JP2008276699A - 自動取引装置 - Google Patents

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【課題】取引装置ユニットの出し入れに際して、筐体に形成される開口部を確実に閉鎖することのでき、かつ実装の制約が少ないシャッタ構造を備えた自動取引装置を提供する。
【解決手段】紙幣取り扱いユニット6、通帳取り扱いユニット4、およびカード取り扱いユニット3を備えた取引装置ユニットと、該取引装置ユニットを構成する各取り扱いユニットを挿入・引き出し可能に装着し、前記取り扱いユニットを挿入したとき該取り扱いユニットに装着された取り扱い口を筐体外側に向けて露出するための開口部を備えた筐体9と、前記開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタと、前記取引装置ユニットを制御する制御部14を備え、該制御部14は、前記シャッタの閉動作が完了してから前記取引装置ユニットを前記筐体に係合するロック装置の係合を解除して、前記取引装置ユニットの前記筐体からの引き出しを可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動取引装置に係り、特に、保守時に筐体に形成される開口部を塞ぐシャッタを備えた自動取引装置に関する。
自動取引装置は、通常、装置本体を収容する筐体の後方に後扉を備え、保守時には該扉を開いて、現金の収納・回収を行う。また、内部装置類の保守・点検、所要用紙類の補充等も行なわれる。
筐体の前方には前面パネルを備える。前面パネルには、挿入されたカードの読取りを行うカードユニットを備える。カードユニットは、挿入されたカードの正当性を判断して取引き条件の確認を行い、取引き終了後にはレシートの発行を行う。更に、前面パネルには、挿入された通帳の読取りおよび取引き内容の記帳を行う通帳ユニット等の媒体取扱いユニットが配設されている。
前面パネルの下方には、硬貨ユニットおよび紙幣ユニットが配設されており、入金または出金のための現金の投入または取出しを行う。
前面パネルの水平部には、取引きに必要なガイダンスの表示を行い、さらに顧客が取引きに必要な情報を入力するためのタッチパネル付きの表示部が設けられている。顧客は、選択された取引き種別に応じて表示されるガイダンスにしたがって暗証番号あるいは金額を入力する。なお、振込を行う場合などにおいては、相手先店舗、口座番号、氏名等の入力が行われる。
また、筐体内には、自動取引装置の動作をコントロールする制御部が配設されている。
自動取引装置を構成する前記カードユニット、硬貨ユニット、紙幣ユニット、通帳ユニットを含む本体部(取引装置ユニット)は、読取り/書込みヘッド、紙幣/硬貨搬送機構、プリンタ等の重要な機構類を内蔵している。このため、本体部は故障時、あるいは部品交換時等の保守・点検の際に、後面側に引出し可能に収容されている。
保守・点検に際して、前記本体部を後面側に引出すと、顧客側に面する前面パネルには各ユニットの操作口のあった部位に開口部が形成される。通常、この種の自動取引装置は顧客に面する前面と後面とは壁で隔絶されている。
このような場合に、前面パネルに形成される開口部をそのままにしておくと、内部の作業に気付かない顧客が誤って紙幣や硬貨等を挿入したり、あるいは好奇心から手を入れると、思わぬトラブルを誘発しかねない。
また、この開口部を通じて内部の状況が覗き見できるため、安全管理上または防犯上の面からも好ましくない。このため、各ユニットが引出された際にできる前面パネル2の開口部を閉鎖する技術が必要となる。この種の技術として、特許文献1,2が知られている。
特許文献1には、媒体取扱ユニットが、筐体を構成する前面パネルに近づくとき、前面パネルに配置したシャッタを開放し、前記媒体取扱ユニットが、筐体を構成する前面パネルから遠ざかるとき、前面パネルに配置したシャッタを閉鎖することのできる自動取引装置のシャッタ構造が示されている。
特許文献2には、機能ユニットを自動取引装置の筐体から引き出した状態では、シャッタが筐体操作口3を塞ぐ位置にセットされ、機能ユニットを自動取引装置の筐体に挿入した状態では、シャッタが収納位置にセットされるようにした自動取引装置のシャッタ構造が示されている。
また、筐体側に取引操作時に開閉するシャッタ構造を配設して、ユニットの出し入れに関わらず開口部が形成されないようにした自動取引装置、あるいはシャッタを折りたたみ、あるいは巻取り可能とした装置も知られている。
