JP2008268752A - 光学装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学部材等の脱落を抑制しうる光学装置等を提供する。
【解決手段】出射側レンズ26Yは、レンズ側対向面26dに、複数の突起26eを備えている。本体部70は、ハウジング側対向面734aに、溝734bを複数備えている。出射側レンズ26Yが、本体部70に対して接着固定される際、間隙D1,D2に、例えば紫外線硬化樹脂が充填される。紫外線硬化樹脂は、間隙D1等に充填される際、溝734b等にも充填される。この結果、紫外線硬化樹脂層65の外形形状は、レンズ側対向面26d、突起26e、ハウジング側対向面734a、および溝734bに倣い凹凸部を備えた形状となる。このため、紫外線硬化樹脂層65は、溝734bに嵌り込む山形形状の複数の突出部65aと、突起26eが嵌り込むV字状の複数の凹部65bと、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、光書き込みなどを行う光学装置、およびこの光学装置を用いたプリンタや複写機等の画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置では、例えば、画像信号に応じて出射された光束を、fθ特性を有する走査レンズによって感光体ドラム上に集束させ、感光体ドラム上を走査露光する。ここで、走査レンズなどの光学部材は、光学箱などの支持部材に接着固定される(例えば、特許文献1参照)。また、光学部材と支持部材との接着強度を向上させるため、接着面を荒らす手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−222814号公報 特開2006−178388号公報
ところで、光学部材や支持部材における接着面に油脂等が付着している場合、接着のはがれにより光学部材が支持部材から脱落するおそれがある。
本発明は、光学部材等の脱落を抑制しうる光学装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、接着剤が塗布される光学側塗布面と当該接着剤が硬化することにより形成される接着剤硬化層に対する当該光学側塗布面の移動を規制する光学側規制部とを備え、光源から出射された光の光路上に配設される光学部材と、接着剤が塗布される支持側塗布面と当該接着剤が硬化することにより形成される接着剤硬化層に対する当該支持側塗布面の移動を規制する支持側規制部とを備え、当該接着剤硬化層を介して前記光学部材を支持する支持部材と、を含む光学装置である。
請求項2に記載の発明は、前記接着剤は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光学装置である。
請求項3に記載の発明は、前記光学側規制部および/または前記支持側規制部は、複数設けられることを特徴とする請求項1記載の光学装置である。
請求項4に記載の発明は、接着剤が塗布される光学側塗布面を備え、光源から出射された光の光路上に配設される光学部材と、接着剤が塗布される支持側塗布面を備え、前記光学部材を支持する支持部材と、前記光学側塗布面および前記支持側塗布面に塗布されて硬化し、前記光学部材および/または前記支持部材の所定方向への動きを規制する凹凸部を備えた接着剤硬化層と、を含む画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記光学部材は、前記接着剤硬化層における凹凸部に嵌り合う凹凸部を前記光学側塗布面に備え、前記支持部材は、前記接着剤硬化層における凹凸部に嵌り合う凹凸部を前記支持側塗布面に備えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、凹凸状に形成された形成面を備えた光学基板と、凹凸状に形成され前記形成面に対向配置された対向面を備え、前記光学基板を支持する支持筐体と、前記形成面と前記対向面との間で当該形成面および当該対向面の形状に倣って硬化した接着剤硬化層と、を含む画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記光学基板は、側部に複数の鏡面を備えた多面鏡と当該多面鏡を回転させる回転軸とを備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記光学基板は、側部に複数の鏡面を備えた多面鏡と当該多面鏡を回転させるモータを制御するためのIC(Integrated Circuit)とを備え、前記光学基板と前記支持筐体との間には、間隙が形成されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記間隙は、前記ICが配設された側における前記光学基板と前記支持筐体との間に少なくとも形成されることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、光学部材の脱落を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、光学部材の熱変形などを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、接着剤硬化層に対する光学側塗布面や支持側塗布面の移動をより規制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、光学部材の脱落を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、光学部材と支持部材との間におけるがたつき等を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