JP2008278986A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の駆動源で、特別入賞装置に入賞した遊技球を複数の入球口へ振り分けることの出来る、新規な構造を備えたパチンコ機を提供すること。
【解決手段】第一及び第二の収容凹所94a,94bを備えた回転部材66と、阻止部112および切欠部114を備えた仕切部材68とを、収容ケース64内に同軸上で配設すると共に、駆動源70の駆動力によって該回転部材66および該仕切部材68を同一の回転速度で互いに反対方向に駆動せしめる駆動力伝達手段72を設け、該収容ケース64に設けた第一の収容凹所用連通孔82に対して該第一の収容凹所94aが連通せしめられる位置に到達した場合には、該切欠部114を該第一の収容凹所用連通孔82と重ねて遊技球の入球を許容する一方、該第二の収容凹所94bが連通せしめられる位置に到達した場合には、阻止部112を該第一の収容凹所用連通孔82と重ねて遊技球の入球を困難とする振分手段62を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球の入賞が容易な状態と入賞が困難な状態とに変化せしめられる特別可動入賞装置を備えたパチンコ機に係り、特に、特別可動入賞装置に設けられた複数の入球口に遊技球を振り分ける振分手段を備えたパチンコ機に関するものである。
従来から、遊技領域に設けられた始動入賞装置への遊技球の入賞に基づいて特別可動入賞装置が入賞容易な状態とされて、特別可動入賞装置に設けられた特定の入球口に遊技球が入ると、遊技者に有利な特典遊技を開始するパチンコ機が知られている。
このようなパチンコ機においては、特定の入球口に遊技球が入ることが特典遊技を開始する条件とされていることから、遊技者は、特別可動入賞装置に入賞した遊技球が、特定の入球口に入るか否かについて、大きな関心を持っている。
そこで近年では、かかる遊技者の関心を巧く利用して遊技への興趣を高めるために、特別可動入賞装置内に、特定の入球口を含む複数の入球口へ遊技球を振り分ける振分手段を設けて、振分手段によって遊技球を特定の入球口とそれ以外の入球口へ振り分ける演出を行なうパチンコ機が多い。
そのような振分手段として、例えば、遊技球を収容する複数の収容凹所を備えた回転部材によって、収容凹所に収容された遊技球を、特定の入球口に連通せしめられた当たり連通孔と、特定の入球口に連通せしめられていないはずれ連通孔の何れか一つに振り分ける振分手段が設けられたものがある。そして、当たり連通孔とはずれ連通孔の何れか一方に遊技球を入球可能とするために、例えば特許文献1には、一方の連通孔を、駆動源によって開閉せしめられる開閉部材を用いて開閉せしめることによって、かかる連通孔が閉状態とされた場合には遊技球の入球を阻止することによって、遊技球の振り分けを行なうパチンコ機が提案されている。
ところが、特許文献1に記載の如き開閉部材を設けた構造では、開閉部材を駆動せしめる駆動源として、回転部材を回転せしめる回転部材用の駆動源とは別に開閉部材用の駆動源を設けていることから、配設スペース効率の低下や、部材重量の増加を招く。更に、回転部材用の駆動源と開閉部材用の駆動源との同期を取る必要が生じて、それら駆動源の作動制御が複雑なものとなる。また、例えば開閉部材を駆動せしめる駆動源が故障して、開閉部材を備えた連通孔が常に開状態とされてしまうと、収容凹所に収容された遊技球の全てがかかる連通孔に入球せしめられるおそれも有していた。
特開2006−34694号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、単一の駆動源で、特別入賞装置に入賞した遊技球を複数の入球口へ振り分けることの出来る、新規な構造を備えたパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明は、特別可動入賞装置に入賞した遊技球を複数の入球口に振り分ける振分手段を備えたパチンコ機において、特別可動入賞装置に入賞した遊技球を収容する第一の収容凹所及び第二の収容凹所を備えた回転部材を収容ケース内に回転可能に配設すると共に、阻止部と切欠部が周上の所定位置に設けられた可動弁部材を該回転部材と同軸上で回転可能に配設する一方、駆動源によってそれら回転部材と可動弁部材を同一の回転速度で反対方向に駆動せしめる駆動力伝達機構を設けることによって、該回転部材が回転せしめられて、該収容ケースに形成されて該複数の入球口の少なくとも一つに連通する第一の収容凹所用連通孔と該第一の収容凹所とが連通せしめられる位置に到達した場合には、該可動弁部材の該切欠部を該第一の収容凹所用連通孔と重ね合わせて遊技球の該第一の収容凹所用連通孔への入球を許容する一方、該第二の収容凹所が該第一の収容凹所用連通孔と連通せしめられる位置に到達した場合には、該可動弁部材の該阻止部を該第一の収容凹所用連通孔と重ね合わせて該第一の収容凹所用連通孔の開口寸法を小さくして遊技球の該第一の収容凹所用連通孔への入球を困難にすることによって、該振分手段を構成したことを、特徴とする。
本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、遊技球を収容する回転部材と、第一の収容凹所用連通孔の開口状態を変化せしめる可動弁部材とが、駆動力伝達機構によって単一の駆動源で回転せしめられる。これにより、複数の駆動源を設けることが不要とされて、振分部材をコンパクトに形成することが出来る。そして、駆動力伝達機構によって、単一の駆動源で回転部材と可動弁部材を同時に回転せしめることが出来て、回転部材に設けられた第一の収容凹所の回転位置と第一の収容凹所用連通孔の開口状態との同期が安定して確保されることから、それら回転部材と可動弁部材を別個の駆動源で駆動せしめる場合のように、複数の駆動源の作動を同期するための複雑な処理も不要とされる。更に、本発明によれば、第一の収容凹所の回転位置と第一の収容凹所用連通孔の開口状態との同期が安定して確保されることから、例えば遊技状態に応じて回転部材の回転速度を変化せしめるような場合でも、回転部材の回転速度の変化に追従して可動弁部材の回転速度も変化せしめられる。これにより、回転部材の回転速度に関わらず、第一の収容凹所の回転位置と第一の収容凹所用連通孔の開口状態との同期を確実に取ることが出来て、安定した振り分けを行なうことが出来るのである。更にまた、本発明によれば、万が一駆動源に故障が発生した場合には、回転部材および可動弁部材の両方が停止することから、例えば可動弁部材のみが停止して、第一の収容凹所用連通孔が常に入球可能な状態とされて運用が継続されるおそれも軽減することが出来ると共に、駆動源の故障を外部から速やかに発見することも出来る。
