JP4667355B2 - 遊技機の振り分け装置 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ機等の遊技機に関し、特に遊技球の流路を振り分ける振り分け装置に関する。
従来、遊技機にはいわゆる役物と呼ばれる入賞装置に供給される遊技球の振り分け先の善し悪しを遊技のポイントにするものが知られている。より具体的に記載すると、かかる遊技機は、所定の入賞口を通過した遊技球を振分け装置で複数の通路のうちのいずれかに振り分けて、特定の通過口を遊技球が通過したときに、所定数の賞球を払い出したり、特定遊技を開始したり、あるいは遊技盤面に設けられた表示部の遊技画像の変動を開始したりするのである。かかる振分け機構としては、振分けを行う構造体の形状を利用するもの、磁石を利用するもの、モータ等の電気的駆動手段を用いるもの、あるいはこれらを組み合わせたものがある。近年、遊技球の振分け先を電気的に制御するために、電気的駆動手段が多用された振分け装置が主に開発されている。たとえば、モータ等の電気的駆動手段と構造体とを組み合わせたものとして、回転円盤体を用いた振分け装置が知られている。
特開2004−236838号公報
上記特許文献1の如き回転円盤体を有する遊技球の振分け装置においては、遊技者は遊技球が振分け先の各通路を通過する前に該回転円盤体に設けられた遊技球保持部に収まった遊技球の位置に応じて最終的な振分け先を完全に予想することができてしまう。すなわち、遊技球が最終的な振分け先の通路を通過する前に、振分け結果が遊技者に予想されることとなり、また、回転円盤体に収まった遊技球の位置が遊技者にとって何ら有利な結果をもたらさないことを遊技者に予想させると、最終的な振り分け結果が得られる前の早い段階で当該遊技球の振分け先に対する遊技者の関心が失われてしまい、結果的に遊技機に対する魅力が低下することとなっていた。
本発明は上述した問題点が一例として挙げられる課題を解決するためになされたものであり、遊技者が遊技球の振り分け先を即時に予測することができず、最終的に振り分けがなされるまで、遊技者の興味を惹きつけることができる遊技機の振り分け装置を提供することを目的とする。
本発明による遊技機の振り分け装置は、遊技機の振り分け装置であって、遊技盤を流下して入賞した遊技球を導入する導入部と、前記導入部を経由した遊技球を受け入れる受け入れ口及び受け入れた遊技球を振り分けて排出する選択排出機構と、からなり前記選択排出機構は、前記受け入れ口を経た遊技球を取り込む複数の取り込み溝を有する回転体と、前記取り込み溝の各々の底部に設けられた可動板と、前記可動板を前記回転体の回転角度位置に応じて、前記可動板を選択的に上昇せしめて前記遊技球を排出せしめる選択上昇機構と、を有することを特徴としている。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
(実施例1)
図1は本発明の振り分け装置を適用したパチンコ機10の概略正面図である。パチンコ機10には、本体枠11と、本体枠11の前面にガラス等の透明窓を含む窓枠(図示せず)が開閉自在に設けられて、遊技者が遊技盤12を視認できるようにするとともに、遊技盤12を外部から保護している。遊技盤12の下方には、操作ハンドル13が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル13に手を添えて右に回すことにより発射装置が稼動し、受皿14に貯留された遊技球が、発射装置に導かれ1球ずつ発射される。遊技盤12には発射された遊技球を遊技盤12に誘導するガイドレール15が植立され、ガイドレール15で画成された領域が遊技領域16を構成している。遊技盤12上には遊技領域16の略全面に亘って複数の遊技釘21が植設されており、遊技領域16に打ち出された遊技球は、遊技釘21との衝突を繰り返す度、その流下経路を変化させ、これによって遊技者は様々な遊技球の流下態様を楽しむことができるようになっている。また、遊技領域16には、遊技釘以外にも、遊技球の流下経路に変化を与える障害物として風車22が設けられている。
