JP2008267219A - 車両用エンジンの吸気音増幅装置 - Google Patents
車両用エンジンの吸気音増幅装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008267219A JP2008267219A JP2007109453A JP2007109453A JP2008267219A JP 2008267219 A JP2008267219 A JP 2008267219A JP 2007109453 A JP2007109453 A JP 2007109453A JP 2007109453 A JP2007109453 A JP 2007109453A JP 2008267219 A JP2008267219 A JP 2008267219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- engine
- vehicle
- intake sound
- introduction passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【解決手段】車両1のエンジンルーム3内に配設されたエンジン20の吸気音を車室2側に導入するための車両用エンジンの吸気音増幅装置30であって、エンジン20の吸気管23内に一端が連通され、カウルボックス10内又はダッシュパネル4を介して車室2内に他端が連通された吸気音導入通路(振動生成管部31,膜振動部33,振動伝達管部35)と、この吸気音導入通路内に配置され、エンジンの吸気通路内の吸気脈動により膜振動する膜振動部33と、を備え、吸気音導入通路内には、膜振動部33よりも車室2側に通気性部材40が配置され、この通気性部材40には、燃料気化成分吸着用の吸着剤41が混入されている。
【選択図】図3
Description
図1は本発明の第1実施形態における車両のエンジンルームを上方から見た図、図2は吸気音増幅装置を上方から見た図、図3は図2のIII−III線断面図、図4は図3の一部拡大図である。
膜振動部33は、図3に示すように、筒状体33aの内部に合成樹脂製又はゴム製の振動膜33bが配置された構成であり、ブラケットを介してエンジンルーム3の内壁に固定されている。この振動膜33bは、振動生成管部31内と振動伝達管部35内とを車両前後方向に仕切っており、後述するようにエンジン20の吸気脈動によって膜振動し、吸気音を増幅して車室2側へ伝達するようになっている。本実施形態では、膜振動部33が膜振動手段を構成している。
接続受け部材37は、ダクト部36に連結される筒状部37aと、筒状部37aの車室2側端部から径方向に拡がる環状のフランジ部37bとを有している(図4参照)。エンジンルーム3と車室2とを仕切るダッシュパネル4には、開口4aが穿設されており、接続受け部材37は、この開口4aに筒状部37aが車両後方から差し込まれ、フランジ部37bがダッシュパネル4に締結手段で固定されることにより、ダッシュパネル4に取り付けられている。
なお、本実施形態では、筒状部37aがフランジ部37bから車両前方のみに延びているが、これに限らず、筒状部37aがフランジ部37bから車室2側に延びていてもよい。
この通気性部材40は、発泡ウレタン樹脂材等の連続気泡構造を有する発泡体であり、所定軸方向長さを有する円柱状又は楕円形状に形成されている。通気性部材40は、ダクト部36の内径部に挿入され固定されている。通気性部材40は、硬質なものでもあってよいし、軟質で弾性を有するものであってもよい。
また、通気性部材40には、車両用燃料の気化成分吸着用の吸着剤41が混入されている。本実施形態では、この吸着剤41は活性炭粒である。この通気性部材40は、樹脂溶液に活性炭粒を混合し、発泡処理することにより形成されており、活性炭粒が内部に分散配置されている。
また、通気性部材40は、ダクト部36の後端部付近以外にも、図4に仮想線で示されているように、接続受け部材37の筒状部37a内に配置してもよい。
エンジン20の作動中には、吸気マニホールド21及び吸気管23内で、吸気脈動による圧力変動が生じており、この圧力変動による吸気音が吸気音増幅装置30によって増幅され、車室2側へ伝達される。特に、アクセルペダルを踏み込んで車両1を加速するとき、吸気音が車室2内へ導入されることにより、ドライバに躍動感を与えることができる。
図5に示すように、本実施形態では、通気性部材40は、発泡ウレタン樹脂材等の連続気泡構造を有する発泡体であり、吸着層44を振動伝達管部35の長手方向の両側で通気層42,43によって挟持して保持するように構成されている。通気層42,43は、共に断面ほぼ円形又は楕円形であり、通気層42には通気層43側の側面に凹部42aが形成され、通気層43には通気層42側の側面に凹部42aに嵌合可能な凸部43aが形成されている。吸着層44は、吸着剤41を含んでおり、凹部42a内に嵌まり込む径寸法の円板形状に形成されている。
なお、吸着層44を、連続気泡構造の基材なしに粒状,粉状又はこれらの(半)固形状の吸着剤のみで構成してもよい。このように構成すれば、より製造を容易にすることができる。
このように通気性部材40を構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、通気層42,43が吸着層44を振動伝達管部35の長手方向の両側で挟持するように構成されていたが、これに限らず、複数の通気層によって吸着層を支持する構成であればよい。例えば、半円柱形状の2つ通気層によって吸着層を挟持する構成であってもよいし、1つの通気層に吸着層を接着等により固定してもよい。
また、吸着剤としては、活性炭以外に、活性炭素繊維、分子ふるい炭素、シリカゲル、活性アルミナ、ゼオライト等が利用できる。
本実施形態では、吸気音増幅装置30は、ダッシュパネル4ではなくカウルボックス10に連結された構成となっている。
また、通気性部材40は、振動伝達管部35のダクト部36又は接続受け部材37に配置することができる。また、通気性部材40は、第1実施形態のように吸着剤41が混入されているものでもよいし、第2実施形態のように吸着層44が支持されたものであってもよい。
2 車室
3 エンジンルーム
4 ダッシュパネル
10 カウルボックス
12 カウルグリル
13 連通孔
20 エンジン
21 吸気マニホールド
22 排気マニホールド
23 吸気管
24 エアクリーナ
30 吸気音増幅装置
31 振動生成管部
33 膜振動部
33a 筒状体
33b 振動膜
35 振動伝達管部
36 ダクト部
37 接続受け部材
37a 筒状部
