JP2008267864A - 目標類別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信信号を、高距離分解能送信した場合、高ドップラ分解能送信した場合、および、高PRF送信した場合に得られる各処理結果、並びに、追尾処理により得られる航跡情報から得られる処理結果の全てが揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い結果から順に用いて目標を類別することにより、無駄な待ち時間の発生を防ぎ、迅速に類別結果を得ることが可能な目標類別装置を得る。
【解決手段】高距離分解能送信した場合に得られるレンジプロフィール推定結果、高ドップラ分解能送信した場合に得られるドップラ分布推定結果、高PRF送信した場合に得られるフラッシュ推定結果、および、追尾処理により得られる航跡推定結果が全て揃うまで待たずに、目標判定部14は、出力されるタイミングが早い推定結果から順に用いて目標を類別する。
【選択図】図1

Description

この発明は目標類別装置に関し、特に、レーダにより検出した目標を、目標から得られる複数の情報を用いて類別する目標類別装置に関するものである。
この種の従来の目標類別装置として、目標のレンジプロフィール、ドップラ分布および航跡の情報を得て、それぞれの情報を用いて独立に目標を推定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、その結果であるレンジプロフィール推定結果、ドップラ分布推定結果、航跡推定結果を最終的に重み付け加算して目標を固定翼機/回転翼機/高速飛翔体に類別する。
特開2002−341022号公報
しかしながら、上記の従来の目標類別装置では、レンジプロフィール推定結果、ドップラ分布推定結果、航跡推定結果が全て揃ってから目標判定部で重み付けを行い、最終的な類別結果を得るので、目標判定部がレンジプロフィール推定結果、ドップラ分布推定結果、航跡解析部結果を受け取るタイミングが異なる場合には無駄な待ち時間が発生し、類別結果が得られるまでに時間がかかるという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、送信信号を3種類の送信方法、すなわち、高距離分解能送信した場合、高ドップラ分解能送信した場合、および、高PRF送信した場合に、それぞれ得られる各処理結果、並びに、追尾処理により得られる航跡情報から得られる処理結果の全てが揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い結果から順に用いて目標を類別することにより、無駄な待ち時間の発生を防ぎ、迅速に類別結果を得ることが可能な目標類別装置を得ることを目的としている。
この発明は、送信信号を生成して目標へ送信するとともに、上記目標で散乱した上記送信信号を受信信号として受信し、上記受信信号に基づいて得られる複数の情報を用いて上記目標を類別する目標類別装置であって、上記送信信号を高距離分解能送信した場合の上記受信信号に基づいてレンジプロフィールを求め、上記レンジプロフィールをもとに目標を推定し、レンジプロフィール推定結果を出力するレンジプロフィール解析部と、 上記送信信号を高ドップラ分解能送信した場合の受信信号に基づいてドップラ分布を求め、上記ドップラ分布をもとに上記目標を推定し、ドップラ分布推定結果を出力するドップラ分布解析部と、上記送信信号を高PRF送信した場合の受信信号に基づいて自己相関関数を求め、上記自己相関関数をもとに上記目標を推定し、フラッシュ推定結果を出力するフラッシュ解析部と、上記目標の速度および高度を航跡情報として出力する追尾処理部と、上記追尾処理部の航跡情報をもとに上記目標を推定し、航跡推定結果を出力する航跡解析部と、上記レンジプロフィール推定結果、上記ドップラ分布推定結果、上記フラッシュ推定結果、および、上記航跡推定結果が全て揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い推定結果から順に用いて類別することを指示する推定結果選択部と、上記推定結果選択部で選択された少なくとも1つ以上の推定結果をもとに、上記目標を類別して類別結果を出力する目標判定部とを備えることを特徴とする目標類別装置である。
この発明は、送信信号を生成して目標へ送信するとともに、上記目標で散乱した上記送信信号を受信信号として受信し、上記受信信号に基づいて得られる複数の情報を用いて上記目標を類別する目標類別装置であって、上記送信信号を高距離分解能送信した場合の上記受信信号に基づいてレンジプロフィールを求め、上記レンジプロフィールをもとに目標を推定し、レンジプロフィール推定結果を出力するレンジプロフィール解析部と、 上記送信信号を高ドップラ分解能送信した場合の受信信号に基づいてドップラ分布を求め、上記ドップラ分布をもとに上記目標を推定し、ドップラ分布推定結果を出力するドップラ分布解析部と、上記送信信号を高PRF送信した場合の受信信号に基づいて自己相関関数を求め、上記自己相関関数をもとに上記目標を推定し、フラッシュ推定結果を出力するフラッシュ解析部と、上記目標の速度および高度を航跡情報として出力する追尾処理部と、上記追尾処理部の航跡情報をもとに上記目標を推定し、航跡推定結果を出力する航跡解析部と、上記レンジプロフィール推定結果、上記ドップラ分布推定結果、上記フラッシュ推定結果、および、上記航跡推定結果が全て揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い推定結果から順に用いて類別することを指示する推定結果選択部と、上記推定結果選択部で選択された少なくとも1つ以上の推定結果をもとに、上記目標を類別して類別結果を出力する目標判定部とを備えることを特徴とする目標類別装置であるので、送信信号を、高距離分解能送信した場合、高ドップラ分解能送信した場合、および、高PRF送信した場合に得られる各処理結果、並びに、追尾処理により得られる航跡情報から得られる処理結果の全てが揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い結果から順に用いて目標を類別することにより、無駄な待ち時間の発生を防ぎ、迅速に類別結果を得ることができる。
実施の形態1.