、光学基板の脱落を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、多面鏡の位置ずれが抑制され画像の品位低下を抑制可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、光学基板の反りを抑制可能となり、多面鏡の位置ずれを抑制可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、光学基板の反りを効果的に抑制可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部83、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部80を備えている。また、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部81、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部82を備えている。
画像形成プロセス部83は、4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K(以下、「画像形成ユニット10」とも総称する)が上下方向(略鉛直方向)に一定の間隔で並列配置されている。画像形成ユニット10は、感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面を帯電する帯電ロール12、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する現像器13、転写後の感光体ドラム11表面を清掃するドラムクリーナ14を備えている。
そして、各画像形成ユニット10は、画像形成装置1本体に対して着脱自在に構成され、例えば現像器13内のトナーが消費されたり、感光体ドラム11が寿命に達した場合等には、画像形成ユニット10単位で交換される。
帯電ロール12は、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが順次積層されたロール部材で構成されている。そして、帯電電源(不図示)から帯電バイアス電圧の供給を受け、感光体ドラム11に対して従動回転しながら感光体ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電する。
現像器13は、画像形成ユニット10それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ14は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム11表面に接触させて、感光体ドラム11上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
また、本実施の形態の画像形成装置1には、各画像形成ユニット10それぞれに配設された感光体ドラム11を露光する光学装置の一例としてのレーザ露光器20が設けられている。レーザ露光器20は、各色毎の画像データを画像処理部81から取得し、取得した画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光により、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11上をそれぞれ走査露光する。
さらに、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11と接触しながら移動するように、記録材(記録紙)である用紙Pを搬送する用紙搬送ベルト30が配置されている。用紙搬送ベルト30は、用紙Pを静電吸着するフィルム状の無端ベルトで形成されている。そして、駆動ロール32とアイドルロール33とに張架されて循環移動し、感光体ドラム11との間に用紙Pが略鉛直方向下方から上方に向けて搬送される用紙搬送路M1を形成している。
用紙搬送ベルト30の内側であって各感光体ドラム11と対向する位置には、それぞれ転写ロール31が配置されている。各転写ロール31は、感光体ドラム11との間に転写電界を形成することで、用紙搬送ベルト30に保持・搬送される用紙P上に、各画像形成ユニット10で形成された各色トナー像を順次転写する。さらに、用紙搬送ベルト30の外側であって各転写ロール31の下流側には、転写後の感光体ドラム11を除電する除電ランプ15が設けられている。
用紙搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、用紙搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配置されている。用紙搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着させる。
また、用紙搬送路M1に沿って用紙搬送ベルト30の下流側には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器40が設けられている。
さらに、用紙搬送ベルト30以外の用紙搬送系としては、給紙側に、用紙Pを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に収容された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51が設けられている。また、給紙側に、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、画像形成動作に合わせて用紙Pを用紙搬送ベルト30に送り出すレジストロール53が設けられている。