遊技領域16の下方には、始動入賞口17が設けられており、その内部には、入球センサ(図示せず)が設けられている。遊技球が始動入賞口17に入球すると、入球センサ(図示せず)によって入球したことが検知され、所定数の賞球がパチンコ機10から払い出されるとともに遊技球の開閉羽根20が所定回数の開閉動作を行う。遊技球は、開閉羽根20が開いている期間のみ、中央役物装置19の内部に侵入することが可能となる。尚、開閉羽根20が開放している期間に中央役物装置19の内部に侵入した遊技球は入球センサ300(図11参照)によって検知されるようになっている。中央役物装置19の内部には、可動式の振り分け装置100が設けられている。遊技領域16上に打ち出された遊技球のうち開閉羽根20を通過した遊技球は、中央役物装置19の内部に侵入し、入賞球となって導入部40を経由して振分け装置100に導かれる。振り分け装置100は中央役物装置19内部に侵入した遊技球を大当たり入賞口(図示せず)又は一般入賞口(図示せず)のいずれかに振り分ける。振り分け装置100による振り分け動作の結果、遊技球が大当たり入賞口に入球すると、パチンコ機10はいわゆる大当たり状態となり、遊技者にとって有利な大当たり遊技が開始される。大当たり遊技期間中は、開閉羽根20は開閉動作を繰り返し、多数の遊技球が中央役物装置19の内部に侵入可能となる。これによって遊技者は多数の賞球を獲得することができるようになっている。一方、振り分け装置100による振り分け動作の結果、遊技球が一般入賞口に入球すると、パチンコ機10から所定数の賞球が払い出される。すなわち、この場合大当たり遊技は開始されないので、一般入賞口への入球はいわゆるはずれを意味する。
図2は、本発明に係る振り分け装置100を構成する回転体およびその駆動機構の斜視図である。図3は、回転体の上面図、図4(a)は、図3におけるA−A線断面図、図4(b)は同B−B線断面図であり、回転体30およびその駆動機構を示している。図2〜4に示す如く、振り分け装置100は、略円盤形状の回転体30、回転体30の中心部から鉛直方向に下方に伸長する軸部50、軸部50に連結されるステッピングモータ51を含んでいる。ステッピングモータ51は、パチンコ機10の主たる制御を司る主制御装置(図示せず)の制御に基づく駆動信号に従って駆動され、その動力は軸部50に伝達される。これにより、回転体30は、軸部50を回転軸として例えば時計回りで回転駆動するようになっている。
略円盤形状に形成された回転体30の外周部には、その円周方向に沿って並置された複数の遊技球の取り込み溝41〜44が設けられている。各取り込み溝41〜44は、1つの遊技球を保持することができる程度の大きさの略半円形状の切り欠き凹部によって形成される。尚、本実施例においては図2等に示すように回転体30には4つの取り込み溝を設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
回転体30の外周には、回転体30の円周に沿って互いに離間した位置に固設された外周壁60a、60b、60cが設けられている。外周壁60aと60cとを隔てるスペースにより遊技球を回転体30に導く受け入れ口61が形成される。開閉羽根20が開放している期間に中央役物装置19の内部に侵入した遊技球は、導入部40を経由して受け入れ口61まで導かれ回転体30に到達する。導入部40は、例えば開閉羽根20と受け入れ口61との間に形成された略樋状の案内通路によって形成することができるが、これに限らず中央役物装置19内部に侵入した遊技球を受け入れ口61まで導く機能を有するものであればいかなる形態であってもよい。また、外周壁60aと60bとを隔てるスペースによって遊技球を回転体30から排出する第1の排出口62が形成される。更に、外周壁60bと60cとを隔てるスペースによって第2の排出口63が形成される。第1の排出口62は、大当たり入賞口(図示せず)と連通し、ここから排出された遊技球は、大当たり入賞口に到達する。すなわち、第1の排出口62は大当たりルートを形成する。一方、第2の排出口63は一般入賞口(図示せず)と連通し、ここから排出された遊技球は一般入賞口に到達する。すなわち、第2の排出口63は、はずれルートを形成する。受け入れ口61を経由して回転体30に導かれた遊技球は、取り込み溝41〜44のいずれかに保持され、回転体30の回転駆動に伴って、その円周方向に沿って移動し、第1の排出口62又は第2の排出口63のいずれかより排出されることとなる。すなわち、本発明に係る振り分け装置100は、遊技球を大当たりルート若しくは、はずれルートのいずれかに選択的に排出せしめる選択排出機構を有している。かかる選択排出機構について以下に説明する。
