JP4686250B2 - パチンコ遊技機用振分装置及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機用振分装置及びパチンコ遊技機に関する。
従来、所謂権利物と称される第3種パチンコ遊技機において、玉を受入れ可能な回転体を備え、玉を特別な入賞口へ導くようにしたり(例えば特許文献1)、或いは回転体の回転方向を変動することで玉を振分けたりするものがある。また、所謂第2種パチンコ遊技機においては、中央役物内に回転体を備え、一定速度で回転しつづけ、複数ある玉受け部のうち1つがV入賞口につながっており、所定の確率で入賞するようになっている。
特開2005−46218号公報
しかしながら、上記いずれの回転体も玉を受入れてからの期待度が一定であり、変化に乏しいものであった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、遊技状態によって玉を特定方向に導く割合を変化させ、遊技者の興趣を与えられる回転体を備えるパチンコ遊技機用振分装置を提供することを課題とする。また、その振分装置を備えるパチンコ遊技機を提供する。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、共通の回転軸線を中心にして回転する回転体を複数有し、それら回転体の周方向に形成された玉の受入れ部に受入れた玉を複数の方向へ振分けるパチンコ遊技機用振分装置であって、
上面が開口した有底円筒状の囲い壁と、
この囲い壁内に、円板状をなし玉を受入れ可能な第1切欠部が周方向に所定間隔をおいて複数形成された第1回転体と、この第1回転体の下に積層状態に設けられ、円板状をなし玉を受入れ可能な第2切欠部が周方向に複数形成され、その複数の第2切欠部の一部を除いて第2切欠部の周方向の間隔が第1切欠部の周方向の間隔と略等しく形成され、第1回転体と共通の回転軸を中心にして回転するた第2回転体とを有し、
囲い壁は、上端からの深さが第1回転体の厚さ寸法と同じであるハズレ排出口と、このハズレ排出口とは異なる位置に設けられ、上端からの深さが第1回転体及び第2回転体を重ねた厚さ寸法と同じである当たり排出口とを有し、
第1回転体の第1切欠部と第2回転体の第2切欠部とが一致することで形成される、受入れた玉を囲い壁の当たり排出口から排出してパチンコ遊技機の遊技盤上に設けられた特定の入賞口の方向に案内可能な当たり受入れ部と、第1切欠部と第2切欠部とが一致しないことで第1切欠部のみで形成される、受入れた玉を囲い壁のハズレ排出口から排出して特定の入賞口以外の方向に案内可能なハズレ受入れ部とを含み、
複数の第1切欠部と第2切欠部の一部が一致する第1位置と、この第1位置よりも複数の第1切欠部と第2切欠部の一致する割合が多い第2位置との間で、第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を変位させる位置変位手段を備え、
この位置変位手段が相対位置を変位させることによって当たり受入れ部の数が変化することにより、囲い壁の当たり排出口から排出されて特定の入賞口の方向に案内される玉、及び囲い壁のハズレ排出口から排出されて特定の入賞口以外の方向に案内される玉の割合が変化することを特徴とする。
上記本発明の振分装置は、複数の回転体を有し、受入れ部に受入れた玉を複数の方向へ振分ける。積層状態にある複数の回転体について、その相対位置関係を変化させることで、受入れた玉を各方向へ振分ける割合を変化させることができる。例えば遊技者にとって有利な特定の入賞口(例えば始動入賞口)へ玉を導く割合を変化させ、遊技者に興趣を与えることが可能である。
その際、振分装置は、積層状態に設けられる2つの回転体を有するものとして構成することができる。そして、位置変位手段は、遊技の状態に応じてその2つの回転体の、回転方向の相対位置を変位させるようにできる。このように遊技の状態に応じて、例えば遊技者にとって有利な確変状態のときに、2つの回転体の回転方向の相対位置を変位させることができる。その確変状態では、例えば特定の入賞口へ玉を導く割合を高くすることにより、遊技の興趣を高められる。
また、その際、振分装置は、円板状をなし第1切欠部が周方向に所定間隔をおいて複数形成された第1回転体と、この第1回転体と隣接して設けられ、円板状をなし第2切欠部が周方向に複数形成され、その複数の第2切欠部の一部を除いて第2切欠部の周方向の間隔が第1切欠部の周方向の間隔と略等しく形成された第2回転体とを有するようにできる。そして、受入れ部は、第1切欠部と第2切欠部とが一致することにより受入れた玉をパチンコ遊技機の遊技盤上に設けられた特定の入賞口の方向に案内可能な当たり受入れ部と、第1切欠部と第2切欠部とが一致しないことにより第1切欠部のみで受入れた玉を特定の入賞口以外の方向に案内可能なハズレ受入れ部とを含むようにできる。また、位置変位手段は、複数の第1切欠部と第2切欠部の一部が一致する第1位置と、この第1位置よりも複数の第1切欠部と第2切欠部の一致する割合が多い第2位置との間で、第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を変位させるようにできる。
