JP2008273617A - 冷凍食品用の新規なトレー - Google Patents

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Masao Shiragami
雅夫 白神
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Abstract

【課題】冷凍食品は、トレーの窪みにカップを乗せて、カップに惣菜を入れた二重容器で流通しているものが多い。分離させるためにミシン目があり、トレーが変形し易いことと、盛り付けた後、容器の廃棄量が多い欠点があった。
【解決手段】トレーとカップを一体化して成型し、二重容器にしない方法で解決した。トレーとカップは、2ないし8箇所の接合点で連結して、惣菜を詰める工程や冷凍や解凍処理にも問題なく、かつ消費者もカップを分離し易くした。接合点は、凹凸形状のデザインで指示し、消費者に利便性をもたらした。さらにカップの周囲に20前後の襞を設け、底上げも行い、変形性とボリューム感を改良した。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、冷凍食品を、お弁当にそのまま使用できる新規なトレーに関する。
最近、惣菜等を複数個のカップに収容して、トレーの窪みに入れ冷凍して市場に流通させことが多くなった。小分けトレーと称して、惣菜等を収容する複数個の箱状の収容部が連結したトレーである。消費者は、その冷凍食品を購入して、家庭で必要な数だけ収容部をミシン目に沿って切断して、カップを取り出し、そのまま弁当に入れ自然解凍させたり、電子レンジで解凍して使用している。この小分けトレーに、惣菜を入れる作業をする冷凍食品メーカーにとっては、収容部が硬い方が作業し易く、トレーが変形し易いとミシン目部分でたわみが発生しライン上で問題が起こる。一方、消費者にとっては、分離が容易にでき、弁当箱に入れるときにはカップが変形してくれる方が使いよい。
この相反するニーズを解決するために、色々の技術が開発されている。ミシン目を非直線状に形成させる。これによってミシン目に沿って折れ曲がるのを防止する(特許文献1)。収容部の仕切り部に凹凸のリブを設けて、ミシン目でのたわみ或いは折れ曲がりを防ぐ工夫もある(特許文献2及び3)。また、ミシン目を波形にして、折れ曲がりにくくする技術も開発されている(特許文献4)。
フランジ付き容器とトレーを一体成型し、フランジ付き容器に冷凍食品を収容して販売する方式も提案されている。この場合、所望の冷凍食品の入った包装体を消費者は購入し、外装を破き、冷凍食品の入ったフランジ付き容器を取り出して、電子レンジで所定時間加熱処理をして調理することが提案されている(特許文献5)。さらに、着脱自由なトレーとして、カップとそれをはめ込むことができる切抜き部を有するトレーを用意し、両者を係合させる係合凹部と係合凸部或いは係合孔部と係合凸部、さらに係合くびれ部を設けて、着脱を容易にしたトレーも開発されている(特許文献6)。
以下に、背景技術で説明した特許文献である公報と図を記しておく。
特開2000−33930号公報(図1) 特開平10−157720号公報(図4) 特開平11−321838号公報(図1) 特開平11−301632号公報(図1及び2) 特開平10−230920号公報(図1) 特開2006−273424号公報(図1及び図6)
従来技術の問題点は、1トレーの一端から他の端まで直線状のミシン目を入れるとトレーが変形し易く、惣菜を盛り付けるプロセスでの生産性が悪い。また、2トレーの上に、惣菜を入れたカップを乗せて、二重容器で流通させて、消費者は複数個連結したトレーから一つを分離させ、切り離したトレーは捨て、惣菜の入ったカップを取り出して弁当箱に詰めている。3連結した複数の収容部間の仕切り部にリブを設ける方法もあるが、金型が複雑になる欠点がある。4トレーとその上に乗せるカップの構造を改良する技術は、消費者は使用後にトレーもカップも廃棄しており、地球環境保護の点からも本質的な解決ではない。
本発明者は、従来の慣習を破り、トレーとカップを一体のものとし、トレーの一部がカップとなるところから、それだけ廃棄物を減少できる方法であって、地球環境にもやさしい技術として開発した。製造工程的にもプロセスが簡単となり、製造コスト低減にもつながった。すなわち、プラスチックシートの真空・圧空成型により支持用トレーとカップを同時成型する技術であり、カップの形状として、開口部より底面を狭く、開口部の円周に襞を有するカップとし、支持用トレーとカップは、数箇所で接合した構造とする。
カップの襞の数は、開口部の円周に、8から36有ればよい。これによって、内容物を保持した状態で変形性が良好であった。しかもミシン目は作らず、波状のスリットを入れておくことでトレーとカップは惣菜を入れる工程でも問題は発生しない。支持用トレーとカップは、取り外し易いように2ないし8箇所の結合でよい。トレーを分割するスリットには、数mm毎に接合点があり、直線的なミシン目がないので、トレーは変形しにくく、取り扱い性がよいものとなった。カップに入れる内容物によって、カップの大きさと成型するシートの厚みを変更すれば、色々の商品に対応できる。
