JPH10113430A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JPH10113430A
JPH10113430A JP27242796A JP27242796A JPH10113430A JP H10113430 A JPH10113430 A JP H10113430A JP 27242796 A JP27242796 A JP 27242796A JP 27242796 A JP27242796 A JP 27242796A JP H10113430 A JPH10113430 A JP H10113430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
starting port
game ball
display device
passed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27242796A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ishii
康次 石井
Takashi Sagehashi
隆 提箸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP27242796A priority Critical patent/JPH10113430A/ja
Publication of JPH10113430A publication Critical patent/JPH10113430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置が動作され、特別遊技状態に移
行する機会が連続的に到来可能にし、遊技の興にのる時
間を長くし、遊技を盛り上げるようにする。 【解決手段】 遊技球が入賞、又は通過することを条
件として図柄表示装置14を動作させるための第1始動
口16と、第2始動口24とを設け、この第1始動口1
6に入賞、又は通過した遊技球の全て、又は一部を、通
路を通して第2始動口24へ入賞、又は通過可能な位置
へ導き、第2始動口24へ入賞、又は通過した場合に
は、連続して2回図柄表示装置14を動作させ、この遊
技機の遊戯中の一時期に図柄表示装置14が続けて動作
される確率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤に設けら
れた始動口へ遊技球が入賞、又は通過した場合に、所定
の確率で特別遊技状態に移行可能とした遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技球を用いた遊技機では、発射装置に
よって遊技球を遊技盤上へ打ち込み、この遊技盤上に配
設された、多数の釘、風車又は回転体等により遊技球の
動作を種々に変化させ、外れ穴、若しくは入賞口、又は
始動口等へ遊技球が入るようにされている。そして、遊
技球が外れ穴に入ったときには回収され、入賞口へ入
賞、又は通過したときには賞球が払い出され、始動口へ
入賞、又は通過した場合には、所定の確率で当り、又は
外れが決定されて、当りの場合には遊技者が多数の賞球
を獲得可能な特別遊技状態に移行し、外れの場合には通
常の遊技が続行するといった動作が繰り返されてゲーム
が行われるのが普通である。
【0003】従来の遊技機では、遊技盤上に種々配置さ
れた多数の釘、若しくは風車、又は回転体等によって、
遊技球が遊技盤上を種々の方向へ移動するので、特別遊
技状態への移行に関連する始動口へ立て続けに複数の遊
技球が入賞、又は通過する確率は極めて小さい。このた
め、遊技球が始動口へ入賞、又は通過し、図柄表示装置
を作動させて特別遊技状態へ移行する期待を抱かせなが
ら、当り又は外れの表示を行うという、遊技を引き立た
せる動作が時間を開けて単発的にしか実現されず、今一
つ遊技の盛り上がりに欠けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑み、特別遊技状態に移行する機会が連続的に到来可能
にし、遊技の興にのる時間を長くし、遊技を盛り上げる
ようにすることによって、多用されるようにした遊技機
を新たに提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
遊技機は、遊技球が入賞、又は通過したことを条件とし
て図柄表示装置を動作させる第1始動口と、遊技球が入
賞、又は通過したことを条件として図柄表示装置を動作
