JPH10288662A - 目標評定装置 - Google Patents

目標評定装置

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JPH10288662A
JPH10288662A JP9904197A JP9904197A JPH10288662A JP H10288662 A JPH10288662 A JP H10288662A JP 9904197 A JP9904197 A JP 9904197A JP 9904197 A JP9904197 A JP 9904197A JP H10288662 A JPH10288662 A JP H10288662A
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infrared
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JP9904197A
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Takashi Koshiba
隆史 小柴
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標の電波特性以外に、赤外線特性、レーダ
等探知追尾特性を利用し、評定能力(味方識別、機種、
機数、探知距離、速力の推定)及び航跡統合能力(仮想
追尾航跡の確立、追尾航跡の統合)を向上させ、種々の
脅威目標に対し短時間で追尾航跡を武器管制装置に移管
する。 【解決手段】 赤外線探知装置からの赤外線方探データ
を赤外線評定データベース登録値と比較・照合し、一致
するデータレコードに登録されている推定初探知距離、
及び推定速力により仮想追尾航跡を作成し、射撃管制装
置に移管する距離データの欠落を回避し、目標移管に要
する時間の短縮を図るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子計算機を用
いて、種々の戦術状況下においてレーダ探知装置、味方
識別装置、電波探知装置、及び赤外線探知装置の艦船搭
載各種センサから得られる実目標又は模擬目標に対する
探知データから目標の味方識別、機種、機数、推定探知
距離、推定速力等を評定し、各種センサの探知追尾航跡
を統合後、追尾航跡を武器管制装置へ移管する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は艦船における戦闘システムに組
み込まれた従来の目標評定装置の構成を示すもので、目
標評定装置、及び目標評定装置と連接されるセンサ装置
群2及び武器管制装置7から構成される。図12におい
て、1はミサイルや航空機、艦船等の目標、2は艦船に
搭載されている艦船センサ装置群で、電波探知装置3、
味方識別装置5、レーダ装置6から構成される。電波探
知装置3は目標1の放射する電波を受信し、受信波を捜
索・探知し、周波数特性等を分析して、目標評定装置へ
到来電波の電波方位探知(以下方探という。)データ
(周波数、パルス繰り返し周波数、パルス幅等)31を
送出する。味方識別装置5は艦船2からの質問パルス波
に対する目標1からの応答パルス波に盛り込まれた識別
コードから敵/味方/中立、民間/軍用、国籍、高度等
を識別し、その味方識別応答ビデオ47を目標評定装置
へ送出する。レーダ装置6は艦船2からの送信パルス波
に対する目標1からのエコー波の到達遅延時間等を利用
して捜索、探知し、自動追尾し、自動追尾航跡データ
(速度、高度、機数、レーダ反射面積等)35及びレー
ダビデオ46を目標評定装置へ送出する。7は目標評定
装置からの統合追尾航跡データ41に基づき、目標1へ
の対処武器を選定し管制する武器管制装置、14は電波
探知装置3から入力される電波方探データ31及び目標
評定データベース13に登録されている図13に示され
る電波評定データ71と比較・照合することにより目標
の絞り込みを行う目標評定部、12は操作表示部11の
データ入力操作に基づき目標評定データベース13上の
データレコードを登録するデータベース登録部、15は
目標評定部14で比較・照合の結果、データの一致した
データレコードに格納されている目標の推定初探知距
離、推定速力等を含む評定結果データ39に基づき、艦
