JP2005262997A - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アンチスキッド制御の作動によりリザーバ内に蓄積されたブレーキ液圧の残留を、電動モータ15の駆動停止の際に発生する回生電圧で判断し、車速又は加速度が所定値になると電動モータ15を再起動し、残留ブレーキ液を排出した。
【選択図】 図7
Description
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、振動や騒音を目立たせずフィーリングを良好な状態に保って、リザーバに残留するブレーキ液圧を排出できるブレーキ制御装置を提供することにある。
従って、車両の発進時や加速時のエンジン音、又は走行ノイズに電動モータ作動音が隠れ、モータ単体でON作動させた場合の音振やフィーリング悪化を防止できる。
モータMは、リレー23を介したバッテリ側と、GND側にそれぞれ接続されている。CPU21から駆動電流が出力されると、トランジスタ24によりリレー23がONする構成となっている。このリレー23とモータMの間からインターフェース22を介してCPU21に入力することでモータモニタ回路を構成する。
図5はアンチスキッド制御の全体の流れを示している。尚、本アンチスキッド制御は、10msec周期で行うものとする。
次に、ステップ102における疑似車体速度計算の詳細について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
次に、図6のステップ210の車体加減速度(車体減速度VIK,車体加速度VID)の計算について、図7のフローチャートにより説明する。
次に、図5のステップ119における駆動制御の詳細について、図8のフローチャートにより説明する。
次に、図5のステップ103における制御目標速度計算の詳細について、図9のフローチャートにより説明する。
次に、図5のステップ109におけるソレノイド減圧制御の詳細について、図11のフローチャートにより説明する。
次に、図5のステップ110におけるソレノイド増圧制御の詳細について図12のフローチャートにより説明する。
次に、図12のステップ805におけるポート増圧出力INCTインクリメントについて、図13のフローチャートにより説明する。
次に、図12のステップ807におけるポート保持出力INCTデクリメントについて、図14のフローチャートにより説明する。
ここで、モータ再駆動が及ぼす、フィーリングへの影響について説明する。図16に示すフローチャートの処理を行うと、アンチスキッド制御が終了し、モータ駆動が停止後、リザーバ残留状態を判別し、モータMが図17に示すタイムチャートのタイミングで駆動する。すなわち、モータ駆動停止からモータモニタ(インターフェース22より検出)の電圧が判別時間yms以内に、判別電圧xv以下に下がるかどうかを判断する。ここで、急激にモニタ電圧が下がったと判断した場合は残留ブレーキ液ありと判断しモータを再駆動する為に、モータ駆動信号MRに駆動時間(200:2s)をセットする。このような駆動を行うと、車両停止後にモータ駆動音が長く続くため、ユーザに不快感を与える恐れがある。そのため、実施例1では図8に示すフローチャートでモータ駆動制御を行い、図15のタイムチャートのようにモータMを駆動する。
(i)車両が停止後、車速が所定速以上になる場合
車両を停止した後に、リザーバ13に残留ブレーキ液があると、図15に示すように、モータ駆動停止(ステップ404→408)の後、判別時間ymsの間に判別電圧xv以下に下がる。この判断がされると、ステップ412でモータの再駆動を準備するフラグFMR2NDSTをセット(=1)する。車両が停止後に再発進し、所定の速度に達すると、車輪速度センサ13の検出値を処理して得られる擬似車体速VIがzkm/hを超えることによりステップ414でこれを検知し、ステップ416でモータMを再駆動させる。すると、所定速度以上のロードノイズやエンジン音にモータMの駆動音が隠れ、モータの駆動音がフィーリングに影響を与えることを防止できる。
車両が停止後に再発進し、所定速には達していないが加速度が大きい場合には、ステップ415で車体加速度VIDが0.1gを超えるかどうかで、このことを判断し、モータMを再駆動させる。車速が所定の速度に達していない場合でも、加速度が大きいことは、エンジン回転数が大きいことを示す。つまり、エンジン音が大きいのであるから、この場合にモータMを再駆動しても、その駆動音が主にエンジン音に隠れ、フィーリングに影響を与えることを防止できる。このように、ステップ414、415を組み合わせることにより、車速が速いことによりモータ駆動音が隠せる場合と、加速度が大きいことによりモータ駆動音が隠せる場合というように、モータ作動音を隠せる場合について多く捉え、効率的にフィーリングに影響を与えることなくモータ再駆動を行える。
ステップ412における再駆動を準備するフラグFMR2NDSTのセットは、EEPROMに記憶させる。これにより、IGN OFFによってもフラグが消去されないため、次のIGN ONの際に確実にモータの再駆動が実行ができる。モータの再駆動がされると、ステップ407の処理でEEPROMの記憶消去がされる。EEPROMを使用することにより、IGN OFFの次のIGN ONに関する処理負荷を軽減できる。
更に、上記実施の形態及び実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその結果と共に記載する。
