JP4304557B2 - 穴かがり縫いミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は穴かがり縫いミシンに関し、特に千鳥縫目の前後両端に設ける前閂止め縫目と奥閂止め縫目を夫々選択的に組み合わせて穴かがり縫目の種類を決定できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、穴かがり縫いミシンは、加工布を布送りする布送り機構と、加工布に穴かがり縫目を形成する縫製機構と、穴かがり縫目の略中央部にカッターによりボタン穴を形成するボタン穴形成機構と、これら布送り機構と縫製機構とボタン穴形成機構を夫々制御してボタン穴を有する穴かがり縫目を縫製する制御装置等を備えている。ところで、穴かがり縫目はボタン穴の左右両側に夫々形成する千鳥縫目と、この千鳥縫目の手前側の前閂止め縫目と、千鳥縫目の奥側の奥閂止め縫目とからなる。
【0003】
前閂止め縫目として角形や放射形や流れ形等を含む複数種類が有り、奥閂止め縫目として角形や放射形や鳩目形等を含む複数種類が有る。従って、穴かがり縫目はこれら複数種類の前閂止め縫目と複数種類の奥閂止め縫目とを組み合わせた複数種類(例えば、30〜50種類)が実用に供されている。
【0004】
即ち、角形を前閂止めと奥閂止めに有する角形穴かがり縫目、丸形を前閂止めと奥閂止めに有する丸形穴かがり縫目等の一般的な使用頻度の高い穴かがり縫目以外に、放射形と角形を組み合わせた放射角形穴かがり縫目、鳩目形と角形を組み合わせた鳩目角形穴かがり縫目、角形と流れ形を組み合わせた角流れ形穴かがり縫目等の前後で異なる閂止め形状からなる任意形の複数種類の穴かがり縫目も多方面に用いられている。それ故、穴かがり縫目縫製に際しては、多数種類の穴かがり縫目模様リストから所望の1つを選択して穴かがり縫目番号を入力設定したり、ディスプレイに穴かがり縫目模様を順次表示させながら選択するようになっている。
【0005】
しかも、これら複数種類の穴かがり縫目の各々について、千鳥縫目に関して千鳥縫い長さ、千鳥縫いピッチ、千鳥縫い幅等の複数項目からなる千鳥縫目用縫製パラメータが設定可能であり、奥閂止め縫目に関して奥閂止め長さ、奥閂止めピッチ、奥閂止め補正幅、針数等の複数項目からなる奥閂止め用縫製パラメータが設定可能であり、更に前閂止め縫目に関しても同様に前閂止め長さ、前閂止めピッチ、前閂止め補正幅、針数等の複数項目からなる前閂止め用縫製パラメータが設定可能になっている。
【0006】
それ故、制御装置に設けたROM等の不揮発性メモリには、各穴かがり縫目毎に、千鳥縫目用縫製パラメータメモリと、奥閂止め用縫製パラメータメモリと、前閂止め用縫製パラメータメモリとが設けられるとともに、千鳥縫目の為の縫製データ作成プログラム、複数種類の奥閂止め縫目の為の縫製データ作成プログラム、複数種類の前閂止め縫目の為の縫製データ作成プログラムが設けられている。そこで、所望の穴かがり縫目を選択したときには、その選択された穴かがり縫目に関する縫製パラメータを読み込んで穴かがり縫目の縫製データが演算で求められ、この縫製データに基づいて穴かがり縫目が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の穴かがり縫いミシンにおいては、複数種類の前閂止め縫目の何れかと複数種類の奥閂止め縫目の何れかとを組み合わせた、例えば30〜50種類もの複数の穴かがり縫目から任意の1つを選択する場合、これら複数種類の縫目模様リストから選択したり、ディスプレイに順々に表示させながら選択するため、選択操作が複雑化し操作性に欠けること、選択操作に多大の操作時間を要して縫製作業の作業能率が低下すること、等の問題がある。
【0008】
更に、複数種類の穴かがり縫目には、前閂止め縫目が同様(例えば、角形)であっても奥閂止め縫目が異なる(例えば、丸形と流れ形)場合、奥閂止め縫目が同様(例えば、角形)であっても前閂止め縫目が異なる(例えば、丸形と流れ形)場合には、穴かがり縫目の種類(形状)が異なることになり、複数項目からなる千鳥縫目用縫製パラメータと奥閂止め用縫製パラメータと前閂止め用縫製パラメータを夫々記憶する為のメモリが複数種類の穴かがり縫目の全てについて設けられているため、これら縫製用パラメータを記憶するメモリが大型化しコスト高になるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、縫製に供する所望の穴かがり縫目の選択操作を簡単化すること、穴かがり縫目の縫製に用いる複数の縫製パラメータを記憶するメモリの小型化を図ること、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の穴かがり縫いミシンは、加工布を布送りする布送り手段と、加工布に穴かがり縫目を形成する縫製手段とを備え、千鳥縫目とこの千鳥縫目の手前側の前閂止め縫目と千鳥縫目の奥側の奥閂止め縫目とからなる穴かがり縫目を形成