JP2008279002A - 遊技場用管理システム - Google Patents

遊技場用管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008279002A
JP2008279002A JP2007124617A JP2007124617A JP2008279002A JP 2008279002 A JP2008279002 A JP 2008279002A JP 2007124617 A JP2007124617 A JP 2007124617A JP 2007124617 A JP2007124617 A JP 2007124617A JP 2008279002 A JP2008279002 A JP 2008279002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
gaming machine
information
notification
set value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007124617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5083871B2 (ja
Inventor
Masateru Kawahara
雅輝 川原
Toshiyuki Nosaka
利之 野坂
Masahiro Aoyama
正宏 青山
Koji Mukoyama
幸治 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikoku Denki Co Ltd filed Critical Daikoku Denki Co Ltd
Priority to JP2007124617A priority Critical patent/JP5083871B2/ja
Publication of JP2008279002A publication Critical patent/JP2008279002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5083871B2 publication Critical patent/JP5083871B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】遊技機の設定値を報知するサービスを行った場合に、遊技者の遊技場に対する不信感を払拭することができる遊技場用管理システムを提供する。
【解決手段】管理装置は、所定の報知条件が成立したときは遊技機端末に管理装置が管理する設定値、設定値報知数を1加算して表示する。設定報知サービスを実行するために、従業員が遊技者の要望に応じてスロットマシンを操作して実際の設定値を報知したときは、管理装置は、遊技機端末に表示されている設定確認数を1加算すると共に、本日の確認回数を表示する。これにより、遊技場側が虚偽の設定値情報を報知していないことを報知でき、遊技者の遊技者に対する不信感を払拭できる。
【選択図】図13

Description

本発明は、複数段階の出玉率に対応する複数段階の設定値のうち何れか1つを設定する遊技機設定手段と、当該遊技機設定手段が設定している前記設定値を報知する遊技機報知手段とを備え、所定の操作に応じて前記遊技機報知手段が設定値を報知する状態である設定値確認状態となる遊技機を管理対象とした遊技場用管理システムに関する。
遊技場に設置される遊技機において、設定値を変更することにより出玉率を調節可能な遊技機がある。この設定値は、遊技結果を大きく左右させるため遊技者の関心を集めていることから、現状、多くの遊技場では、集客を目的として設定値を所定の報知条件が成立した場合に報知するサービスを行っている(特許文献1参照)
特開2000−245944号公報
設定値の報知は、特許文献1のように遊技機により行っても良いが、現状、多くの遊技場では、設定値に対応した情報が記されたプレートを遊技機に対応付けて取付けたり、遊技機とは別体の遊技機情報端末にて報知したりしている。このような場合、プレート、或いは遊技情報端末にて把握できる設定値と、実際の遊技機の設定値との対応付けは遊技場側が行っているため、例えば、出玉率が高い設定値が報知されているにも関わらず、なかなか出玉を得られない場合等に、遊技場側が虚偽の設定値を報知していると遊技者が勘繰る虞がある。
遊技者に不信感を抱かせてしまうと、集客を見込んで、上記サービスを行っているにも関わらず、逆に、「この遊技場は、信用できない店だ」と思うようになり、逆効果となり得る虞もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機の設定値を報知するサービスを行った場合に、遊技者の遊技場に対する不信感を払拭することができる遊技場用管理システムを提供することにある。
本発明は、複数段階の出玉率に対応する複数段階の設定値のうち何れか1つを設定する遊技機設定手段と、当該遊技機設定手段が設定している前記設定値を報知する遊技機報知手段とを備え、所定の操作に応じて前記遊技機報知手段が前記設定値を報知する状態である設定値確認状態となる遊技機を管理対象とした遊技場用管理システムであって、所定の報知条件の成立に基づいて、前記遊技機設定手段が設定している設定値に対応する情報である前記設定値情報を遊技者に報知する設定報知手段と、前記遊技機側から送信され、前記設定値確認状態である場合に送信される設定信号を受信する受信手段と、前記設定報知手段により前記設定値情報を遊技者に対して報知したか否かを判定する第1の判定手段と、前記受信手段が受信した設定信号に基づいて、前記遊技機が前記設定値確認状態かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の判定結果に基づいて、遊技者に対して前記設定値情報を報知したとの判定後における前記遊技機の設定値確認状態に関わる情報を遊技者に対して報知する情報報知手段とを備えたものである(請求項1)。
上記構成において、前記所定の報知条件は、所定の入力操作が行われたか、所定の設定報知信号が入力したか、前記遊技機の遊技情報が所定条件を満たしたか、予め定められた設定報知時刻となったかのうち少なくとも1つであり、前記情報報知手段は、営業日当日において前記第1の判定手段が設定値情報を遊技者に対して報知したとの判定後に前記第2の判定手段が前記設定値確認状態となったと判定したことを特定可能な情報を、前記設定値確認状態に関わる情報として報知するようにしてもよい(請求項2)。
また、前記第1の判定手段が前記設定値情報を報知したと判定した回数である設定値情報報知回数と、前記第2の判定手段が前記設定値確認状態になったと判定した回数である設定値確認回数とを管理する管理手段と、前記設定値確認回数と前記設定値情報報知回数とを比較可能に印字、或いは表示出力する出力手段とを備えるようにしてもよい(請求項3)。
