JP2008275722A - 偏光板製品の梱包方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】偏光板を梱包保管するときに発生するカールが調整でき、後加工で取り扱いやすい偏光板とするのに有用な偏光板製品の梱包方法を提供する。
【解決手段】偏光板1の一方の面に粘着剤層7とセパレートフィルム8がこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルム9が設けられ、四角形に裁断された偏光板製品10を、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包するにあたり、上記の偏光板製品を所定の湿度にて前記包装体で密封梱包し、40℃で3日間保管した後、カールで凸となった面を下にして平面上に置いたときに、偏光板製品の四隅の浮き上がり高さの最大値を偏光板製品の長辺長さで除した値の百分率を当該偏光板製品のカール量とし、かつセパレートフィルム側が凸となるときを+として、カール量が−1.5%から+10%の範囲となるように、前記密封梱包時の湿度を定める。
【選択図】図1
【解決手段】偏光板1の一方の面に粘着剤層7とセパレートフィルム8がこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルム9が設けられ、四角形に裁断された偏光板製品10を、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包するにあたり、上記の偏光板製品を所定の湿度にて前記包装体で密封梱包し、40℃で3日間保管した後、カールで凸となった面を下にして平面上に置いたときに、偏光板製品の四隅の浮き上がり高さの最大値を偏光板製品の長辺長さで除した値の百分率を当該偏光板製品のカール量とし、かつセパレートフィルム側が凸となるときを+として、カール量が−1.5%から+10%の範囲となるように、前記密封梱包時の湿度を定める。
【選択図】図1
Description
本発明は、偏光板の一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられた偏光板製品の梱包方法に関するものである。詳しくは、かかる偏光板製品のカールを抑制した梱包方法に関するものである。
偏光板は、液晶表示装置において、光源より出射される光から直線偏光を取り出して液晶セルに入射させ、また液晶セルから出射される直線偏光を検出するための部品として用いられている。偏光板は通常、二色性色素が吸着配向したポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光フィルム(偏光子)の少なくとも片面に、透明樹脂からなる保護層を積層して構成される。また、液晶セルや他の光学部材に貼り合わせるため、偏光板の一方の面には粘着剤層が設けられ、その表面をセパレートフィルムで覆って使用時まで保護し、他方の面には、粘着剤層を有して剥離可能なプロテクトフィルムが設けられた構成で、流通している。そしてかかる偏光板については、一方の面に向かって反る現象、すなわちカールが発生しやすいことが知られている。そして、液晶セルに貼り合わせるときの適性から、カールが少ないか、又はカールの方向が一定になる偏光板が望まれている。
偏光板のカールを抑制又は矯正するために、偏光板の構成層に特別な表面処理を行う方法や、偏光板にカール防止機能を有する層を設ける方法などが知られている。例えば、特開 2006-251224号公報(特許文献1)には、偏光フィルムの両面に透明樹脂からなる保護膜を貼付して偏光板を製造するにあたり、一方の保護膜にカール矯正処理を施した後、偏光フィルムと保護膜とを貼り合わせるか、偏光フィルムと保護膜とを貼り合わせた後、一方の保護膜の表面にカール矯正処理を施すか、両方の保護膜にそれぞれ処理強度が異なるカール矯正処理を施した後、偏光フィルムと保護膜とを貼り合わせるか、又は、偏光フィルムと保護膜とを貼り合わせた後、両方の保護膜の表面にそれぞれ処理強度が異なるカール矯正処理を施すことが開示されている。ここで、カール矯正処理として具体的には、保護膜の偏光フィルムに接触しない面に水蒸気又は溶剤蒸気をあてる方法、保護膜の偏光フィルムに接触しない面に溶剤を塗布する方法、及び保護膜の偏光フィルムに接触しない面にポリマー溶解液を塗布する方法が例示されている。
特許文献1に開示される方法では、カール矯正処理を施す工程が必要となり、その分、製造コストがかさむことになる。またこの方法は、偏光板作製時に発生するカールを抑制するのには効果的であるものの、偏光板を運送したり保存したりするときに発生するカールの抑制には、あまり効果的でない。
一方、例えば、特開平 10-186133号公報(特許文献2)に示されるような、ポリビニルアルコール系偏光フィルムの片面に透明樹脂保護層を設け、他面には直接粘着剤層を設けて、薄肉化した偏光板が、最近採用されつつある。このような偏光フィルムの片側保護層を省略した構成では、特にカールが発生しやすいことが知られている。
