JP2008272602A - ヨウ素イオンの分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヨウ素イオンの移動速度を大きくしつつ消費電力量を小さくできるヨウ化水素酸の製造方法を提供する。
【解決手段】ブローイングアウト法にて製造したヨウ素吸収液を原液Dとして用いる。第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオン選択透過膜を用い、第3の溶液室15に供給する酸液Aとして塩酸水溶液を用いる。第1の陰イオン交換膜Aとして一般の陰イオン選択透過膜を用い、第2の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオン選択透過膜を用い、第3の溶液室15に供給する酸液Aとして硫酸水溶液を用いる。複置換電気透析法にて経済的にヨウ化水素酸を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複置換電気透析法による水溶液中のヨウ素イオンの分離方法に関する。
ヨウ素イオンを含むヨウ化水素酸は、化学原料あるいは医薬品の製造原料として重要な物質である。
従来、ヨウ化水素酸の製造方法としては、ヨウ素と水との懸濁液に次亜リン酸などの還元剤を添加し、反応後に反応液からヨウ化水素酸を蒸留にて留出させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、原料ヨウ素の製造方法としては、ヨウ素イオンを溶解する水溶液へ塩素などの酸化剤を導入し、ヨウ素イオンを遊離のヨウ素とした後、空気で追い出して亜硫酸水素ナトリウムなどの還元性溶液に吸収させて濃縮した後(ブローイングアウト法)、再度、塩素などの酸化剤を導入して、ヨウ素イオンを遊離のヨウ素として分離した後に精製している。
すなわち、これら従来の方法では、ヨウ素イオンを溶解する水溶液へ酸化剤を導入して一旦遊離ヨウ素とした後に、還元および濃縮してから、再度酸化させて遊離ヨウ素として単離および精製した後、再度還元して、ヨウ化水素酸とする方法である。
また、このヨウ化水素酸の製造方法としては、ヨウ化水素と他の無機酸およびこれらの塩のいずれかとを含む原液から、電気透析法にてヨウ化水素酸を選択的に分離する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、この特許文献2では、2つの試料室に交互に仕切られて構成された2室1組の電気透析槽を用いる方法と、3つの試料室で構成された3室1組の電気透析槽を用いる方法と、4つの試料室で構成された4室1組の電気透析槽を用いる方法との三通りの方法があり、容易にヨウ化水素酸を選択的に分離できる。これら三通りの方法のうちでヨウ化水素酸の分離率および選択率が良い方法は、4室1組の電気透析槽を用いた複置換電気透析法による反応である。
特開平8−59205号公報 特開2005−58896号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の方法で電気透析法を用いてヨウ化水素酸を選択的に分離したところ、ヨウ素イオンの移動速度、すなわちイオン交換膜の透過速度が小さく、十分な移動速度を得るためには大きな電力が必要であり、ヨウ素イオンの移動速度を大きしつつ消費電力量を小さくすることは容易でないという問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ヨウ素イオンの移動速度を大きくしつつ消費電力量を小さくできるヨウ素イオンの分離方法を提供することを目的とする。
請求項1記載のヨウ素イオンの分離方法は、ヨウ素イオンを含む水溶液から複置換電気透析法にてヨウ素イオンを分離するヨウ素イオンの分離方法であって、ヨウ素イオンの対アニオンとして塩素イオンを用い、陰イオン交換膜として一価陰イオン選択透過膜を用いるものである。
請求項2記載のヨウ素イオンの分離方法は、ヨウ素イオンを含む水溶液から複置換電気透析法にてヨウ素イオンを分離するヨウ素イオンの分離方法であって、ヨウ素イオンの対アニオンとして硫酸イオンを用い、原料となるヨウ素イオンを含む水溶液に接する陰イオン交換膜として一価陰イオン選択透過膜を用い、対アニオンである硫酸イオンを含む水溶液に接する陰イオン交換膜として任意の陰イオンを透過させる陰イオン選択透過膜を用いるものである。
請求項3記載のヨウ素イオンの分離方法は、請求項1または2記載のヨウ素イオンの分離方法において、ヨウ素イオンを含む水溶液として、ブローイングアウト法にて得られたヨウ素吸収液を用いるものである。
