JP2008274417A - 積層銅箔及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来とは別異の粗化面構造をもつ銅箔及びその製造方法を提供する。
【解決手段】銅又は銅合金箔基材と、該銅又は銅合金箔基材の少なくとも一部を直接又は間接的に被覆するNiSn合金層とを備えた積層銅箔であって、該NiSn合金層は最外層を形成すると共に複数の針状又は柱状の突起を有する積層銅箔である。該積層銅箔は、銅又は銅合金箔基材上の少なくとも一部にNiめっき層及びSnめっき層をこの順に積層する工程1と、該Niめっき層及びSnめっき層の界面に拡散反応によってNiSn合金層を形成する工程2と、残留Snめっき層を除去する工程3とを行うことによって製造することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は銅箔及びその製造方法に関し、とりわけリチウム二次電池用負極材、プリント配線板用材料及び電磁波シールド材といった樹脂との密着性が要求される用途に好適な粗化面を有する銅箔及びその製造方法に関する。
銅箔にはその製法から圧延銅箔と電解銅箔の2種類に大別され、用途に応じて使い分けられている。何れの銅箔においても樹脂等との良好な接着性が要求される場合がある。例えば、リチウム二次電池用の負極においては集電体としての銅箔と負極活物質の密着性が要求される。プリント配線板においては、銅張積層板を製造する段階において銅箔と絶縁基板の密着性が要求される。電磁波シールド材においても、銅箔にフィルムを貼り合わせる際にやはり密着性が要求される。
銅箔と樹脂の密着性を改善するために、予め粗化処理と呼ばれる銅箔表面に凹凸を形成する表面処理を施すことが一般に行われている。粗化処理の方法としては、ブラスト処理、粗面ロールによる圧延、機械研磨、電解研磨、化学研磨及び電着粒のめっき等の方法が知られており、これらの中でも特に電着粒のめっきは多用されている。この技術は、硫酸銅酸性めっき浴を用いて、銅箔表面に樹枝状又は小球状に銅を多数電着せしめて微細な凹凸を形成し、投錨効果によって密着性を向上させるというものである。
しかしながら、硫酸銅酸性めっき浴によって得られた粗化粒子は、不均一で粗度が高いという問題があった。粗化処理面が粗すぎると、プリント配線板の製造において、エッチング後にも絶縁基板上に銅が残留するため、ファインピッチ加工に適さない。リチウム二次電池の場合、特に理論容量の大きな合金系負極活物質を用いた負極では、集電体銅箔と負極活物質の密着性は現状の粗化による投錨効果だけでは不十分である。また、電磁波シールド材においては、効率を高めるために数十μm前後の微細パターンが形成されなければならないため、銅箔の表面粗度が小さく、剥離強度も低下されてはならないという特性が要求される。
そのため、例えば特開2006−299291号公報においては、短時間で、粗化粒子の脱落危険性のない均一な粗化粒子が得られ、低粗度で、高い密着力を有し、薄箔に対する通箔性を向上させた銅箔を製造するのに適した表面処理方法(粗面化処理方法)を提供することを目的として、フェナントロリンやピリジル等の複素環式化合物を含有する硫酸酸性溶液を粗化処理液として用い、これに銅箔を限界電流密度以上で陰極処理することによって銅箔表面に銅の突起状電着物を形成する方法が記載されている。
特開2006−299291号公報
