JP2008267209A - 内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置 - Google Patents

内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シリンダ充填空気量の推定精度を向上させる。
【解決手段】 吸気マニホールド内密度ρmを算出する(101)。吸気バルブ閉時期のシリンダ容積Vivc と、吸気バルブ部の開口面積に基づく絞り係数Klft とを乗じて、実効シリンダ容積Vcyl を算出する(102〜104)。前記実効シリンダ容積Vcyl に対する吸気脈動による第1の補正係数K1、吸気バルブ部での圧力損失による第2の補正係数K2、吸気バルブ部でのバルブ通過伝熱による第3の補正係数K3をそれぞれ算出する(105〜107)。前記実効シリンダ容積Vcyl に前記第1〜第3の補正係数K1〜K3を乗じて、補正後実効シリンダ容積Vefe を算出する(108、109)。前記吸気マニフォルド内密度ρmと、前記補正後実効シリンダ容積Vefe との積により、シリンダ充填空気量Mcyl を算出する(110)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、吸気バルブのリフト特性を変更可能な可変動弁装置を備える内燃機関において、シリンダに充填される空気量を精度良く算出するための、シリンダ充填空気量算出装置に関する。
シリンダ充填空気量=シリンダ容積×シリンダ内密度であることから、シリンダ内密度=吸気マニフォルド内密度という仮定の下に、シリンダ容積と吸気マニフォルド内密度との積により、シリンダ充填空気量を求めることが知られている。
しかし、吸気バルブの可変動弁装置を備え、吸気バルブ閉時期が大きく変化する場合、前記シリンダ容積は、一定値ではなく、吸気バルブ閉時期のシリンダ容積とする必要がある。また、吸気バルブのリフト量が小さくなる場合、吸気バルブにより絞りが発生することから、シリンダ内密度<吸気マニフォルド内密度となる。
従って、シリンダ容積と吸気マニフォルド内密度との積によりシリンダ充填空気量を求める場合は、吸気バルブ閉時期のシリンダ容積に、吸気バルブ部の開口面積に応じた絞り係数を乗じて、補正(実効シリンダ容積を算出)している(特許文献1)。
特開2006−105100号公報
しかしながら、吸気バルブの開口面積に応じた絞り係数を用いるだけでは不十分であり、機関回転数や吸気バルブ閉時期により変化する吸気脈動の影響(慣性過給効果の有無によるシリンダ充填空気量の増加や減少)、機関負荷により変化する吸気バルブ部での圧力損失の影響(圧力損失によるシリンダ充填空気量の減少)、吸気バルブのリフト量により変化するバルブ通過伝熱の影響(小リフト量のときバルブ通過時に吸入空気が暖められることによるシリンダ充填空気量の減少)を考慮して、シリンダ充填空気量の推定精度を更に向上させることが求められている。
本発明は、このような実状に鑑み、実効シリンダ容積をより的確なものとして、シリンダ充填空気量の推定精度を更に向上させることを目的とする。
このため、本発明は、吸気バルブ閉時期のシリンダ容積を算出する手段と、吸気バルブ部の開口面積に基づく絞り係数を算出する手段と、前記吸気バルブ閉時期のシリンダ容積と前記絞り係数との積により、実効シリンダ容積を算出する手段と、前記実効シリンダ容積に対する吸気脈動による第1の補正係数を算出する手段と、前記実効シリンダ容積に対する吸気バルブ部での圧力損失による第2の補正係数を算出する手段と、前記実効シリンダ容積に対する吸気バルブ部でのバルブ通過伝熱による第3の補正係数を算出する手段と、前記実効シリンダ容積に前記第1〜第3の補正係数を乗じて、補正後実効シリンダ容積を算出する手段と、を設け、前記補正後実効シリンダ容積と、吸気マニフォルド内密度との積により、シリンダ充填空気量を算出する構成とする。
本発明によれば、吸気脈動、圧力損失、バルブ通過伝熱の影響を補正して、実効シリンダ容積をより的確なものとし、シリンダ充填空気量の推定精度を更に向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す内燃機関(エンジン)のシステム図である。
エンジン1の吸気系は吸気マニフォルド2により構成され、その集合部(コレクタ)2a上流側に電制スロットル弁3が設置されている。電制スロットル弁3の制御を受けて吸気マニフォルド2の集合部2aへ流入した空気は、分枝部(吸気ポートを含む)2bから、吸気バルブ4を介して、エンジン1のシリンダ(燃焼室)5内に吸入される。