請求項4記載のヨウ素イオンの分離方法は、請求項1または2記載のヨウ素イオンの分離方法において、一対の正極側の電極室と負極側の電極室との間を正極側から前記電極室に供給される極液を仕切る陽イオン交換膜につづいて第1の陰イオン交換膜、第1の陽イオン交換膜、第2の陰イオン交換膜および第2の陽イオン交換膜にて4つの試料室に交互に仕切った電気透析槽の前記第1の陰イオン交換膜と第1の陽イオン交換膜との間および前記第2の陰イオン交換膜と前記第2の陽イオン交換膜との間のいずれかにヨウ素イオンを含む水溶液を供給するものである。
本発明によれば、ヨウ素イオンを含む水溶液からヨウ素イオンを分離する際のヨウ素イオンの移動速度を大きくしつつ消費電力量を小さくできるから、このヨウ素イオンを効率良く分離できる。
以下、本発明のヨウ素イオンの分離方法を用いた電気透析槽の一実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
図1において、1は電気透析装置としての電気透析槽であり、この電気透析槽1は、4つの試料室に交互に仕切られて構成された4室1組の複置換電気透析法を用いたものである。具体的に、この電気透析槽1の両側には、一対の電極1a,1bが配設されている。そして、これら一対の電極1a,1bの一方、すなわち電極1aが正極としての陽極とされる。ここで、この陽極の電極1aとしては、白金(Pt)や、チタン(Ti)/白金、カーボン(C)、ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)/チタン、イリジウム(Ir)/チタンなどが用いられる。
また、これら一対の電極1a,1bの他方、すなわち電極1bが負極として陰極とされる。ここで、この陰極の電極1bとしては、鉄(Fe)や、ニッケル、白金、チタン/白金、カーボン、ステンレス鋼としてのクロム(Cr)鋼などが用いられる。そして、これら電極1a,1bは、細長矩形平板状であるノベ板状やメッシュ状、格子状などに形成されている。
さらに、電気透析槽1は、図示しない切欠部を有する枠体としての室枠2を備えており、この室枠2の長手方向に沿った両端部の内側に一対の電極1a,1bが取り付けられている。そして、この室枠2内には、この室枠2の電極1aが配設された側である正極側から、正極側の電極室11aに供給される極液Pを仕切る陽イオン交換膜Kにつづいて、第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kが室枠2の幅方向に沿って所定の間隔、例えば等間隔に離間された状態で交互に配列されている。
また、これら陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kのそれぞれは、これら各陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kに張力を持たせるために、室枠2の幅方向である長手方向および上下方向のそれぞれに沿って引っ張られて緊張された状態で、これら陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kのそれぞれの両端が室枠2の両側面に締め付け固定されている。
さらに、これら第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kにて仕切られた室枠2それぞれの内面には、この室枠2の内部に連通した図示しない液供給口および液排出口のそれぞれが設けられている。また、室枠2内には、この室枠2内の厚みを均一にする配流作用を有する図示しないスペーサが設けられている。
この結果、電気透析槽1内における電極1a,1b間は、第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kによって交互に仕切られている。
ここで、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとしては、例えば一般的な強塩基性スチレン−ジビニルベンゼン系均一陰イオン交換膜などが使用される。具体的に、これら第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとしては、例えばセレミオンAMV膜(旭硝子株式会社製)、ネオセプタAM−2膜(株式会社トクヤマ製)、アシプレックスA101膜(旭化成株式会社製)などが用いられる。
さらに、これら第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオンの選択透過性を高めた膜である一価陰イオン選択透過膜を用いることにより、ヨウ素イオン(I)の選択透過性がより高くなるので、より効果的である。そして、この一価陰イオン選択透過膜としては、例えばセレミオンASV膜(旭硝子株式会社製)、ネオセプタACS膜(株式会社トクヤマ製)、アシプレックスA192膜(旭化成株式会社製)などが用いられる。