上述した粗化処理方法を初めとして各種の粗化処理方法が知られているが、将来的な技術開発の可能性を広げる意味で、従来とは異質な方法によって銅箔を粗化処理する方法を提供しておくことは有用であると考えられる。そこで、本発明は、これまで提案されてきたものとは別異の粗化面構造をもつ銅箔を提供することを課題とする。また、本発明は、そのような粗化面構造をもつ銅箔の製造方法を提供することを別の課題とする。とりわけ、本発明は樹脂との高い密着性を有し、且つ、粗度の低い銅箔及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は偶然にも、銅箔上に順に形成されたNiとSnの2層めっきをリフロー処理した後に、表面の残留Sn層を電解除去して得られるNiSn合金層の表面が、低粗度性と樹脂密着性を両立できることを見出した。NiSn合金層の断面をSEM観察すると長さが0.3〜1.5μm程度の多数の針状又は柱状の突起が形成されている。NiSn合金層の表面をSEM観察すると該突起が直径0.1〜2.0μm程度の多数の粒子のように見える。この表面構造が投錨効果を奏するものと考えられる。参考用に、残留Sn除去前のNiSn合金層断面のSEM写真(倍率10,000倍)を図1に示す。
以上の知見を基礎として完成した本発明は一側面において、銅又は銅合金箔基材と、該銅又は銅合金箔基材の少なくとも一部を直接又は間接的に被覆するNiSn合金層とを備えた積層銅箔であって、該NiSn合金層は最外層を形成すると共に複数の針状又は柱状の突起を有する積層銅箔である。
本発明に係る積層銅箔の一態様においては、前記突起を表面からSEM観察したときに観察される前記突起の平均径は0.1〜2.0μmである。
本発明に係る積層銅箔の別の一態様においては、前記突起を表面からSEM観察したときに観察される前記突起の存在密度は4〜10個/μm2である。
本発明に係る積層銅箔の更に別の一態様においては、前記NiSn合金層の平均厚みは0.1〜0.8μmである。
本発明に係る積層銅箔の別の一態様においては、前記銅又は銅合金箔基材と前記NiSn合金層との間にNi層が形成されている。
本発明に係る積層銅箔の更に別の一態様においては、前記Ni層は平均厚みが0.2μm以上である。
本発明に係る積層銅箔の更に別の一態様においては、前記NiSn合金層の表面粗さRaは0.05〜3.0μmである。
本発明は別の一側面において、銅又は銅合金箔基材上の少なくとも一部にNiめっき層及びSnめっき層をこの順に積層する工程1と、該Niめっき層及びSnめっき層の界面に拡散反応によってNiSn合金層を形成する工程2と、残留Snめっき層を除去する工程3とを行うことを含む上記積層銅箔の製造方法である。
本発明に係る積層銅箔の製造方法の一態様においては、工程1で形成されるNiめっき層は平均厚みが1μm以上であり、Snめっき層は平均厚みが1μm以上であり、工程2で形成されるNiSn合金層は平均厚みが0.1〜0.8μmである。
本発明に係る積層銅箔の製造方法の別の一態様においては、前記拡散反応はリフロー処理によって生じる。
本発明に係る積層銅箔の製造方法の別の一態様においては、工程3は電解研磨により行われる。
本発明は更に別の一側面において、本発明に係る積層銅箔を用いたリチウム二次電池用負極、プリント配線板又は電磁波シールド材である。
本発明によって、従来とは別異の粗化面構造をもつ銅箔及びその製造方法が提供される。本発明に係る積層銅箔は樹脂との密着性を高くすることが可能であり、リチウム二次電池用負極材、プリント配線板用材料及び電磁波シールド材といった樹脂等との接着が要求される用途に適している。また、本発明に係る積層銅箔の表面に形成されたNiSn合金層の突起は微細化が可能であるため、ファインピッチ加工にも対応することができる。
本発明に係る積層銅箔
本発明において「積層銅箔」とは、少なくとも1層の金属層が表面の少なくとも一部に積層されている銅又は銅合金箔のことをいう。本発明の積層銅箔に使用する銅又は銅合金箔基材は電解銅箔及び圧延銅箔の何れを用いてもよく、用途や要求特性に応じて適宜選択することができる。例えば、圧延銅箔は特に高強度や耐屈曲性が要求される場合に使用するとよい。リチウム二次電池負極の集電体として使用する場合、銅箔を薄肉化した方がより高容量の電池を得ることができるが、薄肉化すると強度低下による破断の危険性が生じることから、このような場合には電解銅箔よりも強度に優れている圧延銅箔を使用するのが好ましい。
