JP2008273386A - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マスタシリンダと、各車輪に装着されたホイルシリンダと、該ホイルシリンダ内のブレーキ液圧を減圧する減圧制御手段と、該減圧制御時に前記ホイルシリンダから排出されたブレーキ液を貯留するリザーバと、該リザーバ内のブレーキ液を前記マスタシリンダ側へ排出するポンプと、該ポンプを作動させる電動式のモータと、少なくとも前記減圧制御中、モータ駆動電流をオン/オフ制御するモータ制御手段と、前記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、前記モータ駆動電流が出力された後の前記モータ回転数の増加勾配、または前記モータ駆動電流が出力される前の前記モータ回転数の減少勾配を算出する回転数勾配算出手段と、前記算出された増加勾配または減少勾配に基づいて前記リザーバ内に残留したブレーキ液の有無を判定するリザーバ残液判定手段と、を備えた。
【選択図】 図3
Description
図1は、本発明のブレーキ制御装置が適用されるブレーキユニットBUの油圧回路図である。ブレーキユニットBUは、マスタシリンダM/CとホイルシリンダW/Cとに接続されている。ホイルシリンダW/Cは各車輪FL,FR,RL,RRに設けられている。
通常ブレーキ時(非制御時)には、アウト側ゲート弁11,21は開弁状態であり、イン側ゲート弁17,27は閉弁状態である。また、増圧弁12,13は開弁状態であり、減圧弁14,15は閉弁状態である。よって、運転者のブレーキ操作に応じて発生するマスタシリンダ圧PM/Cがブレーキ回路10,20を介して各ホイルシリンダW/Cに供給され、制動力が発生する。
コントロールユニット40は、減圧制御(以下、アンチスキッド制御を例にして説明する)の終了間際に、モータ回転数Nmの勾配ΔNm/ΔTに基づき、リザーバ残液の有無を判断する。リザーバ残液がないと判断したときは、モータMの駆動を終了する。リザーバ残液があると判断したときは、モータMの駆動を延長し、リザーバ残液を排出する。以下、具体的に説明する。
ステップS1では、アンチスキッド制御中であるか否かを判断する。アンチスキッド制御時でなければステップS2に進む。アンチスキッド制御時であれば、後述のモータ延長駆動タイマがセットされていないとき、モータ駆動タイマをセットし、また、周期タイマを作動させて、ステップS3に進む。
モータ駆動タイマは、アンチスキッド制御中の各減圧制御時にセットされるバックアップ用のタイマである。周期タイマは、モータPWM制御の各周期でカウントされるタイマである。
ステップS7では、後述のリザーバ残液判断処理(ステップS71〜S76)を実行し、アンチスキッド制御(減圧制御)終了間際におけるリザーバ残液の有無を判断する。その後、ステップS8へ進む。
モータ延長駆動タイマは、車両停止際に、リザーバに最大量のブレーキ液が残っており、かつ極低温であるような不利な条件下でも、目標モータ回転数Nm*でモータを駆動させたときにリザーバ残液を全て排出できる最小限の時間に設定されている。モータ延長駆動タイマが経過すると、モータMの駆動を停止する。
図5、図6は、本発明のモータ制御の内容をモニタしたときのタイムチャートである。
図5は、モータMが延長駆動されない場合のタイムチャートである。
時刻t6までの間、車両停止際判断フラグは0であり、アンチスキッド制御(減圧制御)終了間際とは判断されない。また、モータはPWM制御により駆動され、ポンプPの作動によりリザーバ16,26からブレーキ液が排出される。
ポンプPにはリザーバ16,26から供給されるブレーキ液量、すなわちリザーバ残液量に応じた負荷が作用する。よって、リザーバ残液が存在する間は、モータMには負のトルクが入力される。このため、惰性回転するモータMの回転数Nmは減少する。この減少勾配は、リザーバ残液量が多いほど大きくなる(急になる)。一方、リザーバ残液量が少ないほどモータMに入力される負のトルクは小さいため、減少勾配が小さくなる(緩やかになる)。
図6は、モータMが延長駆動される場合のタイムチャートである。
モータ延長駆動判断処理が開始される時刻t13までのタイムチャートは、図5の時刻t6までと同様である。
時刻t13で、車両停止際判断フラグが1にセットされ、アンチスキッド制御(減圧制御)の終了間際と判断される。また、モータ駆動デューティが100%でなく、かつ減圧制御指令も出力されていない。よって、図5の時刻t6と同様に、モータ延長駆動判断処理を実行する。
以下、本実施例1から把握される本発明のブレーキ制御装置の作用効果を列挙する。