さらに、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、可動弁部材で第一の収容凹所用連通孔の実質的な開閉作動を行なうことが可能とされていることから、例えば従来のように、一方の収容凹所と他方の収容凹所の回転部材における径方向寸法等の形状を異ならせることによって振り分けを行なうようなことも不要とされて、第一の収容凹所と第二の収容凹所を等しい形状で形成することが出来て、振分手段をよりコンパクトに構成することも可能となる。
但し、本発明に加えて、従来のように、収容凹所の回転部材における径方向寸法や、連通孔の形成位置を異ならせる等することによって、更に振り分けを行なうことも勿論可能である。そのようにすれば、第一の収容凹所用連通孔およびもう一つの連通孔を可動弁部材によって振り分けると共に、更にもう一つの連通孔を、収容凹所の径方向寸法の違いや、連通孔の形成位置の違いによって振り分けることが出来る。そして、本発明によれば、それら3つの連通孔への振り分けを、単一の駆動源で実現することが可能となるのである。
なお、本発明における駆動力伝達機構としては、様々な構造が適宜に採用可能であるが、例えば、差動歯車機構などが好適に採用される。また、第一の収容凹所用連通孔は、回転部材の下方に開口せしめられても良いし、回転部材の側方に開口せしめること等も可能である。例えば、第一の収容凹所用連通孔を回転部材の下方に開口せしめる場合には、可動弁部材の阻止部を、回転部材の下方における第一の収容凹所用連通孔との間に介在せしめて、第二の収容凹所に収容された遊技球の第一の収容凹所用連通孔への落下を阻止する等することが出来る。一方、第一の収容凹所用連通孔を回転部材の側方に開口せしめる場合には、阻止部を、回転部材の外周部分を囲む周壁状に形成して、かかる周壁状の阻止部で遊技球の回転部材からの転げ出しを防止する等することが出来る。
また、本発明における第一の収容凹所および第一の収容凹所用連通孔は、複数形成されていても良い。そして、複数の第一の収容凹所および第一の収容凹所用連通孔を形成する場合には、或る第一の収容凹所用連通孔は、或る第一の収容凹所からの入球は許容されるが、その他の第一の収容凹所からの入球は阻止されるようにすることも可能であって、そのような場合には、その他の第一の収容凹所は、当該第一の収容凹所用連通孔に対する関係では入球が許容されない第二の収容凹所と実質的に同じものとされる。更に、第一の収容凹所と第一の収容凹所用連通孔との対応関係は、必ずしも1対1とされる必要はない。従って、例えば、1つの第一の収容凹所用連通孔に対して、複数の第一の収容凹所からの入球を許容する等しても良い。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1に、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10を示す。パチンコ機10は、縦長の方形状に枠組みされた外枠12を備えており、かかる外枠12には、その一側において開閉自在に軸支された状態で、中枠14が組み付けられている。また、中枠14の表側には、中枠14に対して取り付けられた遊技盤16を透視保護するためのガラス板を備えたガラス枠18と、上皿20を備えた皿板22が、それぞれ、中枠14の一側に開閉自在に軸支された状態で組み付けられている。また、上皿20の下方には、下皿24が設けられており、かかる下皿24の右方には、発射ハンドル26が突設されている。そして、遊技者が発射ハンドル26に対して回動可能に装着された発射レバー28を回動操作することにより、上皿20に貯留された遊技球が球送り機構(図示せず)を介して、発射装置(図示せず)に送られた後、遊技盤16に形成された遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
遊技盤16は、表面に合成樹脂製のシートが被着された遊技板を備えており、かかる遊技板の表面側に固定されたガイドレール32によって囲まれた略円形の遊技領域30には、略中央において、特別可動入賞装置としての可動入賞装置34が設けられている。図2に示すように、可動入賞装置34は、前方に開口する内部空間36を有しており、かかる内部空間36の上方における左右両側には、遊技領域30と連通する大入賞口38が形成されている。本実施形態では、かかる大入賞口38の開口形状は、上下方向に延びる略縦長の四角形状とされている。そして、大入賞口38には、それぞれ、一軸回りで傾動可能とされた可動部材としての羽根部材40が設けられている。かかる羽根部材40は、遊技盤30の裏面に配設された図示しない開閉用ソレノイドによって開閉可能とされており、羽根部材40が起立せしめられた閉状態では、大入賞口38が羽根部材40によって実質的に塞がれるようになっており、かかる閉状態下では、大入賞口38への入球が困難とされる一方、羽根部材40が傾動せしめられた開状態では、大入賞口38が開放されて、大入賞口38への入球が許容されるようになっている。
なお、羽根部材40の開閉作動は、遊技領域30の下方の中央部分に配設された始動入賞装置としての可変始動入賞口42および可変始動入賞口42の左右に配設された始動入賞口44への入球に基づいて行なわれるようになっており、例えば本実施形態においては、可変始動入賞口42に遊技球が入賞すると、羽根部材40が、1回の開放時間を1秒として2回開作動せしめられる一方、始動入賞口44に遊技球が入賞すると、羽根部材40が、1回の開放時間を1秒として1回開作動せしめられるようになっている。
ここにおいて、特に可変始動入賞口42には、開閉部材46が設けられており、通常は開閉部材46が閉状態とされることによって、可変始動入賞口42の開口寸法が遊技球より僅かに大きい程度とされて、遊技球の入球が許容されるものの入球が困難な状態とされる。そして、遊技領域30に設けられた通過チャッカー48を遊技球が通過した際に行なわれる例えば乱数カウンタを用いた抽選結果に基づいて、開閉部材46が開状態とされて、遊技球が入球し易い状態とされるようになっている。
