JPH07280930A - 目標情報判定装置 - Google Patents

目標情報判定装置

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JPH07280930A
JPH07280930A JP6069797A JP6979794A JPH07280930A JP H07280930 A JPH07280930 A JP H07280930A JP 6069797 A JP6069797 A JP 6069797A JP 6979794 A JP6979794 A JP 6979794A JP H07280930 A JPH07280930 A JP H07280930A
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JP
Japan
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target
information
feature amount
neural network
threshold value
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Application number
JP6069797A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tsutsui
信弘 筒井
Sadakatsu Toyama
定克 遠山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追尾目標に関する情報を、ニューラルネット
ワークを用いてより現実に近い形でデータを扱い判定を
行うことにより、例えば、追尾目標の種類、敵か味方の
別等の目標情報の判定結果を、高い精度で得ることがで
きる目標情報判定装置を得る。 【構成】 観測手段7で得られた目標に関する情報を、
目標情報判定装置8で評価し、判定結果を表示手段9に
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観測手段により得られ
る目標に関する情報を入力とし、判定結果として例えば
目標の種類、敵味方の別等を出力する目標情報判定装置
に関するものである。先の湾岸戦争では、高空から飛来
する弾道ミサイルや、決められたコースにしたがって低
空を飛行する巡航ミサイル、レーダに探知されにくい爆
撃機等色々な種類の高い能力を持った攻撃兵器が使用さ
れた。また、これら攻撃兵器を撃破し、無力化する防衛
用兵器も多数使われた。その防衛兵器の一つに、迎撃ミ
サイルシステムがある。これは、電波、赤外線、可視光
等利用のセンサにより攻撃兵器を目標として捉え、セン
サで観測された位置や速度等の情報を元に射撃を実施し
目標を撃破するものである。図3は、地対空の迎撃ミサ
イルシステムの運用状態を示した概略略図であり、1
は、迎撃ミサイルシステム射撃する目標、2は、攻撃用
兵器1を観測するレーダ装置、3は、レーダ装置から放
射され攻撃用兵器1を追尾する追尾用ビーム、4は、レ
ーダ装置から得られる情報をもとに各種判断、処理を行
いミサイルシステム全体をコントロールする射撃制御装
置、5は、射撃目標を撃破する迎撃ミサイル、6は、迎
撃ミサイル5を発射する発射装置である。そして、迎撃
ミサイルシステムも、攻撃用兵器の発達につれて高い能
力を持つことが要求されている。つまり、センサの目標
探知性能や分解能、ミサイル等の速度や飛しょう性能等
の基本的な能力を向上させることのほかに、複数の迎撃
用兵器を1つの迎撃用システムとしてまとめ、効果的、
効率的な射撃を実施する機能、例えば、目標の種類によ
り迎撃用兵器の種類や迎撃方法を選択する機能、同時に
多数の目標を迎撃するような場合、1機の目標に対して
複数の迎撃兵器が同時に射撃を行わないように、かつ撃
ちもらしが無いように素早く射撃を行う機能等を持つ必
要がある。迎撃用システムにこれらのような能力を持た
せるためには、目標を射撃する迎撃用兵器の種類や迎撃
方法を選択するための目標の種類や数、味方への誤射を
防ぐための目標の敵味方の別、多数の目標をどのような
順番で、どこに設置した迎撃用兵器で射撃するかという
兵器のスケジューリング等を、センサから得られた目標
に関する情報をもとに一元的に判断する能力が必要であ
る。このように、センサから得られた色々な情報を判定
し、それを判定結果として出力する機能を具現化したも
のが、目標情報判定装置である。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の目標情報判定装置の構成
図であり、7は、目標を追尾し、その追尾目標に関する
情報を得る観測手段、8は、目標に関する情報を入力と
して、しきい値判定及び特徴量判定を行い目標情報の判
定結果を出力する目標情報判定手段、9は、目標に関す
る情報及び目標の情報判定結果を表示する表示手段であ
る。
【0003】前記目標情報判定手段8において、10は
目標に関する情報としきい値を比較判定し特徴量を出力
するしきい値判定手段、11はしきい値判定手段12に
より出力される特徴量と特徴量判定ルールを比較して目
標情報の判定結果を出力する特徴量判定手段、12は1
0しきい値判定手段において観測手段7から入力される
目標に関する情報と比較するしきい値のデータベース、
13は11特徴量判定手段において、10しきい値判定
手段から入力される特徴量と比較するための特徴量判定
ルールデータベースである。
【0004】次に、従来の目標情報判定装置が、航空
機、ヘリコプタ等の目標の種類を評価結果として出力す
る場合の動作を図6のフローチャートに従って説明す
る。図中でSTは、ステップの略である。
【0005】ST1で観測手段7から目標の運動諸元を
得る。
【0006】ST2で、しきい値データベース12から
1番目のしきい値のデータを得る。これは例えば、航空
機が飛行し得る速度と高度の範囲を示す速度−高度平面
上の領域である。
【0007】ST3において、目標の運動諸元のうち、
速度及び高度と、この1番目の領域とを比較して、領域
の内外判定を行う。
【0008】ST4において、ST3で判定した、内か
外からの判定結果を1番目の領域に対する目標の特徴量
として記憶する。
【0009】ST5によるループで、n個の領域全てに
ついてST2からST4までの処理を行う。
【0010】ST6において、特徴量判定ルールデータ
ベース13から判定のためのルールを得る。これは例え
ば、1番目の領域である航空機の飛行し得る領域に対す
る特徴量が「内」で、2番目の領域であるヘリコプタの
飛行し得る領域に対する特徴量が「外」のとき、その目
標は航空機とする、あるいは、1番目の領域である航空
機の飛行し得る領域に対する特徴量が「外」で、2番目
の領域であるヘリコプタの飛行し得る領域に対する特徴
量が「内」のとき、その目標はヘリコプタとする、ある
いは、1番目の領域である航空機の飛行し得る領域に対
する特徴量が「外」で、2番目の領域であるヘリコプタ
の飛行し得る領域に対する特徴量も「外」のとき、その
目標の種類は不明であるとするという内容のルールであ
る。
【0011】ST7において、n個の特徴量の組み合わ
せと特徴量判定ルールを比較し、ルールに適合する目標
の種類を得る。
【0012】ST8において、目標情報の判定結果であ
る目標の種類を出力する。
【0013】ST9において、観測手段7より新しい観
測手段が得られる場合はST1〜ST8までを繰り返
し、得られない場合は動作を終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の目標情報判定装
置は、以上のように構成されているので、しきい値判定
手段において、実際には、航空機等の目標が飛行し得る
速度と高度の領域には、確率上の分布に片寄りが存在
し、かつ、レーダ装置から得られる目標運動諸元にも誤
差等が存在するため、特徴量はあいまいさを持たせて連
続的な値で表すべきであるにも関わらず特徴量は2値で
しか表せない、前記速度と高度の領域を、新しい運動特
性を持った目標に対応させるためには、あらかじめしき
い値データベースを変更しなければならないため即応で
きない、また特徴量判定手段において、連続した特徴量
を扱えない、判定すべき目標種類が増加すると特徴量判
定ルールデータベースのルールの量が増加しその変更が
困難となる、前記複数の理由により総合的に目標情報の
判定精度が低下する等の問題があった。
【0015】この発明は、前記のような課題を改善でき
る目標情報判定装置を得ることを目的としている。
【0016】さらに、この発明は、飛行する目標の、航
空機、ヘリコプタ等の種類を評価する目標情報判定装置
を得ることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の目標情報判定
装置は、ニューラルネットワークにより目標に関する情