一方、排紙側には、定着器40にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54が配設されている。また、排紙側には、反転ロール55が設けられている。この反転ロール55は、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体上部に設けられた排紙部57に向けて排出し、両面プリントの場合には所定のタイミングで排紙部57に向けた回転方向から逆方向に反転することで、定着器40にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す。なお、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って複数の搬送ロール56が設けられている。
本実施の形態の画像形成装置1において、画像形成プロセス部83は、制御部80による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、PC3や画像読取装置4等から入力された画像データは、画像処理部81によって所定の画像処理が施され、レーザ露光器20に供給される。そして、例えば黒(K)の画像形成ユニット10Kでは、帯電ロール12により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム11の表面が、レーザ露光器20により画像処理部81からの画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光で走査露光され、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器13により現像され、感光体ドラム11上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
一方、各画像形成ユニット10での各色トナー像の形成が開始されると、用紙収容部50から取り出された用紙Pは、レジストロール53によりトナー像の形成タイミングに合わせて用紙搬送ベルト30に供給される。用紙搬送ベルト30は、吸着ロール34により表面が所定電位に帯電される。それにより、用紙Pは用紙搬送ベルト30上に静電吸着され、図1の矢印方向に循環移動する用紙搬送ベルト30により、用紙搬送路M1に沿って搬送される。その途中で、転写ロール31により形成される転写電界によって各色トナー像が用紙P上に順次転写される。
各色トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下流で用紙搬送ベルト30から剥離され、定着器40に搬送される。用紙Pが定着器40に搬送されると、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。各色トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙部57に積載される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な画像形成動作が行なわれた後、排紙部57に積載される。
次に、本実施の形態のレーザ露光器20について説明する。
図2は、本実施の形態のレーザ露光器20の概略構成を説明する側断面図である。同図に示すように、レーザ露光器20は、例えば4つの半導体レーザからなる光源21を備えている。また、光源21からの各レーザ光に対応して設けられた4つのコリメータレンズ22と、シリンダーレンズ23と、例えば正六角面体で形成され側部に複数(本実施形態では6つ)の鏡面を備えた回転多面鏡(ポリゴンミラー)24と、を備えている。さらに、複数の折り返しミラー251〜259、fθレンズの一方を構成するポリゴンミラー側レンズ(不図示)およびfθレンズの他方を構成する光学部材の一例としての4つの出射側レンズ26K,26C,26M,26Yを備えている。
レーザ露光器20は、支持部材の一例としてのハウジング60内に構成され、レーザ光の外部への漏洩や各光学部材への埃等の付着を抑えている。さらにレーザ露光器20には、画像形成装置1内に設置するためのハウジング60と一体的に設けられた支持シャフト28が備えられている。また、このレーザ露光器20には、回転軸29を介して回転多面鏡24を回転させるモータMが備えられている。なお、ハウジング60は、支持筐体の一例としての本体部70と、この本体部70に取り付けられる光学基板の一例としての基板90とを備えており、上記モータMは、基板90の一方面側であってハウジング60の外部側に取り付けられる。また、回転軸29は、この基板90に貫通配設され、回転多面鏡24は、基板90の他方面側であってハウジング60の内部側に配設される。
本実施の形態のレーザ露光器20では、光源21から出射された発散性の4つのレーザ光は、各コリメータレンズ22によって平行光に変換され、副走査方向にのみ屈折力を持つシリンダーレンズ23により、回転多面鏡24の偏向反射面24a近傍にて主走査方向に長い線像として結像される。そして、各レーザ光は、高速で定速回転する回転多面鏡24の偏向反射面24aにより反射され、等角速度的に走査される。
各レーザ光は、fθレンズを構成するポリゴンミラー側レンズを通過し、複数の折り返しミラー251〜259により感光体ドラム11の表面に向けて方向を変えられ、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yから各画像形成ユニット10の感光体ドラム11の表面を走査露光する。ここで、fθレンズを構成するポリゴンミラー側レンズおよび出射側レンズ26K,26C,26M,26Yは、それぞれレーザ光の光スポットの走査速度を感光体ドラム11上で等速化する機能を有している。また、上記した線像は、回転多面鏡24の偏向反射面24aの近傍に結像し、fθレンズは副走査方向に関して偏向反射面24aを物点として光スポットを感光体ドラム11の表面上に結像させるので、この走査光学系は、偏向反射面24aの面倒れを補正する機能を有している。