そして、可動入賞装置34において、一対の大入賞口38の下方における左右方向中間部分には、上方に突出する山状の誘導部材50が設けられており、かかる誘導部材50を挟んで左右両側に分岐して内部空間36に開口する誘導路52が形成されている。更に、各誘導路52の入り口となる誘導部材50の左右両側には、従来公知の近接スイッチによって構成された可変入賞スイッチ54が配設されており、かかる可変入賞スイッチ54が遊技球を検出することによって、所定数の賞球(遊技球)が払い出されるようになっている。
さらに、誘導路52を通って内部空間36内に誘導された遊技球は、内部空間36内の上部に設けられた上側ステージ56上を転動せしめられる。上側ステージ56は、内部空間36の幅寸法の全長に亘って、内部空間36の手前側から奥側に向かって下る傾斜状態で設けられており、上側ステージ56上を転動せしめられる遊技球を、内部空間32の奥側に案内して、上側ステージ56の奥側端部から、内部空間32の底面に設けられた下側ステージ58に落下せしめるようにされている。
ここにおいて、上側ステージ56の下方には、内部空間36の奥側から手前側に突出する一対の案内部材58が設けられている。案内部材58は、内部空間36の左右方向中央部分および左右両端部に至らない程度の幅寸法を有すると共に、内部空間36の中央に行くに連れて下方に傾斜せしめられた形状とされている。そして、図面からは明らかではないが、案内部材58の手前側の端縁部は、上側ステージ56の奥側の端縁部よりも前方に突出せしめられており、上面視において上側ステージ56の奥側の端縁部と内部空間32の奥側との間に案内部材58が跨って配設されている。これにより、上側ステージ56から落下せしめられる遊技球の落下経路上に、案内部材58が位置せしめられている。更に、案内部材58における内部空間36の中央側の端縁部には、下方に突出する案内片60が一体的に形成されている。そして、このような案内部材58が、内部空間36の中央部分で所定距離を隔てて対向位置せしめられている。ここにおいて、一対の案内部材58の左右方向の離隔距離は、遊技球の径寸法よりもやや大きな寸法とされている。これにより、上側ステージ56から案内部材58上に落下せしめられた遊技球は、案内部材58によって内部空間36の幅方向中央部分に案内されて、両案内部材58の案内片60の間を下方に落下せしめられる。
そして、案内部材58の下方において、内部空間36の中央部には、振分手段としての振分装置62が配設されている。図3乃至図7に、振分装置62を示す。振分装置62は、収容ケース64の上部に形成された収容部78に回転部材66および可動弁部材としての仕切部材68が同軸上に重ね合わせて略収容状態で配設されると共に、収容ケース64の下方に駆動源としての電動モータ70および電動モータ70の駆動力を回転部材66および仕切部材68に伝達する駆動力伝達機構としての歯車機構72が設けられた構造とされている。
より詳細には、収容ケース64は、略円環板形状とされた底面74の外周縁部の略全周に亘って、上方に突出する周壁76が形成された略有底円筒形状の収容部78を備えており、かかる収容部78が収容ケース64の収容領域とされている。そして、周壁76の周方向の一部分において、外方に突出する導入路80が一体的に形成されている。導入路80は、上方に凹となる円弧状断面をもって、収容部78の径方向外方に突出して形成されており、底面74からやや上方において、周壁76の内面に開口せしめられている。また、導入路80は、遊技球の径寸法よりも僅かに大きな幅寸法をもって、収容部78の内方に向けて僅かに下方に傾斜せしめられている。そして、かかる導入路80が、幅方向で対向位置せしめられた案内部材58における案内片60間の下方に位置せしめられており、案内部材58に案内されて案内片60間を落下せしめられた遊技球を、収容部78内に案内するようにされている。
また、底面74には、底面74の周方向に延びる複数の連通孔が貫設されている。本実施形態においては、導入路80から底面74の周方向の一方(本実施形態においては、上面視において左側)に第一当たり連通孔82が形成されており、導入路80と径方向で略対向する位置に第二当たり連通孔84が形成されている。一方、第一当たり連通孔82と径方向で対向する位置にはずれ連通孔86が形成されている。ここにおいて、第一当たり連通孔82は、中心角が略60°とされた略1/6周の略円弧形状とされている。また、第二当たり連通孔84は、中心角が略75°とされた略1/4周の略円弧形状とされている。また、はずれ連通孔86は、中心角が略60°とされた略1/6周の略円弧形状とされている。更に、第一及び第二当たり連通孔82,84の径方向幅寸法は略同じ寸法とされて、はずれ連通孔86の径方向幅寸法よりも大きくされており、これら第一および第二当たり連通孔82,84の径方向内側端縁部は、はずれ連通孔86の径方向内側端縁部よりも、底面74の内方に位置せしめられている。また、第一および第二当たり連通孔82,84は、底面74の下方に一体的に突出形成されて収容ケース64の径方向外方に開口する排出路88,90と連通せしめられており、第一および第二当たり連通孔82,84に入った遊技球は、これら排出路88,90を通じて収容ケース64の径方向外方に向けて排出されるようになっている。一方、図5に示すように、はずれ連通孔86は、底面74の外周縁部から周壁76に連続して形成されており、はずれ連通孔86に入った遊技球は、はずれ連通孔86から底面74の略下方へ排出されるようになっている。
そして、底面74の上方には、回転部材66が、底面74の同軸上に配設されている。回転部材66は、上面視において略円形状を有すると共に、中心部分が上方に突出する滑らかな略笠形状とされている。そして、回転部材66の外周縁部には、上下及び径方向外方に向けて開口せしめられた略U字の溝形状を有する収容凹所が周方向で所定間隔を隔てて複数形成されている。本実施形態においては、かかる収容凹所として、回転部材66の径方向で対向する位置に一対の当たり収容凹所94a,94bが形成されていると共に、回転部材66の周方向における当たり収容凹所94a,94bの間の一方の側に、所定間隔を隔ててはずれ収容凹所96a,96b,96cが形成されていると共に、他方の側に、所定間隔を隔ててはずれ収容凹所96d、96e,96fが形成されている。従って、本実施形態においては、合計8つの収容凹所94,96が、周方向で等しい間隔を隔てて形成されている。