させる第2始動口と、第1始動口に入賞、又は通過した
遊技球の全て、又は一部を第2始動口へ入賞、又は通過
可能な位置へ導く通路を設けた始動入賞装置と、を有す
ることを特徴とする。
【0006】上述のように構成することにより、ある遊
技球が第1始動口に入賞、又は通過して図柄表示装置を
動作させた後、通路に導かれて第2始動口へ入賞、又は
通過したした場合には、図柄表示装置が続けて動作され
るので、結局、第1始動口に入賞、又は通過した遊技球
が連続して2回図柄表示装置を動作させることとなり、
この遊技機の遊技中の一時期に図柄表示装置が続けて動
作される確率を向上できる。
【0007】本発明の請求項2記載の遊技機は、遊技球
が入賞、又は通過したことを条件として図柄表示装置を
動作させる第1始動口と、遊技球が入賞、又は通過した
ことを条件として図柄表示装置を動作させる第2始動口
と、第1始動口に入賞、又は通過した遊技球を、更に第
2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ導く通路、及び
遊技盤上の第2始動口以外の部分へ通じる通路の何れか
へ振り分ける振り分け手段を設けた始動入賞装置と、を
有することを特徴とする。
【0008】上述のように構成することにより、ある遊
技球が第1始動口に入賞、又は通過して図柄表示装置を
動作させた後、振り分け手段で振り分けられ、通路を通
って第2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ導く通路
に導かれて第2始動口へ入賞、又は通過した場合には、
図柄表示装置が続けて動作されるので、第1始動口に入
賞、又は通過した遊技球が連続して2回図柄表示装置を
動作させることとなり、この遊技機の遊技中の一時期に
図柄表示装置が続けて動作される確率を向上でき、遊技
を複雑に構成することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の遊
技機において、始動入賞装置が、遊技上の所定条件成立
により振り分け手段の振り分け方向を変更する変更手段
を具備することを特徴とする。
【0010】上述のように構成することにより、遊技上
の所定条件成立により振り分け手段の振り分け方向が変
更され、遊技盤上の第2始動口以外の部分へ導かれ、又
は第2始動口へ導かれ遊技中の一時期に図柄表示装置が
続けて動作されるように設定されるようにして、遊技球
が始動口に入賞、又は通過した後、この入賞、又は通過
した遊技球の行方に変化をつけて遊技を複雑に構成する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の実施の形
態を図1〜図9によって説明する。図1は、本実施の形
態が適用される遊技機の一例としてのパチンコ機を示す
全体正面図であり、このパチンコ機本体10の前面枠内
には、遊技盤12が配置されている。
【0012】この遊技盤12の中央上部には、その一部
にいわゆるVゾーンを有する特定入賞口15を、その上
部に一体的に設けた図柄表示装置14が配置され、その
下方には第1始動口16を有する始動入賞装置18が配
置され、さらにその下方には2個の入賞口20、22と
第2始動口24とが並べて配置されている。また、遊技
盤12上には、第3種始動口29、大入賞口26、通常
入賞口28、及び外れ口30等が配置されている。加え
て、パチンコ機本体10の遊技盤12の下方には、打球
待機樋32が配置され、さらにその下方には、賞品球受
皿34と遊技球発射装置の打球ハンドル36が配置され
ている。
【0013】上述のように構成されたパチンコ機本体1
0に組み付けられた始動入賞装置18は、図2及び図3
の分解斜視図に示す如く、ベース38に対し、各種部品
が組み付けられて構成されている。このベース38は、
図2に示すように前面側から見て、略長円形板状に形成
されており、その中央部には軸穴40が穿設されてい
る。この軸穴40には連結用シャフト42が貫通して支
受され、この連結用シャフト42におけるベース38の
表面側に突出した端部には回転軸カラー41を介して回
転板44が固着されている。
【0014】また、連結用シャフト42の、ベース38
の裏側に突出する端部は、ベース裏カバー46の中央に
設けた透孔48に遊挿され、さらにその端部はスイッチ
検出用カム50の嵌合用軸部52に嵌合され、この連結
用シャフト42とスイッチ検出用カム50とが一体に回
動するように締結されている。すなわち、連結用シャフ
ト42の端部に設けた凹部には嵌合用軸部52の六角形
