JP2008273342A - 液体貨物船の貨物ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】、本発明は、6〜8種類程度の積分けが要求される液体貨物船に適し、イニシャルコストやランニングコストの低減を図るとともに、貨物ポンプの振動に拠る亀裂等を防ぐことができる液体貨物船の貨物ポンプ装置を提供する。
【解決手段】下部縦通スツール上に立設される中央隔壁と横置隔壁により区画された複数の船倉を備える液体貨物運搬船において、中央隔壁と横置隔壁との交差部に上甲板に開口するハッチから該下部縦通スツール内まで貫設される貨物ポンプ室を設置し、該貨物ポンプ室毎に1台のデープウエルポンプを配置し、該デープウエルポンプの吸引側に該船倉内に開口し該下部縦通スツールの傾斜壁を貫通する貨物吸引部を接続し、該デープウエルポンプの吐出側を該貨物ポンプ室内を経由して該上甲板上に敷設されるマニホールド管に接続する貨物吐出管に接続し、該貨物ポンプ室内の該貨物吸引部には伸縮管を介挿し、または該デープウエルポンプを、伸縮管を介して固定する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体貨物輸送船における貨物ポンプ装置および貨物管に関し、特に、液体貨物の荷揚げ、荷降ろし系統に使用される貨物ポンプ装置および貨物吸引管に関するものである。
近年、4種類の貨物を同時に積み降ろし可能とするため、貨物区画と機関室の間に位置する貨物ポンプ室に貨物ポンプを4台設置し、メインブランチ方式の貨物管配管を採用した5万トン積クラスの液体貨物船が建造されている。また、12ないし16に区画された船倉を備える液体貨物船では、各船倉にそれぞれ独立した貨物ポンプ(サブマージドポンプ)が設置される液体貨物船も建造されている。
各船倉にそれぞれ独立した貨物ポンプを備える液体貨物船としては、たとえば、特開2001−180576号公報に開示のものがある。
特開2001−180576号公報に開示される技術は、「荷揚げ終了直前においてメインラインに残留する液状化学製品の量をゼロにすることが可能なケミカル船を提供」することを目的としていて、この目的を達成するために「液体化学製品を船体内に据え置かれた複数のタンクと諸設備との間で荷揚げ、荷降ろしするためのカーゴラインを備えたケミカル船において、前記カーゴラインは前記船体の中央付近にその幅方向に沿って延出され、一端が諸設備と接続される複数のマニホールドクロスオーバラインと、これらクロスオーバーラインに一端が接続され、前記クロスオーバーラインより高いレベルで前記船体の船首方向および船尾方向にそれぞれ延出された複数の第1、第2のメインラインと、これら第1、第2のメインラインの他端および途中の少なくとも一方の部位に接続され、主部が鉛直方向に延出されるとともにサブマージドポンプを取付けた下端が前記タンク内に挿入される複数のブランチラインとを備える」構成としている。
特開2001−180576号公報に開示の液体貨物船に代表される従来型液体貨物船の貨物ポンプ装置について、その概要を図12および図13に基づいて説明する。なお、図12は、従来型液体貨物船の船倉の横置断面であり、図13は、従来型液体貨物船の船倉の横置隔壁部を上甲板から略示したものである。
船体の上甲板23には、マニホールド管25が敷設されていて、船体は、中央隔壁13と横置隔壁15で区画されたメタノールのような液状化学製品を貯蔵する対をなす船倉11、11が船首から船尾に向かって合計20の船倉が据え置かれている。そして各船倉にはサブマージドポンプ91が設置されている。
多くの場合、サブマージドポンプ91は電動油圧方式であって、ポンプ下部に油圧モーターが内蔵され、その下方でインペラーが設けられている。そして、上甲板23のハッチ33上に油圧の流量を調整するフロートコントロールが設けられて、このフロートコントロールにより油圧の流量が制御されるようになっている。またインペラーの側方からは吐出管81が垂直に延伸して、上甲板23上でマニホールド管25に接続するとともに、マニホールド管25からは張込管27が分岐されている。
特開2001−180576号公報
しかしながら、12ないし16に区画された船倉を備える液体貨物船では、十数種類の貨物を積み分けることがなく、多くても6〜8種類の積分けが要求される程度であり、中央隔壁により仕切られた右舷および左舷側の一対の船倉に異種の貨物を積むことがないため、夫々にサブマージドポンプを備えることとすれば、それが過剰設備となるばかりでなく、制御を各々のポンプに対して行う必要もあり、メンテナンス等を含み、人件費及び設備費が増すなど問題点を有していた。
