JP2004110640A - 顧客操作口シャッタロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】メカユニットの動きに連動してシャッタが閉じ、該シャッタが閉じた状態において、外部から操作されてもシャッタが開いた状態となることがなく、顧客操作口に対応する箇所に開口部が生じることがないように、シャッタの動きをロックすることができるようにする。
【解決手段】顧客操作口10aを塞(ふさ)ぐように自動機に取り付けられるユニットと、該ユニットを前記自動機から取り外した時に、前記顧客操作口10aを閉じるシャッタ13を駆動するシャッタ駆動機構と、閉じた状態の前記シャッタ13をロックするロック機構とを有する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客操作口シャッタロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の顧客は、入出金、振込、通帳記帳等の金融取引を行う場合、前記金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置を利用するようになっている。この場合、該自動取引装置は、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置、取引明細票発行装置、カード取扱装置等の各種の装置を備えている。そして、該各種の装置は、それぞれユニット化されて独立のメカユニットとして構成され、自動取引装置本体に対して取り外し可能に取り付けられている。
【0003】
そのため、前記各種の装置の保守、点検等の場合には、該当するメカユニットを自動取引装置本体から取り外すようになっている。例えば、紙幣入出金装置に紙幣を補充する必要がある場合、オペレータは紙幣入出金装置のメカユニットを自動取引装置本体から取り外し、紙幣を補充した後、前記メカユニットを再び自動取引装置本体に取り付けるようになっている。ところが、紙幣入出金装置のメカユニットを取り外すと、自動取引装置本体における紙幣入出金装置を顧客が操作するための顧客操作パネル上の顧客操作口に対応する箇所に開口部が生じてしまう。
【0004】
そこで、前記自動取引装置には、メカユニットを取り外した時に、自動取引装置本体における顧客操作パネル上の前記メカユニットに対応する顧客操作口を塞(ふさ)ぐシャッタ機構が配設されている。
【0005】
次に、第1の従来例について説明する。
【0006】
図2は従来のシャッタ機構の構成を示す自動取引装置の部分断面図でありシャッタが開いた状態を示す図、図3は従来のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図、図4は従来のシャッタ機構の構成を示す自動取引装置の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図5は従来のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【0007】
図2において、110は自動取引装置の顧客操作パネル、111は自動取引装置のメカユニットである。そして、顧客が自動取引装置を利用する場合、該自動取引装置の前方(図2における左方)に位置して、前記顧客操作パネル110を操作する。また、前記メカユニット111は自動取引装置本体に対して取り外し可能に取り付けられ、自動取引装置の後方(図2における右方)に引き出すことができる。図2は、メカユニット111が自動取引装置本体に取り付けられて収納された状態を示しており、顧客操作パネル110上の顧客操作口110aは前記メカユニット111によって塞がれている。この場合、シャッタ113は顧客操作口110aの下方において、自動取引装置本体とメカユニット111との間の隙(すき)間に位置している。なお、112はシャッタ支点ブラケット、114はアームベース、115はアーム、116はスプリングである。
【0008】
そして、前記シャッタ113はシャッタ支点ブラケット112に対して矢印Bで示される方向に回動可能に保持され、前記アーム115はアームベース114に対して矢印Cで示される方向に回動軸115aを支点として回動可能に保持されている。また、スプリング116はアームベース114とアーム115との間に引っ掛けられていて、常にアーム115を矢印Cで示される方向に持ち上げようとしている。ただし、メカユニット111には、アーム115を押さえ付ける突起111aが設けられていて、メカユニット111の収納時はアーム115が矢印Cで示される方向に持ち上げられるのを抑制している。この場合、シャッタ支点ブラケット112、シャッタ113、アームベース114及びアーム115の位置関係は、図3に示されるようになっている。
【0009】
ここで、図4に示されるように、メカユニット111が自動取引装置の後方(図4における右方)に引き出された場合、アーム115を押さえ付けていたメカユニット111の突起111aが矢印Aで示される方向に移動することによって、アーム115が矢印Cで示される方向に回動可能になる。また、シャッタ113がアーム115によって突き上げられ、顧客操作パネル110上の顧客操作口110aに対応する箇所に生じた開口部を覆うようになる、すなわち、シャッタ113が閉じた状態となる。この場合、シャッタ支点ブラケット112、シャッタ113、アームベース114及びアーム115の位置関係は、図5に示されるようになっている。
【0010】
逆に、メカユニット111を自動取引装置内に収納する場合は、メカユニット111の突起111aがアーム115を押し倒し、また、シャッタ113も支えとなるアーム115がなくなるので、自重で落下し、図2に示されるようなシャッタ113が開いた状態となる。
【0011】
なお、前記シャッタ機構として、他の形式のものも提供されている。次に、第2の従来例について説明する。
【0012】
図6は従来の他のシャッタ機構の構成を示す側面図でありシャッタが開いた状態を示す図、図7は従来の他のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図、図8は従来の他のシャッタ機構の構成を示す側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図9は従来の他のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【0013】
図6は、図示されないメカユニットが自動取引装置本体に取り付けられて収納された状態を示しており、前記メカユニットによって係合部121aが自動取引装置の前方(図6における左方)に押され、シャッタレバー121がばね126の力に抗して前方に移動してローラ部123を下方に移動させた状態となっている。そのため、シャッタ124は図示されないばねの力に抗して、下方に移動し、シャッタ124が開いた状態となっている。この場合、シャッタレバー121、ローラ部123、シャッタ124及びシャッタブラケット125の位置関係は、図7に示されるようになっている。
【0014】
そして、図示されないメカユニットが自動取引装置本体の後方引き出された場合、シャッタレバー121、ローラ部123、シャッタ124及びシャッタブラケット125の位置関係は、図8及び9に示されるようになっている。逆に、メカユニットを自動取引装置内に収納する場合は、シャッタレバー121の係合部121aが前記メカユニットに押されながら矢印Dで示される方向に移動する。そして、矢印Dで示される方向に移動することによって、シャッタレバー121がローラ部123に当たることによって、シャッタブラケット125に形成された溝125aに沿って下方向に移動する。これにより、シャッタ124が矢印Eで示される方向に下がり、シャッタ124が開いた状態となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のシャッタ機構においては、シャッタが閉じた状態においても、顧客が手で押したりすることによってシャッタが開いた状態となり、自動取引装置内に異物が投入される場合がある。
【0016】
前記第1の従来例の場合、図4及び5に示されるようなシャッタ113が閉じた状態においても、顧客が外部からシャッタ113を押すと、該シャッタ113が回動してしまう。また、前記第2の従来例の場合も、図8及び9に示されるようなシャッタ124が閉じた状態においても、顧客が外部から指先でシャッタ124を動かして下げることができる。
【0017】
本発明は、前記従来のシャッタ機構の問題点を解決して、メカユニットの動きに連動してシャッタが閉じ、該シャッタが閉じた状態において、外部から操作されてもシャッタが開いた状態となることがなく、顧客操作口に対応する箇所に開口部が生じることがないように、シャッタの動きをロックする顧客操作口シャッタロック機構を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の顧客操作口シャッタロック機構においては、顧客操作口を塞ぐように自動機に取り付けられるユニットと、該ユニットを前記自動機から取り外した時に、前記顧客操作口を閉じるシャッタを駆動するシャッタ駆動機構と、閉じた状態の前記シャッタをロックするロック機構とを有する。
【0019】
本発明の他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記シャッタ駆動機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記シャッタを回動させるアーム、及び、該アームを付勢するスプリングを備える。
【0020】
本発明の更に他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記ロック機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記アームに係合するストッパブラケット、及び、該ストッパブラケットを付勢するスプリングを備える。 本発明の更に他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記ロック機構は、前記アーム先端の切欠き部、及び、該切欠き部に係合する前記シャッタのローラを備える。
【0021】
本発明の更に他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記シャッタ駆動機構は、前記シャッタを上下動させるリンク機構、及び、前記ユニットの動きに連動して前記リンク機構を作動させるシャッタレバーを備える。
【0022】
本発明の更に他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記ロック機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記リンク機構のリンク部材に係合するストッパブラケットを備える。
【0023】
本発明の更に他の顧客操作口シャッタロック機構においては、さらに、前記ロック機構は、前記リンク機構の動きに連動して回動し前記リンク機構のリンク部材に係合する突起ピンが形成されたローラを備える。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが開いた状態を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における顧客操作パネル上の顧客操作口を示す斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【0026】
図1において、10は自動機の顧客操作パネル、11はユニットとしての自動機のメカユニットである。本実施の形態において、前記自動機は、例えば、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の支店等に配設されたATM、CD、両替機等の自動取引装置であるが、鉄道の駅、バスの停留所、遊園地、ゲームセンタ等の遊技場、映画館等の劇場、博物館、駐車場、レストラン等の食堂、ゴルフ場等のスポーツ施設等に配設された自動券売機であってもよく、その他のいかなる種類の自動装置であってもよい。そして、前記自動機は、いかなる場所に配設されるものであっても、いかなる目的に使用されるものであってもよいが、本実施の形態においては、説明の都合上、前記自動機が金融取引を行う自動取引装置である場合について説明する。