銅又は銅合金箔基材に使用する銅又は銅合金の種類には特に制限はなく、用途や要求特性に応じて適宜選択すればよい。例えば、限定的ではないが、高純度の銅(無酸素銅やタフピッチ銅等)の他、Sn入り銅、Ag入り銅、Ni、Si等を添加したCu−Ni−Si系銅合金、Cr、Zr等を添加したCu−Cr−Zr系銅合金のような銅合金が挙げられる。
銅又は銅合金箔基材の厚みも特に制限はなく、用途や要求特性に応じて適宜選択すればよい。一般的には1〜100μmであるが、リチウム二次電池負極の集電体として使用する場合、銅箔を薄肉化した方がより高容量の電池を得ることができ、プリント配線板のファインピッチ化を考えても銅箔は薄肉化することが好ましい。そのような観点から、典型的には2〜50μm、より典型的には4〜20μm程度である。
本発明の積層銅箔においては、銅又は銅合金箔基材の少なくとも一部が直接又は間接的にNiSn合金層で被覆されている。直接的に被覆されている場合とは銅又は銅合金箔基材表面に隣接してNiSn合金層が設けられている場合であり、間接的に被覆されている場合とは銅又は銅合金箔基材表面とNiSn合金層の間に他の層が挟まれている場合である。他の層は一般的に金属層であり、典型的にはNi層である。Ni層は耐食性を向上させる働きがある。
後述するように、本発明に係るNiSn合金層は隣接するNi層とSn層の界面に拡散反応によって生成させることができるが、熱処理条件やNi層の厚みに応じて熱処理後にNi層が残留する場合と残留しない場合がある。Ni層が残留しない場合というのは、SnがNi層の厚みを超えて銅又は銅合金箔基材の方にも拡散している状態といえ、こうなってしまうと銅又は銅合金箔基材とNiSn合金層の密着性が弱くなる。そこで、Ni層が残留するように、従って、Ni層がNiSn合金層と銅又は銅合金箔基材の間に存在するようにするのが好ましい。このときに残留するNi層の厚みは好ましくは0.2μm以上であり、より好ましくは0.5μm以上である。厚くなる分には支障はないが、得られる積層銅箔全体の厚みを抑える観点や経済性の観点から5.0μm以下とするのが一般的であり、2.0μm以下とするのが好ましい。
銅又は銅合金箔基材をNiSn合金層で被覆する部分は必要に応じて選択すればよく、特に制限はないが、例えば銅又は銅合金箔基材の片面又は両面を被覆することができ、側面(厚み部分)も含めて全面を被覆することもできる。部分的に被覆する方法は当業者に知られている任意の技術を使用することができる。例えば、被覆しない部分をテープ等でマスキングし、残部をめっきする方法がある。
NiSn合金層は、本発明に係る積層銅箔の最外層を形成し、複数の針状又は柱状の突起を有する。かかる複数の突起が投錨効果を示し、樹脂との密着性向上に寄与する。これをSEMで表面観察すると多数の粒子のように見える。突起の径が大きくなると粗度が高くなり、小さくなると粗度は低くなる。粗度は高すぎるとプリント配線板のファインピッチ化に不向きであり、低すぎると充分な投錨効果が得られず、樹脂との密着性が不充分となる。そこで、SEMで表面観察したときの該突起の平均径は好ましくは0.1〜2.0μmであり、より好ましくは0.1〜1μmであり、更により好ましくは0.2〜0.4μmである。かかる範囲の平均径をもつ突起は脱落も生じ難い。本発明においては、突起の径とは、SEMで表面観察したときに一つ一つの突起の凸部を取り囲むことのできる最小円の直径のことであり、その平均値を突起の平均径とする。
該突起を表面からSEM観察したときに観察される前記突起の存在密度は一般的に4〜10個/μm2であり、典型的には5〜9個/μm2であり、より典型的には5〜7個/μm2である。NiSn合金層をNi層とSn層の界面に拡散反応によって形成する場合、突起の存在密度は突起の径が大きくなると小さくなり、突起の径が小さくなると大きくなる傾向にある。