可能な穴かがり縫いミシンにおいて、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の前閂止め縫目から任意の1つを選択する前閂止め選択手段と、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の奥閂止め縫目から任意の1つを選択する奥閂止め選択手段と、前記千鳥縫目を縫製する為の少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを含む縫製パラメータを入力設定する為の千鳥縫目用縫製パラメータ設定手段と、前閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の前閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段と、奥閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の奥閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段と、前記の前閂止め選択手段で選択された1つの前閂止め縫目であって、前記前閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された前閂止め縫目と、前記奥閂止め選択手段で選択された1つの奥閂止め縫目であって、前記奥閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された奥閂止め縫目を、前記千鳥縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された千鳥縫目に組み合わせて穴かがり縫目の種類を決定する種類決定手段とを備えたものである。ここで、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の前閂止め縫目と、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の奥閂止め縫目とは予め準備して設けられたものである。
【0011】
所望の前閂止め縫目を前閂止め選択手段により少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の前閂止め縫目から選択し、所望の奥閂止め縫目を奥閂止め選択手段により少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の奥閂止め縫目から選択する。前記の両選択手段で夫々選択された種類の前閂止め縫目と奥閂止め縫目を千鳥縫目に組み合わせた穴かがり縫目の種類(又は形状)が種類決定手段により決定される。即ち、複数種類(例えば、8種類)の前閂止め縫目と複数種類(例えば、7種類)の奥閂止め縫目との組み合わせ総数(例えば、56種類)のうちから任意の1つを選択するよりも、複数種類(例えば、8種類)のうちから前閂止め縫目を選択し、複数種類(例えば、7種類)のうちから奥閂止め縫目を選択する方が、選択回数が2回になるが選択肢の数を少なくでき、選択操作が大幅に簡単化する。
【0012】
また、前記千鳥縫目を縫製する為の千鳥縫目用縫製パラメータと、選択された前閂止め縫目を縫製する為の前閂止め縫目用縫製パラメータと、選択された奥閂止め縫目を縫製する為の奥閂止め縫目用縫製パラメータとを入力設定する為の各縫製パラメータ設定手段を設けたので、千鳥縫目用パラメータ設定手段により設定された千鳥縫目用縫製パラメータと、選択された前閂止め縫目用縫製パラメータと、選択された奥閂止め縫目用縫製パラメータとに基づいて、これら前閂止め縫目と奥閂止め縫目とを千鳥縫目に組み合わせた穴かがり縫目を縫製できる。
また、前閂止め縫目や奥閂止め縫目を、丸形、角形、放射形の閂止めのうちから選択することができ、千鳥縫目用縫製パラメータとして、少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを設定するだけでよく、前閂止め縫目用縫製パラメータ及び奥閂止め縫目用縫製パラメータとして、閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を設定するだけでよい。
【0013】
しかも、千鳥縫目用縫製パラメータは1種類だけ記憶すればよく、前閂止め縫目用縫製パラメータと奥閂止め縫目用縫製パラメータについては種類毎に夫々1種類だけ記憶すればよいため、これら縫製パラメータを記憶するメモリのメモリ容量を小型化でき、穴かがり縫いミシンを安価に製作することができる。
【0014】