このように第1位置と第2位置との間で第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を変位させ、特定の入賞口の方向へ玉を案内可能な当たり受入れ部を形成する、第1切欠部と第2切欠部との一致する割合を多くすることで、遊技者にとって有利な方向へ玉を導く割合を高くすることができる。これによりこれまでにない回転体を備えた振分装置となり、遊技者に興趣を与えることができる。
さらに、その際、第1位置または第2位置のいずれかの位置で第1回転体と第2回転体とを一体となって回転駆動する駆動手段と、その駆動手段により一体となって回転駆動される第1回転体と第2回転体とが所定の角度姿勢になったときに、当たり受入れ部に受入れた玉を、当該振分装置を経由しない玉よりも高い確率で特定の入賞口に導く当たり排出口とを備えることができる。また、特定の入賞口は、遊技盤面上に設けられた始動入賞口とすることができる。従来のパチンコ遊技機では、始動入賞口の上部に閉鎖状態と開放状態とを呈する可動部材(所謂電動チューリップ)を備え、遊技者にとって有利な確変状態や時短状態になるとその電動チューリップの開放時間を長くすることで通常状態よりも有利な遊技が行えるようになっているが、上記本発明の回転体を備えた振分装置を採用すれば、電動チューリップを設けなくても始動入賞口への入賞率を向上させることができる。
さらに、第1回転体と第2回転体との少なくとも一方に所定角度幅のガイド溝部、少なくとも他方に該ガイド溝部にスライド可能に係合する突起部とが形成されて、第1回転体の駆動手段が該第1回転体を回転駆動した場合は、突起部が角度幅の範囲でスライドしガイド溝部の一端に係合した状態で、その第1回転体に連動して第2回転体が従動回転して前記第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を第1位置または第2位置に変位させるとともに、第2回転体の駆動手段が該第2回転体を回転駆動した場合は、突起部が角度幅の範囲でスライドしガイド溝部の他端に係合した状態で、その第2回転体に連動して第1回転体が従動回転して第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を第2位置または第1位置に変位させて、ガイド溝部、突起部および第1回転体の駆動手段、もしくはガイド溝部、突起部および第2回転体の駆動手段が位置変位手段として機能するようにできる。
このようにガイド溝部に突起部がスライドして係合して、第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を所定角度幅の範囲で変位させることで第1位置と第2位置との間で変位させることができる。そして、第1回転体または第2回転体の一方の回転体が駆動された場合、他方の回転体が従動回転するため、第1位置または第2位置を保った状態でそれら回転体が一体に同期をとって回転するようにできる。また、駆動手段も1つの駆動モータで構成可能である。
また、本発明のパチンコ遊技機は、上記振分装置と、所定の大当たり条件が成立したときに大当たりを発生させる大当たり発生手段と、この大当たり発生手段が発生させた大当たり終了後に、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段とを備えることを特徴とする。そして、特別状態発生手段は、特別状態中に位置変位手段によって第1回転体と第2回転体との相対位置を第1位置から第2位置へ変位させるようにできる。このように特別状態(例えば確変状態)において、特定の入賞口(例えば始動入賞口)の方向へ玉を導く割合を高めた第2位置へ、第1回転体と第2回転体との相対位置を変位させるようにでき、始動入賞口への入賞率を高くすることができる。
(実施例)
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施の形態につき、実施例を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央部に役物装置6が設けられ、その役物装置6内の中央に液晶式の特別図柄表示部7が配設されている。特別図柄表示部7ではアラビア数字等のキャラクタが3つ(複数桁)表示されるようになっている。役物装置6の下方には、始動入賞口8が設けられている。始動入賞口8の下方には、当該パチンコ遊技機1にて大当たりが発生したときに開放する大入賞口(アタッカー)9と、玉を回収するためのアウト口10が設けられている。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、ROM23、RAM24、入出力回路(I/O)25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、この遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。パチンコ遊技機1は、ROM23に格納されたパチンコ遊技機1の全体を制御する制御プログラム51、モータ制御処理プログラム52によって制御される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、始動入賞検出器32、大入賞口入賞検出器33が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。また、大入賞口開放用ソレノイド34、ギア切離し用ソレノイド35、駆動モータ位置切替用ソレノイド36が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により大入賞口開放用ソレノイド34が駆動され、大入賞口9の開閉が制御される。
表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて特別図柄表示部7の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ41から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され、制御信号に応じて装飾ランプ等のランプ類42が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置43を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置44を制御する。
図3は役物装置6の要部斜視図である。役物装置6は、前面が開口し前後方向に延びた筒状形態をなした一つのハウジング(筐体)で構成され、遊技盤3に取付けられている。役物装置6は、中央が高い山形状に形成された上面壁6aと、その上面壁6a下端から垂直に下方に延びた側面壁6b,6bとを有している。左右側面壁6b,6bには、役物装置6内に玉を受入可能な玉受入口61,61がそれぞれ設けられている。そして、この玉受入口61,61に連通して、役物装置6内の後方に玉を導く誘導樋62,62が、それぞれ側面壁6b,6bの内側に取付けられている。
役物装置6の下部には、波状なしたステージ面63が設けられている。このステージ面63の波形の最下部である谷部63a(この例では3箇所設けられている)は、前方側(パチンコ遊技機1のガラス扉2側を前方側、台の裏側にあたる側を後方側としたときの前方側)に低くなるように少し傾斜している。そのステージ面63の中央の谷部63aの前方側に振分装置70が配置されている。
図4は振分装置70を主に示す役物装置6の要部平面図である。図5は図4のY−Y断面図、図6は図4のZ−Z断面図である。振分装置70は、上面が開口した有底円筒状の囲い壁71と、この囲い壁71内の上下に積層状態で収容配置された円板状の上段回転体72(第1回転体)と、同じく円板状の下段回転体73(第2回転体)とを有している。上段回転体72と下段回転体73とは、その直径及び厚さ寸法が同じに形成され、積層状態で共通の回転軸線Oを中心にして回転するものである。これら上段回転体72及び下段回転体73は、前方側に低くなるように少し傾斜して配置されている。
図7は、上段回転体72及び下段回転体73の斜視図である。上段回転体72には、周方向に所定間隔をおいて複数(この例では等間隔に5個)の切欠部72a,72b,72c,72d,72e(第1切欠部)が形成されている。そして、切欠部と切欠部との間の切欠かれない部分の周方向の幅が、切欠部の周方向の1つの開口幅とほぼ同じ寸法となるようにしている。従って、切欠部と切欠かれない部分とが交互に等間隔(等角度間隔)に並んだ形態をなしている。これら切欠部72a〜72eは、玉1個の半分を収容可能な深さを有している。下段回転体73には、周方向に複数(この例では5個)の切欠部73a,73b,73c,73d,73e(第2切欠部)が形成されている。下段回転体73の切欠部のうち、1つの切欠部73aを除いて、切欠部73b,73c,73d,73eが、上段回転体の切欠部72b,72c,72d,72eと同じ間隔で形成されている。そして、下段回転体73の1つの切欠部73aが、73eから離間して73bに近接して形成される(図7b参照)。下段回転体73の切欠部73a〜74eの深さは、上段回転体72の切欠部72a〜72eの深さ寸法と同じとし、玉1個の半分を収容可能な深さを有している。
これら上段回転体72と下段回転体73とが上下2段に積層状態となるように囲い壁71内に収容されている。囲い壁71には、ステージ面63の中央の谷部63aに対向して玉の受入れ口74が形成されている。この受入れ口74から振分装置70内へ玉を受入れるようにしている。そして、囲い壁71には、その受入れ口74から離間した位置に複数の方向(この例では2つの方向)に玉の排出口を形成している。この例では、受入れ口74を基準位置として120度の方向に、囲い壁71にその上端から所定深さの第1切欠部75が形成されるとともに、同じく240度の方向に、囲い壁71の底部を残して上方に開口した第2切欠部76が形成されている。第1切欠部75の深さは、上段回転体72の厚さ寸法とほぼ同じ、言い換えれば当該箇所の切欠部75を除いた囲い壁71の高さが、下段回転体73の厚さ寸法と同じとなるようにしている。また、第2切欠部76は、上段回転体72と下段回転体73とが2段に重ねられた厚さ寸法と同じ寸法だけ切欠かれている。
この例では、第1切欠部75がハズレ排出口を形成するとともに、第2切欠部76が当たり排出口を形成している。第2切欠部76(当たり排出口)の下方に始動入賞口8が配置されている。すなわち当たり排出口76は、パチンコ遊技機1の玉の発射装置44から発射されて振分装置70を経由しない玉が始動入賞口8に入賞する確率よりも、振分装置70のこの当たり排出口76を通過した玉が始動入賞口8に入賞する確率の方が高くなる位置に設けられている。通常、振分装置70を経由しない玉は、全てが始動入賞口8に向かって流下するわけではなく、始動入賞口8に向かう方向から大きく外れた遊技盤3の隅の辺りを流下するものもある。しかしながら、図1等から理解できるように、振分装置70の当たり排出口76を通過した玉は、ほぼ全てが始動入賞口8に向かって進み、相当高い確率で始動入賞口8に入賞することとなる。
また、本実施例では、遊技状態に応じて上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置間係を変位させるようにしている。図8は通常状態時の上段回転体72と下段回転体73との位置間係を示す図、図9は確変状態時及び時短状態時(特別状態時ともいう)の上段回転体72と下段回転体73との位置間係を示す図である。上段回転体72の切欠部72a〜72eと下段回転体73の切欠部73e〜73eとにおいて、切欠部72aと切欠部73aだけ(1箇所のみ)が上下に一致した状態(第1位置:図8参照)と、切欠部72b〜72eと切欠部73b〜73eが複数箇所(この例では4箇所)で一致した状態(第2位置:図9参照)とを呈するようにしている。
この例では、上段と下段の切欠部が上下に一致した状態のときに、それら切欠部で玉を受入れて当たり受入れ部(W)を形成するとともに、上段と下段の切欠部が一致しない状態のときに、上段回転体72の切欠部のみで玉を受入れてハズレ受入れ部を形成するようにしている。当たり受入れ部では、切欠部が重なって一致することで玉1個分が収容可能な大きさ(深さ)を形成する。一方ハズレ受入れ部では、上段回転体72の切欠部のみで玉を保持することで玉の上半分が上段回転体72の上面から突出した形態を呈する。図8に示すように、通常状態時では当たり受入れ部は、72aと73aで形成された1箇所(W1)のみであり、一方図9に示すように、特別状態時では当たり受入れ部は、72bと73b、72cと73c、72dと73d、72eと73eの計4箇所(W1〜W4)となる。
図10は通常状態時の振分装置70の振分け動作を示す図である。上段回転体72と下段回転体73とは一体となって一定速度で、この例では回転軸線Oを中心にして上面からみて時計周り(f)の方向に回転している。当たり受入れ部またはハズレ受けれ部に受入れた玉は、囲い壁71によって上段回転体72及び下段回転体73が回転した場合にもそれぞれの受入れ部で保持された状態で外に落ちることのないようにしている。そして、ハズレ受入れ部72dに受入れられた玉は、上段及び下段回転体72,73が一体となって回転しその回転により120度の角度姿勢になったときに第1切欠部(ハズレ排出口)75から転がって振分装置70の外へ落下する。一方当たり受入れ部W1に受入れられた玉は、上段及び下段回転体72,73がその回転により120度の角度姿勢になったときには囲い壁71に阻まれて第1切欠部75から落下せず、さらに回転して240度の角度姿勢になったときに第2切欠部(当たり排出口)76から転がって振分装置70の外へ落下する。この当たり排出口76の下方に始動入賞口8が配置されており、当たり排出口76から落下する玉は始動入賞口8に入り易いといえる。
従って、通常状態時には始動入賞口8の上方に玉が導かれるのは、上段回転体72の5個の切欠部のうち当たり受入れ部を形成する数量が1箇所のみとなり、始動入賞口8への誘導確率は1/5となる。同様の考え方で、特別状態時には、上段回転体72(及び下段回転体73)の5個の切欠部のうち当たり受入れ部を形成する数量が4箇所となるため、始動入賞口8への誘導確率は4/5となる。
次に、上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置間係を変位させる位置変位手段80(位置変位機構)について説明する。図11は位置変位手段を説明するための図である。始めに上段回転体72と下段回転体73の駆動制御について説明する。上段回転体72には上段駆動用軸81(軸線をOとする)が連結され、その上段駆動用軸81の他端に上段駆動用ギア82が固定されている。下段回転体73には軸線Oを共通にして、上段駆動用軸81の外側に同心的に下段駆動用軸83が連結され、その下段駆動用軸83の他端に下段駆動用ギア84が固定されている。
そして、減速ギア85を介して駆動モータ86により、それら上段駆動用ギア82と下段駆動用ギア84とは、それぞれ独立して駆動可能に構成されている。この例では、1つの駆動モータ86を用いて、駆動モータ切替用ソレノイド36を作動させてその駆動モータ86の位置を図11に示すようにh位置とi位置との間で上下に位置を変位させるようにしている。駆動モータ切替用ソレノイド36の非作動時にはh位置にあって駆動モータ86と上段駆動用ギア82とが減速ギア85を介して連結した状態にある。その際、減速ギア85を上段駆動用ギア82と切離しできる構成としている、すなわちギア切離し用ソレノイド35を作動させてその減速ギア85を図11に示すようにj位置とk位置との間で回動変位させるようにしている。ギア切離し用ソレノイド35が非作動時にはj位置にあって減速ギア85と上段駆動用ギア82とは噛み合い状態にある。CPU22からの制御信号によりギア切離し用ソレノイド35が作動したとき、減速ギア85をj位置からk位置に変位させ、減速ギア85を上段駆動用ギア82から離間した状態とする。次に、CPU22からの制御信号により駆動モータ切替用ソレノイド36が作動したとき、駆動モータ86をh位置からi位置に変位させ、駆動モータ86を下段駆動用ギア84と対向した位置に移動させる。その後、ギア切離し用ソレノイド35を非作動状態とすることにより、減速ギア85がk位置からj位置に戻り、駆動モータ86と下段駆動用ギア84とが減速ギア85を介して連結した状態となる。
そして、本実施例では下段回転体73の上面には所定角度幅のガイド溝部87が形成されるとともに、ガイド上段回転体72の下面にはこのガイド溝部87にスライド可能に係合する突起部88が形成されている。図12は下段回転体73のガイド溝部87を示す図である。図12に示すように、下段回転体73の回転軸線Oから半径方向外方に所定距離離間してガイド溝部87が、所定角度幅(この例では36度の角度幅)をもって形成されている。この角度幅は、上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置関係の変位度合いによって決定される。
この例では、上段回転体72の切欠部72a〜72eが周方向に5個形成され、切欠部と切欠かかれない部分とが交互に等間隔に並んだ形態をなしており、その切欠部1つの周方向の開口の角度幅に相当する角度幅(36度)としている。下段回転体73の切欠部のうち、切欠部73b,73c,73d,73eが、上段回転体の切欠部72b,72c,72d,72eと同じ間隔で形成されており、かつ1つの切欠部73aが、73eから離間して73bに近接して形成されている。従って、36度角度がずれることで、切欠部1つ分だけ回転方向に位置がずれて、上段回転体72の切欠部72aに下段回転体73の切欠部73aが一致し、かつ上段回転体72の切欠かかれない部分に下段回転体73の切欠部73b〜73eが位置する状態を呈したり(図8(b)参照)、上段回転体72の切欠かかれない部分に下段回転体73の切欠部73aが位置し、かつ上段回転体72の切欠部72b〜72eに下段回転体73の切欠部73b〜73eが一致する状態を呈したりする(図9(b)参照)。
上記のように、上段回転体72と下段回転体73とは、回転方向においてその角度幅(36度)だけ相対位置がずれることが可能となっており、駆動モータ86が駆動され、上段駆動ギア82が減速ギア85を介し、上面からみて時計回り(f方向)に駆動されると、上段回転体72の突起部88がスライドして下段回転体73のガイド溝部87の一端87aに係止し、上段回転体72が主動となり、下段回転体73が従動となって、下段回転体73を連れ回すようにして一体となって回転する。上段駆動ギア82を一定速度で回転させることにより、上段回転体72と下段回転体73とが一体となって同期をとって一定速度で回転する。これが相対位置が第1位置にある(通常状態時の)回転であり、当たり受入れ部が1箇所(W1)のみの状態となる(図8参照)。
一方、下段駆動ギア84が駆動されると、下段回転体73が回転を始めてからしばらくは上段回転体72は回転せず、下段回転体73が36度回転したときに上段回転体72の突起部88がスライドして下段回転体73のガイド溝部87の他端87bに係止し、通常状態に対し36度ずれた位置で、下段回転体73が主動となり、上段回転体72が従動となって、上段回転体72を連れ回すようにして一体となって回転する。これが相対位置が第2位置にある(特別状態時の)回転であり、当たり受入れ部が4箇所(W1〜W4)の状態となる(図9参照)。このようにガイド溝部87と突起部88と上段回転体72または下段回転体73の駆動手段(具体的には駆動モータ86、上段駆動用ギア82、下段駆動用ギア84)とが位置変位手段80として機能する。これにより上段及び下段回転体72,73の駆動手段である駆動モータ86が、上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置を変位させる装置として兼用でき、構成を簡略化できる。また、駆動手段も1つの駆動モータ86で構成可能である。
次に、具体的な制御手順について、フローチャートを参照しつつ説明する。ROM23に格納されたモータ制御処理プログラム52について、図13に示すフローチャートにより説明する。なお、ROM23に格納された制御プログラム51は、パチンコ遊技機1の全体の制御を司るもので、パチンコ遊技機1への電源投入後に、割込みモードの設定やRAMチェック等の初期化処理、初期化処理の終了後に始動入賞口8の入賞検出処理、大当たり抽選処理、図柄変動処理、大当たり処理などを実行する周知の内容であるため説明を省略する。
本実施例では、始動入賞口への入賞に伴い大当たり抽選を行っている。大当たり抽選について説明する。始動入賞口8に付設された始動入賞検出機32により玉の入賞を検出すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に始動入賞検出機32からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。抽選処理で乱数値が大当たり乱数である場合、大当たり条件成立となる。CPU22は当否抽選手段として機能する。
CPU22はこの大当たり抽選処理の結果を受けて、役物装置6の特別図柄表示部7に導出表示させるべき図柄を決定する。その決定に基づく表示制御信号がCPU22から表示制御基板26に出力される。なお、大当たり抽選結果は、RAM24に割り当てられた保留玉記憶領域に一時的に記憶される。CPU22は、役物装置6の特別図柄表示部7において新たな図柄変動動作を行うことができるかどうかを確認してから、抽選結果を読み出し、図柄変動動作を開始する。先の大当たり抽選処理に係る図柄変動動作が行われている場合、大当たり抽選処理の結果を含む抽選データは、4個を上限として保留玉記憶領域に記憶される。
始動入賞口8への入賞があり、大当たり抽選が実行され、その抽選結果に応じて、特別図柄表示部7にて図柄を変動表示した後、停止表示する。特別図柄表示部7が所定の大当たり図柄を停止表示したときに大当たりが発生する。大当たり遊技として、大入賞口9の1回の開放と閉鎖を1ラウンドとし、所定のラウンド(例えば15ラウンド)となるまで大入賞口9の開放動作が繰り返し実行される。大当たり遊技が実行されている間は、特別図柄表示部7における図柄変動はされない。CPU22は大当たり発生手段として機能する。そして、特別図柄表示部7が示す大当たり図柄が特定大当たり図柄であった場合、大当たり終了後に大当たり抽選確率を高めた確変状態を発生するようにしている。なお、特別図柄表示部7の1回の変動表示時間を短縮した時短状態を同時に発生する場合もある。CPU22は、大当たり終了後に確変状態及び時短状態(特別状態)を発生させる特別状態発生手段として機能する。
CPU22は大当たりが終了し、確変状態(或いは時短状態)に突入するとき、遊技状態遷移信号1を出力するようにしている。図13のS1において、遊技状態遷移信号1を受信したか否かを判定し、遊技状態遷移信号1を受信した場合、ギア切離し用ソレノイド35をONにする(S2)。減速ギア85が上段駆動用ギア82から切離される。所定時間経過後(例えば0.1秒)経過してから駆動モータ切替用ソレノイド36をONにする(S3)。駆動モータ86が下段駆動用ギア84に対向した位置に移動される。所定時間経過後(例えば0.3秒)経過してからギア切離し用ソレノイド35をOFFにする(S4)。減速ギア85が下段駆動用ギア84と連結される。駆動モータ86が駆動されることにより、下段回転体73が回転する。下段回転体73が主動となり、上段回転体72が従動となって、上段回転体72と下段回転体73の相対位置が第2位置の状態、すなわち当たり受入れ部が4箇所(W1〜W4)の状態で一定速度で回転する。確変状態において、始動入賞口8へ玉を導く割合が通常状態と比べ4倍(誘導確率が1/5から4/5)となる。
確変状態は次の大当たりが発生することなどの確変状態終了条件成立により終了する。CPU22は確変状態(或いは時短状態)が終了するとき、遊技状態遷移信号2を出力するようにしている。S1において、遊技状態遷移信号1を受信しなかった場合、遊技状態遷移信号2を受信したか否かを判定する(S5)。ここで遊技状態遷移信号2受信しなかった場合、S1に戻る一方、遊技状態遷移信号2を受信した場合、ギア切離し用ソレノイド35をONにする(S6)。減速ギア85が下段駆動用ギア84から切離される。所定時間経過後(例えば0.1秒)経過してから駆動モータ切替用ソレノイド36をOFFにする(S7)。駆動モータ86が上段駆動用ギア82に対向した位置に戻される。所定時間経過後(例えば0.3秒)経過してからギア切離し用ソレノイド35をOFFにする(S8)。減速ギア85が上段駆動用ギア82と連結される。駆動モータ86が駆動されることにより、上段回転体72が回転する。上段回転体72が主動となり、下段回転体73が従動となって、上段回転体72と下段回転体73の相対位置が第1位置の状態、すなわち当たり受入れ部が1箇所(W1)の状態で一定速度で回転する。通常状態において、始動入賞口8へ玉を導く誘導確率が1/5となる。
このように第1切欠部72a〜72eが周方向に所定間隔をおいて形成された上段回転体72と、第2切欠部73a〜73eが周方向に形成された下段回転体73とが上下に積層状態に配置され、第1切欠部と第2切欠部とが一致する当たり受入れ部が1箇所のみである第1位置と、当たり受入れ部が4箇所である第2位置との間で上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置を変位させるようにしており、この回転方向の相対位置の変化により、始動入賞口8の方向へ玉を案内する割合を変化させることができ、これまでにない回転体を備えた振分装置となり、遊技者に興趣を与えることができる。
さらに、遊技の状態に応じて、例えば確変状態(或いは時短状態)の場合、例えば上段回転体72と下段回転体73との回転方向の相対位置を第1位置から第2位置へ変位させるように構成することで、通常状態よりも始動入賞口8への入賞率(入賞確率)を高くすることができる。従来のパチンコ遊技機では、始動入賞口の上部に閉鎖状態と開放状態とを呈する電動チューリップを備え、遊技者にとって有利な確変状態や時短状態になるとその電動チューリップの開放時間を長くすることで通常状態よりも有利な遊技が行えるようになっているが、上記本発明の上段及び下段回転体72,73を備えた振分装置70を採用すれば、電動チューリップを設けなくても始動入賞口への入賞率を向上させることができる。
また、本実施例に次のような変形を加えてもよい。
(1)上段駆動用ギア82及び下段駆動用ギア84の駆動は、1つの駆動モータ86を用いて構成したが、2つの駆動モータを用いてそれらを切替えて駆動する構成としてもよい。
(2)振分装置70を当たりとハズレの振分装置としたが、振分装置自身を入賞装置としてもよい。当たり排出口76の近傍に入賞検出器を設けて入賞を検知するようにしてもよい。また、当たり排出口76の直下に始動入賞口8を配置して、当たり排出口76から落下する玉が必ず始動入賞口に入賞するようにしてもよい。
(3)振分装置70を特定の入賞口への誘導装置としてもよい。例えば第1切欠部75(ハズレ排出口)を第1の特定入賞口へ案内可能とするとともに、第2切欠部76(当たり排出口)を第2の特定入賞口へ案内可能とする構成にできる。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 役物装置の要部斜視図。 役物装置の要部平面図。 図4のY−Y断面図。 図4のZ−Z断面図。 上段回転体及び下段回転体の斜視図。 通常状態時の上段回転体と下段回転体との位置間係を示す図。 特別状態時の上段回転体と下段回転体との位置間係を示す図。 通常状態時の振分装置の振分け動作を示す図。 位置変位手段の説明図。 下段回転体のガイド溝部を示す図。 モータ制御処理のフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
8 始動入賞口
22 CPU(大当たり発生手段、特別状態発生手段)
70 振分装置
72 上段回転体(第1回転体)
72a〜72e 切欠部(第1切欠部)
73 下段回転体(第2回転体)
73a〜73e 切欠部(第2切欠部)
76 第2切欠部(当たり玉排出口)
80 位置変位手段
86 駆動モータ(位置変位手段)
87 ガイド溝部(位置変位手段)
88 突起部(位置変位手段)
W 当たり受入れ部

Claims (5)

  1. 共通の回転軸線を中心にして回転する回転体を複数有し、それら回転体の周方向に形成された玉の受入れ部に受入れた玉を複数の方向へ振分けるパチンコ遊技機用振分装置であって、
    上面が開口した有底円筒状の囲い壁と、
    この囲い壁内に、円板状をなし玉を受入れ可能な第1切欠部が周方向に所定間隔をおいて複数形成された第1回転体と、この第1回転体の下に積層状態に設けられ、円板状をなし玉を受入れ可能な第2切欠部が周方向に複数形成され、その複数の第2切欠部の一部を除いて第2切欠部の周方向の間隔が前記第1切欠部の周方向の間隔と略等しく形成され、前記第1回転体と共通の回転軸を中心にして回転する第2回転体とを有し、
    前記囲い壁は、上端からの深さが前記第1回転体の厚さ寸法と同じであるハズレ排出口と、このハズレ排出口とは異なる位置に設けられ、上端からの深さが前記第1回転体及び第2回転体を重ねた厚さ寸法と同じである当たり排出口とを有し、
    前記第1回転体の第1切欠部と前記第2回転体の第2切欠部とが一致することで形成される、受入れた玉を前記囲い壁の当たり排出口から排出して前記パチンコ遊技機の遊技盤上に設けられた特定の入賞口の方向に案内可能な当たり受入れ部と、前記第1切欠部と前記第2切欠部とが一致しないことで前記第1切欠部のみで形成される、受入れた玉を前記囲い壁のハズレ排出口から排出して前記特定の入賞口以外の方向に案内可能なハズレ受入れ部とを含み、
    記複数の第1切欠部と第2切欠部の一部が一致する第1位置と、この第1位置よりも前記複数の第1切欠部と第2切欠部の一致する割合が多い第2位置との間で、前記第1回転体と前記第2回転体との回転方向の相対位置を変位させる位置変位手段を備え、
    この位置変位手段が前記相対位置を変位させることによって前記当たり受入れ部の数が変化することにより、前記囲い壁の当たり排出口から排出されて前記特定の入賞口の方向に案内される玉、及び前記囲い壁のハズレ排出口から排出されて前記特定の入賞口以外の方向に案内される玉の割合が変化することを特徴とするパチンコ遊技機用振分装置。
  2. 前記第1位置または前記第2位置のいずれかの位置で前記第1回転体と前記第2回転体とを一体となって回転駆動する駆動手段と、
    その駆動手段により一体となって回転駆動される前記第1回転体と前記第2回転体とが所定の角度姿勢になったときに、前記当たり受入れ部に受入れた玉を、当該振分装置を経由しない玉よりも高い確率で前記特定の入賞口に導く当たり排出口とを備える請求項に記載のパチンコ遊技機用振分装置。
  3. 前記第1回転体と前記第2回転体との少なくとも一方に所定角度幅のガイド溝部、少なくとも他方に該ガイド溝部にスライド可能に係合する突起部とが形成されており、前記第1回転体の駆動手段が該第1回転体を回転駆動した場合は、前記突起部が前記角度幅の範囲でスライドし前記ガイド溝部の一端に係合した状態で、その第1回転体に連動して前記第2回転体が従動回転して前記第1回転体と第2回転体との回転方向の相対位置を前記第1位置または前記第2位置に変位させるとともに、前記第2回転体の駆動手段が該第2回転体を回転駆動した場合は、前記突起部が前記角度幅の範囲でスライドし前記ガイド溝部の他端に係合した状態で、その第2回転体に連動して前記第1回転体が従動回転して前記第1回転体と前記第2回転体との回転方向の相対位置を前記第2位置または前記第1位置に変位させて、前記ガイド溝部、前記突起部および前記第1回転体の駆動手段、もしくは前記ガイド溝部、前記突起部および前記第2回転体の駆動手段が前記位置変位手段として機能する請求項またはに記載のパチンコ遊技機用振分装置。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の振分装置を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 請求項ないしいずれか1項に記載の振分装置を備えたパチンコ遊技機であって、
    所定の大当たり条件が成立したときに大当たりを発生させる大当たり発生手段と、
    この大当たり発生手段が発生させた大当たり終了後に、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段とを備え、
    前記特別状態発生手段は、特別状態中に前記位置変位手段によって前記第1回転体と前記第2回転体との相対位置を前記第1位置から前記第2位置へ変位させることを特徴とするパチンコ遊技機。
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