吸気バルブ4には、可変動弁装置として、吸気バルブ4のバルブ作動角(開期間)及びリフト量を連続的に変化させることができるバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置;VELアクチュエータ49)と、吸気バルブ4のバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相)を連続的に変化させることができるバルブタイミング可変装置(VTC装置;VTCアクチュエータ51)とが設けられている。詳細については後述する。
吸気マニフォルド2の分枝部2bには、燃料インジェクタ6が設けられている。シリンダ(燃焼室)5内の上部には、点火プラグ7が設けられている。また、吸気バルブ4に対向させて排気バルブ8が設けられている。尚、燃料インジェクタ6はシリンダ(燃焼室)5内に直接臨ませて設けてもよい。
前記電制スロットル弁3,燃料インジェクタ6、点火プラグ7、可変動弁装置のアクチュエータ49、51は、エンジンコントロールユニット(以下ECUという)20により制御される。
ECU20には、エンジン運転条件として、アクセルペダルセンサ21により検出されるアクセル開度APO、クランク角センサ22により検出されるエンジン回転数Ne、吸気マニフォルド2に臨ませた圧力センサ23により検出される吸気マニフォルド内圧力(吸気圧力)Pmなどが入力されている。
次に、吸気バルブ4の可変動弁装置について、図2により説明する。
吸気バルブ4(1気筒につき2つ設けられる)の端部のバルブリフタ40の上方には、図外のクランク軸に連動して軸周りに回転駆動されるカム軸41が気筒列方向に延在している。このカム軸41の外周には、吸気バルブ4に対応して揺動カム42が揺動可能に外装されており、この揺動カム42がバルブリフタ40に当接してこれを押圧することにより、吸気バルブ4が図外のバルブスプリングのバネ力に抗して開閉駆動される。
ここにおいて、カム軸41と揺動カム42との間で、両者41、42を機械的に連携するリンクの姿勢を変化させて、吸気バルブ4のバルブ作動角(開期間)及びリフト量を連続的に可変制御可能なバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置)が設けられている。
VEL装置は、カム軸41に偏心して設けられてカム軸41と一体的に回転する駆動カム43と、この駆動カム43の外周に相対回転可能に外嵌するリング状リンク44と、カム軸41と略平行に気筒列方向へ延在する制御軸45と、この制御軸45に偏心して設けられて制御軸45と一体的に回転する制御カム46と、この制御カム46の外周に相対回転可能に外嵌すると共に、一端がリング状リンク44の先端と相対回転可能に連結されたロッカアーム47と、このロッカアーム47の他端と揺動カム42の先端とに回転可能に連結され、両者47、42を機械的に連携するロッド状リンク48と、を有している。
上記のカム軸41及び制御軸45は、軸受ブラケットを介してエンジンのシリンダヘッド側へ回転可能に支持されている。制御軸45の一端にはバルブ作動角及びリフト量変更用のアクチュエータ(VELアクチュエータ)49の出力端が接続されており、このVELアクチュエータ49によって制御軸45が所定の制御角度範囲内で軸周りに回転駆動されると共に、所定の回転位相に保持される。
このような構成により、クランク軸に連動してカム軸41が回転すると、駆動カム43を介してリング状リンク44が実質的に並進作動すると共に、ロッカアーム47が制御カム46周りを揺動し、ロッド状リンク48を介して揺動カム42が揺動して、吸気バルブ4が開閉駆動される。
また、VELアクチュエータ49により制御軸45を回動することにより、ロッカアーム47の揺動中心となる制御カム46の中心位置が変化して、各リンク44、48等の姿勢が変化し、揺動カム42の揺動角度範囲が変化する。これにより、バルブ作動角の中心位相が略一定のままで、バルブ作動角及びリフト量が連続的に変化する。より具体的には、制御軸45を一方向へ回動することにより、バルブ作動角及びリフト量が増加し、他方向へ回動することによりバルブ作動角及びリフト量が減少するようになっている。
従って、VELアクチュエータ49の通電量をデューティ制御することで、制御軸45の回転位相を変更して、吸気バルブ4のバルブ作動角及びリフト量を変更することができ(図3参照)、これによりバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置)が構成される。
一方、カム軸41は、クランク軸の回転がタイミングベルトによりスプロケット50に入力されて駆動されるが、バルブタイミング変更のため、スプロケット50とカム軸41との間に、これらの回転位相を制御可能なロータリー式のアクチュエータ(VTCアクチュエータ)51が装着されている。
