JP2008270660A - プリント配線板の製造装置 - Google Patents

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啓太 河野
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一男 渡辺
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Abstract

【課題】薬液処理または水洗処理する複数の処理槽にプリント配線板を順に搬送することによって各処理槽において処理を行う際に、上流側の処理槽で用いられる薬液がプリント配線板を伝って下流側の処理槽へ持ち込まれることを抑制可能なプリント配線板の製造装置を提供する。
【解決手段】処理槽5,8の間に配置された少なくとも1つの搬送ロール21aを、隣接する前後の搬送ロール21よりも高い位置に配置し、搬送されるプリント配線板50に傾斜面60を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の製造装置に関するものである。
プリント配線板の各種の製造工程は、製造過程にある長尺のプリント配線板を、このプリント配線板に対して所定の処理を行う処理部にロールにより搬送することによって連続的な工程として行われている。このプロセスはロールトゥロール方式とも呼ばれており、たとえば、絶縁層の表面に設けられた銅箔などの金属層をエッチングして回路パターンを形成する工程や、それに続く薬液処理工程などに用いられている(特許文献1、2参照)。
図7は、エッチングにより絶縁層の表面に回路パターンを形成し、ドライフィルムレジストを剥離した後に回路パターン面を薬液処理する工程をロールトゥロール方式によって行う従来のプリント配線板の製造装置を示した図である。
このプリント配線板の製造装置100は、上流側から酸洗槽2、水洗槽5、および防錆槽8がこの順に配置されており、エッチングにより回路パターンが形成されドライフィルムが除去されたプリント配線板50は、搬送装置120によってこれらの各処理槽へ順に搬送される。酸洗槽2に搬送されたプリント配線板50は、ノズル3から噴射される酸性洗浄液4によって処理され、次いで、その下流の水洗槽5に搬送されてノズル6から噴射される洗浄水7によって酸性洗浄液4が洗浄される。さらに、プリント配線板50はその下流の防錆処理槽8に搬送されて、ノズル9から噴射される防錆処理液10によって処理される。
プリント配線板50を搬送する搬送装置120は、複数本の回動自在な搬送ロール21を備えており、これらの搬送ロール21は、一定の間隔をおいて、等しい高さ位置で互いに平行に配置されている。図8は、このプリント配線板の製造装置100における水洗槽5と防錆処理槽8の部分を拡大して示した図である。搬送ロール21は、ホイール軸22の軸方向に複数のホイール部材23が設けられており、水洗槽5で洗浄されたプリント配線板50は、回動するホイール部材23の上に載せられて防錆処理槽8に搬送される。
特開平9−092961号公報 特開2001−127403号公報
しかしながら、水洗槽5で洗浄されたプリント配線板50の表面は、その上流の酸洗槽2で噴射された酸性洗浄液4が完全には洗浄除去されておらず、プリント配線板50は、その表面には酸性残液15が残ったままの状態で防錆処理槽8に搬送される。防錆処理槽8では、ノズル9から噴射された防錆処理液10がプリント配線板50の下方で回収され再利用されるようになっているが、酸性残液15が表面に残ったプリント配線板50が防錆処理槽8に導入されると、この酸性残液15が下方で回収された防錆処理液10aに流れ込んでしまい、これを再利用した防錆処理液10の処理能力が低下してしまうという問題点があった。
本発明は以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、上流側の処理槽で用いられる薬液がプリント配線板を伝って下流側の処理槽へ持ち込まれることを抑制できるプリント配線板の製造装置を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、本発明のプリント配線板の製造装置は、製造過程にあるプリント配線板に対して薬液処理または水洗処理する複数の処理槽と、ホイール軸に複数のホイール部材が設けられた回動自在な搬送ロールが平行に複数本配置されたプリント配線板の搬送装置とを備え、搬送装置によってプリント配線板を各処理槽へ順に搬送することにより、各処理槽においてプリント配線板に対して連続的に処理を行うプリント配線板の製造装置であって、処理槽の間に配置された少なくとも1つの搬送ロールが、隣接する前後の搬送ロールよりも高い位置に配置されていることを特徴とする。