このようなレーザ露光器20においては、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yから出射されるレーザ光LK,LC,LM,LYは、それぞれ画像形成ユニット10K,10C,10M,10Yの感光体ドラム11(図1参照)を走査露光する。そのため、レーザ光LK,LC,LM,LYがそれぞれ画像形成ユニット10K,10C,10M,10Yに設けられた感光体ドラム11の所定の露光位置を走査するように、感光体ドラム11上における主走査方向および副走査方向の露光位置が工場での製造工程にて設定される。その露光位置の設定は、例えば折り返しミラー256〜259の設定角度および位置の調整により行われる。しかしながら、感光体ドラム11上での主走査方向および副走査方向の露光位置は極めて高い精度で設定する必要がある。
このため、露光位置設定の最終段階において、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yから出射されるレーザ光の露光位置を計測しながら、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yの設定角度を微調整し、設計値に合わせるような調整が施される。そして、最終的に露光位置が設計値に一致した状態で出射側レンズ26K,26C,26M,26Yをハウジング60に接着固定する。それにより、主走査方向および副走査方向の露光位置を高精度に設定している。
図3は、レーザ露光器20を各画像形成ユニット10側から見た正面図である。
同図に示すように、ハウジング60(図2参照)の本体部70は、画像形成ユニット10(図1参照)側に開口71を備えるとともに、外縁部が矩形状となるように形成されている。また、本体部70は、開口71の周囲に、第1の側壁72aと、この第1の側壁72aに対向配置された第2の側壁72bと、第1の側壁72aと交差するように(直交するように)配設された第3の側壁72cと、この第3の側壁72cに対向配置された第4の側壁72dとを備えている。
さらに、本体部70は、第1の側壁72aから第2の側壁72bに向かって突出した第1の突出部731と、第1の突出部731の対向位置に配設され第2の側壁72bから第1の側壁72aに向かって突出した第2の突出部735と、を備えている。また、1の突出部731と第2の突出部735と同様に、互いに対向配置された第3の突出部732および第4の突出部736と、互いに対向配置された第5の突出部733および第6の突出部737と、互いに対向配置された第7の突出部734および第8の突出部738とを備えている。なお、第1の側壁72aに配設された突出部731〜734は、第1の側壁72aに沿って等間隔に並列配置され、第2の側壁72bに配設された突出部735〜738も、第2の側壁72bに沿って等間隔に並列配置されている。
また、本体部70は、第1の側壁72aから第2の側壁72bに向かって突出するように形成され、画像形成ユニット10(図1参照)が配設された側に面するように(対向するように)配設された第1の平坦面741を備えている。この第1の平坦面741は、上記突出部731〜734よりも基板90(図2参照)側に配設されるとともに、第3の側壁72cから第4の側壁72dに渡って形成されている。さらに、本体部70は、第2の側壁72bから第1の側壁72aに向かって突出するように形成され、画像形成ユニット10が配設された側に面するように(対向するように)配設された第2の平坦面742を備えている。この第2の平坦面742は、上記突出部735〜738よりも基板90側に配設されるとともに、第3の側壁72cから第4の側壁72dに渡って形成されている。
次に、出射側レンズ26Yを一例として、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yの構成について説明する。
出射側レンズ26Yは、長尺構造に形成されるとともに、レーザ光の光スポットの走査速度を感光体ドラム11上で等速化する機能を有するレンズ部26Aを長手方向における中央部に備えている。また、出射側レンズ26Yは、長手方向における両端部に配設され、本体部70に支持される支持部26Bを備えている。
露光位置の設定が終了した際、例えば、一方の支持部26Bは、第7の突出部734の対向位置であって、この第7の突出部734と間隙D1をおいた位置に配設される。また、この一方の支持部26Bは、第1の平坦面741に突き当てられた状態で配設される。また、他方の支持部26Bは、第8の突出部738の対向位置であって、この第8の突出部738と間隙D2をおいた位置に配設される。また、他方の支持部26Bは、第2の平坦面742に突き当てられた状態で配設される。そして、このように配設された出射側レンズ26Yは、最終的に本体部70に対して接着固定される。この接着固定は、上記間隙D1,D2に接着剤(硬化剤)を充填することにより行われる。
更に、本体部70と出射側レンズ26Yについて説明する。
図4は、出射側レンズ26Yにおける一方の支持部26B周辺を示したものである。
同図に示すように出射側レンズ26Yは、一方の支持部26Bの厚みが、レンズ部26Aの厚みよりも小さくなるように形成されている。また、この一方の支持部26Bは、第1の平坦面741に突き当てられる突き当て面26cと、第7の突出部734の対向位置に配設される光学側塗布面の一例としてのレンズ側対向面26dと、を備えている。