特開平7−239962号公報 特開平9−106467号公報
しかしながら、前記従来のシャッタ構造においては、シャッタの開閉状態が機能ユニットの出し入れ動作と連動している。このため、本体部が筐体から完全に収納または引出されていない場合、シャッタも開閉動作の途中となり開口部が形成されることになる。このような場合においては安全上あるいは防犯上問題がある。なお、本体部を急速に出し入れ操作をした場合においても瞬間的には開口部が形成されるため、同様の問題がある。
また、前述のように、筐体側に取引操作時に開閉するシャッタ構造を備え、ユニットの出し入れに関わらず開口部が形成されないようにした自動取引装置においては、シャッタとして平板をスライドさせる構造をとるのが一般的であり、この場合はシャッタ実装エリアの形状が制約される。また、シャッタを折りたたみ、あるいは巻取り可能とした装置においては耐久性を確保することが難しい。また、折り目等が露出される場合は外観を損なう。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたもので、取引装置ユニットの出し入れに際して、筐体に形成される開口部を確実に閉鎖することのでき、かつ実装の制約が少ないシャッタ構造を備えた自動取引装置を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
紙幣取り扱いユニット、通帳取り扱いユニット、およびカード取り扱いユニットを備えた取引装置ユニットと、該取引装置ユニットを構成する各取り扱いユニットを挿入・引き出し可能に装着し、前記取り扱いユニットを挿入したとき該取り扱いユニットに装着された取り扱い口を筐体外側に向けて露出するための開口部を備えた筐体と、前記開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタと、前記取引装置ユニットを制御する制御部を備え、該制御部は、前記シャッタの閉動作が完了してから前記取引装置ユニットを前記筐体に係合するロック装置の係合を解除して、前記取引装置ユニットの前記筐体からの引き出しを可能とする。
本発明は、以上の構成を備えるため、取引装置ユニットの出し入れに際して開口部を確実に閉鎖することのでき、かつ実装の制約が少ないシャッタ構造を備えた自動取引装置を提供することができる。
以下、最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図2は、本実施形態にかかる自動取引装置を説明する図である。図2に示すように、自動取引装置100の筐体9は、主に装置後面にあり水平方向に開閉する後扉1、垂直面および水平面を備え、垂直方向に開閉する前面パネル2、および前記後扉1および前面パネル2を回転支点となるヒンジを介して取付ける筐体本体部9bを備える。
筐体9の内部には、紙幣の入金または出金等紙幣を取扱うための紙幣取り扱いユニット6、硬貨の入金または出金等を取扱う硬貨取り扱いユニット5、通帳の読取り、取引き履歴の記帳を行う通帳取り扱いユニット4、暗証番号等個人情報が記録されたカードの読取り、および取引き終了後に利用明細を発行するカード取り扱いユニット3、顧客に取引きに必要な情報の入力を案内し、入力した情報を確認するためのタッチパネル付表示部7、前記各取り扱いユニットの動作をコントロールする制御部14が実装されている。
筐体9内における各取り扱いユニットの実装位置としては、内部に紙幣/硬貨を収納するため、比較的外形が大きく重量の重い紙幣取り扱いユニット6および硬貨取り扱いユニット5を装置の組立性や安全性を考慮して装置下方に実装する。また、比較的外形が小さく、重量の軽い通帳取り扱いユニット4およびカード取り扱いユニット3を装置上方に実装する。
前面パネル2には、前記各取り扱いユニットの取扱い口(紙幣取り扱いユニット取扱い口10,硬貨取り扱いユニット取扱い口11,通帳取り扱いユニット取扱い口12,カード取り扱いユニット取扱い口13)が前記取り扱いユニット実装位置に対応して設けられる。顧客は、これらの取扱い口を介して、紙幣、硬貨、通帳、カード等各種媒体を取引きする。なお、表示部7は、顧客操作性と暗証番号等の秘匿性を考慮し、前面パネル2の水平面に実装する。また、制御部14は紙幣取り扱いユニット6と比較して外形の小さい硬貨取り扱いユニット5の下部に実装している。
現金の収納・回収をはじめとする内部装置類の保守点検、所定用紙類の補充等は装置後面の後扉1を開けることにより行われる。
