JP2008268481A - 位置検出回路及び撮像装置 - Google Patents

位置検出回路及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減することができる位置検出回路及び撮像装置を提供する。
【解決手段】互いに離間して設けられた磁界変化検出素子3,4は、撮像素子1に取り付けられた磁界発生体2が形成する磁界の強さを検出する。位置検出部5は、磁界変化検出素子3,4からの出力に基づき、磁界発生体2の位置を検出する。スタンバイ部8は、レリーズスイッチ14の1段目が設定されるまでは磁界変化検出素子3,4及び位置検出部5のうち少なくとも一方の機能を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系及び撮像素子のいずれか一方と同一の部材に取り付けられた磁界発生体の位置を検出する位置検出回路及び撮像装置に関する。
撮像装置の撮影中に生じた手ブレ量に応じて、光学系又は撮像素子を光学系の光軸に対して直交する方向にシフトさせることにより、手ブレ等によって生じる撮像素子の結像面上における像ブレを抑制するブレ補正機構が知られている。そして、光学系又は撮像素子をシフトさせた位置を検出するため、ブレ補正機構には位置検出装置が用いられる。
特許文献1には、磁界発生体と磁界変化検出素子と位置検出部とを有する位置検出装置が記載されている。この位置検出装置では、複数の磁界変化検出素子からの出力電圧の和が一定となるように、各磁界変化検出素子に供給する電流を制御することにより、磁界発生体の温度特性や個体差を補正しつつ、各磁界変化検出素子からの出力電圧の差を、磁界発生体と磁界変化検出素子の相対位置を示す信号として取り出している。
特開2005−331399号公報
しかしながら、上記の位置検出装置は、撮像装置のブレ補正機能が有効である期間中、常時起動している。そのため、撮像装置がブレ補正を行わない期間(撮像装置の起動直後からレリーズスイッチが操作されるまでの期間)も位置検出装置は回路電流を消費している。撮像装置が起動している期間のうち、位置検出装置がブレ補正を行わない期間は圧倒的に多く、撮像装置全体の消費電力に占める、位置検出装置がブレ補正を行わない期間に消費する電力の割合も大きい。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、消費電力を低減することができる位置検出回路及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被写体像を結像する光学系と、結像された前記被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像に係る指示を入力するための2段階の状態を設定可能なレリーズスイッチとを備えた撮像装置に設けられる位置検出回路であって、前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方に取り付けられた磁界発生体が形成する磁界の強さを検出する、互いに離間して設けられた複数の磁界変化検出素子と、前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を検出する位置検出部と、前記レリーズスイッチの1段目が設定されるまでは前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部のうち少なくとも一方の機能を停止させるスタンバイ部とを有する位置検出回路である。
また、本発明の位置検出回路において、前記スタンバイ部は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときに前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部の機能を起動することを特徴とする。
また、本発明は、被写体像を結像する光学系と、結像された前記被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像に係る指示を入力するための2段階の状態を設定可能なレリーズスイッチとを備えた撮像装置において、前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方に取り付けられた磁界発生体が形成する磁界の強さを検出する、互いに離間して設けられた複数の磁界変化検出素子と、前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を検出する位置検出部と、前記レリーズスイッチの1段目が設定されるまでは前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部のうち少なくとも一方の機能を停止させるスタンバイ部と、筐体のブレを検出するブレ検出部と、検出されたブレ量に応じて、前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方を前記光学系の光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部とを有する撮像装置である。
また、本発明の撮像装置において、前記スタンバイ部は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときに前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部の機能を起動することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記位置検出部は、前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を示す位置信号を生成する位置信号生成回路と、前記磁界発生体の温度特性や個体差によらないように前記複数の磁界変化検出素子の駆動を制御する駆動制御回路とを有し、前記スタンバイ部は、前記位置信号生成回路と前記駆動制御回路とを異なるタイミングで起動させることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記スタンバイ部は、前記位置検出部に印加する起動制御信号の大きさを徐々に変化させることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記駆動制御回路は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときのみ、前記複数の磁界変化検出素子の機能を起動することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記ブレ検出部と前記位置検出部は、異なるサブストレート上に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、レリーズスイッチの1段目が設定されるまでは複数の磁界変化検出素子及び位置検出部のうち少なくとも一方の機能を停止させるので、消費電力を低減することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による撮像装置の構成を示している。