前記第2の判定手段が設定値確認状態になったと判定した場合に、当該判定が前記第1の判定手段による設定値情報を報知したとの判定後である場合には異常と判定しない一方、判定前であれば異常と判定する異常判定手段を備えるようにしてもよい(請求項4)。
請求項1の発明によれば、所定の報知条件が成立したときは、設定値情報が設定報知手段により報知されるので、遊技者は設定値情報を確認することができるものの、遊技場を信用していない遊技者は、遊技機に実際に設定されている設定値情報を確認する設定確認サービスを要求する。従業員が遊技機を操作して設定値確認状態とすると、遊技機に設定されている設定値情報が遊技機報知手段により報知されるので、遊技者は、遊技機に実際に設定されている設定値を確認することができる。
このように遊技者に対して設定値情報を報知した状態で遊技機が設定値確認状態となった場合は、第1の判定手段が判定した後に第2の判定手段が判定したことになるので、情報報知手段により遊技機の設定値確認状態に関わる情報が遊技者に対して報知される。これにより、遊技者は、遊技場側が虚偽の設定値情報を報知していないことを確認できるので、遊技者の遊技場に対する不信感を払拭できる。また、設定確認サービスを直接的に受けていない遊技者にとっても、遊技場に対する不信感が払拭されるので、設定値情報の信頼度を高めることができる。これにより、設定確認サービスを行う従業員の負担を軽減することができるだけでなく、集客数、稼動数の増加を期待できる。
請求項2の発明によれば、遊技者に対して設定値情報を報知した状態で遊技機が設定値確認状態となった場合は、設定値情報を遊技者に対して報知した後に遊技機が設定値確認状態となったことを特定可能な情報を遊技者に報知するので、遊技者は、遊技機の設定値の確認が適正に行われたことが分り、遊技者の遊技場に対する不信感を払拭できる。
請求項3の発明によれば、設定値情報を報知した回数と遊技機が設定値確認状態となった回数とを比較することができるので、設定確認サービスを開始してから間もない期間においては、設定確認サービスの利用頻度が把握できる一方、設定確認サービス開始してから、所定期間が経過した後は、遊技者の遊技場に対する信頼度を把握することができる。つまり、報知回数に対して確認回数が少なければ少ない程、遊技者が設定値を確認するまでもなく設定値情報を信頼できる情報であると考えていると推測できる。
遊技場の営業時間中において、遊技機が設定確認状態となるのは、設定確認サービスを行う場合か、遊技者が不正に設定値を確認する場合か、設定値が不正に変更されていないかを確認する場合であると想定される。しかし、設定確認サービスを、設定値情報を報知しないで行うことは想定し難い(サービスといえども遊技場にとって遊技機の内部を遊技者に見せるのは、不正防止の観点、或いは内部に貯まった遊技媒体を見せることでイメージダウンとなる等の観点からデメリットがあるが、設定値情報の報知にはそのようなデメリットが無いので、設定確認サービスを単独で行うことは少なく、設定値情報を報知してから、その確認の意味で設定確認サービスを行う場合が通常であると考えられる)。そこで、請求項4の発明によれば、設定管理手段が記憶している設定情報を遊技者に報知してから遊技機が設定値確認状態となる場合を排除するようにしたので、設定確認サービスを行う場合であっても、適切に異常状態を検出可能となる。この場合、仮に設定管理手段が記憶している設定情報を遊技者に報知した遊技機に対して、遊技場側が把握することなしに設定値を確認する行為を遊技者が不正に行った場合であっても、設定値情報報知が所定条件下において行われる(営業時間が残り少なくなった場合に成立するような報知条件が大多数の遊技場において採用されている)こと、また、設定値情報報知を行う遊技機は、遊技場側が優良台(即ち、高い出玉率を示す設定値が設定されている遊技機)として、もともと稼動が集中することを想定していること等の理由から、遊技場に与える損害は少なく、このような点でも優れている。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
図1には、遊技場用システムの概略的構成が示されている。この図1において、遊技場の遊技島には、スロットマシン(遊技機に相当)1及び台間メダル貸機2が1対1で対応して設置されている。スロットマシン1の上方には、データ送受信の中継機能を備えた遊技機端末(設定報知手段、情報報知手段に相当)3が設置されている。遊技機島内には、2台の遊技機端末3に対応してデータ送受信等を行う中継装置4が設けられている。スロットマシン1に対応して端末入力装置5が設けられており、スロットマシン1は、端末入力装置5、中継装置4及びLAN6を介して設定記憶手段としての機能を有する管理装置(受信手段、第1の判定手段、第2の判定手段、管理手段、異常判定手段、出力手段に相当)7に接続されている。
本実施例では、スロットマシン1、台間メダル貸機2、遊技機端末3が「遊技機側」の概念となる。
図3にはスロットマシン1の正面外観が示されている。この図3において、スロットマシン1の正面には表示窓8が設けられており、遊技者は表示窓8を通じて内部に設けられたリール9の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、左リール9a、中リール9b及び右リール9cの各円周面に描かれており、それら各リール9a〜9cの停止状態では表示窓8の上段、中段及び下段に対応して図柄が表示されるようになっている。表示窓8には合計5本(上段、中段、下段に対応した横3本及び対角線配置された2本)の入賞ライン(図3では破線にて示す)が施されていると共に、表示窓8の側方には有効化された入賞ラインを表示する有効ライン表示部10が設けられており、当り図柄がいずれかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生するようになっている。
表示窓8の上方にはボーナス中におけるメダルの払出し進捗状態などの種々の情報を表示する液晶表示部11、スピーカ12等が設けられている。表示窓8の下方には、クレジットメダルのベットを行うMAXBETボタン13、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン14、メダルを投入するメダル投入口15が設けられており、これらの下方にはスタートレバー16、左ストップボタン17a、中ストップボタン17b及び右ストップボタン17cが設けられている。表示窓8の右方位置には、払出メダル数を表示する払出数表示部18及びクレジットメダル数を表示するクレジット数表示部(遊技機報知手段に相当)19が設けられている。