一方、第7の突出部734は、レンズ側対向面26dの対向位置に、支持側塗布面の一例としてのハウジング側対向面734aを備えている。このハウジング側対向面734aは、レンズ側対向面26dと間隙D1をおいた位置に配設される。
さらに、図5を用いて、本体部70と出射側レンズ26Yについて説明する。
図5は、本体部70と出射側レンズ26Yの断面を示したものである。なお、図5(a)は、全体における断面図であり、図5(b)は、図5(a)におけるA部の拡大図であり、図5(c)は、図5(b)におけるB部の拡大図である。
まず、図5(a)を参照すると、上述のとおり、支持部26Bは、レンズ側対向面26dを備えるとともに、第7の突出部734は、ハウジング側対向面734aを備えている。そして、このレンズ側対向面26dとハウジング側対向面734aとは互いに対向配置された状態となっている。
ここで、図5(b),図5(c)を参照し、レンズ側対向面26d、ハウジング側対向面734a等について更に詳細に説明する。
まず、出射側レンズ26Yは、レンズ側対向面26dに、このレンズ側対向面26dからハウジング側対向面734aに向かって突出した光学側規制部の一例としての複数の突起26eを備えている。そして、各突起26eは、出射側レンズ26Yの幅方向(図中紙面に対して垂直方向)に沿って配設されるとともに、出射側レンズ26Yの厚み方向に沿って、一定の間隔で並列配置されている。また、各突起26eは、先端部が鋭角となるような山形形状に形成されている。
一方、本体部70は、ハウジング側対向面734aに、第1の側壁72a(図4参照)側に凹むように形成された支持側規制部の一例としての溝734bを複数備えている。各溝734bは、出射側レンズ26Yの幅方向(図中紙面に対して垂直方向)に沿って配設されるとともに、出射側レンズ26Yの厚み方向に沿って、一定の間隔で並列配置されている。また、各溝734bは、断面がV字状となるように形成されるとともに、上記各突起26eの対向位置に配設されている。
出射側レンズ26Yが、本体部70に対して接着固定される際、間隙D1,D2に、例えば紫外線硬化樹脂が充填される。そして、外部から紫外線を照射することでこの紫外線硬化樹脂を硬化させる。この結果、出射側レンズ26Yが本体部70に対して接着固定される。なお、紫外線硬化樹脂が硬化すると、間隙D1,D2に、紫外線硬化樹脂層65が形成される。紫外線硬化樹脂は、間隙D1等に充填される際、上記各溝734b等にも充填される。この結果、紫外線硬化樹脂層65の外形形状は、レンズ側対向面26d、突起26e、ハウジング側対向面734a、および溝734bに倣い凹凸部を備えた形状となる。
このため、紫外線硬化樹脂層65は、上記溝734bに嵌り込む山形形状の複数の突出部65aと、上記突起26eが嵌り込むV字状の複数の凹部65bと、を備える。なお、本実施形態における本体部70は不透明に形成され、出射側レンズ26Yは透明に形成されている。このため、本実施形態における紫外線の照射は、図5(b)に示すように出射側レンズ26Y側から行われる。紫外線硬化樹脂を用いる場合、硬化を短時間で行うことができ、また、出射側レンズ26Yの白化や熱変形を防止することができる。
ところで、製造工程や組立行程などにおいて、ハウジング側対向面734aや、レンズ側対向面26dに、油脂などが付着する場合がある。このような場合、ハウジング側対向面734aと紫外線硬化樹脂層65との間における接着強度や、レンズ側対向面26dと紫外線硬化樹脂層65との間における接着強度が低下してしまう。
ここで、上記溝734bを設けずハウジング側対向面734aを平坦面とし、また、上記突起26eを設けずレンズ側対向面26dを平坦面とすることもできる。しかしながら、このような構成の場合に上記のように接着強度が低下していると、搬送中の落下衝撃や振動等によって接着はがれが発生し、出射側レンズ26Yが、例えば、画像形成ユニット10(図1参照)方向に脱落してしまう場合がある。なお、接着面を荒らすことで接着強度を向上させる手法もある。しかしながら、接着面に油脂等の付着がある場合には接着強度が低下し、上記脱落の発生を十分に抑制することができない。
これに対し、本実施形態では、上記のとおり、ハウジング側対向面734aに溝734bを複数設けるとともに、レンズ側対向面26dに突起26eを複数設ける構成としている。このため、紫外線硬化樹脂層65は、上記のとおり、溝734bに嵌り込む(入り込む)突出部65a、および突起26eが嵌り込む(入り込む)凹部65bを、各々複数備えることになる。
この結果、油脂等の付着などにより、第7の突出部734と紫外線硬化樹脂層65との間で接着のはがれが生じたとしても、第7の突出部734に対する紫外線硬化樹脂層65のずれを抑制することができる。また、油脂等の付着などにより支持部26Bと紫外線硬化樹脂層65との間で接着のはがれが生じたとしても、支持部26Bに対する紫外線硬化樹脂層65のずれを抑制することができる。このため、接着のはがれが生じたとしても、第7の突出部734に対する出射側レンズ26Yのずれが抑制可能となり、本体部70からの出射側レンズ26Yの脱落を抑制することができる。
次に、図6を用いて、第2〜第4の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。
図6は、第2〜第4の実施形態における第7の突出部734、支持部26B等を示したものである。なお、図6(a)は第2の実施形態を示し、図6(b)は、第3の実施形態を示し、図6(c)は第4の実施形態を示している。