37b フランジ部
40 通気性部材
41 吸着剤
42a 凹部
42,43 通気層
43a 凸部
44 吸着層
Claims (4)
- 車両のエンジンルーム内に配設されたエンジンの吸気音を車室側に導入するための車両用エンジンの吸気音増幅装置であって、
エンジンの吸気通路内に一端が連通され、カウルボックス内又はダッシュパネルを介して車室内に他端が連通された吸気音導入通路と、
この吸気音導入通路内に配置され、エンジンの吸気通路内の吸気脈動により膜振動する膜振動手段と、を備え、
前記吸気音導入通路内には、前記膜振動手段よりも車室側に通気性部材が配置され、
この通気性部材には、燃料気化成分吸着用の吸着剤が混入されていることを特徴とする車両用エンジンの吸気音増幅装置。 - 前記通気性部材は、連続気泡構造の発泡体内に、粒子状の前記吸着剤が分散混入されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気音増幅装置。
- 車両のエンジンルーム内に配設されたエンジンの吸気音を車室側に導入するための車両用エンジンの吸気音増幅装置であって、
エンジンの吸気通路内に一端が連通され、カウルボックス内又はダッシュパネルを介して車室内に他端が連通された吸気音導入通路と、
この吸気音導入通路内に配置され、エンジンの吸気通路内の吸気脈動により膜振動する膜振動手段と、を備え、
前記吸気音導入通路内には、前記膜振動手段よりも車室側に通気性部材が配置され、
この通気性部材は、燃料気化成分吸着用の吸着層と、前記吸気音導入通路内でこの吸着層を支持する通気層と、を備えていることを特徴とする車両用エンジンの吸気音増幅装置。 - 前記通気性部材は、少なくとも前記通気層が連続気泡構造の発泡体で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用エンジンの吸気音増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007109453A JP4835943B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007109453A JP4835943B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267219A true JP2008267219A (ja) | 2008-11-06 |
JP4835943B2 JP4835943B2 (ja) | 2011-12-14 |
Family
ID=40047046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007109453A Expired - Fee Related JP4835943B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4835943B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168902A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 内燃機関の吸気装置 |
JP2011069290A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Toyota Motor Corp | 車両の音響装置 |
JP2012255452A (ja) * | 2012-10-02 | 2012-12-27 | Yamaha Corp | 車両内音響装置 |
WO2013089010A1 (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-20 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 内燃機関の吸気装置 |
JP2014224499A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | マツダ株式会社 | 車両の吸気音伝達装置 |
JP2014224500A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | マツダ株式会社 | 車両の吸気音伝達装置 |
JP2016079849A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 車両用内燃機関の吸気音増幅装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6158676U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-04-19 | ||
JP2000210523A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-02 | Nitta Ind Corp | ケミカルフィルタとその製造方法 |
JP2003028012A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Toyo Roki Mfg Co Ltd | 漏出燃料蒸気除去装置 |
JP2003035225A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Aisan Ind Co Ltd | 内燃機関の吸気装置 |
JP2006276778A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | 吸気ダクト |
JP2006348915A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Nissan Motor Co Ltd | 増音装置 |
-
2007
- 2007-04-18 JP JP2007109453A patent/JP4835943B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6158676U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-04-19 | ||
JP2000210523A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-02 | Nitta Ind Corp | ケミカルフィルタとその製造方法 |