また、自動取引装置の各取り扱いユニットは、作動異常、故障、部品交換等を含む保守点検に備えて後面側に引出し可能に構成されている。各取り扱いユニットは、それぞれ紙幣/硬貨等の媒体搬送機構、読取り/書込みヘッド、プリンタ等の重要な機構類を内蔵しており、それらの保守点検等の際には、取り扱いユニットは後面側に引出される。
各取り扱いユニットが後面側に引出された場合、顧客側に面する前面パネル2には各取り扱いユニットの取扱い口10〜13のあった部位に開口部が形成される。なお、自動取引装置の顧客に面する前面と後面とは壁で隔絶されており、後面側から前面側の状況を認知することおよび前面側から後面側の状況を認知することは困難であることは前述の通りである。
図1は、自動取引装置の制御ブロックの構成を説明する図である。なお、以下の例では、筐体9から出し入れする取引装置ユニット(紙幣取り扱いユニット、通帳取り扱いユニット、カード取り扱いユニット等の取り扱いユニット)として紙幣取り扱いユニット6を例に説明を進めるが、他の取り扱いユニットの場合、あるいは取引装置ユニットを一体として筐体から出し入れする場合も同様である。
前述のように自動取引装置はカード取り扱いユニット3,通帳取り扱いユニット4,硬貨取り扱いユニット5,紙幣取り扱いユニット6、表示部7を備える。また、15は取引装置ユニットの筐体9からの出し入れを規制するキースイッチである。
16は筐体(前面パネル)に設けた開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタ、17は筐体9に収納された紙幣取り扱いユニット6を筐体内に固定する取り扱いユニットロック部、18は紙幣取り扱いユニット6が筐体内の所定位置に格納されたことを検知する定位置検知スイッチである。
図3は筐体(前面パネル)に設けた開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタの閉動作の手順を説明する図、図4はシャッタの開動作の手順を説明する図、図5はシャッタ閉動作中に、シャッタ動作域内に異物が存在する場合の処理手順を説明する図である。
まず、図3において、紙幣取り扱いユニット6を引出すため、後述するキー19を回転させる(ステップS1)と、キーの回転を検知するキースイッチ20がオン状態になる(ステップS2)。キースイッチオンを認識した制御部14は、シャッタ閉処理を実施し、それを受けてシャッタ16は閉動作を開始する(ステップS3)。シャッタが完全に開口部を塞ぐと、シャッタ閉を検知するシャッタスイッチ21がオン状態になる(ステップS4)。シャッタスイッチオンを認識した制御部14は取り扱いユニットロック解除処理を実施(ステップS5)し、取り扱いユニットロック部17によるロックを解除して紙幣取り扱いユニット6の引出し可能とする(ステップS6)。
キー19を回してから取り扱いユニットロック部17によるロックが解除され、紙幣取り扱いユニット6が引出し可能になるまで時間差があるため、引出し可能な状態であることを、保守員に伝達する必要がある。このため、ここでは音声により引出し可能であることを保守員に告知することとする。また、キー19を回転させたままになることも考慮し、一旦キー19を戻し、キースイッチをオフ状態にしてからでないと再度制御部はオン状態を認識しないように設定しておくとよい。また、キー19を一旦回してから、紙幣取り扱いユニット6を引出さずに再度キー19を戻した場合は、一定時間経過後自動的にシャッタ部16は開き、取り扱いユニットロック部17はロック状態に戻るように設定しておくとよい。
紙幣取り扱いユニット6を収納する場合は、図4に示すように、紙幣取り扱いユニット6を定位置まで収納すると、取り扱いユニットロック部17は紙幣取り扱いユニット6を定位置に固定する。このとき、前記、定位置検知スイッチ18がオン状態になる(ステップS7)。定位置検知スイッチオンを認識した制御部14は、シャッタ開処理を実施する(ステップS8)。これにより、シャッタ17が開き、各取り扱いユニットの取引口が露出し、取引可能な状態となる(ステップS9)。
次に、シャッタ16が閉動作中にシャッタ動作域内に異物の存在を検知した場合について説明する。シャッタ17の閉動作中にシャッタ動作域内に異物が存在する場合(ステップS10)は、それを検知する異物検知センサ22がオン状態になり(ステップS11)、異物検知センサオンを認識した制御部14はシャッタ閉動作停止処理を実施する(ステップS12)。異物が除去されると、異物検知センサがオフ状態となり(ステップS13)、異物検知センサオフを認識した制御部14がシャッタ閉動作処理を再度実施し、シャッタ部17の閉動作を再開する(ステップS14)。