そこで本発明の目的は、偏光板製造の際の工程を増やすことなく、偏光板を梱包保管するときの条件に工夫を凝らすことで、運送又は保存時に発生する偏光板のカールが調整でき、後加工で取り扱いやすい偏光板とするのに有用な偏光板製品の梱包方法を提供することにある。
すなわち、本発明による偏光板製品の梱包方法は、偏光板の一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられ、四角形に裁断された偏光板製品を、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包するにあたり、上記の偏光板製品を所定の湿度にて前記包装体で密封梱包し、40℃で3日間保管した後の当該偏光板製品を、カールで凸となった面を下にして平面上に置いたときに、四角形偏光板製品の四隅の浮き上がり高さの最大値を四角形偏光板製品の長辺長さで除した値の百分率を当該偏光板製品のカール量とし、かつセパレートフィルム側が凸となるときを+として、当該カール量が −1.5%から+10%の範囲となるように、前記密封梱包時の湿度を定めるものである。
上記の方法において、偏光板は、偏光フィルム及びその片面に設けられた透明樹脂フィルムで構成され、その一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられているものであることができる。この際、偏光フィルムの透明樹脂フィルムが設けられていない面に粘着剤層とセパレートフィルムをこの順に設け、透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルムを設けるのが好適である。
また上記の方法において、偏光板は、偏光フィルム、その片面に設けられた透明樹脂フィルム、及びその透明樹脂フィルムとは反対側の偏光フィルム面に設けられた位相差フィルムで構成され、その位相差フィルムの表面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、前記透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられているものであることもできる。
さらに上記の方法において、偏光板は、偏光フィルム及びその両面に設けられた透明樹脂フィルムで構成され、一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられているものであることもできる。
これらの方法において、包装体で密封梱包するときの包装体内部の湿度は、絶対湿度で25g/m3以上とするのが好ましい。
なお本明細書においては、上記の如き偏光フィルムを必須の要素とし、その少なくとも片面に透明樹脂フィルムからなる保護層を設けたもののような、偏光板として最低限必要な部材を「偏光板」と呼び、それに粘着剤層とセパレートフィルム、さらにプロテクトフィルムが貼り合わされた構造のものを「偏光板製品」と呼んで、両者を区別することとする。
本発明によれば、偏光板製品製造の際の工程を増やすことなく、偏光板製品を密封梱包するときの包装体内の湿度を調整するという簡単な手段により、運送又は保存時に当該偏光板製品に発生するカール量を調整することができる。
本発明で梱包の対象とする偏光板製品10は、図1に模式的な断面図で示すように、偏光板1の一方の面に粘着剤層7とセパレートフィルム8がこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルム9が設けられ、四角形に裁断されたものである。偏光板1には例えば、偏光フィルムの少なくとも片面に、保護層としての透明樹脂フィルムが貼合された、いわゆる直線偏光板や、当該直線偏光板に位相差フィルムが積層された、いわゆる楕円偏光板がある。偏光フィルムは、光学軸に平行な振動面をもつ直線偏光を吸収し、光学軸に直交する振動面をもつ直線偏光を透過する性質を有するものである。
偏光フィルムの具体例としては、一軸延伸され、二色性色素が吸着配向しているポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなるものが挙げられる。二色性色素としては、ヨウ素や二色性有機染料が用いられる。また、偏光フィルムを構成するポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニルのケン化物であるポリビニルアルコールのほか、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他のモノマー、例えばエチレンや不飽和カルボン酸などとの共重合体のケン化物であるビニルアルコール共重合体であってもよい。