消費者がトレーからカップをはずし易いように、数箇所の接合点を凹凸形状のデザインで指示して、分かりやすい冷凍惣菜用トレー構造とした。接合点の長さは、入れる惣菜の量によって変えればよいが、ほとんどの場合、1mm以下の長さで残しておけば十分である。カップの襞構造部は、外周から見ると円柱状又は紡錘状であり、かつ底面にも底上げ構造を持たせたデザインが好ましい。冷凍惣菜用カップとして、成型シートに模様が入ったものにすることも可能である。印刷したフィルムを張り合わせたシートを用いてトレーとカップを製造することにより子供の喜ぶ漫画入りのデザインも可能である。
図によって、発明を実施する最良の形態について述べる。図1aは、カップ用6仕切りトレーの上面図であり、図1bは、図1aのA−A′の端面図である。
1は6カップを保持しているトレーである。2で示すカップが6個連結している。3がカップの襞の最上部の波型を示している。図1bに示す端面図で、4が襞の最外部の線であり、5は、襞の内側の線である。襞は底面まで続いている場合や、底面の少し前で襞がなくなる構造のものが製造できる。この襞が、惣菜等内容物を入れたときや解凍後弁当箱に入れたときに変形し、収納し易くするので8から36程度が好ましい。1トレーにおけるカップの数は、適宜ユーザーによって変更して提供できる。
図1aの6、7及び8は、トレーとカップの接合部を指示しているマークである。図1aでは、3点で接合していることを示している。円周方向の接合部の長さは、通常の場合1mm以下でよい。襞の先の外周と6、7及び8で、連結しており、6と7、7と8、8と6の間は、切断されており、冷凍物を解凍した後に消費者が容易にトレーからカップを外せるようにして、従来の問題点を解決している。
図2は、カップのみの上面aと端面bを図示したものである。中心にある円は、底面の底上げを表わしており、同心円的に波型を形成させて、弁当箱の中でカップのバランス調整を容易にし、さらに惣菜等の内容物にボリューム感を出すようにした構造的工夫である。
ポリプロピレンのペレットに熱を加えてTダイより押出して84cm幅のシートを製造した。このシートに、柄を印刷したフィルムをラミネートして、耐寒性のあるシートを製造し巻き取った。ついで、真空成型機で、巻き出しながら、図1の188mm幅、130mmの7列4段の金型で成型した。引き続きカップにスリットを入れる工程で、図1の6、7及び8の所を0.6mm残して、トレーとカップを切り離した。カップは3点で保持され、冷凍食品メーカーの工程に入れるのに問題なかった。
成型時の襞の数については、接点間に8個の襞を形成させて、カップ全体での襞の数は、18とした。カップの円周に120度毎に接合部が三つ形成されるが、その接合部を指示する凹凸形状の指示マークは、成型時に金型によって入れた。本発明による新規なトレーを、冷凍食品工場へ供給し、製造した弁当用の惣菜をカップに入れて冷凍して冷凍食品を製造した。複数の主婦によってトレーからカップを切り離して、弁当に活用してもらった。6仕切りのトレーから図1の6、7及び8を切断して、カップ一つを切り離す作業に何ら問題なかった。調理時の廃棄物は少なく、カップのフレーム部と持ち帰った弁当箱の使用後のカップのみの廃棄処理となった。
冷凍食品メーカーにとっては、これまでトレーが変形し易いとミシン目部分でたわみが発生しライン上で問題が起こりやすく、一方、消費者にとっては、惣菜を解凍するときに、分離が容易にでき、弁当箱に入れるときにはカップが変形してくれる方が使いよい。この両者を満足させるミシン目のない構造のトレーとカップの一体化したものが開発できたので、本発明製品の普及は大いに期待できる。トレーの一部分がカップとして使用されるためその廃物量や、分別する負担が大きく減少し、環境問題から見ても業界での利用可能性が大きい。
カップ用6仕切りトレーの上面図と端面図である。 カップ一個ずつの上面図と端図である
符号の説明
1 6仕切りトレー
2 カップの上面
3 カップの襞の上端の波型
4 襞の最外部のライン
5 襞の窪み内部のライン
6 接合部分の場所を示す凹凸形状の指示マーク・3ヶ所の内の一つ
7 接合部分の場所を示す凹凸形状の指示マーク・3ヶ所の内の一つ
8 接合部分の場所を示す凹凸形状の指示マーク・3ヶ所の内の一つ
9 カップの底上げ構造を示す円

Claims (2)

  1. プラスチックシートの真空・圧空成型により支持用トレーとカップを一体ものとして同時成型し、カップの形状として、開口部より底面を狭く、開口部の円周に8から36の襞を有するカップとし、支持用トレーと襞を有するカップは、2ないし8箇所で接合した構造とし、かつ接合点を凹凸形状のデザインで指示したトレー
  2. カップの2ないし8箇所の接合点の長さは、0.3から1mmであって、接合点の間はスリットにより切り離されており、カップの襞の外観は、底面又は底面近くまで達する円柱状又は紡錘状であり、かつ底面にも1ないし2段の同心円状の底上げ構造を持たせたカップの切り離し容易な請求項1のトレー
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018025548A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 日清フーズ株式会社 容器入り冷凍食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018025548A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 日清フーズ株式会社 容器入り冷凍食品
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