ここで、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとしては、一価の陰イオン以外の任意の陰イオンを透過させる選択性を有しない一般の陰イオン選択透過膜と、一価の陰イオンを選択的に透過させる一価陰イオン選択透過膜とがある。そして、ヨウ素イオンが一価であるため、このヨウ素イオンを透過させる効率を考慮すると、一価陰イオン選択透過膜が好ましい。また、このヨウ素イオンの対アニオンとして二価の硫酸イオン(SO 2−)を用いるときは、一般の陰イオン選択透過膜を用いることが好ましく、このヨウ素イオンの対アニオンとして一価の塩素イオン(Cl)を用いるときは一価陰イオン選択透過膜を用いることが好ましい。
また、陽イオン交換膜K、第1の陽イオン交換膜Kおよび第2の陽イオン交換膜Kとしては、例えば強酸性スチレン−ジビニルベンゼン系均一陽イオン交換膜などが使用される。具体的に、これら陽イオン交換膜K、第1の陽イオン交換膜Kおよび第2の陽イオン交換膜Kとしては、例えばセレミオンCMV膜(旭硝子株式会社製)、ネオセプタCM−1膜(株式会社トクヤマ製)、アシプレックスK101膜(旭化成株式会社製)などが用いられる。
一方、電気透析槽1の内部に電極1a,1bが収容されており、陽極側が陽イオン交換膜Kにて仕切られた電気透析槽1の室枠2内が極液室としての電極室11aとなる。また、陰極側が第2の陽イオン交換膜Kにて仕切られた電気透析槽1の室枠2内が極液室としての電極室11bとなる。
さらに、この電気透析槽1の陰極側の電極室11bに隣接して原液室としての試料室である第1の溶液室12が設けられている。この第1の溶液室12は、陰極側が第2の陽イオン交換膜Kにて仕切られ、陽極側が第2の陰イオン交換膜Aにて仕切られている。この第1の溶液室12には、ヨウ化水素酸(HI)と他の無機塩およびこれらの塩のいずれかとを含む水溶液である原液Dが供給される。また、この第1の溶液室12の長手方向に沿った室枠2の両側面に位置する液供給口および液排出口は、原液Dの入口および出口となる原液入口および原液出口とされている。そして、この原液入口から原液Dが供給されるとともに、原液出口から原液Dが導出される。
ここで、この原液Dは、ヨウ素イオンを含む水溶液であって、この原液D中のヨウ化水素酸濃度は、希薄であると電流値が低くなり製造効率が低下することから、通常は0.1質量%以上30質量%以下程度の範囲に調整されている。また、この原液D中に含まれるヨウ化水素酸以外の無機酸あるいはこれらの塩としては、一般的に、塩化水素酸(HCl)や、臭化水素酸(HBr)、硫酸(HSO)、リン酸(HPO)、硫酸水素ナトリウム(NaHSO)、リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)、ヨウ化ナトリウム(NaI)などであり、これら無機酸あるいはこれらの塩の濃度は、0.01質量%以上10質量%以下の範囲である。
また、第1の溶液室12の陽極側には、濃縮室としての試料室である第2の溶液室13が設けられている。この第2の溶液室13は、陰極側が第2の陰イオン交換膜Aにて仕切られ、陽極側が第1の陽イオン交換膜Kにて仕切られている。そして、この第2の溶液室13は、ヨウ化水素酸の水溶液である濃縮液Cが供給される。この第2の溶液室13の長手方向に沿った室枠2の両側面に位置する液供給口および液排出口は、濃縮液Cの入口および出口となる濃縮液入口および濃縮液出口とされている。そして、この濃縮液入口から濃縮液Cが供給されるとともに、濃縮液出口から濃縮液Cが導出される。ここで、この濃縮液Cは、目的とされるものであり、この濃縮液C中のヨウ化水素酸の濃度は、通常は電気透析の開始時で0.1質量%以上5質量%以下程度に調整されている。
さらに、この第2の溶液室13の陽極側には、酸室としての試料室である第3の溶液室15が設けられている。この第3の溶液室15は、陰極側が第1の陽イオン交換膜Kにて仕切られ、陽極側が第1の陰イオン交換膜Aにて仕切られている。そして、この第3の溶液室15には、塩酸または硫酸などの強酸の水溶液である酸液Aが供給される。ここで、第3の溶液室15の長手方向に沿った室枠2の両側面に位置する液供給口および液排出口は、酸液Aの入口および出口となる酸入口および酸出口とされている。そして、この酸入口から酸液Aが供給されるとともに、酸出口から酸液Aが導出される。この酸液A中の酸の濃度は、希薄であると電流値が低くなり、ヨウ化水素酸の製造効率が低下することから、通常は1質量%以上20質量%以下程度に調整されている。
