JPH10227286A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH10227286A
JPH10227286A JP3041297A JP3041297A JPH10227286A JP H10227286 A JPH10227286 A JP H10227286A JP 3041297 A JP3041297 A JP 3041297A JP 3041297 A JP3041297 A JP 3041297A JP H10227286 A JPH10227286 A JP H10227286A
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JP
Japan
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pump
state
reservoir
plunger
pump motor
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JP3041297A
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English (en)
Inventor
Akira Yamamoto
山本  彰
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプモータによりプランジャが往復運動させ
られるポンプを備えた装置において、ポンプモータの回
転中にプランジャを前進端位置に保持してポンプモータ
を空転させる。 【解決手段】プランジャ124の両端部のうちポンプ室
130の側とは反対側の端部を小径にし、それをシリン
ダ120に嵌合することによってプランジャ124の段
部とシリンダ120の段部との間に制御室160を設
け、ポンプモータ60の回転中に、プランジャ124を
往復運動させることが適当でない場合には、第4電磁弁
174を閉じ、制御室160からの作動液の流出を阻止
することによってプランジャ124の後退を阻止してプ
ランジャ124を前進端位置に位置させることにより、
ポンプモータ60を空転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプモータによ
ってプランジャを往復運動させるプランジャ型のポンプ
を備えたポンプ装置に関するものであり、特に、プラン
ジャの往復運動を制御する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプ装置の一形式として、次のような
ものが既に知られている。それは、(a) 液圧作動装置に
供給すべき作動液を蓄えるためのリザーバと、(b) ポン
プモータと、(c) そのポンプモータの始動および停止を
行うポンプモータ制御装置と、(d) リザーバと液圧作動
装置との間に設けられ、ハウジングのシリンダに摺動可
能に嵌合されたプランジャ(ピストンとも称される。)
を、ポンプモータとそのポンプモータの回転運動をプラ
ンジャの直線運動に変換する運動変換部材とによる前進
とスプリングによる後退とを交互に行わせて往復運動さ
せることにより、シリンダとプランジャとの間に形成さ
れたポンプ室の容積を増減させ、それにより、リザーバ
から作動液を汲み上げて液圧作動装置に供給するポンプ
とを含むポンプ装置である。なお、運動変換部材には例
えば、偏心カム,クランク,斜板等がある。
【0003】この種のポンプ装置の一従来例が特開平4
−342648号公報に記載されている。このポンプ装
置は、車両用の自動液圧制御機能付きブレーキ装置に使
用されるものであって、車輪のブレーキが液圧作動装置
とされている。ここに、自動液圧制御には、アンチロッ
ク制御やトラクション制御がある。「アンチロック制
御」は、車両制動時に、車輪のロック傾向が過大になる
ことを防止するために、車輪のブレーキシリンダ液圧を
制御する制御であり、「トラクション制御」は、車両駆
動時に、駆動車輪のスピン傾向が過大になることを防止
するために、駆動車輪のブレーキシリンダ液圧を増圧し
て駆動車輪の駆動トルクを減殺する制御である。
【0004】この従来のポンプ装置においては、ポンプ
モータが回転する限り、それに追従してプランジャが往
復運動させられる。しかし、プランジャの往復運動なし
でポンプモータを回転させたい場合がある。例えば、車
両用ブレーキ装置においては、車両のイグニションスイ
ッチがONに操作された後、自動液圧制御の初回の実行
に先立ち、ポンプモータを通電状態にしてそれの故障
(例えば、断線)の有無をチェックするイニシャルチェ
ックが行われる場合がある。この場合、そのイニシャル
チェック時には、ポンプモータのみ作動すれば足りるの
であって、プランジャまで作動させることは必要ではな
い。それにもかかわらず、従来のポンプ装置において
は、ポンプモータのイニシャルチェックに付随的にプラ
ンジャが往復運動させられてしまう。そのため、従来の
ポンプ装置を使用した車両用ブレーキ装置には例えば、
次のような三つの問題があった。一つ目の問題は、イニ
シャルチェック時におけるポンプ装置の作動音に関する
ものである。プランジャが往復運動させられると、プラ
ンジャと前記運動変換部材との当接が繰り返され、ポン
プ装置から作動音が発生する。ここに、作動音は、プラ
ンジャを含むポンプ自身が音源となるもののみならず、
ポンプ自身の振動が周辺部品の振動を誘発し、その周辺
部品が音源となるものも含まれる。そのため、従来のポ
ンプ装置を使用した車両用ブレーキ装置においては、イ
ニシャルチェック時にポンプ装置の作動音が運転者に耳
障りとなるという問題があったのである。車両用ブレー
キ装置においては、自動液圧制御の際にもポンプモータ
が作動させられてポンプ装置から作動音が発生するが、
自動液圧制御は車両騒音が車両停止中に比べて大きい車
両走行中に行われるのに対し、イニシャルチェックは静
粛な車両停止中に行われる。特に、近年、車両の静粛性
をいかに向上させるかが重要な課題となっている。ま
た、イニシャルチェックは車両走行が開始される毎に必
ず行われるのに対し、自動液圧制御は一回の車両走行中
に一度も行われないことがあり、イニシャルチェックの
実行頻度は自動液圧制御より多い。このように、イニシ
ャルチェックは、車両騒音が小さく、ポンプ装置の小さ
な作動音でも運転者が容易に感得し得る時期において頻
繁に行われるのであり、イニシャルチェック時のポンプ
装置の作動音の問題は比較的重大である。
【0005】二つ目の問題は、イニシャルチェック時に
おけるプランジャの摺動によるシリンダの摩耗に関する
ものである。上記のように、車両用ブレーキ装置におい
ては、イニシャルチェックのために、本来不要であるプ
ランジャの往復運動が余分に行われてしまう。そのた
め、プランジャの摺動によるシリンダの摩耗が早いとい
う問題もあったのである。ポンプ装置のハウジングの材
質を鋼からアルミニウムに変更すればポンプ装置の軽量
化が可能となるが、それに伴ってハウジングの耐摩耗性
が低下する。そのため、シリンダの早期摩耗はポンプ装
置の軽量化を阻む原因ともなっている。
【0006】さらに、従来のポンプ装置を使用した車両
ブレーキ装置には、作動液のエアレーション(混入空