第2に、上記第1のプリント配線板の製造装置において、高い位置に配置された搬送ロールの軸受け溝に穴部が設けられ、当該穴部に支持部材が挿入固定されており、前記搬送ロールは、穴部から突出した支持部材によって支持されていることを特徴とする。
第3に、上記第2のプリント配線板の製造装置において、穴部の内面と支持部材の外面に螺合部が形成されており、支持部材は、高さ位置を調節自在に穴部に螺着されていることを特徴とする。
第4に、上記第1ないし第3のいずれかのプリント配線板の製造装置において、支持部材のホイール軸と当接する側の端部に板状部が設けられ、支持部材は、当該板状部の上面でホイール軸を支持していることを特徴とする。
第5に、上記第1ないし第3のいずれかのプリント配線板の製造装置において、支持部材のホイール軸と当接する側の端部に、上方に湾曲する凹状部が設けられ、支持部材は、当該凹状部の湾曲面でホイール軸を支持していることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、処理槽の間に配置された少なくとも1つの搬送ロールを隣接する前後の搬送ロールよりも高い位置に配置したので、プリント配線板は、この高い位置に配置された搬送ロールによって、搬送方向に向かって上方への傾斜面を形成することになる。したがって、この傾斜面の上流側の処理槽から搬出されたプリント配線板の表面に残留する薬液が、この傾斜面を超えて下流側へ伝わることが抑制されるので、上流側の処理槽で用いられる薬液がプリント配線板を伝って下流側の処理槽へ持ち込まれることを抑制することができる。
そのため、下流側の処理槽で用いられる薬液の品質低下を抑制し、これにより当該薬液による処理能力の低下を抑制することができる。さらに、下流側の処理槽で用いられる薬液の交換頻度を大幅に低減することができる。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、搬送ロールの軸受け溝に穴部を設けて支持部材を挿入固定することにより、既存の軸受け部材を使用して、支持部材の突出高さを適宜に設定するだけで、簡便に、所定の搬送ロールを適切な高さ位置に配置させることができる。
上記第3の発明によれば、上記第2の発明の効果に加え、支持部材を軸受け溝の穴部に螺着するようにしたので、支持部材の突出高さを容易かつ迅速に調節することができ、これにより、プリント配線板の製造条件等に応じて、所定の搬送ロールを適切な高さ位置に容易かつ迅速に調節することができる。
上記第4の発明によれば、上記第1ないし第3の発明の効果に加え、支持部材の端部に設けた板状部の上面によってホイール軸を安定に支持することができる。
上記第5の発明によれば、上記第1ないし第3の発明の効果に加え、支持部材の端部に設けた凹状部の湾曲面によってホイール軸を安定に支持することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態におけるプリント配線板の製造装置を示した図である。このプリント配線板の製造装置1は、エッチングによりプリント配線板50の絶縁層表面に回路パターンを形成し、ドライフィルムレジストを剥離した後に回路パターン面を薬液処理する工程をロールトゥロール方式によって行うものである。
プリント配線板の製造装置1は、上流側から酸洗槽2、水洗槽5、および防錆処理槽8がこの順に配置されており、製造過程にあるプリント配線板50は、搬送装置20によってこれらの各処理槽へ順に搬送される。なお、図示はしないが、酸洗槽2のさらに上流側には、リールに巻装したプリント配線板50を下流側に送り出す巻き出し装置が設けられていてもよく、防錆処理槽8のさらに下流側には、薬液処理したプリント配線板50をリールに巻装する巻き取り装置が設けられていてもよい。
プリント配線板50を搬送する搬送装置20は、複数本の回動自在な搬送ロール21を備えており、これらの搬送ロール21は、一定の間隔をおいて互いに平行に配置されている。
搬送装置20によって酸洗槽2に搬送されたプリント配線板50は、ノズル3から噴射される酸性洗浄液4によって処理され、次いで、その下流の水洗槽5に搬送されてノズル6から噴射される洗浄水7によって酸性洗浄液4が洗浄される。さらに、プリント配線板50はその下流の防錆処理槽8に搬送されて、ノズル9から噴射される防錆処理液10によって、プリント配線板50の配線パターンが防錆処理される。
本実施形態では、水洗槽5と防錆処理槽8の間に配置された1つの搬送ロール21aが、隣接する前後の搬送ロール21よりも高い位置に配置されている。これにより、プリント配線板50は、この高い位置に配置された搬送ロール21aによって、搬送方向に向かって上方への傾斜面60を形成する。搬送ロール21aは、たとえば、高さ10〜50mm程度の傾斜面60が形成される位置に配置される。
水洗槽5から搬出された直後のプリント配線板50の表面は、その上流の酸洗槽2で噴射された酸性洗浄液4が完全には洗浄除去されておらず、酸性残液が液溜まりとして残っている。しかし、上記の傾斜面60によって、この酸性残液が傾斜面60を超えて下流側へ伝わることが抑制されるので、酸性残液がプリント配線板50を伝って下流側の防錆処理槽8へ持ち込まれることを抑制される。
したがって、防錆処理槽8においてプリント配線板50の下方で回収された防錆処理液10に上記の酸性残液が流れ込むことが抑制され、回収した防錆処理液10の品質低下を抑制することができ、防錆処理液10の処理能力の低下を抑制することができる。さらに、防錆処理液10の交換頻度を大幅に低減することができる。
本実施形態ではさらに、酸洗槽2と水洗槽5の間に配置された1つの搬送ロール21aを、隣接する前後の搬送ロール21よりも高い位置に配置している。これにより、プリント配線板50は搬送方向に向かって上方への傾斜面60を形成するため、酸洗槽2から搬出された直後のプリント配線板50の表面に液溜まりとして残っている酸性洗浄液4がこの傾斜面60を超えて下流側へ伝わることが抑制される。
そのため、水洗槽5における洗浄によってプリント配線板50の表面の酸性洗浄液4が効率良く除去され、プリント配線板50の表面への酸性液の残存をさらに低減することができる。その結果、防錆処理槽8において、プリント配線板50を伝う酸性残液の防錆処理液10への流れ込みをさらに抑制することができる。
また、防錆処理槽8から搬出されたプリント配線板50を伝って防錆処理液10が下流に送られることを抑制することが望ましい場合には、さらに、防錆処理槽8の下流に配置された1つの搬送ロール21aを、隣接する前後の搬送ロール21よりも高い位置に配置することで、上記したようにプリント配線板50は搬送方向に向かって上方への傾斜面60を形成し、これによって、その下流側へのプリント配線板50を伝う防錆処理液10の通過を抑制することができる。
図2は、本発明の第2の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の要部を示した図、図3は、図2の要部を拡大して示した図である。なお、本実施形態において第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、基本的な構成は上記第1の実施形態と同様であり、図2では水洗槽5から防錆処理槽8までの部分を示している。同図において、符号22はホイール軸、符号23は、ホイール軸22の軸方向に複数設けられたホイール部材を示しており、水洗槽5で洗浄されたプリント配線板50は、回動するホイール部材23の上に載せられて防錆処理槽8に搬送される。
図2および図3に示すように、搬送ロール21,21aの端部には、軸受け溝31が設けられた軸受け部材30が配置されており、搬送ロール21,21aは、軸受け溝31によって回動可能に軸支されている。
搬送ロール21,21aの回転軸となるホイール軸22は、所要の耐熱性や耐薬品性をもつ樹脂材あるいは金属材等を材料として構成される。ホイール部材23は、たとえば、隣接する搬送ロール21(21a)に取り付けたホイール部材23が軸方向から見たときに重なる程度の直径を有しており、搬送ロール21(21a)上を通るプリント配線板50の最小幅よりも小さい間隔でホイール軸22に取り付けられる。ホイール部材23の材料には、たとえば、プリント配線板50を傷つけない程度の柔軟性をもつ樹脂材などを用いることができる。
搬送ロール21,21aは、図2および図3では図示を省略しているが、たとえば、軸受け溝31の外側までホイール軸22を延長し、そこに回動用のギヤを設け、このギヤに噛合する回動自在な伝達ギヤによりモータからの回転をすべての搬送ロール21,21aに伝達することによって駆動することができる。
図2および図3に示すように、本実施形態では搬送ロール21aの軸受け溝31の底部に穴部32が設けられ、穴部32に支持部材40が挿入固定されている。搬送ロール21aは、穴部32から突出した支持部材40によって支持されている。
支持部材40は、ホイール軸22の摺動により容易に磨耗せず適度な剛性を有するものであれば適宜の材料を用いることができ、搬送ロール21aの軸方向両端側にそれぞれ設けることが好ましい。
このように、搬送ロール21aの軸受け溝31に穴部32を設けて支持部材40を挿入固定することにより、既存の軸受け部材30を使用して、支持部材40の突出高さを適宜に設定するだけで、簡便に、搬送ロール21aを適切な高さ位置に配置させることができる。