偏光板1は、例えば、偏光フィルム及びその片面に設けられた透明樹脂フィルムで構成することができる。その一方の面に粘着剤層7とセパレートフィルム8をこの順に設け、他方の面には剥離可能なプロテクトフィルム9を設けて、偏光板製品10とされる。この際、偏光フィルムの透明樹脂フィルムが設けられていない面に粘着剤層7とセパレートフィルム8をこの順に設け、透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルム9を設けるのが好適である。
また偏光板1は、偏光フィルム、その片面に設けられた透明樹脂フィルム、及びその透明樹脂フィルムとは反対側の偏光フィルム面に設けられた位相差フィルムで構成することもできる。この場合は、その位相差フィルムの表面に粘着剤層7とセパレートフィルム8をこの順に設け、前記透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルム9を設けて、偏光板製品10とするのが有利である。
さらに偏光板1は、偏光フィルム及びその両面に設けられた透明樹脂フィルムで構成することもできる。この場合は、その一方の面に粘着剤層7とセパレートフィルム8をこの順に設け、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルム9を設けて、偏光板製品10とされる。
上記において、偏光フィルムの片面又は両面に設けられる透明樹脂フィルムは、偏光フィルムの保護層となるものであり、具体的には、トリアセチルセルロースやジアセチルセルロースの如きセルロース系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、環状オレフィン系樹脂フィルムなどが用いられる。偏光フィルムと透明樹脂フィルムとは、通常接着剤を用いて接合される。接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂の水溶液からなる水系の接着剤や、硬化性成分を含む無溶剤型の接着剤などが例示される。
また上記において、位相差フィルムとは、一軸又は二軸などの光学異方性を有する光学フィルムであって、例えば、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリビニリデンフルオライド/ポリメチルメタアクリレート、液晶ポリエステル、アセチルセルロース、環状ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニルなどからなる高分子フィルムを 1.01〜6倍程度に延伸することにより得られる延伸フィルムなどが挙げられる。
位相差フィルムには、一軸性位相差フィルム、広視野角位相差フィルム、低光弾性率位相差フィルム、温度補償型位相差フィルム、塗布型位相差フィルムなどと呼ばれるものがあるが、いずれも本発明において使用することができる。塗布型位相差フィルムと呼ばれる市販品には、新日本石油(株)から販売されている“LCフィルム”(棒状液晶がねじれ配向したもの)及び“NHフィルム”(棒状液晶が傾斜配向したもの)、富士フイルム(株)から販売されている“WVフィルム”(円盤状液晶が傾斜配向したもの)、住友化学(株)から販売されている“VACフィルム”(完全二軸配向型位相差フィルム)及び“new-VAC フィルム”(二軸配向型位相差フィルム)などがある。
偏光フィルムに位相差フィルムを積層する場合、両者の接着には、接着剤や粘着剤が用いられる。接着剤としては、上記の偏光フィルムと透明樹脂フィルムとの接合に用いるものとして例示したのと同様のものを用いることができ、また粘着剤としては、後述する粘着剤層7に用いるのと同様のものを用いることができる。
偏光板1の一方の面に設けられる粘着剤層7は、偏光板を液晶セルや他の光学部材に貼合するための接着剤となる。粘着剤には、アクリル系のものやウレタン系のもの、ゴム系のものなどがあるが、これらのなかから、透明で光学的に等方性のものを選択して用いればよい。なかでも、アクリル系の粘着剤が好ましく用いられる。
偏光板製品10を構成するセパレートフィルム8及びプロテクトフィルム9は、偏光板製品10を検査するときや、偏光板製品10を運送したり保管したりするときに、粘着剤層7や偏光板1を保護する目的で設けられる。すなわち、セパレートフィルム8は、粘着剤層7をカバーする目的でその上に設けられ、この粘着剤層7は、偏光板1を液晶セルや他の光学部材に貼合する面側となる。そして、その上に設けられたセパレートフィルム8は、液晶セルや他の光学部材へ貼合する直前に剥離除去される。また、プロテクトフィルム9は、偏光板1の表面を保護する目的で設けられ、偏光板1を液晶セルに貼合する面とは反対側となる。このプロテクトフィルムは、偏光板1を液晶セルに貼り合わせた後、剥離除去される。
セパレートフィルム8は通常、離型処理が施された透明樹脂フィルムで構成され、その離型処理面が粘着剤層7に貼り合わされる。また、プロテクトフィルム9は通常、透明樹脂フィルムの表面に粘着剤層を設けて構成される。セパレートフィルム8やプロテクトフィルム9を構成する樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートの如きポリエステルからなるフィルムなどを用いることができる。