気)の発生に関する問題もあった。上記のように、車両
用ブレーキ装置においては、イニシャルチェックのため
に、本来不要であるプランジャの往復運動が余分に行わ
れるが、この際、リザーバには作動液が存在しないのが
普通である。そのため、ポンプは、イニシャルチェック
時にスプリングによって無理にプランジャを後退させ、
その結果、ポンプ室が真空状態となり、作動液に予め溶
解していた空気などが分離して気泡の状態で作動液に混
入する。このように、従来のポンプ装置を使用した車両
用ブレーキ装置には、イニシャルチェック時における作
動液のエアレーションの発生という問題もあったのであ
る。また、ポンプを利用した自動液圧制御の終了時には
普通、リザーバが空になるまでポンプモータが回転させ
られるが、空になったときにちょうどポンプモータを停
止させることは困難である。ポンプモータはそれの通電
を止めても直ちには停止せずに惰性で回転しようとする
とともに、その惰性回転量が不確定であるからである。
そのため、自動液圧制御の終了後に、本来不要なプラン
ジャの往復運動が行われてしまい、この場合にも、作動
液のエアレーションの発生という問題があったのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】本発明は、以上の事情を背景として、ポンプ
モータの回転中であってプランジャを往復運動させるこ
とが適当でない時期には、プランジャを前進端位置に保
持してポンプモータを空転させることが可能なポンプ装
置を提供することを課題としてなされたものである。
【0008】その課題は、本発明に従い、前記リザーバ
とポンプモータとポンプモータ制御装置とポンプとを含
むポンプ装置において、前記プランジャの往復運動を制
御するために、プランジャの前進も後退も許容する第1
状態と、前進は許容し、後退は阻止する第2状態とに切
り換わる運動制御装置を設けることにより解決される。
【0009】このポンプ装置においては、プランジャの
前進はポンプモータと運動変換部材とにより行われ、後
退はスプリングにより行われる。したがって、プランジ
ャの後退のみを阻止すれば、プランジャは前進のみ行わ
れ、その結果、プランジャは前進端位置に保持されるこ
とになる。一方、前進端位置においては、ポンプモータ
が回転してもプランジャは往復運動せず、ポンプモータ
が空転する。したがって、本発明によれば、ポンプモー
タの回転中であってプランジャを往復運動させる必要が
ない時期にはプランジャの往復運動を阻止可能となり、
ポンプ装置の作動音の低減や、シリンダの早期摩耗の防
止や、作動液のエアレーション発生の防止が可能とな
る。
【0010】なお、本発明において「運動変換部材」
は、プランジャに第1作動力をプランジャの前進方向に
間欠的に付与するために運動させられる第1作動力付与
部材であると考えることができ、また、「スプリング」
は、プランジャに第2作動力をプランジャの後退方向に
付与する第2作動力付与部材であると考えることができ
る。
【0011】本発明の一実施態様は、前記シリンダおよ
びプランジャが、プランジャがシリンダに嵌合されるこ
とによってそれらシリンダとプランジャとの間に2つの
液室が互いに液密に分離された状態で形成されたものと
され、それら液室の一方が前記ポンプ室、他方が制御室
とされ、前記運動制御装置が、(a) その制御室と、(b)
その制御室に設けられ、制御室に対する作動液の流入と
流出との双方を許容する前記第1状態と、それら流入と
流出とのうち前記プランジャの前進を許容するために必
要なものは許容し、後退を阻止するために必要なものは
阻止する前記第2状態とに切り換わる電磁弁装置とを含
む態様である。本実施態様によれば、ハウジングに簡単
に形成可能な制御室を利用してプランジャの後退を阻止
し得るため、運動制御装置の構造簡単化を容易に図り得
る。なお、ここに「電磁弁装置」は例えば、複数の電磁
弁の組み合わせとしたり、1つの電磁弁とチェック弁と
の組み合わせとすることができる。ここに、「チェック
弁」は、剛体の可動弁子を有する狭義のチェック弁のみ
ならず、弾性を有するシール部材を主体とするものをも
含む広義のチェック弁である。すなわち、「チェック
弁」は、一方向の流れを許容し、逆方向の流れを遮断す
る手段すべてを含む意味なのである。
【0012】別の実施態様は、さらに、前記ポンプモー
タの回転中の少なくとも一時期に、前記運動制御装置を
第1状態から第2状態に切り換える制御手段を含む態様
である。そして、本実施態様によれば、ポンプモータの
回転中であってプランジャを往復運動させることが適当
でない時期にプランジャの往復運動を阻止可能となり、
また、制御手段を、コンピュータを主体として構成すれ
ば、プランジャの往復運動を阻止する時期を自由に選択
可能となる。
【0013】本実施態様の一形態は、前記ポンプモータ
制御装置が、前記ポンプモータの故障チェックのために
ポンプモータを作動させるポンプモータ故障チェック装
置を含み、前記制御手段が、そのポンプモータ故障チェ
ック装置により前記ポンプモータが始動されることに応
じて前記運動制御装置を第1状態から第2状態に切り換
え、ポンプモータ故障チェック装置によりポンプモータ
が停止させられた後に運動制御装置を第2状態から第1
状態に切り換える第1手段を含む形態である。本形態に
よれば、ポンプモータの故障チェック時にプランジャが
往復運動させられずに済み、ポンプ装置の作動音が低減
され、シリンダの早期摩耗が防止されるとともに、作動
液のエアレーション発生も防止される。
【0014】別の形態は、さらに、前記リザーバが実質
的に空になったリザーバ空状態を検出するリザーバ空状
態検出装置を含み、前記制御手段が、そのリザーバ空状
態検出装置によりリザーバ空状態が検出されたことに応
じて前記運動制御装置を第1状態から第2状態に切り換
える第2手段を含む形態である。本形態によれば、リザ
ーバが実質的に空になった後にポンプモータが回転させ
られても、プランジャが往復運動させられないから、ポ
ンプ室が真空状態にならずに済み、作動液のエアレーシ
ョンの発生が確実に回避される。
【0015】ところで、車両用ブレーキ装置において前
記トラクション制御を実行するために当該ポンプ装置を
使用することが考えられるが、この場合には、トラクシ
ョン制御の実行に先立ち、ポンプにより汲み上げるべき
作動液をリザーバに予備的に蓄積させることが必要とな
る。なお、自動液圧制御には、トラクション制御や前記
アンチロック制御の他に、車両安定性制御やブレーキア
シスト制御が存在する。ここに、「車両安定性制御」
は、車両非制動時に、運転者の操舵に対応しない不適当
なヨーモーメントの発生時に、車両の安定性の低下を防
止するために、車輪のブレーキシリンダ圧を左右輪間で
非対称的に制御してその不適当なヨーモーメントを減殺
する制御である。また、「ブレーキアシスト制御」は、
車両制動時であって、運転者によるブレーキ操作力が不
足している時(例えば、ブレーキ操作速度が設定値より
速い緊急ブレーキ操作時)や、バキュームブースタ,液
圧ブースタ等、助勢装置が助勢限界に達した後に、車両
の制動力が低下することを防止するために、車輪のブレ
ーキシリンダ液圧を増圧する制御である。そして、それ
