家屋建築部分の地表面から地中に向かって造成された連続地中壁(1)であって、
    この連続地中壁(1)が、家屋建築部分の間仕切りに沿って、その間仕切りの直下に設けられていること
    を特徴とする連続地中壁。
  2. 軟弱地盤(A)にある家屋建築部分の地表面から地中に向かって造成された連続地中壁(1A)であって、
    この連続地中壁が家屋建築部分の対角線に沿って、その対角線の直下にX字状に設けられていること、その連続地中壁の上に全面を覆うコンクリート基礎(12)が敷設されていること
    を特徴とする連続地中壁。
  3. 前記連続地中壁(1,1A)が、一部が重複する3連のソイルセメント柱(11)を複数組み合わせたものである請求項1または2記載の連続地中壁。
  4. 前記3連のソイルセメント柱(11)のうち、少なくとも1本には補強芯材(4)を設けている請求項1−3のいずれかに記載の連続地中壁。
  5. 前記3連のソイルセメント柱(11)のうち、少なくとも1本は深度がほかのものよりも深い柱(34)である請求項1−4のいずれかに記載の連続地中壁。
  6. 前記3連のソイルセメント柱(11)のうち、少なくとも1本は直径がほかのものよりも大きい柱(35)である請求項1−5のいずれかに記載の連続地中壁。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030971A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社大林組 場所打ち杭の孔壁防護体、及びその構築方法

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