また、減少勾配ΔNm/ΔTが勾配閾値αよりも大きく急であるときに、リザーバ残液があると判定することとした。尚、上記増加勾配が勾配閾値βよりも小さく緩やかであるときに、リザーバ残液があると判定することとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
11 アウト側ゲート弁
12、13 増圧弁
14、15 減圧弁
16 リザーバ
17 イン側ゲート弁
20 ブレーキ回路
30a 車速センサ
35 モータ回転数センサ
40 コントロールユニット
50 インバータ
BU ブレーキユニット
M モータ
M/C マスタシリンダ
P ポンプ
W/C ホイルシリンダ
Claims (8)
- マスタシリンダと、
各車輪に装着されたホイルシリンダと、
該ホイルシリンダ内のブレーキ液圧を減圧する減圧制御手段と、
該減圧制御時に前記ホイルシリンダから排出されたブレーキ液を貯留するリザーバと、
該リザーバ内のブレーキ液を前記マスタシリンダ側へ排出するポンプと、
該ポンプを作動させる電動式のモータと、
少なくとも前記減圧制御中、モータ駆動電流をオン/オフ制御するモータ制御手段と、
前記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
前記モータ駆動電流が出力された後の前記モータ回転数の増加勾配、または前記モータ駆動電流が出力される前の前記モータ回転数の減少勾配を算出する回転数勾配算出手段と、
前記算出された増加勾配または減少勾配に基づいて前記リザーバ内に残留したブレーキ液の有無を判定するリザーバ残液判定手段と、
を備えたブレーキ制御装置。 - 前記リザーバ残液判定手段は、前記増加勾配が第1閾値よりも大きく急であるとき、または前記減少勾配が第2閾値よりも小さく緩やかであるときに、前記リザーバ内の残液がないと判定することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
- 前記リザーバ残液判定手段は、前記増加勾配が第3閾値よりも小さく緩やかであるとき、または前記減少勾配が第4閾値よりも大きく急であるときに、前記リザーバ内の残液があると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ制御装置。
- 前記減圧制御の終了間際であるか否かを判定する終了間際判定手段を備え、
前記モータ制御手段は、前記減圧制御の終了間際と判定され、かつ前記リザーバ内の残液がないと判定されたとき、前記モータの駆動を停止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のブレーキ制御装置。 - 前記減圧制御の終了間際であるか否かを判定する終了間際判定手段を備え、
前記モータ制御手段は、前記減圧制御の終了間際と判定され、かつ前記リザーバ内の残液があると判定されたとき、前記残液がないと判定されるまで、前記モータの駆動を延長することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のブレーキ制御装置。 - 前記減圧制御の終了間際であるか否かを判定する終了間際判定手段を備え、
前記モータ制御手段は、前記減圧制御の終了間際と判定される直前に、前記減圧制御指令が出力されたとき、または前記モータ駆動電流が最大出力されたとき、前記リザーバ残液がないと判定されるまで、前記モータの駆動を延長することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のブレーキ制御装置。 - 前記リザーバ残液判定手段は、前記モータ回転数の増加と減少の1周期における前記増加中または前記減少中の第1時点および前記モータ回転数が最大となる第2時点と、前記第1時点および前記第2時点でのモータ回転数とに基づき、前記増加勾配または前記減少勾配を算出することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のブレーキ制御装置。
- 前記リザーバ残液判定手段は、前記モータ回転数の増加と減少の1周期における前記増加中の各時点の増加勾配を算出し、算出された増加勾配の最大値を分子とし、前記増加の開始から終了までの時間を分母とした判定値が所定値を上回るか否かにより、前記リザーバ内の残液の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のブレーキ制御装置。
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KR20190056969A (ko) | 2017-11-17 | 2019-05-27 | 윈본드 일렉트로닉스 코포레이션 | 반도체 기억장치 및 독출 방법 |
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