ら車両安定性制御やブレーキアシスト制御は、ブレーキ
シリンダの増圧が当該ポンプ装置により実現される形態
で実施可能である。そして、このようにポンプ装置を使
用して車両安定性制御やブレーキアシスト制御を行う場
合にも、トラクション制御を行う場合と同様に、その実
行に先立ち、リザーバに予備的に作動液を蓄積させるこ
とが必要である。
【0016】以上の事情を背景として、本発明の別の課
題は、ポンプモータの回転中にプランジャの往復運動を
停止させることによりリザーバの蓄液量が設定値以下に
低下することを防止し得るポンプ装置を提供することに
ある。
【0017】その課題は、本発明に従い、前記リザーバ
とポンプモータとポンプモータ制御装置とポンプとを含
むポンプ装置において、(a) 前記プランジャの往復運動
を制御するために、プランジャの前進も後退も許容する
第1状態と、前進は許容し、後退は阻止する第2状態と
に切換え可能な運動制御装置と、(b) 前記リザーバにお
ける作動液の蓄液量が0でない設定値に減少したリザー
バ蓄液量減少状態を検出するリザーバ蓄液量減少状態検
出装置と、(c) そのリザーバ蓄液量減少状態検出装置に
よりリザーバ蓄液量減少状態が検出されたことに応じて
前記運動制御装置を第1状態から第2状態に切り換える
制御手段(第3手段)とを設けることによって解決され
る。
【0018】ポンプモータの回転中にプランジャの往復
運動、特に後退を阻止すれば、その後はポンプは作動液
をリザーバから汲み上げず、リザーバの蓄液量は減少し
ない。したがって、本発明によれば、ポンプモータが回
転し続けてもリザーバに必要量の作動液が確保されるポ
ンプ装置が提供される。
【0019】本発明の一実施態様は、前記制御手段が、
前記液圧作動装置の制御の実行に先立ち、前記リザーバ
に作動液が供給されるとともに前記ポンプモータが回転
させられる状態を生起させ、その後、リザーバへの作動
液の供給を遮断し、続いて、前記リザーバ蓄液量減少状
態検出装置によりリザーバ蓄液量減少状態が検出された
ことに応じて前記運動制御装置を第1状態から第2状態
に切り換える態様である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的ない
くつかの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2には、本発明の第1実施形態であるポンプ装置を含
む車両用アンチロック型ブレーキシステムが示されてい
る。このブレーキシステムは、マスタシリンダ10がブ
レーキアクチュエータ12を介して車両の左右前輪と左
右後輪との各々のブレーキのブレーキシリンダ14に接
続されたダイヤゴナル2系統式である。マスタシリンダ
10は、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル18
に、助勢装置としてのバキュームブースタ20を介して
連携させられたタンデム型である。マスタシリンダ10
には、必要な作動液がリザーバ22から補給される。ブ
レーキアクチュエータ12においては、マスタシリンダ
10の一方の加圧室と、右前輪FRのブレーキシリンダ
14と左後輪RLのブレーキシリンダ14とを互いに接
続する第1ブレーキ系統と、マスタシリンダ10の他方
の加圧室と、左前輪FLのブレーキシリンダ14と右後
輪RRのブレーキシリンダ14とを互いに接続する第2
ブレーキ系統とが互いに独立してダイヤゴナルに構成さ
れている。各ブレーキ系統は互いに構成が共通してい
る。各ブレーキ系統においては、マスタシリンダ10の
各加圧室から延び出た後に二股状に分岐して各ブレーキ
シリンダ14に至る主通路26が設けられている。その
主通路26のうち、加圧室から延び出た1本の基幹通路
28には常開型電磁開閉弁である第1電磁弁30、その
基幹通路28から分岐した2本の分岐通路32,34の
うち後輪側の分岐通路34には常開型電磁開閉弁である
第2電磁弁36が設けられている。その後輪側の分岐通
路34のうち第2電磁弁36の接続位置と後輪ブレーキ
シリンダ14との間は、リザーバ通路38によりリザー
バ40と接続されている。そのリザーバ通路38には、
常閉型電磁開閉弁である第3電磁弁42が設けられてい
る。リザーバ40は、ポンプ通路46により、後輪側の
分岐通路34のうち基幹通路28からの分岐点と第2電
磁弁36の接続位置との間の部分と接続されている。ポ
ンプ通路46にはポンプ50が設けられている。ポンプ
通路46はポンプ50により、それの下流側(吸入側)
の吸入側ポンプ通路52と上流側(吐出側)の吐出側ポ
ンプ通路54とに仕切られており、吸入側ポンプ通路5
2には吸入弁(インレットチェック弁)56、吐出側ポ
ンプ通路54には吐出弁(アウトレットチェック弁)5
8が設けられている。各ブレーキ系統毎にポンプ50が
1個ずつ設けられているのであり、それら2個のポンプ
50は共通のポンプモータ60により駆動される。各ポ
ンプ50およびポンプモータ60の詳細は後述する。後
輪側の分岐通路34のうち基幹通路28からの分岐点と
ポンプ通路46との接続点との間の部分には、開弁圧が
0でない第1チェック弁70と開弁圧が0である第2チ
ェック弁72とが互いに逆向きに接続された差圧発生装
置74が設けられている。この差圧発生装置74は、ポ
ンプ50の作動時に後輪ブレーキシリンダ14の液圧を
前輪ブレーキシリンダ14の液圧より相対的に高くし、
それにより、本ブレーキシステムは前輪ブレーキシリン
ダ14を減圧する際に必要の有無を問わず付随的に後輪
ブレーキシリンダ14が減圧されることを許容すること
によって各ブレーキ系統において使用する電磁弁の数が
減らされたブレーキシステムであるにもかかわらず、後
輪ブレーキシリンダ14の減圧傾向が抑制される。な
お、第1チェック弁70の開弁圧が0でないことに伴っ
て後輪ブレーキシリンダ14に残圧が発生することを防
止するために、第1電磁弁30の上流側と第2電磁弁3
6の下流側とが、開弁圧が0であるチェック弁78付き
の戻り通路80により互いに接続されている。
【0021】ブレーキアクチュエータ12の構造の詳細
が図3〜図6に示されている。図3は、ブレーキアクチ
ュエータ12の部分平面断面図であり、図4は、その部
分正面断面図であり、図5は、図4を拡大して示す正面
断面図であり、図6は、図3における第4電磁弁174
(後述)を取り出して拡大して示す正面断面図である。
以下、それら図を参照しつつリザーバ40,ポンプ50
およびポンプモータ60の構造を詳細に説明する。リザ
ーバ40は、図5に示すように、ブレーキアクチュエー
タ12のアクチュエータハウジング90(アルミニウム
製)のうちのリザーバハウジング92に形成されたリザ
ーバシリンダ94にリザーバピストン96(合成樹脂
製)が摺動可能に嵌合されることによって構成されてい
る。リザーバシリンダ94にリザーバピストン96が嵌
合されることによってリザーバシリンダ94内の空間が
2つに仕切られ、それら空間のうちリザーバピストン9
6の前方の空間は作動液を収容するためのリザーバ室1
00、後方の空間は空気室102とされている。リザー
バピストン96の外周面には環状溝104が形成され、
そこに低圧用のシール部材106が密着させられてい
て、リザーバ室100が空気室102から気密に遮断さ