ここにおいて、当たり収容凹所94と、はずれ収容凹所96は、回転部材66の内方への突出寸法、要するに、溝の深さ寸法が異ならされており、はずれ収容凹所96に比して、当たり収容凹所94の深さ寸法が大きくされている。そして、図3にも示すように、はずれ収容凹所96の径方向内方の端縁部は、回転部材66の収容ケース64への組み付け状態において、底面74に形成されたはずれ連通孔86の径方向内側の端縁部と略等しく位置せしめられて、第一および第二当たり連通孔82,84の径方向内側の端縁部よりも径方向外方に位置せしめられる一方、当たり収容凹所94の径方向内方の端縁部は、第一および第二当たり連通孔82,84の径方向内側の端縁部と略等しく位置せしめられる。更に、当たり収容凹所94には、下端の外周縁部を周方向に延びる薄板形状の梁部98が形成されている。梁部98は、図7に示すように、その上端面の径方向内側部分が、当たり収容凹所94の内方に向けて僅かに下方に傾斜せしめられている。また、梁部98は、図3に示すように、径方向内方の端縁部が、第一および第二当たり連通孔82,84の径方向外側の端縁部と略等しく位置せしめられるようになっている。一方、はずれ収容凹所96には、そのような梁部98は形成されておらず、収容凹所96の全体が、回転部材66の径方向外方に開口せしめられている。
そして、かかる回転部材66における下端面の中心軸上には、下方に突出する駆動軸100が一体的に形成されており、かかる駆動軸100が、底面74の中央部分に貫設された中央孔102および後述する軸支持部120の中央に貫設された挿通孔123を通じて、収容ケース64の下方に突出せしめられており、かかる駆動軸100の突出先端部に、駆動歯車104が固着されている。そして、かかる駆動歯車104が、電動モータ70の出力軸106に取り付けられた出力歯車108と噛合せしめられることによって、電動モータ70の駆動力が駆動歯車104に伝達されるようになっている。更に、駆動歯車104の上面には、駆動軸100を全周に亘って囲むようにして傘歯車105が一体的に形成されている。
さらに、回転部材66の下方において、底面74との間には、仕切部材68が配設されている。仕切部材68は、中央に貫通孔110を有する略薄板円環板形状とされている。そして、仕切部材68の外周縁部には、径方向外方に突出して、所定の周方向寸法に亘って延びる阻止部112が一体的に形成されている。ここにおいて、図6にも示すように、阻止部112の上端面は、径方向外方に行くに連れて僅かに下方に傾斜する傾斜面とされている。また、阻止部112の周方向両端部は、周方向外方に行くにつれて僅かに下方に傾斜する傾斜面とされており、これによって、収容凹所94,96に収容された遊技球の下方に滑らかに入ることが出来るようにされている。そして、仕切部材68において、阻止部112が形成されていない外周縁部が、切欠部114とされている。
ここにおいて、阻止部112および切欠部114の数および周方向寸法は、底面74に形成される連通孔82,84,86の周方向寸法や回転部材66に形成される収容凹所94,96の個数や大きさ、形成位置などを考慮して決定されるものであるが、本実施形態においては、阻止部112は、中心角が略140°の半周より僅かに小さな円弧形状とされており、回転部材66の周方向で、4つの収容空所94,96に亘る周方向寸法を有している。これにより、本実施形態における阻止部112の周方向寸法は、仕切部材68の周方向の半周よりもやや小さくされており、切欠部114の周方向寸法は、仕切部材68の周方向の半周よりもやや大きくされている。また、阻止部112の径方向外方への突出寸法は周方向で一定とされており、図3に示すように、仕切部材68の収容ケース64への組み付け状態において、阻止部112の径方向外方の端縁部が、回転部材66のはずれ収容凹所96の径方向内方端縁部と略等しく位置せしめられている。従って、阻止部112が第一および第二当たり収容凹所94と重ね合わされた状態においては、阻止部112は、収容凹所94の径方向内側端縁部から所定寸法だけ径方向外方に突出せしめられることとなる。
さらに、仕切部材68の下面における中央孔110の外周部分には、歯車機構72を構成する傘歯車116が一体的に形成されている。傘歯車116は、一対の伝達歯車118を介して、回転部材66に取り付けられた駆動歯車104の傘歯車105に噛合せしめられている。
より詳細には、歯車機構72は、傘歯車116、駆動歯車104と傘歯車105、および伝達歯車118によって差動歯車機構の如き構造とされている。ここにおいて、一対の伝達歯車118は互いに同様の構造の傘歯車とされており、収容ケース64において底面74の下方に一体的に形成された軸支持部120内に半収容状態で配設されている。軸支持部120は、底面74の中央孔110の外周縁部から下方に突出する略有底円筒形状とされており、その底板部122の中央部分に貫設された挿通孔123内に、回転部材66の駆動軸100が挿通せしめられている。更に、底板部122には、略矩形状をもって下方に開口せしめられた一対の差込孔124が挿通孔123を挟んで形成されており、かかる差込孔124のやや上方には、下方に開口する略U字形状を有する一対の係止部126が形成されている。
そして、一対の伝達歯車118がそれぞれの差込孔124に差し込まれて、その軸128が係止部126で係止せしめられると共に、下方から駆動歯車104の傘歯車105が噛合せしめられる。これにより、一対の伝達歯車118は、係止部126と駆動歯車104で上下方向から挟まれるようにして、軸128およびその上方部分が軸支持部120内に収容された状態で、軸128を水平方向に向けて、軸128回りに回転可能とされると共に、これら一対の伝達歯車118が、駆動歯車104の径方向で対向位置せしめられている。
さらに、伝達歯車118の上方に、仕切部材68が配設されて、仕切部材68に形成された傘歯車116が、これら伝達歯車118の上端部において噛合せしめられることによって、仕切部材68が伝達歯車118に支持せしめられると共に、回転部材66と同軸上で収容ケース64の収容部78内に収容状態で配設されることとなる。そして、仕切部材68の傘歯車116と駆動歯車104の傘歯車105が伝達歯車118を介して噛合せしめられることによって、電動モータ70が通電されて、出力歯車108が回転せしめられた場合には、駆動歯車104が回転せしめられて、駆動歯車104に直結された回転部材66が回転せしめられると共に、駆動歯車104の駆動力が伝達歯車118を介して仕切部材68に伝達されるようになっており、仕切部材68は、駆動歯車104に固着された回転部材66の回転方向と反対方向に回転せしめられるようになっている。
ここにおいて、仕切部材68に形成された傘歯車116と駆動歯車104に形成された傘歯車105の歯数は等しくされており、これら仕切部材68と回転部材66は、上下方向に延びる中心軸回りで互いに等しい回転速度で逆方向に回転せしめられるようになっている。特に本実施形態においては、回転部材66が上面視において時計回りに一定の回転速度で回転せしめられるようになっており、仕切部材68は、上面視において時計回りと反対方向に、回転部材66と等しい回転速度で回転せしめられるようになっている。このように、本実施形態においては、駆動歯車104と駆動歯車104に形成された傘歯車105、仕切部材68に形成された傘歯車116、および一対の伝達歯車118を含んで、駆動力伝達手段としての歯車機構72が構成されている。
このような構造とされた振分装置62の下方には、遊技球を案内する第一案内路130と、第一案内路130を挟んで一対の第二案内路132が設けられている。これら案内路130,132は、遊技球の径寸法より僅かに大きな幅寸法をもって内部空間36の奥側から手前側に向けて次第に下方に傾斜する傾斜面とされており、第一案内路130の幅方向両側には、側壁134,136が設けられていると共に、第一案内路130の両側に形成される第二案内路132は、それぞれ、内側の側壁として側壁134,136を第一の案内路130と共通して用いると共に、外側の側壁として側壁138、140を備えた構造とされている。そして、詳細な図示は省略するが、第一案内路130は、振分装置62における第一当たり連通孔82と連通する排出口88と接続されており、第一当たり連通孔82から落下せしめられた遊技球が第一案内路130に誘導される一方、一対の第二案内路132は、第二当たり連通孔84と連通する排出口90と接続されており、第二当たり連通孔84から落下せしめられた遊技球は一対の第二案内路132の何れかに誘導されるようになっている。
さらに、第一案内路130の下方には、入球口としての第一特定入賞口142が設けられている。これにより、第一案内路130を流下せしめられた遊技球は、第一特定入賞口142に入球するようになっている。一方、一対の第二案内路132の下方には、それぞれ、入球口としての第二特定入賞口144が設けられている。これにより、第二案内路132を流下せしめられた遊技球は、第二特定入賞口144に入球するようになっている。そして、第一特定入賞口142に遊技球が入った場合には、羽根部材40が予め定められた所定時間及び所定回数だけ開放作動せしめられることによって、遊技球の大入賞口38への入賞がより容易とされて、通常の遊技状態よりも多くの賞球を得ることの出来る特典遊技状態が発現せしめられる。一方、第二特定入賞口144に遊技球が入った場合には、羽根部材40が予め定められた、第一特定入賞口142に遊技球が入った場合よりも少ない所定時間及び所定回数だけ開放作動せしめられることによって、第一特定入賞口142への入球時よりは少ないが、通常の遊技状態よりも多い賞球を得ることの出来る特典遊技状態が発現せしめられるようになっている。
このように、本実施形態においては、振分装置62の第一当たり連通孔82に落下せしめられた遊技球は、第一案内路130を流下せしめられて第一特定入賞口142に入球せしめられると共に、第二当たり連通孔84に落下せしめられた遊技球は、第二案内路132を流下せしめられて第二特定入賞口144に入球せしめられるようになっている。即ち、振分装置62において回転部材66の第一当たり収容凹所94aに収容された遊技球は、第一当たり連通孔82および第一案内路130を通じて第一特定入賞口142に入球せしめられる一方、第二当たり収容凹所94bに収容された遊技球は、第二当たり連通孔84および第二案内路132を通じて第二特定入賞口144に入球せしめられるようになっている。
なお、振分部材62のはずれ連通孔86から落下せしめられた遊技球は、これら第一および第二誘導路130,132に案内されることはなく、下側ステージ57上に落下せしめられて、下側ステージ57の側方に設けられた入球口としての排出口146を通って遊技盤16の裏側に排出されるようになっている。
次に、上述の如き構造とされた振分部材62の作動態様を、図8乃至図12に基づいて説明する。本実施形態においては、電動モータ70が一定の速度で回転せしめられることによって、回転部材66が上面視において時計回りの一定の回転速度で回転せしめられると共に、仕切部材68が、回転部材66と反対方向(上面視において時計回りと反対方向)で、回転部材66と等しい回転速度で回転せしめられる。なお、図8は、回転部材66および仕切部材68の回転位置を時系列に沿って図8(a)から図8(h)の順に示したものであり、図8(h)の状態の後は、図8(a)の状態に戻ることとなる。
先ず、第一当たり収容凹所94aについて説明すると、図8(a)において、第一当たり収容凹所94aは、導入路80と連通せしめられることによって、遊技球が収容される。そして、図8(c)において、第一当たり収容凹所94aが、第一当たり連通孔82上に位置せしめられる。ここにおいて、図9にも示すように、第一当たり収容凹所94aの下方には、仕切部材68の切欠部114が位置せしめられている。これにより、第一当たり収容凹所94aの下側開口部の全体が第一当たり連通孔82と連通せしめられて、第一当たり収容凹所94aに収容された遊技球148が第一当たり連通孔82に落下せしめられる。なお、第一当たり収容凹所94aの外周縁部には梁部98が設けられて、遊技球が底面74の外周縁部に位置せしめられることも防止されていることから、遊技球が第一当たり連通孔82の外周部分の底面74に係止されるようなことも防止されて、安定して落下せしめることが可能とされている。このように、本実施形態においては、第一当たり収容凹所94aに収容せしめられた遊技球は、第一当たり連通孔82に落下せしめられるようにされている。
一方、第二当たり収容凹所94bについて説明すると、第二当たり収容凹所94bは、図8(e)において、導入路80と連通せしめられることによって、遊技球が収容される。そして、図8(g)において、第二当たり収容凹所94bは、第一当たり連通孔82上に位置せしめられる。ここにおいて、図10にも示すように、第二当たり収容凹所94bの下方には、仕切部材68の阻止部112が位置せしめられている。これにより、第一当たり連通孔82の実質的な開口寸法が小さくされて、第二当たり収容凹所94bに収容された遊技球148は、阻止部112と梁部98で支持されて、第一当たり連通孔82への落下が阻止される。なお、第一当たり連通孔82は、周方向に延びる所定寸法をもって形成されているが、阻止部112が第一当たり連通孔82の周方向寸法よりも大きな周方向寸法をもって形成されていることから、第二当たり収容凹所94bが第一当たり連通孔82の上方に位置せしめられている期間の全体に亘って、阻止部112が第二当たり収容凹所94bの下方に位置せしめられるようになっている。
そして、第二当たり収容凹所94bは、遊技球148を収容したままの状態で第一当たり連通孔82上を通過して、図8(a)に示すように、第二当たり連通孔84上に位置せしめられる。ここにおいて、図11にも示すように、第二当たり収容凹所94bの下方には、仕切部材68の切欠部114が位置せしめられる。これにより、第二当たり収容凹所94bの下側開口部の全体が第二当たり連通孔84と連通せしめられて、第二当たり収容凹所94bに収容された遊技球148が第二当たり連通孔84に落下せしめられることとなる。なお、第二当たり収容凹所94bにおいても、前述の第一当たり収容凹所94aと同様の梁部98が設けられていることから、遊技球を第二当たり連通孔84に安定して落下せしめることが可能とされている。このように、本実施形態においては、第二当たり収容凹所94bに収容せしめられた遊技球は、第一当たり連通孔82に落下せしめられることなく、第二当たり連通孔84に落下せしめられるようにされている。
また、はずれ収容凹所96a乃至96fについて、はずれ収容凹所96aを例に説明すると、例えば図8(b)に示すように、はずれ収容凹所96aが第一当たり連通孔82上に位置せしめられた場合には、図12にも示すように、はずれ収容凹所96aの溝深さ寸法(回転部材66の径方向内方への深さ寸法)は前述の当たり収容凹所94に比して小さいことから、第一当たり連通孔82の実質的な開口寸法が小さくされて、遊技球148がはずれ収容凹所96aと第一当たり連通孔82の外周縁部の底面74によって係止されて、第一当たり連通孔82への落下が不可能とされる。更に、回転部材66が回転せしめられて、図8(d)に示すように、はずれ収容凹所96aが第二当たり連通孔84上に位置せしめられた場合も同様に、第二当たり連通孔84への落下が阻止される。そして、図8(f)に示すように、はずれ収容凹所96aがはずれ連通孔86上に位置せしめられた場合には、はずれ連通孔86が周壁76に亘って大きく形成されている(図5参照)ことから、遊技球148のはずれ連通孔86への落下が許容されるようになっている。このように、本実施形態においては、はずれ収容凹所96a乃至96fに収容せしめられた遊技球は、第一および第二当たり連通孔82、84に落下せしめられることなく、はずれ連通孔86に落下せしめられるようにされている。
以上のように、本実施形態における振分装置62においては、第一当たり連通孔82の上方に第一当たり収容凹所94aが位置せしめられる場合には、仕切部材68の切欠部114が介在せしめられることによって、遊技球の入球が許容される一方、第一当たり連通孔82の上方に第二当たり収容凹所94bが位置せしめられる場合には、仕切部材68の阻止部112が介在せしめられることによって、遊技球の入球が不可能とされている。このように、本実施形態においては、第一当たり連通孔82が第一の収容凹所用連通孔とされており、かかる第一当たり連通孔82との関係では、第一当たり収容凹所94aが入球が許容される第一の収容凹所とされると共に、第二当たり収容凹所94bは、入球が阻止される第二の収容凹所とされる。一方、第二当たり連通孔84の上方に第二当たり収容凹所94bが位置せしめられた場合には、仕切部材68の切欠部114が介在せしめられることによって、遊技球の入球が許容されることとなる。このように、本実施形態においては、第二当たり連通孔84も第一の収容凹所用連通孔とされており、かかる第二当たり連通孔84との関係では、第二当たり収容凹所94bが、入球が許容される第一の収容凹所とされることとなる。要するに、本実施形態においては、第一の収容凹所として第一及び第二当たり収容凹所94a,94bの2つが形成されていると共に、それらに対応する第一の収容凹所用連通孔として第一及び第二当たり連通孔82,84の2つが形成されている。そして、第一の収容凹所用連通孔としての第一当たり連通孔82は、第一の収容凹所としての第一当たり収容凹所94aからの入球は許容するが、その他の第一の収容凹所としての第二当たり収容凹所94bからの入球は阻止するようにされており、第一当たり連通孔82との関係では、第一当たり収容凹所94aが第一の収容凹所とされる一方、入球が阻止される第二当たり収容凹所94bは、実質的に第二の収容凹所とされる。他方、第二当たり連通孔84との関係では、第二当たり収容凹所94bが第一の収容凹所とされる一方、第一当たり収容凹所94aが第二の収容凹所とされることとなる。
このような構造とされたパチンコ機10においては、振分装置62を構成する回転部材66および仕切部材68が、歯車機構72によって、単一の電動モータ70によって回転駆動せしめられるようにされている。これにより、振分装置62をコンパクトに構成することが出来ると共に、複数の駆動源を用いることに起因する複雑な作動制御を行うことも不要とされる。更に、本実施形態においては、回転部材66と仕切部材68を、同一の回転速度で互いに逆方向に回転せしめることが可能とされていることから、例えば電動モータ70の回転速度を変化せしめた場合でも、第一及び第二当たり収容凹所94a,94bの位置と仕切部材68の阻止部112および切欠部114との相対位置を安定して同期せしめることが可能とされており、安定した振り分けを行うことが可能とされるのである。加えて、万が一電動モータ70や歯車機構72に故障が発生した場合には、回転部材66及び仕切部材68が共に停止せしめられることから、異常な状態で運用が継続されるおそれも軽減されると共に、振分装置62の故障を速やかに発見することも可能となるのである。
さらに、特に本実施形態におけるパチンコ機10においては、仕切部材68で第一当たり連通孔82の開口状態を変化せしめることによって、互いに等しい形状を有する第一及び第二当たり収容凹所94a,94bの間でも、第一当たり収容凹所94aに収容された遊技球のみを第一当たり連通孔82へ入球せしめることが可能とされている。これにより、2つの収容凹所94a,94bを互いの形状を異ならせることなく形成することも可能とされて、振分装置62をよりコンパクトに構成することも可能とされている。
加えて、本実施形態においては、はずれ連通孔86の形状および形成部位が、第一及び第二当たり連通孔82,84と異ならされていると共に、はずれ収容凹所96の溝深さ寸法が、第一及び第二当たり収容凹所94a,94bの溝深さ寸法よりも小さくされることによって、はずれ収容凹所96に収容された遊技球は、第一及び第二当たり連通孔82,84への入球は不可能とされて、はずれ連通孔86への入球のみが許容されている。このように、本実施形態においては、はずれ収容凹所96の形状をその他の収容凹所94と異ならせることによって、はずれ連通孔86とその他の連通孔82,84との間の遊技球の振り分けも可能とされている。そして、本実施形態においては、それら3つの連通孔82、84,86への振り分けを、単一の電動モータ70で実現することが可能とされているのである。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前述の実施形態における第一の収容凹所用連通孔およびその他の連通孔と、特別可動入賞装置に設けられた入球口との対応は、あくまでも例示であって、前述の実施形態における第一の収容凹所用連通孔としての連通孔82を、第二特定入球口144に連通せしめたり、排出口146に連通せしめる等しても良い。
また、回転部材66に設けられる収容凹所の数や配設間隔等は、前述の如き態様に限定されるものではなく、回転部材66に2つの収容凹所のみを設けて、何れか一方を第一の収容凹所として、他方を第二の収容凹所とすると共に、収容ケースに2つの連通孔のみを設けて、何れか一方の連通孔を第一の収容凹所用連通孔とするなどしても良い。
すなわち、前述の実施形態において、回転部材66に第一及び第二当たり収容凹所94a,94bの二つの収容凹所のみを形成すると共に、収容ケース64において第一及び第二当たり連通孔82,84の二つの連通孔のみを形成して、第一当たり連通孔82を第一乃至は第二特定入賞口142,144に連通せしめて、当たりの連通孔とする一方、第二当たり連通孔84を排出口146に連通せしめて、はずれの連通孔とするなどしても良い。このようにすれば、第一当たり収容凹所94aに収容された遊技球は、当たりの連通孔とされた第一当たり連通孔82への入球が許容される一方、第二当たり収容凹所96bに収容された遊技球は、第一当たり連通孔82上に案内された場合には阻止部112によって第一当たり連通孔82への入球が阻止されると共に、はずれの連通孔とされた第二当たり連通孔84上に案内された場合には、切欠部114によって第二当たり連通孔84への入球が許容される。このようにすれば、収容凹所の溝深さ寸法を等しくしつつ、遊技球の振り分けを実現することが出来ることから、回転部材をよりコンパクトに構成することも出来る。
そして、そのような態様に加えて、従来のように、連通孔の形成位置を異ならせることによって、更なる振り分けを行なうことも可能である。例えば、上記態様において、収容ケース64の底面74上に形成された第一及び第二当たり連通孔82,84に加えて、収容ケース64の周壁76上に、はずれ連通孔86を形成する。それと共に、回転部材66に、第一及び第二当たり収容凹所94a,94bと同じ溝深さ寸法を有するはずれ収容凹所96を形成すると共に、かかるはずれ収容凹所96に底面を形成することによって、はずれ収容凹所96に収容された遊技球の回転部材66の下方への落下を阻止しつつ、回転部材66の側方への転動のみを許容する。このようにすれば、はずれ収容凹所96に収容された遊技球は、下方への落下が阻止されることによって、回転部材66の下方に開口せしめられた第一及び第二当たり連通孔82,84への落下を阻止されつつ、回転部材66の側方に開口せしめられたはずれ連通孔86への入球が許容されることとなる。これにより、第一及び第二当たり連通孔82,84と、はずれ連通孔86の3つの連通孔への振り分けを行なうことが出来る。そして、本発明によれば、第一及び第二当たり収容凹所94a,94bと、はずれ収容凹所96の溝の大きさを異ならせることなく、3つの連通孔への振り分けを単一の駆動源で実現することも可能となるのである。
また、第一の収容凹所と第一の収容凹所用連通孔との対応関係は、必ずしも1対1とされる必要はないのであって、例えば、1つの第一の収容凹所用連通孔に対して、複数の第一の収容凹所からの入球を許容する等しても良い。具体的には、前述の実施形態において、第一当たり収容凹所94aに隣接するはずれ連通孔96fを、第一当たり収容凹所94aと同じ大きさ(回転部材66の径方向における溝深さ寸法)に形成することによって、第一当たり収容凹所94aおよびはずれ連通孔96fの2つの収容凹所を第一の収容凹所とする等しても良い。このようにすれば、はずれ連通孔96fが第一当たり連通孔82の上方に位置せしめられた場合でも、仕切部材68の切欠部114が介在せしめられることによって(図8(d)参照)、はずれ連通孔96fに収容された遊技球も、第一当たり連通孔82へ落下せしめることが可能となることから、第一当たり連通孔82に対して、第一当たり収容凹所94aおよびはずれ連通孔96の2つの収容凹所からの入球を許容することが出来る。
また、仕切部材に形成される阻止部および切欠部の具体的な形状や個数等は、前述の如き態様に限定されない。従って、例えば複数の阻止部および切欠部を形成するなどしても良い。更に、図13にモデル的に示す異なる態様としての振分装置150のように、第一の収容凹所と阻止部および切欠部を、回転部材の側方において回転部材の外周を囲むように形成するなどしても良い。なお、図13において、前述の実施形態と実質的に同様の部材および部位には、前述の実施形態と同一の符号を付することによって、その詳細な説明を省略する。