また、前記種類決定手段で決定された穴かがり縫目の種類と、各縫製パラメータ設定手段で設定された縫製パラメータに基づいて、穴かがり縫目を縫製する為の縫製データを作成する縫製データ作成手段を設けた場合(請求項に従属の請求項)には、種類決定手段により穴かがり縫目の種類を決定し、各縫製パラメータ設定手段により縫製パラメータを設定するだけで、縫製データ作成手段によりこれら穴かがり縫目の種類と縫製パラメータとに基づいて穴かがり縫目を縫製する為の縫製データを作成することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
また、ディスプレイを含む表示手段と、種類決定手段によって決定された種類の穴かがり縫目を表示手段に表示させる縫目表示制御手段とを設けた場合(請求項1又は2の何れかに従属の請求項)には、選択した前閂止め縫目と奥閂止め縫目とを組み合わせた所望の穴かがり縫目がディスプレイに表示されるため、決定した穴かがり縫目を目で確認することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、千鳥縫目とこの千鳥縫目の手前側の前閂止め縫目と千鳥縫目の奥側の奥閂止め縫目とからなる穴かがり縫目を形成可能な穴かがり縫いミシンに本発明を適用した場合のものである。
図1に示すように、穴かがり縫いミシンMはミシンテーブル1上に載置支持され、ミシンテーブル1にミシンモータ2、穴かがり縫いの起動と停止を指示する足踏みペダル3、穴かがり縫目70を縫製する種々の縫製パラメータを入力設定する為の操作パネル4が設けられるとともに、ミシンテーブル1の右端部のボックス内には縫製制御を含む各種の制御を行なう制御装置5が設けられている。
【0019】
穴かがり縫いミシンMは、ベッド部6と、このベッド部6から立ち上がる脚柱部7と、この脚柱部7から前方向きのアーム部8とを有している。穴かがり縫いミシンMには、図2〜図5に示すように、加工布を前後に布送りする布送り機構10と、加工布に穴かがり縫目70を形成する縫製機構30と、加工布に形成した穴かがり縫目70にカッター61によりボタン穴を形成するボタン穴形成機構60が設けられている。
【0020】
布送り機構10(これが布送り手段に相当する)は、図3に示すように、送り台11と、布押え12と、ステッピングモータ13等を有し、これら布押え12と送り台11とで加工布を押圧した状態でステッピングモータ13が駆動されるので、加工布は送り台11と同期して前後に移動される。送り台11は前後に長い板状に形成され、その前端部に穴かがり縫目70を形成する為の長孔11aが形成されている。ベッド部6の上面部分に左右1対の案内板14が嵌込まれており、これらの案内板14の間に送り台11が前後に移動可能にガイド支持されている。
【0021】
送り台11の後端部下面側に可動部材15が固定され、その可動部材15の後側に前後に長い連結ロッド16を介して可動部材17が連結され、この可動部材17に、前端部に布押え12を取り付けた押え腕18の後端部が左右軸心回りに枢支されている。布押え12は、付勢部材(図示略)により押え腕18を介して下方へ付勢されており、例えば、ペダル3の操作により、布押え12の高さ調節を行うことができる。連結ロッド16は、可動部材15,17の左端部に挿通状に固定されて延び、可動部材15,17の前後両側において1対の軸受19を介してミシン機枠に前後に移動可能にガイド支持されている。
【0022】
また、連結ロッド16の右側に、前後に長いロッド20がミシン機枠に固定的に設けられ、このロッド20に可動部材17の右端部が軸受17aを介して前後に移動自在にガイド支持されている。ステッピングモータ13の出力軸に駆動プーリ13aが固着され、駆動プーリ13aの後方に従動プーリ(図示略)がミシン機枠に枢支され、これら両プーリに無端状のベルト21が掛け渡されている。このベルト21の一部に可動部材17が固定され、ステッピングモータ13が駆動されると、ベルト21を介して可動部材15,17と送り台11と布押え12が前後に一体的に駆動される。
【0023】
縫製機構30(これが縫製手段に相当する)は、図2,図4に示すように、針棒31と、針棒31の下端に装着されて糸駒等の上糸供給源(図示略)から延びる上糸が装着される縫針32と、針棒31を上下に往復駆動する針棒上下動機構33及び左右に揺動駆動する針棒揺動機構34と、送り台11の下側に装着され下糸が巻付けられるボビン(図示略)と、送り台11の下側にて上下動する縫針32付近における上糸を捕捉しボビンから延びる下糸と交絡させる糸輪捕捉器(図示略)等を有する。
【0024】
図4に示すように、針棒上下動機構33においては、アーム部8に揺動自在に設けられた仮想線で示す針棒台35に、針棒31が上下に摺動可能に支持され、針棒31に針棒抱き36が固定されている。針棒31の後側に針棒連竿37が設けられ、その上端部37aが鉛直面内で円運動(円C参照)するようにミシンモータ2で回動される上軸38に連結され、針棒連竿37の下端部37bの前側と後側に、角コマ39,40が夫々回動自在に連結されている。針棒抱き36の後部に左右方向に断面矩形の案内溝36aが形成され、この案内溝36aに前側の角コマ39が左右方向に移動自在に係合している。
【0025】