上記のような偏光板製品10が、貼合される液晶セルのサイズに合わせて、四角形、特に矩形(主に長方形)に裁断された状態で、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包される。ここで、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体は、偏光板を密封梱包した状態で、外部からの水分の出入りを抑制できるものである必要がある。具体的には、防湿機能をもった袋状のもの、例えば、アルミニウム薄膜を防湿層とするレトルト袋のようなもので構成するのが好ましい。レトルト袋とは、防湿層を有し、ガスバリア性を有する複数層の樹脂フィルムがラミネートされた袋であり、例えば、適当な仕様のものが、カイト化学工業株式会社などから入手できる。
本発明では、偏光板製品10を所定の湿度にて前記の如き包装体で密封梱包し、40℃で3日間保管した後、当該偏光板を、カールで凸となった面を下にして平面上に置いたときに、四角形偏光板製品の四隅の浮き上がり高さを測定し、そのうちの最大浮き上がり高さを四角形偏光板製品の長辺長さで除した値の百分率をもって、当該偏光板製品のカール量とする。そして、セパレートフィルム8側が凸となるときを+として、当該カール量が−1.5%から+10% の範囲となるように、前記密封梱包時の湿度を定める。
図2は、偏光板製品のカール量測定状態を模式的に示す斜視図である。この図に基づいてカールの測定方法を説明する。まず、基準面15(例えば、机の上の平面など)に、カールした偏光板製品11を、その凸面を下にして置く。図2では、偏光板製品11にカールがないと仮定した場合の面を、四角形ABCDで表される仮想面13で表示している。そして、仮想面13における四隅のうちの一つAが、カールした偏光板製品11ではA1の位置にあり、別の隅Cがカールした偏光板製品11ではC1の位置にあり、また別の隅B及びDがカールした偏光板11ではB1及びD1の位置にあり、B1とBは同じ位置であり、D1とDも同じ位置であるように表示している(つまり、偏光板の四隅のうちBとDでは浮きがない状態に相当する)。ただし実際には、偏光板製品の四隅のうち三つが、又は四隅の全てが浮き上がることもある。こうして、偏光板製品11の四隅A1,B1,C1,D1のそれぞれについて、基準面からの高さHを測定する。それら四隅の浮き上がり高さのうちの最大値を決定し、当該最大値を四角形偏光板製品の長辺長さLで除した値の百分率を当該偏光板のカール量とする。
ここで、カール量がプラス(+)ということは、図1を参照して、セパレートフィルム8側、すなわち粘着剤層7側が凸となることを意味する。この場合は、セパレートフィルム8を剥がして粘着剤層7側で液晶セルに貼り合わせるときに、カールで凸となった粘着剤層7側で貼り合わされることになるので、貼合時の押圧によって液晶セル表面に粘着剤層7を押し広げることができ、カール量の絶対値が多少大きくても、浮きや剥がれなどの欠陥を生じることがない。ただし、カール量が+の場合であっても、その絶対値があまり大きくなると、端部まで完全に液晶セルに貼り合わせることができず、端部に剥がれが生じやすい。そこで、上記の条件で保管した後のカール量の上限は+10%とする。
一方、カール量がマイナス(−)ということは、セパレートフィルム8側、すなわち粘着剤層7側が凹となることを意味する。この場合は、セパレートフィルム8を剥がして粘着剤層7側で液晶セルに貼り合わせるときに、カールで凹となった粘着剤層7側で貼り合わされることになるので、偏光板中央部で盛り上がりを生じ、液晶セルへの貼合時に押圧しても中央部が十分に接着できず、浮き欠陥を生じることが多い。ただし、カール量が−であっても、その絶対値が小さければ、貼合時の押圧によって液晶セルに十分接着することができる。そこで、上記の条件で保管した後のカール量の下限は −1.5%とする。
上記したような防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で偏光板製品を密封梱包する場合、一般に、作業環境にある空気をそのまま偏光板製品とともに包装体内に入れ、密封する方法や、偏光板製品を入れた包装体内を真空引きし、水分量を減らした状態で密封する方法などが採用されていた。例えば、常温常湿の大気、具体的には、温度23℃、相対湿度50%程度の空気であれば、絶対湿度は約10g/m3程度となる。このような常温常湿の空気をそのまま、偏光板製品とともに上記したような防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体の中に入れ、密封梱包して、当該偏光板製品を保管した場合、セパレートフィルム8側が凹、すなわちマイナス(−)カールとなり、上の定義によるカール量の絶対値が 1.5%より大きくなることがあった。