れている。空気室102はプラグ108によって閉塞さ
れている。そのプラグ108には、空気室102の容積
変化を積極的に許容するとともに水等の異物の侵入を防
止する機構109が設けられている。空気室102内に
おいては、リザーバピストン96の後向き面とプラグ1
08の内面との間にリターンスプリング110が配設さ
れている。リターンスプリング110はリザーバピスト
ン96をリザーバシリンダ94の底部に向かって付勢し
ており、常には、リザーバ室100が容積最小の状態
(図示の状態)にある。リザーバ室100に図示しない
前記リザーバ通路38を経てブレーキシリンダ14から
作動液が供給されれば、リザーバピストン96がリター
ンスプリング110の弾性力に抗して後退し、それによ
ってリザーバ室100の容積が拡大し、そこに作動液が
圧力下に収容される。ポンプ50は、アクチュエータハ
ウジング90のうちのポンプハウジング120に形成さ
れたポンプシリンダ122(本発明における「シリン
ダ」の一例である。)にプランジャ124が摺動可能に
嵌合されることによって構成されている。ポンプシリン
ダ122内においてプランジャ124の前方の空間(図
において左方の空間)は、鋼製のプラグ126により閉
塞されて、プランジャ124の前進・後退に応じて容積
が収縮・膨張させられるポンプ室130(容積が可変の
容積室)とされている。このポンプ室130は、前記吸
入側ポンプ通路52を経て前記リザーバ40と接続さ
れ、その吸入側ポンプ通路52の途中に前記吸入弁56
が設けられている。また、ポンプ室130は、前記吐出
側ポンプ通路54を経て前記ブレーキシリンダ14とも
接続され、その吐出側ポンプ通路54の途中に前記吐出
弁58が設けられている。プラグ126とプランジャ1
24の前端部との間にはリターンスプリング132(本
発明における「スプリング」の一例である。)が配設さ
れている。リターンスプリング132はそれの弾性力を
プランジャ124にポンプ室130の容積が増加する向
きに付与する。ポンプハウジング120内には、カム収
容空間136において偏心カム138が収容されてい
る。偏心カム138は、図3に示すように、アクチュエ
ータハウジング90に回転可能に支持された前記ポンプ
モータ60の回転軸140に一体的に回転可能に設けら
れている。回転軸140は、プランジャ124の軸線と
直角な一軸線回りに回転させられる。偏心カム138
は、回転軸140にベアリングが偏心して取り付けられ
ることによって構成されている。プランジャ124は、
それの後端部においてカム収容空間136に臨まされる
とともに、偏心カム138の外周面であるカム面(ベア
リングの外輪の外周面)に当接させられている。したが
って、回転軸140が回転させられれば、偏心カム13
8により回転軸140の回転運動がプランジャ124の
直線運動に変換され、その結果、リターンスプリング1
10と共同してプランジャ124が前後に往復運動させ
られ、それにより、ポンプ室130の容積が収縮・膨張
させられることになる。
【0022】プランジャ124は、図5に示すように、
後端部150において前端部152におけるより小径と
されており、それら前端部152と後端部150との間
に段部154が形成されている。そして、プランジャ1
24がポンプハウジング120に嵌合されることによ
り、プランジャ124の段部154とポンプハウジング
120の段部156との間に環状の空間が形成され、そ
れが制御室160とされている。前端部152の前方に
ポンプ室130、後方に制御室160が互いに液密に分
離された状態で形成されているのである。プランジャ1
24には、それの前端部152と後端部150とのそれ
ぞれにおいて環状溝が形成され、前端部152の環状溝
には高圧用のシール166、後端部150の環状溝には
低圧用のシール168が密着させられている。
【0023】制御室160は、その容積がプランジャ1
24の前進時(行き行程)には増加し、後退時(戻り行
程)には減少する室である。この制御室160は、図1
に概念的に示すように、制御通路170を経て前記リザ
ーバ22と接続されている。制御通路170の途中には
制御弁としての常開型電磁開閉弁である第4電磁弁17
4(図3および図6参照)が設けられ、さらに、第4電
磁弁174をバイパスするチェック弁176付きのバイ
パス通路178が設けられている。チェック弁176
は、リザーバ22から制御室160への作動液の流れは
許容し、その逆向きの流れは阻止する。したがって、第
4電磁弁174が開状態(第1状態)にあれば、リザー
バ22と制御室160との間の作動液の両方向の流れが
許容され、制御室160に対する作動液の流入も流出も
許容され、よって、プランジャ124の前進も後退も許
容される。これに対して、第4電磁弁174が閉状態
(第2状態)とされれば、リザーバ22から制御室16
0への作動液の流れは許容され、その逆向きの流れは阻
止され、よって、プランジャ124の前進は許容され、
後退は阻止される。したがって、第4電磁弁174が閉
状態にある状態でポンプモータ60が回転し続けられれ
ば、プランジャ124は前進するのみで後退はしないか
ら、プランジャ124は結局、前進端位置(上死点位
置)に保持されることになる。図7には、プランジャ1
24が前進端位置にあるときのポンプ装置の作動状態が
示されている。
【0024】ここで、制御通路172,第4電磁弁17
4,チェック弁176およびバイパス通路178の構造
の詳細を図6に基づいて説明する。第4電磁弁174
は、それの第1ポート180において制御室160と接
続され、第2ポート184においてリザーバ22と接続
されている。第4電磁弁174は、弁部188と弁作動
部190とを備えている。弁部188は、第1ポート1
80と第2ポート184との間に配置され、弁子192
と、それが着座すべき弁座194を形成する弁座形成部
材196と、両者を互いに離間する向きに付勢するリタ
ーンスプリング198とを含む構成されている。弁座形
成部材196は固定部材として、アクチュエータハウジ
ング90と第4電磁弁174のコア(磁路形成部材)2
00とに跨がって配設されている。一方、弁作動部19
0は、第4電磁弁174のバルブハウジング202にプ
ランジャ204が摺動可能に嵌合され、そのプランジャ
204に同軸にシャフト206が固定されるとともに、
プランジャ204の外側にソレノイド208が隙間を隔
てて配設されることによって構成されている。バルブハ
ウジング202は、コア200と固定されており、シャ
フト206はそのコア200に摺動可能に嵌合されてい
る。この弁作動部190においては、ソレノイド208
が励磁されてプランジャ204がコア200に吸引され
れば、シャフト206が前進する(図において下方に移
動する)。そして、シャフト206の先端に前記弁子1
92が設けられており、ソレノイド208が非通電状態
にあれば、シャフト206がリターンスプリング198
の弾性力によって後退させられて弁子192が弁座19
4から離間して弁部188が開かれ、これに対して、ソ
レノイド208が通電状態とされれば、シャフト206
がリターンスプリング198の弾性力に抗して前進させ
られて弁子192が弁座194に着座して弁部188が
閉じられる。
【0025】前記第1ポート180と第2ポート184
