JP2007083293A - 可傾鋳造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上型の上部に湯口(又は押し湯部を兼ねた湯口)が設定された鋳型を用いて傾動鋳造を実施可能な可傾鋳造装置を提供する。
【解決手段】上部プレート32、下部プレート33及びこれらを連結する複数本のタイバー34を有する枠体30が、枠体支持フレーム20によって回動可能に支持されている。枠体30には、上型11及び下型12からなる鋳型が保持されている。固定型である上型11と上部プレート32との間には、鋳造終了後の型開き時に上型11に固着した鋳造品を上型内から下型12に向けて押し出す上型押し出し機構50が設けられている。上型押し出し機構50を構成する複数の上型押し出し棒53は、上型11上に設けられた湯口ブロック16と対向しないように配置されている。この配置により、上型11の上方には湯溜まりを配置するための配置空間Sが確保されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、傾動鋳造に使用される可傾鋳造装置に関するものである。
従来、鋳型に接合された湯溜まりに金属溶湯を準備すると共に、鋳型と湯溜まりとを一体的に傾動させて湯溜まりから鋳型のキャビティ内に金属溶湯を流し込む傾動式鋳造法が知られている。傾動式鋳造法によれば、キャビティ内での湯回りが良好になることで、普通の重力鋳造法にありがちなキャビティ内での乱流発生やガスの巻き込み等を抑制して鋳造欠陥のない製品(鋳物)を鋳造することができる。
通常、傾動鋳造用の鋳型は二つの割型(上型及び下型)からなると共に、上下型の分割境界に湯口を形成するのが通例である。また、目的とする製品形状によっては、上下型の分割境界に押し湯部を設定することで方向性凝固(指向性凝固ともいう)をとりやすい場合がある。このため、従来の可傾鋳造装置では、上下型の分割境界に位置する湯口が押し湯部を兼ねるような方案設計を採用すると共に、傾動操作の最終段階で湯口に満たされた金属溶湯がそのまま押し湯になるような傾動操作を行うことが多い。
ところで、目的とする製品形状によっては、上下型の分割境界ではなく上型の上部付近に押し湯部を設定する方が方向性凝固を取る上で有利なこともある。そのような場合、効果的な方向性凝固を実現するという観点から、上型の上部に押し湯部を兼ねた湯口を設定することが一つの方案設計として考えられる。
しかしながら、従来の可傾鋳造装置にあっては、鋳造後の製品の型抜き時に上型に固着した製品を上型内から押し出すための押し出し機構を構成する上型押し出し棒が、上型の中心部に対して対向配置されている。つまり、上型の直上の空間のほぼ中央位置を、上型の中心部を上から下に貫通させるための上型押し出し棒が占めている。このため、仮に上型の上部に湯口(又は押し湯部を兼ねた湯口)を設定したとしても、上型押し出し棒が邪魔になって、湯溜まりを上型上部の湯口に接合することができなかった。こうした装置的な制約のために、従来の可傾鋳造装置では、上型の上部に湯口(又は押し湯部を兼ねた湯口)を設定するという方案設計を採用することができなかった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。
なお、特許文献1(特開平6−304695号公報)の回転式重力金型鋳造機は、前後のほぼ180度範囲に回動可能な機枠(上部ダイプレート、可動ダイプレート及び下部ダイプレートからなる)に、鋳造型の上型、下型及び横型を取り付けてなるものであり、可傾鋳造装置に分類できるものである。この鋳造機によれば、上型、下型及び横型を型締めしたときに、上型と横型との間において上型上面に開口するところの押し湯部を兼ねた湯口を設定することができ、傾動操作の最終段階で湯口に満たされた金属溶湯がそのまま押し湯になるような傾動操作(注湯操作)を行うことも可能である。但し、この回転式重力金型鋳造機にあっては、横型及びその作動機構が必須であり、しかも横型の複雑な動作制御が必要になるため、設備費用等が高くなるという欠点がある。また、上型と横型との間に湯口を設定するという構造上、製品(鋳物)のほぼ中央に押し湯を配置するような方案設計には無理が生じやすく、そのような方案設計をとることは実際上無理である。
特開平6−304695号公報(要約、図7参照)