また、この第3の溶液室15の陽極側には、濃縮室としての試料室である第4の溶液室16が設けられている。この第4の溶液室16は、陰極側が第1の陰イオン交換膜Aにて仕切られ、極液Pを仕切る陽イオン交換膜Kにて陽極側が仕切られた塩室である。そして、この第4の溶液室16には、第3の溶液室15に供給される酸に対応して副生される酸あるいは塩の水溶液である塩液Sが供給される。ここで、この第4の溶液室16の長手方向に沿った室枠2の両側面に位置する液供給口および液排出口は、塩液Sの入口および出口となる塩入口および塩出口とされている。そして、この塩入口から塩液Sが供給されるとともに、塩出口から塩液Sが導出される。この塩液S中の塩の濃度は、通常は電気透析の開始時で0.1質量%以上5質量%以下程度に調整されている。
さらに、各電極室11a,11bに供給する極液Pとしては、0.1質量%以上10質量%以下程度の硫酸、リン酸あるいはこれらの塩、例えば硫酸水素ナトリウム(NaHSO)などの水溶液が用いられる。これら電極室11a,11bの長手方向に沿った室枠2の両側面に位置する液供給口および液排出口は、極液Pの入口および出口となる極液入口および極液出口とされている。そして、この極液入口から極液Pが供給されるとともに、極液出口から極液Pが導出される。これら各電極室11a,11bの電極1a,1b間に供給される電気透析時の運転電流密度は、限界電流密度を予め測定した上で、限界電流密度以下と設定されている。また、電気透析槽1での電気透析時の原液D、濃縮液C、酸液Aおよび塩液Sそれぞれの温度は、通滞5℃以上70℃以下、好ましくは20℃以上50℃以下の範囲である。
ここで、電気透析槽1の室枠2内の第1の陰イオン交換膜A、第1の陽イオン交換膜K、第2の陰イオン交換膜Aおよび第2の陽イオン交換膜Kの配列の繰り返し回数nは、目的に応じて選択でき、好ましくは5以上500以下程度の繰り返し回数である。なお、電気透析槽1の電極室11a,11b、第1の溶液室12、第2の溶液室13、第3の溶液室15および第4の溶液室16への極液P、原液D、濃縮液C、酸液Aおよび塩液Sそれぞれの各液の供給は連続的にする。
また、これら極液P、原液D、濃縮液C、酸液Aおよび塩液Sを供給させる図示しない外部タンクを設けて、これら極液P、原液D、濃縮液C、酸液Aおよび塩液Sを電極室11a,11b、第1の溶液室12、第2の溶液室13、第3の溶液室15および第4の溶液室16と外部タンクとの間でそれぞれを循環させてもよい。さらに、原液Dは、ヨウ化水素酸と他の無機酸およびこれらの塩、すなわちヨウ化水素酸および他の無機酸それぞれの塩の少なくともいずれかとを含む水溶液であればよいが、例えばブローイングアウト法にて製造したヨウ素吸収液、あるいは有機ヨウ素化合物を酸で加水分解したヨウ化水素酸を含有した水溶液などが好ましい。
次に、上記一実施の形態のヨウ素イオンの分離方法を説明する。
まず、分離工程として電気透析槽1の各電極室11a,11bに極液Pを供給するとともに、第1の溶液室12に原液Dを供給し、第2の溶液室13に濃縮液Cを供給する。また、第3の溶液室15に酸液Aを供給し、第4の溶液室16に塩液Sを供給する。
この状態で、各電極室11a,11bの電極1a,1b間に、予め測定した限界電流密度以下の電流を供給する。
すると、図1に示すように、第1の溶液室12内の水素イオン(H)が第2の陽イオン交換膜Kを透過するとともに、この第1の溶液室12内のヨウ素イオン(I)が第2の陰イオン交換膜Aを透過する。
このとき、このヨウ素イオン、硫酸イオン(SO 2−)、リン酸イオン(PO 3−)および塩素イオン(Cl)などの陰イオンは、陽イオン交換膜K,第1の陽イオン交換膜Kおよび第2の陽イオン交換膜Kを透過できない。また、水素イオンは、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン透過膜Aを透過できない。
一方、第3の溶液室15内の水素イオンが第1の陽イオン交換膜Kを通過して陰極側の第2の溶液室13へ移動し、第3の溶液室15内のヨウ素イオンの対アニオンが第1の陰イオン交換膜Aを透過する。
上述したように、上記一実施の形態によれば、電気透析槽1を用いた複置換電気透析法により、第1の溶液室12内に供給した原液D中のヨウ素イオンと、第3の溶液室15内に供給した酸液A中の水素イオンとから、ヨウ素イオンを含むヨウ化水素酸が生成され、第2の溶液室13内の濃縮液C中のヨウ化水素酸の濃度が上昇するとともに、第4の溶液室16内の塩液S中の酸あるいは塩の濃度が上昇する。
このため、原料系の第1の溶液室12内の原液D中のヨウ化水素酸の濃度および第3の溶液室15内の酸液A中の酸の濃度が次第に低下するとともに、この濃度の低下に伴って電流値が低下する。
そして、この電流値が低下した場合には、電気透析槽1による電気透析を一旦停止して、原料系の第1の溶液室12および第3の溶液室15内の原液Dおよび酸液Aを処理液として適当量抜き出した後、これら第1の溶液室12および第3の溶液室15のそれぞれに原料液である原液Dおよび酸液Aを補充する。
さらに、生成系の第2の溶液室13および第4の溶液室16内の各濃縮液Cおよび塩液Sは、一部を次回の電気透析の原料として使用するために残し、残りを生成液として抜き出す。したがって、上記の分離工程を繰り返して、第2の溶液室13内のヨウ化水素酸の濃度が上昇した処理液、すなわち濃縮液Cを第2の溶液室13から抜き出すことによって、高濃度の目的とするヨウ化水素酸水溶液を得ることができる。
このとき、この電気透析槽1の第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとしては、一般の陰イオン選択透過膜と一価陰イオン選択透過膜とがある。ここで、ヨウ素イオンが一価であることから、このヨウ素イオンを透過させる効率を考慮すると、一価陰イオン選択透過膜が好ましい。また、ヨウ素イオンの対アニオンとして二価の硫酸イオン(SO 2−)を用いるときは、対アニオンが通過する第1の陰イオン交換膜Aとして一般の陰イオン選択透過膜を用いることが好ましく、ヨウ素イオンの対アニオンとして一価の塩素イオン(Cl)を用いるときは、第1の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオン選択透過膜を用いることが好ましい。
そこで、これら第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオン選択透過膜を用いつつ、第3の溶液室15に供給する酸液Aとして塩酸の水溶液を用いることによって、ヨウ素の移動速度を大きくしつつ電力原単位をより小さくできる。同様に、第1の陰イオン交換膜Aとして一般の陰イオン選択透過膜を用いるとともに、第2の陰イオン交換膜Aとして一価陰イオン選択透過膜を用いつつ、第3の溶液室15に供給する酸液Aとして硫酸の水溶液を用いることによって、ヨウ素の移動速度を大きくしつつ電力原単位をより小さくできる。
なお、第1の溶液室12に酸液Aとして塩酸水溶液または硫酸水溶液を供給し、第3の溶液室15に原液Dを供給し、第2の溶液室13に塩液Sを供給し、第4の溶液室16に濃縮液Cを供給することにより、原液D中のヨウ素イオンを分離できる。ただし、電極室11a,11bに供給される極液Pは、塩酸水溶液または硫酸水溶液にする必要があり、腐食性の観点から、第1の溶液室12に原液Dを供給し、第3の溶液室15に酸液Aを供給することが好ましい。
さらに、この酸液Aとして用いる酸としては、上記のように塩酸(HCl)や硫酸(HSO)のいずれも使用できるが、塩酸の場合は陽極側で塩素イオン(Cl)が酸化されて塩素(Cl)となり、この塩素により陽イオン交換膜Kが酸化されて劣化するおそれがあるとともに、安価であるので、塩酸よりも硫酸が好ましい。
以下、本発明の比較例および実施例について説明する。
(比較例1)
ブローイングアウト法により製造したヨウ素吸収液を原液Dとして、図1に示す旭化成株式会社製G4型の電気透析槽1(4室/1組、組込み数5組、有効膜面積0.02m/枚)を用いて複置換電気透析をした。
このとき、陽イオン交換膜K、第1の陽イオン交換膜Kおよび第2の陽イオン交換膜Kとして、透過させる陽イオンについて選択性を有しない一般の陽イオン交換膜であるセレミオシCMV膜(旭硝子株式会社製)を用いた。
また、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aとして、一価の陰イオンを選択的に透過させる性質を有する一価陰イオン選択透過膜であるセレミオンASV膜(旭硝子株式会社製)を用いた。
そして、ヨウ化水素が8.9質量%であり、硫酸水素ナトリウムが5.6質量%であり、塩化水素が0.3質量%である組成の原液D1440gを第1の溶液室12に循環供給し、1質量%のヨウ化水素酸水溶液である濃縮液C712gを第2の溶液室13に循環供給した。同時に、3.3質量%の硫酸水溶液である酸液A1621gを第3の溶液室15に循環供給し、1.7質量%の硫酸水素ナトリウム水溶液である塩液S1000gを第4の溶液室16に循環供給した。また、各電極室11a,11bに5質量%の硫酸水素ナトリウム水溶液である極液P1000gを循環供給した。
この状態で、8.5V定電圧で4時間電気透析処理した後、各室の液組成をイオンクロマトグラフィにて分析した。この結果、第1の溶液室12内の原液Dのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が0.7質量%で、硫酸イオン濃度が4.0質量%で、塩素イオン濃度が0.2質量%であった。