図6は、前記シャッタの開閉動作に関わる部材の関連を説明する図である。図6に示すようにキースイッチ15は装置の保守を行う保守員の操作が可能なように、紙幣取り扱いユニット6の取り扱いユニット引出し側となる背面に配設されている。
シャッタ部16は、取り扱いユニット引出し後に紙幣取り扱いユニット取扱い口10に形成される開口部を塞ぐことが可能なように前面パネル2の内面に配設されている。
取り扱いユニットロック17は、後述するように、紙幣取り扱いユニット6の側面に配設されたロックシャフト35と、筐体9に回転可能に固定され、前記ロックシャフトに係合する係合金具36を備える。
紙幣取り扱いユニット6が定位置に収納されたとき、紙幣取り扱いユニット6側のロックシャフト35は係合金具36の溝40に嵌合して、紙幣取り扱いユニットを固定する。定位置検知スイッチ18は、取引装置ユニット9の床面に配置したリミットスイッチ41と紙幣取り扱いユニット6に配置したスイッチ押し金具42を備え、紙幣取り扱いユニット6が所定位置まで押し込まれたとき前記押し金具42によりリミットスイッチ41が操作される。
図7、8,9は、シャッタの詳細を説明する図であり、図7は全体の外観図、図8はシャッタが開いた状態を示す図、図9はシャッタが閉じた状態を示す図である。シャッタ16は、シャッタプレート26、シャッタプレート26を連結する屈曲可能な連接部27、シャッタ開動作の際にシャッタプレート26を巻取るシャッタ巻取りシャフト28、シャッタ巻取りシャフト28を回転させる駆動部29、シャッタ閉動作の際にシャッタを引き上げるワイヤ30、ワイヤ30を巻取るワイヤ巻取りシャフト31、駆動部29と連動してワイヤ巻取りシャフト31を回転させるためのプーリ32およびベルト33、シャッタの開閉動作を補助するガイドレール34、ガイドレール34に沿って配設され異物進入を検知する異物検知センサ22、シャッタ閉を検知するシャッタ閉スイッチ21を備える。
紙幣取り扱いユニット6を収納した状態では、シャッタプレート26はシャッタ巻取りシャフト28に巻取られた状態となっている。キースイッチ20がオンの状態になり、それを制御部14が認識し、シャッタ閉処理実行を駆動部29が受けると、駆動部29の回転に連動して、ベルト33、プーリ32およびワイヤ巻取りシャフト31が回転し、ワイヤ30が巻取られてシャッタプレート26が引き上げられる。
シャッタ閉動作中に異物が開口部にある異物検知ライン43の線上に入り込んだ場合、異物検知センサ22は異物を検知、検知信号を制御部に送信する。制御部14は異物進入を認識し、シャッタ開動作を中止する。なお、異物が除去されると、異物検知センサ22は異物が除去されたことを検知し、制御部14シャッタ閉動作を再開する。
シャッタプレート26が完全に開口部を塞ぐと、シャッタプレート26はシャッタスイッチ21のスイッチボタン25を押し、シャッタスイッチ21がオンの状態となる。
紙幣取り扱いユニット6を筐体9内に収納する際、制御部14は、定位置検知スイッチ18を介して紙幣取り扱いユニット6が筐体内の定位置に収納されたことを認識することができる。この場合、制御部14はシャッタ開処理を実施する。駆動部29は、前記シャッタ開処理したがってシャッタ巻取りシャフト28を駆動してシャッタを巻き取る。
図10,11,12は、キースイッチの詳細を説明する図であり、図10はキースイッチの外観図、図11はキースイッチがオフの状態を示す図、図12はキースイッチがオンの状態を示す図である。
キースイッチ部15は、制御部14と接続され、オンオフ動作するキースイッチ20、キー19、キー19を挿入することにより回転可能なキーシリンダ23、およびキーシリンダ23に連結され、キースイッチ20をオンオフ動作をさせるキー金具24を備える。 キースイッチ20のスイッチボタン25はフリーであれば、キースイッチオフの状態であり、スイッチボタン25が押されるとキースイッチオンの状態となる。キー金具24は長円形状をしており、キーシリンダ23が回転していない状態では、キースイッチオフの状態である。キー19をキーシリンダ23に差し込み、回転させるとそれに連動して、キー金具24の長手方向がキースイッチ20のスイッチボタン25を押し込み、キースイッチ20がオンの状態になる。
