JP2008273447A - ウェビング巻取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリテンショナー作動後、ロック機構によってメインロックするまでの間に、スピンドルに負荷が掛かっていない状態を防止し、巻取り装置のロック機構によるメインロックへのスムーズな移行を実現することができるプリテンショナーを備えたウェビング巻取り装置を提供する。
【解決手段】ウェビング巻取り装置10のプリテンショナー15において、駆動されたボール56が進出するチューブ52の開口部52bとボール受け部46との間のボール経路は、ピニオン42への駆動力伝達が終了した時点において、複数のボール56がピニオン42のポケット42aと噛合うように形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、ウェビング巻取り装置に関し、より詳細には、車両緊急時に作動するプリテンショナー付きのウェビング巻取り装置に関する。
従来のウェビング巻取り装置では、車両緊急時に作動するプリテンショナーとして、ガス発生器による燃焼圧力によって圧力容器部材を通過した転動体をピニオンに噛み込ませ、ピニオンの回転によってウェビングを巻き付けるスピンドルを駆動させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−191819号公報
ところで、圧力容器部材の開口部から進出した転動体は、ピニオンと噛合った後、転動体受け部に収容される。従来のプリテンショナーでは、圧力容器部材の開口部と転動体受け部との間の転動体経路が真っ直ぐ、即ち、転動体が真っ直ぐ進むため、ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、ピニオンに噛み込んでいる転動体が1つになる場合がある。この場合、ロック機構によってメインロックするまでの間にピニオンから転動体が振り抜けてしまう現象が発生し、瞬間的にスピンドルに負荷が掛かっていない状態が発生する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、プリテンショナー作動後、ロック機構によってメインロックするまでの間に、スピンドルに負荷が掛かっていない状態を防止し、巻取り装置のロック機構によるメインロックへのスムーズな移行を実現することができるプリテンショナーを備えたウェビング巻取り装置を提供することにある。
本発明の目的は、下記の構成によって達成される。
(1) ウェビングを巻き付けるスピンドルと、
燃焼圧力により駆動される複数の転動体、該転動体をガイドすると共に前記燃焼圧力を保持する圧力容器部材、前記転動体と噛合うことで前記転動体の移動を回転運動に変えるピニオン、及び、前記ピニオンと噛合い後の前記転動体を収納する転動体受け部、を有するプリテンショナーと、を備え、
駆動された前記転動体が進出する前記圧力容器部材の開口部と前記転動体受け部との間の転動体経路は、前記ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、前記複数の転動体が前記ピニオンの噛合い部分と噛合うように形成されることを特徴とするウェビング巻取り装置。
(2) 前記圧力容器部材の開口部と前記転動体受け部との間の前記ボール経路は、前記転動体が接触する軌道面がピニオン側に湾曲されるガイドアーチによって部分的に形成されることを特徴とする(1)に記載のウェビング巻取り装置。
(3) 前記転動体は球形状であり、前記ピニオンの前記噛合い部分は、前記ピニオンの外周部に円周方向に沿って等間隔に複数形成される半球状のポケットであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のウェビング巻取り装置。
(4) 前記ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、2又は3つの前記転動体が前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
(5) 前記ピニオンの駆動力伝達が終了後、前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っている前記複数の転動体の直径の合計長さが、前記ウェビングの引出しを阻止するロック機構が作動するまでの前記ウェビングの伸び出し量の長さよりも長くなる個数分だけ前記転動体が前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