スロットマシン1は、一連のゲーム開始操作、つまり、遊技者がメダルをメダル投入口15に投入した状態、或いはクレジットメダルをMAXBETボタン13に対する操作により賭けた状態でスタートレバー16が操作されたときは、内部抽選及び各リール9a〜9cの回転動作を開始し、各ストップボタン17a〜17cの操作、或いは上限時間の経過に応じて各リール9a〜9cが停止して1ゲームが終了するようになっている。内部抽選の結果が当りであった場合には、内部抽選により当選した当り役に対応したフラグ(ビッグボーナスフラグ、レギュラーボーナスフラグ、小役フラグ、リプレイフラグ、チャレンジタイムフラグ)をオンし(成立させ)、そのフラグに基づいていわゆるすべり制御(引込制御)を含む停止制御(各リール9a〜9cをフラグの種類に応じた当り図柄あるいは外れ図柄で停止させる制御)を行い、その当り図柄に応じた枚数のメダルを受皿に放出するようになっている。
当り図柄としては、B.B(ビッグボーナス)図柄、R.B(レギュラーボーナス)図柄、小役図柄、リプレイ図柄、C.T(チャレンジタイム)図柄などが設定されている。
この場合、上記内部抽選により大当りとしてのB.B及びR.Bに当選する各確率は、図5に示すように「設定1」〜「設定6」に対応した6段階の設定値(「複数段階の出玉率に対応する複数段階の設定値」に相当)の中から予め選択的に設定されるものである。B.B及びR.Bに当選する各確率は、設定値が高くなるに従って内部抽選確率も高くなるように設定されており、「設定6」の大当り確率が最も高いので出玉率も高く、遊技者にとって最も有利な設定値となっている。
尚、小役確率、リプレイ確率、C.T確率については、全ての設定値で共通に設定されている。また、C.T中は、ゲーム毎に各リールの引込図柄数を抽選で決定すると共に、その引込図柄数の引込制御を実行し、所定の払出枚数に達すると終了する。例えば、左リールの引込図柄数が3の場合は、左リールのストップボタンが押された位置から3図柄を引込んで停止させる。つまり、遊技者による目押操作を許可するもので、スロットマシンによる引込制御の介入を行わないようになっている。
図4は、上記したスロットマシン1の電気的な構成を機能ブロック図として示している。制御部(遊技機設定手段に相当)20は、CPU21、ROM22、不揮発性RAM23、I/O24などを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、上記したスタートレバー16、左ストップボタン17a、中ストップボタン17b、右ストップボタン17c、MAXBETボタン13及び精算ボタン14から各操作信号を入力すると共に、メダル投入口15に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部25から投入メダル検知信号を入力する。
スロットマシン1には、ドアの開放状態で操作可能な操作受付手段としての設定モード切替部26が設けられている。この設定モード切替部26には、従業員が携帯する設定キー27を差込んで回転操作することにより「遊技」モードと「設定」モード(「第1の状態」に相当)とに切替操作可能となっており、通常は「遊技」モードに設定されている。設定モード切替部26は、現在のモードを示すモード信号を制御部20へ出力する。設定ボタン28は、操作されたことを示す設定値変更信号を制御部20へ出力する。電源スイッチ29は、オン状態でスロットマシン1への給電状態となると共にオン状態であることを示す電源オン信号を制御部20へ出力する。ドア開閉検知部30は、スロットマシン1の前面のドアが開放されたことを示す開放検知信号を制御部20へ出力する。
制御部20は、上記した各リール9a〜9cに対応する各リール用モータ31a〜31cを駆動させるリール駆動部32、各リール9a〜9cに設けられた基準位置片の通過を検知する各センサ33a〜33cからの検知信号に基づいて基準位置を検知する基準位置検知部34、上記したスピーカ12を駆動させる音声出力部35、受皿にメダルを放出するメダル払出部36、上記した液晶表示部11、有効ライン表示部10、払出数表示部18、クレジット数表示部19を接続している。
制御部20は、ROM22に記憶した制御プログラム及び上記した各入力信号に基づいて、リール駆動部32、音声出力部35、メダル払出部36、液晶表示部11、有効ライン表示部10、払出数表示部18、クレジット数表示部19の動作を制御すると共に、アウト信号、セーフ信号、B.B信号、R.B信号、C.T信号、その他の信号を生成して端末入力装置5へ出力する構成となっている。
制御部20は、設定モード切替部26からのモード信号、電源スイッチ29からの電源信号に基づいて、後述するように設定値確認状態か設定値変更可能状態かを判断すると共に、設定値変更可能状態であると判断したときは、現在の設定値をクレジット数表示部19に表示すると共に、設定ボタン28からの設定値変更信号の受信に応じてクレジット数表示部19に表示する設定値を1〜6の順に変更し、スタートレバー16が操作されたところで現在の表示設定値を不揮発性RAM23に設定値として記憶更新するようになっている。
図6には、遊技機端末3の正面図が示されている。遊技機端末3の中央部にはスロットマシン1の稼動データを表示する情報表示部37が設けられている。情報表示部37にはリモコン受信部38が設けられ、情報表示部37に隣接した左右位置には情報切替ボタン39及び呼出ボタン40が設けられている。リモコン受信部38は、従業員が携帯する図示しないリモコンからリモコンIDを受信するためのものである。情報表示部37の両側にはランプ部41が設けられている。ランプ部41は、第1〜第3ランプ部41a〜41cから構成されている。第1ランプ部41aはB.B時に点滅し、呼出ボタン40押下げ時に点灯する。第2ランプ部41bは設定値確認状態時に点滅する。第3ランプ部41cは設定値変更可能状態に点滅する。尚、後述するようなエラー報知時には、全てのランプ部41a〜41cが点滅するようになっている。
図2は、スロットマシン1、端末入力装置5、中継装置4の各機器間の接続状態を示している。この図2において、スロットマシン1と端末入力装置5との間は、複数の接点出力線と1本のコモン出力線と1本のデータ通信線とで接続されている。
スロットマシン1は、以下のような信号を出力するようになっている。
(1)アウト信号(1メダル投入(1クレジットメダルの投入を含む)毎に1パルス出力)*但し、出力タイミングはメダルの使用確定(スタートレバー16操作)時
(2)セーフ信号(1メダル払出毎に1パルス出力)
(3)B.B(ビッグボーナス)信号(B.B期間中にレベル信号出力)
(4)R.B(レギュラーボーナス)信号(R.B期間中にレベル信号出力)
(5)C.T(チャレンジタイム)信号(C.T期間中にレベル信号出力)
(6)ドア開放開始/終了信号
(7)ホッパー開始/終了信号
(8)設定開始/終了信号
(9)セレクト開始/終了信号
(10)電源信号(電源オン時に1パルス出力)
上記(6)〜(9)に関しては、スロットマシン1が対応する状態となった場合に開始信号、当該状態が解除された場合に終了信号を出力するようになっている。