以下、図1〜図13に従い、この発明の実施の形態1に係る目標類別装置について説明する。図1は、この発明の実施の形態1による目標類別装置の構成を示す図であり、図2は、実施の形態1によるレンジプロフィール解析部の構成を示す図、図3は、実施の形態1によるレンジ幅と平均電力の算出方法を示す図、図4は、実施の形態1によるアスペクト角を示す図、図5は、実施の形態1によるレンジプロフィールを用いた類別判定の概念を示す図、図6は、実施の形態1によるドップラ分布解析部の構成を示す図、図7は、実施の形態1によるドップラ幅の算出方法を示す図、図8は、実施の形態1によるドップラ分布を用いた類別判定方法を示す図、図9は、実施の形態1による自己相関関数の例を示す図、図10は、実施の形態1によるフラッシュを用いた類別判定方法を示す図、図11は、実施の形態1による目標の飛行領域を示す図、図12は、実施の形態1による速度と高度を用いた類別判定の概念を示した図、図13は、実施の形態1による目標判定部の構成を示す図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る目標類別装置には、レーダ指示部1と、レーダ制御部2と、ビームマネジメント部3と、送信部4と、空中線部5と、受信部6と、信号処理部7と、追尾処理部8と、目標が固定翼機/高速飛翔体である確率を算出するレンジプロフィール解析部9と、目標が回転翼機/固定翼機または高速飛翔体である確率を算出するドップラ分布解析部10と、目標が回転翼機/固定翼機または高速飛翔体である確率を算出するフラッシュ解析部11と、目標が固定翼機/回転翼機/高速飛翔体/回転翼機または固定翼機/固定翼機または高速飛翔体/回転翼機または固定翼機または高速飛翔体である確率を算出する航跡解析部12と、推定結果選択部13と、目標判定部14とが設けられている。
図1に示すように、レーダ指示部1の出力側端子は、レーダ制御部2が接続されている。なお、レーダ指示部1には、操作手段(図示せず)が設けられており、オペレータがそれを操作してレーダで検出された物体の中から類別対象とする目標を指定することができる。レーダ制御部2の出力側端子は、ビームマネジメント部3の入力側端子に接続されていて送信指令を入力するとともに、レンジプロフィール解析部9、ドップラ分布解析部10、フラッシュ解析部11、航跡解析部12、および、目標判定部14の各入力側端子に接続されていて、それぞれに解析パラメータを入力する。ビームマネジメント部3の出力側端子は、空中線部5、送信部4、受信部6、および、信号処理部7に接続されており、それぞれに制御信号を入力する。空中線部5の出力側端子は受信部6に接続され受信信号を送信するとともに、入力側端子は送信部4に接続されていて送信信号を入力する。受信部6の出力側端子は、信号処理部7と追尾処理部8とに接続されており、それぞれに目標検出情報を入力する。信号処理部7の出力側端子は、レンジプロフィール解析部9、ドップラ分布解析部10、および、フラッシュ解析部11に接続されて、それぞれ、信号処理部7で得られた、レンジプロフィール、ドップラ分布、自己相関関数を入力する。また、追尾処理部8の出力側端子は、航跡解析部12とレンジプロフィール解析部9とに接続され、それぞれに、目標航跡情報を入力する。レンジプロフィール解析部9、ドップラ分布解析部10、フラッシュ解析部11、および、航跡解析部12の各出力側端子は、推定結果選択部13に接続されており、それぞれにおいて求められた推定結果が推定結果選択部13に入力される。推定結果選択部13の出力側端子は、目標判定部14に接続されており、選択した推定結果が入力される。
次に、動作について説明する。オペレータがレーダ指示部1を操作してレーダで検出された目標を類別対象に指定すると、レーダ指示部1は指定された目標を類別処理するためにレーダ制御部2へ目標類別指示を出力する。
レーダ指示部1から目標類別指示を受けたレーダ制御部2は、目標の存在する領域へ高距離分解能送信、高ドップラ分解能送信、および、高PRF送信を行うように、高距離分解能送信指令、高ドップラ分解能送信指令、高PRF送信指令をビームマネジメント部3へ出力する。高距離分解能送信、高ドップラ分解能送信、および、高PRF送信を行なう順序は特に限定されず、どちらを先に行なっても良いが、予め、ビームマネジメント部3に実行順序または実行順序を決定するための条件等が設定されているものとする。
同時に、レーダ制御部2は、類別対象の目標を解析するために、レンジプロフィール解析部9、ドップラ分布解析部10、フラッシュ解析部11、航跡解析部12、目標判定部14へ解析パラメータをそれぞれ出力する。これらの解析パラメータについては後述する。
なお、ここで、追尾処理部8は、高距離分解能送信、高ドップラ分解能送信、および、高PRF送信とは異なり、オペレータの指示によらず検出目標の追尾処理を継続し、追尾目標の航跡情報を得るものとする。
<高距離分解能送信、レンジプロフィール解析部9の動作>