の一部が突出した形状の突部が嵌合してこれら両者が一
体化するように構成されている。
【0015】このスイッチ検出用カム50は、円盤状に
形成され、その一部に細溝状の検出用スリット54が穿
設されている。また、スイッチ検出用カム50の円盤外
周部を挟むように検出スイッチ56が配置され、このス
イッチ検出用カム50が回動して検出用スリット54が
検出スイッチ56部分を通過したことを検出するように
構成されている。
【0016】図2、及び図3に示すように、このスイッ
チ検出用カム50は、ベース裏カバー46の裏側中央部
に一体に形成された一部切欠した筒状のハウジング部1
04内に収められている。また、検出スイッチ56は、
取付台58の上部に設けた取付凹部60部分に設置され
ている。
【0017】また、ベース裏カバー46のハウジング部
104の両横には支持支柱部106がそれぞれ一体に形
成されており、各支持支柱部106の自由端部には、螺
子挿通孔108がそれぞれ穿孔されている。そして取付
台58の各台脚部64における各支持支柱部106に対
応して設けた当接部64Aに穿孔した各透孔110に、
それぞれ図示しない螺子を挿通し、螺子挿通孔108に
螺挿して、ベース裏カバー46に対し取付台58が締結
されている。
【0018】この取付台58は、その中央の板面部62
の両横にそれぞれ台脚部64が配置され、その上部に取
付凹部60が一体に形成されている。この取付台58の
板面部62の中央部には、透孔66が穿設されており、
この透孔66に回転板モーター68の回転主軸70を通
すようにして、取付台58に対し回転板モーター68が
取付けられている。この回転主軸70の先端部はスイッ
チ検出用カム50の嵌合用軸部52の裏側部分に穿孔し
た丸孔72に挿通固着されている。
【0019】この取付台58の裏側には、その2つの台
脚部64と取付凹部60との3箇所から、それぞれ円柱
状の支持支柱部74が突設されている。各支持支柱部7
4の自由端部には、それぞれ螺子用孔76が穿設されて
おり矩形枠状の基板台78における各支持支柱部74に
対応した各位置に形成された締結部80を、各支持支柱
部74の端部に当て、各締結部80にそれぞれ設けられ
た透孔82に、図示しない螺子を通して螺子用孔76に
締結することにより、取付台58に対し基板台78が締
結されている。この基板台78には基板84が一体的に
締結され、この基板84上の図示しない回転板モーター
制御回路と回転板モーター68とが図示しないリード線
によって接続されている。
【0020】そして、この基板84の制御回路の制御信
号により回転板モーター68が駆動されその回転主軸7
0が回動されることにより、スイッチ検出用カム50が
回動されるとともに連結用シャフト42が回動される。
これにより連結用シャフト42と一体の回転板44が図
の矢印AまたはB方向に所定角度回動するようにされて
振り分け手段が構成されている。なお、振り分け手段
は、上述した構成に限定されるものではなく、遊技球を
所定の方向へ選択的に振り分けられる構成であれば、仕
切り部材、又は振り分けクルーン等の種々の構成を採り
うることは勿論である。
【0021】また、回転板44を用いた振り分け手段
は、変更手段によって回転板44の回転位置が変更され
るよう構成されている。この変更手段は、例えば図示し
ない遊技機の制御装置により、所定条件下で特定入賞口
15のVゾーンへ遊技球が入賞又は通過したときに、こ
れを検出し、所定条件に従って回転板44を右入口用案
内斜面部44A、又は左入口用案内斜面部44Bが所定
方向に向く位置にセットするよう構成されている。
【0022】図2に示すように、ベース38の軸穴40
に対し図2に向かって右側部分には、軸穴40近くの所
定位置に円形状の透孔である右入口86が穿設され、ベ
ース38の図に向かって右側端部近くには長円状の右出
口88が穿設されている。さらにベース38の軸穴40
に対し図3に向かって左側部分には、軸穴40の近くの
所定位置に円形状の透孔である左入口90が穿設され、
そのベース38の図に向かって左側端部近くには長円状
の左出口92が穿設されている。
【0023】図3に示すように、ベース38の裏側側面
部には、右入口86から右出口88にかけて下向するよ
うに斜行した長円形枠状の通路部材94が一体的に形成
されており、また左入口90から左出口92にかけて下
向するように斜行した長円形枠状の通路部材96が一体
的に形成されている。これら各通路部材94、96の所
定3箇所には円柱状の補強部98が形成され、各補強部
98には、それぞれ螺子嵌合孔100が穿設されてい