図13,14は、取り扱いユニットロック部17の詳細を説明する図である。取り扱いユニットロック部17は、紙幣取り扱いユニット6側に配設されるロックシャフト35と、該ロックシャフト35と係合する係合金具36、係合金具36の回転支点となる支点ピン37、係合金具36を上方向に引っ張るためのスプリング38、ロック解除の際に金具を下方向へ引っ張るソレノイド39を備える。なお、ロックシャフト35と係合する係合金具36、係合金具36の回転支点となる支点ピン37、係合金具36を上方向に引っ張るためのスプリング38、ロック解除の際に金具を下方向へ引っ張るソレノイド39は筐体側に配設される。
取引装置ユニットの収納時は、ソレノイド39はオフの状態になっており、下方へ引き下げる力はない。このため係合金具36はスプリング38により上方へ引き上げられており、金具の溝40にロックシャフト35がはまり込み、紙幣取り扱いユニット6は引出しできない状態となっている。制御部14が取り扱いユニットロック解除処理を実施し、それを受けてソレノイド39がオンの状態となると、スプリング38の引き上げる力に抗して係合金具36が下方へ引き下げられてロックシャフト35は溝から外れる。これにより紙幣取り扱いユニット6は筐体9から引出すことが可能となる
紙幣取り扱いユニット6が引出され、定位置検知スイッチ42がオフ状態になるとソレノイド39は、再びオフ状態に戻る。なお、取り扱いユニット収納の際には、係合金具36は、支点ピン37を中心に回転可能で、紙幣取り扱いユニット6側のロックシャフト35が当たる位置にテーパが設けてあるため、ソレノイド39のオンオフに関わらずロックシャフト35により係合金具36が押し下げられた後、スプリング38の引き上げ力により金具の溝40にロックシャフト35がはまり込み紙幣取り扱いユニット6を定位置に固定する。
図15,16は、取り扱いユニット定位置検知スイッチ部18の詳細を説明する図であり、図15は定位置検知スイッチがオフの状態を示す図、図16は定位置検知スイッチがオンの状態を示す図である。定位置検知スイッチ部18は、筐体側に設置される定位置検知スイッチ41および紙幣取り扱いユニット6側に配設されるスイッチ押し金具42を備える。
紙幣取り扱いユニット6の収納時にはスイッチ押し金具42により定位置検知スイッチ41のスイッチボタン25が押され、オンの状態となっている。この状態は、制御部14において定位置セットを検知した状態である。
紙幣取り扱いユニット6の引出し時には、定位置検知スイッチ41のスイッチボタン25からスイッチ押し金具42が離れ、スイッチボタン25がフリーの状態となり定位置検知スイッチ41がオフの状態となり、制御部14において、取り扱いユニット引出しを検知する。
以上説明したように、本発明の実施形態においては、操作表示部あるいは各取り扱いユニットの取り扱い口を筐体外側に向けて露出するために設けた筐体の開口部を、筐体の内側から閉鎖するようにシャッタを設けた。また、前記シャッタを駆動する駆動部を有し、保守点検に際して取引装置ユニットを引き出すとき開口部を閉じるように構成する。
取引装置ユニットを引出す際には、ロックのキーを回すとシャッタが閉じる。また、取引装置ユニットが定位置に収納され、センサが定位置を確認するとシャッタを開く構成となっている。なお、取引中は、紙幣取り扱いユニット6の開閉シャッタで開口部を覆う形態となる。
このように、取引装置ユニットを引出している間は、シャッタが必ず開口部を覆っているため、動作中に開口部が形成されることはない。このため、開口部に、顧客が誤って紙幣や硬貨を挿入したり、あるいは好奇心から開口部に手を入れて思わぬトラブルが発生することを防止することができる。また、異物による取引装置ユニットの破損を防止することができる。
また、シャッタは取引装置ユニットの引出し時のみ動作とするため、耐久性を確保することがが容易である。このため比較的耐久性の確保が困難な折りたたみや巻取り式等のシャッタを採用することができる。
なお、本発明は、前記キースイッチ、あるいは巻取り式シャッタの代わりに、シャッタ動作を開始する押しボタンスイッチ、あるいはラック-ピニオンによるスライドシャッタ等で構成することも可能である。すなわち、開口部が形成されないよう取引装置ユニットの引出し動作に先立ち保守用シャッタが取扱い口を塞ぎ、取引装置ユニットが定位置に収納された後に取扱い口を露出することが可能な機能を有するシャッタで構成することができる。