まず始めに、高距離分解能送信時における動作を説明する。高距離分解能送信指令を受けたビームマネジメント部3は、目標の存在する方向における受信信号の距離分解能とS/N比とを向上させるため、以下の(a)、(b)の動作を行う。受信信号のS/N比の向上はレンジプロフィール推定時の精度向上のために有用である。
(a)レーダによる目標の通常検出時と比較して、類別対象の目標が存在する方向へビームの連続照射回数を増加するように空中線部5に指示する。これは、目標に対するヒット数を増やして受信信号のS/N比を向上させるための指示である。
(b)通常目標検出時よりも距離分解能を向上させた送信信号を生成するように送信部4へ指示を出力する。送信信号の距離分解能を向上するために、ビームマネジメント部3は以下の(b−1)〜(b−3)のようにする。
(b−1) パルス圧縮比を通常目標検出時より大きくする。
(b−2) (b−1)で指定したパラメータの変更を反映して受信信号処理と目標検出とを行うように受信部6へ指示を出す。
(b−3) (b−1)で指定したパラメータの変更を反映して高距離分解能処理を行うよう信号処理部7へ指示を出す。
ビームマネジメント部3からの送信部制御信号にしたがって、送信部4は高距離分解能の送信信号を生成して空中線部5へ出力する。空中線部5は、ビームマネジメント部3からのビーム制御信号にしたがって送信信号を目標へ向かって放射し、目標で散乱して戻ってくる送信信号を受信信号として受信する。
受信部6は、ビームマネジメント部3からの受信部制御信号にしたがって、空中線部5が受信した受信信号を処理して目標検出情報を出力する。受信部6から目標検出情報を受けた信号処理部7は、ビームマネジメント部3からの信号処理部制御信号にしたがって、目標のレンジプロフィールを算出し、レンジプロフィール解析部9へ出力する。
図2に示すように、レンジプロフィール解析部9は、レンジプロフィール特徴量算出部9aとレンジプロフィール判定部9bとレンジプロフィール特徴量ライブラリ9cとを有する。ここで、解析パラメータは受信信号強度判定しきい値である。
信号処理部7からレンジプロフィール解析部9に送られたレンジプロフィールはまず、レンジプロフィール特徴量算出部9aに送られる。レンジプロフィール特徴量算出部9aでは、図3のようにレンジプロフィールに受信信号強度判定しきい値を設定して、観測目標のレンジ幅Wrを算出する。また、受信信号強度判定しきい値を超える部分の電力を平均して平均電力Prを算出する。レンジ幅は目標の寸法、平均電力は目標からの反射強度のレベルを示す特徴量である。算出されたレンジ幅Wrと平均電力Prがレンジプロフィール判定部9bに送られる。
レンジプロフィール判定部9bでは、レンジプロフィール特徴量算出部9aで得られた観測目標のレンジ幅Wrと平均電力Prを、レンジプロフィール特徴量ライブラリ9cに格納された候補目標のレンジ幅および平均電力と比較して類別を行う。
レンジプロフィール判定部9bはまず、追尾処理部8から目標のアスペクト角(目標の機首方向がLine Of sight となす角。図4参照)を得る。そして、アスペクト角が
θ−Δθ≦θ≦θ+Δθ
の範囲で候補目標#n(n=1,2,・・・,N)を観測した場合に得られるレンジ幅と平均電力をレンジプロフィール特徴量ライブラリ記憶部9cから取得する。ここで、アスペクト角に範囲を設けるのは、追尾処理部8で推定したアスペクト角θに誤差が含まれていることを考慮するためである。Δθは追尾性能から決定する。なお、アスペクト角θは、アジマス方向とエレベーション方向の2つの成分である。
次に、レンジプロフィール判定部9bは、レンジプロフィール特徴量ライブラリ9cから取得した候補目標のレンジ幅と平均電力に基づいて観測目標の類別を行う。図5は、実施の形態1による目標の類別判定方法を説明する図であり、候補目標の特徴量を特徴量空間にプロットした例を示している。図において、◆は固定翼機に属する候補目標の特徴量、◇は高速飛翔体に属する候補目標の特徴量、★は観測目標の特徴量である。レンジプロフィール判定部9bは、2クラスの最小幅が最大となるように判別平面を求める手法であるSVM(Support Vector Machine)を用いて、固定翼機の特徴量◆と高速飛翔体の特徴量◇を学習データとして判別平面を決定し、観測目標が固定翼機/高速飛翔体である確率を算出し、この推定結果をレンジプロフィール推定結果Rout(固定翼機:X%、高速飛翔体:Y%)として推定結果選択部13へ出力する。推定結果選択部13の動作は後述する。
<高ドップラ分解能送信、ドップラ分布解析部10の動作>
次に、高ドップラ分解能送信時における動作を説明する。高ドップラ分解能送信指令をレーダ制御部2から受けたビームマネジメント部3は、目標の存在する方向に対して受信信号の周波数分解能を向上させるため、以下(c)、(d)の動作を行う。
(c)レーダによる目標の通常検出時と比較して、類別対象の目標が存在する方向へビームの連続照射回数を増加するように空中線部5に指示する。これは、目標に対するヒット数を増やして周波数分解能を向上させるための指示である。