【0027】
この場合、該自動取引装置は、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の支店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の商店等に配設されたATM、CD、両替機、キオスク端末等である。そして、前記金融機関の顧客は、自動取引装置を自分で操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替等の金融取引を行う。そして、自動取引装置は、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置、取引明細票発行装置、カード取扱装置等の各種の装置を備えているが、該各種の装置は、それぞれユニット化されて独立のメカユニット11として構成され、自動取引装置本体に対して取り外し可能に取り付けられている。
【0028】
ここで、前記自動取引装置の顧客操作パネル10には、図10に示されるように、顧客操作口10aが形成され、該顧客操作口10aを通して顧客は各種の装置を操作する。例えば、前記メカユニット11が紙幣入出金装置である場合、前記顧客は前記顧客操作口10aを通して紙幣の入出金を行う。
【0029】
また、前記各種の装置の保守、点検等の場合には、該当するメカユニット11を自動取引装置本体から取り外すようになっている。例えば、紙幣入出金装置に紙幣を補充する必要がある場合、オペレータは紙幣入出金装置のメカユニット11を自動取引装置本体から取り外し、紙幣を補充した後、前記メカユニット11を再び自動取引装置本体に取り付けるようになっている。ところが、紙幣入出金装置のメカユニット11を取り外すと、自動取引装置本体における紙幣入出金装置を顧客が操作するための顧客操作パネル10上の顧客操作口10aに対応する箇所に開口部が生じてしまう。
【0030】
そのため、本実施の形態においては、自動取引装置本体からメカユニット11を取り外した時に、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aをシャッタ13が塞ぐようになっている。ここで、図1は、メカユニット11が自動取引装置本体に取り付けられて収納された状態を示しており、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aは前記メカユニット11によって塞がれている。なお、該メカユニット11は自動取引装置本体に対して取り外し可能に取り付けられ、自動取引装置の後方(図1における右方)に引き出すことができる。
【0031】
この場合、シャッタ13は顧客操作口10aの下方において、自動取引装置本体とメカユニット11との間の隙間に位置している。なお、12は前記シャッタ13を回動可能に支持するシャッタ支点ブラケット、31は自動取引装置本体に固定されたアームベース、32は回動軸32aを中心にして回動可能に前記アームベース31に取り付けられたアーム、16は、両端がアームベース31及びアーム32に取り付けられて、上方に引っ張る力をアーム32に付勢するスプリングである。本実施の形態において、前記アーム32及びスプリング16はシャッタ13を駆動するシャッタ駆動機構を構成する。また、前記シャッタ13は、被駆動部としてのローラ13bを備え、該ローラ13bが前記アーム32の上面によって上方へ押し上げられることによって、回動軸13aを中心に回動する。また、11aは、前記アーム32を下方に押さえ付けるためにメカユニット11に取り付けられた突起、32bはアーム32に形成された係合孔である。図1に示されるように、メカユニット11が自動取引装置本体内に収納された状態においては、アーム32は突起11aによって下方に押さえ付けられている。
【0032】
そして、前記アームベース31には、ストッパブラケット33の一端(図1における右端)がストッパシャフト36及びスプリングとしてのストッパスプリング37を介して回動可能に取り付けられている。本実施の形態において、前記ストッパブラケット33及びストッパスプリング37は、閉じた状態のシャッタ13をロックするロック機構を構成する。この場合、前記ストッパブラケット33は、ストッパシャフト36を軸として回動し、前記ストッパスプリング37によって、図11における矢印Fで示される方向に回動する力が付勢されている。ここで、前記ストッパシャフト36は上下方向に延在するので、ストッパブラケット33は水平面内において回動可能であるが、垂直面内においては回動不能である。なお、ストッパブラケット33の中間部にはローラ35が回動可能に取り付けられ、他端(図1における左端)には、前記係合孔32bと係合するストッパピン34が固定されている。ここで、メカユニット11が自動取引装置本体内に収納された状態においては、前記ローラ35がメカユニット11の側壁によってアームベース31の方向に押されるので、ストッパブラケット33は、ストッパスプリング37の付勢力に抗して、アームベース31に押し付けられた状態となっている。
【0033】
次に、前記構成の顧客操作口シャッタロック機構の動作について説明する。
【0034】
図12は本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図13は本発明の第1の実施の形態における顧客操作パネル上の顧客操作口を示す斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図14は本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図15は本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構のストッパの動作を示す図である。