接点出力線は、上記(1)〜(5)の信号を出力するためのもので、各信号に対して1本ずつ設定されている。データ信号線は、上記(6)〜(10)の信号をシリアル転送方式にて出力するようになっている。尚、上記(1)〜(10)の信号は電源スイッチ29のオン状態で出力する。この場合、例えば上記(8)の設定信号に関しては、スロットマシン1の電源がオフの状態では出力されないことから、スロットマシン1は、電源スイッチがオンした場合に設定モード切替部が設定モードとなっていた場合は、上記(10)の電源信号に続けて(例えば2秒以内に)設定開始信号を出力するようになっている。
端末入力装置5は、電源線により電源を供給可能に構成され、上記(1)〜(5)の信号に関しては入力信号を対応する信号送信線に電源の供給の有無に関わらずそのまま送信し、上記(6)〜(10)の信号に関しては、電源の供給を条件として入力信号の種別を判断して下記(6)〜(10)の対応する信号を信号送信線に送信するようになっている。
(6)ドア開放信号(ドア開放中にレベル信号送信)
(7)ホッパー信号(ホッパーエラー(メダル詰りや貯留メダルが零)中にレベル信号送信)
(8)設定信号(設定モード切替部が設定モードとなっているときにレベル信号送信)
(9)セレクト信号(コインセレクタのエラー中(メダル詰りを生じた場合)にレベル信号送信)
(10)電源信号(電源オン時に1パルス送信)
中継装置4は、管理装置7のメーカ毎に異なる装置であるのに対して、端末入力装置5は、全てのスロットマシン1に共通して設けられるので、新台入替を行う場合の配線作業の負担を軽減することができる。
尚、以下の説明では、スロットマシン1から出力される信号と端末入力装置5から出力される信号とを区別するために、スロットマシン1から出力される信号の先頭に「遊技機」を付加する。
一方、台間メダル貸機2は中継装置4を介して管理装置7と接続され、中継装置4は遊技機端末3とデータ通信線を介して接続されている。
管理装置7は、スロットマシン1から端末入力装置5及び中継装置4を介して与えられる信号に基づいて各スロットマシン1についての各種の稼動データの集計を行い、その集計結果のうち所定のデータを遊技機端末3での表示動作に供すると共に、スロットマシン1の設定値変更可能状態と設定値確認状態とを区別して管理するようになっている。
管理装置7には、スロットマシン1に対応して入力された設定値を報知する報知条件の設定情報が設定(記憶)されており、設定記憶手段として機能するようになっている。この設定情報は、管理者が管理装置7に対して予め設定するものである。
図7は、管理装置7に設定された報知条件の設定情報の一例を示している。この図7に示すように、「遊技機ID」に対応して、「報知設定」、「対象遊技情報」、「条件値」、「報知頻度」、「点灯色」、「表示」、「報知終了条件」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
報知設定:「○」=設定値報知を行う、「×」=設定報知を行わない
対象遊技情報:報知条件の対象となる遊技情報(但し、「ボーナス」はB.BとR.Bとの合算値、差玉は「セーフ」と「アウト」との差数)
条件値:報知条件を満たす数値(例えば305番台であれば、累計ゲーム数が6000となったことを報知条件とする)
報知頻度:「毎回」と「1回」とから選択、「毎回」は条件値を達成する毎(例えば304番台であれば、ボーナスの合算値が5,10,15,20……となった場合)に報知し、「1回」は条件値に達したときのみに報知する(例えば303番台であれば、差玉が3000となったときに報知し、再度3000となった場合や6000となっても報知しない)
点灯色:報知条件を満たした場合の第3ランプ部の点灯色(設定値に対応した色となる)
表示:報知条件を満たした場合に報知する設定値(管理者が入力した設定値、設定値情報に相当)
報知終了条件:どれぐらいの期間、報知を行うか等(報知開始からの第3ランプ点灯時間及び表示メッセージ表示時間)
尚、報知条件としては、他に設定時刻(例えば21:00)となった場合に報知する構成としても良い。この場合、全てのスロットマシン1において設定値情報を報知するようにしても良い。
次に上記構成の作用について説明する。
管理装置7は、スロットマシン1側からの信号に基づいてスロットマシン1が設定値確認状態か、設定値変更可能状態かを判断するために設定状態判定処理を実行している。
図8は、管理装置7の設定状態判定処理を示すフローチャートである。この図8において、管理装置7は、設定変更フラグがセットされているか(S1)、タイマ作動中か(S2)、電源信号を受信したか(S5)、設定確認フラグはセットされているか(S16)、設定信号を受信開始したか(S8)を判断している。尚、設定変更フラグ及び設定確認フラグはリセットされているものとする。
一方、管理装置7は、設定状態判定処理に加えて設定値報知処理も並列に実行している。
図9は、管理装置7の設定値報知処理を示すフローチャートである。この図9において、管理装置7は、端末入力装置5から出力される信号に基づいて対応するスロットマシン1の遊技状態が図7に示した報知条件となったかを判断している(T1)。遊技者による遊技が進行して該当する報知条件が成立したときは(T1:YES)、遊技機端末3に対して設定値情報表示を開始し(T2)、設定値報知を加算してから(T3)、報知終了条件が成立したか(T4)、設定値確認中表示を表示中か(T5)、設定確認フラグがセットされたか(T10)を判断するようになる。
図11は、遊技機端末3による設定値情報表示の一例を示している。この図11に示すように、遊技機端末3の情報表示部37には現在の設定値(管理装置7に設定されている設定値)を示すメッセージが表示されると共に、現在の設定報知数(設定値情報報知回数に相当)及び設定確認数(設定値確認状態に関わる情報、設定値確認回数に相当)が表示される。これらの値は、遊技機種を入れ替えてからの累計値である。従って、遊技者は、スロットマシン1に設定されている設定値(管理装置7に設定されている設定値)を知ることができるので、現在遊技しているスロットマシン1で遊技を継続するか否かを判断することができる。また、設定確認サービスを直接的に受けていない他の遊技者が設定値情報表示を確認した場合は、その実績から設定値情報を信頼するようになるので、遊技者が設定確認サービスを実際に受けなくとも、設定値情報を信頼して遊技を行うようになる。
管理装置7は、上述のように遊技機端末3に対して設定値の報知を行った場合は、設定値報知・確認・変更履歴に新規のレコードを作成する。
図14は、設定値報知・確認・変更履歴の一例を示している。この図14に示すように、NO.に対応して、「時刻」、「遊技機ID」、「種別」、「状態時間」、「内容」の各項目が設定されている。
管理装置7は、上述したように設定値の報知を行ったときは、NO.1のレコードに示すように「種別」として「報知」を記憶する。
ところで、遊技者によっては、遊技場から報知される設定値(管理装置7に設定されている設定値)が高設定値であるにもかかわらず、出玉率が低い(出玉数が少ない)場合は、遊技場側が虚偽の設定値を報知していると勘繰る遊技者がいる。そこで、遊技場では、遊技者からの要求に応じてスロットマシン1に実際に設定されている設定値を遊技者に確認させるという設定確認サービスを行うようにしている。