船に向かって近接する仮想追尾航跡データ40を登録す
る仮想追尾航跡登録部、16は仮想追尾航跡登録部15
で作成された仮想追尾航跡データ40、及びレーダ装置
6で探知が得られた場合の自動追尾航跡データ35の両
者の運動諸元(方位・距離・高度・針路・速力)を比較
し、相関がある場合、自動追尾航跡データ35に含まれ
る運動諸元を採用し、統合追尾航跡データ41を操作表
示部11及び武器管制装置7に送出する航跡統合部であ
る。上記操作表示部11は目標評定部14からの評定結
果データ39及び航跡統合部16からの統合追尾航跡デ
ータ42をCRTディスプレイ及び各種操作スイッチを
備えた複数台の同一コンソールに表示するものである。
【0003】図13の電波評定データ71は、目標評定
装置における従来の目標評定データベース13のフィー
ルド構成を示すものである。
【0004】図14は前記した図12に示した目標評定
装置における従来の処理手順を示すものである。電波探
知装置3で探知した電波の分析結果に基づき、ステップ
53で目標評定部14に入力された電波方探データ31
に含まれる評定候補は、電波探知装置3で1つに絞り込
みされない場合があり、この場合電波方探データ31に
は複数の目標番号と付随する方探データが含まれる。目
標評定部14はステップ54でこの複数の電波方探デー
タ31を検索のキーとして、目標評定データベース13
に登録されている電波評定データ71と合致するデータ
レコードを全て抽出する。
【0005】電波探知装置3からの電波方探データ31
に含まれる評定候補が1つに絞り込みされた場合に限
り、ステップ60で仮想追尾航跡登録部15及び操作表
示部11へ評価結果データ39を送出する。ステップ6
1で仮想追尾航跡登録部15は、入力した評価結果デー
タ39に含まれる推定探知距離及び電波方探データ31
に含まれる探知方位を航跡確立位置とし、入力した評価
結果データ39に含まれる推定速力で自艦に向首する仮
想追尾航跡データ40を航跡統合部16及び操作表示部
11に送出する。航跡統合部16では、ステップ62で
レーダ装置6から自動追尾航跡データ35を入力し、運
動諸元(方位・距離・高度・針路・速力)上相関のある
自動追尾航跡データ35がレーダ装置6から得られない
場合、ステップ65で航跡統合部16からの仮想追尾航
跡データ40を使用して、武器管制装置7へ目標移管す
る。操作表示部11では、従来と同様、目標評定部14
からの複数又は1つに絞り込みされた後の評定結果デー
タ39を目標諸元表示エリア75に、仮想追尾航跡登録
部15からの仮想追尾航跡データ40に基づく航跡シン
ボルをレーダ/味方識別応答ビデオ表示エリア74に表
示する。
【0006】図15は前記した図12に示した目標評定
装置における従来の操作表示部11における画面構成の
例を示すものである。図15で、レーダ装置6からのレ
ーダビデオ46及び味方識別装置5からの味方識別応答
ビデオ47をレーダ/味方識別応答ビデオ表示エリア7
4で表示する。また、レーダ装置6からの自動追尾航跡
データ35又は航跡統合部16からの仮想追尾航跡デー
タ40のシンボルをレーダ/味方識別応答ビデオ表示エ
リア74で、また仮想追尾航跡データ40及び電波探知
装置3からの電波方探データ31を目標諸元表示エリア
75で表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の目標評定装置
は、以下に示す8点の課題があった。第1の課題は、赤
外線方探データを利用して目標を評定し仮想追尾航跡を
登録する処理がなく、艦船の放射する赤外線に向かって
飛来する能力をもつ目標に対しては、武器管制装置に移
管すべき距離データが欠落するため、武器管制装置の射
撃管制レーダへの目標の移管に時間を要し、対処能力の
低下をもたらしていた点である。
【0008】第2の課題は、味方識別装置からの識別デ
ータは目標の評定に使用されておらず、確度の高い目標
評定ができなかった点である。
【0009】第3の課題は、従来の電波探知装置からの
電波方探データによる評定の場合、比較・照合の結果得
られた評定結果の目標個数は、一定数以内に絞り込まれ
た形で表示が可能であるが、評定対象センサが赤外線探
知装置、味方識別装置、僚艦や協力航空機からの情報等
異種にまたがる場合、異種センサ間の評定結果に矛盾が