る。
【0024】このベース38の裏側に取り付けられるベ
ース裏カバー46には、ベース裏カバー46の各補強部
98に対応した各所定位置に、挿通孔102がそれぞれ
穿孔されており、この挿通孔102に図示しない螺子部
品を挿通し、螺子嵌合孔100に締結することによっ
て、ベース38に対しベース裏カバー46を締結する。
これにより各通路部材94、96は、それぞれの長円形
状開口部がベース裏カバー46の側面によって閉塞され
ることにより、右入口86から右出口88にかけて下向
する閉塞された通路を形成するとともに、左入口90か
ら左出口92にかけて下向する閉塞された通路が形成さ
れている。
【0025】図2及び図3に示すように、ベース38に
おける軸穴40の図に向って上部位置にはスタートスイ
ッチ112が装着されている。このスタートスイッチ1
12は遊技球を通過させる円形開口114が形成されて
おり、この円形開口114を遊技球が通過した際、この
円形開口114の中心側に向けて突出されている接触子
115が押し操作されて遊技球の通過を検出するように
構成されている。
【0026】このスタートスイッチ112の円形開口1
14の直下には回転板44が配置されており、これらは
ベース38の表面側に取付けられる飾り部材116の内
部に収められるようにされている。すなわち、この飾り
部材116は、表面側板面部116Aの裏側に枠体11
6Bが一体的に形成されており、この枠体116Bの上
部中央には、始動口部118が設けられている。この始
動口部118はスタートスイッチ112の、円形開口1
14部分を収め、その上部から遊技球が入球し得るよう
に開口されている。なお、飾り部材116の表面側板面
部116Aは、透明材料、半透明材料、又は不透明材料
の何れで構成しても良い。
【0027】また枠体116Bの下辺側には、回転板4
4を回動可能に収めるよう湾曲した凹部を形成する下枠
部120が形成されている。この下枠部120の両横に
はそれぞれ右入口86に遊技球を導入するよう対応する
通路凹部122と左入口90に遊技球を入球させるよう
連通する通路凹部124とが形成されている。すなわち
この飾り部材116は、ベース38の表面側に取り付け
られ、始動口部118から入った遊技球が円形開口11
4を通り回転板44上に落ち、通路凹部122又は12
4を通って右入口86または左入口90側に転げ落ちる
動作を案内するよう構成されている。
【0028】また、この飾り部材116の内部に収めら
れる回転板44には、円柱状の部材の一部を弧状に切欠
し右入口用案内斜面部44Aと、左入口用案内斜面部4
4Bとが形成されており、この右入口用案内斜面部44
Aが円形開口114の直下に位置するときにはこの円形
開口114を通った遊技球がこの右入口用案内斜面部4
4Aに案内されて右入口86に入るようにするととも
に、その左入口用案内斜面部44Bが円形開口114の
直下に位置しているときにはこの円形開口114を通っ
た遊技球が左入口用案内斜面部44Bに案内されて左入
口90へ入るように形成されている。
【0029】ベース38の表面側における右出口88と
左出口92との部分には、それぞれ出口用飾り部材12
6が取り付けられている。この出口用飾り部材126は
右又は左の出口88、92から出た遊技球を、その直下
へ落とすように通す通路を構成するものである。よっ
て、右入口86から入った遊技球は通路部材94の中を
通り右出口88から表面側に出て出口用飾り部材126
の内部の通路を通り、その直下へ放出されることにな
る。また、左入口90から入った遊技球は通路部材96
の中を通り左出口92から表面側へ出て、出口用飾り部
材126の内部の通路を通りその直下へ放出されること
になる。
【0030】図1に示すように、上述のように構成され
た始動入賞装置18は、そのベース38の部分を遊技盤
12の所定位置に設けられた図示しない開口周部にあ
て、螺子を用いて遊技盤12に固定されている。また、
この始動入賞装置18の第1始動口16にあたるスター
トスイッチ112は、第1始動口16を遊技球が通過し
たことを検出して、その信号を図示しない遊技機の制御
装置に送るように接続されている。また遊技盤12上の
第2始動口24の部分にもスタートスイッチ112と同
様の構成のスタートスイッチ24Aが配置されており、
このスタートスイッチ24Aも、このスタートスイッチ
24Aを遊技球が通過したことを検出した信号を図示し
ない制御装置に送るように接続されている。
【0031】次に、前述のように遊技盤12上に配置さ
れた始動入賞装置18部分の作用及び動作について説明