従業員は、遊技者により設定確認サービスを要求された場合は、スロットマシン1のドアを開放してから、設定モード切替部26に設定キー27を差込んで回すことにより「遊技」モードから「設定」モードに切替える。
スロットマシン1の制御部20は、設定モード切替部26が「設定」モードに切替えられたときは、遊技機設定開始信号を出力すると共に、設定モード切替部26が「設定」モードに切替えられた状態では、クレジット数表示部19へ現在設定されている設定値を表示する。これにより、遊技者は、スロットマシン1に設定されている設定値を確認することができる。
上述した設定値報知数は、遊技場から報知される設定値が報知された回数を示し、設定確認数は、遊技者によりスロットマシン1に実際に設定されている設定値を確認した回数を示している。これらの報知により、各遊技者は実際に設定値を確認しなくとも遊技場から報知される設定値を信頼して遊技を行うことが可能となる。
端末入力装置5は、スロットマシン1から遊技機設定開始信号を入力したときは、設定信号(レベル信号)を出力する。
管理装置7は、端末入力装置5から設定信号を受信開始したときは(S8:YES)、タイマ作動中かを判断する(S9)。このとき、タイマは作動中ではないので(S9:NO)、設定確認フラグをセットし(S17)、設定信号の受信を終了したかを判断してから(S12)、ステップS1に移行する。そして、設定確認フラグがセットされた状態では(S16:YES)、設定信号の受信開始を判断するのに代えて、設定信号の受信を終了したかを判断するようになる(S12)。
管理装置7は、図9に示すように設定確認フラグがセットされたときは(T10:YES)、遊技機端末3に対して設定値確認中表示を開始してから(T11)、設定値確認回数を加算する(T12)。
図12は、遊技機端末3の設定値確認中表示を示している。この図12に示すように、遊技機端末3の情報表示部37には、設定値を報知するメッセージに加えて、設定確認中であることを示すメッセージが表示される。
管理装置7は、図9に示すように設定値確認中表示を表示中の場合は(T5:YES)、設定確認フラグがリセットしたかを判断するようになる(T6)。
従業員は、遊技者が設定値を確認したときは、設定モード切替部26を「設定」モードから「遊技」モードに切替えてから、設定キー27を抜き取り、ドアを閉じる。
スロットマシン1の制御部20は、設定モード切替部26が「遊技」モードに切替えられたときは、遊技機設定終了信号を出力する。
端末入力装置5は、スロットマシン1から遊技機設定終了信号を入力したときは、設定信号(レベル信号)の出力を終了する。
管理装置7は、図8に示すように設定信号の受信を終了したときは(S12:YES)、設定確認フラグをリセットすると共に(S13)、設定変更フラグをリセットしてから(S14)、ステップS1に移行することにより上述した動作を繰返す。
管理装置7は、図9に示すように設定確認フラグがリセットされたときは(T6:YES)、設定値確認中表示を終了してから(T7)、設定値報知済表示を開始する(T8)。
図13は、遊技機端末3による設定値報知済表示(「設定値確認状態に関わる情報」に相当)を示している。この図13に示すように、遊技機端末3の情報表示部37には、設定確認中であることを示すメッセージに代えて、本日の確認回数を示すメッセージ(「第1の判定手段が設定値情報を遊技者に対して報知したとの判定後に第2の判定手段が前記設定値確認状態となったと判定したことを特定可能な情報」に相当)が表示される。従って、遊技者は、本日の確認回数を示すメッセージを確認することにより、スロットマシン1の設定値の確認が適正に行われたことが分り、遊技場に対する不信感を払拭することができる。また、設定確認サービスを直接的に受けていない他の遊技者が設定値報知済表示を確認したり、本日の設定回数を確認した場合は、その実績から設定値情報を信頼するようになるので、遊技者が設定確認サービスを実際に受けなくとも、設定値情報を信頼して遊技を行うようになる。これにより、設定確認サービスを行う従業員の負担を軽減することができるだけでなく、集客数、稼動数の増加を期待できる。
尚、現在の設定値を示すメッセージや、設定確認中であることを示すメッセージ等は予め管理装置7に設定しておくことが望ましい。
遊技者による遊技が進行し、図7に示した報知終了条件が成立したときは、管理装置7は、図9に示すように報知終了条件が成立したと判断し(T4:YES)、設定値情報表示を終了する(T9)。
管理装置7は、上述のように管理装置7に設定されている設定値の報知を行ってから、スロットマシン1が設定値確認状態となった場合は、設定値報知・確認・変更履歴に、報知と確認に対応した新規のレコードを作成する。
図14に示す例では、NO.2のレコードの「種別」として「報知」を記憶してから、NO.3のレコードの「種別」として「確認」を記憶する。このとき、管理装置7は、確認フラグがセットされている時間を求め、その時間を「状態時間」に記憶する。
一方、管理装置7は、設定状態判定処理及び設定値報知処理に加えてエラー報知処理も並列に実行している。
図10は、管理装置7のエラー報知処理を示すフローチャートである。この図10に示すように、管理装置7は、設定変更フラグがセットされるか(U1)、設定値情報を表示中か(U2)、設定確認フラグがセットされるか(U3)を判断している。尚、上述した設定値情報表示中の場合は(U2:YES)、設定確認フラグがセットされてもエラー報知を行うことはない。
図14に示す例では、NO.3のレコードにおいて、「種別」に「確認」が記憶されているが、NO.2のレコードの「種別」に「報知」が記憶されていることから分るように、設定値情報を表示中であるので、エラー報知を行わず「内容」に「不正」とも記憶していない。
しかしながら、遊技者が不正に取得した設定キー27により設定モード切替部26を「遊技」モードから「設定」モードに切替えた場合は、管理装置7は、図10に示すように設定値情報を表示していない状態で(U2:NO)、設定確認フラグをセットすることになるから(U3:YES)、設定確認によるエラー報知を開始する(U4)。従って、従業員は、管理装置7により設定確認によるエラーが報知されたときは、エラー報知されたスロットマシン1に出向いて不正な設定変更が行われていないかを確認する。
ここで、管理装置7は、上述のように設定確認によるエラー報知を開始したときは、設定値報知・確認・変更履歴に新規にレコードを作成し、そのレコードに不正であることを記憶する。
図14に示す例では、NO.4のレコードの「種別」に「確認」を記憶し、「状態時間」に設定確認フラグがセットされていた時間を記憶し、「内容」に「不正」を記憶する。
そして、管理装置7は、図10に示すようにエラー報知終了条件が成立したときは(U5:YES)、エラー報知を終了する(U6)。エラー報知終了の条件としては、従業員による確認(遊技機端末3に対するリモコン操作、或いは管理装置7に対する操作)、または、所定時間が経過すると同時にエラーの起因となったフラグがリセットされることである。