自動取引装置の制御ブロックの構成を説明する図である。 自動取引装置を説明する図である。 筐体(前面パネル)に設けた開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタの閉動作の手順を説明する図である。 筐体(前面パネル)に設けた開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタの閉動作の手順を説明する図である。 シャッタ閉動作中に、シャッタ動作域内に異物が存在する場合の処理手順を説明する図である。 シャッタの開閉動作に関わる部材の関連を説明する図である。 シャッタの詳細を説明する図である。 シャッタの詳細を説明する図である。 シャッタの詳細を説明する図である。 キースイッチの詳細を説明する図である。 キースイッチの詳細を説明する図である。 キースイッチの詳細を説明する図である。 取り扱いユニットロック部の詳細を説明する図である。 取り扱いユニットロック部の詳細を説明する図である。 取り扱いユニット定位置検知スイッチ部の詳細を説明する図である。 取り扱いユニット定位置検知スイッチ部の詳細を説明する図である。
符号の説明
1 後扉
2 前面パネル
3 カード取り扱いユニット
4 通帳取り扱いユニット
5 硬貨取り扱いユニット
6 紙幣取り扱いユニット
7 表示部
8 前扉
9 筐体
10 紙幣取り扱いユニット取扱い口
11 硬貨取り扱いユニット取扱い口
12 通帳取り扱いユニット取扱い口
13 カード取り扱いユニット取扱い口
14 制御部
15 キースイッチ部
16 シャッタ
17 取り扱いユニットロック部
18 定位置検知スイッチ部
19 キー
20 キースイッチ
21 シャッタスイッチ
22 異物検知スイッチ
23 キーシリンダ
24 キー金具
25 スイッチボタン
26 シャッタプレート
27 連接部
28 シャッタ巻取りシャフト
29 駆動部
30 ワイヤ
31 ワイヤ巻取りシャフト
32 プーリ
33 ベルト
34 ガイドレール
35 ロックシャフト
36 係合金具
37 支点ピン
38 スプリング
39 ソレノイド
40 金具の溝
41 定位置検知スイッチ
42 スイッチ押し金具
43 異物検知ライン

Claims (5)

  1. 紙幣取り扱いユニット、通帳取り扱いユニット、およびカード取り扱いユニットを備えた取引装置ユニットと、
    該取引装置ユニットを構成する各取り扱いユニットを挿入・引き出し可能に装着し、前記取り扱いユニットを挿入したとき該取り扱いユニットに装着された取り扱い口を筐体外側に向けて露出するための開口部を備えた筐体と、
    前記開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタと、
    前記取引装置ユニットを制御する制御部を備え、
    該制御部は、前記シャッタの閉動作が完了してから前記取引装置ユニットを前記筐体に係合するロック装置の係合を解除して、前記取引装置ユニットの前記筐体からの引き出しを可能とすることを特徴とする自動取引装置。
  2. 紙幣取り扱いユニット、通帳取り扱いユニット、およびカード取り扱いユニットを備えた取引装置ユニットと、
    該取引装置ユニットを構成する各取り扱いユニットを挿入・引き出し可能に装着し、前記取り扱いユニットを挿入したとき該取り扱いユニットに装着された取り扱い口を筐体外側に向けて露出するための開口部を備えた筐体と、
    前記開口部を筐体の内側から閉鎖するシャッタおよび該シャッタを開閉駆動する動力部と、
    前記取引装置ユニットおよび動力部を制御する制御部を備え、
    該制御部は、前記シャッタの閉動作が完了してから前記取引装置ユニットを前記筐体に係合するロック装置の係合を解除して、前記取引装置ユニットの前記筐体からの引き出しを可能とすることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1記載の自動取引装置において、
    前記制御部はシャッタの閉動作の完了を検知するリミットスイッチを有することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1記載の自動取引装置において、
    前記取り扱いユニットが筐体内の定位置まで挿入されたことを検知する定位置検知スイッチを備え、前記制御部は前記定位置検知スイッチにより前記取り扱いユニットが定位置まで挿入されたことを検知したとき、前記シャッタの開動作を開始することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1記載の自動取引装置において、
    前記制御装置、異物を検知するセンサを備え該センサは異物を検知したときシャッタの閉動作を一時停止することを特徴とする自動取引装置。
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