まず、図6(a)を用いて第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、同図に示すように、ハウジング側対向面734aに、V字状の溝734cが形成されている。なお、本実施形態における溝734cは、第1の実施形態のように複数ではなく、ハウジング側対向面734aの高さ方向(出射側レンズ26Yの厚み方向)における中央部に1つ設けられた状態となっている。また、本実施形態における溝734cは、第1の実施形態における溝734b(図5参照)よりも、溝幅が大きく、また深く形成されている。
一方、レンズ側対向面26dには、ハウジング側対向面734aに形成された溝734cと同様の形状の溝26fが形成されている。この溝26fは、第7の突出部734における溝734cの対向位置に配設されている。なお、この溝26fは、溝734cと同様に、出射側レンズ26Yの厚み方向における中央部に1つ設けられた状態となっている。
本実施形態においても、紫外線硬化樹脂層65の外形形状は、ハウジング側対向面734a、溝734c、レンズ側対向面26d、溝26fに倣った形状となる。このため、紫外線硬化樹脂層65は、溝734cに嵌り込む突起65cと、溝26fに嵌り込む突起65dとを有することになる。この結果、第1の実施形態と同様に、接着のはがれが生じたとしても、第7の突出部734等に対する出射側レンズ26Yのずれが抑制可能となり、本体部70からの出射側レンズ26Yの脱落を抑制することができる。
次に、図6(b)を用いて、第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、ハウジング側対向面734aに、出射側レンズ26Yに向けて突出した突起734dが設けられている。本突起734dは、断面矩形状に形成され、所定の幅、所定の高さを有した状態となっている。一方、レンズ側対向面26dには、上記突起734dと対向した位置に、レンズ部26A側に凹となる溝26gが形成されている。この溝26gは、断面が矩形状に形成されるとともに、所定の幅、所定の深さにて形成されている。なお、溝26gの幅は、突起734dの幅よりも大きく形成されている。
本実施形態においても、紫外線硬化樹脂層65の外形形状は、ハウジング側対向面734a、突起734d、レンズ側対向面26d、溝26gに倣った形状となる。このため、紫外線硬化樹脂層65は、突起734dが嵌り込む溝65eと、溝26gに入り込む突起65fとを備えることになる。この結果、上記実施形態と同様に、接着のはがれが生じたとしても、第7の突出部734等に対する出射側レンズ26Yのずれが抑制可能となり、本体部70からの出射側レンズ26Yの脱落を抑制することができる。
次に、図6(c)を用いて第4の実施形態について説明する。
本実施形態では、ハウジング側対向面734aに、第1の側壁72a(図4参照)側に凹んだ溝734eが複数(4つ)設けられている。各溝734eは、断面矩形状に形成され、また、所定幅、所定深さを有した状態で形成されている。なお、画像形成ユニット10(図1参照)側に位置する3つの溝734eは、各々同じ深さ、同じ幅で形成されており、第1の平坦面741側に位置する残り1つの溝は、画像形成ユニット10側に位置する上記3つの溝734eよりも浅く、また幅広に形成されている。
一方、レンズ側対向面26dには、レンズ部26A側に凹んだ複数(3つ)の溝26hが形成されている。各溝26hは、矩形状に形成され、また、所定幅、所定深さを有した状態で形成されている。また、各溝26hは、ハウジング側対向面734aに形成された各溝734eの対向位置に形成されている。さらに、各溝26hは、各々同じ深さ、同じ幅を有している。また、レンズ側対向面26dにおける第1の平坦面741側の端部には、レンズ部26A側に凹となる切り欠きが設けられている。このため、出射側レンズ26Yの突き当て面26cが第1の平坦面741に突き当てられる結果、上記切り欠き部に溝26kが形成される。この溝26kは、ハウジング側対向面734aに形成された上記残り1つの溝の対向位置に配設され、また、上記3つの溝26hよりも浅く、また幅広に形成される。
本実施形態においても、紫外線硬化樹脂層65の外形形状は、ハウジング側対向面734a、溝734e、レンズ側対向面26d、溝26h、溝26kに倣った形状となる。このため、紫外線硬化樹脂層65は、本体部70における溝734eに嵌り込む突起65gを複数備えるとともに、レンズ側対向面26dにおける溝26h、26kに入り込む突起65hを複数備えることになる。この結果、上記実施形態と同様に、接着のはがれが生じたとしても、第7の突出部734等に対する出射側レンズ26Yのずれが抑制可能となり、本体部70からの出射側レンズ26Yの脱落を抑制することができる。
なお、本第4の実施形態や上記第1の実施形態では、ハウジング側対向面734aやレンズ側対向面26dに、突起や溝が複数設けられた構成となっていた。このような構成の場合、単数設けられた構成よりも、第7の突出部734等に対する出射側レンズ26Yのずれをより抑制することができる。また、上記第1〜第4の実施形態では、突起や溝を出射側レンズ26Yの幅方向に沿って形成していた。即ち、突起や溝を出射側レンズ26Yの幅方向に沿って線状に形成していた。このような形状は一例であり、例えば、ドーム状の突起など点状に形成することもできる。
次に、本体部70に取り付けられる基板90(図2参照)について説明する。
図7は、従来の基板100および本実施形態における基板90を示した説明図である。
なお、図7(a)は従来の基板100を示し、図7(b)は本実施形態における基板90を示している。なお、上記実施形態と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。