管理装置7は、遊技者による不正な設定変更も次のように監視するようになっている。
遊技者がスロットマシン1の設定値を不正に変更する場合は、従業員に見つからないようにスロットマシン1のドアを素早く開放し、電源スイッチ29をオフしてから、設定モード切替部26に不正に入手した設定キー27を差込み、「遊技」モードから「設定」モードに切替えた状態で電源スイッチ29をオンする。
スロットマシン1は、「設定」モードが設定された状態で電源スイッチ29がオンしたときは、「設定」モードであると判断し、現在の設定値をクレジット数表示部19に表示する。このとき、スロットマシン1は、電源スイッチ29がオンしたことを示す遊技機電源信号及び設定モードが設定されていることを示す遊技機設定開始信号を端末入力装置5へ出力する。
端末入力装置5は、遊技機電源信号及び遊技機設定開始信号を入力したときは、電源信号(パルス信号)を出力してから、所定時間以内(例えば2秒以内)に設定信号(レベル信号)を出力する。
管理装置7は、図8に示すように電源信号を受信したときは(S5:YES)、設定確認フラグがセットされているかを判断する(S6)。このとき、設定確認フラグはリセットされているので(S6:NO)、タイマ(例えば2秒)の作動を開始すると共に(S7)、設定信号の受信を開始したかを判断してから(S8)、ステップS2に移行する。このとき、タイマが作動中であることから(S2:YES)、タイマがタイムアップしたか(S3)、設定信号の受信を開始したか(S8)を判断する。設定信号を受信開始したときは(S8:YES)、タイマが作動中かを判断する(S9)。設定信号の受信タイミングではタイマは作動中であるので(S9:YES)、タイマを停止すると共に(S10)、設定変更フラグをセットし(S11)、設定信号の受信を終了したかを判断してから(S12)、ステップS1に移行する。そして、設定変更フラグがセットされている状態では(S1:YES)、設定信号の受信を終了するかを判断する(S12)。
不正な遊技者は、設定ボタン28を操作することによりクレジット数表示部19に表示されている設定値を最高の設定値である「6」としてから、スタートレバー16を操作することにより設定値を確定する。次に、電源をオフすると共に、設定モード切替部26を「設定」モードから「遊技」モードに切替えてから、電源をオンし、設定キー27を抜いてから、スロットマシン1のドアを閉じる。これにより、スロットマシン1は設定値が「6」に設定された状態で遊技可能状態となるので、不正な遊技者は、スロットマシン1で遊技を行うことにより多数のメダルを不正に獲得することが可能となる。
管理装置7は、図10に示すように設定変更フラグがセットされたときは(U1:YES)、設定変更によるエラー報知を開始する。従って、従業員は、管理装置7により設定変更によるエラーが報知されたときは、エラー報知されたスロットマシン1に出向いて不正な設定変更が行われていないかを確認する。
ここで、管理装置7は、上述のように設定変更によるエラー報知を開始したときは、設定値報知・確認・変更履歴に新規のレコードを作成し、そのレコードに不正であることを記憶する。
図14に示す例では、NO.5のレコードの「種別」に「変更」を記憶し、「状態時間」に設定変更フラグがセットされていた時間を記憶し、「内容」に「不正」を記憶する。
以上のようにして、管理装置7は、図14に示す設定値報知・確認・変更履歴を作成することができる。
管理者は、営業時間が終了したときは、管理装置7に対して遊技機毎集計を指示する。
管理装置7は、遊技機毎集計を指示されたときは、図14に示す設定値報知・確認・変更履歴に基づいて遊技機毎集計を作成する。
図15は、管理装置7による遊技機毎集計の一例である。この図15に示すように、遊技機IDに対応して、「報知」数、「確認」数、「不正」数が集計されると共に、「確認率」が演算される。この場合、「確認」数は、不正判定を除いて集計している。即ち、遊技者に設定値情報を報知している場合に設定値確認状態となった回数のみを示している。「確認率」は、「報知」数に対する「確認」数の割合(「確認」数÷「報知」数)である。管理装置7は、このような集計を日毎に集計し、スロットマシン1を入れ替えてからの累計値を算出し、更に遊技場全体の集計(日毎、累計)も行うようになっている。累計値を算出する場合は、発生回数を集計するようにしても良いし、発生した日数を集計するようにしても良い。発生した日数を集計する場合は、加算の上限を1日1回とすることにより求めることができる。「報知」数、「確認」数も同様の処理により求めることができる。
このような実施例によれば、管理装置7は、所定の報知条件が成立したときは、遊技機端末3に管理装置7に設定されている設定値を表示すると共に、設定値を報知した後に従業員による確認操作によりスロットマシン1が設定値確認状態となったときは、本日の確認回数を報知するようにしたので、管理装置に設定されている設定値を遊技者に単に報知するだけの従来のものと違って、遊技場側が虚偽の設定値情報を報知していないことを遊技者に報知でき、遊技者の遊技機に対する不信感を払拭することができる。
また、管理装置7が作成する遊技機毎集計により「報知」数に対する「確認」数の割合を把握することができるので、設定確認サービス開始後の間もない期間においては、設定確認サービスの利用頻度が把握できる一方、設定確認サービス開始してから、所定期間が経過した後は、遊技者の遊技場に対する信頼度を把握することができる。つまり、報知回数に対して確認回数が少なければ少ない程、遊技者が設定値を確認するまでもなく設定値情報を信頼できる情報であると考えていると推測できる。
さらに、管理装置7は、管理装置7に設定された設定値を報知した後にスロットマシン1が設定値確認状態となったときはエラーと判定しないようになっているので、設定確認サービスを行う場合であっても、適切に異常状態を検出可能となる。
(変形例)
設定値情報の報知として、遊技機端末3により報知する例を示したが、設定値情報としては、他に設定値を特定可能な情報が記されたプレートを遊技機に対応付けて取付けることにより報知したり、或いは複数台の遊技機の遊技情報を集中的に表示する集中情報表示装置により遊技機毎の設定値を表示したり、或いは店内アナウンスにより音声報知したり、或いは遊技者宛にメールを送信したりする等、遊技機の設定値を直接報知する報知手段以外の設定値報知手段であって、遊技場管理者が特定した設定値情報を報知する設定値報知手段であれば、どのような報知手段であってもよい。設定値情報は、直接的に設定値を特定する情報以外に、間接的に設定値を報知する情報であっても良い(例えば複数の設定値を提示し、その内の何れかが遊技機に設定されている設定値であるとする情報、遊技機端末3における所定のランプが点灯した場合に、該当遊技機の設定値が5または6であることを遊技者に周知させ、従業員が携帯するリモコンから信号を受信した場合に、設定値情報としてランプを点灯させる等)。尚、設定値情報の報知をプレート等で行った場合の特定は、リモコン等による入力操作や、設定値報知手段から送信される報知した旨を示す報知信号(例えばプレートが取付けられたことを検知した情報)の受信等により行えば良い。