(d)(c)で指定したパラメータの変更を反映して受信信号処理と目標検出とを行うように受信部6へ指示を出し、また高ドップラ分解能処理を行うよう信号処理部7へ指示を出す。
送信部4は、ビームマネジメント部3からの送信部制御信号にしたがって、高ドップラ分解能の送信信号を生成して空中線部5へ出力する。送信部4からの送信信号を受けた空中線部5は、ビームマネジメント部3からのビーム制御信号にしたがって送信信号を目標へ放射し、目標で散乱した送信信号を受信信号として受信する。
空中線部5の受信信号を受けた受信部6は、ビームマネジメント部3からの受信部制御信号にしたがって、受信信号を処理して目標検出情報を出力する。受信部6から目標検出情報を受けた信号処理部7は、ビームマネジメント部3からの信号処理部制御信号に従って、目標の存在するレンジセルに対してフーリエ変換処理を行い、得られたドップラ分布をドップラ分布解析部10へ出力する。
図6に示すように、ドップラ分布解析部10は、ドップラ分布特徴量算出部10aとドップラ分布判定部10bを有する。ここで、解析パラメータは、受信信号強度判定しきい値とドップラ広がり判定しきい値Tdからなる。
信号処理部7からドップラ分布解析部10に送られたドップラ分布は、まず、ドップラ分布特徴量算出部10aに送られる。ドップラ分布特徴量算出部10aでは、図7のようにドップラ分布に受信信号強度判定しきい値を設定して、観測目標のドップラ幅Wdを算出する。ドップラ幅は、ヘリコプタのローターの回転によるドップラ周波数幅の広がりを示す特徴量である。算出されたドップラ幅Wdはドップラ分布判定部10bに送られる。
ドップラ分布判定部10bは、Wd≦Tdの場合には目標のドップラ広がり無しと判定し、Td<Wdであれば目標のドップラ広がり有りと判定する。そして、図8から観測目標が固定翼機/固定翼機または高速飛翔体である確率を決定し、この推定結果をドップラ分布推定結果Doutとして推定結果選択部13へ出力する。例えば、ドップラ広がり有りと判定した場合には、回転翼機:X%、固定翼機または高速飛翔体:Y%がドップラ分布推定結果Doutとなる。推定結果選択部13の動作は後述する。
<フラッシュ解析部11の動作>
次に、高PRF送信時における動作を説明する。高PRF送信指令をレーダ制御部2から受けたビームマネジメント部3は、目標の存在する方向に対して受信信号の周波数分解能を向上させるため、以下(e)、(f)の動作を行う。
(e)レーダによる目標の通常検出時と比較して、類別対象の目標が存在する方向へビームの連続照射回数を増加し、かつ、送信間隔を短くするように空中線部5に指示する。これは、フラッシュの発生時間は短く、PRFが低い場合にはフラッシュの発生する時間内にパルスを送受信できない可能性があり、類別確率が低下することが考えられるための指示である。
(f)(e)で指定したパラメータの変更を反映して受信信号処理と目標検出とを行うように受信部6へ指示を出し、また、高PRF処理を行うよう信号処理部7へ指示を出す。
送信部4は、ビームマネジメント部3からの送信部制御信号にしたがって、高PRFの送信信号を生成して空中線部5へ出力する。送信部4からの送信信号を受けた空中線部5は、ビームマネジメント部3からのビーム制御信号にしたがって送信信号を目標へ放射し、目標で散乱した送信信号を受信信号として受信する。
空中線部5の受信信号を受けた受信部6は、ビームマネジメント部3からの受信部制御信号にしたがって、受信信号を処理して目標検出情報を出力する。受信部6から目標検出情報を受けた信号処理部7は、ビームマネジメント部3からの信号処理部制御信号にしたがって、受信信号の自己相関関数(図9参照)を求め、結果をフラッシュ解析部11へ出力する。
フラッシュ解析部11では、信号処理部7から送られた自己相関関数から自己相関関数の最大値をP、自己相関関数の標準偏差をσを得て、P/σを算出する。そして、P/σがフラッシュ判定しきい値を超える場合にはフラッシュが発生していると判定し、P/σがフラッシュ判定しきい値を越えない場合にはフラッシュが発生していないと判定する。そして、図10から観測目標が固定翼機/固定翼機または高速飛翔体である確率を決定し、この推定結果をフラッシュ推定結果Foutとして推定結果選択部13へ出力する。例えば、フラッシュ発生有りと判定した場合には、回転翼機:X%、固定翼機または高速飛翔体:Y%がフラッシュ推定結果Foutとなる。推定結果選択部13の動作は後述する。
<航跡解析部12の動作>
航跡解析部12は、追尾処理部8から航跡情報として目標の速度Vおよび高度Hを受け取る。そして、図11に示す、速度と高度からなる目標の飛行領域を参照し、観測目標の速度Vと高度Hが、どの飛行領域に含まれるかを判断する。そして、飛行領域と各類別判定結果の対応を示す図12から類別判定結果を決定し、この推定結果を航跡推定結果Poutとして推定結果選択部13へ出力する。例えば、目標の速度Vおよび高度Hが領域Aに属すると判定した場合には、回転翼機:X%、固定翼機Y%、高速飛翔体:Z%が航跡推定結果Poutとなる。推定結果選択部13の動作は後述する。
<推定結果選択部13の動作>
推定結果選択部13は、オペレータに迅速に類別結果を出力するために、レンジプロフィール推定結果Rout、ドップラ分布推定結果Dout、フラッシュ推定結果Fout、航跡推定結果Poutが全て揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い推定結果から順に目標判定部14へ送り、類別を行うように指示する。このとき、入手できていない推定結果は全て0%として目標判定部14へ送る。
<目標判定部14の動作>
目標判定部14は、レンジプロフィール解析部9のレンジプロフィール推定結果Rout、ドップラ分布解析部10のドップラ分布推定結果Dout、フラッシュ解析部11のフラッシュ推定結果Fout、航跡解析部12の航跡推定結果Poutをもとに、目標の類別結果の算出および出力を行い、最終的な目標類別結果(固定翼機:X%、回転翼機:Y%、高速飛翔体:Z%)を出力する。
図13は目標判定部14の構成を示す図である。図13において、Wr,Wd,Wf,Wp,Wn,Woはそれぞれ解析パラメータ中の重み係数であり、後述する乗算器にそれぞれ設定または入力される。また、図13において、21,22,23,24,27,29は乗算器、25,30は加算器、26,31は規格化器、28はメモリである。図13に示すように、乗算器21,22,23,24の出力側端子は加算器25の入力側端子に接続されている。加算器25、規格化器26、乗算器27は、順に直列に接続されている。乗算器27の出力側端子は、加算器30の入力側端子に接続されており、加算器30の出力側端子は規格化器31の入力側端子に接続されている。規格化器31の出力側端子は、メモリ28に接続されており、メモリ28は乗算器29の入力側端子に接続されて、乗算器29の出力側端子は加算器30の入力側端子に接続されている。
目標判定部14の動作について説明する。乗算器21、22、23、24は、レンジプロフィール推定結果Rout、ドップラ分布推定結果Dout、フラッシュ推定結果Fout、航跡推定結果Poutに重み係数Wr、Wd、Wf、Wpをそれぞれ乗算する。重み係数Wr、Wd、Wf、Wpは、レンジプロフィール推定結果Rout、ドップラ分布推定結果Dout、フラッシュ推定結果Fout、航跡推定結果Poutの信頼度が距離分解能、ドップラ分解能、S/Nにより変化することを考慮して決定される重み係数である。Wdは距離分解能とS/N、Wdはドップラ分解能とS/N、WpはS/Nの関数であり、対応する値を重みとする。
加算器25は各乗算器21、22、23、24の乗算結果を加算して、固定翼機/回転翼機/高速飛翔体毎の評価関数を下記のようにそれぞれ求める。
固定翼機の評価関数=Wr×A+Wd×D+Wf×G+Wp×J
回転翼機の評価関数=Wr×B+Wd×E+Wf×H+Wp×K
高速飛翔体の評価関数=Wr×C+Wd×F+Wf×I+Wp×L
加算器25から規格化器26へ加算結果が出力されると、規格化器26は固定翼機/回転翼機/高速飛翔体の確率パーセンテージ合計が100%となるよう規格化を行い、最新の類別処理による目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を出力する。
次に、過去の類別結果を加味して目標類別結果を算出する処理へと進む。ここでは、メモリ28から過去に同一目標を類別処理した結果(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)を読み出してくる。ただし、過去に同一目標の類別処理を行っていない場合には、(固定翼機:0%、回転翼機:0%、高速飛翔体:0%)が読み出される。
規格化器26から出力された最新の類別処理による目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)と、メモリ28から読み出してきた過去の類別処理により出力された目標類別結果(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)に重み係数Wn、Woをそれぞれ乗算する。重み係数Wn、Woはすべて等しい値に設定しても良いし、最新の目標類別結果と過去の目標類別結果のうちのいずれかを重視したい場合は、重視する判定結果に対応した重み係数Wn、Woの値を大きくしても良い。
加算器30は各乗算器27、29の乗算結果を加算して、固定翼機/回転翼機/高速飛翔体毎の評価関数をそれぞれ求める。
固定翼機の評価関数=Wn×Xn+Wo×Xo
回転翼機の評価関数=Wn×Yn+Wo×Yo
高速飛翔体の評価関数=Wn×Zn+Wo×Zo
加算器30から規格化器31へ加算結果が出力されると、規格化器31は固定翼機/回転翼機/高速飛翔体の確率パーセンテージ合計が100%となるよう規格化を行う。そして、規格化器31は、目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を目標類別結果(固定翼機:X%、回転翼機:Y%、高速飛翔体:Z%)として出力するとともに、メモリ28に目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を過去の類別処理により出力された目標類別(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)として蓄積する。
以上のように、この実施の形態1によれば、レンジプロフィール解析部9のレンジプロフィール推定結果Rout、ドップラ分布解析部10のドップラ分布推定結果Dout、航跡解析部12の航跡推定結果Poutを受け取るタイミングが異なること踏まえて、上記目標が固定翼機/回転翼機/高速飛翔体である確率を示した目標類別結果を算出する目標判定部14とを備えるようにしたので、高いデータレートで目標を類別することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、目標判定部14が過去の類別結果を加味する構成をとるようにしたので、類別性能が向上するという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、目標判定部14が重み付けを行うことで類別性能が向上するという効果が得られる。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2による目標類別装置の構成を示す図である。図1と同一の符号は、同一または相当する構成を示している。
実施の形態1では、レンジプロフィール解析部9、ドップラ分布解析部10、フラッシュ解析部11、航跡解析部12がそれぞれ観測目標のレンジプロフィール、ドップラ分布、自己相関関数、航跡情報から独自に目標推定を行い、これらの推定結果を重み付け加算して最終的な類別結果を出力する構成であったが、本実施の形態2で示すように、レンジプロフィール、ドップラ分布、自己相関関数、目標航跡情報から得られる特徴量を一括して用いることで目標を類別する構成も考えられる。
図14において、15は特徴量算出部、16は特徴量選択部、17は一括型目標判定部である。本実施の形態においては、図1の符号9〜14の構成は設けられておらず、その代わりに、これらの特徴量算出部15、特徴量選択部16、および、一括型目標判定部17が設けられている。他の構成については図1と同様であるため、ここではその説明を省略する。本実施の形態においては、図14に示すように、信号処理部7および追尾処理部8は、特徴量算出部15に接続されている。特徴量算出部15には、さらに、レーダ制御部2が接続されているとともに、特徴量選択部16が接続されている。特徴量選択部16には、一括型目標判定部17が接続されている。一括型目標判定部17には、さらに、レーダ解析部2が接続されている。以下、動作について説明する。
<特徴量算出部15の動作>
特徴量算出部15は、信号処理部7からレンジプロフィール、ドップラ分布、自己相関関数、航跡情報を受け取り、レンジプロフィールからレンジ幅Wrと平均電力Prを、ドップラ分布からドップラ幅Wdを、自己相関関数からP/σを、目標航跡情報から目標の速度Vと高度Hを特徴量として算出して特徴量選択部16へ出力する。
<特徴量選択部16の動作>
特徴量選択部16は、オペレータに迅速に目標類別結果を出力するために、全ての特徴量が揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い特徴量から順に一括型目標判定部17へ特徴量を出力し、類別を行うように指示する。
<一括型目標判定部17の動作>
一括型目標判定部17は、目標のレンジ幅Wr、平均電力Pr、目標のドップラ幅Wd、自己相関関数から算出したP/σ、速度V、高度Hの少なくとも1つ以上をもとに、最終的な類別結果を出力する。
図15は一括型目標判定部17の構成を示す図である。図15において、32は判定基準ライブラリ、38は判定器、33,35は乗算器、34はメモリ、36は加算器、37は規格化器、Wn,Woは解析パラメータ中の重み係数である。図15に示すように、判定基準ライブラリ32は判定器38に接続されている。また、判定器38の出力側端子は乗算器33の入力側端子に接続され、乗算器33の出力側端子は加算器36の入力側端子に接続されている。加算器36の出力側端子は規格化器37の入力側端子に接続され、規格化器37の出力側端子はメモリ34に接続されている。メモリ34は、乗算器35にも接続され、乗算器35の出力側端子は加算器36の入力側端子に接続されている。
このとき、判定器38は、各特徴量を要素とする特徴量ベクトルSobsを次式で与える。
Sobs=[Wr,Pr,Wd,P/σ,V,H]
ただし、特徴量選択部16から出力されていない特徴量がある場合には、その特徴量を用いずに特徴量ベクトルSobsを作成することとする。