振分装置150は、回転部材66の側方を全周に亘って囲む収容ケース64の周壁76に、適当な個数の当たり連通孔152およびはずれ連通孔154が周方向に延びる所定寸法をもって形成されている。そして、回転部材66の下方には、前述の仕切部材68と略同様の構造とされた仕切部材156が配設されている。ここにおいて、仕切部材156は、回転部材66の径寸法よりも僅かに大きな径寸法を有する略円環板形状をもって回転部材66と底面74の間で略水平方向に広がる形状とされており、その外周縁部における周方向の所定の部位には、上方に突出する周壁状の阻止部158が形成されていると共に、その外周縁部において阻止部158が形成されていない部位が、切欠部160とされている。そして、かかる回転部材66および仕切部材156は、前述の実施形態と同様の図示しない歯車機構によって、上下方向に延びる中心軸回りで互いに等しい回転速度をもって逆方向に回転可能とされている。
このような構造とされた振分装置150においては、阻止部158が回転部材66の径方向において回転部材66と周壁76の間に介在せしめられるようにされており、これにより、周壁76に形成された当たり連通孔152やはずれ連通孔154の実質的な開放状態と閉塞状態を発現せしめることが出来る。そして、例えば図13に示すように、回転部材66に形成された当たり収容凹所162aと当たり連通孔152が回転部材66の径方向で対向位置せしめられた状態において、それら当たり収容凹所162aと当たり連通孔152との間に、切欠部160が位置せしめられている場合には、当たり収容凹所162aと当たり連通孔152が連通せしめられて、収容凹所162aに収容された遊技球が、当たり連通孔152に入球せしめられる。なお、本態様においては、遊技球は回転部材66の径方向外方に転動せしめられる必要があることから、当たり収容凹所162aおよび後述する当たり収容凹所162bには、前述の実施形態の如き梁部98は形成されておらず、当たり収容凹所162a,162bは、回転部材66の径方向外方に開口せしめられている。また、図13において、仕切部材156は、回転部材66の下方において略水平方向に広がる形状とされているが、収容凹所162a,162bに収容された遊技球を連通孔152,154に入球され易くするために、仕切部材156の上面において、径方向外方に向けて下方に傾斜する傾斜面を形成する等しても良い。一方、例えば回転部材66に形成された当たり収容凹所162bとはずれ連通孔154が回転部材66の径方向で対向位置せしめられた状態において、それら当たり収容凹所162bとはずれ連通孔154との間に、阻止部158が位置せしめられている場合には、はずれ連通孔154が実質的な閉塞状態とされて、当たり収容凹所162bに収容された遊技球のはずれ連通孔154への入球を阻止することが出来る。
また、前述の実施形態においては、電動モータ70の回転速度は一定とされていたが、例えば、遊技状態に応じて、電動モータ70の回転速度を変化せしめる等しても良い。そして、本発明によれば、歯車機構72によって、回転部材66と仕切部材68が同じ速度で回転せしめられることから、それら回転部材66と仕切部材68の回転速度を変化せしめた場合でも、回転部材66の回転位置と連通孔82,84、86の開口状態の同期を安定して確保することが出来るのである。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態としてのパチンコ機を示す正面図。 同パチンコ機に設けられる特別可動入賞装置を示す正面図。 同特別可動入賞装置に設けられる振分装置を示す上面図。 同振分装置の背面図。 同振分装置の側面図。 図3におけるVI−VI断面図。 図3におけるVII−VII断面図。 同振分装置の作動態様を説明するための説明図。 図8(c)における第一当たり連通孔の開口状態を説明するための説明図。 図8(g)における第一当たり連通孔の開口状態を説明するための説明図。 図8(a)における第二当たり連通孔の開口状態を説明するための説明図。 図8(b)における第一当たり連通孔の開口状態を説明するための説明図。 振分装置の異なる態様を説明するための説明図。
符号の説明
10:パチンコ機、34:可動入賞装置、38:大入賞口、40:羽根部材、62:振分装置、64:収容ケース、66:回転部材、68:仕切部材、72:歯車機構、82:第一当たり連通孔、84:第二当たり連通孔、86:はずれ連通孔、94a:第一当たり収容凹所、94b:第二当たり収容凹所、96:はずれ収容凹所

Claims (1)

  1. 遊技領域に設けられた始動入賞装置への遊技球の入賞に基づいて、遊技球の入賞が容易な状態及び困難な状態の何れかに変化させる可動部材を備えた特別可動入賞装置を備えると共に、該特別可動入賞装置に入賞した遊技球を、該特別可動入賞装置内に設けられた複数の入球口へ振り分ける振分手段を備えたパチンコ機において、
    前記特別可動入賞装置に入賞した遊技球を収容する第一の収容凹所及び第二の収容凹所を周上に備えた回転部材を、収容ケースの収容領域内に上下方向に延びる中心軸回りで回転可能に配設すると共に、前記複数の入球口の少なくとも一つに連通する第一の収容凹所用連通孔を該収容ケースに形成する一方、周方向に延びる阻止部と切欠部が周上の所定位置に設けられた可動弁部材を、該回転部材と同軸上で回転可能に設けると共に、それら回転部材と可動弁部材に駆動力を及ぼす駆動源と、該駆動源の駆動力を該回転部材および該可動弁部材に伝達してこれら回転部材と可動弁部材を同一の回転速度で互いに反対方向に駆動せしめる駆動力伝達機構を設けることによって、該回転部材が回転せしめられて該第一の収容凹所が該第一の収容凹所用連通孔と連通せしめられる位置に到達した場合には、該可動弁部材の該切欠部を該第一の収容凹所用連通孔と重ね合わせて遊技球の該第一の収容凹所用連通孔への入球を許容する一方、該第二の収容凹所が該第一の収容凹所用連通孔と連通せしめられる位置に到達した場合には、該可動弁部材の該阻止部を該第一の収容凹所用連通孔と重ね合わせて該第一の収容凹所用連通孔の開口寸法を小さくして遊技球の該第一の収容凹所用連通孔への入球を困難にすることによって、前記振分手段を構成したことを特徴とするパチンコ機。
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