NiSn合金層をNi層とSn層の界面に拡散反応によって形成する場合、NiSn合金層が厚くなるにつれて針状又は柱状の突起同士が結合して一体化するため、突起が粗大化していく。この場合、プリント配線板のファインピッチ化には不向きとなる。一方、NiSn合金層が薄く、突起が未発達の状態にあるときは充分な投錨効果が得られず、樹脂との密着性が不充分となる。そのため、NiSn合金層の平均厚みは0.1〜0.8μmであるのが好ましく、0.2〜0.6μmであるのがより好ましい。本発明においては、NiSn合金層の平均厚みとは蛍光X線分析でSn層の厚みとして測定された値をいう。NiSn層は針状又は柱状の突起の形態であるため、断面をSEMにより観察しても厚みを客観的に測定するのが困難だからである。
本発明に係る積層銅箔のNiSn合金層の表面粗さRaを測定すると、一般に0.05〜3.0μmであり、典型的には0.1〜1.0μmであり、より典型的には0.1〜0.5μmである。表面粗さRaが0.05μm未満になると、粗化処理なしの銅箔と変わらず、投錨効果が得られないため密着性が不十分になる。一方、表面粗さRaが3.0μmを超えると、ファインピッチの微細加工に不向きとなる。
本発明に係る積層銅箔の製造方法
本発明に係る積層銅箔は、銅又は銅合金箔基材上の少なくとも一部にNiめっき層及びSnめっき層をこの順に積層する工程1と、該Niめっき層及びSnめっき層の界面に拡散反応によってNiSn合金層を形成する工程2と、残留Snめっき層を除去する工程3とを行うことを含む上記積層銅箔の製造方法によって製造可能である。
工程1における「Niめっき」にはNiめっきのほか、例えばNi−Pd合金、Ni−Co合金、Ni−Sn合金のようなニッケル合金めっきも含まれる。これらの中でもめっき速度が早い、コストが低い等の理由から特にNiめっきが好ましい。例示的には、電気ニッケルめっきや無電解ニッケルめっきのような湿式めっき、或いはCVDやPVDのような乾式めっきにより施すことができる。本発明では膜厚が数μmと比較的厚いため、CVDやPVDのような乾式めっきよりも成膜速度の速い湿式めっきが好ましい。また、液管理、コスト、時間等の観点から電気めっきがより好ましい。
工程1で施すNiめっき層の厚みは熱処理後にNi層を残留させる観点から平均厚みで1μm以上とするのが好ましく、1.5μm以上とするのがより好ましい。Niめっき層が厚くなる分には特に支障はないが、積層銅箔全体の厚みを抑える観点や経済性の観点から5μm以下とするのが好ましく、3μm以下とするのがより好ましい。そこで、Niめっき層の平均厚みは好ましい一実施形態において1〜5μmであり、より好ましい一実施形態において1.5〜3μmである。
「Snめっき」はNiめっきの後に施され、例えば電気Snめっきや無電解Snめっきのような湿式めっき、或いはCVDやPVDのような乾式めっきにより施すことができる。本発明では膜厚が数μmと比較的厚いため、CVDやPVDのような乾式めっきよりも成膜速度の速い湿式めっきが好ましい。また、液管理、コスト、時間等の観点から電気めっきがより好ましい。Snめっき層の厚みは薄すぎると熱処理後にSn層が表面に残留せず、NiSn合金層が表面にまで達することとなる。こうなると針状又は柱状の突起構造をもつNiSn合金層は得られない。そこで、工程1で施すSnめっき層の厚みは後に除去することも考慮して1μm以上とするが好ましく、1.5μm以上とするのがより好ましい。Snめっき層が厚くなる分には特に支障はないが、後に除去する分が増加して無駄になるため4μm以下とするのが好ましく、3μm以下とするのがより好ましい。そこで、Snめっき層の平均厚みは好ましい一実施形態において1〜4μmであり、より好ましい一実施形態において1.5〜3μmである。