また、第2の溶液室13内の濃縮液Cのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が12.6質量%で、硫酸イオン濃度が0.4質量%で、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。さらに、第3の溶液室15内の酸液Aのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が0.1質屋%であった。また、第4の溶液室16内の塩液Sのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が5.1質量%であった。
(実施例1)
比較例1と同一の電気透析槽1、陽イオン交換膜K、第1の陽イオン交換膜K、第2の陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aを用いて複置換電気透析をした。
そして、ヨウ化水素が8.9質量%であり、硫酸水素ナトリウムが5.6質量%であり、塩化水素が0.3質量%である組成の原液D1440gを第1の溶液室12に循環供給し、1質量%のヨウ化水素酸水溶液である濃縮液C712gを第2の溶液室13に循環供給した。同時に、2.5質量%の塩酸水溶液である酸液A1637gを第3の溶液室15に循環供給し、1.7質量%の塩化ナトリウム水溶液である塩液S1000gを第4の溶液室16に循環供給した。また、各電極室11a,11bに5質量%の硫酸水素ナトリウム水溶液である極液P1000gを循環供給した。
この状態で、8.5V定電圧で1.42時間電気透析処理した後、各室の液組成をイオンクロマトグラフィにて分析した。この結果、第1の溶液室12内の原液Dのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が0.6質量%で、硫酸イオン濃度が4.0質量%で、塩素イオン濃度が0.2質量%であった。
また、第2の溶液室13内の濃縮液Cのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が12.4質量%で、硫酸イオン濃度が0.2質量%で、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。さらに、第3の溶液室15内の酸液Aのイオン濃度は、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。また、第4の溶液室16内の塩液Sのイオン濃度は、塩素イオン濃度が4.5質量%であった。
(実施例2)
比較例1と同一の電気透析槽1を用い、第1の陽イオン交換膜Kおよび第2の陽イオン交換膜Kとして、セレミオンCMV膜(旭硝子株式会社製)を用いた。また、第1の陰イオン交換膜Aとして、透過させる陰イオンについて選択性を有しない一般の陰イオン選択透過膜であるセレミオンAMV膜(旭硝子株式会社製)を用い、第2の陰イオン交換膜Aとして、セレミオンASV膜(旭硝子株式会社製)を用いて複置換電気透析をした。
そして、ヨウ化水素が8.9質量%であり、硫酸水素ナトリウムが5.6質量%であり、塩化水素が0.3質量%である組成の原液D1440gを第1の溶液室12に循環供給し、1質量%のヨウ化水素酸水溶液である濃縮液C712gを第2の溶液室13に循環供給した。同時に、3.3質量%の硫酸水溶液である酸液A1633gを第3の溶液室15に循環供給し、1.7質量%の硫酸水素ナトリウム水溶液である塩液S1000gを第4の溶液室16に循環供給した。また、各電極室11a,11bに5質量%の硫酸水素ナトリウム水溶液である極液P1000gを循環供給した。
この状態で、8.5V定電圧で2.08時間電気透析処理した後、各室の液組成をイオンクロマトグラフィにて分析した。この結果、第1の溶液室12内の原液Dのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が0.8質量%で、硫酸イオン濃度が4.2質量%で、塩素イオン濃度が0.2質量%であった。
また、第2の溶液室13内の濃縮液Cのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が12.4質量%で、硫酸イオン濃度が0.3質量%で、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。さらに、第3の溶液室15内の酸液Aのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が0.1質量%であった。また、第4の溶液室16内の塩液Sのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が5.0質量%であった。
ここで、実施例1および実施例2の結果から、第1の溶液室12内のヨウ素イオンが第2の陰イオン交換膜Aを透過するときの移動速度を表1に示す。この結果、これら実施例1および実施例2では、同一電圧においては比較例1に比ベヨウ素イオン移動速度が著しく大きくなっている。