針棒抱き36の後部には針棒連竿案内41が設けられ、この針棒連竿案内41に形成された垂直溝41aに、後側の角コマ40が係合し垂直方向にのみ移動可能に案内されている。更に、針棒台35の側面に平板状の針棒案内42が固定され、この針棒案内42に形成され針棒31に沿って伸びる長穴42aに、針棒抱き36の左側部から突出した突起36bが係合している。このように構成された針棒上下動機構33では、ミシンモータ2によって回転駆動される上軸38から針棒連竿37に加わる力を、角コマ39と針棒抱き36を介して針棒31に伝達し、それによって針棒31を上下動させることができる。
【0026】
針棒揺動駆動機構34においては、針棒台35の後側に揺動レバー45が設けられ、この揺動レバー45の下端前側に回動可能に装着された角駒46が針棒台35の下端前部に係合している。揺動レバー45の上端部にステッピングモータ47の出力軸47aが内嵌固着され、ステッピングモータ47から揺動レバー45に加わる力を、角コマ46と針棒台35を介して針棒31に伝達し、それによって針棒31を左右に揺動させることができる。
【0027】
ボタン穴形成機構60は図5に示すように、カッター61、カッターホルダ62、カッター取付軸63、カッター作動腕64、カッター駆動用ソレノイド65等を有する。カッター取付軸63の下端にカッターホルダ62が設けられ、そのカッターホルダ62にカッター61がビス62aで固定されている。カッター作動腕64は後端側が上方に屈曲した略L字形に形成され、その前後方向中央部が枢支軸64aを介してミシン機枠に左右軸心回りに揺動可能に支持されている。
【0028】
カッター作動腕64の前端部分はバネ部材66により上方へ付勢され、カッター作動腕64の前端部がカッター取付軸63の上部に連結され、カッター作動腕64の後上端部が、カッター駆動用ソレノイド65から後方へ突出したプランジャ65aにリンク67を介して連結されている。カッター駆動用ソレノイド65のプランジャ65aを突出/退避させることによって、カッター作動腕64とカッター取付軸63を介してカッター61を上下動させることができる。尚、カッター駆動用ソレノイド65はプランジャ65aを突出方向へも退避方向へも駆動可能な双方向ソレノイドであるため、バネ部材66はカッター取付軸63からカッター61に至る機構の重量を補償する程度のものであればよく、省略することも可能である。
【0029】
ここで、穴かがり縫目70について説明する。
図13に示すように、穴かがり縫目70は、カッター61で形成されるボタン穴74の左右両側に形成される左千鳥縫目71a及び右千鳥縫目71bと、これら千鳥縫目71の手前側の前閂止め縫目(放射形)72と、千鳥縫目71の奥側の閂止め縫目(角形)73とからなっている。前閂止め縫目72としては図11に示すように、角形、放射形、丸形、流れ形、直線形からなる5つの種類(又は形状)のうちの何れか1つを選択でき、奥閂止め縫目73としては図12に示すように、角形、放射形、丸形、鳩目形からなる4つの種類(又は形状)のうちの何れか1つを選択できる。
【0030】
即ち、5種類の前閂止め縫目72と4種類の奥閂止め縫目73とを組み合わせて、20種類もの穴かがり縫目70を選択的に縫製することができる。尚、図13に、放射形前閂止め縫目72と角形奥閂止め縫目73とを千鳥縫目71に組み合わせた穴かがり縫目70を示す。
【0031】
次に、穴かがり縫いミシンMの制御系について説明する。
図6に示すように、制御装置5はCPU5aとROM5bとRAM5cを主要部とするマイクロコンピュータと、足踏みペダル3の操作状態に応じて起動スイッチ3aからの信号や操作パネル4からの信号等が入力される入力インターフェース5dと、ミシンモータ2、ステッピングモータ13,47、カッター駆動用ソレノイド65等に図示しない駆動回路を介して駆動信号を出力するとともに、操作パネル4へも表示制御信号を出力する出力インターフェース5e等を備え、それらをデータバス等のコモンバス5fで相互に接続されている。
【0032】
ROM5bには、操作パネル4により設定された種々の縫製パラメータに基づいて穴かがり縫目70の縫製データを作成する縫製データ作成制御プログラムと、布送り機構10と縫製機構30とボタン穴形成機構60とを夫々制御して穴かがり縫目70を縫製する後述の穴かがり縫目縫製制御の制御プログラム等が格納されている。ここで、縫製データ作成制御プログラムには、千鳥縫目用縫製パラメータから千鳥縫目71の縫製データを作成するサブルーチン、前閂止め縫目用縫製パラメータから複数種類の前閂止め縫目72の縫製データを作成するサブルーチン、奥閂止め縫目用縫製パラメータから複数種類の奥閂止め縫目73の縫製データを作成するサブルーチンが含まれている。
【0033】
更に、ROM5bには図7に示すように、縫製パラメータ設定範囲参照テーブルTが格納されている。即ち、複数の縫製パラメータを設定する設定用プログラム番号「00〜29」と、縫製パラメータの設定範囲のデータと、設定値の増減ステップと、設定値の初期値(デフォルト値)とが対応させて設けられている。この縫製パラメータ設定範囲参照テーブルTにおいて、千鳥縫目71に関する縫製パラメータを設定するプログラム番号「01〜03」と、前閂止め縫目72に関する縫製パラメータを設定するプログラム番号「20〜24」と、奥閂止め縫目73に関する縫製パラメータを設定するプログラム番号「25〜29」とが含まれている。
【0034】
RAM5cには、千鳥縫目71を縫製する3つの縫製パラメータ(千鳥縫目長さ、千鳥縫目ピッチ、千鳥縫目幅)を記憶する千鳥縫目用縫製パラメータメモリ5cA(図8参照)と、前閂止めの種類(角形、放射形、丸形、流れ形、直線形)毎に4つの縫製パラメータ(前閂止め長さ、前閂止ピッチ、前閂止め幅補正、前閂止め針数)を記憶する前閂止め用縫製パラメータメモリ5cB(図9参照)と、奥閂止めの種類(角形、放射形、丸形、鳩目形)毎に4つの縫製パラメータ(奥閂止め長さ、奥閂止ピッチ、奥閂止め幅補正、奥閂止め針数)を記憶する奥閂止め用縫製パラメータメモリ5cC(図10参照)と、CPU5aで演算した演算結果を一次的に記憶する各種のメモリやバッファ等が設けられている。
【0035】
次に、操作パネル4について説明すると、図14に示すように、穴かがり縫いミシンMの現在の制御モードを表す4つの表示ランプ90及び選択キー(SELECT)91と、異常に対する対処後に穴かがり縫いミシンMをリセットするリセットキー(RESET)92、カッター61をプログラムに依らずに駆動するカッターオンキー(CUTTERON)93、2桁の7セグメントディスプレイからなる番号表示部94、プログラム番号キー(PROGRAMNO)95等が設けられている。
【0036】
更に、操作パネル4には、電源がONになっていることを示すパワーオンランプ96、何らかの異常が発生したことを示す警告ランプ97、4桁の7セグメントディスプレイからなる設定値表示部98、アップダウンキー99、エンターキー(ENTER)100、液晶ディスプレイ101に穴かがり縫目70を表示させる表示キー(DISP)102等が設けられている。
【0037】
選択キー91により、通常の縫製を行う為の自動モード(AUTO)と、実際の縫製を行わずに針落ち位置を確認するテストフィードモード(TESTFEED)と、使用者が図示しないプーリを回して手動で縫製を行うマニュアルモード(MANUAL)と、各種設定を行う為のプログラムモード(PROGRAM)とに択一的に切換えることができ、切り換えて設定されたモードに対応するランプ90が点灯する。
【0038】
プログラムモードが設定されたときに、現在のプログラム番号が番号表示部94に表示され、その縫製パラメータの設定値が設定値表示部98に表示される。番号表示部94に表示される番号は、プログラム番号キー95を操作する毎にインクリメントすることができる。現在のプログラム番号で設定されているパラメータの設定値は番号表示部94に表示され、アップダウンキー99の操作により増減して変更でき、最終的にエンターキー100の操作により変更して設定することができる。
【0039】
次に、前記制御装置5により実行される穴かがり縫目縫製制御のルーチンについて、図15のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1、2、3・・・)は各ステップである。
穴かがり縫いミシンMに電源が投入されるとこの制御が開始され、先ずプログラム番号カウンタに初期番号「00」がセットされ、このプログラム番号「00」が番号表示部94に表示され(S1)、このプログラム番号「00」に設定されている主軸の回転数が設定値表示部98に表示される(S2)。
【0040】
次に、足踏みペダル3が踏み込み操作されないで(S3:No)、プログラム番号キー95の操作によりプログラム番号変更処理が実行されたときに(S4:Yes)、千鳥縫目71に関するプログラム番号「01〜03」の何れかのときには(S8:Yes)、千鳥縫目用縫製パラメータ設定処理が実行される(S12)。即ち、この縫製パラメータ設定処理においては、設定されたプログラム番号として、図14に示すように例えば「01」のときに、そのプログラム番号が番号表示部94に表示されるとともに、プログラム番号「01」の千鳥縫目長さに関する設定値(初期値)「10」が設定値表示部98に表示されているので、設定した所望の設定値「22.0」が設定値表示部98に表示される。
【0041】
同様に、プログラム番号「02」の千鳥縫目ピッチの設定値として「0.5」が設定され、プログラム番号「03」の千鳥縫目幅の設定値として「1.2」が設定されたときには、図8に示すように、これら設定値が千鳥縫目用縫製パラメータメモリ5cAに記憶される。次に、プログラム番号変更処理により前閂止め縫目72に関するプログラム番号「20〜24」の何れかのときには(S9:Yes)、前閂止め縫目用縫製パラメータ設定処理が実行される(S13)。即ち、この縫製パラメータ設定処理においては、先ずプログラム番号「20」により前閂止め縫目72の種類が選択される。
【0042】
続くプログラム番号「21」により前閂止め長さの設定値が設定され、プログラム番号「22」により前閂止めピッチの設定値が設定され、プログラム番号「23」により前閂止め幅補正の設定値が設定され、最終的にプログラム番号「24」により前閂止め針数の設定値が設定される。その結果、図9に示すように、選択された前閂止め縫目72の縫製パラメータが前閂止め用縫製パラメータメモリ5cBに記憶される。次に、プログラム番号変更処理により奥閂止め縫目73に関するプログラム番号「25〜29」の何れかのときには(S10:Yes)、奥閂止め縫目用縫製パラメータ設定処理が実行される(S14)。
【0043】
即ち、この縫製パラメータ設定処理においては、先ずプログラム番号「25」により奥閂止め縫目73の種類が選択される。続くプログラム番号「26」により奥閂止め長さの設定値が設定され、プログラム番号「27」により奥閂止めピッチの設定値が設定され、プログラム番号「28」により奥閂止め幅補正の設定値が設定され、最終的にプログラム番号「29」により奥閂止め針数の設定値が設定される。その結果、図10に示すように、選択された奥閂止め縫目73の縫製パラメータが奥閂止め用縫製パラメータメモリ5cCに記憶される。
【0044】
しかし、千鳥縫目71や前閂止め縫目72や奥閂止め縫目73以外のプログラム番号のときには(S10:No、S11:No)、指定された縫製パラメータの設定処理が実行される(S15)。これら複数項目の縫製パラメータを設定してから、表示キー102が操作されたときには(S5:Yes)、プログラム番号「20」で選択された種類の前閂止め縫目72とプログラム番号「25」で選択された種類の奥閂止め縫目73とを千鳥縫目71に組み合わせた穴かがり縫目70の種類が決定され(S6)、この決定された種類の穴かがり縫目70が液晶ディスプレイ101に表示される(S7)。
【0045】
例えば、前閂止め縫目72として放射形が選択され、奥閂止め縫目73として角形が選択されたときには、図16に示すように、選択された放射形の前閂止めと角形の奥閂止めとを千鳥縫目71に組み合わせた種類の穴かがり縫目70が液晶ディスプレイ101に表示される。これにより、縫製に供する穴かがり縫目70の種類を目で確認することができる。この種類の穴かがり縫目70で良い場合に、エンターキー100が操作されたときには(S11:Yes)、S6と同様に選択された種類の前閂止め縫目72と奥閂止め縫目73とを千鳥縫目71に組み合わせた穴かがり縫目70の種類が決定される(S16)。
【0046】
次に、縫製データ作成制御プログラムが起動され、決定された穴かがり縫目70の種類と設定された縫製パラメータとに基づいて、左右両千鳥縫目データと前閂止め縫目データと奥閂止め縫目データとからなる穴かがり縫目70の縫製データが作成される(S17)。このとき、足踏みペダル3の踏み込み操作により起動スイッチ3aが作動して縫製が開始されたときには(S3:Yes)、作成された縫製データに基づいて縫製制御が開始され、布送り機構10や縫製機構30を駆動制御することで穴かがり縫目70を加工布に形成する縫製処理が実行される(S18)。その結果、図13に示すように、選択された種類の前閂止め縫目(放射形)72及び奥閂止め縫目(角形)73を千鳥縫目71に組み合わせた種類の穴かがり縫目70が縫製される。
【0047】
ここで、操作パネル4のプログラム番号キー95や穴かがり縫目縫製制御の特にS3及びS9等が前閂止め選択手段に相当し、プログラム番号キー95や穴かがり縫目縫製制御の特にS3及びS10等が奥閂止め選択手段に相当し、穴かがり縫目縫製制御の特にS6,S16等が種類決定手段に相当し、穴かがり縫目縫製制御の特にS12〜S14等がパラメータ設定手段に相当し、穴かがり縫目縫製制御の特にS17が縫製データ作成手段に相当し、液晶ディスプレイ101や表示制御プログラム等が表示手段に相当し、穴かがり縫目縫製制御の特にS7が縫目表示制御手段に相当する。
【0048】
このように、5種類の前閂止め縫目72から任意の1つを選択でき、4種類の奥閂止め縫目73から任意の1つを選択できるため、複数種類の前閂止め縫目72と複数種類の奥閂止め縫目73との組み合わせ総数(20種類)のうちから任意の1つを選択するよりも、数少ない前閂止め縫目から1つを選択し、数少ない奥閂止め縫目から1つを選択する方が、選択回数が2回になるが選択肢の数を少なくでき、選択操作を大幅に簡単化することができる。
【0049】
前記千鳥縫目71を縫製する為の縫製パラメータと、選択された前閂止め縫目72及び奥閂止め縫目73を夫々縫製する為の複数の縫製パラメータとを入力設定できるので、これら設定された千鳥縫目用縫製パラメータと前閂止め縫目用縫製パラメータと奥閂止め縫目用縫製パラメータとに基づいて、前閂止め縫目72と奥閂止め縫目73とを千鳥縫目71に組み合わせた穴かがり縫目70を縫製することができる。