そこで、本発明は、6〜8種類程度の積分けが要求される液体貨物船に適し、イニシャルコストやランニングコストの低減を図るとともに、貨物ポンプの振動に拠る亀裂や騒音を防ぐことができる液体貨物船の貨物ポンプ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、貨物船の中心線に沿って立設される中央隔壁と該中央隔壁に直交して立設される複数の横置隔壁により区画された複数の船倉を備える液体貨物運搬船において、該中央隔壁は二重船底の内底板上に設置される断面が略等辺台形の下部縦通スツール上から立設され、該中央隔壁と該横置隔壁との交差部に上甲板に開口するハッチから該中央隔壁に沿って該下部縦通スツール内に連通する貨物ポンプ室が設置され、該貨物ポンプ室にはデープウエルポンプおよび残油回収装置が配置され、該デープウエルポンプの吸引側は船倉内の内底板上に凹設されたサクションウエルに開口し該下部縦通スツールの傾斜壁を貫通する貨物吸引部が油圧バルブを介して接続され、該デープウエルポンプの吐出側は該貨物ポンプ室内を経由して該上甲板上に敷設されるマニホールド管に接続する貨物吐出管に接続され、該貨物ポンプ室内の該貨物吸引部には伸縮管が介挿され、または該デープウエルポンプは伸縮継手を介して固定される、ことを特徴としている。
また、本願請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記貨物ポンプ室にはそれぞれ1台の前記デープウエルポンプが配置され、該デープウエルポンプの吸引側に接続する前記貨物吸引部は前記中央隔壁を介して隣接する二つ又は四つの船倉に延伸する2又は4の吸引管を備える、ことを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、該モーター部は前記上甲板上に固定され、該ポンプ部は上部に位置する下フランジと中間部に位置する円筒部と該円筒部に連接し下方が絞られた漏斗形の絞り部からなるサクションケーシングに囲繞されるとともに、該ポンプ部は該下フランジに前記伸縮継手を介して接続される上フランジに固定され、該上フランジは前記ハッチから吊設され、前記貨物吸引部は該サクションケーシングの下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、または前記貨物吸引部は該サクションケーシングの下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなる、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、前記ハッチは下部ハッチと該下部ハッチに前記伸縮継手を介して重置される上部ハッチからなり、該モーター部は該上部ハッチ上に固定され、前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなる、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、該モーター部は前記ハッチ上に固定され、前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなり、前記下部縦通スツールの傾斜壁を貫通する該2本の吸引管または該4本の吸引管のそれぞれには前記伸縮管が介挿されている、ことを特徴としている。
そして、本願請求項6に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、該モーター部は前記ハッチ上に固定され、前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に接続される4本の吸引管からなり、該L形管は前記伸縮管で形成されたL形伸縮管である、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項7に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、該モーター部は前記ハッチ上に固定され、前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に接続される4本の吸引管からなり、該L形管と該T字管または該L形管と該第1のT字管は前記伸縮管を介して接続される、ことを特徴としている。
また、本願請求項8に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置は、請求項1または請求項2に係る液体貨物船の貨物ポンプ装置であって、前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、該モーター部は前記ハッチ上に固定され、前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなり、該直管には前記伸縮管が介挿されている、ことを特徴としている。
本願発明は、上記の構成により、以下の効果を奏する。
(1)中央隔壁を介して隣接する一対の船倉毎、または貨物ポンプ室に隣接する4つの船倉毎に、貨物ポンプとして使用する1台のデープウエルポンプを配置しているので、横置隔壁を挟んで向かい合う2つの船倉からなる船倉ブロック毎、または貨物ポンプ室に隣接する4つの船倉からなる船倉ブロック毎に種類の異なる貨物を積載することができる。したがって、船倉ブロック数の分だけの液体貨物の積分けが可能になる。
(2)また、船倉毎に貨物ポンプを必要としていないため、貨物ポンプ数は1/2ないし1/4に削減することができるので、イニシャルコストやランニングコストの低減を図ることができるとともに、貨物ポンプにデープウエルポンプを使用しているため、メンテナンスが容易である。