本発明の目的は、上型の上部に湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が設定された鋳型を用いて傾動鋳造を実施可能な可傾鋳造装置を提供することにある。また、湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型の上部に設定された鋳型、あるいは湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型と下型との分割境界に設定された鋳型のいずれを用いても傾動鋳造を実施可能な可傾鋳造装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上部プレート、下部プレート、並びに、前記上部及び下部プレートを連結する互いに平行な複数本のタイバーを有する枠体と、前記枠体の中心付近を水平に横切る回動軸線(C)を中心として枠体を回動可能に支持する枠体支持フレームと、前記回動軸線(C)を中心として枠体を強制傾動させるための枠体傾動手段と、前記枠体によって保持されると共に上型及び下型からなる鋳型と、傾動鋳造時に前記鋳型と一体化される湯溜まりとを備えた可傾鋳造装置であって、前記枠体の中心付近には、鋳型の上型が固定され、前記枠体の下部プレートと上型との間には、鋳型の下型が前記タイバーに沿って移動可能に設けられ、前記枠体の下部プレートと上型との間には、上型に対し下型を接近させると共に上型から下型を離間させるための型締め及び型開き機構が設けられ、前記枠体の上部プレートと上型との間には、鋳造終了後の型開き時に上型に固着している鋳造品を上型内から下型に向けて押し出すための上型押し出し機構が設けられ、且つこの上型押し出し機構は前記タイバーと平行な複数の上型押し出し棒を有しており、前記複数の上型押し出し棒の各々を前記上型の上部に設定された湯口と対向しないように配置することにより、上型の上部の湯口の上方に前記湯溜まりを配置するための配置空間(S)が確保されていることを特徴とする可傾鋳造装置である。
本発明の可傾鋳造装置によれば、型締め及び型開き機構によって上型に対し下型を型締めすると共に、上型及び下型からなる鋳型に湯溜まりを直接又は間接的に一体化させた後、鋳型、湯溜まり及び枠体を枠体傾動手段によって強制傾動させることにより傾動鋳造が行われる。鋳造終了後には、型締め及び型開き機構によって上型から下型を型開きすると共に、上型押し出し機構が具備する複数の上型押し出し棒によって上型に固着している鋳造品を上型内から下型に向けて押し出すことにより、製品が型抜きされる。
本発明の可傾鋳造装置では、複数の上型押し出し棒の各々が上型の上部に設定された湯口と対向しないように配置されることで、上型の上方には湯溜まりを配置するための配置空間(S)が確保されている。従って、配置空間(S)に湯溜まりを配置しこれを上型に直接又は間接的に一体化することが可能であるので、湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型の上部に設定された鋳型を用いて傾動鋳造を実施することができる。また、鋳型を保持する枠体は、上部プレート、下部プレート及びこれらを連結する互いに平行な複数本のタイバーにより構成されているため、鋳型を構成する上型と下型との分割境界に湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が設定された場合でも、その湯口は隣り合う二本のタイバー間から枠体の側方に露出可能である。従って、二本のタイバー間に湯溜まりを配置しこれを鋳型に一体化することが可能であるので、湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型と下型との分割境界に設定された鋳型を用いて傾動鋳造を実施することもできる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の可傾鋳造装置において、前記枠体の中心付近には上型ダイプレートが固定され、この上型ダイプレートを介して上型が枠体に固定されており、前記上型ダイプレートの中央部には、上型の上部を露出させる中央開口部が形成されると共に、この中央開口部内において上型の上部には湯口ブロックが設けられており、この湯口ブロックの内部には、上型の上部の湯口と湯溜まりとをつなぐための受湯口が設けられていることを特徴とする。
請求項2によれば、上型を枠体の中心付近に固定するための上型ダイプレートに中央開口部が存在することで上型の上部が前記配置空間(S)に対して露出され、上型の上部の湯口は、湯口ブロックを介して、配置空間(S)内に配置される湯溜まりとつながれる。傾動鋳造終了時、湯口ブロック内の受湯口は上型の湯口の上に位置することになるため、上型に設けられた本来の湯口だけでは十分な大きさの押し湯部を確保できない場合でも、湯口ブロック内の受湯口を押し湯部として活用することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の可傾鋳造装置において、前記複数の上型押し出し棒の各々は、前記上型の上部に設けられた湯口ブロックとの対向を回避しながら、前記上型ダイプレートの中央開口部から露出している上型の上部の隅部又は周辺部と対向するように配置されていることを特徴とする。
請求項3によれば、複数の上型押し出し棒の各々を、前記上型の上部に設けられた湯口ブロックとの対向を回避しながら、前記上型ダイプレートの中央開口部から露出している上型の上部の隅部又は周辺部と対向するように配置することにより、上型の上部の湯口ブロックの上方に前記湯溜まりを配置するための配置空間(S)が確保される。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の可傾鋳造装置において、前記枠体に固定された上型ダイプレートには、前記配置空間(S)外に設定された待機位置と、前記配置空間(S)内であって湯溜まりが湯口ブロックに接合する注湯位置との間で前記湯溜まりを切替え配置するための湯溜まり位置切替え機構が設けられていることを特徴とする。
請求項4によれば、湯溜まり位置切替え機構により、湯溜まりは、配置空間(S)外に設定された待機位置と、配置空間(S)内であって湯溜まりが湯口ブロックに接合する注湯位置との間で切替え配置される。傾動鋳造終了後に、湯溜まり位置切替え機構によって湯溜まりを注湯位置から待機位置に退避させ湯口ブロックと湯溜まりとの連結を切断することにより、金属溶湯が凝固して鋳造品が湯溜まりにつながってしまう事態を未然に回避し、鋳造品の型抜き時のひっかかりや離型不良を防止することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の可傾鋳造装置において、上部に湯口が設定された上型及び下型からなる鋳型に代えて、上型と下型との分割境界に湯口が設定された鋳型を前記枠体に保持可能であることを特徴とする。
請求項5によれば、湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型の上部に設定された鋳型、あるいは湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型と下型との分割境界に設定された鋳型のいずれのタイプの鋳型を用いても傾動鋳造を行うことができ、本発明の可傾鋳造装置の汎用性ないし多用途性が高められる。
本発明の可傾鋳造装置によれば、上型の上部に湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が設定された鋳型を用いて傾動鋳造を行うことができる。また、湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型の上部に設定された鋳型、あるいは湯口(押し湯部を兼ねた湯口を含む)が上型と下型との分割境界に設定された鋳型のいずれを用いても傾動鋳造を行うことができる。このように本発明の可傾鋳造装置によれば、傾動鋳造における方案の制約が少ないので、指向性凝固等を考慮した鋳型の方案設計の自由度が従来よりも高まる。
本発明の一実施形態を図1〜図7を参照しつつ説明する。図1〜図7に示す可傾鋳造装置は、図5に示すような鋳型10を使用した装置例である。
図5の鋳型10は、上型11と、その下側に接合可能な下型12とからなり、上下両型を接合してできる鋳型10の内部には、鋳物成形空間としてのキャビティ13が区画形成されている。図5のキャビティ形状は、自動車部品の一種であるステアリングナックルを想定したものである。図5の鋳型10では、上型11の上部中央に湯口14が設けられている。傾動鋳造の際、上型11の上面には、直方体状の湯口ブロック16が装着される。湯口ブロック16の内部には、湯口ブロック16の下側にある本来の湯口14を湯口ブロック16の上面開口部17にまで持ち上げる受湯口18が設けられており、その結果、その上面開口部17が実質的な湯口端となっている。湯口ブロック16の上面には湯溜まり63が接合可能となっている。上型11と一体化した湯口ブロック16内の受湯口18は、上型11の本来の湯口14と湯溜まり63とをつなぐと共に、押し湯部を兼ねた湯口(即ち押し湯口)を提供するものである。
図1及び図2に示すように、可傾鋳造装置は、枠体30と、その枠体30を回動可能に支持する枠体支持フレーム20とを備えている。枠体支持フレーム20は、設置面上に設置されるベースフレーム21、並びに、そのベースフレームの左端部及び右端部にそれぞれ立設された左及び右の側部フレーム22,23からなっている。
枠体30の左右両側には左右一対の水平支軸31が設けられており、これらの水平支軸31は枠体30の中心付近を水平に横切る回動軸線Cに沿って延びている。そして、左及び右の側部フレーム22,23の各上端部間には、左右の水平支軸31を介して、枠体30が前記水平な回動軸線Cを中心として回動可能に支持されている。右の側部フレーム23の上端部には枠体駆動手段としての枠体回転モータ24が固定され、この枠体回転モータ24の出力軸が右の水平支軸31に作動連結されている。枠体回転モータ24は、回動軸線Cを中心として枠体30を前後方向に強制傾動させる。
枠体支持フレーム20に支持された枠体30は、平面視略長方形状の上部プレート32及び下部プレート33、並びに、上部及び下部プレート32,33を連結する複数本の長尺な棒状のタイバー34(本例では4本)を有しており、これらによって枠体30の基本骨格が形作られている。なお、図1及び図2に示すように、上部プレート32が真上に位置し、下部プレート33が真下に位置し、各タイバー34が鉛直方向に延びるような姿勢を「枠体の基本姿勢」とする。前記4本のタイバー34は、上部及び下部プレート32,33の四隅に位置して両プレートを距離を隔てて連結すると共に、お互いが平行な状態で延びている。タイバー34は棒状の連結部材であると共に、棒状の摺動ガイドとしての役目をも担う。
枠体30の長手方向中央付近には、平面視略長方形状の上型ダイプレート35が、その四隅が4本のタイバー34に固定されることにより移動不能に設置されている。上型ダイプレート35の下面側中央には、鋳型10の上型11がボルト等により固定されている。図6に示すように、上型ダイプレート35の中央部には、上型11の上面の面積とほぼ同じ面積の中央開口部35aが形成されており、この中央開口部35aを介して上型11の上面がその上方空間に露出されている。上型ダイプレートの中央開口部35a内には前記湯口ブロック16が配置され、この中央開口部35a内において上型11の上面には湯口ブロック16が装着されている。
図1及び図2に示すように、枠体30における上型ダイプレート35と下部プレート33との間には、平面視略長方形状の下型ダイプレート36がその四隅を貫通する4本のタイバー34に沿って鉛直方向に摺動可能に設けられている。下型ダイプレート36の上には台座37が設けられ、この台座37の上には鋳型10の下型12がボルト等によって固定されている。他方、下部プレート33の中央部には型締め及び型開き用の油圧式駆動シリンダ38が設けられている。この駆動シリンダ38の作動ロッドの先端(上端)は、下型ダイプレート36の下面側中央部に連結されている。この駆動シリンダ38の作用により、下型ダイプレート36、台座37及び下型12が一体となってタイバー34に沿って上下動し、その上下動に伴って下型12が上型11に接近し、あるいは上型11から離間する。本実施形態では、上型11が固定型、下型12が可動型として位置付けられるとともに、下型ダイプレート36、台座37及び駆動シリンダ38によって鋳型10の型締め及び型開き機構が構成される。
枠体30の上部プレート32には押し湯加圧機構40が設けられている。この押し湯加圧機構40は、上部プレート32の中央に固定された油圧式駆動シリンダ41と、その駆動シリンダ41の作動ロッドの先端(下端)に設けられた加圧体42とから構成されている。加圧体42の形状及び寸法は、加圧体42が湯口ブロック16の上面開口部17を丁度通過できるような形状及び寸法に設定されている。図7に示すように、鋳型10及び湯口ブロック16に注湯完了後、駆動シリンダ41を作動させることにより、加圧体42が押し湯部としての受湯口18内に深く進入して金属溶湯を加圧することができる。
図1及び図2に示すように、枠体30における上型ダイプレート35と上部プレート32との間には、上型押し出し機構50が設けられている。上型押し出し機構50は、鋳造完了後の型開き時に上型11に固着している鋳造品を上型11内から下型12に向けて押し出すための第1の製品型抜き補助機構である。上型押し出し機構50は、上部プレート32に固定された4つの小型油圧シリンダ51と、これら小型油圧シリンダ51に懸架された連結板52と、その連結板52から下方に延びる複数本の上型押し出し棒53(本例では4本)とから構成されている。
4つの小型油圧シリンダ51は、押し湯加圧機構40の駆動シリンダ41を包囲する位置に配置されている。そして、上部プレート32の下側に突出した各小型油圧シリンダ51の作動ロッドで連結板52を懸架している。連結板52の中央には、押し湯加圧機構40との干渉を避けるための孔(図示略)が形成されている。連結板52から延びる4本の上型押し出し棒53は、お互いが平行であると共に前記タイバー34とも平行な関係にあり、小型油圧シリンダ51の作用によってそれぞれの上型押し出し棒53が、上型ダイプレートの中央開口部35aから露出している上型11の四隅付近を鉛直方向に貫通可能となっている(図6参照)。つまり、4本の上型押し出し棒53の各々が、湯口ブロック16との対向を回避するように(より本質的には上型11の上部の湯口14と対向しないように)位置決めされている。その結果、湯口ブロック16の上方であって4本の上型押し出し棒53によって囲まれた領域には、湯溜まり63を配置するのに十分な広さの配置空間Sが確保されている。また、湯溜まり63が外から前記配置空間S内に進入することができるように、図1に示す左右に隣り合う2本の上型押し出し棒53の間隔(即ち水平離間長)は湯溜まり63の横幅よりも大きく設定されている。
下部プレート33の上面側には、上記型締め及び型開き用駆動シリンダ38を取り囲むように、複数本の下型押し出し棒56(本例では4本)が設けられている。これらの下型押し出し棒56は、お互いが平行であると共に前記タイバー34とも平行な関係にあり、駆動シリンダ38の作用により下型12が下部プレート33に向けて下動した際にそれぞれが下型12を鉛直方向に貫通可能となっている。つまり、これらの下型押し出し棒56は、鋳造完了後の型開き時に、上型11から離れた下型12に保持されている鋳造品を下型12から浮かせて取り外すための第2の製品型抜き補助機構として機能する。
図2及び図6に示すように、上型ダイプレート35の後端付近には、湯溜まり位置切替え機構60が設けられている。湯溜まり位置切替え機構60は、上型ダイプレート35の後端部上面に設置されたアーム回動モータ61と、そのモータ61によって回動されるアーム62と、そのアーム62の先に支持された湯溜まり63とを備えている。アーム回動モータ61によってアーム62及び湯溜まり63は、上記配置空間S外に設定されると共に湯溜まり63が上型ダイプレート35の後方に待機する待機位置(図2参照)と、上記配置空間S内であって湯溜まり63が湯口ブロック16の上面に接合する注湯位置(図4及び図5参照)との間を切替え配置される。アーム62及び湯溜まり63がアーム回動モータ61によって回動されるときの移動経路又は軌跡は、左右に隣り合う2本の上型押し出し棒53の中間に設定されているため、回動するアーム62及び湯溜まり63に対して上型押し出し棒53が干渉することはない。
次に、図1〜図7の可傾鋳造装置による傾動鋳造の手順を説明する。
図1及び図2の基本姿勢では、型締め用の駆動シリンダ38により上型11に対して下型12が接合されることで、鋳型10が型締めされている。ここで、アーム回動モータ61によって湯溜まり63を待機位置から湯溜まり63が湯口ブロック16の上面に接合する注湯位置に切替える。鋳型10、湯口ブロック16及び湯溜まり63の一体化が完了したら、枠体回転モータ24により枠体30を回動させ、枠体30の姿勢を図2の基本姿勢から図3に示す注湯開始時姿勢に切替える。図3の注湯開始時姿勢は、枠体30の上部プレート32が後下がり、下部プレート33が前上がりになると共に、水平な設置面に対して枠体30が約20度傾いた姿勢である。この姿勢では、湯溜まり63の注湯口が相対的に高い位置にあるため、ラドル70から湯溜まり63内に金属溶湯(例えばアルミニウム合金等の溶湯)を移し替えることができる。
ラドル70を枠体30の回動範囲外に退避させた後、枠体回転モータ24により枠体30を図3の矢印方向にゆっくりと回動させ、図4に示す注湯終了時姿勢に到らせる。図4の姿勢は図2の基本姿勢とほぼ同じであり、注湯終了時においては枠体30のタイバー34が鉛直方向に沿って延びると共に、上型11及び下型12が水平になり、しかも上型11、湯口ブロック16及び湯溜まり63の三者が縦に並ぶ(図5参照)。図3から図4に到る約110度の回動動作により、湯溜まり63内に一時貯留された金属溶湯が湯口ブロック16の受湯口18を介して鋳型10のキャビテイ13内に注がれると共に、湯口ブロック16の受湯口18内にも金属溶湯が満たされる。注湯終了時、この受湯口18は上型11の本来の湯口14の上に位置することになるため、受湯口18に満たされた金属溶湯はキャビテイ13に対して押し湯効果をもたらす。また、湯溜まり63からキャビテイ13に移動する金属溶湯は受湯口18を通過する際に湯口ブロック16を暖めるため、注湯終了時には、キャビティ13から押し湯部である受湯口18の上部に向かって金属溶湯の温度が徐々に高まっていくという温度分布又は温度勾配が自然にできあがる。このため、理想的な方向性凝固が実現される。
湯溜まり63からキャビティ13及び受湯口18への注湯が完了したら直ちに、アーム回動モータ61によって湯溜まり63を湯口ブロック16から分離すると共に、図4の注湯位置から待機位置に戻す。すると、湯溜まり63の底壁面から湯口ブロック16の上面開口部17にかけて金属溶湯が凝固してできた金属箔(凝固金属の薄膜)が、湯溜まり63の分離動作によって切り裂かれ、金属箔による湯口ブロック16と湯溜まり63との連結が解消される。なお、湯溜まり63の底壁面に付着・残留する金属箔は、高圧エアーで吹き飛ばすことにより容易に除去できる。
湯溜まり63を待機位置に戻した後であって上記注湯完了から数秒を経た時点で、押し湯加圧機構40の駆動シリンダ41によって加圧体42を下動させ、図7に示すように加圧体42を湯口ブロック16の受湯口18の奥深くに挿入する。こうして、加圧体42により湯口ブロック16内の押し湯を加圧し、押し湯効果を更に促進する。なお、加圧体42については、鋳型10及び湯口ブロック16内の金属溶湯が凝固する前に湯口ブロック16内から引き上げ、初期位置(図4参照)に復帰させる。
鋳型10及び湯口ブロック16内の金属溶湯が凝固したら、鋳型10の型開きを行う。具体的には、型開き用の駆動シリンダ38により下型ダイプレート36ごと台座37及び下型12を下動させ、下型12を上型11から離間させる。また、下型12の下動開始と同時に、上型押し出し機構50の小型油圧シリンダ51により連結板52及び4本の上型押し出し棒53を下動させる。すると、4本の上型押し出し棒53の先端(下端)が上型11の四隅を上から下に貫通すると共に、これら4本の上型押し出し棒53によって上型11に固着した鋳造品が下型12に向けて押し出される。従って、鋳造品は上型11側に残留することなく下型12に載せ替えられ、下型12と一緒に下動される。
なお、図5に示すように、湯口ブロック16内に設けられた受湯口18は、上面開口部17での横断面積が最も狭く、上型上部の湯口14に近づくほど横断面積が次第に広くなるような逆テーパな円錐台形状をしている。このため、上型押し出し棒53による鋳造品の押し出し時においても、受湯口18内で凝固した押し湯を湯口ブロック16から円滑に型抜きすることができる。
下型ダイプレート36が上型ダイプレート35から離れるとともに下部プレート33に接近するにつれて、下部プレート33から突設された4本の下型押し出し棒56の先端(上端)が下型12の四隅を下から上に貫通し、これらの下型押し出し棒56によって下型12に抱きかかえられた鋳造品が下型12内から押し上げられる。こうして下型押し出し棒56の作用により鋳造品が下型12からも円滑に型抜きされ、目的物である鋳造品の鋳型10からの型外しが完了する。
[他の鋳型を使用した場合の装置例]
図1及び図2に示す本実施形態の可傾鋳造装置では、図5に示すような鋳型10に代えて、図10に示すような鋳型80を枠体30の上型ダイプレート35及び下型ダイプレート36にセットすることにより、他の鋳型80を枠体30に保持した可傾鋳造装置として再構築することができる。図8及び図9は、図5の鋳型10に代えて図10の鋳型80を使用した可傾鋳造装置を示す。
図10の鋳型80は、上型81と、その下側に接合可能な下型82とからなり、上下両型を接合してできる鋳型80の内部には、鋳物成形空間としてのキャビティ83が区画形成されている。図10のキャビティ形状は、自動車部品の一種であるブレーキ用キャリパを想定したものである。この鋳型80では、上型81と下型82との分割境界に押し湯部を兼ねた湯口84(つまり押し湯口84)が設けられている。傾動鋳造の際には、湯口84が開口している上型81及び下型82の側面に湯溜まり63が接合される。
次に、図8〜図10の可傾鋳造装置による傾動鋳造の手順を説明する。
図8は、鋳型80を保持した枠体30が基本姿勢(図2参照)から注湯開始時姿勢に切り替えられた状態を示す。図8の注湯開始時姿勢は、上部プレート32がやや後方に、下部プレート33がやや前方に回動すると共に、鉛直線に対して枠体30が約20度傾いた姿勢である。このとき、アーム回動モータ61によって湯溜まり63は、それが上下型81,82の湯口側側面に接合する注湯位置に配置される。この姿勢では、湯溜まり63の本体よりも湯口84が相対的に高い位置にあるため、ラドル70から湯溜まり63内に金属溶湯(例えばアルミニウム合金等の溶湯)を移し替えることができる。
ラドル70を枠体30の回動範囲外に退避させた後、枠体回転モータ24により枠体30を図8の矢印方向にゆっくりと回動させ、図9に示す注湯終了時姿勢に到らせる。図9の姿勢では、枠体30のタイバー34が水平方向に延びると共に、上型81及び下型82が垂直になり、湯口84の真上に湯溜まり63が位置する(図10参照)。図8から図9に到る約110度の回動動作により、湯溜まり63内に一時貯留された金属溶湯が湯口84を介して鋳型80のキャビテイ83内に注がれ、湯口84内にも満たされる。注湯終了時、湯口84に満たされた金属溶湯はキャビテイ84に対して押し湯効果をもたらす。押し湯部を兼ねた湯口84の内壁部はそこを通過する金属溶湯によって暖められているため、注湯終了時には、キャビティ83から湯口84の端(上部)に向かって金属溶湯の温度が徐々に高まっていくという温度分布又は温度勾配が自然にできあがる。このため、理想的な方向性凝固が実現される。
湯溜まり63からキャビティ83及び湯口84への注湯が完了した後、アーム回動モータ61によって湯溜まり63を上下両型81,82から分離する。すると、湯溜まり63の底壁面から湯口84にかけて金属溶湯が凝固してできた金属箔が、湯溜まり63の分離動作によって切り裂かれ、金属箔による上下両型81,82と湯溜まり63との連結が解消される。
図9の姿勢で鋳型80内の金属溶湯が凝固したら、鋳型80を保持している枠体30をそのタイバー34が鉛直方向に延びる基本姿勢(図2参照)に戻した後、鋳型80の型開きを行う。その後の鋳型80の型開き及び型抜きの手順、並びに、型締め及び型開き機構(36,37,38)、上型押し出し機構50及び下型押し出し棒56の各作用は、前記鋳型10の型開き及び型抜きの場合とほぼ同じであるので説明を省略する。
[実施形態の効果]
図1〜図7の装置例では、複数の上型押し出し棒53の各々を、上型11の上部に設けられた湯口ブロック16との対向を回避しながら上型ダイプレートの中央開口部35aから露出している上型11の四隅と対向するように配置することで、湯口ブロック16の上方に湯溜まり63を配置するための配置空間Sを確保している。従って、配置空間Sに湯溜まり63を配置し、これを湯口ブロック16を介して上型11に一体化することができるので、上型11の上部に湯口14が設定された鋳型10を用いて傾動鋳造を実施することができる。
本実施形態の可傾鋳造装置では、鋳型を保持する枠体30は、上部プレート32、下部プレート33及びこれらを連結する互いに平行な4本のタイバー34により、その基本骨格が構成されている。このため、図8,9及び10の装置例のように上型81と下型82との分割境界に湯口84が設定された鋳型80を枠体30に保持した場合でも、その湯口84は隣り合う二本のタイバー34間から枠体30の側方に露出可能である。従って、二本のタイバー34間に湯溜まり63を配置し、これを鋳型80に一体化することができるので、上下型の分割境界に湯口84が設定された鋳型80を用いて傾動鋳造を実施することができる。このように本実施形態の可傾鋳造装置によれば、上型11の上部に湯口14が設定された鋳型10、あるいは上型81と下型82との分割境界に湯口84が設定された鋳型80のいずれの鋳型でも傾動鋳造を行うことができる。
本実施形態では、枠体30の中心付近にある左右一対の水平支軸31を軸として枠体30を回動可能に構成すると共に、枠体30の中心付近に固定された上型ダイプレート35に対して上型11又は81を固定するようにした。つまり、鋳型10又は80の中央付近を前記水平な回動軸線Cが横切るようにした。このため、鋳型10又は80のいずれを使用した場合でも、枠体30の注湯開始時姿勢(図3及び図8参照)において、湯溜まり63とラドル70との相対位置関係をほぼ同じにすることができる。すなわち、使用する鋳型のタイプが変わっても可傾鋳造装置とラドル70との位置関係を大きく変更する必要がなく、装置及びラドルの準備作業を単純化することができる。
[変更例]:図1〜図7の装置例では上型11と湯口ブロック16とをそれぞれ別体のものとして説明したが、上型11と湯口ブロック16とは予め一体化されていてもよい。つまり、湯口ブロック16が上型11の一部分であってもよい。
[変更例]:上記実施形態において、押し湯加圧機構40を省略してもよい。また、下部プレート33に設けられた下型押し出し棒56を省略してもよい。
可傾鋳造装置の正面図。 可傾鋳造装置の右側面図。 可傾鋳造装置の注湯開始時の姿勢を示す概略側面図。 可傾鋳造装置の注湯終了時の姿勢を示す概略側面図。 鋳型、湯口ブロック及び湯溜まりの拡大断面図。 上型ダイプレートの上面の概略平面図。 押し湯加圧時における図4相当の概略側面図。 他の鋳型を用いた場合における注湯開始時の姿勢を示す概略側面図。 他の鋳型を用いた場合における注湯終了時の姿勢を示す概略側面図。 他の鋳型を用いた場合における鋳型及び湯溜まりの拡大断面図。
符号の説明
10…鋳型、11…上型、12…下型、14…上型上部の湯口、16…湯口ブロック、18…湯口ブロック内の受湯口(押し湯部)、20…枠体支持フレーム、24…枠体回転モータ(枠体傾動手段)、30…枠体、32…上部プレート、33…下部プレート、34…タイバー、35…上型ダイプレート、35a…中央開口部、36…下型ダイプレート、37…台座、38…油圧式駆動シリンダ(36,37及び38は型締め及び型開き機構を構成する)、40…押し湯加圧機構、50…上型押し出し機構、53…上型押し出し棒、60…湯溜まり位置切替え機構、63…湯溜まり、70…ラドル、80…他の鋳型、84…上下型の分割境界にある押し湯部を兼ねた湯口、C…回動軸線、S…配置空間。

Claims (5)

  1. 上部プレート、下部プレート、並びに、前記上部及び下部プレートを連結する互いに平行な複数本のタイバーを有する枠体と、
    前記枠体の中心付近を水平に横切る回動軸線(C)を中心として枠体を回動可能に支持する枠体支持フレームと、
    前記回動軸線(C)を中心として枠体を強制傾動させるための枠体傾動手段と、
    前記枠体によって保持されると共に上型及び下型からなる鋳型と、
    傾動鋳造時に前記鋳型と一体化される湯溜まりとを備えた可傾鋳造装置であって、
    前記枠体の中心付近には、鋳型の上型が固定され、
    前記枠体の下部プレートと上型との間には、鋳型の下型が前記タイバーに沿って移動可能に設けられ、
    前記枠体の下部プレートと上型との間には、上型に対し下型を接近させると共に上型から下型を離間させるための型締め及び型開き機構が設けられ、
    前記枠体の上部プレートと上型との間には、鋳造終了後の型開き時に上型に固着している鋳造品を上型内から下型に向けて押し出すための上型押し出し機構が設けられ、且つこの上型押し出し機構は前記タイバーと平行な複数の上型押し出し棒を有しており、
    前記複数の上型押し出し棒の各々を前記上型の上部に設定された湯口と対向しないように配置することにより、上型の上部の湯口の上方に前記湯溜まりを配置するための配置空間(S)が確保されていることを特徴とする可傾鋳造装置。
  2. 前記枠体の中心付近には上型ダイプレートが固定され、この上型ダイプレートを介して上型が枠体に固定されており、
    前記上型ダイプレートの中央部には、上型の上部を露出させる中央開口部が形成されると共に、この中央開口部内において上型の上部には湯口ブロックが設けられており、この湯口ブロックの内部には、上型の上部の湯口と湯溜まりとをつなぐための受湯口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可傾鋳造装置。
  3. 前記複数の上型押し出し棒の各々は、前記上型の上部に設けられた湯口ブロックとの対向を回避しながら、前記上型ダイプレートの中央開口部から露出している上型の上部の隅部又は周辺部と対向するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の可傾鋳造装置。
  4. 前記枠体に固定された上型ダイプレートには、前記配置空間(S)外に設定された待機位置と、前記配置空間(S)内であって湯溜まりが湯口ブロックに接合する注湯位置との間で前記湯溜まりを切替え配置するための湯溜まり位置切替え機構が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の可傾鋳造装置。
  5. 上部に湯口が設定された上型及び下型からなる鋳型に代えて、上型と下型との分割境界に湯口が設定された鋳型を前記枠体に保持可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の可傾鋳造装置。
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