まず、図7(a)を用いて従来の基板100について説明する。
従来の基板100は、矩形状に、薄板状に形成された本体部110を備えている。そして、この本体部110には、ねじ(不図示)が挿通される複数の貫通孔120と、回転軸29(図2参照)が貫通配設される貫通孔(不図示)とが形成されている。さらに、本体部110の一方面側にはモータMが取り付けられるとともに、本体部110の他方面側には回転多面鏡24が配設される。また、本体部110の他方面側にはモータMを駆動制御する駆動制御IC(Integrated Circuit)92が取り付けられている。上記回転多面鏡24は、制御部80(図1参照)および駆動制御IC92による制御下のもと、モータMおよび回転軸29によって回転駆動する。
本図における本体部110は、貫通孔120に挿通されるねじ(不図示)によって本体部70(図2参照)に固定される。ところで、本体部110をねじによって固定する場合、ねじの締め付けトルクによって、本体部110が変形する場合がある。この結果、回転軸29に傾きが発生するとともに、この傾きによって回転多面鏡24に位置ずれが発生するおそれがある。この結果、感光体ドラム11におけるレーザ光の照射位置にもずれが発生し形成される画像の品位が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、図7(b)に示す構成としている。なお、図7(b1)は、本実施形態における基板90の斜視図を示し、図7(b2)は、ハウジング60(図2参照)の内部側から本体部70、基板90を見た場合の状態を示している。
本実施形態における基板90は、長方形状に形成されるとともに薄板状に形成された本体部91を備えている。この本体部91は、打ち抜き加工、曲げ加工等により形成される。そして、本体部91には、長手方向の一方側に、モータM、回転軸29(図2参照)、回転多面鏡24が配設され、長手方向の他方側に駆動制御IC92が配設されている。
また、本体部91は、一方の短辺に、この短辺に沿って形成され、回転多面鏡24が配設された側に折り曲げられた折り曲げ部93を備えている。また、本体部91は、他方の短辺に、この短辺に沿って形成され、同じく回転多面鏡24が配設された側に折り曲げられた折り曲げ部93を備えている。さらに、本体部91は、一の長辺上であって本体部91の長手方向における中央部にも、この長辺に沿って形成された折り曲げ部93を備えている。即ち、本実施形態における本体部91は、回転多面鏡24が配設された側に折り曲げられた折り曲げ部93を3つ備えている。さらに、本実施形態では、各折り曲げ部93の外側面側に、第1の実施形態で説明した突起26e(図5参照)と同様の形状に形成された突起94が複数形成されている。なお、突起94が形成された面は、形成面の一例として機能する。なお、各突起94は、折り曲げ部93の折り曲げ方向に沿って、一定の間隔で配列配置されている。
一方、本体部70は、上記基板90が嵌り込むように形成された長方形状の貫通孔75を備えている。また、本体部70は、貫通孔75における一方の短辺に、この短辺に沿って設けられ、ハウジング60(図2参照)の内部方向(図中紙面に対して垂直方向)に突出するように配設された突出片76を備えている。また、本体部70は、他方の短辺に、この短辺に沿って設けられ、同じくハウジング60(図2参照)の内部方向に突出するように配設された突出片76を備えている。さらに、本体部70は、一方の長辺における中央部にも、この長辺に沿って設けられ、ハウジング60の内部方向に突出するように配設された突出片76を備えている。即ち、本実施形態における本体部70は、ハウジング60の内部方向に突出して形成された突出片76を3つ備えている。さらに、本体部70は、突出片76の内側面(貫通孔75に面した面、対向面の一例)に、第1の実施形態で説明した溝734b(図5参照)と同様の形状に形成された溝(不図示)を複数備えている。なお、各溝は、突出片76の突出方向に沿って、一定の間隔で並列配置されている。
また、本実施形態における基板90および本体部70は、基板90が貫通孔75内に配設された際、各折り曲げ部93の対向位置に、上記突出片76の各々が配設されるように形成されている。また、基板90が貫通孔75内に配設された際、各折り曲げ部93と各突出片76との間に間隙D3が形成されるように形成されている。そして、本実施形態では、この間隙D3に紫外線硬化樹脂を充填することで、本体部70に対して基板90を接着固定する構成としている。
上記図7(a)に示した従来の固定方法においては、上述のとおり、ねじの締め付けトルクにより本体部110が変形する結果、回転軸29(図2参照)に傾きが発生してしまうという不具合があった。本実施形態では、基板90を本体部70に対して接着固定するため、ねじの締め付けトルクによって回転軸29が傾くという不具合の発生を抑制することができる。また、上記のとおり、折り曲げ部93に突起94を設け、突出片76の外表面に溝(不図示)を設ける構成としているため、本体部70から基板90が脱落するなどの不具合発生を抑制することができる。
次に、図8を用いて基板90等の変形例について説明する。
図8は、基板90および本体部70の変形例を示したものである。なお、図8(a1)は基板90の斜視図を示し、図8(a2)は、ハウジング60(図2参照)の内部側から本体部70、基板90を見た場合の状態を示している。なお、上記実施形態と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。
本実施形態では、本体部91における両短辺のうち、回転多面鏡24が配設された側の短辺上に折り曲げ部93が設けられ、また、両長辺上に折り曲げ部93が設けられた構成となっている。なお、長辺上に設けられた各折り曲げ部93は、長辺の中央部に設けられている。このため、本実施形態における3つの折り曲げ部93は、回転多面鏡24を囲むように配設される。
一方、本体部70における貫通孔75は、図7における貫通孔75よりもひとまわり大きく形成されている。また、本体部70は、一方の短辺上に突出片76を備えている。また、本体部70は、一方の長辺における中央部に突出片76を備えるとともに、他方の長辺における中央部にも突出片76を備えている。
また、本実施形態における基板90および本体部70は、上記図7に示した態様と同様に、基板90が貫通孔75内に配設された際、各折り曲げ部93の対向位置に、上記突出片76の各々が配設されるように形成されている。また、基板90が貫通孔75内に配設された際、折り曲げ部93と突出片76との間に間隙D3が形成されるように形成されている。さらに、基板90が貫通孔75内に配設された際、上記折り曲げ部93と突出片76とが対向する箇所を除き、貫通孔75と基板90における本体部91との間に間隙D4が形成されるように構成されている。
ところで、基板90の本体部91は、駆動制御IC92の発熱によって膨張する。この結果、本体部91と本体部70とが干渉し合い、本体部91が反るなどの不具合が発生するおそれがある。そして、本体部91が反ると、上記と同様に回転軸29(図2参照)に傾きが生じ得る。
そこで、本実施形態では、上記のとおり、上記折り曲げ部93と突出片76とが対向する箇所を除き、本体部91の周囲に間隙D4を設ける構成としている。この結果、本体部91と本体部70との干渉を、間隙D4を設けないものに比べ、抑制することができる。特に本実施形態では、回転多面鏡24が配設された側よりも膨張の激しい駆動制御IC92側において、本体部91の3方の周囲に間隙D4を設ける構成としている。この構成により、本体部91の反りをより抑制することが可能となる。
本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。 本実施の形態のレーザ露光器の概略構成を説明する側断面図である。 レーザ露光器を各画像形成ユニット側から見た正面図である。 出射側レンズにおける一方の支持部周辺を示したものである。 本体部と出射側レンズの断面を示したものである。 第2〜第4の実施形態における第7の突出部、支持部等を示したものである。 従来の基板および本実施形態における基板を示した説明図である。 基板および本体部の変形例を示したものである。
符号の説明
20…レーザ露光器、21…光源、24…回転多面鏡、26d…レンズ側対向面、26e…突起、26K,26C,26M,26Y…出射側レンズ、29…回転軸、60…ハウジング、65…紫外線硬化樹脂層、70…本体部、90…基板、92…駆動制御IC、734a…ハウジング側対向面、734b…溝、D4…間隙

Claims (9)

  1. 接着剤が塗布される光学側塗布面と当該接着剤が硬化することにより形成される接着剤硬化層に対する当該光学側塗布面の移動を規制する光学側規制部とを備え、光源から出射された光の光路上に配設される光学部材と、
    接着剤が塗布される支持側塗布面と当該接着剤が硬化することにより形成される接着剤硬化層に対する当該支持側塗布面の移動を規制する支持側規制部とを備え、当該接着剤硬化層を介して前記光学部材を支持する支持部材と、
    を含む光学装置。
  2. 前記接着剤は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 前記光学側規制部および/または前記支持側規制部は、複数設けられることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  4. 接着剤が塗布される光学側塗布面を備え、光源から出射された光の光路上に配設される光学部材と、
    接着剤が塗布される支持側塗布面を備え、前記光学部材を支持する支持部材と、
    前記光学側塗布面および前記支持側塗布面に塗布されて硬化し、前記光学部材および/または前記支持部材の所定方向への動きを規制する凹凸部を備えた接着剤硬化層と、
    を含む画像形成装置。
  5. 前記光学部材は、前記接着剤硬化層における凹凸部に嵌り合う凹凸部を前記光学側塗布面に備え、
    前記支持部材は、前記接着剤硬化層における凹凸部に嵌り合う凹凸部を前記支持側塗布面に備えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 凹凸状に形成された形成面を備えた光学基板と、
    凹凸状に形成され前記形成面に対向配置された対向面を備え、前記光学基板を支持する支持筐体と、
    前記形成面と前記対向面との間で当該形成面および当該対向面の形状に倣って硬化した接着剤硬化層と、
    を含む画像形成装置。
  7. 前記光学基板は、側部に複数の鏡面を備えた多面鏡と当該多面鏡を回転させる回転軸とを備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記光学基板は、側部に複数の鏡面を備えた多面鏡と当該多面鏡を回転させるモータを制御するためのIC(Integrated Circuit)とを備え、
    前記光学基板と前記支持筐体との間には、間隙が形成されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記間隙は、前記ICが配設された側における前記光学基板と前記支持筐体との間に少なくとも形成されることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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