(3)貨物ポンプ室内の貨物吸引部に対して伸縮管を介在させ、またはデープウエルポンプに対して伸縮継手を介在させているので、デープウエルポンプのモーターやポンプに拠る貨物吸引部の伸縮を伸縮管や伸縮継手で吸収することができる。このため、貨物ポンプの振動に拠る下部縦通スツールの壁体、貨物ポンプ室の壁体、中央隔壁や横置隔壁などの船体の亀裂や騒音を防ぐことができる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例1ないし実施例6について、図1ないし図11に基づいて説明する。なお、図1は、実施例1の貨物ポンプ装置および付設の残油回収装置に係る船倉の横置断面図であり、図2は、実施例1の貨物ポンプ装置および付設の残油回収装置に係る船倉の部分平面図であり、図3は、実施例1の貨物ポンプ装置に係る船倉の横置断面図であり、図4は、実施例1の貨物ポンプ装置のサクションケーシング部の拡大図であり、図5は、実施例2の貨物ポンプ装置に係るに係る船倉の横置断面図であり、図6は、実施例2の貨物ポンプ装置に係るハッチ部の拡大図であり、図7は、実施例3の貨物ポンプ装置に係る船倉の横置断面図であり、図8は、実施例3の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図であり、図9は、実施例4の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図であり、図10は、実施例5の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図であり、図11は、実施例6の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図である。
図1ないし図11において、符号1は実施例1に係る貨物ポンプ装置、符号2は実施例2に係る貨物ポンプ装置、符号3は実施例3に係る貨物ポンプ装置、符号4は実施例4に係る貨物ポンプ装置、符号5は実施例5に係る貨物ポンプ装置、符号6は実施例6に係る貨物ポンプ装置、符号11は船倉、符号13は中央隔壁、符号15は横置隔壁、符号17は内底板、符号19は下部縦通スツール、符号191は下部縦通スツール傾斜壁、符号21はサクションウエル、符号23は上甲板、符号25はマニホールド管、符号27は張込管、符号31は貨物ポンプ室、符号33はハッチ、符号331は上部ハッチ、符号333は下部ハッチ、符号335はハッチ伸縮継手、符号40はデープウエルポンプ、符号41はポンプ部、符号43はモーター部、符号45は駆動軸、符号51は実施例1に係る貨物吸引部、符号52は実施例2に係る貨物吸引部、符号53は実施例3に係る貨物吸引部、符号54は実施例4に係る貨物吸引部、符号55は実施例5に係る貨物吸引部、符号56は実施例6に係る貨物吸引部、符号57は吸引管、符号59は伸縮管、符号61は吸引部油圧バルブ、符号63はT字管、符号631は第1のT字管、符号632は第2のT字管、符号65はL形管、符号67はL形伸縮管、符号70はサクションケーシング部、符号71は円筒部、符号73は絞り部、符号75は下フランジ、符号77は上フランジ、符号79はフランジ伸縮継手、符号81は貨物吐出管、符号83は残油吸引管、符号85は残油回収ポンプ、符号87は残油吐出管、である。なお、図中のCLは貨物船の中心線である。また、図13および図14に基づいて説明した従来の貨物船の貨物ポンプ装置における要素と同一のものについては、同一の符号を付している。
まず、実施例1に係る貨物ポンプ装置および付設の残油回収装置の概要について図1および図2を基に説明し、その後に、実施例1に係る貨物ポンプ装置について図3および図4を基に説明する。
図2では、図面の上方が船首側、図面の下方が船尾側となっているが、図2に示すように、貨物船の中心線(CL)に沿って立設される中央隔壁13と中央隔壁13に直交して立設される複数の横置隔壁15により水密に区画されることにより、船倉11が形成される。そして、中央隔壁13および横置隔壁15は、それぞれ内底板17上に設置される断面が略等辺台形の下部縦通スツール19と下部横通スツール上から立設されていて、中央隔壁13および横置隔壁15はコルゲート構造となっている。
さらに、中央隔壁13に接して隣接する左舷側および右舷側の一対の船倉11、11の船尾側の中央隔壁13および横置隔壁15の交差部には、上甲板23および下部縦通スツール19を貫いて水密に区画された貨物ポンプ室31が貫設されていて、貨物ポンプ室31の上部の上甲板23上にはハッチ33が立設されている。この貨物ポンプ室31の平面から見た形状は、中央隔壁13および横置隔壁15に平行な壁面を有し貨物船の中心線(CL)に沿って細長い長方形であるが、この形状に限定されるわけではない。
ここでは、まず、実施例1ないし実施例6に係る貨物ポンプ装置1ないし貨物ポンプ装置6に共通して付設される残油回収装置について、図1を基に説明する。