【0050】
しかも、千鳥縫目用縫製パラメータは1種類だけ千鳥縫目用縫製パラメータメモリ5cAに記憶すればよく、前閂止め縫目用縫製パラメータと奥閂止め縫目用縫製パラメータについては種類毎に夫々1種類だけ閂止め縫目用縫製パラメータメモリ5cB,5cCに記憶すればよいため、これら縫製パラメータを記憶するメモリ5cA〜5cCのメモリを小型化でき、穴かがり縫いミシンMを安価に製作することができる。
【0051】
千鳥縫目用縫製パラメータは、少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを含み、閂止め縫目用の縫製パラメータは、閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含むので、千鳥縫目用の縫製パラメータとして、少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを設定するだけでよく、閂止め縫目用縫製パラメータとして、閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を設定するだけでよい。
【0052】
表示キー102を操作したとき、選択された種類の前閂止め縫目72と奥閂止め縫目73とを千鳥縫目71に組み合わせた穴かがり縫目70の種類が決定されて液晶ディスプレイ101に表示されるため、決定した穴かがり縫目70を目で確認することができる。
【0053】
前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕前閂止め縫目72の種類や奥閂止め縫目73の種類は一例を示したに過ぎず、種々の閂止め縫目の形状を追加して選択可能に構成することも可能である。
2〕前閂止め縫目72と奥閂止め縫目73とに角形、放射形、丸形等の閂止めを共通に有する使用頻度の高い穴かがり縫目70については、角形穴かがり縫目、放射形穴かがり縫目、丸形穴かがり縫目として直接選択可能であってもよい。
【0054】
3〕液晶ディスプレイ101に千鳥縫目71を常時表示しておき、前閂止め縫目72や奥閂止め縫目73が選択されたとき、この閂止め縫目を千鳥縫目71に組み合わせて表示するようにしてもよい。
4〕本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態や変更形態に種々の変更を付加した形態で実施することも可能である。布送り機構や縫製機構等を備えた各種の穴かがり縫いミシンに本発明を適用できることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の穴かがり縫いミシンによれば、布送り手段と縫製手段とを備え、前閂止め選択手段と、奥閂止め選択手段と、各縫製パラメーラ設定手段と、種類決定手段とを設けたので、複数種類の前閂止め縫目と複数種類の奥閂止め縫目との組み合わせ総数のうちから任意の1つを選択するよりも、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類のうちから前閂止め縫目を選択し、少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類のうちから奥閂止め縫目を選択する方が、選択回数が2回になるが選択肢の数を少なくでき、選択操作を大幅に簡単化することができる。
【0056】
記千鳥縫目を縫製する為の少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを含む縫製パラメータを入力設定する為の千鳥縫目用縫製パラメータと、前閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の前閂止め縫目用縫製パラメータと、奥閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の奥閂止め縫目用縫製パラメータとを入力設定する為の各縫製パラメータ設定手段を設けたので、各縫製パラメータ設定手段により設定された千鳥縫目用縫製パラメータと前閂止め縫目用縫製パラメータと奥閂止め縫目用縫製パラメータとに基づいて、これら前閂止め縫目と奥閂止め縫目とを千鳥縫目に組み合わせた穴かがり縫目を縫製できる。
【0057】
しかも、千鳥縫目用縫製パラメータは1種類だけ記憶すればよく、前閂止め縫目用縫製パラメータと奥閂止め縫目用縫製パラメータについては種類毎に夫々1種類だけ記憶すればよいため、これら縫製パラメータを記憶するメモリのメモリ容量を小型化でき、穴かがり縫いミシンを安価に製作することができる
【0058】