生じ仮想追尾航跡が得られないか、又は矛盾を解消し仮
想追尾航跡を得るのに時間を要する場合がある点であ
る。
【0010】第4の課題は、電波探知装置の電波探知覆
域は目標の飛来高度で決まる電波見通し距離程度に限ら
れ、また探知電波の分析能力は電波探知装置の能力次第
であり、自艦の電波探知装置のみの分析結果に基づく評
定の確度は、必ずしも高いものでは無いという点であ
る。
【0011】第5の課題は、妨害機による強度の電子妨
害下で飛来する航空機、或いは超低高度で飛来するミサ
イルに対しては、レーダ探知は極めて困難であり、電波
探知装置からの方探データが頼りになるが、一般には周
波数アジャイルや周波数ホッピング等、対電波妨害のた
めに送信周波数を制御する場合が多く、この場合自動評
定による目標候補を1つに絞り込むことが困難である点
である。
【0012】第6の課題は、海上に浮遊する機雷の監視
はレーダ・電波探知では不可能であった点である。
【0013】第7の課題は、異種センサの探知追尾デー
タに基づく追尾航跡データ同士の相関機能が欠落してお
り、本来1目標であるはずの目標が複数目標と誤認しや
すく、射撃管制レーダへの目標の移管に時間を要する場
合や、目標移管成功率の低下を招く場合があり、対処能
力の低下をもたらしていた点である。
【0014】第8の課題は、射撃管制レーダへ移管する
目標レーダ、電波、味方識別、赤外線を全てを同時に模
擬する機能はなく、目標の評定用データベースの構築は
海上における実目標でセンサ毎に積み上げる以外、手だ
てが無く能率が悪かった点である。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明による目標評
定装置は、従来にはなかった赤外線探知装置からの赤外
線方探データを入力するとともに、従来の電波評定デー
タベースに赤外線評定データベースを追加した。赤外線
探知装置からの赤外線方探データを赤外線評定データベ
ース登録値と比較・照合し、一致するデータレコードに
登録されている推定初探知距離、及び推定速力により仮
想追尾航跡を作成し、射撃管制装置に移管する距離デー
タの欠落を回避し、目標移管に要する時間の短縮を図る
ものである。
【0016】第2の発明による目標評定装置は、味方識
別装置からの味方識別データを入力し、目標評定データ
ベースの登録値と比較・照合することにより、確度の高
い目標評定を可能とするものである。
【0017】第3の発明による目標評定装置は、比較・
照合を行なった評定項目の一致度の計算処理を実行し評
定結果を表示することにより、異種センサ間の評定結果
に矛盾を解消し、仮想追尾航跡をすみやかに得ることを
可能とするものである。
【0018】第4の発明による目標評定装置は、僚艦或
いは協力航空機に搭載されている目標評定装置で評定さ
れた評定結果を入力し、僚艦・僚機からの評定結果を使
用して評定候補の重み付け計算処理を実行し、評定結果
を1つに絞り込むことを可能とするものである。
【0019】第5の発明による目標評定装置は、電波探
知装置からの周波数スペクトラム分析画像、又は監視周
波数帯全域の周波数パノラマ分析画像を入力し、画像表
示を可能とするものである。
【0020】第6の発明による目標評定装置は、赤外線
探知装置からの赤外線の全周静止画像又は固定方位・仰
角赤外線動画像を入力し、画像表示を可能とするもので
ある。
【0021】第7の発明による目標評定装置は、味方識
別装置から応答パルス自動追尾航跡データを入力し、こ
のデータとレーダ自動追尾航跡データ或いは電波方探又
は赤外線方探データに基づき登録された仮想追尾航跡デ
ータ相互の相関をとり、相関のある追尾航跡を統合し、
統合された追尾航跡に基づき、射撃管制レーダへの目標
を移管するものである。
【0022】第8の発明による目標評定装置は、目標が
もつ運動特性に加え、電波・赤外線特性を模擬し、また
センサの電波・赤外線等の環境条件を模擬し、さらにセ
ンサを模擬環境下で作動させ、探知データを入力する。
実目標と同様、目標評定データベース登録値と比較・照
合することにより、短時間で目標評定データベースの充
実を可能とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明のブロック構成、図2はデータ構成、図