する。パチンコ機本体10の遊技盤12上に遊技球が打
ち出され遊技が進行している最中に、遊技球が始動入賞
装置18の第1始動口16に入賞すると、図4及び図5
に示すように、スタートスイッチ112を通過しこの時
の信号が制御装置に送られる。
【0032】また、スタートスイッチ112を通過した
遊技球は回転板44上に落ち、この時回転板44が図4
に例示するようにその左入口用案内斜面部44Bを上に
向けた状態に位置している場合には、遊技球128は左
入口用案内斜面部44Bに案内されて左入口90に入
る。さらに遊技球128は通路部材94を通って左出口
92から出口用飾り部材126を通り入賞口20の上位
置に放出される。
【0033】そして遊技球128は図1に示すように入
賞口20の上方に配置された釘に当たりながらその落下
方向を変えつつ落下し入賞口20に入賞するか又は入賞
口20から外れた方向へ弾かれる。
【0034】また始動入賞装置18の、回転板44が図
5に示すように、右入口用案内斜面部44Aをスタート
スイッチ112側に向けている場合には、第1始動口1
6に入った遊技球128はこの右入口用案内斜面部44
Aに案内されて右入口86へ入る。そして、通路部材9
4を通り右入口88を通り出口用飾り部材126から、
図1に示すように、第2始動口24の上へ放出される。
そして、この第2始動口24の上方にある釘に弾かれな
がら落下し第2始動口に通過し、又はこれから外れて移
動を継続する。
【0035】この第2始動口に遊技球128が通過した
場合には、遊技球128がスタートスイッチ24Aを通
過したことを検出した時の検出信号が図示しない制御装
置に送られる。このパチンコ機本体10の制御装置で
は、第1始動口16、又は第2始動口24におけるスタ
ートスイッチ112、24Aから遊技球128の検出信
号を受けると、その信号を受けた時点で、特別遊技に移
行する当りの状態か、または通常遊技を続行する外れの
状態かの決定を行い、この決定に従って当り状態の図柄
または外れ状態の図柄を図柄表示装置14に表示するよ
うに図柄表示装置14を制御操作する。
【0036】次に、本実施の形態に係わる第3種特別電
動役物を備えたパチンコ機におけるゲーム動作の制御を
図6から図8に示すフローチャートによって説明する。
【0037】この制御動作はまず始めにステッブ200
で電源が投入されたか否かを判断する。電源が投入され
ていない場合には電源が投入されるまで待機し電源が投
入された場合にはステップ202へ進みパチンコ機の制
御装置における各カウンタタイマをリセットし、回転板
モーター68を駆動して検出スイッチ56に検出用スリ
ット54が検出される原点位置に回転板44を停止させ
る。この状態では回転板44は図4に示す状態にセット
される。
【0038】次にステップ204へ進み、スタートスイ
ッチ112を遊技球が通過するまで待機し、スタートス
イッチ112を遊技球が通過した場合にはステップ20
6へ進む。ステップ206ではスタートスイッチ112
を遊技球が通過した時に発生した信号を受けた制御装置
がその時点を捉えて乱数を抽選し、これとともに図柄表
示装置14の図柄を変動させる動作を開始し、ステップ
208へ進む。ステップ208では制御装置の乱数抽選
の結果が当り値かどうかを判断し、当り値でない場合に
はステップ210へ進み、外れ図柄の表示図柄を選択
し、ステップ212へ進み、図柄表示装置14に外れ図
柄を表示してステップ204へ戻る。
【0039】またステップ208で乱数抽選結果が当り
値と判断された場合にはステップ214へ進み、当り図
柄を選択し、この後、ステップ216へ進み、図柄表示
装置14に当り図柄を表示して、ステップ218へ進
む。
【0040】ステップ218では図柄表示装置14に設
けられけた、特定入賞口15を開放し、ステップ220
へ進み、特定入賞口15の開放タイマがタイムアップす
るまで待機しタイムアップした場合にはステップ222
へ進み特定入賞口15の閉動作を行いステップ224へ
進む。
【0041】ステップ224では特定入賞口15の内部
にあるVゾーン(権利発生口)に遊技球が入球したか否
かを判断し、入球していないと判断した場合にはステッ
プ226へ進み確率変動カウンタが0か否かを判断す
る。確率変動カウンタが0でない場合にはステップ20
4へ戻る。また、ステップ226で確率変動カウンタが
0と判断された場合にはステップ228へ進み確率変動
処理を行う。この確率変動処理は、制御装置によって乱
数を用いて抽選し当りか外れかを判断する時の、当りの
確率が例えば2倍となるように設定する処理である。次
にステップ230へ進み確率変動カウンタに1をセット
しステップ204へ戻る。
【0042】ステップ224で特定入賞口15の内部に
あるVゾーン(権利発生口)に遊技球が入球したと判断
された場合には、ステップ232へ進み、確率変動カウ
ンタが1以下であるか否かを判断する。そして確率変動
カウンタが1以下と判断された場合にはステップ234
へ進み確率変動カウンタに2をセットしステップ236
へ進む。
【0043】ステップ236では回転板モーター68を
駆動し、検出スイッチ56が検出用スリット54を検出
した原点検出後に回転板44を図1に向かって時計周り
に180度回転し、ステップ238の権利発生処理へ進
む。またステップ232で確率変動カウンタが1以下と
判断されなかった場合には、ステップ240へ進み確率
変動終了処理を行う。この確率変動終了処理は制御装置
で乱数抽選を行い当り外れを決定する時の確率を通常の
確率に戻す処理である。次にステップ242へ進み確率
変動カウンタを0にリセットする。そしてステップ24
4へ進む。ステップ244では回転板モーター68を駆
動し反時計周りに180度回転後停止し、検出用スリッ
ト54が検出スイッチ56に検出される原点位置に停止
させる。そしてステップ238へ進む。
【0044】ステップ238の権利発生処理では、各大
当たりカウンタを0にリセットし、第3種始動口29を
通常の入賞口から始動口に切り換える処理をし、テンカ
ウントスイッチが働くよう処理する。そしてステップ2
46へ進み、この第3種始動口29に遊技球が入球する
まで待機し、遊技球が入球した時にはステップ248へ
進む。ステップ248では第3種始動カウンタに1を加
算しステップ250へ進み、大入賞口26を開動作す
る。
【0045】次にステップ252でテンカウントカウン
タが10か否かを判断し、10に満たない場合にはステ
ップ256へ進み開放タイマがタイムアップしたか否か
を判断し、テンカウントカウンタが10になるかまたは
開放タイマがタイムアップした場合にはステップ254
に進み、大入賞口26を閉動作する。次にステップ25
8へ進み、第3種始動カウンタが16か否かを判断し1
6でない場合にはステップ246へもどる。またステッ
プ258で第3種始動カウンタが16である場合にはス
テップ260へ進み権利消滅処理を行う。この権利消滅
処理は、第3種始動口29を通常の入賞口に復帰させる
処理である。
【0046】次にステップ262へ進み確率カウンタが
2か否かを判断し、確率変動カウンタが2でない場合に
はステップ266へ進み、確率変動カウンタが2である
場合には、ステップ264へ進み乱数抽選を行う時の当
りが出る確率を2倍とする確率変動処理を行い、ステッ
プ266へ進む。ステップ266では、電源がオフでな
ければステップ204へ戻り、電源がオフであれば制御
動作を完了する。
【0047】なお、本発明は上述した実施の形態の構成
に限定されるものではなく、第1始動口16から第2始
動口までの間に、第1始動口16から出た遊技球の全
て、又はその一部を拾い、その拾った遊技球を第2始動
口24へ入球可能な位置へ導く通路を設けて構成しても
良い。また、本実施の形態では、振り分け変更を実行す
る条件である遊技上の所定条件として特定の入賞口への
入賞を条件としているが、これに限定されるものではな
く、大当たりの動作終了時を条件とし、大当たりの確率
が変動した時を条件とし、又はある特定の図柄が出現し
た場合を条件とする等、種々の条件を設定できることは
勿論である。さらに、本発明は第3種特別電動役物を備
えたパチンコ機に限定されるものではなく、図柄変動表
示装置を用いる種々の遊技機に利用できる。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の遊技機は、遊技
球が入賞、又は通過することを条件として図柄表示装置
を動作させる第1始動口と、遊技球が入賞、又は通過す
ることを条件として図柄表示装置を動作させる第2始動
口と、第1始動口に入賞、又は通過した遊技球の全て、
又は一部を第2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ導
く通路とを設けた始動入賞装置を有するので、ある遊技
球が第1始動口に入賞、又は通過して図柄表示装置を動
作させた後、通路に導かれて第2始動口へ入賞、又は通
過した場合には、図柄表示装置が続けて動作され、第1
始動口に入賞、又は通過した遊技球が連続して2回図柄
表示装置を動作させることとなり、この遊技機の遊技中