とは、弁部188を経た第1通路220と、弁部188
を経ない第2通路222との並列回路により互いに接続
されている。第2通路222は環状断面を成し、第1通
路220と同軸に配置されている。具体的には、第1通
路220においては、第1ポート180から第2ポート
184を見た場合に、アクチュエータハウジング90の
内周面内の通路と、弁座形成部材196の内部通路と、
弁部188内の通路と、コア200の径方向穴および環
状溝内の通路とが順に並んでいる。一方、第2通路22
2においては、第1ポート180から第2ポート184
を見た場合に、アクチュエータハウジング90の内周面
内の通路と、ゴム製のカップシール230と、アクチュ
エータハウジング90の内周面とコア200の外周面と
の間の通路と、コア200の内周面と弁座形成部材19
6の外周面との間の通路と、コア200の径方向穴およ
び環状溝とが順に並んでいる。カップシール230は弁
座形成部材196の外周面に形成された環状溝に密着さ
せられている。カップシール230は、第2ポート18
4から第1ポート180に向かう作動液の流れは許容
し、その逆向きの流れは阻止するように配置されてい
る。
【0026】そして、本実施形態においては、第1通路
220によって前記制御通路170が構成され、第2通
路222によって前記バイパス通路178が構成される
とともに、カップシール230によって前記チェック弁
176が構成されているのである。
【0027】すなわち、本実施形態においては、第4電
磁弁174とチェック弁176と制御通路170とバイ
パス通路178とが互いに共同して、本発明における
「電磁弁装置」240の一例を構成しているのである。
【0028】以上、本実施形態であるポンプ装置を含む
ブレーキシステムの機械的構成を説明したが、次に、そ
の電気的構成を説明する。本実施形態は、図8に示すよ
うに、電子制御ユニット300(以下、「ECU」と略
称する。)を備えている。ECU300は、CPU30
2,ROM204およびRAM306を含むコンピュー
タ308を主体として構成されている。ECU300の
入力側には、各輪の周速度である車輪速を検出する車輪
速センサ310と、運転者によるブレーキペダル18の
踏み込み(サービスブレーキ操作)を検出するサービス
ブレーキスイッチ312と、エンジンのイグニションス
イッチ314とが接続されている。サービスブレーキス
イッチ312は、ブレーキペダル18の非ブレーキ操作
時にはOFFとなり、ブレーキ操作時にはONとなる。
一方、出力側には、各ブレーキ系統毎に、第1〜第4電
磁弁30,36,42,174が接続されるとともに、
2つのブレーキ系統に共通のポンプモータ60が接続さ
れている。
【0029】ROM304には、車輪速センサ310の
出力信号に基づいて車輪速を演算する車輪速演算ルーチ
ン,演算された車輪速に基づいて車速を推定する推定車
速演算ルーチンおよびそれら各輪の車輪速と推定車速と
に基づいて各輪のブレーキシリンダ液圧に対してアンチ
ロック制御を行うアンチロック制御ルーチンを始めとし
た各種ルーチンが記憶されている。
【0030】さらに、ROM304には、イグニション
スイッチ314がONに操作されるのに伴い、初回のア
ンチロック制御に先立って、各電磁弁30,36,4
2,174やポンプモータ60の故障チェック(断線等
のチェック)を行うイニシャルチェックルーチンが記憶
されている。図9には、そのイニシャルチェックルーチ
ンのうち、ポンプモータ60に関連する部分のみが取り
出してフローチャートで表されている。本ルーチンは、
イグニションスイッチ314がONに操作されるのに応
じてコンピュータ308により1回限り実行される。ま
ず、ステップS1(以下、単に「S1」で表す。他のス
テップについても同じとする。)において、ポンプモー
タ60が通電状態とされ、次に、S2において、設定時
間T1 が経過するのが待たれる。設定時間T1は例えば
約2秒とされる。設定時間T1 が経過したならば、S3
において、ポンプモータ60が非通電状態とされる。以
上で本ルーチンの実行が終了する。
【0031】さらにまた、ROM304には、そのポン
プモータ60のイニシャルチェックに応じてプランジャ
124の後退を阻止するプランジャ後退阻止ルーチンも
記憶されている。図10には、プランジャ後退阻止ルー
チンがフローチャートで表されている。本ルーチンもイ
グニションスイッチ314がONに操作されるのに応じ
てコンピュータ308により1回限り実行される。ま
ず、S11において、上記イニシャルチェックルーチン
の実行によってポンプモータ60が非通電状態から通電
状態に切り換えられるのと同時か、またはそれより早い
時期に、第4電磁弁174が通電状態とされる。次に、
S12において、設定時間T2 が経過するのが待たれ
る。設定時間T2 はポンプモータ60の上記設定時間T
1 より長い値に設定され、例えば約2.5秒とされる。
その後、S13において、第4電磁弁174が非通電状
態とされる。以上で本ルーチンの実行が終了する。
【0032】したがって、イニシャルチェックのために
ポンプモータ60が回転させられている間、第4電磁弁
174が通電状態に保たれ、それにより、リターンスプ
リング132の弾性力にもかかわらずプランジャ124
が後退することが阻止されて前進端位置に保持される。
その結果、イニシャルチェックの間、偏心カム138が
プランジャ124に当接せずに済み、その当接に起因す
る振動やプランジャ124の往復運動に起因するポンプ
ハウジング120の早期摩耗を回避しつつ、ポンプモー
タ60のイニシャルチェックを行うことが可能となる。
さらに、イニシャルチェックの間、ポンプ室130が真
空状態になることが防止され、その結果、作動液のエア
レーション発生を回避しつつ、ポンプモータ60のイニ
シャルチェックを行うことも可能となる。
【0033】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、ECU300のうち図9のイニシャルチ
ェックルーチンを実行する部分がイグニションスイッチ
314と共同して、本発明における「ポンプモータ制御
装置」の一例を構成するとともに「ポンプモータ故障チ
ェック装置」の一例を構成し、また、制御室160と電
磁弁装置240とが互いに共同して、本発明における
「運動制御装置」の一例を構成し、また、ECU300
のうち図10のプランジャ後退阻止ルーチンを実行する
部分が、本発明における「制御手段」の一例を構成する
とともに、「第1手段」の一例を構成しているのであ
る。
【0034】さらに付言すれば、本実施形態において
は、図1に示すように、プランジャ124がポンプ室1
30の側において大径となり、制御室160の側におい
て小径となる段付き状とされ、それにより、プランジャ
124の大径部の両端面のうちポンプ室130に接する
第1端面とは反対側の第2端面(背面)とポンプハウジ
ング120のうちその第2端面に対向する面との間に制
御室160が形成されている。これに対して、プランジ
ャをポンプ室の側において小径となり、制御室の側にお
いて大径となる段付きプランジャとし、それにより、プ
ランジャの小径部の円状の第3端面においてポンプ室1
30に接し、大径部の環状の第4端面であって第3端面