Figure 2008272602
(実施例3)
比較例1と同一の電気透析槽1、第1の陽イオン交換膜K、第2の陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aを用いて複置換電気透析をした。
そして、運転電圧を6V定電圧とし、各室の仕込み溶液の供給を実施例1と同じ条件にした。4時間電気透析処理した後、各室の液組成をイオンクロマトグラフィにて分析した結果、原液Dのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が0.8質量%で、硫酸イオン濃度が4.0質量%で、塩素イオン濃度が0.2質量%であった。また、濃縮液Cのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が12.4質量%で、硫酸イオン濃度が0.3質量%で、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。さらに、酸液Aのイオン濃度は、塩素イオン濃度が0.1質量%で、塩液Sの塩素イオン濃度が4.5質量%であった。
(実施例4)
比較例1と同一の電気透析槽1を用い、第1の陽イオン交換膜K、第2の陽イオン交換膜K、第1の陰イオン交換膜Aおよび第2の陰イオン交換膜Aについては実施例2と同一のものを用いて複置換電気透析をした。
そして、運転電圧を6V定電圧とし、各室の仕込み溶液の供給を実施例2と同じ条件にした。4時間電気透析処理した後、各室の液組成をイオンクロマトグラフィにて分析した結果、原液Dのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が0.7質量%で、硫酸イオン濃度が4.1質量%で、塩素イオン濃度が0.2質量%であった。また、濃縮液Cのイオン濃度は、ヨウ素イオン濃度が12.5質量%で、硫酸イオン濃度が0.3質量%で、塩素イオン濃度が0.1質量%であった。さらに、酸液Aのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が0.1質量%であり、塩液Sのイオン濃度は、硫酸イオン濃度が5.0質量%であった。
ここで、実施例3および実施例4の結果から、電気透析処理中の消費電力量の比較を表2に示す。この結果、これら実施例3および実施例4のヨウ素イオンの移動速度はほぼ同じであったが、比較例1に比べ約30%程度低い消費電力量となっている。
Figure 2008272602
本発明の一実施の形態のヨウ素イオンの分離方法を用いた電気透析槽を示す説明図である。
符号の説明
1 電気透析槽
11a,11b 電極室
陰イオン交換膜としての第1の陰イオン交換膜
陰イオン交換膜としての第2の陰イオン交換膜
K 陽イオン交換膜
陽イオン交換膜としての第1の陽イオン交換膜
陽イオン交換膜としての第2の陽イオン交換膜

Claims (4)

  1. ヨウ素イオンを含む水溶液から複置換電気透析法にてヨウ素イオンを分離するヨウ素イオンの分離方法であって、
    ヨウ素イオンの対アニオンとして塩素イオンを用い、
    陰イオン交換膜として一価陰イオン選択透過膜を用いる
    ことを特徴としたヨウ素イオンの分離方法。
  2. ヨウ素イオンを含む水溶液から複置換電気透析法にてヨウ素イオンを分離するヨウ素イオンの分離方法であって、
    ヨウ素イオンの対アニオンとして硫酸イオンを用い、
    原料となるヨウ素イオンを含む水溶液に接する陰イオン交換膜として一価陰イオン選択透過膜を用い、
    対アニオンである硫酸イオンを含む水溶液に接する陰イオン交換膜として任意の陰イオンを透過させる陰イオン選択透過膜を用いる
    ことを特徴としたヨウ素イオンの分離方法。
  3. ヨウ素イオンを含む水溶液として、ブローイングアウト法にて得られたヨウ素吸収液を用いる
    ことを特徴とした請求項1または2記載のヨウ素イオンの分離方法。
  4. 一対の正極側の電極室と負極側の電極室との間を正極側から前記電極室に供給される極液を仕切る陽イオン交換膜につづいて第1の陰イオン交換膜、第1の陽イオン交換膜、第2の陰イオン交換膜および第2の陽イオン交換膜にて4つの試料室に交互に仕切った電気透析槽の前記第1の陰イオン交換膜と第1の陽イオン交換膜との間および前記第2の陰イオン交換膜と前記第2の陽イオン交換膜との間のいずれかにヨウ素イオンを含む水溶液を供給する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のヨウ素イオンの分離方法。
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