上記のようにして得られたNiめっき層及びSnめっき層に熱を加えるとその界面に拡散反応が生じて針状又は柱状の突起を複数有するNiSn合金層を形成することができる(工程2)。加熱温度はNiとSnの拡散反応が生じる温度であれば制限はないが、あまり低いと拡散反応に長時間を要し、逆に高すぎるとNiSn合金層の成長が速くなって層厚の制御が困難となる。そこで、一般にはSnの融点である232℃から500℃までの温度で行うリフロー処理が好ましい。典型的には250〜400℃の温度でリフロー処理を行う。目安として、300℃×30secとして加熱したときのNiSn合金層の厚みは約0.3μmとなる。NiSn合金層の好ましい厚みは先述したとおりである。
針状又は柱状の突起は加熱の際の温度及び時間を変化させることによって成長の度合いを制御することが可能であり、微細な構造を求める場合には低温で短時間加熱し、粗大な構造を求める場合には高温で長時間加熱すればよい。
工程3では、表面に残留しているSn層を除去する。これによって、工程2で形成された針状又は柱状の突起を露出することができる。Snの除去方法としては、特に制限はないが、硫酸等の酸化剤を含有する研磨液に浸漬して溶かす化学研磨や、これに更に電流を流して電解研磨する方法がある。研磨液に単に浸漬する方法ではSnがなくなるところがわかり難いため、Snが残留する場合や、逆にNiSn層まで溶かしてしまう場合がある。その点、電解除去では、酸に浸漬することは同じだが、電流をかけることによってSnが溶けきってNiSn層が表れるタイミングが、電圧をモニターすることで容易に判断可能である。例えば、一定電流で電圧をモニターしていると、急激にSnが溶け終わった時点で急激に電圧が変化する。その変化が終了した直後に電流を停止することで、Snのみを除去することが可能である。そのため、電解研磨により残留Sn層を除去するのが好ましい。
工程1〜3を経て得られた積層銅箔は、その最外層に針状又は柱状の突起を複数有するNiSn合金層を備えることとなる。本発明に係る積層銅箔は公知の任意の手段によって各種の用途に使用可能であり、例えばリチウム二次電池用負極集電体、プリント配線板又は電磁波シールド材に使用することができる。
以下、本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
例:No.1〜No.10
試験片としてCu−3.0Ni−0.65Si−0.15Mgの組成を有する60mm×45mm×18μmの寸法の銅合金箔基材(日鉱金属社製圧延銅箔:品名C7025)を用意した。該試験片をアルカリ脱脂及び酸洗した後に、スルファミン酸浴中で基材全面にNiめっきを行い、次いでメタンスルホン酸浴中で基材全面にSnめっきを行った。試験条件を表1に示す。但し、No.5に関してはSnめっき厚を変えるために4A/dm2×12secの条件としてSnめっきを行った。No.6に関してはNiめっき厚を変えるために5A/dm2×30secの条件としてNiめっきを行った。
その後、該試験片をフラックス液に浸漬することで表面酸化層を除去した後に、該試験片をホットプレートの上に乗せて熱処理を行った。加熱温度を232℃以上とした場合はリフロー処理となる。熱処理後、該試験片を電解液(コクールR−50)に浸漬して表面の残留Sn層を除去した。残留Sn層の除去には電気化学測定装置(型式HZ−3000、北斗電工)を使用した。カソードとしてSUS板を用い、参照極には標準電極を用いずカソードと同じSUS板に繋いだ。アノードとして試験片をセットし、電流密度10mA/cm2の一定電流を電圧が400mV変化するまで流してSnを除去した。これらの試験条件を表2に示す。
また、リフロー条件を変更させてNiSn層の形態に与える影響を調べた。リフロー条件と試験結果は表3に示した。
例:No.11