次に、判定基準ライブラリ32から、特徴量ベクトルSobsと同じ要素で構成される特徴量空間において目標を固定翼機/回転翼機/高速飛翔体に類別するための判別平面を読み出してきて、この判別平面に基づいて目標を類別し、回転翼機/固定翼機/高速飛翔体の確率パーセンテージ合計が100%となるよう規格化された最新の類別処理による目標類別情報(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を出力する。
次に、過去の類別結果を加味して目標類別結果を算出する処理へと進む。ここでは、メモリ34から過去に同一目標を類別処理した結果(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)を検索して読み出してくる。ただし、過去に同一目標の類別処理を行っていない場合には、(固定翼機:0%、回転翼機:0%、高速飛翔体:0%)が読み出される。
判定器38から出力された最新の類別処理による目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)と、メモリ34から読み出してきた過去の類別処理により出力された目標類別結果(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)に重み係数Wn、Woをそれぞれ乗算する。重み係数Wn、Woはすべて等しい値に設定しても良いし、最新の目標類別結果と過去の目標類別結果のうちのいずれかを重視したい場合は、重視する判定結果に対応した重み係数Wn、Woの値を大きくしても良い。
加算器36は各乗算器33,35の乗算結果を加算して、固定翼機/回転翼機/高速飛翔体毎の評価関数をそれぞれ求める。
固定翼機の評価関数=Wn×Xn+Wo×Xo
回転翼機の評価関数=Wn×Yn+Wo×Yo
高速飛翔体の評価関数=Wn×Zn+Wo×Zo
加算器36から規格化器37へ加算結果が出力されると、規格化器37は固定翼機/回転翼機/高速飛翔体の確率パーセンテージ合計が100%となるよう規格化を行う。そして、規格化器37は、目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を目標類別結果(固定翼機:X%、回転翼機:Y%、高速飛翔体:Z%)として出力するとともに、メモリ34に目標類別結果(固定翼機:Xn%、回転翼機:Yn%、高速飛翔体:Zn%)を過去の類別処理により出力された目標類別(固定翼機:Xo%、回転翼機:Yo%、高速飛翔体:Zo%)として蓄積する。
以上のように、この実施の形態2によれば、レンジプロフィール、ドップラ分布、自己相関関数、目標航跡情報から得られる特徴量を一括して用いて類別を行い、目標類別結果を算出するようにしたので、信頼度の高い目標類別結果を提供できる効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、全ての特徴量が揃うまで待たずに目標類別を行い、目標類別結果を出力するようにしたので、オペレータに迅速に目標類別結果を提供できる効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、過去に同一目標を類別処理して得られた類別結果を加味する構成をとるようにしたので、信頼度の高い目標類別結果を提供できる効果が得られる。
この発明の実施の形態1による目標類別装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による目標類別装置に設けられたレンジプロフィール解析部の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるレンジ幅と平均電力の算出方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるアスペクト角を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるレンジプロフィールを用いた類別判定の概念を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による目標類別装置に設けられたドップラ分布解析部の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるドップラ幅の算出方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるドップラ分布を用いた類別判定方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による自己相関関数の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるフラッシュを用いた類別判定方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による目標の飛行領域を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による速度と高度を用いた類別判定の概念を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による目標類別装置に設けられた目標判定部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による目標類別装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による目標類別装置に設けられた一括型目標判定装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 レーダ指示部、2 レーダ制御部、3 ビームマネジメント部、4 送信部、5 空中線部、6 受信部、7 信号処理部、8 追尾処理部、9 レンジプロフィール解析部、9a レンジプロフィール特徴量算出部、9b レンジプロフィール判定部、9c レンジプロフィール特徴量ライブラリ、10 ドップラ分布解析部、10a ドップラ分布特徴量算出部、10b ドップラ分布判定部、11 フラッシュ解析部、12 航跡解析部、13 推定結果選択部、14 目標判定部、15 特徴量算出部、16 特徴量選択部、17 一括型目標判定部、21,22,23,24,27,29 乗算器、25,30 加算器、26 規格化器、28 メモリ、31 規格化器、32 判定基準ライブラリ、33,35 乗算器、36 加算器、37 規格化器、38 判定器。

Claims (5)

  1. 送信信号を生成して目標へ送信するとともに、上記目標で散乱した上記送信信号を受信信号として受信し、上記受信信号に基づいて得られる複数の情報を用いて上記目標を類別する目標類別装置であって、
    上記送信信号を高距離分解能送信した場合の上記受信信号に基づいてレンジプロフィールを求め、上記レンジプロフィールをもとに目標を推定し、レンジプロフィール推定結果を出力するレンジプロフィール解析部と、
    上記送信信号を高ドップラ分解能送信した場合の受信信号に基づいてドップラ分布を求め、上記ドップラ分布をもとに上記目標を推定し、ドップラ分布推定結果を出力するドップラ分布解析部と、
    上記送信信号を高PRF送信した場合の受信信号に基づいて自己相関関数を求め、上記自己相関関数をもとに上記目標を推定し、フラッシュ推定結果を出力するフラッシュ解析部と、
    上記目標の速度および高度を航跡情報として出力する追尾処理部と、
    上記追尾処理部の航跡情報をもとに上記目標を推定し、航跡推定結果を出力する航跡解析部と、
    上記レンジプロフィール推定結果、上記ドップラ分布推定結果、上記フラッシュ推定結果、および、上記航跡推定結果が全て揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い推定結果から順に用いて類別することを指示する推定結果選択部と、
    上記推定結果選択部で選択された少なくとも1つ以上の推定結果をもとに、上記目標を類別して類別結果を出力する目標判定部と
    を備えることを特徴とする目標類別装置。
  2. 上記目標判定部は、過去に同一目標を類別処理して得られた類別結果を記憶しておき、過去の類別結果を加味して目標を類別することを特徴とする請求項1に記載の目標類別装置。
  3. 上記目標判定部は、上記レンジプロフィール推定結果、上記ドップラ分布推定結果、上記フラッシュ推定結果、および、上記航跡推定結果に対して信頼度に応じた重み付けを行い、目標を類別することを特徴とする請求項1に記載の目標類別装置。
  4. 送信信号を生成して目標へ送信するとともに、上記目標で散乱した上記送信信号を受信信号として受信し、上記受信信号に基づいて得られる複数の情報を用いて上記目標を類別する目標類別装置であって、
    上記送信信号を高距離分解能送信した場合の上記受信信号に基づいてレンジプロフィールを算出するレンジプロフィール算出部と、
    上記送信信号を高ドップラ分解能送信した場合の受信信号に基づいてドップラ分布を求めるドップラ分布算出部と、
    上記送信信号を高PRF送信した場合の受信信号に基づいて自己相関関数を求める自己相関関数演算手段と、
    上記目標の速度および高度を航跡情報として出力する追尾処理部と、
    上記レンジプロフィール、上記ドップラ分布、上記自己相関関数、および、上記航跡情報からそれぞれの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    上記特徴量が全て揃うまで待たずに、出力されるタイミングが早い特徴量から順に用いて目標を類別することを指示する特徴量選択部と、
    上記特徴量選択部で選択された少なくとも1つ以上の特徴量をもとに、上記目標を類別して類別結果を出力する一括型目標判定部と
    を備えることを特徴とする目標類別装置。
  5. 上記一括型目標判定部は、過去に同一目標を類別処理して得られた類別結果を記憶しておき、過去の類別結果を加味して目標を類別することを特徴とする請求項4に記載の目標類別装置。
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