と同じ向きのものとポンプハウジング120のうちその
第4端面に対向する面との間に制御室160を形成する
形態で本発明を実施することもできる。
【0035】次に本発明の第2実施形態を説明する。な
お、本実施形態は先の第1実施形態と共通する要素が多
いため、共通する要素については同一の符号を使用する
ことによって詳細な説明を省略し、異なる要素について
のみ詳細に説明する。
【0036】図11に示すように、ECU400の入力
側には、前記車輪速センサ310およびサービスブレー
キスイッチ312と、リザーバ空状態検出装置410と
が接続されている。一方、出力側には、前記各電磁弁3
0,36,42,174およびポンプモータ60が接続
されている。図12には、リザーバ空状態検出装置41
0が示されている。リザーバ空状態検出装置410は、
前記リザーバピストン96の軸方向位置を検出する方式
であり、リザーバピストン96と一体的に移動する移動
部材と、その移動部材が予め定められた位置、すなわ
ち、リザーバピストン96が前進端位置にあるときに対
応する位置に位置させられたことを検出する検出機構と
を備えている。本実施形態においては、リザーバ空状態
検出装置410は、リザーバ40の空気室102内に設
けられている。リザーバ空状態検出装置410は、検出
装置ハウジング412を備えている。検出装置ハウジン
グ412は前記プラグ108の内面に固定されており、
それに移動部材としてのピン414がリザーバピストン
96の軸線と平行な軸線に沿って摺動可能に支持されて
いる。ピン414はスプリング415によりリザーバピ
ストン96の後向き面に押し付けられている。そのピン
414にそれの後端部において永久磁石416が固定さ
れている。検出装置ハウジング412には、リザーバピ
ストン96の往復運動に伴って永久磁石416が描くべ
き軌跡に近接してリードスイッチ418が配設されてい
る。リードスイッチ418は、リザーバピストン96が
前進端位置にあってリザーバ室100の容積が最小であ
るときには(リザーバ室100が実質的に空である状態
では)、永久磁石416が最もリードスイッチ418に
接近するために、永久磁石416の磁気力によってリー
ドスイッチ418の接点が閉じてON信号を出力する。
これに対して、リードスイッチ418は、リザーバピス
トン96がそれ以外の位置にあるときには、永久磁石4
16がリードスイッチ418から離間するため、リード
スイッチ418の接点が自身の弾性力によって開いてO
FF信号を出力する。
【0037】ROM404には、前記車輪速演算ルーチ
ン,推定車速演算ルーチンおよびアンチロック制御ルー
チンが記憶されている。
【0038】さらに、ROM404には、各回のアンチ
ロック制御の終了後にリザーバ40が空になったときに
ポンプモータ60を停止させるポンプモータ停止ルーチ
ンも記憶されている。図13には、ポンプモータ停止ル
ーチンがフローチャートで表されている。本ルーチンは
車両走行中コンピュータ408により繰り返し実行され
る。各回の実行時にはまず、S31において、ある回の
アンチロック制御が終了したか否かが判定される。ある
回のアンチロック制御の終了は例えば、車速が0に低下
したことをもって判定することができる。終了していな
ければ判定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行が直
ちに終了する。これに対して、ある回のアンチロック制
御が終了したならば、S31の判定がYESとなり、S
32において、リザーバ40が空であるか否かが判定さ
れる。リザーバ空状態検出装置410のリードスイッチ
418がONであるか否かが判定されるのである。今回
はリザーバ40が空ではないと仮定すれば判定がNOと
なり、本ルーチンの一回の実行が直ちに終了する。これ
に対して、今回はリザーバ40が空であると仮定すれば
S32の判定がYESとなり、S33において、ポンプ
モータ60が非通電状態とされることによって停止させ
られる。以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0039】さらに、ROM404には、各回のアンチ
ロック制御の終了後であってリザーバ40が空となって
ポンプモータ60が非通電状態とされた後にプランジャ
124の後退を阻止するプランジャ後退阻止ルーチンも
記憶されている。図14には、そのプランジャ後退阻止
ルーチンがフローチャートで表されている。本ルーチン
も車両走行中にコンピュータ408により繰り返し実行
される。各回の実行時にはまず、S41において、ある
回のアンチロック制御が終了したか否かが判定される。
アンチロック制御中であれば、判定がNOとなり、本ル
ーチンの一回の実行が終了し、ある回のアンチロック制
御の終了後であれば、判定がYESとなり、S42にお
いて、リザーバ40が空であるか否か、すなわち、リー
ドスイッチ418がONであるか否かが判定される。今
回はOFF信号であると仮定すれば判定がNOとなり、
本ルーチンの一回の実行が直ちに終了し、ON信号であ
ると仮定すれば判定がYESとなり、S43において、
第4電磁弁が設定時間T3 通電状態とされる。設定時間
3 は、アンチロック制御の終了後にリザーバ40が空
となったためにポンプモータ60が非通電状態に切り換
えられた後にも、ポンプモータ60が惰性で回転し続け
ると予想される最大時間以上に設定される。以上で本ル
ーチンの一回の実行が終了する。
【0040】したがって、アンチロック制御の終了後で
あって、ポンプ50により汲み上げるべき作動液がリザ
ーバ40に存在しない状態でポンプモータ60が惰性回
転させられている間、第4電磁弁174が通電状態に保
たれ、それにより、リターンスプリング132の弾性力
にもかかわらずプランジャ124が後退することが阻止
されて前進端位置に保持される。その結果、アンチロッ
ク制御終了後のポンプモータ60の惰性回転の間、ポン
プ室130が真空状態になることが防止され、その結
果、作動液のエアレーション発生が回避され、ブレーキ
ペダル18の操作ストロークが増加してブレーキ操作フ
ィーリングが悪化することが回避される。
【0041】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、ECU400のうち図13のプランジャ
後退阻止ルーチンを実行する部分が、本発明における
「制御手段」の一例を構成するとともに、「第2手段」
の一例を構成しているのである。
【0042】次に本発明の第3実施形態を説明する。な
お、本発明は先の第1実施形態と共通する要素が多いた
め、共通する要素については同一の符号を使用すること
によって詳細な説明を省略し、異なる要素についてのみ
詳細に説明する。
【0043】本実施形態であるポンプ装置が設けられた
ブレーキシステムは、アンチロック制御の他に、前記ポ
ンプ50を作動させることによりトラクション制御,車
両安定性制御,ブレーキアシスト制御等、減圧に先行す
る増圧に先行してリザーバの蓄液を行うことが必要な自
動液圧制御(以下、「要予備蓄液自動液圧制御」という
ことにより、アンチロック制御と区別する。)を実行可
能なブレーキシステムである。このブレーキシステムの
基本的な構成は先のすべての実施形態と共通する。そし