図1に示す撮像装置は、撮像素子1、磁界発生体2、位置検出回路9、ブレ検出部11、CPU12、駆動部13、及びレリーズスイッチ14を備えている。図1では、被写体像を結像する光学系や、撮像素子1から出力される撮像信号を処理する信号処理回路、撮像により生成された画像データを記録する記録媒体等の図示を省略している。
撮像素子1は、図示せぬ光学系によって結像された被写体像を光電変換し、図示せぬ信号処理回路へ撮像信号を出力する。磁界発生体2は例えば永久磁石や電磁石であり、撮像素子1と同一の部材に取り付けられている。位置検出回路9は磁界発生体2の磁界の強さを検出し、磁界発生体2の位置を示す信号をCPU12へ出力する。ブレ検出部11は、例えば角速度センサ及び増幅回路から構成され、撮像装置を中心として、上下方向の傾き(ピッチング)及び左右方向の傾き(ヨーイング)を検出し、CPU12へ出力する。CPU12はブレ検出部11及び位置検出回路9からの出力信号を各種演算し、位置検出回路9及び駆動部13を制御する。駆動部13は、光学系の光軸に対して直交する方向に撮像素子1及び磁界発生体2を一体で移動させる。
レリーズスイッチ14は撮像に係る指示を入力するための2段階の状態を設定可能なスイッチである。レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された場合、図示せぬフォーカス調節機構が起動され、フォーカスの調節が実行される。1段目の状態からさらにレリーズスイッチ14が押し込まれ、2段目の状態が設定された場合、撮像によって生成された画像データが図示せぬ記録媒体に格納され、保存される。
位置検出回路9において、磁界変化検出素子3,4は例えばホール素子であり、互いに離間して設けられている。磁界変化検出素子3,4は、磁界発生体2が形成する磁界の強さ(磁束密度)を検出し、検出した磁界の強さに応じた信号を位置検出部5の位置信号生成回路6及び駆動制御回路7へ出力する。位置信号生成回路6は、磁界変化検出素子3,4の出力信号の差を算出し、磁界変化検出素子3,4に対する磁界発生体2の相対位置を示す位置信号としてCPU12へ出力する。ここで、図1においては、後の説明を簡単にするため、磁界変化検出素子を2つ(1組)のみ図示している。この場合、撮像素子1の1方向の移動を検出することが可能である。実際のブレ補正機構においては、ブレ補正のために、撮像素子1を図示しない光学系の光軸に対して直交する平面上で移動させる必要があるため、位置検出回路9をブレ補正機構に用いる際には磁界変化検出素子を最低4つ(2組)設けておく必要がある。
駆動制御回路7は、磁界発生体2の温度特性や個体差を抑えるように磁界変化検出素子3,4の駆動を制御する。具体的には、駆動制御回路7は、磁界変化検出素子3,4の出力信号の和が一定となるように、磁界変化検出素子3,4に供給する制御信号を制御する。スタンバイ部8は位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の起動及び停止を行う。
ブレ補正は以下のようにして行われる。レリーズスイッチ14の2段目が設定されると、ブレ検出部11は、検出したブレ量に応じた角速度信号をCPU12へ出力する。CPU12は、ブレ検出部11から出力された角速度信号と光学系の焦点距離情報から、光学系の光軸に対して直交する平面内で撮像素子1が移動すべき移動量を算出し、駆動部13を駆動させる。駆動部13は、CPU12によって算出された移動量に対応した駆動力を発生し、光学系の光軸に対して直交する方向に撮像素子1及び磁界発生体2を一体で移動させる。位置検出回路9は、移動した磁界発生体2の磁界の強さを検出し、磁界変化検出素子3,4に対する磁界発生体2の相対位置を示す位置信号をCPU12へ出力する。CPU12は、位置検出回路9から出力された位置信号に基づいた撮像素子1の現在位置と、ブレ検出部11によって検出されたブレ量に基づいた撮像素子1の目標位置とを比較し、目標位置に撮像素子1が移動するまで駆動部13をフィードバック制御する。これにより、撮像素子1を光学系の光軸に対して直交する最適な位置にシフトすることが可能なため、撮像装置の撮影中に生じた手ブレを打ち消すことができる。
次に、位置検出に係る機能の起動時及び停止時の動作を説明する。まず、第1の動作例を説明する。図2は、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号の波形を示している。撮像装置の起動後の初期状態では、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号200,210はL(Low)であり、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された場合、CPU12は、1段目の状態が設定されたことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。
CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号200をH(High)とし、位置検出部5の位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動させる。また、駆動制御回路7は、磁界変化検出素子3,4に供給する制御信号210を起動と同時にHとし、磁界変化検出素子3,4の機能を起動させる。
レリーズスイッチ14がさらに押し込まれ、2段目の状態が設定された後、撮影(露光)が終了したら、CPU12は、撮影が終了したことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号200をLとし、位置検出部5の位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を停止させる。これと同時に、駆動制御回路7は、制御信号210をLとし、磁界変化検出素子3,4の機能を停止させる。