(6) 前記ピニオンへの駆動力伝達が終了後前記ピニオンが逆回転する時、前記ピニオンの噛合い部分で噛合っている前記複数の転動体は順に前記ピニオンから離間することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
本発明のウェビング巻取り装置によれば、プリテンショナーにおいて、駆動された転動体が進出する圧力容器部材の開口部と転動体受け部との間の転動体経路は、ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、複数の転動体がピニオンの噛合い部分と噛合うように形成されるので、プリテンショナー作動後、巻取り装置のロック機構によるメインロックまでの間にピニオンに負荷が掛かっていない状態を防止することができ、メインロックへのスムーズな移行を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るウェビング巻取り装置について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のウェビング巻取り装置10は、図1〜図3に示すように、リトラクタフレーム11に回転可能に支持され、ウェビング(図示せず)を巻き取るスピンドル組立体(スピンドル)12と、スピンドル組立体12をウェビングの巻き取り方向に付勢する巻取りばね装置(図示せず)と、車両の水平方向の加速度を検出する加速度センサ13と、加速度センサ13によって検出される加速度に応じてウェビングの引出動作をロックするロック機構14と、車両衝突時にスピンドル組立体12に作用してウェビングを引き込むプリテンショナー15と、設定以上の荷重がウェビングに加わった場合にエネルギーを吸収しながらウェビングを繰り出すフォースリミッタ機構16と、を備える。
図示しない巻取りばね装置及びプリテンショナー15は、スピンドル組立体12の軸方向一端側に配置され、プリテンショナー15は、リトラクタフレーム11に取り付けられるチューブカバー17内に収容される。一方、加速度センサ13、及びロック機構14は、スピンドル組立体12の軸方向他端側に配置され、リトラクタフレーム11に取り付けられるカバー18内に収容される。なお、リトラクタフレーム11には、一対の側板11a,11bの自由端側を連結するタイプレート25、及び、ウェビングガイド27を有して背面11cにねじ止めされるアッパーステー26が取り付けられている。
加速度センサ13は、球状のセンサウェイト21と、センサウェイト21を収容するセンサケース22とを備え、センサケース22にはセンサレバー23が軸24を介して回転可能に取り付けられる。
ロック機構14は、公知の種々の構成を採用することができる。本実施形態の場合には、ロック機構14は、ベアリング板31と、慣性体34と連動してベアリング板31の内歯31aと係合可能なWSレバー32と、WSレバー32と係合するステアリングホイール33と、ステアリングホイール33内に配置される慣性体34と、ステアリングホイール33と慣性体34との間に設けられるスプリング35と、を有する。
そして、車両衝突等で水平方向の加速度が所定値より大きいとき、加速度センサ13のセンサウェイト21が移動し、センサレバー23を上方に回動する。続いてセンサレバー23が上方に回動して、ステアリングホイール33と係合する。そして、ステアリングホイール33の引き出し方向の回転が阻止された状態でウェビングがリトラクタ10から引き出されると、ステアリングホイール33がスピンドル12に対して回転遅れを生じ、後述するトレッドヘッド65に回動可能に取り付けられたロック片67がステアリングホイール33によって径方向外方に移動してリトラクタフレーム11の側板11bの係合内歯11dと係合し、スピンドル組立体12によるウェビングの引き出し動作がロックされる。
また、スピンドル組立体12は、スピンドル本体61と、その一端側にスピンドル本体61と一体回転可能に取り付けられるスリーブ62と、スピンドル本体61の他端側に配置されるエネルギー吸収ストッパー64、トレッドヘッド65、タッピングスクリュー66、ロック片67、オメガスプリング68、及び安全プレート69と、スリーブ62及びトレッドヘッド65に連結されてフォースリミッタ機構16を構成するトーションバー63と、から構成される。スピンドル組立体12は、組立状態では、リトラクタフレーム11に挿通され、ベアリング板31と後述するベアリングブッシュ40に支持されてスムーズに回転可能となる。