請求項の穴かがり縫いミシンによれば、前記種類決定手段で決定された穴かがり縫目の種類と、前記各縫製パラメータ設定手段で設定された縫製パラメータに基づいて、穴かがり縫目を縫製する為の縫製データを作成する縫製データ作成手段を設けたので、種類決定手段により穴かがり縫目の種類を決定し、各縫製パラメータ設定手段により縫製パラメータを設定するだけで、縫製データ作成手段によりこれら穴かがり縫目の種類と縫製パラメータとに基づいて、縫製データを作成することができ、この縫製データにより穴かがり縫目を縫製することができる。その他請求項と同様の効果を奏する。
【0059】
【0060】
【0061】
請求項の穴かがり縫いミシンによれば、ディスプレイを含む表示手段と、種類決定手段によって決定された種類の穴かがり縫目を表示手段に表示させる縫目表示制御手段とを設けたので、選択した前閂止め縫目と奥閂止め縫目とを組み合わせた所望の穴かがり縫目がディスプレイに表示されるため、決定した穴かがり縫目を目で確認することができる。その他請求項1又は2の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る穴かがり縫いミシンの斜視図である。
【図2】穴かがり縫いミシンの頭部の部分拡大右側面図である。
【図3】布送り機構の概略斜視図である。
【図4】縫製機構の概略斜視図である。
【図5】ボタン穴形成機構の概略斜視図である。
【図6】穴かがり縫いミシンの制御系のブロック図である。
【図7】縫製パラメータ設定範囲参照テーブルのデータを示す図表である。
【図8】千鳥縫目用縫製パラメータメモリのデータを示す図表である。
【図9】前閂止め用縫製パラメータメモリのデータを示す図表である。
【図10】奥閂止め用縫製パラメータメモリのデータを示す図表である。
【図11】前閂止め縫目の種類を説明する説明図である。
【図12】奥閂止め縫目の種類を説明する説明図である。
【図13】穴かがり縫目の平面図である。
【図14】操作パネルの平面図である。
【図15】穴かがり縫目縫製制御のルーチンのフローチャートである。
【図16】決定した穴かがり縫目を表示した図14相当図である。
【符号の説明】
M 穴かがり縫いミシン
4 操作パネル
5 制御装置
10 布送り機構
30 縫製機構
70 穴かがり縫目
71 千鳥縫目
72 前閂止め縫目
73 奥閂止め縫目
101 液晶ディスプレイ

Claims (3)

  1. 加工布を布送りする布送り手段と、加工布に穴かがり縫目を形成する縫製手段とを備え、千鳥縫目とこの千鳥縫目の手前側の前閂止め縫目と千鳥縫目の奥側の奥閂止め縫目とからなる穴かがり縫目を形成可能な穴かがり縫いミシンにおいて、
    少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の前閂止め縫目から任意の1つを選択する前閂止め選択手段と、
    少なくとも丸形、角形、放射形を含む複数種類の奥閂止め縫目から任意の1つを選択する奥閂止め選択手段と、
    前記千鳥縫目を縫製する為の少なくとも縫目の長さ及び幅と縫目ピッチを含む縫製パラメータを入力設定する為の千鳥縫目用縫製パラメータ設定手段と、
    前閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の前閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段と、
    奥閂止め縫目を縫製する為の閂止めピッチと、閂止め針数と、閂止め長さと、閂止め幅補正のうちの一部を含む縫製パラメータを入力設定する為の奥閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段と、
    前記前閂止め選択手段で選択された1つの前閂止め縫目であって、前記前閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された前閂止め縫目と、前記奥閂止め選択手段で選択された1つの奥閂止め縫目であって、前記奥閂止め縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された奥閂止め縫目を、前記千鳥縫目用縫製パラメータ設定手段によって縫製パラメータが入力設定された千鳥縫目に組み合わせて穴かがり縫目の種類を決定する種類決定手段と、
    を備えたことを特徴とする穴かがり縫いミシン。
  2. 前記種類決定手段で決定された穴かがり縫目の種類と、前記各縫製パラメータ設定手段で設定された縫製パラメータに基づいて、穴かがり縫目を縫製する為の縫製データを作成する縫製データ作成手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の穴かがり縫いミシン。
  3. ディスプレイを含む表示手段と、前記種類決定手段によって決定された種類の穴かがり縫目を表示手段に表示させる縫目表示制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の穴かがり縫いミシン。
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