上述したように、レリーズスイッチ14の1段目が設定されるまでは、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4の機能が停止しているので、消費電力を低減することができる。
次に、第2の動作例を説明する。図3は、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号の波形を示している。撮像装置の起動後の初期状態では、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号300,310はLであり、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。また、レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された状態でも、制御信号300,310はLであり、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。
レリーズスイッチ14がさらに押し込まれ、2段目の状態が設定された場合、CPU12は、2段目の状態が設定されたことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号300をHとし、位置検出部5の位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動させる。また、駆動制御回路7は、磁界変化検出素子3,4に供給する制御信号310を起動と同時にHとし、磁界変化検出素子3,4の機能を起動させる。
撮影が終了したら、CPU12は、撮影が終了したことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号300をLとし、位置検出部5の位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を停止させる。これと同時に、駆動制御回路7は、制御信号310をLとし、磁界変化検出素子3,4の機能を停止させる。
上述したように、レリーズスイッチ14の2段目が設定されるまでは、位置検出部5及び磁界変化検出素子3,4の機能が停止しているので、消費電力を低減することができる。また、第1の動作例と比較して、レリーズスイッチ14の1段目が設定されてから、2段目が設定されるまでの間の消費電力をより低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態による撮像装置の構成は図1と同様であるので説明を省略する。ここで、レリーズスイッチ14の2段目が設定された直後、すなわち露光直前に位置検出部5の機能を起動/停止させると、ブレ検出部11の出力が変動することがある。そこで、本実施形態による撮像装置は、消費電力を低減すると共に、ブレ検出部11の出力変動を抑えるように動作する。
まず、ブレ検出部11の出力が変動する原理を説明する。図4は撮像装置の部分断面を示している。図4に示すように、位置検出部5、スタンバイ部8、及びブレ検出部11は同一の集積回路(IC)上に搭載され、同一のサブストレート21(基板)上に構成される。図5は、位置検出部5及びブレ検出部11を構成するトランジスタの詳細な部分断面を示している。図5において、ベース端子22B、エミッタ端子22E、及びコレクタ端子22Cを備えたトランジスタ22は、位置検出部5を構成する一部のトランジスタである。また、ベース端子23B、エミッタ端子23E、及びコレクタ端子23Cを備えたトランジスタ23は、ブレ検出部11を構成する一部のトランジスタである。
トランジスタ22が起動すると、トランジスタ22は遮断状態から飽和状態を経て活性状態に達する。そして、バイポーラトランジスタの構造上生成される寄生トランジスタ24がトランジスタ22の飽和状態時にサブストレート21へ電流(飽和電流)を流してしまう。この飽和電流とサブストレート21の抵抗成分25との積により発生するサブストレート21の電位変動が、トランジスタ23の寄生容量26を介してトランジスタ23の動作に影響を与え、ブレ検出部11の出力が変動する。また、上記の飽和電流が大きく、急激に変化するほど、ブレ検出部11の出力が変動しやすい。
次に、本実施形態の第1の動作例を説明する。図6は、位置検出部5の位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号の波形を示している。撮像装置の起動後の初期状態では、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号600,610,620はLであり、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。また、レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された状態でも、制御信号600,610,620はLであり、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。
レリーズスイッチ14がさらに押し込まれ、2段目の状態が設定された場合、CPU12は、2段目の状態が設定されたことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号600をHとし、位置信号生成回路6の機能を起動させる。また、位置信号生成回路6の起動より少し遅れて、スタンバイ部8は制御信号610をHとし、駆動制御回路7の機能を起動させる。その後、駆動制御回路7は制御信号620をHとし、磁界変化検出素子3,4の機能を起動させる。
撮影が終了したら、CPU12は、撮影が終了したことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号600をLとし、位置信号生成回路6の機能を停止させる。続いて、スタンバイ部8は制御信号610をLとし、駆動制御回路7の機能を停止させる。さらに、駆動制御回路7は制御信号620をLとし、磁界変化検出素子3,4の機能を停止させる。
上述したように、レリーズスイッチ14の2段目の状態が設定されたときにおける位置信号生成回路6と駆動制御回路7及び磁界変化検出素子3,4の機能を起動するタイミングを分散させることにより、サブストレート21に流れる飽和電流の瞬時値を低減させ、サブストレート21の電位変動を小さくすることが可能となる。したがって、レリーズスイッチ14の2段目が設定された直後におけるブレ検出部11の出力変動を低減し、ブレ検出部11の誤検出を低減することができる。