そこで本発明の方法は、常温常湿の空気とともに上記したような防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体の中に入れ、密封梱包して保管したときに、−1.5% より小さいカール量を生じる偏光板製品、換言すれば、マイナス(−)カールで絶対値が1.5% より大きいカール量を生じる偏光板製品に対して、特に有用である。このような傾向は、偏光フィルムの片面に透明樹脂フィルムからなる保護層を貼合し、偏光フィルムの他面には、直接粘着剤層を設けるか、あるいは位相差フィルムを介して粘着剤層を設けた偏光板製品において、多く認められる。
この場合、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包するときに、その包装体内部の絶対湿度が常温常湿状態より大きくなるようにすることで、カール量を+側にもっていくことができる。具体的には、密封梱包時の包装体内部の絶対湿度が25g/m3以上となるようにするのが好ましい。密封梱包時の湿度の上限に特別な制限はないが、一般には結露しない程度の湿度に保つことが好ましく、例えば、絶対湿度で50g/m3以下となるようにするのが好ましい。
以下に本発明の実施例を示し、適宜比較例と対比しながら説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。以下の例において、偏光板製品の密封梱包と保管及びその後のカール量の測定は、以下のようにして行った。
すなわち、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体として、アルミニウム薄膜を防湿層とし、ガスバリア性の樹脂フィルムが複数層ラミネートされたレトルト袋〔カイト化学工業(株)製〕を用いた。そして、所定サイズに裁断された偏光板製品を、所定湿度に調節された空気とともにこのレトルト袋に入れ、袋の一端開口部を加熱融着させて密封する。この状態で、温度40℃、相対湿度85%の環境下に3日間保管する。その後レトルト袋を開封し、温度23℃、相対湿度55%の環境中に偏光板製品を取り出してカール量の測定を行う。カール量の測定にあたっては、先に図2を参照して説明したとおり、カールした偏光板製品11をその凸となった面を下にして、基準面15上に置く。そして、偏光板製品11の四隅A1,B1,C1,D1の浮き上がり高さをそれぞれ測定し、その最大値をその偏光板製品11のカール高さHとする。このカール高さHを、偏光板製品11の長辺長さLで除した値の百分率(H/L)×100(%)を、この偏光板製品11のカール量とする。
[比較例1〜2及び実施例1〜3]
(A)偏光板製品
ここで用いた偏光板製品10の層構成を、図3に断面模式図で示す。すなわち、偏光板1は、ヨウ素が吸着配向しているポリビニルアルコールからなる厚さ28μm の偏光フィルム2の片面にトリアセチルセルロースからなる厚さ40μm の透明樹脂フィルム3(保護層)が設けられたもので構成され、偏光フィルム2側には、厚さ15μm のアクリル系粘着剤層7が設けられ、さらにその外側に厚さ38μm のポリエチレンテレフタレートからなるセパレートフィルム8が貼合されており、透明樹脂フィルム3側には、アクリル系粘着剤層とポリエチレンテレフタレートフィルムからなる厚さ63μm のプロテクトフィルム9が貼合されている。この偏光板製品10を、60mm×50mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。
(A)偏光板製品
ここで用いた偏光板製品10の層構成を、図3に断面模式図で示す。すなわち、偏光板1は、ヨウ素が吸着配向しているポリビニルアルコールからなる厚さ28μm の偏光フィルム2の片面にトリアセチルセルロースからなる厚さ40μm の透明樹脂フィルム3(保護層)が設けられたもので構成され、偏光フィルム2側には、厚さ15μm のアクリル系粘着剤層7が設けられ、さらにその外側に厚さ38μm のポリエチレンテレフタレートからなるセパレートフィルム8が貼合されており、透明樹脂フィルム3側には、アクリル系粘着剤層とポリエチレンテレフタレートフィルムからなる厚さ63μm のプロテクトフィルム9が貼合されている。この偏光板製品10を、60mm×50mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。
(B)偏光板製品の保管とその後のカール量の測定
前記の供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例1)、30℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は15g/m3:比較例2)、絶対湿度が27g/m3に調節された空気(実施例1)、絶対湿度が36g/m3に調節された空気(実施例2)、又は絶対湿度が48g/m3に調節された空気(実施例3)とともに、上記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、上記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表1に示す。