図4(a)および(b)に示す如く、回転体30に設けられた取り込み溝41〜44の底部には、それぞれ可動板31〜34が設けられている。可動板31〜34の各々は、回転体30の外周部近傍に設けられた軸部31c〜34cによって軸支され、軸部31c〜34cを回転軸として上下方向に揺動自在に設けられている。図4(a)および(b)には、可動板が上昇位置にある状態を点線で示している。取り込み溝41〜44に保持された遊技球は、回転体30の回転駆動に伴ってその円周上を移動し、回転体30の回転移動位置に応じて可動板31〜34を選択的に上昇位置に位置決めする選択上昇機構により、遊技球は、第1の排出口62又は第2の排出口のいずれかから排出され、大当たり入賞口(図示せず)又は一般入賞口(図示せず)のいずれかに振り分けられる。
可動板31〜34の底面には、略断面半円形状の凸部31a〜34aと凹部31b〜34bとがそれぞれ回転体30の半径方向に並んで形成されている。ここで、可動板31のみ他の可動板32〜34とは異なる並び順で凸部31aおよび凹部31bが形成されている。すなわち、可動板31の底面に設けられた凸部31aは、回転体30の半径方向中心側に設けられ、凹部31bは回転体30の半径方向外周側に設けられている。これに対し、可動板31以外の他の可動板32〜34は、底面に設けられた凸部32a〜34aが回転体30の半径方向外周側に設けられ、凹部32b〜34bが回転体30の半径方向中心側に設けられている。かかる可動板の底部に形成された凹部および凸部の並び順の違いによって、後述する固定盤70に形成された凹凸形状との関係で、取り込み溝41〜44に保持された遊技球の振り分け先を異ならせるようにしている。
図5は、回転体30の下方に設けられた固定盤70の上面図である。図6(a)は図5におけるC−C線断面図、図6(b)は同D−D線断面図を示している。固定盤70には可動板31〜34の半径方向中心側に設けられた凹部(32b〜34b)若しくは凸部(31a)の移動軌跡上に凹部71bおよび凸部71aが形成されている。凹部71bおよび凸部71aの形成領域は略円環形状を呈しており、図5中のクロスハッチ部分で示される凸部71aは、上記略円環領域のうち第1の排出口62近傍に形成され、その他の領域に凹部71bが形成される。
更に、固定盤70には可動板31〜34の半径方向外周側に設けられた凹部(31b)若しくは凸部(32a〜34a)の移動軌跡上に凹部72bおよび凸部72aが形成されている。凹部72bおよび凸部72aの形成領域は略円環形状を呈しており、図5中の斜線部分で示される凸部72aは、上記略円環領域のうち第2の排出口62近傍に形成され、その他の領域に凹部72bが形成される。また、固定盤70には、その中心部に回転体30の軸部50の貫通孔73が設けられている。
可動板31〜34の底面に設けられた凹部31b〜34bおよび凸部31a〜34aは、固定盤70に形成された凹部71b、72bおよび凸部71a、72aと摺接可能に対向配置される。可動板31〜34は、回転体30の回転駆動に伴って、固定盤70上を移動し、その底面に形成された凸部31a〜34aと、固定盤70に形成された凸部71a又は72aとが接触することによって軸部31c〜34cに軸支された状態で上方に持ち上げられ、上昇位置に位置決めされる。一方、可動板の底面に形成された突部31a〜34aは、固定盤に形成された凹部71b又は72bに嵌入するようになっており、この状態においては可動板は水平位置に位置決めされる。同様に、固定盤に形成された凸部71a又は72aは、可動板の底面に形成された凹部31b〜34bに嵌入するようになっており、この状態においても可動板は水平位置に位置決めされる。このように可動板31〜34は、その底面に形成された凹部および凸部と、固定盤70に形成された凹部および凸部との係合状態に応じて、上昇位置若しくは水平位置に位置決めされる。すなわち、固定盤70には、可動板の底面に設けられた凹部および凸部の移動軌跡上の所定位置に凹部および凸部が形成されているため、可動板31〜34は、回転体30の回転角度位置に応じて選択的に上昇位置又は水平位置に位置決めされる。これにより、本発明の選択上昇機構が構成される。