て、本実施形態は、その要予備蓄液自動液圧制御に先立
ち、前記リザーバ40に予備的に作動液を蓄積させる予
備蓄液機能を備えている。
【0044】図15には、本実施形態の電気的構成がブ
ロック図で示されている。本実施形態においては、EC
U500の入力側には、前記車輪速センサ310および
サービスブレーキスイッチ312と、駐車ブレーキスイ
ッチ510と、リザーバ蓄液量減少状態検出装置512
とが接続されている。一方、出力側には、前記各電磁弁
30,36,42,174およびポンプモータ60と、
表示装置514とが接続されている。
【0045】駐車ブレーキスイッチ510は、運転者に
よる駐車ブレーキ操作部材の操作を検出するためのスイ
ッチであり、非駐車ブレーキ操作時にはOFF、駐車ブ
レーキ操作時にはONとなる。
【0046】図16には、リザーバ蓄液量減少状態検出
装置512が示されている。この装置は先の第2実施形
態におけるリザーバ空状態検出装置410と基本的な構
成が共通し、異なるのは、永久磁石416とリードスイ
ッチ418との相対位置関係のみである。すなわち、本
実施形態においては、リードスイッチ418は、リザー
バ室100の容積が0でない設定値より大きいときに
は、永久磁石416がリードスイッチ418から離間し
てOFF信号を出力し、リザーバ室100の容積が0で
ない設定値まで減少したときには、永久磁石416がリ
ードスイッチ418に接近してON信号を出力するよう
に設計されているのである。
【0047】前記表示装置514は、リザーバ40に対
する予備蓄液が実行中であることを運転者に知らせるた
めに設けられており、液晶ディスプレイ,インジケータ
等により絵表示または文字表示される。
【0048】ROM504には、アンチロック制御を実
行するためのルーチンと、前記要予備蓄液自動液圧制御
を実行するためのルーチンと、各回の要予備蓄液自動液
圧制御の実行に先立ち、リザーバ40に予備的に作動液
を蓄積させる予備蓄液ルーンが記憶されている。図17
には、予備蓄液ルーチンがフローチャートで表されてい
る。本ルーチンは車両走行中コンピュータ508により
繰り返し実行される。各回の実行時にはまず、S101
において、駐車ブレーキスイッチがONであるか否かが
判定される。今回はONではないと仮定すれば判定がN
Oとなり、本ルーチンの一回の実行が直ちに終了する。
これに対して、今回は駐車ブレーキスイッチ510がO
Nであると仮定すれば、判定がYESとなり、S102
において、サービスブレーキスイッチ312がONであ
るか否かが判定される。今回ONではないと仮定すれば
判定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行が直ちに終
了する。駐車ブレーキスイッチ510もサービスブレー
キスイッチ312もONである場合には、S101の判
定もS102の判定もYESとなり、S103以下が実
行される。S103においては、表示装置514によ
り、運転者に予備蓄液を開始することが知らせるための
表示がなされ、S104において、第3電磁弁(減圧
弁)42が通電状態とされる。現在ブレーキペダル18
が踏み込み操作されていてマスタシリンダ10によりブ
レーキシリンダ14に液圧が発生しており、この状態で
第3電磁弁42を開かせることによってブレーキシリン
ダ14からリザーバ40に作動液を供給するのである。
なお、この間、ブレーキペダル18の踏み込み中にもか
かわらずブレーキシリンダ14が減圧されることになる
が、現在駐車ブレーキが作動中であるため、車両が勝手
に動き出すことはない。その後、S105において、リ
ザーバ40が作動液で充満される頃(このとき、リード
スイッチ418はONとなっている。)を見計らって、
ポンプモータ60が通電状態とされ、リザーバ40から
作動液の汲み上げが開始される。続いて、S106にお
いて、リードスイッチ418の出力信号がON信号から
OFF信号に変化するのが待たれる。変化したならば、
S107において、第3電磁弁42が非通電状態とさ
れ、それにより、リザーバ40がマスタシリンダ10か
ら遮断される。その後、S108において、第4電磁弁
174が通電状態とされる。これにより、以後、ポンプ
モータ60の回転中にもかかわらず、プランジャ124
の後退が阻止されてリザーバ40から作動液が汲み上げ
ることが阻止され、リザーバ室100に必要量の作動液
が蓄積される。その後、S109において、ポンプモー
タ60がOFFされ、S110において、ポンプモータ
60の惰性回転が終了する頃を見計らって、第4電磁弁
174が非通電状態とされる。続いて、S111におい
て、表示装置514により、運転者に今回の予備蓄液が
終了したことを知らせるための表示がなされる。以上で
本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0049】なお、本実施形態においては、吐出弁58
が、リザーバ40のリターンスプリング110の弾性力
のみによっては開かないように設計されているため、リ
ザーバ40はリターンスプリング110の存在にもかか
わらず作動液を蓄積し続けることが可能となっている。
【0050】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、ECU500のうち図17の予備蓄液ル
ーチンを実行する部分が、本発明における「制御手段」
の一例を構成するとともに、「第3手段」の一例を構成
しているのである。
【0051】なお付言すれば、本実施形態においては、
駐車ブレーキ操作とサービスブレーキ操作との双方が同
時に行われている間にリザーバ40の予備蓄液が行われ
るが、例えば、サービスブレーキ操作のみが行われてい
る間に第3電磁弁42を微小時間減圧状態にすることを
少なくとも1回行うことによってリザーバ40の予備蓄
液を行う形態で本発明を実施することもできる。
【0052】次に本発明の第4実施形態を説明する。な
お、本実施形態は先のすべての実施形態と共通する要素
が多いため、共通する要素については同一の符号を使用
することによって詳細な説明を省略し、異なる要素につ
いてのみ詳細に説明する。
【0053】先のすべての実施形態においては、ポンプ
40の制御室160がマスタシリンダ10用のリザーバ
22に接続されているが、本実施形態においては、図1
8に概念的に示すように、ポンプ50用のリザーバ40
に接続されている。その接続形態が図19に詳細に示さ
れており、制御室160は、前記ポンプハウジング12
0に形成された第1通路600により前記第4電磁弁1
74の第1ポート180に接続され、リザーバ室100
は、ポンプハウジング120に形成された第2通路60
2により第4電磁弁174の第2ポート184に接続さ
れている。制御通路160が第1通路600および第2
通路602と、第4電磁弁174の内部通路とによって
構成されているのである。したがって、本実施形態にお
いては、ポンプ50において作動液がポンプ室130か
ら高圧用のシール部材166(図18参照)を経て制御
室160に漏れることがあっても、その漏れた作動液が
ポンプ50用のリザーバ40に回収されるため、外部に
漏れたために作動液が不足するという事態の発生を回避
することができる。