報としきい値等の間の特徴量を求めるしきい値判定手段
と、ニューラルネットワークにより前記特徴量から目標
情報の判定結果を求める特徴量判定手段と、前記2つの
ニューラルネットワークを学習させる学習手段とを備え
たものである。
【0018】また、この発明の目標情報判定装置は、航
空機、ヘリコプタ等が飛行し得る速度と高度の領域を学
習させたニューラルネットワークを持つしきい値判定手
段と、前記しきい値判定手段の出力である特徴量と、目
標の種類の関係を学習させたニューラルネットワークを
持つ特徴量判定手段を備えたものである。
【0019】
【作用】この発明の目標情報判定装置は、目標に関する
情報と、あいまいさや確率上の分布の片寄りの存在する
しきい値との関係を連続した特徴量で表し、その特徴量
をもとに目標情報の判定結果を導くことができる。
【0020】さらに、この発明の目標情報判定装置は、
しきい値が、航空機、ヘリコプタ等の目標が飛行し得る
速度と高度の領域である場合に目標の種類を出力するこ
とができる。
【0021】
【実施例】
実施例1 図1は、実施例1の目標情報判定装置のブロック図であ
る。図1において、7、9は、前記従来装置と全く同一
のものである。8は、本発明における目標情報判定手
段、10は、ニューラルネットワークを用いてしきい値
の判定を行うしきい値判定手段、11は、ニューラルネ
ットワークを用いて特徴量の判定を行う特徴量判定手
段、14は、10及び11中のニューラルネットワーク
を学習させるための学習手段である。
【0022】ニューラルネットワークとは、動物の脳の
神経回路網のことで、ここでは、その働きをコンピュー
タのソフトウェアで模したもの又は、その構造を模した
回路を指す。
【0023】図4は、例えば、3層構造の場合のニュー
ラルネットワークの構造の例を説明する図で、15は、
神経細胞に相当するニューロンであり総数7個ある。
【0024】図4において、それぞれのニューロンは、
1つ以上の入力にシナプス荷重という重みを加えて加算
する関数と、それを次のニューロンへの出力に変換する
入出力関数を持つ。
【0025】つぎに前記実施例の目標情報判定手段8の
動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。S
T10〜ST13は学習手段14の動作を示す。ST
1、14、15はしきい値判定手段10の動作を示す。
ST16、17、8は特徴量判定手段11の動作を示
す。目標情報判定手段の入力は、観測手段7から得られ
る目標に関する情報であり、表示手段9に対する出力
は、目標情報の判定結果である。
【0026】ST10において、しきい値判定手段のニ
ューラルネットワークを学習させるための教師信号を作
成する。
【0027】ST11において、ST10で作成した教
師信号により、しきい値判定手段のニューラルネットワ
ークを学習させる。
【0028】ST12において、特徴量判定手段のニュ
ーラルネットワークを学習させるための教師信号を作成
する。
【0029】ST13において、ST12において作成
した教師信号により、特徴量判定手段のニューラルネッ
トワークを学習させる。
【0030】ST1において、観測手段7から目標に関
する情報を入力する。
【0031】ST14において、目標に関する情報のう
ち、しきい値判定手段のニューラルネットワークに入力
する値を算出する。
【0032】ST15において、しきい値判定手段のニ
ューラルネットワークにより目標の、しきい値に対する
特徴量を算出する。
【0033】ST16において、特徴量判定手段のニュ
ーラルネットワークに入力する値を算出する。
【0034】ST17において、特徴量判定手段のニュ
ーラルネットワークにより目標情報の判定結果を算出す
る。
【0035】ST8において、ST17で得られた目標
情報の判定結果を表示手段9に対して出力する。
【0036】ST9において、観測手段7より新しい観
測手段が得られる場合はST1、14、15、16、1
7、8までを繰り返し、得られない場合は動作を終了す
る。
【0037】実施例2 図5は、実施例2の目標情報判定装置のブロック図であ
る。図5において、7〜11及び14は実施例1の目標
情報判定装置のブロック図である図1と全く同一であ
る。
【0038】前記観測手段7において、16は、電波を
放射、受信するレーダのアンテナ、17は、アンテナ1
6に電源を供給する送受信機、18は、受信波を表示す