従って、VTCアクチュエータ51の通電量をデューティ制御することで、クランク軸とカム軸41との回転位相を変更して、吸気バルブ4のバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相)を変更することができ(図3参照)、これによりバルブタイミング可変装置(VTC装置)が構成される。
従って、このエンジン1では、電制スロットル弁3を略全開に保持しつつ(ノンスロットル状態)、負荷に応じて、吸気バルブ4のバルブ作動角及びリフト量(主にリフト量LFT)と、バルブタイミング(主に閉時期IVC)とを制御することにより、吸入空気量を制御して、実質的なノンスロットル運転を実現することができる。
すなわち、図3に示すように、吸気バルブ4の通常のリフト特性(図示実線)を高負荷時のリフト特性とし、これに対し、負荷が小さくなるほど、VEL装置によりバルブ作動角及びリフト量を小さくすると共に、VTC装置によりバルブ作動角の中心位相を進角することにより、図示点線のような、低負荷時のリフト特性(リフト量LFT=小、閉時期IVC=進角)にするのである。
具体的には、アクセル開度APO及びエンジン回転数Ne等の運転条件に基づいて、エンジンが発生すべき目標トルクtTeを設定し、この目標トルクtTeを達成するのに必要な目標シリンダ充填空気量tMcyl を算出する。
そして、この目標シリンダ充填空気量tMcyl を実現するように、VEL装置及びVTC装置の目標制御量を設定して作動させる。
その一方、実際のシリンダ充填空気量Mcyl を測定し、このシリンダ充填空気量Mcyl の目標シリンダ充填空気量tMcyl に対する偏差(=tMcyl −Mcyl )に応じ、これを減少させる位置に電制スロットル弁3を作動させて、吸気マニフォルド内圧力Pmを調整する。
また、測定されたシリンダ充填空気量Mcyl に応じ、所望の空燃比となるように、燃料インジェクタ6の燃料噴射量を制御する。
ここで、本発明でのシリンダ充填空気量Mcyl の測定(算出)について、図4のブロック図により説明する。
マニフォルド内密度算出手段101は、吸気マニフォルド内圧力Pmに基づいて、吸気マニフォルド内密度ρmを算出する。
吸気マニフォルド内圧力をPm、吸気マニフォルド容積をVm、吸気マニフォルド内質量(空気質量)をMm、吸気マニフォルド内温度(吸気温度)をTmとすると、気体の状態方程式Pm・Vm=Mm・R・Tm(Rは気体定数)より、Mm/Vm=Pm/(R・Tm)となり、吸気マニフォルド内密度ρm=Mm/Vmであるので、次式が導かれる。
ρm=Pm/(R・Tm)
従って、吸気マニフォルド内温度Tm≒定数と仮定し、吸気マニフォルド内圧力Pmから、マニフォルド内密度ρmを算出する。
吸気マニフォルド内温度Tmを検出する温度センサを有する場合は、吸気マニフォルド内圧力Pmと、吸気マニホールド内温度Tmとから、吸気マニフォルド内密度ρmをより精度よく算出することができる。
IVC時シリンダ容積算出手段102は、吸気バルブ閉時期(IVC)のシリンダ容積Vivc を算出する。これは、吸気バルブ閉時期(IVC)ごとに、そのときのピストン位置から、シリンダ容積を計算して、テーブルデータとして持たせておけばよい。
絞り係数算出手段103は、吸気バルブ部の開口面積ΣLFTに基づいて、絞り係数Klft を算出する。ここでいう吸気バルブ部の開口面積ΣLFTは、吸気バルブの開期間におけるリフト量LFTの積分値である。そして、開口面積ΣLFTが大きいときは、Klft は1又はこれに近い値とし、開口面積ΣLFTが小さくなるに従って、1以下の小さな値となる。
実効シリンダ容積算出手段(乗算器)104は、吸気バルブ閉時期(IVC)のシリンダ容積Vivc と、絞り係数Klft との積により、実効シリンダ容積Vcyl を算出する。
Vcyl =Vivc ・Klft
第1の補正係数算出手段105は、エンジン回転数と、吸気バルブ閉時期IVCとに基づいて、前記実効シリンダ容積Vcyl に対する吸気脈動による第1の補正係数K1を算出する。エンジン回転数や吸気バルブ閉時期により変化する吸気脈動の影響を回避するため、言い換えれば、慣性過給効果の有無によるシリンダ充填空気量の増加や減少に対処するためである。尚、エンジン回転数により吸気脈動の周期が変化し、吸気バルブ閉時期IVCにより吸気脈動の起振力が変化するので、これらのパラメータを用いて、吸気脈動の影響を補正するのであるが、特性は機種ごとに吸気通路形状によって異なるため、予め実験等によりマッチングして、図5のようなマップデータを作成しておく。