図7および図8は、固定盤70上の各位置における可動板31〜34の各々の状態を示す図であり、図7(a)は、可動板31が受け入れ口61の近傍に位置し、可動板33が第1の排出口62の近傍に位置しているときの上面図であり、図7(b)は、図7(a)におけるE−E線断面図である。可動板31は、受け入れ口61の近傍においては、その底面に設けられた凸部31aが、固定盤70に設けられた凹部71bに嵌入し水平位置に位置決めされる。すなわち、可動板31が受け入れ口61の近傍に位置しているときは、可動板31は水平位置を保つことによって、取り込み溝41への遊技球の取り込みを許容する。尚、図5に示すように、受け入れ口61近傍においては、固定盤70には凹部のみ(71b、72b)が形成されているため、可動板31のみならず他のいずれの可動板32〜34が受け入れ口61近傍に位置するときも、各可動板32〜33は水平位置に位置決めされ、取り込み溝42〜44への遊技球の取り込みを許容する。
一方、可動板33は、第1の排出口62の近傍においては、その底面に設けられた凸部33aが固定盤70に設けられた凹部72bに嵌入するとともに、固定盤70に設けられた凸部71aが可動板33の底面に設けられた凹部33bに嵌入することにより、水平位置に位置決めされる。つまり、可動板33は、第1の排出口62の近傍においては水平位置に位置決めされるため、取り込み溝43に保持された遊技球は、第1の排出口62から排出されず、大当たり入賞口(図示せず)に到達することができないようになっている。また、上記したように可動板32および34は、その底面に形成される凹部および凸部の並び順序が、可動板33と同一であることから、第1の排出口62の近傍における状態は、上記した可動板33と同様であり、水平位置に位置決めされることとなる。すなわち、取り込み溝42および44に保持された遊技球も、第1の排出口62からは排出されず、大当たり入賞口(図示せず)に振り分けられないようになっている。
次に図8(a)は、回転体30が上記図7(a)に示す位置から180度回転し、可動板31が第1の排出口62の近傍に位置するとともに可動板32が第2の排出口63の近傍に位置しているときの上面図であり、図8(b)は図8(a)におけるF−F線断面図、図8(c)は同G−G線断面図である。図8(b)に示す如く、可動板31は、第1の排出口62の近傍においては、その底面に設けられた凸部31aが、固定盤70に設けられた凸部71aと接触し、軸部31cによって軸支された状態で、上方に押し上げられることにより上昇位置に位置決めされる。すなわち、可動板31が設けられた取り込み溝41に保持された遊技球は、第1の排出口62から排出され、大当たり入賞口(図示せず)に振り分けられる。一方、図8(c)に示す如く、可動板32は、第2の排出口63の近傍においては、その底面に設けられた凸部32aが、固定盤70に設けられた凸部72aと接触し、軸部32cによって軸支された状態で、上方に押し上げられることにより上昇位置に位置決めされる。すなわち、可動板32が設けられた取り込み溝42に保持された遊技球は、第2の排出口62から排出され、通常入賞口(図示せず)に振り分けられる。また、上記したように可動板33および34は、その底面に形成される凹部および凸部の並び順序が、可動板32と同一であることから、第2の排出口63の近傍における状態は、上記した可動板32と同様であり、上昇位置に位置決めされることとなる。つまり、取り込み溝43および44に保持された遊技球も、第2の排出口から排出され、通常入賞口(図示せず)に振り分けられることとなる。
すなわち、振り分け装置100に到来した遊技球は、受け入れ口61を経由して回転体30に形成された取り込み溝41〜44のいずれかに保持され、回転体30の回転駆動によって、その円周方向に沿って移動する。取り込み溝41に保持された遊技球は、第1の排出口62の位置まで移動すると、取り込み溝41の底部に設けられた可動板31が上昇位置に位置決めされ、遊技球は、第1の排出口62から排出され、大当たり入賞口(図示せず)に振り分けられる。一方、取り込み溝42〜44に保持された遊技球は、第2の排出口63の位置まで移動すると、各可動板32〜34が上昇位置に位置決めされ、遊技球は、第2の排出口63から排出され、一般入賞口(図示せず)に振り分けられる。
各取り込み溝41〜44は、各々を識別できる外観上の差異はなく、また、遊技者が視認できない可動板31〜34の底面に形成された凹凸形状および固定盤70の凹凸形状の係合状態によって振り分け動作を実現しているため、遊技者は遊技球が取り込み溝に保持された段階で振り分け先を予測することは不可能であり、最終的な振り分けがなされるまで、遊技者の興味を惹きつけることができる。また、本発明の振り分け装置によれば、可動板の底面および固定盤70の凹凸形状によって振り分け動作を実現しているので、可動板を駆動するためのモータやソレノイド等の電気的駆動手段を必要とせず簡単かつ低コストの振り分け装置を提供することができる。
(実施例2)
次に、本発明の振り分け装置の第2実施例について以下に説明する。図9は、本発明に係る振り分け装置の第2実施例の構成を示す断面図である。第2実施例の振り分け装置200は、第1実施例の振り分け装置100の構成に加え、複数のLED90が実装されたLED基板80が、固定盤70の下方に設けられている。図10は、複数のLED90が実装されたLED基板80の上面図である。LED基板80は、回転体30とほぼ同一形状の円形であり、LED90は例えば、赤、青、黄、緑の発光色を有する4種類のLEDによって構成され、各発光色のLEDは、LED基板80上にほぼ均等に分布するように分散配置される。LED基板80の中央部には、回転体30の回転軸となる軸部50の貫通孔81が形成されている。LED基板80は軸部50に接続され、回転体30とともに回転駆動するようになっている。
第2実施例においては、LED基板80の上方に位置する固定盤70および可動板31〜34は、例えばアクリル等の光透過性の材料で構成され、下方より照射されるLED90からの光は、固定盤70および可動板31〜34を介して外部に出射し、遊技者から視認できるようになっている。尚、光源としてはLEDに限らず、ハロゲンランプ等の発光体とカラーフィルタとを組み合わせたものを用いることとしてもよい。
図11は、LED90の発光駆動装置のブロック図である。入球センサ300は、遊技球が開放羽根20を通過し、中央役物装置19内部に侵入したことを検知すると、検知信号を生成する。入球センサとしては、例えば光学的センサ、磁気的センサを用いることができる。
発光制御部400は、入球センサ300から検知信号を受信するとLED90の発光態様を決定し、発光態様に対応した制御信号を生成する。具体的には、発光制御装置400は、LED基板80上に実装されたLED90の発光領域を、各取り込み溝41〜44に対応させて分割し、分割した発光領域毎に発光色を決定する。すなわち、各取り込み溝41〜44からは、それぞれ異なる色の光が固定盤70および可動板31〜34を介して出射される。発光制御部400は発光領域毎の発光色をランダムに決定することとしてもよいが、各取り込み溝41〜44に保持された遊技球が大当たり入賞口(図示せず)に至る信頼度の大小を発光色によって示すこととしてもよい。例えば、取り込み溝41に保持された遊技球は、上記選択上昇機構によって大当たり入賞口に振り分けられるので、発光制御部400は、取り込み溝41に対応する発光領域のLEDのうち、例えば信頼度100%を示す赤色の発光色を有するLEDのみを発光させるべく制御信号を生成する。一方、他の取り込み溝42〜44に保持された遊技球は、大当たり入賞口には振り分けられないので、発光制御部400は、取り込み溝42に対応する発光領域のLEDのうち、例えば信頼度70%を示す黄色の発光色を有するLEDのみを発光させるべく制御信号を生成し、取り込み溝43に対応する発光領域のLEDのうち、例えば信頼度50%を示す緑色の発光色を有するLEDのみを発光させるべく制御信号を生成し、取り込み溝44に対応する発光領域のLEDのうち、例えば信頼度30%を示す青色の発光色を有するLEDのみを発光させるべく制御信号を生成する。尚、上記した各取り込み溝と発光色との対応関係は、固定化されているものではなく、遊技球が可動羽根20を通過し、中央役物装置19内部に入球する都度発光領域毎の発光色の決定がなされ、各取り込み溝から出射される光の発光色は都度変化しつつ各取り込み溝の大当たり信頼度を遊技者に告知する。
LED駆動部500は、発光制御部400から供給される制御信号に基づき、発光駆動すべきLEDに駆動電圧を供給し、LED90を発光せしめる。そして、駆動電圧供給開始後、所定期間経過をもって駆動電圧の供給を停止する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2実施例に係る振り分け装置によれば、複数の発光色のLEDから放射される光が光透過性の材料で構成された固定盤70および可動板31〜34を介して出射され、遊技者がこれを視認することができるようになっているので、遊技の演出効果を高めることができる。また、各取り込み溝より出射される光の色によって、取り込み溝に保持された遊技球が大当たり入賞口に至る信頼度を表示するので、遊技者の期待感を煽り、振り分け装置によって最終的な振り分けがなされるまで、遊技者の興味を惹きつけることができる。
本発明の実施例である振り分け装置を適用したパチンコ機の概略正面図である。 本発明の実施例に係る回転体およびその駆動機構を示す斜視図である。 本発明の実施例である振り分け装置の上面図である。 (a)図3におけるA―A線断面図であり、(b)は図3におけるB−B線断面図である。 本発明の実施例に係る固定盤の上面図である。 (a)は図5におけるC−C線断面図、(b)は図5におけるD−D線断面図である。 (a)は回転体の上面図、(b)は図7(a)におけるE−E線断面図である。 (a)は回転体の上面図、(b)は図7(a)におけるF−F線断面図、(c)は図7(a)におけるG−G線断面図である。 本発明の他の実施例である振り分け装置の断面図である。 本発明の他の実施例に係る複数のLEDを実装したLED基板の上面図である。 本発明の他の実施例に係るLED発光駆動装置のブロック図である。
符号の説明
10 パチンコ機
12 遊技盤
30 回転体
31〜34 可動板
40 導入部
41〜44 取り込み溝
61 受け入れ口
62 第1の排出口
63 第2の排出口
70 固定盤
90 LED
100 振り分け装置
200 振り分け装置
300 入球センサ
400 発光制御部
500 LED駆動部

Claims (5)

  1. 遊技機の振り分け装置であって、
    遊技盤を流下して入賞した遊技球を導入する導入部と、
    前記導入部を経由した遊技球を受け入れる受け入れ口及び受け入れた遊技球を振り分けて排出する選択排出機構と、からなり
    前記選択排出機構は、前記受け入れ口を経た遊技球を取り込む複数の取り込み溝を有する回転体と、
    前記取り込み溝の各々の底部に設けられた可動板と、
    前記可動板を前記回転体の回転角度位置に応じて、前記可動板を選択的に上昇せしめて前記遊技球を排出せしめる選択上昇機構と、を有することを特徴とする遊技機の振り分け装置。
  2. 前記回転体の下方に固定盤を有し、
    前記可動板の各々は、前記取り込み溝内に上下方向において揺動自在であり、
    前記可動板の各底面には半径方向において並んだ凸部と凹部が設けられ、
    前記固定盤は、前記可動板の凸部と凹部の移動軌跡上であって、これらと対向する面内に凸部若しくは凹部を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の振り分け装置。
  3. 少なくとも前記固定盤と前記可動板とが光透過性であって、
    前記固定盤の下方に配置されて前記固定盤の裏面に光を照射する発光体を有することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の振り分け装置。
  4. 前記発光体は、前記可動板のいずれかを識別できるように光を照射することを特徴とする請求項3記載の遊技機の振り分け装置。
  5. 前記発光体は、前記可動板の各々の形成領域に対応する複数の発光領域を有し、前記発光領域毎に互いに異なる発光色の光を照射することを特徴とする請求項4に記載の遊技機の振り分け装置。
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