の一時期に図柄表示装置が続けて動作される確率を向上
し、図柄表示装置が動作され、特別遊技状態に移行する
機会が連続的に到来可能にし、遊技の興にのる時間を長
くし、遊技を盛り上げられるようにできるという効果を
有する。
【0049】本発明の請求項2記載の遊技機は、遊技球
が入賞、又は通過したことを条件として図柄表示装置を
動作させる第1始動口と、遊技球が入賞、又は通過した
ことを条件として図柄表示装置を動作させる第2始動口
と、第1始動口に入賞、又は通過してきた遊技球を、さ
らに第2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ導く通
路、又は遊技盤上の第2始動口以外の部分へ通じる通路
の何れかへ振り分ける振り分け手段と、を設けた始動入
賞装置を有するので、ある遊技球が第1始動口に入って
図柄表示装置を動作させた後、振り分け手段で振り分け
られ、通路を通って第2始動口へ入球可能な位置へ導く
通路に導かれて第2始動口へ入球した場合には、図柄表
示装置が続けて動作されるので、第1始動口に入球した
遊技球が連続して2回図柄表示装置を動作させることと
なり、この遊技機の遊技中の一時期に図柄表示装置が続
けて動作される確率を向上できるという効果を有する。
【0050】本発明の請求項3記載の遊技機は、遊技上
の所定条件成立により始動入賞装置の振り分け手段の振
り分け方向を変更手段で変更することにより、遊技球が
始動口に入賞、又は通過した後、図柄表示装置が続けて
動作される期待を持たせるだけでなく、この入賞、又は
通過した遊技球の行方にも変化をつけて遊技を複雑に構
成することにより、遊技の興にのる時間を長くし、遊技
を盛り上げられるようにできるという効果を有する。
【0051】
【画面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の遊技機であるパチンコ機の概略正面図
である。
【0053】
【図2】本発明の遊技機の始動入賞装置部分を取り出し
て示す分解斜視図である。
【0054】
【図3】本発明の遊技機の始動入賞装置部分を取り出し
て示す分解斜視図である。
【0055】
【図4】本発明の遊技機の始動入賞装置部分を取り出し
て示す正面図である。
【0056】
【図5】本発明の遊技機の始動入賞装置を取り出して示
す正面図である。
【0057】
【図6】本発明の遊技機のゲーム動作の制御を示すフロ
ーチャートである。
【0058】
【図7】本発明の遊技機のゲーム動作の制御を示すフロ
ーチャートである。
【0059】
【図8】本発明の遊技機のゲーム動作の制御を示すフロ
ーチャートである。
【0060】
【符号の説明】
10 パチンコ機本体 12 遊技盤 14 図柄表示装置 15 特定入賞口(変更手段) 16 第1始動口 18 始動入賞装置 24 第2入賞口 26 大入賞口 29 第3種始動口 38 ベース 42 連結用シャフト 44 回転板 (振り分け手段) 44A 右入口用案内斜面部 44B 左入口用案内斜面部 50 スイッチ検出用カム 54 検出用スリット 56 検出スイッチ 68 回転板モーター 70 回転主軸 86 右入口 88 右出口 90 左入口 (通路) 92 左出口 (通路) 94 通路部材 (通路) 96 通路部材 (通路) 112 スタートスイッチ 116 飾り部材 (通路) 126 出口用飾り部材 (通路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技球が入賞、又は通過したことを条件と
    して図柄表示装置を動作させる第1始動口と、 遊技球が入賞、又は通過したことを条件として前記図柄
    表示装置を動作させる第2始動口と、 前記第1始動口に入賞、又は通過した遊技球の全て、又
    は一部を前記第2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ
    導く通路を設けた始動入賞装置と、 を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技球が入賞、又は通過したことを条件と
    して図柄表示装置を動作させる第1始動口と、 遊技球が入賞、又は通過したことを条件として前記図柄
    表示装置を動作させる第2始動口と、 前記第1始動口に入賞、又は通過した遊技球を、更に前
    記第2始動口へ入賞、又は通過可能な位置へ導く通路、
    及び遊技盤上の前記第2始動口以外の部分へ通じる通路