スロットマシン1の状態判定や設定値情報の記憶等を管理装置7で行うのに代えて、遊技機端末3、或いは中継装置4により行うようにしても良いし、複数の機器で行うようにしても良い。この場合、システムを、遊技機端末3のみ、或いは中継装置4及び遊技機端末3のみで構成するようにしても良い。
従業員が設定確認サービスとは別に、不正防止の観点から設定確認を行う場合に、エラー状態として検出しないように、予め従業員が携帯するリモコンIDを特定可能なリモコン信号を受付けた場合には、エラー検出を行わないように構成しても良い。この場合であっても、実施例のように設定値報知状態ではエラー検出しないので、設定確認サービスを行う場合にリモコン信号を送信する手間を省くことができ、使用勝手に優れている。
スロットマシン1から出力される上記(6)遊技機ドア開放信号、(7)遊技機ホッパー信号、(8)遊技機設定信号、(9)遊技機セレクト信号について、状態開始信号と終了信号として異なる信号としたが、開始、終了信号を同一の信号としても良い。
端末入力装置5が無い(遊技機からレベル信号を直接出力する)構成としても良い。
管理対象となる遊技機としてはスロットマシンに限らず、パチンコ等の他の遊技機としても良い。
本発明の一実施例における全体構成を概略的に示す図 スロットマシン、端末入力装置、中継装置との接続関係を示す図 スロットマシンの正面図 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 設定値に対応したビッグボーナス及びレギュラーボーナスの当選確率を示す図 遊技機端末の正面図 管理装置の報知条件の設定情報を示す図 管理装置の設定状態判定処理を示すフローチャート 管理装置の設定値報知処理を示すフローチャート 管理装置のエラー報知処理を示すフローチャート 遊技機端末の設定値表示状態を示す情報表示部の正面図 設定値確認中表示状態を示す図11相当図 確認回数表示状態を示す図11相当図 管理装置の設定値報知・確認・変更履歴を示す図 管理装置の遊技機毎集計を示す図
符号の説明
図面中、1はスロットマシン(遊技機)、3は遊技機端末(設定報知手段、情報報知手段)、5は端末入力装置、7は管理装置(受信手段、第1の判定手段、第2の判定手段、管理手段、異常判定手段、出力手段)、19はクレジット数表示部(遊技機報知手段)、20は制御部(遊技機設定手段)、26は設定モード切替部、28は設定ボタン(遊技機設定手段)、29は電源スイッチである。

Claims (4)

  1. 複数段階の出玉率に対応する複数段階の設定値のうち何れか1つを設定する遊技機設定手段と、当該遊技機設定手段が設定している前記設定値を報知する遊技機報知手段とを備え、所定の操作に応じて前記遊技機報知手段が前記設定値を報知する状態である設定値確認状態となる遊技機を管理対象とした遊技場用管理システムであって、
    所定の報知条件の成立に基づいて、前記遊技機設定手段が設定している設定値に対応する情報である前記設定値情報を遊技者に報知する設定報知手段と、
    前記遊技機側から送信され、前記設定値確認状態である場合に送信される設定信号を受信する受信手段と、
    前記設定報知手段により前記設定値情報を遊技者に対して報知したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記受信手段が受信した設定信号に基づいて、前記遊技機が前記設定値確認状態かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の判定結果に基づいて、遊技者に対して前記設定値情報を報知したとの判定後における前記遊技機の設定値確認状態に関わる情報を遊技者に対して報知する情報報知手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 前記所定の報知条件は、所定の入力操作が行われたか、所定の設定報知信号が入力したか、前記遊技機の遊技情報が所定条件を満たしたか、予め定められた設定報知時刻となったかのうち少なくとも1つであり、
    前記情報報知手段は、営業日当日において前記第1の判定手段が設定値情報を遊技者に対して報知したとの判定後に前記第2の判定手段が前記設定値確認状態となったと判定したことを特定可能な情報を、前記設定値確認状態に関わる情報として報知することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
  3. 前記第1の判定手段が前記設定値情報を報知したと判定した回数である設定値情報報知回数と、前記第2の判定手段が前記設定値確認状態になったと判定した回数である設定値確認回数とを管理する管理手段と、
    前記設定値確認回数と前記設定値情報報知回数とを比較可能に印字、或いは表示出力する出力手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の遊技場用管理システム。
  4. 前記第2の判定手段が設定値確認状態になったと判定した場合に、当該判定が前記第1の判定手段による設定値情報を報知したとの判定後である場合には異常と判定しない一方、判定前であれば異常と判定する異常判定手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技場用管理システム。
JP2007124617A 2007-05-09 2007-05-09 遊技場用管理システム Expired - Fee Related JP5083871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007124617A JP5083871B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 遊技場用管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007124617A JP5083871B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 遊技場用管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008279002A true JP2008279002A (ja) 2008-11-20