前記の供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例1)、30℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は15g/m3:比較例2)、絶対湿度が27g/m3に調節された空気(実施例1)、絶対湿度が36g/m3に調節された空気(実施例2)、又は絶対湿度が48g/m3に調節された空気(実施例3)とともに、上記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、上記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表1に示す。
表1より、実施例1〜3の偏光板製品は、比較例1及び2の偏光板製品に比べ、カール量が小さく、本発明の方法により、偏光板製品の保管時に発生しやすいカールを大幅に抑制できることがわかる。また、保管後のこれら偏光板製品からセパレートフィルム8を剥がし、その粘着剤層7側で、液晶セル用ガラス基板に貼り合わせ、ハンドローラで押圧した。その結果、比較例1及び比較例2のものは、ハンドローラで押圧しても、偏光板中央部がガラスに充分接着せず、浮きと気泡が見られた。これに対して、実施例1〜3のものは、ガラスに良好に接着していた。
次に、上記の比較例1〜2及び実施例1〜3とは異なる層構成の偏光板製品について、試験した結果を示す。以下の例で用いた偏光板製品10の層構成を、図4に断面模式図で示す。すなわち、偏光板1は、ヨウ素が吸着配向しているポリビニルアルコールからなる厚さ28μm の偏光フィルム2の片面にトリアセチルセルロースからなる厚さ40μm の透明樹脂フィルム3(保護層)が設けられ、他面には、厚さ15μm のアクリル系粘着剤層4を介して厚さ40μm の環状オレフィン系樹脂の延伸フィルムからなる位相差フィルム5が積層されたもので構成され、さらにその位相差フィルム5の外側に、厚さ25μm のアクリル系粘着剤層7及び厚さ38μm のポリエチレンテレフタレートからなるセパレートフィルム8がこの順に貼合されており、透明樹脂フィルム3側には、アクリル系粘着剤層とポリエチレンテレフタレートフィルムからなる厚さ63μm のプロテクトフィルム9が貼合されている。
[比較例3及び実施例4]
図4に示した層構成の偏光板製品10を、45mm×35mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例3)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例4)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
図4に示した層構成の偏光板製品10を、45mm×35mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例3)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例4)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
また、保管後のこれら偏光板製品からセパレートフィルム8を剥がし、その粘着剤層7側で、液晶セル用ガラス基板に貼り合わせ、ハンドローラで押圧した。その結果、比較例3のものは、ハンドローラで押圧しても、偏光板中央部がガラスに充分接着せず、浮きと気泡が見られた。これに対して、実施例4のものは、ガラスに良好に接着していた。
[比較例4及び実施例5]
図4に示した層構成の偏光板製品10を、60mm×50mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例4)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例5)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
図4に示した層構成の偏光板製品10を、60mm×50mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例4)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例5)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
また、保管後のこれら偏光板製品からセパレートフィルム8を剥がし、その粘着剤層7側で、液晶セル用ガラス基板に貼り合わせ、ハンドローラで押圧した。その結果、比較例4のものは、ハンドローラで押圧しても、偏光板中央部がガラスに充分接着せず、浮きと気泡が見られた。これに対して、実施例5のものは、ガラスに良好に接着していた。
[比較例5及び実施例6]