図2に示すように、本実施形態では水洗槽5と防錆処理槽8の間に配置された1つの搬送ロール21aが、支持部材40によって、隣接する前後の搬送ロール21よりも高い位置に配置されている。これにより、プリント配線板50は、この高い位置に配置された搬送ロール21aによって、搬送方向に向かって上方への傾斜面60を形成する。
水洗槽5から搬出された直後のプリント配線板50の表面は、その上流の酸洗槽2で噴射された酸性洗浄液4が完全には洗浄除去されておらず、酸性残液15が液溜まりとして残っているが、傾斜面60によって、酸性残液15がこの傾斜面60を超えて下流側へ伝わることが抑制されるので、この酸性残液15がプリント配線板50を伝って下流側の防錆処理槽8へ持ち込まれることを抑制される。したがって、防錆処理槽8においてプリント配線板50の下方で回収された防錆処理液10に酸性残液15が流れ込むことが抑制され、回収した防錆処理液10の品質低下を抑制することができ、防錆処理液10の処理能力の低下を抑制することができる。さらに、防錆処理液10の交換頻度を大幅に低減することができる。
図4は、本発明の第3の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の要部を示した、図3と同様な拡大図である。なお、本実施形態において第1および第2の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、基本的な構成は上記第2の実施形態と同様であり、図4では水洗槽5と防錆処理槽8の間の部分に設けられた搬送ロール21aとその周辺部分を示している。本実施形態では、軸受け溝31の底部に設けた穴部32の内面と支持部材40の外面に、それぞれ螺合部33,41が形成されており、支持部材40は、穴部32に対して螺進させることで高さ位置を調節自在に穴部32に螺着されている。
このように、支持部材40を軸受け溝31の穴部32に螺着するようにしたので、支持部材40の突出高さを容易かつ迅速に調節することができ、これにより、プリント配線板50の製造条件等に応じて、搬送ロール21aを適切な高さ位置に容易かつ迅速に調節することができる。
図5は、本発明の第4の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の支持部材を示した正面図である。なお、本実施形態において第1および第2の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、装置全体としての基本的な構成は上記第2の実施形態と同様であるが、搬送ロール21aを支持する支持部材40が、本体部42と、本体部42の上端部に設けられた板状部43とから構成されている。板状部43は、ホイール軸22を安定に支持できる程度に、その横断面が本体部42よりも広幅になっている。
支持部材40は、板状部43の上面43aでホイール軸22を支持する。支持部材40をこのような構成とすることで、搬送ロール21aが適切な高さ位置となるように本体部42で支持部材40の高さを規定するとともに、板状部43の上面43aによってホイール軸22を安定に支持することができる。
図6は、本発明の第5の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の支持部材を示した正面図である。なお、本実施形態において第1および第2の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、装置全体としての基本的な構成は上記第2の実施形態と同様であるが、搬送ロール21aを支持する支持部材40が、本体部42と、本体部42の上端部に設けられた上方に湾曲する凹状部44とから構成されている。凹状部44は、ホイール軸22を安定に支持できるように、湾曲面44aの曲率がホイール軸22の曲率と同等かあるいはそれよりもある程度大きくなっている。
支持部材40は、凹状部44の湾曲面44aでホイール軸22を支持する。支持部材40をこのような構成とすることで、搬送ロール21aが適切な高さ位置となるように本体部42で支持部材40の高さを規定するとともに、凹状部44の湾曲面44aによってホイール軸22を安定に支持することができる。
以上の実施形態で説明したような本発明のプリント配線板の製造装置1によりプリント配線板50に薬液処理した後、たとえばソルダーレジスト形成、積層成形などの所要の工程を経て、プリント配線板が製造される。
上記の実施形態では、酸洗槽2、水洗槽5、および防錆処理槽8による薬液処理に本発明を適用した例を説明したが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されることはなく、製造過程にあるプリント配線板50に対して薬液処理または水洗処理する複数の処理槽から構成される各種のプリント配線板50の製造装置に対して適用することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
銅張積層板にドライフィルムフォトレジストを積層し、回路パターンを露光、現像した後、市販のエッチングラインに供給して回路形成を行った。次いでドライフィルムを剥離し、その後、回路パターンが形成されたプリント配線板50に、図1に示す構成のプリント配線板の製造装置1によって、酸洗処理と防錆処理を施した。このプリント配線板の製造装置1における酸性洗浄液4のpHは3であり、防錆処理液10のpH許容範囲は7±2である。
このプリント配線板の製造装置1では、水洗槽5と防錆処理槽8の間にある1つの搬送ロール21aを、支持部材40を軸受け溝31の底部から突出させることにより、その前後の搬送ロール21よりも10mm高い位置に配置した。
このプリント配線板の製造装置1に、上記のプリント配線板50を搬送させて、連続的に薬液処理を行ったところ、防錆処理液10のpHは、プリント配線板50を100m処理した後も7であった。防錆処理液10の全液交換は、1日に1回のみで十分であった。
<比較例1>
実施例1で用いたプリント配線板の製造装置1において、水洗槽5と防錆処理槽8の間にある搬送ロール21をすべて同じ高さ位置とした以外は、実施例1と同様にしてプリント配線板50に対して連続的に薬液処理を行った。その結果、防錆処理液10のpHは、プリント配線板50を100m処理した後に3となり、100mの処理を実施する度に防錆処理液10を全液交換し、1日に計5回の全液交換を行った。
本発明の第1の実施形態におけるプリント配線板の製造装置を示した図である。 本発明の第2の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の要部を示した図である。 図2の要部を拡大して示した図である。 本発明の第3の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の要部を拡大して示した図である。 本発明の第4の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の支持部材を示した正面図である。 本発明の第5の実施形態におけるプリント配線板の製造装置の支持部材を示した正面図である。 従来のプリント配線板の製造装置を示した図である。 従来のプリント配線板の製造装置の要部を示した図である。
符号の説明
1 プリント配線板の製造装置
2 酸洗槽
5 水洗槽
8 防錆処理槽
20 搬送装置
21,21a 搬送ロール
22 ホイール軸
23 ホイール部材
31 軸受け溝
32 穴部
33 螺合部
40 支持部材
41 螺合部
43 板状部
43a 上面
44 凹状部
44a 湾曲面
50 プリント配線板

Claims (5)

  1. 製造過程にあるプリント配線板に対して薬液処理または水洗処理する複数の処理槽と、ホイール軸に複数のホイール部材が設けられた回動自在な搬送ロールが平行に複数本配置されたプリント配線板の搬送装置とを備え、搬送装置によってプリント配線板を各処理槽へ順に搬送することにより、各処理槽においてプリント配線板に対して連続的に処理を行うプリント配線板の製造装置であって、処理槽の間に配置された少なくとも1つの搬送ロールが、隣接する前後の搬送ロールよりも高い位置に配置されていることを特徴とするプリント配線板の製造装置。
  2. 高い位置に配置された搬送ロールの軸受け溝に穴部が設けられ、当該穴部に支持部材が挿入固定されており、前記搬送ロールは、穴部から突出した支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板の製造装置。
  3. 穴部の内面と支持部材の外面に螺合部が形成されており、支持部材は、高さ位置を調節自在に穴部に螺着されていることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板の製造装置。
  4. 支持部材のホイール軸と当接する側の端部に板状部が設けられ、支持部材は、当該板状部の上面でホイール軸を支持していることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載のプリント配線板の製造装置。
  5. 支持部材のホイール軸と当接する側の端部に、上方に湾曲する凹状部が設けられ、支持部材は、当該凹状部の湾曲面でホイール軸を支持していることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載のプリント配線板の製造装置。
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