(イ)請求項1に記載のブレーキ制御装置において、残留液推定手段は、電動モータの駆動停止の際に発生する回生電圧、又はアンチスキッド制御による増減圧パターンにより推定することを特徴とするブレーキ制御装置。すなわち、困難であるブレーキ液残留の直接測定を行うことなく、モータの回生電圧、又は増減圧パターンによりブレーキ液の残留を推定できる。さらに、電動モータの回生電圧は、モータモニタを行えばよいため、コスト負担少なく行うことができ、制御上の取り扱いが容易となる。また、増減圧パターンから推定する場合は、アンチスキッド制御で用いるデータを使用するため、極めてコスト負担は少なく、制御上の取り扱いも容易である。
(ロ)請求項1又は(イ)に記載のブレーキ制御装置において、EEPROMに残留ブレーキ液りの情報を記憶し、この情報が記憶されている場合は常に車両発進、加速時又は走行時、IGN ON時に電動モータを再駆動し、再駆動が完了した場合にEEPROMの情報を消去したことを特徴とするブレーキ制御装置。すなわち、リザーバにブレーキ液が残ったままでIGN OFFした場合にも、次回アンチスキッド作動時にもリザーバに残留ブレーキ液がなくなり、リザーバの空き容量不足による減圧不良や、性能劣化を防止できる。
1d 分岐点
1g 一方弁
1h バイパス弁
2 ポート
4 ポンプ
4a 吸入弁
4b 吐出弁
4c カム
4d ダンパ
41 プランジャ
42 フィルタ部材
5 増圧弁
6 減圧弁
7 リザーバ
10 ドレン回路
11 還流回路
11a 吸入回路
11b 吐出回路
12 コントロールユニット
13 車輪速度センサ
14 電源電圧センサ
22 モータモニタ
23 リレー
24 トランジスタ
25 IGN電源(バッテリ)
M モータ
Claims (1)
- 油圧源としてのマスタシリンダと、
車輪に制動力を作用させるホイルシリンダと、
車両の走行状態に応じて前記ホイルシリンダのブレーキ液圧を減圧・保持・増圧制御可能なアンチスキッド制御手段と、
減圧制御時のブレーキ液を貯留するリザーバと、
少なくとも前記リザーバのブレーキ液を前記マスタシリンダ側に還流可能なポンプと、
該ポンプを駆動する電動モータと、
を備えたブレーキ制御装置において、
アンチスキッド制御の作動によりリザーバ内に蓄積されたブレーキ液の残留状態を推定する残留液推定手段と、
車両の発進時、又は走行時、並びに加速時を判断する車両状態判断手段と、
前記残留液推定手段で残留ブレーキ液ありと判断した場合に、次回車両発進時、又は走行時、並びに加速時に前記電動モータを起動し、残留ブレーキ液を排出する残留液排出手段と、
を備えることを特徴とするブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004077113A JP2005262997A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004077113A JP2005262997A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | ブレーキ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005262997A true JP2005262997A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35088003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004077113A Pending JP2005262997A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005262997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7934779B2 (en) | 2006-05-18 | 2011-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle and control method of vehicle |
JP2011515271A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電子スリップ制御可能な車両用制動システムを制御するための方法 |
JP2019060277A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 浜名湖電装株式会社 | 流量調整装置 |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004077113A patent/JP2005262997A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7934779B2 (en) | 2006-05-18 | 2011-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle and control method of vehicle |
JP2011515271A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電子スリップ制御可能な車両用制動システムを制御するための方法 |
US8510009B2 (en) | 2008-03-28 | 2013-08-13 | Robert Bosch Gmbh | Method for controlling a vehicle brake system, the slip of which can be regulated electronically |
JP2019060277A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 浜名湖電装株式会社 | 流量調整装置 |
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