図4に示した層構成の偏光板製品10を、140mm×110mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。 この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例4)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例6)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
図4に示した層構成の偏光板製品10を、140mm×110mmの長方形に裁断し、供試サンプルとした。 この供試サンプルを、23℃で相対湿度が50%の空気(絶対湿度は10g/m3:比較例4)、又は絶対湿度が40g/m3に調節された空気(実施例6)とともに、前記したレトルト袋に入れ、密封した。この後、前記した条件で保管し、次に開封して供試サンプルを取り出し、各サンプルのカール量を測定した。結果を表2に示す。
また、保管後のこれら偏光板製品からセパレートフィルム8を剥がし、その粘着剤層7側で、液晶セル用ガラス基板に貼り合わせ、ハンドローラで押圧した。その結果、比較例5のものは、ハンドローラで押圧しても、偏光板中央部がガラスに充分接着せず、浮きと気泡が見られた。これに対して、実施例6のものは、ガラスに良好に接着していた。
表2より、偏光板製品のサイズを変更しても、本発明の方法に従えば充分にカールを抑制できることがわかる。
1……偏光板、
2……偏光フィルム、
3……透明樹脂フィルム(偏光フィルムの保護層)、
4,7……粘着剤層、
5……位相差フィルム、
8……セパレートフィルム、
9……プロテクトフィルム、
10……偏光板製品、
11……カールした偏光板製品、
13……偏光板製品がカールしていないと仮定したときの基準面上の仮想面、
15……基準面、
A,B,C,D……仮想面上の偏光板製品の四隅、
A1,B1,C1,D1……カールした偏光板製品の四隅、
H……カール高さ(基準面から偏光板製品の四隅までの高さ)、
L……四角形偏光板製品の長辺長さ。
2……偏光フィルム、
3……透明樹脂フィルム(偏光フィルムの保護層)、
4,7……粘着剤層、
5……位相差フィルム、
8……セパレートフィルム、
9……プロテクトフィルム、
10……偏光板製品、
11……カールした偏光板製品、
13……偏光板製品がカールしていないと仮定したときの基準面上の仮想面、
15……基準面、
A,B,C,D……仮想面上の偏光板製品の四隅、
A1,B1,C1,D1……カールした偏光板製品の四隅、
H……カール高さ(基準面から偏光板製品の四隅までの高さ)、
L……四角形偏光板製品の長辺長さ。
Claims (6)
- 偏光板の一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられ、四角形に裁断された偏光板製品を、防水性とガスバリア性を有するフィルムからなる包装体で密封梱包する方法であって、
概偏光板製品を所定の湿度にて前記包装体で密封梱包し、40℃で3日間保管した後の当該偏光板製品を、カールで凸となった面を下にして平面上に置いたときに、四角形偏光板製品の四隅の浮き上がり高さのうちの最大値を四角形偏光板製品の長辺長さで除した値の百分率を当該偏光板製品のカール量とし、かつセパレートフィルム側が凸となるときを+として、当該カール量が −1.5%から+10%の範囲となるように、前記密封梱包時の湿度を定めることを特徴とする、偏光板製品の梱包方法。 - 偏光板は、偏光フィルム及びその片面に設けられた透明樹脂フィルムで構成され、その一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられている請求項1に記載の方法。
- 偏光フィルムの透明樹脂フィルムが設けられていない面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられている請求項2に記載の方法。
- 偏光板は、偏光フィルム、その片面に設けられた透明樹脂フィルム、及び概透明樹脂フィルムとは反対側の偏光フィルム面に設けられた位相差フィルムで構成され、概位相差フィルムの表面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、前記透明樹脂フィルムの表面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられている請求項1に記載の方法。
- 偏光板は、偏光フィルム及びその両面に設けられた透明樹脂フィルムで構成され、一方の面に粘着剤層とセパレートフィルムがこの順に設けられ、他方の面に剥離可能なプロテクトフィルムが設けられている請求項1に記載の方法。
- 包装体で密封梱包するときの包装体内部の湿度を、絶対湿度で25g/m3以上とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
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