JP2008267096A - 杭用メカニカルジョイント - Google Patents

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浩 村上
Kazuyoshi Tsuda
和義 津田
Kunihiro Haseyama
國廣 長谷山
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Asahi Kasei Construction Materials Corp
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Asahi Kasei Construction Materials Corp
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Abstract

【課題】杭を現場で簡単に接続し、施工能率を向上させ、かつコストを削減すること。
【解決手段】杭の端部にある端板に複数の切欠を設け、この切欠に両端が拡大した接合部材を嵌合させることにより杭を連結固定することを特徴とする杭用メカニカルジョイント。
【選択図】図1

Description

本発明は、土木、建築構造物の基礎として用いられる杭材同士を接続する継手構造に関し、さらに詳しくは、溶接によらないメカニカルジョイントに関するものである。
従来、杭の接続は杭の端板同士を溶接により接合する方法が主であった。しかし、杭が大径化してくると溶接に時間がかかり、施工の能率が低下するという欠点が顕著になってきた。また、熟練した溶接技能者が枯渇してきていること、雨天では作業ができないことなど、溶接による接合の問題点が数多く指摘されるようになってきた。
一方、溶接によらない、いわゆるメカニカルジョイント、機械式継手として特許文献1、2の例がある。
特許第3271725号公報 特許第3457304号公報
しかしながら、これらの例は、杭の端板以外に複数種の接続用の金物を嵌合して使用しており、その金具の取付けを杭の施工現場において行なっているため、施工品質の管理が煩雑であり、施工速度の向上およびコストの削減が困難であった。
本発明は、杭を現場で簡単に接続し、施工能率を向上させ、かつコストを削減することを目的とする。
本発明は、前記課題を達成するために次のごとく構成したものである。
(1)
杭の端部にある端板に複数の切欠を設け、この切欠に両端が拡大した接合部材を嵌合させることにより杭を連結固定することを特徴とする杭用メカニカルジョイント。
(2)
上記(1)の杭用メカニカルジョイントにおいて、嵌合した接合部材全体を囲繞するように脱落防止部材があることを特徴とする杭用メカニカルジョイント。
本発明において対象とする杭材は、一般の既製杭であり、代表的なものとしては既製コンクリート杭、鋼管杭等がある。
なお、接合部材として好ましい形態としては、両端部が拡大した形状をしているものであり、代表的なものとしてH字状のもの、両端が拡大したピン状のものなどがあるが、同じ効果を有するものであればこれに限定されるものではない。
接合部材の材質としては、通常は鋼材が用いられる。成形方法としては、切断加工、プレス加工、鍛造、鋳造等、さまざまなものが利用できる。
接合部材を嵌合させたあとに、脱落防止のための部材を巻くようにする。脱落防止部材は、必ずしも接合部材を締め付ける必要はないため、脱落防止部材としては、鋼製のバンド、プラスチック製のバンド、シュリンクパックフィルム等その用途に適したものであればどのようなものを用いてもよい。
以上のように、杭の端板同士を直接挟むように接合部材で接続するので、端板以外に複数種の接続用の金物を嵌合して使用しないで杭を簡単に接続することができる。
以下、本願発明の一実施形態について図面を用いて具体的に説明する。まず、本実施形態の杭用メカニカルジョイントをPHC杭に適用した例を説明する。図1は杭用メカニカルジョイントの全体を示す側面図である。図2は接合部材3周辺の拡大図であり、(a)が側面図であり、(b)が断面図である。図3は杭用メカニカルジョイントの端板1の平面図である。
図1乃び図2に示すように、本実施形態の杭用メカニカルジョイントは、複数の切欠2を有し杭の端部にある端板1(1a、1b)と、切欠2に嵌合させるために両端が拡大した形状の接合部材3と、を有する。
端板1は、杭7(上杭7a、下杭7b)の端部に嵌合する金物であり、図3に示すように、外周部に複数の切欠2が形成される。切欠き2は、杭の周上において、等間隔になるように設けるのがよい。なお、図3における符号6は、PC鋼材を繋ぎ止めるための繋止孔6である。
接合部材3は、図2に示すように、端板1の切欠2に嵌まり込む部分の両端が拡大したH字状(ピン状)をしている。
補強バンド5は、杭7と端板1との間を覆い、杭7の外周を補強するものである。
この構成により、上杭7aと下杭7bとを繋ぎ合わせる場合には、図1に示すように、上杭7aの下部にある端板1aと、下杭7bの上端にある端板1bとを重ね合わせ、接合部材3がわたるように、各端板1の切欠2に対して接合部材3を嵌め込む。これにより、端板1aと端板1bとが互いに固定され、上杭7aと下杭7bとが固定される。
このように、上杭7aと下杭7bとを重ね合わせ、各端板1にわたって接合部材3を嵌め込むだけで接続することができるので、現場で簡単に接続でき、施工能率を向上させる。また、端板以外に複数種の接続用の金物を嵌合して使用しないで固定することができるため、コストを削減することができる。
なお、端板1の切欠の形状は前述の形状に限らない。図4及び図5を用いて、本実施形態の端板1の変形例について説明する。図4は変形例に係る接合部材13周辺の拡大図であり、(a)が側面図であり、(b)が断面図である。図5は杭用メカニカルジョイントの変形例に係る端板1の平面図である。
図4に示すように、接合部材13は略H字状をしている。ここで本変形例については、接合部材13は、縦方向(長手方向)の長さが、重なった端板1aと端板1bの厚みよりも小さく構成されている。このため、図4に示すように、接合部材13が、端板1の切欠12の中に埋め込まれ、意匠上も特徴がある優れた構成となる。また、接合部材を切欠に隙間なく嵌りこむ形状とすることによって、接合部材の変形が切欠により拘束されて杭と杭の継ぎ目にかかる力を効率よく伝達することができる。
なお、本実施形態においては、接合部材3や接合部材13を切欠2、12に対して嵌合したままとしたが、これに限るものではない。図6は杭用メカニカルジョイントの変形例として脱落防止部材4を用いた例の説明図である。図6に示すように、嵌合した接合部材全体を囲繞するように脱落防止部材4を配設し、接合部材3の脱落を防止する構成としてもよい。
杭径600mmのPHC杭に本発明を適用し、杭の継手曲げ試験を実施した。継手としては接合部材3として厚さ5mm、幅25mmの鋼材を用い、端板外周上に12個均等に配置した。継手部が中央にくるようにしたのち、JIS A 5373に準じて曲げ試験を行なった。その結果を図7に示す。図7は本実施形態の実施例の結果を示す図表である。なお、本実施例では、接合部材3として、H字状のコマを使用した。また、補強バンド5を使用したが、脱落防止部材4は使用していない。
図7の結果から明らかなように、本実施例のメカニカルジョイントは、杭のJIS規格破壊曲げモーメント以上の性能を有している。
本発明は、土木、建築分野で用いられる杭材を接続するものに利用することができる。
実施形態に係る杭用メカニカルジョイントの全体を示す側面図。 実施形態に係る接合部材3周辺の拡大図。 実施形態に係る杭用メカニカルジョイントの端板1の平面図。 実施形態の変形例に係る接合部材13周辺の拡大図。 実施形態の変形例に係る端板1の平面図。 実施形態の変形例として脱落防止部材4を用いた例の説明図。 本実施形態の実施例の結果を示す図表。
符号の説明
1…端板、2…切欠、3…接合部材、4…脱落防止部材、5…補強バンド、6…繋止孔、7…杭、12…切欠、13…接合部材

Claims (2)

  1. 杭の端部にある端板に複数の切欠きを設け、この切欠きに両端が拡大した接合部材を嵌合させることにより杭を連結固定することを特徴とする杭用メカニカルジョイント。
  2. 請求項1の杭用メカニカルジョイントにおいて、
    嵌合した接合部材全体を囲繞するように脱落防止部材があることを特徴とする杭用メカニカルジョイント。
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