この例では試験片としてCu−3.0Ni−0.65Si−0.15Mgの組成を有する60mm×45mm×18μmの寸法の銅合金箔基材(日鉱金属社製圧延銅箔:品名C7025)を用意した。該試験片をアルカリ脱脂及び酸洗した後に、硫酸銅浴中で基材全面にCuめっきを行った。Cuめっきは下地めっき2.3A/dm2×118sec、粗化めっき4.6A/dm2×77sec、カブセめっき2.3A/dm2×94secの順で実施した。
Ni層及びSn層の平均厚み測定
リフロー処理前のNi層及びSn層は試験片の断面をSEM観察することで測定した。具体的には倍率10,000倍として観察される観察視野:横幅4μm×縦幅4μm(縦方向=厚み方向)のSEM像について、横幅全体を1として端から順に0、1/4、2/4、3/4及び1の距離のところでそれぞれ厚みを測定し、観察視野2箇所の平均値を平均厚みとした。
NiSn合金層の平均厚み測定
Ni−Snの合金層の厚さは、電解にてSn層のみを除去した後、蛍光X線分析でSn層の厚みとして測定された数値とした。測定に用いた装置はSII社製型式SEA5100である。
NiSn層に形成された突起の平均径
試験片の表面SEM写真(倍率10,000倍)から4μm×4μmの範囲を任意に4箇所選択し、その中の凸部の径をすべて測定し、その平均値を平均径とした。ここで、凸部の径とは、該凸部を取り囲むことのできる最小円の直径のことを指す。例示的に、図2にNo.2のSEM写真を、図3にNo.8のSEM写真を掲載する。
NiSn層に形成された突起の平均密度
試験片の表面SEM写真(倍率10,000倍)から4μm×4μmの範囲を任意に4箇所選択し、その中の突起の数を数え、その平均値を平均密度とした。
NiSn合金層の表面粗さRa
表面粗さの測定はJISB0601に準拠して三鷹光器社製型式NH−3非接触式三次元測定装置を用いて行った。カットオフは0.25mm、測定長さは1.25mmで測定した。
ピール強度
実施例No.1〜11に市販のポリイミド前駆体ワニス(宇部興産株式会社製、商品名U−ワニス−A)を用いて、下記の条件でポリイミド製膜した。
ポリイミド塗布厚み:30μm
溶媒乾燥:130℃、30分、大気下
樹脂硬化:350℃、15分、Ar雰囲気下
長さ100mm、幅5mmのサイズに試料を切り出し、JISC6471に規定される方法に従って、短辺の端から銅箔を剥離し、その応力を測定した。引き剥がし角度は90°、引き剥がし速度は50mm/minで行った。ピール強度が1.0N/mm以上の場合を○とし、1.0N/mm未満の場合を×とした。
ファインピッチ適正
ファインピッチ適正は十点平均粗さRzJISの測定をJISB0601に準拠して三鷹光器社製型式NH−3非接触式三次元測定装置を用いて行った。カットオフは0.25mm、測定長さは1.25mmで測定した。Rzが1.5μm未満を○、1.5μm以上2.0μm未満を△、2.0μm以上を×とした。
容量維持率
(1)負極活物質層としてSnCu合金を使用した場合
No.1〜11のNiSn合金層上に、以下に示す条件で湿式めっきを行ってSnCu合金からなる負極活物質層を形成し、対極に金属リチウムを用いて充放電試験を実施した。充放電条件は電流密度0.5mA/cm2、充電3mV(vs Li/Li+)、放電2.0V(vs Li/Li+)で20サイクルまでの充放電とした。1サイクル目放電容量に対する20サイクル目の放電容量を容量維持率(%)とした。
<湿式めっき条件>
電極:Pt−Ti
浴組成:石原薬品製 HTC516
浴温:25℃
電流密度:7A/dm2
膜厚:3μm
めっき組成:Sn:63質量%、Cu:37質量%
(2)負極活物質層としてSnCo合金を使用した場合
No.1〜11のNiSn合金層上に、以下に示す条件で湿式めっきを行ってSnCo合金からなる負極活物質層を形成し、対極に金属リチウムを用いて充放電試験を実施した。充放電条件は(1)と同様とした。
<湿式めっき条件>
電極:カーボン