    の何れかへ振り分ける振り分け手段を設けた始動入賞装
    置と、 を有することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】前記始動入賞装置が、遊技上の所定条件成
    立により前記振り分け手段の振り分け方向を変更する変
    更手段を具備することを特徴とする請求項2記載の遊技
    機。
JP27242796A 1996-10-15 1996-10-15 遊技機 Pending JPH10113430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27242796A JPH10113430A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27242796A JPH10113430A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10113430A true JPH10113430A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17513767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27242796A Pending JPH10113430A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10113430A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000197745A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Sansei パチンコ遊技機
JP2007020901A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008183383A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Aruze Corp 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000197745A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Sansei パチンコ遊技機
JP2007020901A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008183383A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Aruze Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095525B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007244424A (ja) 遊技機
JPH07284558A (ja) パチンコ機
JPH0220266B2 (ja)
JP2001095993A (ja) パチンコ機
JPH10113430A (ja) 遊技機
JP2709457B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH05168761A (ja) 弾球遊技機
JP2003180983A (ja) 遊技機の遊技球案内構造及び遊技機
JPH10118267A (ja) 遊技機
JP3201798B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP4943027B2 (ja) 遊技機
JPH11285564A (ja) パチンコ機
JP2005224330A (ja) パチンコ機の入賞装置
JP2672344B2 (ja) パチンコ機
JPH0558181U (ja) パチンコ機における権利発生用入賞装置
JP3573084B2 (ja) パチンコ機
JPH0467875B2 (ja)
JP6240277B2 (ja) 遊技機
JP2981457B2 (ja) 弾球遊技機
JPH08224337A (ja) 遊技機
JP2004000746A (ja) パチンコ機の入賞装置
JPH11319215A (ja) 遊技機
JPH05277231A (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH105407A (ja) 遊技機