なお、図6では位置信号生成回路6、駆動制御回路7、磁界変化検出素子3,4の順で起動されるが、図7のように駆動制御回路7、磁界変化検出素子3,4、位置信号生成回路6の順で起動されるようにしてもよい。また、レリーズスイッチ14の1段目が設定されたときに、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4の機能が、異なるタイミングで起動されるようにしてもよい。
次に、第2の動作例を説明する。図8は、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号の波形を示している。撮像装置の起動後の初期状態では、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号800,810,820はLであり、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。また、レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された状態でも、制御信号800,810,820はLであり、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。
レリーズスイッチ14がさらに押し込まれ、2段目の状態が設定された場合、CPU12は、2段目の状態が設定されたことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号800,810をHとし、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動させる。ただし、図8に示すように、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7に印加される制御信号の大きさが徐々に大きくなっていくように、スタンバイ部8は制御信号800,810を制御する。これにより、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能はゆっくりと起動することになる。その後、駆動制御回路7は、磁界変化検出素子3,4に印加される制御信号820の大きさが徐々に大きくなっていくように制御信号820をHとし、磁界変化検出素子3,4の機能を起動させる。
撮影が終了したら、CPU12は、撮影が終了したことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号800,810をLとし、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を停止させる。さらに、駆動制御回路7は制御信号820をLとし、磁界変化検出素子3,4の機能を停止させる。
上述したように、レリーズスイッチ14の2段目が設定されたときにおける位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4の機能を起動する時間を長くすることにより、サブストレート21に流れる飽和電流の瞬時値を低減させ、サブストレート21の電位変動を小さくすることが可能となる。したがって、レリーズスイッチ14の2段目が設定された直後におけるブレ検出部11の出力変動を低減し、ブレ検出部11の誤検出を低減することができる。なお、レリーズスイッチ14の1段目が設定されたときに、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4の機能が、上記と同様にゆっくりと起動されるようにしてもよい。
次に、第3の動作例を説明する。図9は、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号の波形を示している。撮像装置の起動後の初期状態では、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4に供給される制御信号900,910,920はLであり、位置信号生成回路6、駆動制御回路7、及び磁界変化検出素子3,4はその機能を停止している。レリーズスイッチ14が半押しされ、1段目の状態が設定された場合、CPU12は、1段目の状態が設定されたことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。
CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号900,910をHとし、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動させる。レリーズスイッチ14がさらに押し込まれ、2段目の状態が設定された場合、CPU12は、2段目の状態が設定されたことを通知する信号を駆動制御回路7へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、駆動制御回路7は制御信号920をHとし、磁界変化検出素子3,4の機能を起動させる。
撮影が終了したら、CPU12は、撮影が終了したことを通知する信号をスタンバイ部8へ出力する。CPU12からの信号に基づいて、スタンバイ部8は制御信号900,910をLとし、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を停止させる。これと同時に、駆動制御回路7は、制御信号920をLとし、磁界変化検出素子3,4の機能を停止させる。
上述したように、位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動するタイミングと磁界変化検出素子3,4の機能を起動するタイミングとを分散させ、レリーズスイッチ14の2段目の状態が設定されたときのみ磁界変化検出素子3,4の機能を起動することにより、サブストレート21に流れる飽和電流の瞬時値を低減させ、サブストレート21の電位変動を小さくすることが可能となる。したがって、レリーズスイッチ14の2段目が設定された直後におけるブレ検出部11の出力変動を低減し、ブレ検出部11の誤検出を低減することができる。
なお、図10に示すように、レリーズスイッチ14の1段目の状態が設定される前も位置信号生成回路6及び駆動制御回路7の機能を起動しておき、レリーズスイッチ14の2段目の状態が設定されたときに磁界変化検出素子3,4の機能を起動させるようにしてもよい。このように動作させる方が、ブレ検出部11が誤検出しにくく、特にレリーズスイッチ14の1段目の状態が設定された後、2段目の状態がすぐに設定されるような撮影時に有効である。