【0035】
ここで、保守、点検等の作業のために、メカユニット11が自動取引装置の後方に引き出されると、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aに開口部が発生する。また、図12に示されるように、アーム32を下方に押さえ付けていたメカユニット11の突起11aが矢印Gで示される方向に移動することによって、アーム32がスプリング16の付勢力によって上方に引き上げられ、回動軸32aを中心にして、図12における時計回り方向に回動する。これにより、シャッタ13のローラ13bがアーム32先端(図12における左端)の上面によって上方へ押し上げられる。そして、シャッタ13は、回動軸13aを中心に、図12における反時計回り方向に回動し、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を、図13に示されるように、閉じるようになる、すなわち、シャッタ13が閉じた状態となる。この状態において、前記ローラ13bはアーム32先端の上面によって下方から支えられている。
【0036】
この場合、シャッタ支点ブラケット12、シャッタ13、アームベース31、アーム32及びストッパブラケット33の位置関係は、図14に示されるようになる。ここで、メカユニット11が図12における矢印Gで示される方向に移動することによって、ローラ35が前記メカユニット11の側壁によってアームベース31の方向に押されることがなくなる。そのため、図15に示されるように、ストッパブラケット33がストッパスプリング37の付勢力によって矢印Fで示される方向に回動し、前記ストッパブラケット33先端のストッパピン34が、アーム32の係合孔32bに進入して該係合孔32bと係合する。
【0037】
ここで、ストッパブラケット33の回動軸であるストッパシャフト36は上下方向に延在するので、前記ストッパブラケット33先端のストッパピン34は上下方向に移動不能である。そのため、ストッパピン34が係合孔32bと係合することによって、アーム32は回転不能となる。したがって、該アーム32先端の上面によって下方から支えられているローラ13bは、下方に移動不能となるので、シャッタ13は回動不能となり、閉じた状態でロックされる。したがって、図13に示されるように顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を閉じているシャッタ13を顧客が手で押しても、前記シャッタ13はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口10aに開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0038】
続いて、保守、点検等の作業が終了して、メカユニット11が自動取引装置の後方から挿入されて該自動取引装置内に収納されると、図12においてメカユニット11が矢印Gで示される方向と反対方向に移動することによって、ローラ35が前記メカユニット11の側壁によってアームベース31の方向に押し付けられる。そのため、ストッパブラケット33がストッパスプリング37の付勢力に抗して、図15の矢印Fで示される方向と反対方向に回動し、前記ストッパブラケット33先端のストッパピン34が、アーム32の係合孔32bから退出して該係合孔32bとの係合が解除される。これにより、アーム32が回転可能となる。この場合、シャッタ13は回動可能となり、ロックが解除された状態となる。
【0039】
そして、メカユニット11が矢印Gで示される方向と反対方向にさらに移動すると、突起11aによって、アーム32がスプリング16の付勢力に抗して下方に押し下げられ、回動軸32aを中心にして、図12における反時計回り方向に回動する。そのため、ローラ13bがアーム32先端の上面によって下方から支えられなくなるので、シャッタ13は自重によって、回動軸13aを中心に、図12における時計回り方向に回動し、図1に示される位置に復帰する。これにより、シャッタ13が開いた状態となり、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部が発生するが、メカユニット11が図1に示される位置に復帰することによって、図10に示されるように、前記開口部はメカユニット11によって塞がれる。
【0040】
このように、本実施の形態においては、シャッタ13を閉じた状態にさせるアーム32の係合孔32bに係合するストッパピン34を備えたストッパブラケット33が配設されている。そして、メカユニット11が自動取引装置の後方に引き出され、アーム32が回動してシャッタ13を閉じた状態となると、ストッパブラケット33が回動して、ストッパピン34が前記係合孔32bに係合するようになっている。そのため、アーム32が回動不能となり、シャッタ13は閉じた状態でロックされる。
【0041】
したがって、メカユニット11の動きに連動してシャッタ13が閉じ、該シャッタ13が閉じた状態において、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を閉じているシャッタ13を顧客が手で押しても、前記シャッタ13はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口10aに開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0042】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0043】
図16は本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図17は本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図18は本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構のストッパの動作を示す図である。
【0044】
本実施の形態においては、アーム32先端に切欠き部32cが形成されている。該切欠き部32cは、図16及び18に示されるように、概略矩(く)形の形状を有し、シャッタ13のローラ13bを収容する程度の大きさとなっている。本実施の形態において、前記切欠き部32c及びローラ13bはシャッタ13をロックするロック機構を構成する。これにより、図16及び17に示されるように、アーム32先端が上昇した時に、前記ローラ13bが切欠き部32cに嵌(は)まり込んで係合するようになる。なお、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態におけるストッパブラケット33が省略されている。そのため、該ストッパブラケット33のストッパピン34が係合するための係合孔32bは、アーム32に形成される必要がない。
【0045】
次に、前記構成の顧客操作口シャッタロック機構の動作について説明する。
【0046】
まず、メカユニット11が自動取引装置の後方に引き出されると、図16に示されるように、アーム32を下方に押さえ付けていたメカユニット11の突起11aが図において右方向に移動することによって、アーム32がスプリング16の付勢力によって上方に引き上げられ、回動軸32aを中心にして、図16における時計回り方向に回動する。これにより、シャッタ13のローラ13bがアーム32先端の上面によって上方へ押し上げられる。そして、シャッタ13は回動軸13aを中心に、図16における反時計回り方向に回動し、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を閉じ、シャッタ13が閉じた状態となる。 この状態において、図16及び17に示されるように、ローラ13bが切欠き部32cに嵌まり込んで係合するようになる。これにより、ローラ13bは、下方に移動不能となるので、シャッタ13は回動不能となり、ロックされた状態となる。
【0047】
この場合、シャッタ13の回動軸13aとローラ13bとを結んだ直線と、アーム32の軸線、すなわち、回動軸32aと切欠き部32cとを結んだ直線との角度がほぼ90度となる。そのため、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を覆っているシャッタ13を顧客が手で押すことによって、前記シャッタ13が矢印Hで示される方向の力を受けた場合でも、該力の方向が前記アーム32の軸線の方向とほぼ一致するので、前記アーム32が回転することがない。すなわち、該アーム32は、矢印Hで示される方向の力に対して、突っ張り棒の役割を果たし、シャッタ13を回動させないように機能する。
【0048】
続いて、メカユニット11が自動取引装置の後方から挿入されて該自動取引装置内に収納されると、図16において左方向に移動する突起11aによって、アーム32がスプリング16の付勢力に抗して下方に押し下げられる。これにより、アーム32は、回動軸32aを中心にして、図16における反時計回り方向に回動する。そのため、ローラ13bと切欠き部32cとの係合が解除され、ローラ13bがアーム32先端の上面によって下方から支えられなくなるので、シャッタ13は自重によって、回動軸13aを中心に、図16における時計回り方向に回動し、前記第1の実施の形態における図1に示される位置に復帰する。
【0049】
このように、本実施の形態においては、アーム32先端に切欠き部32cが形成され、メカユニット11が自動取引装置の後方に引き出され、アーム32が回動してシャッタ13を閉じた状態となると、ローラ13bが切欠き部32cに嵌まり込んで係合するようになる。この場合、シャッタ13を顧客が手で押すことによって前記シャッタ13が受ける力の方向と、アーム32の軸線の方向とがほぼ一致するので、前記アーム32が回転することがなく、シャッタ13は回動不能となり、ロックされた状態となる。
【0050】
したがって、メカユニット11の動きに連動してシャッタ13が閉じ、該シャッタ13が閉じた状態において、顧客操作パネル10上の顧客操作口10aの開口部を閉じているシャッタ13を顧客が手で押しても、前記シャッタ13はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口10aに開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0051】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0052】
図19は本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが開いた状態を示す図、図20は本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図、図21は本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図、図22は本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【0053】
図において、25は自動取引装置本体に固定されたベース部材、28は該ベース部材25に取り付けられた上下方向に延在するシャッタレール、24は該シャッタレール28に沿って上下方向にスライドするシャッタ、27は両端がベース部材25及びシャッタ24に取り付けられて、上方に引っ張る力をシャッタ24に付勢するスプリングである。
【0054】
ここで、前記シャッタ24は、リンク部材としての第1リンクロッド52と第2リンクロッド53とから成るリンク機構によって、上下方向に移動させられる。前記第1リンクロッド52の基端は支持軸52bによって回動可能にベース部材25に取り付けられ、また、前記第1リンクロッド52の先端には回動軸23aを介して、第2リンクロッド53の先端が回動可能に取り付けられている。そして、前記第2リンクロッド53の基端は支持軸53aによって回動可能にシャッタ24に取り付けられている。また、前記回動軸23aにはローラ23が回動可能に取り付けられている。すなわち、前記回動軸23aは、第1リンクロッド52の先端、第2リンクロッド53の先端及びローラ23を回動可能に支持する軸として機能する。このような構成のリンク機構によって、前記ローラ23を上下方向に移動させることによって、前記第1リンクロッド52の基端と第2リンクロッド53の基端との距離が変化してシャッタ24が上下方向に移動することが分かる。なお、前記第1リンクロッド52の先端近傍には、後述されるストッパ用ポスト51に係合するための係合孔52aが形成されている。
【0055】
また、ベース部材25にはシャッタレバー21が横方向にスライド可能に取り付けられている。該シャッタレバー21には横方向に延在する長孔21bが形成され、二本のボルト25aが前記長孔21bに対して相対的に移動可能に挿入されてベース部材25に固定される。また、前記シャッタレバー21には、前記第1の実施の形態における図1に示されるようなメカユニット11に係合する係合突起21aが一体的に形成されている。なお、26は両端がベース部材25及びシャッタレバー21に取り付けられ、図19において右方向に引っ張る力をシャッタレバー21に付勢するスプリングである。本実施の形態において、前記リンク機構及びシャッタレバー21は、シャッタ24を駆動するシャッタ駆動機構を構成する。
【0056】
そして、ベース部材25には、金属等の弾性を有する材質によって製造され、横方向に延在する板状のストッパブラケット50の基部50bがボルト等によって固定されている。本実施の形態において、前記ストッパブラケット50はシャッタ24をロックするロック機構を構成する。また、ストッパブラケット50の先端部(図19における右端部)には傾斜部50aが形成され、該傾斜部50aの近傍にはストッパ用ポスト51が形成されている。そして、前記先端部は、図19及び20に示される状態において、ベース部材25とシャッタレバー21との間に位置し、ストッパブラケット50自体の弾性によってベース部材25から離れる方向の力が付勢され、シャッタレバー21に押し付けられている。
【0057】
次に、前記構成の顧客操作口シャッタロック機構の動作について説明する。
【0058】
まず、図示されないメカユニットが自動取引装置内に収納されている場合、図19及び20に示されるように、メカユニットに係合する係合突起21aが前方(図19における左方)に押され、シャッタレバー21は前方に位置する。この場合、該シャッタレバー21の先端部(図19における左端部)の下面によってローラ23が下方向に押さえ付けられているので、シャッタ24は下方に位置し、シャッタ24が開いた状態となっている。
【0059】
続いて、メカユニットが自動取引装置の後方に引き出されると、スプリング26によって、シャッタレバー21は図22における矢印Dで示される方向と反対方向に移動させられる。これにより、ローラ23が下方向に押さえ付けられなくなるので、シャッタ24は、スプリング27によって上方に引き上げられ、図示されない顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部を閉じ、シャッタ24が閉じた状態となる。
【0060】
また、シャッタ24が上方に移動することによって、リンク機構が動作して、ローラ23が上方に移動し、第1リンクロッド52が支持軸52bを中心にして図21における反時計回り方向に回動する。これにより、係合孔52aがストッパ用ポスト51に対応する高さ位置にまで上昇する。一方、シャッタレバー21は図22の矢印Dと反対方向に移動することにより、ストッパブラケット50の先端部がストッパブラケット50自体の弾性によってベース部材25から離れる方向に移動する。これにより、ストッパ用ポスト51が第1リンクロッド52の係合孔52a内に進入して該係合孔52aと係合する。
【0061】
ここで、ストッパブラケット50は上下方向に移動不能なので、ストッパ用ポスト51が係合孔52aと係合することによって、第1リンクロッド52は回転不能となる。したがって、該第1リンクロッド52の先端に取り付けられているローラ23及び第2リンクロッド53も移動不能となり、第2リンクロッド53の基端に取り付けられたシャッタ24は移動不能となり、閉じた状態でロックされる。したがって、前記顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部を閉じているシャッタ24を顧客が手で押し下げても、前記シャッタ24はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口に開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0062】
続いて、前記メカユニットが自動取引装置の後方から挿入されて該自動取引装置内に収納されると、係合突起21aが前記メカユニットに係合してメカユニットとともに移動するので、シャッタレバー21が図22において矢印Dで示される方向に移動させられる。すると、シャッタレバー21の先端のベース部材25側の面が、ストッパブラケット50の先端部に形成された傾斜部50aに接触し、ストッパブラケット50の先端部を該ストッパブラケット50自体の弾性に抗して、図22において矢印Iで示される方向に、すなわち、ベース部材25側に移動させる。そのため、前記ストッパブラケット50先端のストッパ用ポスト51が、第1リンクロッド52の係合孔52aから退出して該係合孔52aとの係合が解除される。これにより、第1リンクロッド52が回転可能となるので、ローラ23及び第2リンクロッド53も移動可能となる。この場合、シャッタ24は移動可能となり、ロックが解除された状態となる。
【0063】
そして、シャッタレバー21が図22において矢印Dで示される方向にさらに移動すると、前記シャッタレバー21の先端部の下面によってローラ23が下方向に押し下げられる。これにより、第1リンクロッド52の基端と第2リンクロッド53の基端との距離が長くなり、シャッタ24が図22において矢印Eで示される方向に、すなわち、下方向に移動し、図19に示される位置に復帰する。これにより、シャッタ24が開いた状態となり、顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部が発生するが、メカユニットが元の位置に復帰することによって、前記開口部はメカユニットによって塞がれる。
【0064】
このように、本実施の形態においては、シャッタ24を閉じた状態にさせる第1リンクロッド52の係合孔52aに係合するストッパ用ポスト51を備えたストッパブラケット50が配設されている。そして、メカユニットが自動取引装置の後方に引き出され、シャッタレバー21が移動してシャッタ24が閉じた状態となると、ストッパ用ポスト51が前記係合孔52aに係合するようになっている。そのため、第1リンクロッド52が回動不能となり、シャッタ24は閉じた状態でロックされる。
【0065】
したがって、メカユニットの動きに連動してシャッタ24が閉じ、該シャッタ24が閉じた状態において、顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部を閉じているシャッタ24を顧客が手で押し下げても、前記シャッタ24はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口に開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0066】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構は、第3の実施の形態とほぼ同様の構成を有するので、第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0067】
図23は本発明の第4の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【0068】
本実施の形態においては、第1リンクロッド56の先端に後述される突起ピン55cが係合する切欠き部56aが形成されている。また、第1リンクロッド56の先端及び第2リンクロッド53の先端に回動軸55aを介して回動可能に取り付けられたローラ55には凸部55b及び突起ピン55cが一体的に形成されている。さらに、前記ローラ55は、スプリング57によって回動軸55aを中心に図において時計回り方向に回転する方向の回転力が付勢されている。本実施の形態において、前記ローラ55はシャッタ24をロックするロック機構を構成する。なお、本実施の形態においては、前記第3の実施の形態におけるストッパブラケット50は省略されている。
【0069】
次に、前記構成の顧客操作口シャッタロック機構の動作について説明する。
【0070】
まず、図示されないメカユニットが自動取引装置の後方に引き出されると、スプリング26によって、シャッタレバー21は図23の矢印Dで示される方向と反対方向に移動させられる。これにより、ローラ55が下方向に押さえ付けられなくなるので、シャッタ24は、スプリング27によって上方に引き上げられ、図示されない顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部を閉じシャッタ24が閉じた状態となる。
【0071】
この状態において、前記ローラ55は、スプリング57によって回動軸55aを中心に図において時計回り方向に回転するので、突起ピン55cが切欠き部56aに進入して、該切欠き部56aと係合する。そのため、第1リンクロッド56が回動不能となり、シャッタ24は閉じた状態でロックされる。
【0072】
続いて、メカユニットが自動取引装置の後方から挿入されて該自動取引装置内に収納されると、係合突起21aが前記メカユニットに係合してメカユニットとともに移動するので、シャッタレバー21が図23において矢印Dで示される方向に移動させられる。そして、シャッタレバー21の先端が凸部55bを図23において矢印Dで示される方向に押すので、ローラ55が、スプリング57の回転力に抗して回動軸55aを中心に図において反時計回り方向に回転する。そのため、突起ピン55cが第1リンクロッド56の切欠き部56aから退出して該切欠き部56aとの係合が解除される。これにより、第1リンクロッド56が回転可能となるので、シャッタ24は移動可能となり、ロックが解除された状態となる。
【0073】
そして、シャッタレバー21が矢印Dで示される方向にさらに移動すると、前記シャッタレバー21の先端部の下面によってローラ55が下方向に押し下げられる。これにより、第1リンクロッド56の基端と第2リンクロッド53の基端との距離が長くなり、シャッタ24が図23において下方向に移動し、前記第3の実施の形態における図19に示される位置に復帰する。これにより、シャッタ24が開いた状態となり、顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部が発生するが、メカユニットが元の位置に復帰することにより、前記開口部はメカユニットによって塞がれる。
【0074】
このように、本実施の形態においては、第1リンクロッド56の先端に切欠き部56aが形成され、メカユニットが自動取引装置の後方に引き出され、アーム32が回動してシャッタ24を閉じた状態となると、ローラ55の係合突起21aが切欠き部56aに嵌まり込んで係合するようになる。そのため、第1リンクロッド56が回動不能となり、シャッタ24は閉じた状態でロックされる。
【0075】
したがって、メカユニットの動きに連動してシャッタ24が閉じ、該シャッタ24が閉じた状態において、顧客操作パネル上の顧客操作口の開口部を閉じているシャッタ24を顧客が手で押し下げても、前記シャッタ24はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口に開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。
【0076】