残油回収装置は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台の残油回収ポンプ85とこの残油回収ポンプ85の吸引側に接続される残油吸引管83と残油回収ポンプ85の吐出側に接続される残油吐出管87から構成されていて、残油回収ポンプ85には自給式ポンプが使用されている。残油回収ポンプ85の吸引側にはT字管が接続され、このT字管の両端部には略50mmφの残油吸引管83がそれぞれ接続され、このT字管と残油吸引管83との間には油圧バルブが介挿されている。そして、それぞれの残油吸引管83は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、残油回収ポンプ85の吐出側に接続された残油吐出管87は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、上甲板23を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
残油回収装置は上述した構成により、後述する貨物ポンプ装置1では回収し切れない貨物を回収する役割を担っているが、残油吸引管83は略50mmφの細径であり、残油回収ポンプ85は自給式で吸引する。
なお、各船倉11には、マニホールド管25から分岐した張込管27が配設されていて、この張込管27により貨物の積み込みがおこなわれることは、従来型の貨物運搬船と同様の構成である。
貨物ポンプ装置1は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部51とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
デープウエルポンプ40はモーター部43とこのモーター部43に駆動軸45を介して連結されるポンプ部41とから構成されていて、モーター部43はハッチ33上に固定されるとともに、ポンプ部41は貨物ポンプ室31の下部にハッチ33に支持されたサクションケーシング部70内に収納されている。このサクションケーシング部70は、上部に位置する下フランジ73と中間部に位置する円筒部71と円筒部71に連接し下方が絞られた漏斗形の絞り部73から構成されていて、ポンプ部41は下フランジ75にフランジ伸縮継手79を介して接続される上フランジ77に固定され、さらに、上フランジ77はハッチ33に固定されることにより、サクションケーシング部70はハッチ33に支持されている。
なお、実施例1のフランジ伸縮継手79には、金属製の筒状のものにひだを設けて伸縮性・気密性・バネ性を持たせたベローズ式(蛇腹)を使用している。
サクションケーシング部70の下端部には貨物吸引部51が接続されるが、この貨物吸引部51は、サクションケーシング部70の下端部に直結されるT字管63とこのT字管63の両端部のそれぞれに吸引部油圧バルブ61を介して接続される2本の吸引管57から構成されている。そして、それぞれの吸引管57は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して、隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、サクションケーシング部70内のポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部51およびサクションケーシング部70を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
吸引管57や貨物吐出管81は略300mmφの太径であり、しかも、数メートル程度の長さを有することから、船体の撓みや温度変化によって伸縮が生じ、これによって吸引管57や貨物吐出管81の固定部の破損につながる。また、デープウエルポンプ40もそれに見合った大容量のポンプであるため、モーター部43の稼動により生ずるモーター部43やポンプ部41の振動は、モーター部43を固定するハッチ33やポンプ部41を固定する上フランジ75に伝わる。しかし、サクションケーシング部70が下フランジ73と上フランジ77の間に介挿されたフランジ伸縮継手79を介して上フランジ77から吊設されているため、フランジ伸縮継手79により吸引管57や貨物吐出管81自体の熱伸縮やハッチ33および上フランジ77の振動は吸収され、サクションケーシング部70に加えられる上記熱変化に伴う伸縮量や振動は小さなものとなる。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57に加えられる熱変化に拠る伸縮が小さなものとなり、下部縦通スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、また、騒音も小さなものとなる。
つぎに、実施例2に係る貨物ポンプ装置について図5および図6を基に説明するが、船倉11、中央隔壁13、横置隔壁15、貨物ポンプ室31およびハッチ33の構成については、実施例1と同様であるのでその説明を省略し、さらに、貨物ポンプ装置2に付設される残油回収装置の構成や効果も実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
貨物ポンプ装置2は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部52とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