次に、本実施形態の変形例を説明する。図11は撮像装置の部分断面を示している。図11に示すように、位置検出部5及びスタンバイ部8はサブストレート21a上に構成され、ブレ検出部11は、サブストレート21aとは異なるサブストレート21b上に構成される。このように、位置検出部5とブレ検出部11のサブストレートを分離することにより、ブレ検出部11が位置検出部5のサブストレート21aの電位変動の影響を受けなくなる。したがって、レリーズスイッチ14の2段目が設定された直後におけるブレ検出部11の出力変動がなくなり、ブレ検出部11の誤検出をなくすことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図12は、本実施形態による撮像装置の構成を示している。本実施形態では、磁界発生体2は光学系15に取り付けられており、光学系の光軸に対して直交する方向に光学系15及び磁界発生体2が一体で移動する。図12では、図1に示した撮像素子1の図示を省略している。また、撮像装置の動作は第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。本実施形態の効果についても第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の部分断面図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の部分断面図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置(変形例)の部分断面図である。 本発明の第3の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・撮像素子、2・・・磁界発生体、3,4・・・磁界変化検出素子、5・・・位置検出部、6・・・位置信号生成回路、7・・・駆動制御回路、8・・・スタンバイ部、9・・・位置検出回路、11・・・ブレ検出部、12・・・CPU、13・・・駆動部、14・・・レリーズスイッチ、15・・・光学系、21,21a,21b・・・サブストレート

Claims (8)

  1. 被写体像を結像する光学系と、結像された前記被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像に係る指示を入力するための2段階の状態を設定可能なレリーズスイッチとを備えた撮像装置に設けられる位置検出回路であって、
    前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方に取り付けられた磁界発生体が形成する磁界の強さを検出する、互いに離間して設けられた複数の磁界変化検出素子と、
    前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を検出する位置検出部と、
    前記レリーズスイッチの1段目が設定されるまでは前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部のうち少なくとも一方の機能を停止させるスタンバイ部と、
    を有する位置検出回路。
  2. 前記スタンバイ部は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときに前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部の機能を起動することを特徴とする請求項1に記載の位置検出回路。
  3. 被写体像を結像する光学系と、結像された前記被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像に係る指示を入力するための2段階の状態を設定可能なレリーズスイッチとを備えた撮像装置において、
    前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方に取り付けられた磁界発生体が形成する磁界の強さを検出する、互いに離間して設けられた複数の磁界変化検出素子と、
    前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を検出する位置検出部と、
    前記レリーズスイッチの1段目が設定されるまでは前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部のうち少なくとも一方の機能を停止させるスタンバイ部と、
    筐体のブレを検出するブレ検出部と、
    検出されたブレ量に応じて、前記光学系及び前記撮像素子のいずれか一方を前記光学系の光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、
    を有する撮像装置。
  4. 前記スタンバイ部は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときに前記複数の磁界変化検出素子及び前記位置検出部の機能を起動することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記位置検出部は、前記複数の磁界変化検出素子からの出力に基づき、前記磁界発生体の位置を示す位置信号を生成する位置信号生成回路と、前記磁界発生体の温度特性や個体差によらないように前記複数の磁界変化検出素子の駆動を制御する駆動制御回路とを有し、
    前記スタンバイ部は、前記位置信号生成回路と前記駆動制御回路とを異なるタイミングで起動させる
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記スタンバイ部は、前記位置検出部に印加する起動制御信号の大きさを徐々に変化させることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記駆動制御回路は、前記レリーズスイッチの2段目が設定されたときのみ、前記複数の磁界変化検出素子の機能を起動することを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記ブレ検出部と前記位置検出部は、異なるサブストレート上に形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の撮像装置。
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