る指示器、19は、受信した信号評価手段に入力するた
めの信号処理器である。
【0039】前記目標評価手段8のうち、しきい値判定
手段10において、20は観測手段7からの出力を受け
取る信号入力器、21は、目標の位置、速度等の運動諸
元を生成する運動諸元生成器、22は、ニューラルネッ
トワークAから成り、目標の運動諸元から、その目標の
特徴を表す特徴量を算出する特徴量算出要素である。
【0040】前記ニューラルネットワークAの入力層で
ある第1層は2つのニューロンを持ち、それは目標速度
と目標海抜高度である。出力層である第n層は2つのニ
ューロンを持ち、目標の航空機に対する特徴量と、目標
のヘリコプタに対する特徴量であり共に例えば0から1
までの間の連続した値を取る。また、このニューラルネ
ットワークは、例えばニューラルネットワークの1つで
あるバックプロパゲーションであり、4層以上で構成さ
れるものである。用いるニューラルネットワークが4層
の場合、出力層は第4層となる。
【0041】前記ニューラルネットワークAの第k層の
i番目のニューロンにおいて、1つ以上の入力にシナプ
ス荷重という重みを加えて加算する関数及び、ニューロ
ンの出力を数1に示す。
【0042】
【数1】
【0043】前記数1において、入出力関数f(x)
は、例えばシグモイド関数を用いる。シグモイド関数を
数2に示す。
【0044】
【数2】
【0045】上記目標情報判定手段8のうち、特徴量判
定手段11において、23はニューラルネットワークB
から成り、しきい値判定手段10で求めた目標の特徴量
から目標情報の判定結果を算出する判定結果算出要素で
ある。
【0046】前記ニューラルネットワークBの入力層で
ある第1層は2つのニューロンを持ち、それはニューラ
ルネットワークAの出力の、目標の航空機に対する特徴
量と目標のヘリコプタに対する特徴量であり、目標の種
類に関する評価結果が、航空機、ヘリコプタ、不明の3
つの場合、出力層である第n層は3つのニューロンを持
ち、また、このニューラルネットワークは、例えばニュ
ーラルネットワークの形態の1つであるバックプロパゲ
ーションであり、4層以上で構成されたもので、ニュー
ラルネットワークAと同様の式により入出力を行う。
【0047】上記目標評価手段8のうち学習手段14に
おいて、24は、各目標の典型的な飛行経路や、飛行可
能な経路のデータベースである飛行経路データベース、
25は、ニューラルネットワークAを学習させるための
教師信号を生成する教師信号生成要素、26は、ニュー
ラルネットワークAを学習させるための特徴量算出学習
要素、27は、特徴量と目標情報の判定結果の関係のデ
ータベースである特徴量判定関数データベース、28は
ニューラルネットワークBを学習させるための教師信号
を生成する教師信号生成要素、29は、ニューラルネッ
トワークBを学習させるための判定結果算出学習要素で
ある。
【0048】上記表示手段9において、30は、判定結
果算出要素23で算出された目標情報の判定結果を表示
するための信号に変換する表示信号生成器、31は、目
標情報の判定結果を表示する表示器である。
【0049】つぎに上記実施例で、例えば、しきい値判
定手段10及び評価手段11に用いるニューラルネット
ワークをバックプロパゲーションとし、例えば、目標情
報の判定結果を航空機、ヘリコプタ及び不明とした場合
の目標情報判定手段8の動作を図8に示すフローチャー
トを用いて説明する。ST18〜23は、学習手段14
の動作を示す。ST1、24、15は、しきい値判定手
段10の動作を示す。ST17、8は、特徴量判定手段
11の動作を示す。
【0050】ST18において、しきい値判定手段のニ
ューラルネッワークAの教師信号とするために、航空機
の飛行経路を必要数作成し、ある時間の航空機の進行方
向の速度と海抜高度を教師信号とする。
【0051】ST19において、ST18において作成
した航空機の速度と高度を教師信号として、しきい値判
定手段のニューラルネットワークAに例えば図9(a)
に示す様な航空機が飛行し得る速度と高度の領域におい
て、航空機が飛行する確率を特徴量としてその分布を学
習させる。ニューラルネットワークのニューロンの入出
力関数としてシグモイド関数を用いた場合の、図9
(a)のD−E断面における航空機の飛行し得る確率で
ある特徴量の分布の例を図9(b)に示す。図9(b)
のような滑らかな特徴量を表現するために、ニューラル
ネットワークのニューロンの入出力関数として、例え
ば、上記式2に示したシグモイド関数を用いる。
【0052】ST20において、しきい値判定手段10
のニューラルネットワークAの教師信号とするために、
ヘリコプタの飛行経路を必要数作成し、ヘリコプタの目
標速度と目標海抜高度を教師信号とする。
【0053】ST21において、ST20において作成
したヘリコプタの速度と高度を教師信号として、しきい
値判定手段10のニューラルネットワークAに例えば図
9(a)に示す様なヘリコプタが飛行し得る速度と高度
の領域に相当するヘリコプタの特徴量の分布を学習させ
る。
【0054】ST22において、ST19及びST21
で作成した特徴量の分布を基に、例えば表1に示す様な
航空機の特徴量及びヘリコプタの特徴量と目標情報の判
定結果を教師信号として必要数作成する。表1におい
て、(大)及び(小)には、実際には特徴量を示す数値
が入る。
【0055】
【表1】
【0056】ST23において、ST22で作成した教
師信号により、各特徴量の組み合わせと目標情報の判定
結果の関係を学習させる。
【0057】ST1において、観測手段7から目標の運
動諸元を入力する。
【0058】ST24において、目標の、進行方向の速
度及び海抜高度を計算する。
【0059】ST15において、ST24で得られた2
つの値を入力として、ST10とST21において学習
させたニューラルネットワークAにより、航空機に対す
る特徴量及びヘリコプタに対する特徴量を算出する。
【0060】ST17において、ST15で算出した2
つの特徴量をそのまま入力として、ST23で学習させ
たニューラルネットワークBにより、目標が航空機であ
るかヘリコプタであるかの目標情報の判定結果を算出す
る。
【0061】ST8において、ST17で得られた目標
情報の判定結果を表示手段9に出力する。
【0062】ST9において、観測手段7より新しい目
標の運動諸元が得られる場合はST1、24、15、1
7、8を繰り返し、得られない場合は動作を終了する。
【0063】次に、図8のニューラルネットワークAの
学習ST19における動作を、図10のフローチャート
にしたがって説明する。また、ST21及びST23の
ニューラルネットワークBの学習もST19の場合と同
様である。
【0064】ST25において、航空機の特徴量として
1をニューラルネットワークAの出力層の航空機の特徴
量のニューロンに入力する。
【0065】ST26において、ヘリコプタの特徴量と
して0をニューラルネットワークの出力層のヘリコプタ
の特徴量のニューロンに入力する。
【0066】ST27において、ニューラルネットワー
クにより、通常とは逆方向の演算、すなわち特徴量から
目標速度及び目標海抜高度を求める演算を行い、目標速
度と目標海抜高度を求める。
【0067】ST28において、ST27で求めた目標
速度及び目標海抜高度と、教師信号として作成した目標
速度及び目標海抜高度を用いて、評価関数である数3が
最小となるようにニューラルネットワーク内のシナプス
荷重を調整する。
【0068】
【数3】
【0069】前記ST25からST28までを学習の1
サイクルとし、必要回数繰り返し学習させることにより
ニューラルネットワークに航空機の飛行し得る領域を学
習させることができる。
【0070】以上、上記実施例では、航空機とヘリコプ
タについて目標の種類に関する判定を行う場合について
述べたが、その他の種類の目標、例えば、ミサイル、水
上の艦船、プロペラ機、ジェット機、ロケット等の目標
にこの発明を適用しても有効である。
【0071】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果が得られる。
【0072】ニューラルネットワークを用いることによ
り、しきい値等のあいまいさや観測手段の誤差を考慮に
いれた連続的な特徴量の算出ができるようになると共
に、連続的な特徴量を基に目標情報の判定結果を求める
ことができる。また、ニューラルネットワークを複数に
分割したことで、ネットワークの規模を縮小できる。
【0073】入力として、目標の侵攻方向の速度と海抜
高度を用いることにより、追尾目標の種類を高い精度で
評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による目標情報判定装置の実施例1に
よるブロック図である。
【図2】従来の目標情報判定装置のブロック図である。
【図3】一般的な迎撃ミサイルシステムの運用の概略を
説明する図である。
【図4】この発明の実施例1のニューラルネットワーク
を説明する図である。
【図5】この発明の実施例2の目標情報判定装置のブロ
ック図である。
【図6】従来の目標情報判定装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】この発明の実施例1の目標情報判定装置の動作
を示すフローチャートである。
【図8】この発明の2の目標情報判定装置の動作を示す
フローチャートである。
【図9】(a)は、この発明の実施例2のしきい値判定
手段10の動作を説明する図であり、(b)は、(a)
のD−E断面における航空機の飛行し得る確率である0
から1の特徴量の分布を示す図である。
【図10】この発明の実施例2において図8のフローチ
ャートのニューラルネットワークの学習ST19の詳細
な動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 目標 2 レーダ装置 3 追尾用ビーム 4 射撃制御装置 5 迎撃ミサイル 6 発射装置 7 観測手段 8 目標情報判定手段 9 表示手段 10 しきい値判定手段 11 特徴量判定手段 12 しきい値データベース 13 特徴量判定ルールデータベース 14 学習手段 15 ニューロン 16 アンテナ 17 送受信機 18 指示器 19 信号処理器 20 信号入力器 21 運動諸元生成器 22 特徴量算出要素 23 判定結果算出要素 24 飛行経路データベース 25 教師信号生成要素 26 特徴量算出学習要素 27 特徴量判定関数データベース 28 教師信号生成要素 29 判定結果算出学習要素 30 表示信号生成器 31 表示器 32 ヘリコプタが飛行し得る領域 33 航空機が飛行し得る領域 34 ヘリコプタの特徴量の分布 35 航空機の特徴量の分布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾目標を観測し、目標位置、速度等の
    目標の運動諸元やその他の目標に関する情報を得る観測
    手段と、前記観測手段より得られる目標に関する情報を
    入力とし、しきい値を学習させたニューラルネットワー
    クを持ち、目標に関する情報と各しきい値の関係を連続
    的な特徴量にして出力するしきい値判定手段と、前記し
    きい値判定手段の出力する1つ以上の特徴量を入力と
    し、特徴量のパターンと求める目標情報の判定結果の関
    係を学習させたニューラルネットワークにより目標情報
    の判定結果を出力する特徴量判定手段と、それぞれのニ
    ューラルネットワークを学習させる学習手段とを備えた
    ことを特徴とする目標情報判定装置。
  2. 【請求項2】 追尾目標を飛行物体とし、観測手段をレ
    ーダ装置とし、目標の運動諸元を入力とし、航空機、ヘ
    リコプタ等が飛行し得る速度と高度で示される領域をし
    きい値として学習させたニューラルネットワークを持
    ち、目標の運動諸元と前記各領域との関係を特徴量とし
    て出力するしきい値判定手段と、前記の各領域毎の特徴
    量を入力とし、各領域毎の特徴量と航空機、ヘリコプタ
    等の目標の種類との関係を学習させたニューラルネット
    ワークを持ち目標の種類を目標情報の判定結果として出
    力する特徴量判定手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1の目標情報判定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322374A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Mitsubishi Electric Corp 赤外線目標選択装置
JP2008267864A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 目標類別装置
JP2020173171A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 三菱電機株式会社 電波諸元学習装置及び目標識別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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