JP2008279295A - 穴かがり縫いミシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本穴かがり縫いミシンでは、縫製機構及び送り台の制御によって左右の千鳥縫い目と前後の閂止め縫い目とから成る穴かがり縫い目を形成することができる。そして、上記穴かがり縫い目の縫い始め及び縫い終わりを一方の閂止め縫い目に配設することにより、その閂止め縫い目を上記縫製機構に2重縫いさせる場合、縫い始め側の針落ち点と縫い終わり側の針落ち点とをずらして配設する。従って、2重縫いを実行する場合に、既に縫い目を形成している上糸を切断することがない。
【選択図】 図13
Description
この結果、縫製開始直前における縫い針16の移動経路は、図12に実線で示すようになる。続くS31では、縫い始めの止め縫い部の針落ち点を算出する。
例えば、「前止め縫い針数(10)」が4に設定されているときは、次式により1針目〜5針目の針落ち点を算出する。
2針目=(−F/2 ,0.2+M)
3針目=(−F/2−J1 ,0.2+M)
4針目=(−F/2 ,0.2+2M)
5針目=(−F/2−CL1+0.2,0.2+2M)
但し、J1=「前止め縫い巾(12)」
M=「前止め縫いピッチ(13)」
CL1=2×(「千鳥巾(03)」+「前閂止め巾補正(14)」)
×「千鳥巾比率(09)」
すなわち、「前止め縫い針数(10)」分の縫製を行う間は縫い針16の振り巾をJ1とし、続いて、千鳥縫い目71,72の巾に前閂止め巾補正を加えた左側前閂止め巾CL1よりも更に0.2mm小さい振り巾とする。縫い始めの止め縫い部における残りの針数N1は次式で表され、この針数N1分の縫製を行う間の上記振り巾は上記CL1−0.2となる。
但し、I1=「前止め縫い針数(10)」
D1=「閂止め長さ(04)」+「前閂止め長さ補正(16)」
B=「千鳥ピッチ(02)」
従って、この縫い始めの止め縫い部における実際のピッチP1は、
P1=(D1−I1×M/2−0.2)/(N1/2)
で表され、この部分における6針目以降の針落ち点は、
6針目=(−F/2 ,0.2+2M+P1)
7針目=(−F/2−CL1+0.2,0.2+2M+P1)
…………
I1+N1針目=(−F/2 ,D1)
で表される。この結果、縫い始めの止め縫いにおける縫い針16の移動経路は、図13に実線で示すようになる。なお、この縫い始めの止め縫い部では、式(1)によって針数N1を算出する関係上、パラメータにはD1>I1×M/2−0.2なる制約事項が必要となる。
但し、Aは「千鳥縫い長さ(01)」の設定値であり、この場合の針落ち点は次のように算出される。
1針目=(−F/2−CL, P2+D1)
2針目=(−F/2 , 2×P2+D1)
3針目=(−F/2−CL, 3×P2+D1)
4針目=(−F/2 , 4×P2+D1)
5針目=(−F/2−CL, 5×P2+D1)
6針目=(−F/2 , 6×P2+D1)
7針目=(−F/2−CL, 7×P2+D1)
8針目=(−F/2 , 8×P2+D1)
9針目=(−F/2−CL, 9×P2+D1)
10針目=(−F/2 ,10×P2+D1)
[千鳥針数N2が奇数(例えば9)の場合]
1針目=(−F/2−CL, P2+D1)
2針目=(−F/2 , 2×P2+D1)
3針目=(−F/2−CL, 3×P2+D1)
4針目=(−F/2 , 4×P2+D1)
5針目=(−F/2−CL, 5×P2+D1)
6針目=(−F/2 , 6×P2+D1)
7針目=(−F/2−CL, 7×P2+D1)
8針目=(−F/2 , 8×P2+D1)
9針目=(−F/2−CL, 9×P2+D1)
10針目=(−F/2 , 9×P2+D1)
但し、P2=A/N2
CL=2×「千鳥巾(03)」×「千鳥巾比率(09)」 ……(2)
従って、前者の場合は10×P2=Aであり、後者の場合は9×P2=Aである。このため、前者の場合は10針目のY座標が、後者の場合は9針目及び10針目のY座標が、それぞれA+D1となる。この結果、行きの千鳥縫い部における縫い針16の移動経路は、前者の場合は図14(A)に実線で示すようになり、後者の場合は図14(B)に実線で示すようになる。
但し、D2=「閂止め長さ(04)」+「奥閂止め長さ補正(17)」
E=「閂止めピッチ(05)」
そして、例えばN3=8の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図15に実線で示すようになる。
2針目=(−F/2+R×P , A+D1+P3)
3針目=(−F/2−CL2 , A+D1+2×P3)
4針目=(−F/2+R×2×P, A+D1+2×P3)
5針目=(−F/2−CL2 , A+D1+3×P3)
6針目=(−F/2+R×3×P, A+D1+3×P3)
7針目=(−F/2−CL2 , A+D1+4×P3)
8針目=(−F/2+R×4×P, A+D1+4×P3)
但し、R=(CR2+F)/D2
CL2=2×(「千鳥巾(03)」+「奥閂止め巾補正(15)」)
×「千鳥巾比率(09)」
CR2=2×(「千鳥巾(03)」+「奥閂止め巾補正(15)」)
×(1−「千鳥巾比率(09)」)
また、ここでは、N3≧2なる制約事項が必要となる。
帰りの奥閂止め部は、千鳥針数N2が偶数であるか奇数であるかによって算出される針落ち点の形態が変化し、例えばN2=10(偶数)の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図16(A)に実線で示すようになる。
2針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−P4)
3針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−2×P4)
4針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−2×P4)
5針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−3×P4)
6針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−3×P4)
7針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−4×P4)
8針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−4×P4)
9針目=(F/2,A+D1)
また、N2=9(奇数)の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図16(B)に実線で示すようになる。
2針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−P4)
3針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−2×P4)
4針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−2×P4)
5針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−3×P4)
6針目=( CR2+F/2,A+D1+D2+0.2−3×P4)
7針目=(−CL2−F/2,A+D1+D2+0.2−4×P4)
8針目=( CR2+F/2,A+D1)
なお、ここでは、いずれの場合もN4≧2なる制約事項が必要となる。
帰りの千鳥縫い部も、針数N5が偶数であるか奇数であるかによって算出される針落ち点の形態が変化し、例えばN5=10(偶数)の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図17(A)に実線で示すようになる。
2針目=(F/2 ,A+D1−2×P5)
3針目=(F/2+CR,A+D1−3×P5)
4針目=(F/2 ,A+D1−4×P5)
5針目=(F/2+CR,A+D1−5×P5)
6針目=(F/2 ,A+D1−6×P5)
7針目=(F/2+CR,A+D1−7×P5)
8針目=(F/2 ,A+D1−8×P5)
9針目=(F/2+CR,A+D1−9×P5)
10針目=(F/2 ,A+D1−10×P5)=(F/2,D1)
但し、CR=2×「千鳥巾(03)」×(1−「千鳥巾比率(09)」)
……(3)
また、N5=9(奇数)の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図17(B)に実線で示すようになる。
2針目=(F/2+CR,A+D1−2×P5)
3針目=(F/2 ,A+D1−3×P5)
4針目=(F/2+CR,A+D1−4×P5)
5針目=(F/2 ,A+D1−5×P5)
6針目=(F/2+CR,A+D1−6×P5)
7針目=(F/2 ,A+D1−7×P5)
8針目=(F/2+CR,A+D1−8×P5)
9針目=(F/2 ,A+D1−9×P5)=(F/2,D1)
続くS36では、前閂止め縫い目73の針落ち点を算出する。ここで、前閂止め縫い目73の針数N6及びピッチP6は次式で表される。
そして、例えばN6=9の場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図18に実線で示すようになる。
2針目=(−CL1−F/2,D1)
3針目=( CR1+F/2,D1−P6)
4針目=(−CL1−F/2,D1−P6)
5針目=( CR1+F/2,D1−2×P6)
6針目=(−CL1−F/2,D1−2×P6)
7針目=( CR1+F/2,D1−3×P6)
8針目=(−CL1−F/2,D1−3×P6)
9針目=( CR1+F/2,0)
但し、CR1=2×(「千鳥巾(03)」+「前閂止め巾補正(14)」)
×(1−「千鳥巾比率(09)」)
また、ここでは、N6≧2なる制約事項が必要となる。
(A)I2≧2の場合
この場合、ピッチP7は次式によって算出される。
そして、針落ち点は次式で表され、例えばI2=3の場合、縫い針16の移動経路は図19(A)に実線で示すようになり、I2=2の場合、縫い針16の移動経路は図19(B)に実線で示すようになる。
2針目=( −P6,0)
3針目=(−2×P6,0)
…………
I2針目=(−CL1−F/2,0)(B)I2=1の場合
この場合、針落ち点は次式で表され、縫い針16の移動経路は図19(C)に実線で示すようになる。
続くS38では、最終針の針落ち点を算出する。この最終針の針落ち点は、
(X,Y)=(0.5−CL1−F/2,−0.2)
で表され、最終針に至るときの縫い針16の移動経路は、図20に実線で示すようになる。なお、この最終針の針落ち点は、糸切り動作時に周知の糸捌きによって下糸及び上糸が下方に引き抜かれることによって、実質的な縫い目ではなくなる。更に、続くS39では、縫い針16を原点位置(0,0)へ移動させるための空送りデータを作成し、続いて、S40にて、縫製終了(S15)を指示するための終了データを作成した後、前述のS5の処理へ移行する。
11…送り台 12…送り台駆動機構 13…カッタ
14…カッタ駆動機構 31…布押え 51…針棒台
70…穴かがり縫い目 71…左千鳥縫い目 72…右千鳥縫い目
73…前閂止め縫い目 74…奥閂止め縫い目 80…ボタン穴
411…アップダウンキー 421…プログラムナンバキー
M…穴かがり縫いミシン
Claims (1)
- 加工布を布送りする送り台と、上記加工布に縫い目を形成する縫製手段と、上記送り台及び上記縫製手段を制御して、ボタン穴の形成部を挟んで配設される一対の千鳥縫い目及びその千鳥縫い目の両端に配設される一対の閂止め縫い目を有する穴かがり縫い目を形成させる縫製制御手段とを備えた穴かがり縫いミシンであって、
上記縫製制御手段が、上記穴かがり縫い目の縫い始め及び縫い終わりを一方の上記閂止め縫い目に配設することにより、その閂止め縫い目を上記縫製手段に2重縫いさせる場合、縫い始め側の針落ち点と縫い終わり側の針落ち点とをずらして配設することを特徴とする穴かがり縫いミシン。
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---|---|---|---|
JP2008219210A JP2008279295A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 穴かがり縫いミシン |
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JP2008219210A JP2008279295A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 穴かがり縫いミシン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12430299A Division JP4239292B2 (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 穴かがり縫いミシン |
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008219210A Pending JP2008279295A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 穴かがり縫いミシン |
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---|---|
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5519189A (en) * | 1978-07-28 | 1980-02-09 | Singer Co | Buttonhole working controller for electronic sewing machine |
JPH02142272A (ja) * | 1988-11-24 | 1990-05-31 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置 |
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-
2008
- 2008-08-28 JP JP2008219210A patent/JP2008279295A/ja active Pending
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