プリテンショナー15は、リトラクタフレーム11の側板11aとチューブカバー17との間に、ベアリングブッシュ40、クラッチプレート41、ピニオン42、ベアリングリング43、ボール案内部44、ボール案内板45、及びボール受け部(転動体受け部)46を備えると共に、ピニオン42の周囲に駆動装置51を備える。
駆動装置51は、リトラクタフレーム11とチューブカバー17との間に保持固定される圧力容器部材であるチューブ52と、チューブ52内の一端側に設けられるガス発生器(MGG)53、スプリング54、ピストン55、及びボールチェーンを構成する転動体であるボール56と、チューブ52の他端部に取り付けられたボールストッパばね57と、を備える。チューブ52は、ボール56をガイドするとともにガス発生器53による燃焼圧力を保持する。そして、MGGコネクター58を介してガス発生器53の点火による燃焼圧力により、ピストン55を介してボール56が押し出され、チューブ52の他端側開口部52bから押し出されたこれらのボール56がピニオン42の半球状のポケット42aに入り込んで噛合い、ピニオン42を回転させる。これにより、ピニオン42は、ボール56の移動を回転運動に変える。なお、スプリング54は、通常のボール56のがたつきによる異音の発生を防止している。
ボールストッパばね57は、ボール56が通過した後、余分なボールの逆流を防ぐためのものである。チューブ52から出て、ピニオン42を回転させたボール56は、図7の奥行き方向にボールストッパばね57を撓ませながら通過する。ばね57は、撓んだ後、また元に戻るので一度ここを通過したボール56は再びチューブ52側に戻ることはない。
また、チューブ52の他端側開口部52bとボール受け部46との間のボール経路には、ピニオン42のポケット42aに噛み込んだボール56をピニオン42側へ曲線状に移動させるべく、ボール56が接触する面がピニオン側に湾曲されるガイドアーチ52aが形成されている。これにより、チューブ52から出たボール56がピニオン42と噛合い、力を伝達した後、ピニオン42が所定角度だけ回転してからボール56を離脱させる。具体的に、ガイドアーチ52aは、他端側開口部52bからさらに延びるチューブ52の端部に形成されている。ガイドアーチ52aの面は、スピンドル本体61の軸線を中心として、軸線からピニオン42と噛合ったボール56の最外位置までの距離以上離れた位置に、一様な曲率半径を有して設けられており、ボール56がピニオン42の少なくとも1つのポケット42a分噛合ったまま移動できるような長さを有している。
図4に示すように、ピニオン42の内周側には、スリーブ62の外周側に形成された係合部62aが内挿される。ピニオン42の外周部には、駆動装置51のボール56と噛合う部分を構成する複数の半球状のポケット42aが円周方向に亙り等間隔に形成され、その内周部には、クラッチ部分を構成する楔状のカム面42bが4箇所形成されている。また、ピニオン42のカバー側の側面には、位置決め用の凹部42cが複数(本実施形態では、2箇所)形成されている。
即ち、ピニオン42は、ボール56と噛合うポケット42aとクラッチプレート41と対向するカム面42bとが形成される単一の鉄製部材(S45C)であり、ボール56と噛合うポケット42aとクラッチプレート41と対向するカム面42bとがピニオン42の半径方向から見てオーバーラップするように形成される。
クラッチプレート41は、例えば、冷延鋼板(SPCD−SD)で構成され、環状の保持部41aと、保持部41aの内周側から軸方向片側に延出して互いに連続する複数(本実施形態では、4つ)の腕部41b及び伝達部41cと、を有する。腕部41bは、保持部41aと伝達部41c間を連結し、伝達部41cの縮径方向への移動を許容するとともに、ピニオン42が回転し始めると伝達部41cを保持部41aから分離すべく、剪断される所定の長さ及び太さに設定される。
図4及び図5に示すように、保持部41aには、円周方向等間隔に複数(本実施形態では、4つ)の外周溝41dが形成されている。これら外周溝41dを、チューブカバー17の保持部41aとの対向面に形成された複数(本実施形態では、4つ)の凸部17aに嵌合させることで、クラッチプレート41はチューブカバー17に位置決めされる。