【0054】また、本実施形態によれば、制御室160
がポンプ50用のリザーバ40に接続されているため、
マスタシリンダ10用のリザーバ22に接続される場合
に比較して、接続通路の長さが短くて済む。
【0055】以上、本発明のいくつかの実施形態を図面
に基づいて詳細に説明したが、それらの他にも、特許請
求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した形態で本発明を実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるポンプ装置を概念的
に示す正面断面図である。
【図2】上記ポンプ装置を含むアンチロック型ブレーキ
システムを示す系統図である。
【図3】図2におけるブレーキアクチュエータを示す部
分平面断面図である。
【図4】そのブレーキアクチュエータを示す部分正面断
面図である。
【図5】図4の要部を拡大して示す部分正面断面図であ
る。
【図6】図2における第4電磁弁を示す正面断面図であ
る。
【図7】上記ポンプ装置の作動の様子を説明するための
正面断面図である。
【図8】上記アンチロック型ブレーキシステムの電気的
構成を示すブロック図である。
【図9】図8のROMに記憶されているイニシャルチェ
ックルーチンを示すフローチャートである。
【図10】そのROMに記憶されているプランジャ後退
阻止ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態であるポンプ装置を含
むアンチロック型ブレーキシステムの電気的構成を示す
ブロック図である。
【図12】図11におけるリザーバ空状態検出装置を示
す正面断面図である。
【図13】図11のROMに記憶されているポンプ停止
ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】そのROMに記憶されているプランジャ後退
阻止ルーチンを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3実施形態であるポンプ装置を含
むアンチロック型ブレーキシステムの電気的構成を示す
ブロック図である。
【図16】図15におけるリザーバ蓄液量減少状態検出
装置を示す正面断面図である。
【図17】図15のROMに記憶されている予備蓄液ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第4実施形態であるポンプ装置を概
念的に示す部分正面断面図である。
【図19】そのポンプ装置の構造を詳細に示す部分正面
断面図である。
【符号の説明】
22 リザーバ(マスタシリンダ用) 40 リザーバ(ポンプ用) 50 ポンプ 60 ポンプモータ 90 アクチュエータハウジング 120 ポンプハウジング 124 プランジャ 130 ポンプ室 132 リターンスプリング 138 偏心カム 160 制御室 170 制御通路 174 第4電磁弁 176 チェック弁 178 バイパス通路 300,400,500 電子制御ユニット 410 リザーバ空状態検出装置 418 リードスイッチ 512 リザーバ蓄液量減少状態検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧作動装置に供給すべき作動液を蓄える
    ためのリザーバと、 ポンプモータと、 そのポンプモータの始動および停止を行うポンプモータ
    制御装置と、 前記リザーバと液圧作動装置との間に設けられ、ハウジ
    ングに形成されたシリンダに摺動可能に嵌合されたプラ
    ンジャを、前記ポンプモータとそのポンプモータの回転
    運動をプランジャの直線運動に変換する運動変換部材と
    による前進とスプリングによる後退とを交互に行わせて
    往復運動させることにより、シリンダとプランジャとの
    間に形成されたポンプ室の容積を増減させ、それによ
    り、リザーバから作動液を汲み上げて液圧作動装置に供
    給するポンプとを含むポンプ装置において、 前記プランジャの往復運動を制御するために、プランジ
    ャの前進も後退も許容する第1状態と、前進は許容し、
    後退は阻止する第2状態とに切り換わる運動制御装置を
    設けたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】前記シリンダおよびプランジャが、プラン
    ジャがシリンダに嵌合されることによってそれらシリン
    ダとプランジャとの間に2つの液室が互いに液密に分離
    された状態で形成されたものとされ、それら液室の一方
    が前記ポンプ室、他方が制御室とされ、前記運動制御装
    置が、(a) その制御室と、(b) その制御室に設けられ、
    制御室に対する作動液の流入と流出との双方を許容する
    前記第1状態と、それら流入と流出とのうち前記プラン
    ジャの前進を許容するために必要なものは許容し、後退
    を阻止するために必要なものは阻止する前記第2状態と
    に切り換わる電磁弁装置とを含む請求項1に記載のポン
    プ装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記ポンプモータの回転中の少な
    くとも一時期に、前記運動制御装置を第1状態から第2
    状態に切り換える制御手段を含む請求項1または2に記
    載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】前記ポンプモータ制御装置が、前記ポンプ
    モータの故障チェックのためにポンプモータを作動させ
    るポンプモータ故障チェック装置を含み、前記制御手段
    が、そのポンプモータ故障チェック装置により前記ポン
    プモータが始動されることに応じて前記運動制御装置を
    第1状態から第2状態に切り換え、ポンプモータ故障チ
    ェック装置によりポンプモータが停止させられた後に運
    動制御装置を第2状態から第1状態に切り換える第1手
    段を含む請求項3に記載のポンプ装置。
  5. 【請求項5】さらに、前記リザーバが実質的に空になっ
    たリザーバ空状態を検出するリザーバ空状態検出装置を
    含み、前記制御手段が、そのリザーバ空状態検出装置に
    よりリザーバ空状態が検出されたことに応じて前記運動
    制御装置を第1状態から第2状態に切り換える第2手段
    を含む請求項3または4に記載のポンプ装置。
  6. 【請求項6】さらに、前記リザーバにおける作動液の蓄
    液量が0でない設定値に減少したリザーバ蓄液量減少状
    態を検出するリザーバ蓄液量減少状態検出装置を含み、
    前記制御手段が、そのリザーバ蓄液量減少状態検出装置
    によりリザーバ蓄液量減少状態が検出されたことに応じ
    て前記運動制御装置を第1状態から第2状態に切り換え
    る第3手段を含む請求項3ないし5のいずれかに記載の
    ポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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