JP2008272782A - ダイカスト金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】摺動中子15Tを含み、この摺動中子15Tをシリンダユニット14Tで待機位置から使用位置へ移動させ、この使用位置で形成したキャビテイ15Tcへ注湯することで、鋳造品を得るダイカスト金型10であって、シリンダユニット14Tのピストンロッド13Tに、摺動中子15Tを冷却する冷却媒体の通路61を形成した。摺動中子15Tは、キャビテイ15Tcを構成する中子本体42と、この中子本体42を支持するバックブロック43とからなり、中子本体42は、バックブロック43に締結ボルト44を介して着脱可能に設けられている。
【選択図】図5
Description
図10は従来の技術の基本構成を説明する図であり、金型冷却マニーホールド100は、水平に配置され内径が比較的太径なメイン流路を含むメイン管路101と、このメイン管路101から上方に突設しメイン管路101と連通する複数の枝管路102・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、これら枝管路102・・・にねじ込んだ管継手103・・・と、前記メイン管路101から冷却媒体を排出又は前記メイン管路101へ供給する連結口104と、を備える。この金型冷却マニーホールド100は、ダイカスト金型107の上面107aにブラケット108、108を介して取り付けられている。
ダイカスト金型107には、キャビテイの一部を構成する摺動中子111がシリンダユニット110を介して摺動可能に設けられ、摺動中子111の側面111aに形成する冷却媒体の供給口には、L字管112a・・・が取り付けられ、これらL字管112a・・・と管継手103a・・・との間には連結チューブ109a・・・が連結され、カプラ104aには冷却媒体を供給する供給配管113が連結されている。
ピストンロッドに冷却媒体の通路を形成したので、従来例において、摺動中子に連結していた多数の連結チューブを減らすことができる。
摺動中子の着脱時間が大幅に短縮できるので、摺動中子のメンテナンス性を高めることができる。
従って、摺動中子の冷却通路を、1つのシリンダユニットで成立させることができ、金型費用の低減が図れる。
図1は本発明に係るダイカスト金型の側面図であり、ダイカスト金型10は、ダイカストマシンの固定側に取り付ける固定型11と、ダイカストマシンの可動側に取り付ける可動型12と、この可動型12の型締め方向と直角な方向に移動可能に配置しキャビテイの一部を構成する摺動中子15T、15Bと、これらの摺動中子15T、15Bを移動させる上下のシリンダユニット14T、14Bと、を主要な構成要素とする。上下のシリンダユニット14T、14Bには、ピストンロッド13T、13Bを含む。
可動型12には、左プレート16Lと、この左プレート16Lの内面16Liに取り付ける可動型本体25と、この可動型本体25の表面25sを金型中心に向け進退可能に配置する上下の摺動中子15T、15Bと、これら上下の摺動中子15T、15Bを待機位置Tと使用位置Sとの間で進退可能に移動させるシリンダユニット14T、14Bと、これらのシリンダユニット14T、14Bを可動型本体25に固定するシリンダブラケット18T、18Bと、が設けられている。26は製品形状を構成する金型の彫込部となるキャビテイ27を有するインサート部材、28は鋳抜きピンである。
なお、図想像線は、摺動中子15T、15B、15L、15Rが使用位置Sにあるときの位置を示すものである。
図中、24・・・は対向配置する可動型12との間で位置合わせをする位置決めピン、35・・・はダイカストマシンに設けられている型締め用のタイバー、85は摺動中子を循環した冷却水が戻る戻り配管である。
シリンダユニット14Tのピストンロッド13Tには、摺動中子15Tを冷却する冷却媒体の通路61が形成され、この通路61と連通するようにピストンロッド13Tの側方には、パイプ部材63が連結されている。
摺動中子15Tを移動させるピストンロッド13Tには、冷却媒体の通路61が形成され、この通路61は通し孔64に連結され、この通し孔64は冷却回路65の供給路68に連結されているので、摺動中子15Tに多数の連結チューブを連結する必要がない。
また、戻り路69は摺動中子15に開けた第1戻り孔71に連結され、この第1戻り孔71には、管部材74が連結されている。
また、通路61及び通し孔64をいわゆる2重管構造にして、供給配管と戻り配管をシリンダのロッドにまとめるようにしても良い。
(a)において、バックブロック43には、ピストンロッド13Tに摺動中子15Tを保持するストッパ部材41が嵌合されている。
ピストンロッド13Tから摺動中子15を外すときには、ストッパ部材41矢印a方向に取り外し、ピストンロッド13Tを図手前側に移動させることで摺動中子15を取外すことができる。
ピストンロッド13Tからバックブロック43を外すときには、ピストンロッド13Tのくびれ部37からストッパ部材41を矢印b方向に引き抜き、前述のようにピストンロッド13Tを移動させることで取外すことができる。
中子本体42の脱着が容易となるので、中子のメンテナンス時間はさらに短縮される。
図8は摺動中子の脱着作用図(ストッパ部材を取外すまで)である。
(a)において、摺動中子15は待機位置にあり、ダイカスト金型10において、可動型本体25に摺動中子15が組み付けられている。
以上、金型から摺動中子を取り外す作用を説明したが、メンテナンス後に摺動中子を組み付ける作用は、これと逆の順序で行えば良く、説明を省略する。
摺動中子15の着脱時間が大幅に短縮されることで、摺動中子15のメンテナンス性を高めることができる。
金型メンテナンス時間が短縮されれば、鋳造が可能となる時間が増えるので、金型の稼働率を高めることが可能となる。
Claims (3)
- 摺動中子を含み、この摺動中子をシリンダユニットで待機位置から使用位置へ移動させ、この使用位置で形成したキャビテイへ注湯することで、鋳造品を得るダイカスト金型において、
前記シリンダユニットのピストンロッドに、前記摺動中子を冷却する冷却媒体の通路を形成したことを特徴とするダイカスト金型。 - 前記ピストンロッドには、冷却通路が設けられ、冷却媒体の供給を一括して行えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のダイカスト金型。
- 前記摺動中子は、前記キャビテイを構成する中子本体と、この中子本体を支持するバックブロックとからなり、前記中子本体は、前記バックブロックに着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のダイカスト金型。
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CN106141082A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-11-23 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种模具油缸的保护装置及保护方法 |
CN106424641A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-22 | 宁波市北仑燎原模铸有限公司 | 一种离合器壳体模具 |
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