また、図6に示すように、ベアリングブッシュ40はチューブカバー17に形成された孔部17cに嵌合され、チューブ52はチューブカバー17に嵌め込まれる。さらに、ピニオン42は、ベアリングリング43を軸方向端部に外嵌して、ボール案内部44及びボール案内板45とともに、チューブカバー17内に収容される。この状態で、ピニオン42に形成された凹部42cがチューブカバー17の対向面に形成された複数(本実施形態では、2つ)の突起17bと嵌合され、ピニオン42もチューブカバー17に位置決めされる。図7は、チューブカバー17内で組み立てられたプリテンショナー15を示している。
また、図7に示すように組み立てられたプリテンショナー15は、スピンドル組立体12が挿通されたリトラクタフレーム11の側板11aに取り付けられる。同時に、図3に示すように、ボール案内部44に形成された突起が側板11aの嵌合孔11eと係合し、ベアリングリング43も側板11aの孔部11cと嵌合する。
この状態で、図7及び図8(a)に示すように、クラッチプレート41の伝達部41cは、ピニオン42のカム面42bとスピンドル側係合部62aとの間の半径方向空間で、ピニオン42のカム面42bの深部側でカム面42bと接触、又は僅かなクリアランスを持って配置されるとともに、スリーブ62のスピンドル側係合部62aから離間して隙間を持って対向しており、スピンドル組立体12の自由な回転は妨げない。従って、本実施形態では、カム面42bを有するピニオン42、ピニオン42の内側で、カム面42bと離間して設けられるスリーブ62の係合部62a、及び、クラッチプレート41によって、クラッチ機構が構成される。
なお、スピンドル側係合部62aにはローレットや高摩擦加工などを施し、クラッチプレート41の伝達部41cがピニオン42のカム面42bにより強く押し付けられた際に滑ることなく回転トルクを受け取れるようになっている。
次に、本実施形態のウェビング巻取り装置10の動作について説明する。
通常時は、プリテンショナー15の各構成部品は動作せず、チューブカバー17に設けられたスピンドル組立体12を支承する機能と、チューブカバー17に取り付けられた巻取りばね装置によるばね力を付与する機能以外には機能しない。また、図7に示すように、チューブ52内のボール56は、先端のボール56がピニオン42のポケット42aと噛合う、又は、接触した状態で収容されている。
ここで、乗員等によるウェビングの引出しにより、スピンドル本体61に巻かれたウェビングが引き出されるのに伴い、スピンドル本体61が回転する。スピンドル本体61はクラッチ機構と切り離されているため回転自由で巻き取りばねを巻き上げて反力を受ける。ウェビングを引き出すのを止めて力を緩めると、巻き取りばねの反力によりスピンドル本体61が逆回転してウェビングをスピンドル本体61に巻き取る。
急ブレーキ等の車両衝突と比べて低い衝撃等ではプリテンショナー15が作動することなく、ロック機構14によってウェビングの伸び出しが阻止される。車両衝突等一定の閾値を超えた衝撃が入ると公知のセンサユニットから駆動装置51のガス発生器53に点火電流が流れて、ガス発生器53が発火作動して高圧ガスを噴出する。
高圧ガスは、ガス発生器53、チューブ52、ピストン55により保圧され、このうちピストン55のみが移動可能なのでピストン55は圧力に押されてチューブ52内を他端開口部側に移動していく。ピストン55に接しているボール56がピストン55の押圧駆動により同じくチューブ52内を他端開口部側に移動していく。チューブ52内にはボール56が隙間無く詰められボールチェーンを構成しており、ボール56の移動はボールチェーンを構成している全てのボール56に伝えられ、チューブ52の他端開口部側からボール56が移動して押し出されてくる。
そして、開口部側末端のボール56はピニオン42のポケット42aに噛合い、ボール56の押し圧移動によりピニオン42が凹部42cに嵌合した突起17bを切断し、その後回転を始める。ピニオン42を回転させて駆動力を譲り渡したボール56はピニオン42から排出され、所定のボール受け部46に収納されていく。ピニオン42が回転を始めると、一体で形成されているカム面42bも回転を始める。