第2の補正係数算出手段106は、エンジン負荷に基づいて、前記実効シリンダ容積Vcyl に対する吸気バルブ部での圧力損失による第2の補正係数K2を算出する。エンジン負荷により変化する吸気バルブ部での圧力損失の影響を回避するため、言い換えれば、圧力損失によるシリンダ充填空気量の減少に対処するためである。尚、図6のようなテーブルを作成しておく。エンジン負荷としては目標シリンダ充填空気量などを用いる。
第3の補正係数算出手段107は、吸気バルブのリフト量LFTに基づいて、前記実効シリンダ容積Vcyl に対するバルブ通過伝熱による第3の補正係数K3を算出する。吸気バルブのリフト量により変化するバルブ通過伝熱の影響を回避するため、言い換えれば、小リフト量のときバルブ通過時に吸入空気が暖められることによるシリンダ充填空気量の減少に対処するためである。尚、図7のようなテーブルを作成しておく。
実効シリンダ容積補正係数算出手段(乗算器)108は、第1〜第3の補正係数K1〜K3を乗じて、実効シリンダ容積補正係数Ktrm を算出する。
Ktrm =K1・K2・K3
補正後実効シリンダ容積算出手段(乗算器)109は、実効シリンダ容積Vcyl に、実効シリンダ容積補正係数Ktrm (=K1・K2・K3)を乗じて、補正後実効シリンダ容積Vefe を算出する。
Vefe =Vcyl ・Ktrm
シリンダ充填空気量算出手段(乗算器)110は、吸気マニホールド内密度ρmと、補正後実効シリンダ容積Vefe との積により、シリンダ充填空気量Mcyl を算出する。
Mcyl =ρm・Vefe
本実施形態によれば、吸気脈動、圧力損失、バルブ通過伝熱の影響を補正して、実効シリンダ容積をより的確なものとし、シリンダ充填空気量Mcyl の推定精度を向上させることができる。
これにより、例えば減速運転時のシリンダ充填空気量の減少に対し、図8(a)に示すように、従来は、シリンダ充填空気量の推定精度が悪いことで、燃料噴射量の位相合わせができなかったのを、本発明では、シリンダ充填空気量の推定精度を向上させることで、燃料噴射量の位相を合わせることが可能となる。
また、図8(b)に示すように、従来は、位相合わせができないことで、空燃比のリッチエラーを生じ、これが失火の原因となっていたのに対し、本発明では、位相を合わせることで、空燃比を安定させることができる。
次に本発明の他の実施形態について説明する。
図9は他の実施形態(1)のシリンダ充填空気量算出のブロック図である。
この実施形態では、前記第1〜第3の補正係数算出手段105〜107及びシリンダ充填空気量補正係数算出手段(乗算器)108に代え、エンジン回転数とエンジン負荷とに基づいて、第1〜第3の補正係数の積に相当する単一の補正係数Ktrm を算出するシリンダ充填空気量補正係数算出手段111を設けている。
予め、図5〜図7の第1〜第3の補正係数K1〜K3の積に相当する値を、エンジン回転数とエンジン負荷とをパラメータとして、マップ化しておくのである。
ここで、図5の第1の補正係数K1は、エンジン回転数と吸気バルブ閉時期とをパラメータとしているが、吸気バルブ閉時期は基本的にエンジン負荷の減少に伴って進角するものであるから、吸気バルブ閉時期に代えてエンジン負荷を採用できる。また、図7の第2の補正係数K2は、エンジン負荷をパラメータとするので、問題はない。また、図8の第3の補正係数K3は、リフト量をパラメータとしているが、リフト量は基本的にエンジン負荷の減少に伴って減少するものであるから、リフト量に代えてエンジン負荷を採用できる。
よって、エンジン回転数とエンジン負荷とをパラメータとして、第1〜第3の補正係数K1〜K3の積に相当する単一の補正係数のマップを作成することは可能であり、簡素化できる。
図10は他の実施形態(2)のシリンダ充填空気量算出のブロック図である。
この実施形態では、前記第1〜第3の補正係数算出手段105〜107及びシリンダ充填空気量補正係数算出手段(乗算器)108に代え、エンジン回転数と絞り係数Klif とに基づいて、第1〜第3の補正係数の積に相当する単一の補正係数Ktrm を算出するシリンダ充填空気量補正係数算出手段112を設けている。
予め、図5〜図7の第1〜第3の補正係数K1〜K3の積に相当する値を、エンジン回転数と絞り係数Klft とをパラメータとして、マップ化しておくのである。
ここで、図5の第1の補正係数K1は、エンジン回転数と吸気バルブ閉時期とをパラメータとしているが、吸気バルブ閉時期の進角に伴って絞り係数Klftが変化するものであるから、吸気バルブ閉時期に代えて絞り係数Klft を採用できる。また、図7の第2の補正係数K2は、エンジン負荷をパラメータとしているが、エンジン負荷の減少に伴ってリフト量が減少して絞り係数Klftが変化するものであるから、エンジン負荷に代えて絞り係数Klft を採用できる。また、図8の第3の補正係数K3は、リフト量をパラメータとしているが、リフト量の減少に伴って絞り係数Klft が変化するものであるから、リフト量に代えて絞り係数Klft を採用できる。
よって、エンジン回転数と絞り係数Klft とをパラメータとして、第1〜第3の補正係数K1〜K3の積に相当する単一の補正係数のマップを作成することは可能であり、簡素化できる。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図 可変動弁装置の構成図 可変動弁装置によるバルブリフト特性図 シリンダ充填空気量算出のブロック図 第1の補正係数設定用マップの説明図 第2の補正係数設定用テーブルの説明図 第3の補正係数設定用テーブルの説明図 効果の説明図 他の実施形態(1)のシリンダ充填空気量算出のブロック部 他の実施形態(2)のシリンダ充填空気量算出のブロック図
符号の説明
1 エンジン
2 吸気マニフォルド
3 電制スロットル弁
4 吸気バルブ
5 シリンダ(燃焼室)
6 燃料インジェクタ
7 点火プラグ
8 排気バルブ
20 ECU
21 アクセルペダルセンサ
22 クランク角センサ
23 圧力センサ
49 VELアクチュエータ
51 VTCアクチュエータ
101 マニフォルド内密度算出手段
102 IVC時シリンダ容積算出手段
103 絞り係数算出手段
104 実効シリンダ容積算出手段
105 第1の補正係数算出手段
106 第2の補正係数算出手段
107 第3の補正係数算出手段
108 実効シリンダ容積補正係数算出手段
109 補正後実効シリンダ容積算出手段
110 シリンダ充填空気量算出手段
111 実効シリンダ容積補正係数算出手段
112 実効シリンダ容積補正係数算出手段

Claims (6)

  1. 吸気バルブのリフト特性を変更可能な可変動弁装置を備える内燃機関において、吸気マニフォルド内密度と、シリンダ容積との積により、シリンダ充填空気量を算出する装置であって、
    吸気バルブ閉時期のシリンダ容積を算出する手段と、
    吸気バルブ部の開口面積に基づく絞り係数を算出する手段と、
    前記吸気バルブ閉時期のシリンダ容積と前記絞り係数との積により、実効シリンダ容積を算出する手段と、
    前記実効シリンダ容積に対する吸気脈動による第1の補正係数を算出する手段と、
    前記実効シリンダ容積に対する吸気バルブ部での圧力損失による第2の補正係数を算出する手段と、
    前記実効シリンダ容積に対する吸気バルブ部でのバルブ通過伝熱による第3の補正係数を算出する手段と、
    前記実効シリンダ容積に前記第1〜第3の補正係数を乗じて、補正後実効シリンダ容積を算出する手段と、を含んで構成され、
    前記シリンダ充填空気量算出用のシリンダ容積を、前記補正後実効シリンダ容積とすることを特徴とする内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
  2. 前記第1の補正係数算出手段は、機関回転数と吸気バルブ閉時期とに基づいて第1の補正係数を算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
  3. 前記第2の補正係数算出手段は、機関負荷に基づいて第2の補正係数を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
  4. 前記第3の補正係数算出手段は、吸気バルブのリフト量に基づいて第3の補正係数を算出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
  5. 前記第1〜第3の補正係数算出手段として、機関回転数と機関負荷とに基づいて、第1〜第3の補正係数の積に相当する単一の補正係数を算出する手段を設け、
    前記補正後実効シリンダ容積算出手段は、前記実効シリンダ容積に前記単一の補正係数を乗じて、補正後実効シリンダ容積を算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
  6. 前記第1〜第3の補正係数算出手段として、機関回転数と前記絞り係数とに基づいて、第1〜第3の補正係数の積に相当する単一の補正係数を算出する手段を設け、
    前記補正後実効シリンダ容積算出手段は、前記実効シリンダ容積に前記単一の補正係数を乗じて、補正後実効シリンダ容積を算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関のシリンダ充填空気量算出装置。
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