3は処理手順をそれぞれ示す。図中、従来と同様の入
力、データ構成、処理手順、表示内容がある場合、同一
の番号を付与している(実施の形態2〜8についても同
様)。この発明では、図1に示す様に、従来には無かっ
た赤外線探知装置4から赤外線方探データ32を入力可
能とした。図3において、赤外線探知装置4で探知した
赤外線の分析結果に基づき、ステップ55で目標評定部
14に入力された赤外線方探データ32に含まれる評定
候補は、赤外線探知装置4で1つに絞り込みされない場
合があり、この場合赤外線方探データ32には複数の目
標番号と付随する方探データ(波長帯信号レベル比、信
号対雑音比、信号対雑音比変化率)が含まれる。この場
合、目標評定部14はステップ56でこの複数の赤外線
方探データ32を検索のキーとして、図2に示す目標評
定データベース13に登録されている赤外線評定データ
72と合致するデータレコードを全て抽出し、目標の評
定候補を全て操作表示部11へ送出する。
【0024】赤外線探知装置4からの赤外線方探データ
32に含まれる評定候補が1つに絞り込みされた場合、
従来と同様、ステップ60で仮想追尾航跡登録部15及
び操作表示部11へ評価結果データ39を送出する。従
来と同様、ステップ61で仮想追尾航跡登録部15は、
入力した評価結果データ39に含まれる推定探知距離及
び赤外線方探データ32に含まれる探知方位を航跡確立
位置とし、入力した評価結果データ39に含まれる推定
速力で自艦に向首する仮想追尾航跡データ40を航跡統
合部16及び操作表示部11に送出する。航跡統合部1
6では、従来と同様、ステップ62でレーダ装置6から
自動追尾航跡データ35を入力し、運動諸元(方位・距
離・高度・針路・速力)上相関のある自動追尾航跡デー
タ35がレーダ装置6から得られない場合、ステップ6
5で航跡統合部16からの仮想追尾航跡データ40を使
用して、武器管制装置7へ目標移管する。図10におい
て、操作表示部11では、従来と同様、目標評定部14
からの複数又は1つに絞り込みされた後の評定結果デー
タ39を目標諸元表示エリア75に、仮想追尾航跡登録
部15からの仮想追尾航跡データ40に基づく航跡シン
ボルをレーダ/味方識別応答ビデオ表示エリア74に表
示するが、探知データ源が赤外線探知装置4からの赤外
線方探データ32であることを視認できる様に表示内容
を追加するものである。
【0025】実施の形態2 図4に示す構成、図2に示すデータ構成、図3に示す処
理手順、及び図10に示す操作表示部11の表示内容
は、第2の発明の実施形態を示すものである。本発明で
は、図4に示す様に、従来には無かった味方識別装置5
から味方識別データ33を入力可能とした。図3におい
て、味方識別装置5での識別結果に基づき、ステップ5
1で敵/味方/中立、民間/軍用、国籍、高度等を含む
味方識別データ33を目標評定部14に入力し、ステッ
プ52で、目標評定データベース13に登録されている
図2に示す味方識別評定データ73を比較・照合し、ス
テップ61で一致したデータレコードに含まれる評定結
果データ39を操作表示部11の図10に示す目標諸元
表示エリア75で表示可能とするものである。
【0026】実施の形態3 図3に示す処理手順、及び図10に示す操作表示部11
の表示内容は、第3の発明の実施形態を示すものであ
る。図3において、ステップ57で評定結果を表示する
際にオペレータの要求に応じて、比較・照合を行なった
各項目の一致度の計算処理を実行し、図10に示す様に
ステップ61で、操作表示部11の目標諸元表示エリア
75で一致度のランクを示す数段階の数値、例えば1〜
7迄の数値を表示する処理を追加するものである。
【0027】実施の形態4 図5に示す構成、及び図3に示す処理手順、及び図10
に示す操作表示部11の表示内容は、第4の発明の実施
形態を示すものである。図5において、僚艦或いは協力
航空機に搭載されている自艦搭載の従来の目標評定機能
と全く同様の機能を保有する僚艦・僚機目標評定装置8
で自艦と同様の評定を実施し、図3のステップ58で僚
艦・僚機評定結果データ36を受信し、自艦目標評定装
置の目標評定部14に入力する。目標評定部14では、
目標の評定候補(味方識別、機種、機数、推定探知距
離、推定速力等)を絞り込む際に、ステップ59で僚艦
・僚機評定結果データ36で挙げられた評定候補及び自
艦の評定結果データ39で挙げられた評定候補の各評定
項目の前述した一致度同士を比較し、一致度の高い方の
評定結果を採用することにより、評定候補の重み付け計
算を行う。操作表示部11では、自艦の目標評定装置の
目標評定部14からの評定結果データ39又は僚艦・僚
機目標評定装置8からの僚艦・僚機評定結果データ36
の一致度の高い方の評定結果を目標諸元表示エリア75
に表示するが、自艦の目標評定装置の評定結果の一致度
に加え、僚艦・僚機の評定結果の一致度も合わせて表示
可能とするものである。
【0028】実施の形態5 図6に示す構成、及び図10に示す操作表示部11の表
示内容は、第5の発明の実施形態を示すものである。図
6において、電波探知装置3からの探知電波周波数分析
画像46を操作表示部11に入力し、オペレータの要求
に応じて、特定周波数に着目して監視・分析するための
監視周波数帯全域監視するための周波数パノラマ分析画
像、及び特定の周波数に着目した周波数スペクトラム分
析画像を図10に示す。操作表示部11の周波数分析画
像表示エリア76で表示可能とするものである。
【0029】実施の形態6 図7に示す構成、及び図10に示す操作表示部11の表
示内容は、第6の発明の実施形態を示すものである。図
7において、赤外線探知装置4からの赤外線画像46を
操作表示部11に入力し、オペレータの要求に応じて、
全周捜索監視のための赤外線全周静止画像、又は特定方
位/仰角に着目して監視するための固定方位/仰角動画
像を操作表示部11の赤外線画像表示エリア77で表示
可能とするものである。
【0030】実施の形態7 図8に示す構成、図3に示す処理手順、及び図11に示
す操作表示部11の表示内容は、第7の発明の実施形態
を示すものである。図8において、図3のステップ62
でレーダ装置6から自動追尾航跡データ35を航跡統合
部16に入力する。ステップ63で味方識別装置5から
応答パルス自動追尾航跡データ34を航跡統合部16に
入力する。航跡統合部16では、ステップ64でレーダ
装置6から運動諸元(方位・距離・高度・針路・速力)
上相関のある自動追尾航跡データ35が得られない場
合、応答パルス自動追尾データ34に含まれる運動諸元
を使用し追尾航跡を確立する。味方識別装置4から運動
諸元上相関のある応答パルス自動追尾航跡データ34も
得られない場合、仮想追尾航跡登録部15で目標評定部
14から電波又は赤外線評定結果に基づき登録された仮
想追尾航跡データ40を使用し追尾航跡を確立する。以
上の手順により航跡を統合し、ステップ65で航跡統合
部16からの統合追尾航跡データ42を射撃指揮装置7
の射撃レーダへ移管するとともに、図10に示す操作表
示部11のレーダ/味方識別応答ビデオ表示エリア74
で表示を可能とするものである。
【0031】実施の形態8 図9に示す構成、及び図11に示す操作表示部11の表
示内容は、第8の発明の実施形態を示すものである。図
9において、図11に示す操作表示部11の目標シナリ
オ設定エリア79のテーブル入力操作に基づき、目標シ
ナリオ設定部18で目標の運動や電波・赤外線特性を設
定しシナリオデータ44をシナリオデータベース19に
登録する。また図11に示す操作表示部11のセンサ環
境設定エリア80のグラフ曲線入力操作に基づき、セン
サ環境設定部17で電波見通し距離特性、大気、雲によ
る自由空間電波伝播損失量、海面及び地表面による電波
反射量、赤外線視程、を示す各特性曲線をそれぞれ設定
し、シナリオデータベース19に登録する。模擬目標発
生部20でシナリオデータベース19から読み出された
模擬目標諸元データ45に基づき艦船センサ装置群2の
電波探知装置及びレーダ装置、味方識別装置、赤外線探
知装置各々の覆域及び電波見通し距離を計算し、シナリ
オ上、目標が覆域または電波見通し距離に到達する時刻
に模擬目標諸元データ45を各種センサ装置群2へ分配
する。各種センサ装置群2では模擬目標諸元データ45
に基づき実目標の代わりに模擬目標を探知し、実目標と
同様、模擬目標に対する探知データを各種センサ装置群
2から入力し、実目標と同様、目標評定データベース1
3からの検索データ38との比較・照合により目標の設
定を行い、目標評定部14からの評定結果データ39を
図11の操作表示部11の目標諸元表示エリア75で表
示するものである。
【0032】
【発明の効果】第1の発明によれば、電波放射せずに飛
来する目標や赤外線に向かって飛来する能力を持つ目標
等、種々の脅威目標に対する評定及び航跡統合を自動で
行うことができ、かつ射撃管制装置に移管すべき距離デ
ータが欠落することがなくなり目標移管に要する時間を
短縮することができる。従って、戦闘システムの目標対
処能力の向上を図ることが可能となる。
【0033】また、第2の発明によれば、レーダ覆域外
でレーダ探知の得られない場合等、味方識別装置からの
味方識別データを加えての確度の高い評定を自動で行う
ことができる。
【0034】また、第3の発明によれば、目標の評定結
果を比較・照合した各項目の一致度を段階的表示し、オ
ペレータに評定結果を絞り込んだ過程を提示することが
できる。
【0035】また、第4の発明によれば、目標の評定結
果を絞り込む際に、僚艦の情報を用いて評定候補の重み
付けを行い、絞り込みの確度を向上させることができ
る。
【0036】また、第5の発明によれば、電波探知装置
から得られる周波数スペクトラム分析画像/周波数パノ
ラマ分析画像の入力・表示により、高度な送信周波数や
繰返し周波数の変更制御を行いながら飛来する目標等、
自動処理では絞り込みが困難な目標に対しても評定のた
めの参考情報が得られ、自動評定結果のオペレータによ
るオーバライドが可能となる。
【0037】また、第6の発明によれば、赤外線探知装
置から得られる赤外線画像の入力・表示により、レーダ
送信を行わずに飛来する場合等、自動処理では絞り込み
が困難な目標に対しても評定のための参考情報が得ら
れ、自動評定結果のオペレータによるオーバライドが可
能となる。
【0038】また、第7の発明によれば、異種センサの
探知追尾データに基づく追尾航跡データ同士の相関が可
能となり、本来1目標であるはずの目標が複数目標と誤
認する場合が少なくなる他、射撃管制レーダへの目標の
移管に要する時間の短縮や、目標移管成功率の向上が図
れる。
【0039】また、第8の発明によれば、センサ毎に目
標評定データベースを構築する必要がなく、実目標を使
用する代わりに実目標と同等の自動追尾データ・探知電
波データ・探知赤外線データを保有する模擬目標を登録
することにより目標評定データベースの構築が可能とな
るため、目標評定データベース早期に充実することがで
きる他、この模擬目標を使用することにより訓練効果の
高い、実戦に促した評定訓練が可能となる。また、艦船
搭載センサ実機の能力と同等の能力を保有する模擬セン
サ環境を登録することにより、目標の初探知距離、失探
・再探知状況、ビデオや画像の視認状況をよりリアリテ
ィの高いものとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す目標評定装置
の図である。
【図2】 この発明の実施の形態1及び2における目標
評定データベースのデータ構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1、2、3、4及び7
の目標評定装置の処理手順を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す目標評定装置
の図である。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す目標評定装置
の図である。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す目標評定装置
の図である。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す目標評定装置
の図である。
【図8】 この発明の実施の形態7を示す目標評定装置
の図である。
【図9】 この発明の実施の形態8を示す目標評定装置
の図である。
【図10】 この発明の実施の形態1、2、3、4、
5、6における目標評定装置の操作表示部の表示内容を
示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態7、8における目標
評定装置の操作表示部の表示内容を示す図である。
【図12】 従来の目標評定装置を示す図である。
【図13】 従来の目標評定装置における目標評定デー
タベースのデータ構成を示す図である。
【図14】 従来の目標評定装置の処理手順を示す図で
ある。
【図15】 従来の目標評定装置の操作表示部の表示内
容を示す図である。
【符号の説明】
1 目標 2 艦船センサ装置群 3 電波探知装置 4 赤外線探知装置 5 味方識別装置 6 レーダ装置 7 武器管制装置 8 僚艦・僚機目標評定装置 11 操作表示部 12 データベース登録部 13 目標評定データベース 14 目標評定部 15 仮想追尾航跡登録部 16 航跡統合部 17 センサ環境設定部 18 目標シナリオ設定部 19 シナリオデータベース 20 模擬目標発生部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ装置からの移動目標の自動追尾航
    跡データ、電波探知装置からの電波方探データ、赤外線
    探知装置からの赤外線方探データ、及び移動目標の評定
    結果を格納する目標評定データベースと、上記レーダ装
    置、電波探知装置、赤外線探知装置からの探知データと
    上記データベース上の探知データを比較・照合すること
    により諸元の一致した目標の評定結果を取り出す目標評
    定部と、上記評定結果に基づき目標の仮想追尾航跡を登
    録する仮想追尾航跡登録部と、上記仮想追尾航跡とレー
    ダ装置又は味方識別装置からの追尾航跡データとの運動
    諸元の相関のある航跡を統合し、武器管制装置に目標移
    管する航跡統合部と、上記評定結果及び仮想追尾航跡を
    表示する操作表示部とを具備したことを特徴とする目標
    評定装置。
  2. 【請求項2】 味方識別装置から得られる識別データを
    入力し、目標評定データベースのデータと比較・照合す
    る処理機能を目標評定部に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の目標評定装置。
  3. 【請求項3】 目標評定データベースと比較・参照した
    各項目毎の一致の度合いを表示させる処理機能を目標評
    定部に設けたことを特徴とする請求項1記載の目標評定
    装置。
  4. 【請求項4】 僚艦或いは協力機からの情報により評定
    候補間の重み付け計算処理機能を目標評定部に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の目標評定評価装置。
  5. 【請求項5】 電波探知装置から得られる周波数スペク
    トラム分析画像・周波数パノラマ分析画像を評定のため
    の参考情報として入力し、表示する処理機能を操作表示
    部に設けたことを特徴とする請求項1記載の目標評定装
    置。
  6. 【請求項6】 赤外線探知装置から得られる赤外線画像
    を評定のための参考情報として入力し、表示する処理機
    能を操作表示部に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の目標評定装置。
  7. 【請求項7】 赤外線方探データに基づく仮想追尾航跡
    及び味方識別装置からの応答パルス自動追尾データに基
    づく応答パルス自動追尾航跡に対する航跡統合処理機能
    を航跡統合部に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    目標評定装置。
  8. 【請求項8】 任意の時刻における複数の目標を発生す
    る目標シナリオ設定部、上記設定されたシナリオに基づ
    き、目標の速度、高度、レーダ反射面積等の模擬目標運
    動諸元、周波数、パルス幅等の模擬放射電波諸元、画像
    特性、波長特性等の模擬目標放射赤外線諸元等の模擬目
    標諸元を作成する模擬目標発生部、及び電場見通しに対
    する電波/レーダ波通達距離、レーダ有効反射面積に対
    するレーダ覆域、或いは温度・湿度・目標の大きさに対
    する赤外線視程等の大気の環境を設定するセンサ環境設
    定部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の目標評
    定装置。
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