一方、クラッチプレート41は保持部41aによりチューブカバー17に固定されているため、カム面42bと相対的に回転する(図8(b)参照。)。カム面42bに配置されているクラッチプレート41の伝達部41cはカム面42bにより縮径方向、即ち、軸中心側(内側)に押されて変形していく。そして、さらに相対回転すると、図8(c)に示すように、クラッチプレート41の伝達部41cはスリーブ62の係合部62aと接触する。これにより、クラッチプレート41の伝達部41cは、ピニオン42のカム面42bとスリーブ62の係合部62aとの間に挟み込まれ、ピニオン42の回転駆動力をスピンドル本体61に伝達する。
さらに、ピニオン42が回転すると、ピニオン42とスピンドル本体61は一体に回転を始める。ここで、クラッチプレート41は、固定側であるチューブカバー17に保持されているため、腕部41bが変形を続けていき、耐えられなくなった段階で破断してクラッチプレート41の保持部41aと伝達部41cは完全に分離し、更なるピニオン42の回転に支障を与えない。
ガス発生器53からのガスの噴出は10ms〜数十msで終了し、ピストン55が移動していくことで容積が拡大すること、ガスの温度が冷えること、僅かな隙間などからガスが漏れること、等によるガス圧低下によりピニオン42の駆動力は低下していく。
一方、車両衝突により乗員の慣性移動によりウェビングは引き出され始め、力のバランスによりやがてウェビングはスピンドル本体61から引き出され始める。そして、フォースリミッタ機構16が作動して、トーションバー63を捻じり変形させてウェビングを引き出させて効果的に衝撃エネルギーを吸収しつつ、巻取り装置10のロック機構14によりウェビングの引出しは阻止される。
ここで、ロック機構14によりウェビングの引出しが阻止されるまでに多少のスピンドル空転が発生する。これは、センサが作動していてもスピンドル本体61の回転をロックするロック機構14がラチェット歯による係合のため、スピンドル本体61の回転位相によりラチェット歯が噛合うまで微小な回転が発生する。概ね、その空転量は、20度〜50度程度の範囲である。
この空転量だけスピンドル本体61は回転し、クラッチ機構により繋がっているピニオン42も逆回転する。ピニオン42が逆回転するため、ピニオン42から排出されずに噛合っているボール56はチューブ52内に押し戻されていく。この時、前記空転する際に全てのボール56がピニオン42からチューブ52に入ってしまうと、ピニオン42とボール56の噛合いが喪失してしまい、ピニオン42がメインロックまでの間負荷の掛からない状態となる。
例えば、スピンドル本体61に巻かれているウェビングの外周が150mmで、ポケット42aの数が13個である場合、ボール56の一個当たりのウェビングの伸び出し量は、150/13=11.5mmとなる。一方、メインロックまでのウェビングの伸び出し量は、スレッドでの画像解析によれば、16〜25mm程度となる。このため、図10に示すようなガイドアーチを有しない構成では、ポケット42aに噛み込んだボール56の数が1つになる状態が存在するため(図10(b)参照。)、メインロックでロックするまでの間にピニオン42のポケット42aからボールが振り抜けてしまう現象が発生し、瞬間的にスピンドル本体61に負荷が掛かっていない状態が発生する可能性がある。
このため、本実施形態では、チューブ52にガイドアーチ52aを設け、プリテンショナー15の作動時には、常時チューブ52から出た少なくとも2つのボール56がピニオン42と噛合い、力を伝達した後所定角度ピニオン42が回転してから複数のボール56を順に離脱させるようにしている。これにより、ピニオン42への駆動力伝達が終了した時点においても、少なくとも2つのボール56(最大時に、3つ)がピニオン42のポケット42aと噛合い、メインロックまでのピニオン42が逆回転する時、ピニオン42の噛合い部分で噛合っている複数のボール56は順にピニオン42から離間する。これにより、一瞬でもスピンドル本体61に負荷が掛かっていない状態を防止することができる。
なお、本実施形態では、ガイドアーチ52aの軌道面を一様な曲率半径によって構成しているが、ガイドアーチ52a上に位置するボール56は既にピニオン42への力の伝達を終了しているため、ボール56がピニオン42から徐々に離間するようにピニオン42との間隔を広く形成してもよい。この場合、ピニオン42のポケット42aとボール56との隙間が大きくなり、隣り合うボール56同士に隙間が発生してボールチェーンが切れている状態になる。
以上説明したように、本実施形態のウェビング巻取り装置10によれば、ウェビングを巻き付けるスピンドル組立体12と、燃焼圧力により駆動される複数のボール56、ボール56をガイドすると共に燃焼圧力を保持するチューブ52、ボール56と噛合うことでボール56の移動を回転運動に変えるピニオン42、及び、ピニオン42が回転した時にピニオン42とスピンドル組立体12との間に介在するクラッチプレート41を挟み込んで駆動力をスピンドル組立体12に伝達するクラッチ機構、を有するプリテンショナー15と、を備え、ピニオン42は、ボール56と噛合うポケット42aとクラッチプレート41と対向するカム面42bとが半径方向から見てオーバーラップするように形成される。これにより、ボール56と噛合うポケット42aとカム面42bを有するピニオン42を小型に構成でき、また、ピニオン42がこれら両方の機能を有することで、比較的簡単な構成で、コンパクトなクラッチ機構を構成するプリテンショナー15となる。
また、上記ピニオン42は、単一の部材によって形成されるので、部品点数を少なくすることができる。
さらに、クラッチプレート41は、チューブカバー17に固定される環状の保持部41aと、ピニオン42の楔状のカム面42bとスリーブ62の係合部62aとの間の半径方向空間で、スリーブ62の係合部62aから離間して配置される伝達部41cと、伝達部41cが縮径方向に移動可能なように保持部41aと伝達部41c間を連結する腕部41bと、を有するクラッチプレート41と、を有し、クラッチプレート41は、ピニオン42が回転する時、伝達部41cをカム面42bによって縮径方向に移動させ、伝達部41cがスリーブ62の係合部62aと係合することで、駆動力をスピンドル組立体12に伝達しており、クラッチプレート41の腕部41bは、ピニオン42が回転し始めると伝達部41cを保持部41aから分離すべく、剪断されるように形成されている。これにより、剪断後は、保持部41aから分離した伝達部41cのみが回転するため、スピンドル組立体12とピニオン42が回転する際にクラッチプレート41が干渉することがなくなり、スムーズに回転することができる。また、プリテンショナー非作動時におけるクラッチプレート41の位置決めは、容易、且つ確実に行うことができる。そのため、プリテンショナー非作動時に他の回転部材(例えば、スピンドル)との隙間も確実に保持でき、プリテンショナー非作動時の他の回転部材との干渉も防止することができる。
また、本実施形態のウェビング巻取り装置10によれば、ウェビングを巻き付けるスピンドル組立体12と、燃焼圧力により駆動される複数のボール56、ボール56をガイドすると共に燃焼圧力を保持するチューブ52、ボール56と噛合うことでボール56の移動を回転運動に変えるピニオン42、ピニオン42と噛合い後のボール56を収納するボール受け部46、を有するプリテンショナー15と、を備え、駆動されたボール56が進出するチューブ52の開口部52bとボール受け部46との間のボール経路は、ピニオン42への駆動力伝達(回転運動)が終了した時点において、複数のボール56がピニオン42のポケット42aと噛合うように形成されるので、プリテンショナー作動後、ロック機構14によるメインロックまでの間にピニオン42に負荷が掛かっていない状態を防止することができ、メインロックへのスムーズな移行を実現することができる。
本実施形態では、ピニオン42の駆動力伝達が終了後、ピニオン42のポケット42aと噛合っている複数のボール56の直径の合計長さが、ウェビングの引出しを阻止するロック機構14が作動するまでのウェビングの伸び出し量の長さよりも長くなる個数分だけボール56がピニオン42のポケット42aと噛合っている。
また、チューブ52の開口部52bとボール受け部46との間のボール経路には、ボールが接触する軌道面がピニオン側に湾曲されるガイドアーチ52aが形成されているので、ピニオン42のポケット42aに噛み込んだボール56をピニオン42側へ曲線状に移動させることができ、ピニオン42への駆動力伝達が終了した時点において、複数のボール56がピニオン42のポケット42aと噛合う。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものでなく、適宜、改良または変形などが可能である。
本実施形態では、スピンドル組立体12は、スピンドル本体61とスリーブ62とを別部品として構成しているが、単一部品で構成されてもよい。
また、本実施形態では、クラッチプレート41の保持部41aはチューブカバー17に固定されているが、リトラクタフレーム11に固定されているケースであれば、いずれのケースに固定されてもよい。
さらに、本実施形態では、ガイドアーチはチューブ52によって形成されているが、チューブ52と別体に設けられてもよく、チューブカバー17によって形成されてもよい。
加えて、本発明の転動体受け部の構成は、本実施形態のボール受け部の構成に限定されるものでなく、任意の構成が可能であり、例えば、リトラクターフレームに取り付けられてもよいし、チューブカバーと一体に形成されてもよい。
本発明の一実施形態のウェビング巻取り装置を示す斜視図である。 図1のウェビング巻取り装置の分解斜視図である。 ウェビング巻取り装置のプリテンショナーを説明するための断面図である。 ウェビング巻取り装置のクラッチ機構を説明するための斜視図である。 クラッチプレートのチューブカバーへの取り付けを説明するための分解斜視図である。 ピニオンのチューブカバーへの取り付けを説明するための分解斜視図である。 チューブカバーにプリテンショナーが取り付けられた状態を示す、チューブを一部切欠いた側面図である。 クラッチ機構の動作を説明するための図である。 本実施形態のリロック時のボール戻り量を説明するための図で、(a)は噛み込み量最大の場合であり、(b)は噛み込み量最小の場合である。 参考例のリロック時のボール戻り量を説明するための図で、(a)は噛み込み量最大の場合であり、(b)は噛み込み量最小の場合である。
符号の説明
10 ウェビング巻取り装置
12 スピンドル組立体(スピンドル)
15 プリテンショナー
41 クラッチプレート
41a 保持部
41b 腕部
41c 伝達部
42 ピニオン
42a ポケット(噛合う部分)
42b カム面(クラッチ部分)
46 ボール受け部(転動体受け部)
52 チューブ(圧力容器部材)
52a ガイドアーチ
52b 開口部
56 ボール(転動体)
61 スピンドル
62 スリーブ
62a 係合部

Claims (6)

  1. ウェビングを巻き付けるスピンドルと、
    燃焼圧力により駆動される複数の転動体、該転動体をガイドすると共に前記燃焼圧力を保持する圧力容器部材、前記転動体と噛合うことで前記転動体の移動を回転運動に変えるピニオン、及び、前記ピニオンと噛合い後の前記転動体を収納する転動体受け部、を有するプリテンショナーと、を備え、
    駆動された前記転動体が進出する前記圧力容器部材の開口部と前記転動体受け部との間の転動体経路は、前記ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、前記複数の転動体が前記ピニオンの噛合い部分と噛合うように形成されることを特徴とするウェビング巻取り装置。
  2. 前記圧力容器部材の開口部と前記転動体受け部との間の前記ボール経路は、前記転動体が接触する軌道面がピニオン側に湾曲されるガイドアーチによって部分的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のウェビング巻取り装置。
  3. 前記転動体は球形状であり、前記ピニオンの前記噛合い部分は、前記ピニオンの外周部に円周方向に沿って等間隔に複数形成される半球状のポケットであることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェビング巻取り装置。
  4. 前記ピニオンへの駆動力伝達が終了した時点において、2又は3つの前記転動体が前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
  5. 前記ピニオンの駆動力伝達が終了後、前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っている前記複数の転動体の直径の合計長さが、前記ウェビングの引出しを阻止するロック機構が作動するまでの前記ウェビングの伸び出し量の長さよりも長くなる個数分だけ前記転動体が前記ピニオンの前記噛合い部分と噛合っていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
  6. 前記ピニオンへの駆動力伝達が終了後前記ピニオンが逆回転する時、前記ピニオンの噛合い部分で噛合っている前記複数の転動体は順に前記ピニオンから離間することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のウェビング巻取り装置。
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