なお、前記第1〜第4の実施の形態においては、自動機が金融取引を行う自動取引装置である場合について説明したが、前記自動機は自動券売機であってもよく、その他のいかなる種類の自動装置であってもよい。そして、前記自動機は、いかなる場所に配設されるものであっても、いかなる目的に使用されるものであってもよい。
【0077】
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0078】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、メカユニットの動きに連動してシャッタが閉じ、該シャッタが閉じた状態において、外部から操作されてもシャッタが開いた状態となることがなく、顧客操作口に対応する箇所に開口部が生じることがない。そのため、自動機内に異物が投入されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図2】従来のシャッタ機構の構成を示す自動取引装置の部分断面図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図3】従来のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図4】従来のシャッタ機構の構成を示す自動取引装置の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図5】従来のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図6】従来の他のシャッタ機構の構成を示す側面図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図7】従来の他のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図8】従来の他のシャッタ機構の構成を示す側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図9】従来の他のシャッタ機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における顧客操作パネル上の顧客操作口を示す斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態における顧客操作パネル上の顧客操作口を示す斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構のストッパの動作を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の構成を示す自動機の部分断面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構のストッパの動作を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが開いた状態を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の斜視図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態における顧客操作口シャッタロック機構の側面図でありシャッタが閉じた状態を示す図である。
【符号の説明】
10a  顧客操作口
11  メカユニット
13、24  シャッタ
13b、23、35、55  ローラ
16、26、27、57  スプリング
21  シャッタレバー
32  アーム
32c、56a  切欠き部
33、50  ストッパブラケット
37  ストッパスプリング
52、56  第1リンクロッド
53  第2リンクロッド
55  突起ピン

Claims (7)

  1. (a)顧客操作口を塞ぐように自動機に取り付けられるユニットと、
    (b)該ユニットを前記自動機から取り外した時に、前記顧客操作口を閉じるシャッタを駆動するシャッタ駆動機構と、
    (c)閉じた状態の前記シャッタをロックするロック機構とを有することを特徴とする顧客操作口シャッタロック機構。
  2. 前記シャッタ駆動機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記シャッタを回動させるアーム、及び、該アームを付勢するスプリングを備える請求項1に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
  3. 前記ロック機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記アームに係合するストッパブラケット、及び、該ストッパブラケットを付勢するスプリングを備える請求項2に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
  4. 前記ロック機構は、前記アーム先端の切欠き部、及び、該切欠き部に係合する前記シャッタのローラを備える請求項2に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
  5. 前記シャッタ駆動機構は、前記シャッタを上下動させるリンク機構、及び、前記ユニットの動きに連動して前記リンク機構を作動させるシャッタレバーを備える請求項1に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
  6. 前記ロック機構は、前記ユニットの動きに連動して回動し前記リンク機構のリンク部材に係合するストッパブラケットを備える請求項5に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
  7. 前記ロック機構は、前記リンク機構の動きに連動して回動し前記リンク機構のリンク部材に係合する突起ピンが形成されたローラを備える請求項5に記載の顧客操作口シャッタロック機構。
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