デープウエルポンプ40はモーター部43とこのモーター部43に駆動軸45を介して連結されるポンプ部41とから構成されていて、モーター部43はハッチ33上に固定される。このハッチ33は上甲板上に固定される下部ハッチ333と下部ハッチ333上にハッチ伸縮継手335を介して重置される上部ハッチ331から構成され、モーター部43は上部ハッチ331上に固定されている。そして、ポンプ部41は貨物ポンプ室31の下部に位置し、駆動軸45を介してモーター部43に連結されているとともに上部ハッチ331から吊設されている。
なお、実施例2のハッチ伸縮継手335には、実施例1と同様に、金属製の筒状のものにひだを設けて伸縮性・気密性・バネ性を持たせたベローズ式(蛇腹)を使用している。
ポンプ部41の吸引側には貨物吸引部52が接続されるが、この貨物吸引部52は、ポンプ部41の吸引側に直結されるT字管63とこのT字管63の両端部のそれぞれに吸引部油圧バルブ61を介して接続される2本の吸引管57から構成されている。そして、それぞれの吸引管57は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、ポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部52を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
モーター部43やポンプ部41の振動は、モーター部43やポンプ部41を固定する上部ハッチ331に伝わるが、上部ハッチ331は上甲板上に固定される下部ハッチ333にハッチ伸縮継手335を介して重置されているため、フランジ伸縮継手79により上部ハッチ331の振動は吸収され、モーター部43やポンプ部41の振動は減衰される。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57の発熱に拠る伸縮が小さなものとなり、縦スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、騒音も小さなものとなる。
つぎに、実施例3に係る貨物ポンプ装置について図7および図8を基に説明するが、船倉11、中央隔壁13、横置隔壁15、貨物ポンプ室31およびハッチ33の構成については、実施例1と同様であるのでその説明を省略し、さらに、貨物ポンプ装置3に付設される残油回収装置の構成や効果も実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
貨物ポンプ装置3は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部53とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
デープウエルポンプ40はモーター部43とこのモーター部43に駆動軸45を介して連結されるポンプ部41とから構成されていて、モーター部43はハッチ33上に固定され、ポンプ部41は貨物ポンプ室31の下部に位置し、上部ハッチ331から吊設されている。
そして、ポンプ部41の吸引側には貨物吸引部53が接続されるが、この貨物吸引部53は、ポンプ部41の吸引側に直結されるT字管63とこのT字管63の両端部のそれぞれに吸引部油圧バルブ61を介して接続される2本の吸引管57から構成されている。そして、それぞれの吸引管57には伸縮管59が介挿されていて、伸縮管59から延伸する吸引管57は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸する。そして、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、ポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部53を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
デープウエルポンプ40のモーター部43の稼動によりモーター部43やポンプ部41には大きな振動が生ずるが、このモーター部43やポンプ部41の振動は、吸引管57に介挿された伸縮管59により吸収されて傾斜壁191を貫通する吸引管57には振動はほとんど伝わらず、微々たるものとなる。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57の発熱に拠る伸縮が小さなものとなり、縦スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、騒音も小さなものとなる。
つぎに、実施例4に係る貨物ポンプ装置について図9を基に説明するが、船倉11、中央隔壁13、横置隔壁15、貨物ポンプ室31およびハッチ33の構成については、実施例1や実施例と同様であり、デープウエルポンプ40の構成についても実施例3と同様であるのでその説明を省略し、さらに、貨物ポンプ装置4に付設される残油回収装置の構成や効果も実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
貨物ポンプ装置4は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部54とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
デープウエルポンプ40のポンプ部41の吸引側には貨物吸引部54が接続されるが、この貨物吸引部54は、ポンプ部41の吸引側に直結される伸縮管で形成されたL形伸縮管67とこのL形伸縮管67に接続されるT字管63とこのT字管63の両端部のそれぞれに吸引部油圧バルブ61を介して接続される2本の吸引管57から構成されている。そして、吸引管57は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、ポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部54を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
デープウエルポンプ40のモーター部43の稼動によりモーター部43やポンプ部41には大きな振動が生ずるが、このモーター部43やポンプ部41の振動は、伸縮管で形成されたL形管65により吸収されて小さなものになる。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57の発熱に拠る伸縮が小さなものとなり、縦スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、騒音も小さなものとなる。
つぎに、実施例5に係る貨物ポンプ装置について図10を基に説明するが、船倉11、中央隔壁13、横置隔壁15、貨物ポンプ室31およびハッチ33の構成については、実施例1や実施例と同様であり、デープウエルポンプ40の構成についても実施例3と同様であるのでその説明を省略し、さらに、貨物ポンプ装置5に付設される残油回収装置の構成や効果も実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
貨物ポンプ装置5は、主に、貨物ポンプ室31毎に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部55とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
デープウエルポンプ40のポンプ部41の吸引側には貨物吸引部55が接続されるが、この貨物吸引部55は、ポンプ部41の吸引側に直結されるL形管65とこのL形管65に伸縮管59を介して接続されるT字管63とこのT字管63の両端部のそれぞれに吸引部油圧バルブ61を介して接続される2本の吸引管57から構成されている。そして、吸引管57は下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、ポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部54を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
デープウエルポンプ40のモーター部43の稼動によりモーター部43やポンプ部41には大きな振動が生ずるが、このモーター部43やポンプ部41の振動は、L形管65とT字管63の間に介挿された伸縮管59により吸収されて小さなものとなる。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57の発熱に拠る伸縮が小さなものとなり、縦スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、騒音も小さなものとなる。
つぎに、実施例6に係る貨物ポンプ装置について図11を基に説明するが、船倉11、中央隔壁13、横置隔壁15およびハッチ33の構成については、実施例1や実施例と同様であり、デープウエルポンプ40の構成についても実施例3と同様であるのでその説明を省略し、さらに、貨物ポンプ装置6に付設される残油回収装置の構成や効果も実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
実施例1ないし実施例5では、下部縦通スツール傾斜壁191を隔てて隣接する一対の船倉11、11の船尾側毎に貨物ポンプ室31を設置しているが、実施例6では、下部縦通スツール傾斜壁191および横置隔壁15の所定の交差部に隣接する4つの船倉11、11、・・・からなる船倉ブロック毎に貨物ポンプ室31を設置している。
貨物ポンプ装置6は、主に、貨物ポンプ室31に配置される1台のデープウエルポンプ40とこのデープウエルポンプ40の吸引側に接続される貨物吸引部56とデープウエルポンプ40の吐出側に接続される貨物吐出管81から構成されている。
ポンプ部41の吸引側に接続される貨物吸引部56は、ポンプ部41の吸引側に直結される第1のT字管631と第1のT字管631の両端部に伸縮管59および吸引部油圧バルブ61を介して接続される2つの第2のT字管632と2つの第2のT字管632のそれぞれの両端部に接続される4本の吸引管57から構成されている。そして、一方の第2のT字管632に接続された2本の吸引管57は、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通して中央隔壁13を介して隣接する一対の船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口するとともに、他方の第2のT字管632に接続された2本の吸引管57は、前記の一対の船倉11、11に横置隔壁縦15を介して隣接する船倉11、11内に延伸し、その先端部は船倉11の内底板17に凹設されたサクションウエル21に開口している。
一方、ポンプ部41の吐出側に接続された貨物吐出管81は、貨物ポンプ室31内を上方に向けて延伸し、ハッチ33を貫通して上甲板23上に敷設されたマニホールド管25に接続している。
船倉11内の貨物は、デープウエルポンプ40のモーター部43が稼動することにより、貨物吸引部54を介してポンプ部41に吸引され、ポンプ部41から吐出されるが、所定の船倉11からの貨物の排出は、吸引部油圧バルブ61の操作により行われる。そして、ポンプ部41から吐出された貨物は、貨物吐出管81を通ってマニホールド管25に送出され、船外に排出される。
デープウエルポンプ40のモーター部43の稼動によりモーター部43やポンプ部41には大きな振動が生ずるが、このモーター部43やポンプ部41の振動は、伸縮管59により吸収されて小さなものとなる。
このため、下部縦通スツール傾斜壁191を貫通する吸引管57の発熱に拠る伸縮が小さなものとなり、縦スツール19の壁体などに亀裂を生ぜしめることはなく、騒音も小さなものとなる。
実施例1ないし実施例5では、中央隔壁13を隔てて隣接する一対の船倉11、11毎に1台のデープウエルポンプ40を配置しているが、本実施例では貨物ポンプ室31に隣接する4つの船倉11、11、・・・毎に、1台のデープウエルポンプ40を配置しているので、デープウエルポンプ40の台数が少なくなるメリットがあるが、その分、積載することができる貨物の種類が少なくなる。
なお、実施例1ないし実施例5においても、サクションケーシング部70の下端部やポンプ部41の吸引側に第1のT字管631および第2のT字管632を介して4本の吸引管57を接続させることができる。
図1は、実施例1の貨物ポンプ装置および付設の残油回収装置に係る船倉の横置断面図である。 図2は、実施例1の貨物ポンプ装置および付設の残油回収装置に係る船倉の部分平面図である。 図3は、実施例1の貨物ポンプ装置に係る船倉の横置断面図である。 図4は、実施例1の貨物ポンプ装置のサクションケーシング部の拡大図である。 図5は、実施例2の貨物ポンプ装置に係るに係る船倉の横置断面図である。 図6は、実施例2の貨物ポンプ装置に係るハッチ部の拡大図である。 図7は、実施例3の貨物ポンプ装置に係る船倉の横置断面図である。 図8は、実施例3の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図である。 図9は、実施例4の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図である。 図10は、実施例5の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図である。 図11は、実施例6の貨物ポンプ装置に係る貨物吸引部の拡大図である。 図12は、従来型液体貨物船の船倉の横置断面である。 図13は、従来型液体貨物船の船倉の横置隔壁部を上甲板から略示したものである。
符号の説明
1 実施例1に係る貨物ポンプ装置
2 実施例2に係る貨物ポンプ装置
3 実施例3に係る貨物ポンプ装置
4 実施例4に係る貨物ポンプ装置
5 実施例5に係る貨物ポンプ装置
6 実施例6に係る貨物ポンプ装置
11 船倉
13 中央隔壁
15 横置隔壁
17 内底板
19 下部縦通スツール
191 下部縦通スツール傾斜壁
21 サクションウエル
23 上甲板
25 マニホールド管
31 貨物ポンプ室
33 ハッチ
331 上部ハッチ
333 下部ハッチ
335 ハッチ伸縮継手
40 デープウエルポンプ
41 ポンプ部
43 モーター部
45 駆動軸
51 実施例1に係る貨物吸引部
52 実施例2に係る貨物吸引部
53 実施例3に係る貨物吸引部
54 実施例4に係る貨物吸引部
55 実施例5に係る貨物吸引部
56 実施例6に係る貨物吸引部
57 吸引管
59 伸縮管
61 吸引部油圧バルブ
63 T字管
631 第1のT字管
632 第2のT字管
65 L形管
67 L形伸縮管
70 サクションケーシング部
71 円筒部
73 絞り部
75 下フランジ
77 上フランジ
79 フランジ伸縮継手
81 貨物吐出管

Claims (8)

  1. 貨物船の中心線に沿って立設される中央隔壁と該中央隔壁に直交して立設される複数の横置隔壁により区画された複数の船倉を備える液体貨物運搬船において、
    該中央隔壁は二重船底の内底板上に設置される断面が略等辺台形の下部縦通スツール上から立設され、
    該中央隔壁と該横置隔壁との交差部に上甲板に開口するハッチから該中央隔壁に沿って該下部縦通スツール内に連通する貨物ポンプ室が設置され、
    該貨物ポンプ室にはデープウエルポンプおよび残油回収装置が配置され、
    該デープウエルポンプの吸引側は船倉内の内底板上に凹設されたサクションウエルに開口し該下部縦通スツールの傾斜壁を貫通する貨物吸引部が油圧バルブを介して接続され、
    該デープウエルポンプの吐出側は該貨物ポンプ室内を経由して該上甲板上に敷設されるマニホールド管に接続する貨物吐出管に接続され、
    該貨物ポンプ室内の該貨物吸引部には伸縮管が介挿され、または該デープウエルポンプは伸縮継手を介して固定される、ことを特徴とする液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  2. 前記貨物ポンプ室にはそれぞれ1台の前記デープウエルポンプが配置され、
    該デープウエルポンプの吸引側に接続する前記貨物吸引部は前記中央隔壁を介して隣接する二つ又は四つの船倉に延伸する2又は4の吸引管を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  3. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    該モーター部は前記上甲板上に固定され、
    該ポンプ部は上部に位置する下フランジと中間部に位置する円筒部と該円筒部に連接し下方が絞られた漏斗形の絞り部からなるサクションケーシングに囲繞されるとともに、該ポンプ部は該下フランジに前記伸縮継手を介して接続される上フランジに固定され、
    該上フランジは前記ハッチから吊設され、
    前記貨物吸引部は該サクションケーシングの下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、
    または前記貨物吸引部は該サクションケーシングの下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  4. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    前記ハッチは下部ハッチと該下部ハッチに前記伸縮継手を介して重置される上部ハッチからなり、
    該モーター部は該上部ハッチ上に固定され、
    前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、
    または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  5. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    該モーター部は前記ハッチ上に固定され、
    前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、
    または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなり、
    前記下部縦通スツールの傾斜壁を貫通する該2本の吸引管または該4本の吸引管のそれぞれには前記伸縮管が介挿されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貨物船の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  6. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    該モーター部は前記ハッチ上に固定され、
    前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、
    または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に接続される4本の吸引管からなり、
    該L形管は前記伸縮管で形成されたL形伸縮管である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  7. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    該モーター部は前記ハッチ上に固定され、
    前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続するT字管と該T字管の両端部に油圧バルブを介して接続される2本の吸引管からなり、
    または前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続するL形管と該L形管に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に接続される4本の吸引管からなり、
    該L形管と該T字管または該L形管と該第1のT字管は前記伸縮管を介して接続される、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
  8. 前記デープウエルポンプは駆動軸を介して連結されるポンプ部とモーター部からなり、
    該モーター部は前記ハッチ上に固定され、
    前記貨物吸引部は該ポンプ部の下端に接続する第1のT字管と該第1のT字管の両端部に直管を介して接続される2つの第2のT字管と該第2のT字管のそれぞれの両端部に油圧バルブを介して接続される4本の吸引管からなり、
    該直管には前記伸縮管が介挿されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貨物船の液体貨物船の貨物ポンプ装置。
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