JP2003028012A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Toyo Roki Mfg Co Ltd | 漏出燃料蒸気除去装置 |
JP2003035225A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Aisan Ind Co Ltd | 内燃機関の吸気装置 |
JP2006276778A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | 吸気ダクト |
JP2006348915A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Nissan Motor Co Ltd | 増音装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168902A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 内燃機関の吸気装置 |
JP2011069290A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Toyota Motor Corp | 車両の音響装置 |
WO2013089010A1 (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-20 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 内燃機関の吸気装置 |
JP2013124599A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 内燃機関の吸気装置 |
JP2012255452A (ja) * | 2012-10-02 | 2012-12-27 | Yamaha Corp | 車両内音響装置 |
JP2014224499A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | マツダ株式会社 | 車両の吸気音伝達装置 |
JP2014224500A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | マツダ株式会社 | 車両の吸気音伝達装置 |
JP2016079849A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 車両用内燃機関の吸気音増幅装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4835943B2 (ja) | 2011-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4835943B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
US8127888B1 (en) | Engine sound distribution apparatus for a motor vehicle | |
US6881237B2 (en) | Air filter for an internal combustion engine | |
US8011469B2 (en) | Tunable sound transmission device for a motor vehicle | |
JP4873245B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
WO2017081911A1 (ja) | キャニスタ及びキャニスタの車両搭載構造 | |
JP4835942B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
KR20090023667A (ko) | 산소 농축 장치 | |
JP4555133B2 (ja) | エンジン吸気音の導入構造 | |
JP2012107581A (ja) | 車両用吸気装置 | |
JP4476130B2 (ja) | 車両用の吸気管 | |
JP5996446B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2606005B2 (ja) | キャニスタドレンガス放散装置 | |
JP2019132190A (ja) | キャニスタ | |
US10724483B2 (en) | NVH soundtube having integrated hydrocarbon adsorption and air filtration device to control evaporative emissions | |
JP2017218908A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
US20200164715A1 (en) | Porous air inlet duct for a hvac system | |
JP2009041381A (ja) | 車両内音響装置 | |
JP6833637B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
US11351839B2 (en) | Sound insulation arrangement for an air-conditioning system of a motor vehicle | |
JP2012036734A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP6348057B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2006044393A (ja) | 車両用空気調整装置 | |
JP5614437B2 (ja) | 車両内音響装置 | |
JP2006083787A (ja) | 内燃機関の吸気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110526 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110901 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4835943 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |