JP3729963B2 - 電子レンジ用冷凍食品トレー - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、肉じゃがやカボチャのような調理された冷凍食品を収容する電子レンジ用冷凍食品トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、肉じゃがのような調理された冷凍食品を収容する電子レンジ用冷凍食品トレーは、図3および図4に示すように、複数の容器収納空間1を設けたトレー2と、各容器収納空間1に配置された容器3とから構成され、トレー2は透明ポリプロピレン樹脂材料で真空成形され、容器3は無機フィラを混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記形式の電子レンジ用冷凍食品トレーは、トレーと容器は別体であるから、過剰包装になるとともに、製造工程に容器をトレーの容器収納空間に装着する工程を必要とし製造工程が複雑になる。
【0004】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、製造工程の簡略化を図るとともに、過剰包装をなくすようにした電子レンジ用冷凍食品トレーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子レンジ用冷凍食品トレーは、一体成形したフランジ付き容器とトレー本体を有し、フランジ付き容器のフランジ部に周縁から内方に延び上面がフランジ部の上面より下方に位置する複数のくぼみ部を設け、これらくぼみ部の少なくとも一部を連結部としてトレー本体に連結し、フランジ付き容器のフランジ部とトレー本体を連結部を残して切断して構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0007】
図1は本発明による電子レンジ用冷凍食品トレー10を示し、この電子レンジ用冷凍食品トレー10は、たとえば、炭酸カルシウムのような無機フィラーを30%混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形されている。電子レンジ用冷凍食品トレー10は、4つのフランジ付き容器11をトレー本体12に一体成形して構成されている。
【0008】
上記フランジ付き容器11は、図2に示すように、冷凍食品収容部13とこの冷凍食品収容部13の上端に連設されたフランジ部14とを有する。フランジ部14は、多角形、好ましくは8角形をなし8つのフランジ部分15のうちの1つおきのフランジ部分15aにくぼみ部分16を有する。このくぼみ部分16の上面はフランジ部分15aの上面より下方に位置し、くぼみ部分16の一部は連結部17を介してトレー本体12に連結されている。連結部17を簡単に切断するためには、連結部17の幅を0.8mm程度とすることが好ましい。
【0009】
すなわち、フランジ付き容器11は、8つのフランジ部分15のうちの4つのフランジ部分15aに設けたくぼみ部分16の一部だけを残してトレー本体12と切り離されている。
【0010】
つぎに、作用を説明する。
たとえば、肉じゃがのような調理された冷凍食品は、電子レンジ用冷凍食品トレー10の4つのフランジ付き容器11に収容され、図示しない外袋に入れられた包装体として市販されている。
【0011】
所望の冷凍食品が入った包装体を購入した利用者は、外袋を破き、冷凍食品が入ったフランジ付き容器11をトレー本体12から切り離し、冷凍食品が入ったフランジ付き容器11を電子レンジのオーブン内部に配置し、所定時間加熱処理して置き、フランジ付き容器11に入った冷凍食品を調理する。
【0012】
加熱調理した食品をオーブンから取り出す場合に、加熱調理した食品の温度が高くても、容器11にフランジが設けられているので、フランジ付き容器11を手で持って行なうことができる。
【0013】
フランジ付き容器11とトレー本体12の連結部17を切断すると、連結部17はばりとなってフランジ付き容器11に残ることがあるが、この連結部17は容器11のフランジ部15aの上面より下方に位置するので、容器11のフランジ部15aに唇をつけて加熱調理した食品を食べた後の煮汁をすすっても、唇にばりが当たり唇を傷付けてしまうことがない。
【0014】
なお、上記実施の態様では、4つのフランジ付き容器11を有する電子レンジ用冷凍食品トレー10について説明したが、このフランジ付き容器11の数は、必要に応じて変更することかできる。また、フランジ付き容器11のフランジの形状は8角形としたが、フランジ部にくぼみが形成できる形状であれば、多角形の数は8角形に制限されるものではなく、フランジ部は円形であってもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、トレーに一体成形されるフランジ付き容器をフランジに設けたくぼみ部分の少なくとも一部を介して連結したことで、フランジ付き容器をトレーから切り離す際に発生するばりが唇や手が当たって傷付けてしまうことがなく、また、製造工程の簡略化を図るとともに過剰包装をなくすことができる。
【0016】
また、電子レンジ用冷凍食品トレー全体を無機フィラを混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形することで、廃棄物として燃焼する際の燃焼カロリーを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子レンジ用冷凍食品トレーの一部を削除して示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】従来の電子レンジ用冷凍食品トレーの一部を削除して示す斜視図。
【図4】 図3のB−B線に沿った断面図。
【符号の説明】
10 電子レンジ用冷凍食品トレー
11 フランジ付き容器
13 冷凍食品収容部
14 フランジ部
15 フランジ部分
15a フランジ部分
16 くぼみ部分
17 連結部
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、肉じゃがやカボチャのような調理された冷凍食品を収容する電子レンジ用冷凍食品トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、肉じゃがのような調理された冷凍食品を収容する電子レンジ用冷凍食品トレーは、図3および図4に示すように、複数の容器収納空間1を設けたトレー2と、各容器収納空間1に配置された容器3とから構成され、トレー2は透明ポリプロピレン樹脂材料で真空成形され、容器3は無機フィラを混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記形式の電子レンジ用冷凍食品トレーは、トレーと容器は別体であるから、過剰包装になるとともに、製造工程に容器をトレーの容器収納空間に装着する工程を必要とし製造工程が複雑になる。
【0004】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、製造工程の簡略化を図るとともに、過剰包装をなくすようにした電子レンジ用冷凍食品トレーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子レンジ用冷凍食品トレーは、一体成形したフランジ付き容器とトレー本体を有し、フランジ付き容器のフランジ部に周縁から内方に延び上面がフランジ部の上面より下方に位置する複数のくぼみ部を設け、これらくぼみ部の少なくとも一部を連結部としてトレー本体に連結し、フランジ付き容器のフランジ部とトレー本体を連結部を残して切断して構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0007】
図1は本発明による電子レンジ用冷凍食品トレー10を示し、この電子レンジ用冷凍食品トレー10は、たとえば、炭酸カルシウムのような無機フィラーを30%混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形されている。電子レンジ用冷凍食品トレー10は、4つのフランジ付き容器11をトレー本体12に一体成形して構成されている。
【0008】
上記フランジ付き容器11は、図2に示すように、冷凍食品収容部13とこの冷凍食品収容部13の上端に連設されたフランジ部14とを有する。フランジ部14は、多角形、好ましくは8角形をなし8つのフランジ部分15のうちの1つおきのフランジ部分15aにくぼみ部分16を有する。このくぼみ部分16の上面はフランジ部分15aの上面より下方に位置し、くぼみ部分16の一部は連結部17を介してトレー本体12に連結されている。連結部17を簡単に切断するためには、連結部17の幅を0.8mm程度とすることが好ましい。
【0009】
すなわち、フランジ付き容器11は、8つのフランジ部分15のうちの4つのフランジ部分15aに設けたくぼみ部分16の一部だけを残してトレー本体12と切り離されている。
【0010】
つぎに、作用を説明する。
たとえば、肉じゃがのような調理された冷凍食品は、電子レンジ用冷凍食品トレー10の4つのフランジ付き容器11に収容され、図示しない外袋に入れられた包装体として市販されている。
【0011】
所望の冷凍食品が入った包装体を購入した利用者は、外袋を破き、冷凍食品が入ったフランジ付き容器11をトレー本体12から切り離し、冷凍食品が入ったフランジ付き容器11を電子レンジのオーブン内部に配置し、所定時間加熱処理して置き、フランジ付き容器11に入った冷凍食品を調理する。
【0012】
加熱調理した食品をオーブンから取り出す場合に、加熱調理した食品の温度が高くても、容器11にフランジが設けられているので、フランジ付き容器11を手で持って行なうことができる。
【0013】
フランジ付き容器11とトレー本体12の連結部17を切断すると、連結部17はばりとなってフランジ付き容器11に残ることがあるが、この連結部17は容器11のフランジ部15aの上面より下方に位置するので、容器11のフランジ部15aに唇をつけて加熱調理した食品を食べた後の煮汁をすすっても、唇にばりが当たり唇を傷付けてしまうことがない。
【0014】
なお、上記実施の態様では、4つのフランジ付き容器11を有する電子レンジ用冷凍食品トレー10について説明したが、このフランジ付き容器11の数は、必要に応じて変更することかできる。また、フランジ付き容器11のフランジの形状は8角形としたが、フランジ部にくぼみが形成できる形状であれば、多角形の数は8角形に制限されるものではなく、フランジ部は円形であってもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、トレーに一体成形されるフランジ付き容器をフランジに設けたくぼみ部分の少なくとも一部を介して連結したことで、フランジ付き容器をトレーから切り離す際に発生するばりが唇や手が当たって傷付けてしまうことがなく、また、製造工程の簡略化を図るとともに過剰包装をなくすことができる。
【0016】
また、電子レンジ用冷凍食品トレー全体を無機フィラを混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形することで、廃棄物として燃焼する際の燃焼カロリーを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子レンジ用冷凍食品トレーの一部を削除して示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】従来の電子レンジ用冷凍食品トレーの一部を削除して示す斜視図。
【図4】 図3のB−B線に沿った断面図。
【符号の説明】
10 電子レンジ用冷凍食品トレー
11 フランジ付き容器
13 冷凍食品収容部
14 フランジ部
15 フランジ部分
15a フランジ部分
16 くぼみ部分
17 連結部
Claims (3)
- 冷凍食品収容部とこの冷凍食品収容部の上端に連設されたフランジ部とを有するフランジ付き容器とトレー本体を一体成形した電子レンジ用冷凍食品トレーにおいて、フランジ付き容器のフランジ部に周縁から内方に延び上面がフランジ部の上面より下方に位置する複数のくぼみ部を設け、これらくぼみ部の少なくとも一部を連結部としてトレー本体に連結し、フランジ付き容器のフランジ部とトレー本体を連結部を残して切断したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品トレー。
- フランジ付き容器とトレー本体は無機フィラを混入したポリプロピレン樹脂材料で真空成形手段で成形されることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用冷凍食品トレー。
- フランジ付き容器はフランジ部が8角形であり、くぼみ部を1つおきのフランジ部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用冷凍食品トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183897A JP3729963B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電子レンジ用冷凍食品トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183897A JP3729963B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電子レンジ用冷凍食品トレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10230920A JPH10230920A (ja) | 1998-09-02 |
JP3729963B2 true JP3729963B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=12342208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3183897A Expired - Fee Related JP3729963B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電子レンジ用冷凍食品トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3729963B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4089242B2 (ja) * | 2002-02-27 | 2008-05-28 | 味の素株式会社 | 食品収納容器 |
JP4917856B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2012-04-18 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 | 包装用容器 |
JP6590272B2 (ja) * | 2015-03-02 | 2019-10-16 | 京和株式会社 | 充填式冷凍食品の容器 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP3183897A patent/JP3729963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10230920A (ja) | 1998-09-02 |
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Legal Events
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