浴組成:日本化学産業製 ピロアロイSC
浴温:55℃
電流密度:2A/dm2
膜厚:3μm
めっき組成:Sn:65質量%、Co:35質量%
考察
No.1〜No.4では、突起形態が適切に制御されているため、密着性及びファインピッチ適正が共に優れていた。
No.5では、リフロー前のSn層が薄すぎたために、リフロー処理によって試験片の滑らかな最表面にまでNiSn層が成長し、Sn層が残留しなかった。そのため、針状又は柱状の突起構造が得られず、充分な密着性が得られなかった。また、ファインピッチ適正もやや不充分であった。
No.6では、リフロー前のNi層が薄すぎたために、リフロー処理によってもNiSn層が充分に発達せず、充分な密着性が得られなかった。
No.7では、加熱温度が低かったために、NiSn層が成長しなかった。その結果、充分な密着性が得られなかった。
No.8では、加熱温度が高く、NiSn合金層が過剰に成長したために、ファインピッチ適正が得られなかった。
No.9では、加熱時間が長く、NiSn合金層が過剰に成長したために、ファインピッチ適正が得られなかった。
No.10では、加熱時間が短かったために、NiSn層が成長しなかった。その結果、充分な密着性が得られなかった。
No.11では、電着粒の径が過大なため、ファインピッチ適正が得られなかった。
容量維持率については、負極活物質層としてSnCu合金を使用した場合には従来のCu粗化めっきと比べて向上が見られないものの、SnCo合金を使用した場合には容量維持率が向上した。
残留Sn除去前のNiSn合金層断面の一例を示すSEM写真である。 No.2の試験片について、NiSn合金層表面のSEM写真(倍率10,000)である。 No.8の試験片について、NiSn合金層表面のSEM写真(倍率3,500)である。

Claims (12)

  1. 銅又は銅合金箔基材と、該銅又は銅合金箔基材の少なくとも一部を直接又は間接的に被覆するNiSn合金層とを備えた積層銅箔であって、該NiSn合金層は最外層を形成すると共に複数の針状又は柱状の突起を有する積層銅箔。
  2. 前記突起を表面からSEM観察したときに観察される前記突起の平均径は0.1〜2μmである請求項1記載の積層銅箔。
  3. 前記突起を表面からSEM観察したときに観察される前記突起の存在密度は4〜10個/μm2である請求項1又は2記載の積層銅箔。
  4. 前記NiSn合金層の平均厚みは0.1〜0.8μmである請求項1〜3何れか一項記載の積層銅箔。
  5. 前記銅又は銅合金箔基材と前記NiSn合金層との間にNi層が形成されている請求項1〜4何れか一項記載の積層銅箔。
  6. 前記Ni層は平均厚みが0.2μm以上である請求項5記載の積層銅箔。
  7. 前記NiSn合金層の表面粗さRaは0.05〜3.0μmである請求項1〜6何れか一項記載の積層銅箔。
  8. 銅又は銅合金箔基材上の少なくとも一部にNiめっき層及びSnめっき層をこの順に積層する工程1と、該Niめっき層及びSnめっき層の界面に熱処理によってNiSn合金層を形成する工程2と、残留Snめっき層を除去する工程3とを行うことを含む請求項1〜7何れか一項記載の積層銅箔の製造方法。
  9. 工程1で形成されるNiめっき層は平均厚みが1μm以上であり、Snめっき層は平均厚みが1μm以上であり、工程2で形成されるNiSn合金層は平均厚みが0.1〜0.8μmである請求項8記載の製造方法。
  10. 前記熱処理はリフロー処理である請求項8又は9記載の製造方法。
  11. 工程3は電解研磨により行われる請求項8〜10何れか一項記載の製造方法。
  12. 請求項1〜7の何れか一項に記載の積層銅箔を用いたリチウム二次電池用負極、プリント配線板又は電磁波シールド材。
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