JP5083871B2 JP5083871B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=40140337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007124617A Expired - Fee Related JP5083871B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 遊技場用管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5083871B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011152203A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2016054913A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2016054912A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2016054914A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2017074169A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 ネット株式会社 遊技機
JP2019042093A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019208674A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019213789A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7436300B2 (ja) 2020-06-17 2024-02-21 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126170A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機用設定情報公開装置及びスロットマシン
JP2006175001A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Cs Giken Kk 遊技機管理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126170A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機用設定情報公開装置及びスロットマシン
JP2006175001A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Cs Giken Kk 遊技機管理システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011152203A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2016054913A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2016054912A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2016054914A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 サミー株式会社 スロットマシン
JP2017074169A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 ネット株式会社 遊技機
JP2019042093A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019208674A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019213789A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7436300B2 (ja) 2020-06-17 2024-02-21 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5083871B2 (ja) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5083871B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP5401144B2 (ja) スロットマシン
JP5177834B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP5539634B2 (ja) スロットマシン
JP4970920B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP4285937B2 (ja) スロットマシン
JP6906253B1 (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP2008212534A (ja) 遊技場用管理システム
JP6613059B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP2002177444A (ja) スロットマシン
JP7442868B2 (ja) ホールコンピュータ
JP5819672B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP5323745B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4976152B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2004089213A (ja) スロットマシン
JP2014205034A (ja) スロットマシン
JP2004208710A (ja) スロットマシン
JP5196466B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2007037574A (ja) 遊技機の管理システム
JP2004148009A (ja) スロットマシン
JP7286164B2 (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP2013192874A (ja) 遊技台
JP5908749B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP5144059B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2016005730A (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5083871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees