JP2008265437A - 車両空調装置用吹出しモードドアおよびそれを用いた車両空調装置 - Google Patents

車両空調装置用吹出しモードドアおよびそれを用いた車両空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 モードドアと仕切り板間の隙間を最小化するとともに、モードドア剛性を高めることにより、温調風の漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる車両空調装置用吹出しモードドアおよびそれを用いた車両空調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 独立温調方式の車両空調装置に適用される吹出しモードドアであって、所定長さを有する回転軸部40と、仕切り板22との干渉をさける空隙部41を隔てて回転軸部40に一体に成形される左右一対の板状ドア部42A,42Bとを備え、回転軸部40は、その軸周りに板状ドア部42A,42Bの板面と平行方向又は直角方向或はその両方向に延びるリブ43を有する断面形状とされ、該断面形状を有する回転軸部40の左右一対の板状ドア部42A,42B間に、リブ43同士を互いに結合する円形リブ44が所定ピッチで複数箇所に設けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ケース内に形成される空気流路が仕切り板により複数の流路に仕切られ、各々の空気流路毎に独立して温調することができる車両空調装置に適用される吹出しモードドアおよびそれを用いた独立温調方式の車両空調装置に関するものである。
車両用空調装置において、空調ケース内に仕切り板を設け、空気流路を複数の流路に仕切り、各々の空気流路毎に独立に温調できるようにしたものが知られている。この車両空調装置は、例えば車両の運転席側と助手席側とに、それぞれ独立して温調された空気を吹出すように構成されるものであり、一般に空調ケース内に設置されるエバポレータの下流側空気流路を仕切り板により左右2つの流路に仕切り、各々の空気流路内に空気を加熱するヒータコアと、ヒータコアをバイパスするバイパス流路と、ヒータコアを流通する風量とバイパス流路を流通する風量との割合を調整するエアミックスダンパとを備え、各エアミックスダンパの開度を独立に調整することにより、運転席側と助手席側への吹出し空気温度を独立に調整可能としている。
このような所謂左右独立温調方式の車両空調装置において、温調風を車室内に吹出すフェース吹出し口、フット吹出し口、デフ吹出し口等の吹出し口は、それぞれ運転席側と助手席側とに設けられ、これらの吹出し口には、各吹出し口を開閉するフェースドア、フットドア、デフドア等の吹出しモードドアが設けられる。この吹出しモードドアは、通常1本の回転軸と、その左右に仕切り板との干渉を避けるための所定間隔の空隙部を隔てて設けられる左右一対の板状ドアとを備え、樹脂材により一体成形されて構成される。
そして、上記構成の吹出しモードドアを、仕切り板により仕切られる空調ケース内の2つの空気流路に対して仕切り板を跨ぐように組み込むために、従来から様々な工夫がなされている。特許文献1には、左右に分割される空調ケースの一方のケースに仕切り板を組み付け、この仕切り板と空調ケース間に形成される連通孔から吹出しモードドアを挿入することによって、吹出しモードドアを組み込むようにしたものが示されている。
また、特許文献2には、仕切り板の周縁にほぼC字状の軸受部を設け、該軸受部に吹出しモードドアの左右一対の板状ドア部間の軸部を嵌め込み、左右一対の板状ドア部で仕切り板を挟み込むようにして仕切り板にモードドアを予め組み付けし、これを分割構造の空調ケース内に組み込むようにしたものが提案されている。さらに、特許文献3には、仕切り板の周縁部に板状ドア部の空隙部内に延びる板ドア対応周縁部を形成しておき、分割空調ケースの一方の軸受部にモードドアの回転軸の一端を挿入した後、仕切り板の板面をケースの分割面と平行に移動して板ドア対応周縁部をモードドアの空隙部内に挿入することにより、空調ケース内に組み込むようにしたものが提案されている。
特許第3713780号公報 特開2001−253223号公報 特開2005−1411号公報
然るに、空気流路毎に独立に温調する方式の車両空調装置において、独立温調性能を確保するには、複数の空気流路間での温調風の漏れ(流通)を如何に少なくするかが重要である。温調風の漏れ量が多いと、一方の空気流路側の温度を調整したときに、それに伴って他方の空気流路側の温度が変化されてしまい、独立温調性能が損なわれる。上記特許文献1のように、仕切り板と空調ケース間にモードドアを挿入するための大きな連通孔を形成するものでは、連通孔を通しての温調風の漏れは避けられず、独立温調性能が低下される問題がある。特許文献2,3に示すものは、かかる連通孔を無くすることにより、独立温調性能を向上させるようにしている。
一方、吹出しモードドアには、回転軸部と左右一対の板状ドア部とを樹脂材により一体成形したものが用いられる。このモードドアは、一般に射出成形により製造されるが、成形部に極端な肉厚差があると、引けによる変形が発生し易く、吹出し口開閉時に隙間発生の要因となる。このため、回転軸部のみを太くしてドア剛性を高めることは、成形上の制約から難しい。また、モードドアには、弾性シール材が設けられ、吹出し口の開閉時、回転軸部の一端にアクチュエータにより回転トルクを付与し、弾性シール材をケースおよび仕切り板のシール面に圧着する。このため、回転軸部の剛性が低いと、弾性シール材の反力で回転軸が捩れ、シール部に隙間が生じる。特に、上記モードドアは、左右の板状ドア部間に空隙部が形成されることから、回転軸中央部での捩れ剛性が低下し、回転軸の他端側に設けられる板状ドア部でのシール性が低下される傾向がある。これらの隙間も温調風漏れの原因となり、独立温調性能を低下させる。
特許文献2に示すものは、仕切り板にC字状軸受部を設け、この軸受部にモードドアの回転軸を嵌め込んで仕切り板を貫通させているため、回転軸貫通部からの温調風漏れは殆んどない。しかし、回転軸部を太くすることができないため、十分な捩り強度を確保することができず、回転軸部の捩れ剛性不足により弾性シール材の反力で回転軸が捩れ、シール面に隙間が発生する可能性がある。従って、モードドアの強度不足に起因する温調風のバイパスに対して、未だ課題を有している。
上記のドア強度不足に対して、特許文献3には、左右の板状ドア部間に空隙部が形成されることによるドア強度の低下を補うため、空隙部の奥部、すなわち回転軸に隣接する部位に、左右の板状ドア部の板厚よりも厚い板厚の補強部を一体成形し、この補強部により左右の板状ドア部の付け根部同士を相互に一体に連結してドア強度を高めたものが示されている。しかし、かかる構造では、補強部が一体で回転できるように、仕切り板に回転軸が回転する円弧切欠き部よりも十分大きな円弧切欠き部を設けなければならない。このため、当該円弧切欠き部が温調風の漏れ隙間となり、独立温調性能を低下させることは避けられない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、吹出しモードドアが仕切り板を跨ぐ部分でのモードドアと仕切り板間の隙間を最小化するとともに、モードドア剛性を高めることにより、温調風の漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる車両空調装置用吹出しモードドアおよびそれを用いた車両空調装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアおよびそれを用いた車両空調装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる車両空調装置用吹出しモードドアは、空気流路が仕切り板により複数の流路に仕切られ、各々の空気流路毎に独立して温調が可能な車両空調装置に適用される吹出しモードドアであって、所定長さを有する回転軸部と、前記仕切り板との干渉をさける空隙部を隔てて前記回転軸部に一体に成形される左右一対の板状ドア部とを備え、前記回転軸部は、その軸周りに前記板状ドア部の板面と平行方向又は直角方向或はその両方向に延びるリブを有する断面形状とされ、該断面形状を有する前記回転軸部の前記左右一対の板状ドア部間に、前記リブ同士を互いに結合する円形リブが所定ピッチで複数箇所に設けられることを特徴とする。
複数の空気流路毎に独立して温調が可能な、例えば左右独立温調方式の車両空調装置にあって、独立温調性能を維持するには、各空気流路間において温調風が漏れないようにすることが重要である。つまり、空気流路間で温調風が漏れると、一方の空気流路側の温度を調整したときに、それに伴って他方の空気流路側の温度も変化されてしまい、独立温調性能が損なわれることとなる。温調風の漏れの要因としては、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドア間の隙間からの温調風漏れ、あるいは左右一対の板状ドア部間に形成される空隙部によりドア強度が低下し、モードドアに設けられる遮風用弾性シール材の反力でモードドアが捩れることにより生じる隙間からの温調風漏れ等が考えられる。
本発明では、モードドアの回転軸部周りにリブを設けることにより、回転軸部の強度を高めると同時に、左右一対の板状ドア部間の空隙部に対応する回転軸部分に、リブ同士を互いに結合する円形リブが所定ピッチで複数箇所に設けられるため、ドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部の捩り剛性を向上させることができる。これにより、モードドアが弾性シール材の反力で捩れることに起因する温調風の漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる。加えて、回転軸部周りのリブ同士を結合する円形リブが、リブ間からの温調風の漏れに対する遮風リブとして機能する。これにより、モードドアと仕切り板間の隙間からの温調風漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアは、上記の車両空調装置用吹出しモードドアにおいて、前記回転軸部と、前記左右一対の板状ドア部と、前記円形リブとは、樹脂材料により一体成形されることを特徴とする。
樹脂一体成形ドアの場合、肉厚をできる限り均一にし、成形時に引けが発生して変形しないようにする必要がある。
本発明では、回転軸部周りにリブを設けるとともに、円形リブを所定ピッチで複数箇所に設けるようにしているため、板状ドア部の板厚を含め、ドア全体の肉厚差を一定範囲内に収めることができる。従って、樹脂一体成形ドアの成形性を向上させ、変形が生じない精度の良い吹出しモードドアを製造することができ、成形時の変形に起因する温調風の漏れ等も抑制することができる。また、回転軸周りのリブは板状ドア部の板面と平行方向又は直角方向或はその両方向に延ばされているため、一体成形時の型抜きを容易化することができる。
さらに、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアは、上述のいずれかの車両空調装置用吹出しモードドアにおいて、前記円形リブの少なくとも1つは、前記仕切り板の端面と対峙する位置に設けられ、遮風リブを兼ねることを特徴とする。
本発明によれば、円形リブ1つが、仕切り板の端面と対峙する位置に設けられ、遮風リブを兼ねるため、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドアとの間の隙間を可及的に小さくすることができる。これにより、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間からの温調風の漏れ量を着実に低減させ、独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアは、上述のいずれかの車両空調装置用吹出しモードドアにおいて、前記円形リブの少なくとも2つは、それぞれ前記左右一対の板状ドア部と一体に結合されることを特徴とする。
本発明によれば、2つの円形リブが、それぞれ左右一対の板状ドア部と一体に結合されるため、ドア強度が低下する空隙部に対応する部分の回転軸部の捩り剛性を一段と向上させることができる。従って、モードドアが遮風用弾性シール材の反力で捩れることによる温調風の漏れ量を確実に低減させ、独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアは、上述のいずれかの車両空調装置用吹出しモードドアにおいて、前記円形リブは、少なくとも3箇所に設けられ、その中央部の円形リブは、前記仕切り板の端面と対峙する位置に設けられて遮風リブを兼ね、他の2箇所のリブは、それぞれ前記左右一対の板状ドア部と一体に結合されることを特徴とする。
本発明によれば、円形リブが少なくとも3箇所に設けられ、中央部の円形リブが、仕切り板の端面と対峙する位置に設けられて遮風リブを兼ね、他の2箇所の円形リブが、それぞれ左右一対の板状ドア部と一体に結合されるため、遮風リブにより仕切り板と吹出しモードドア間の隙間を可及的に小さくすることができると同時に、他の2つの円形リブによりドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部の捩り剛性を向上させることができる。従って、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間からの温調風漏れと、モードドアが弾性シール材の反力で捩れることによる温調風の漏れを共に抑制し、その相乗効果により独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置用吹出しモードドアは、上述のいずれかの車両空調装置用吹出しモードドアにおいて、前記円形リブは、軸方向厚さ寸法が、前記仕切り板の板厚よりも厚くされることを特徴とする。
本発明によれば、円形リブの軸方向厚さ寸法が、仕切り板の板厚よりも厚くされているため、吹出しモードドアの設置位置または仕切り板の設置位置が多少ずれても、円形リブの軸方向厚さ寸法の範囲内であれば、円形リブと仕切り板との対峙関係が維持され、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間を遮風することができる。従って、多少の組み立て誤差が発生しても、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間からの温調風漏れを確実に抑制することができる。
さらに、本発明にかかる車両空調装置は、空調ケース内に形成される空気流路を第1流路と第2流路とに仕切る仕切り板と、前記第1流路および前記第2流路に設けられ、各流路を経て車室内に吹出される空気温度を独立に調整可能な第1温調手段および第2温調手段と、前記第1温調手段および前記第2温調手段により調整された温調風をそれぞれ車室内に吹出す複数の吹出し口と、前記複数の吹出し口に設けられ、これら吹出し口を選択的に開閉する複数の吹出しモードドアとを備えた車両空調装置において、前記吹出しモードドアが、上述のいずれかに記載の吹出しモードドアとされることを特徴とする。
本発明によれば、複数の吹出し口に設けられ、これら吹出し口を選択的に開閉する複数の吹出しモードドアが、請求項1ないし6のいずれかに記載の吹出しモードドアとされるため、吹出しモードドアのドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部の捩り剛性を向上させ、モードドアが弾性シール材の反力で捩れることに起因する温調風漏れを抑制することができるとともに、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドアとの間の隙間を最小化し、その隙間からの温調風漏れを抑制することができる。これによって、複数の空気流路毎に独立して温調が可能な車両空調装置における独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置は、上記の車両空調装置において、前記仕切り板の周縁には、前記吹出しモードドアの設置位置に対応して一部が外方に開放される半円形状の切欠き部が設けられ、前記吹出しモードドアは、前記回転軸部の前記円形リブが前記切欠き部に嵌合されて設置されることを特徴とする。
本発明によれば、仕切り板の周縁に、吹出しモードドアの設置位置に対応して一部が外方に開放される半円形状の切欠き部が設けられ、吹出しモードドアの回転軸部に設けられる円形リブが切欠き部に嵌合されて設置されるため、半円形状の切欠き部と円形リブとの嵌合により、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドアとの間の隙間を可及的に小さくし、当該隙間からの温調風の漏れ量を減少させることができる。これにより、複数の空気流路毎に独立して温調が可能な車両空調装置の独立温調性能を向上させることができる。
さらに、本発明の車両空調装置は、上記の車両空調装置において、前記切欠き部の周縁には、断面がT字形状をなすリブが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、切欠き部の周縁には、断面がT字形状をなすリブが設けられるため、吹出しモードドアの設置位置または仕切り板の設置位置が多少ずれても、T字形状リブの軸方向幅寸法の範囲内であれば、円形リブと切欠き部との嵌合関係を維持し、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間を円形リブにより遮風することができる。従って、多少の組み立て誤差が発生しても、仕切り板と吹出しモードドア間の隙間からの温調風漏れを確実に抑制することができる。
さらに、本発明の車両空調装置は、上述のいずれかの車両空調装置において、前記吹出しモードドアは、前記空隙部に前記仕切り板の周縁が挿入される状態で前記仕切り板の前記切欠き部に組み付けられ、前記仕切り板と共に前記空調ケース内に組み込まれることを特徴とする。
本発明によれば、吹出しモードドアが、空隙部に仕切り板の周縁が挿入される状態で仕切り板の切欠き部に組み付けられ、仕切り板と共に空調ケース内に組み込まれるため、仕切り板には、切欠き部以外に吹出しモードドアを組み付けるための余計な切欠き等を設ける必要がなくなり、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドアとの間の隙間からの温調風漏れを確実に減少させることができる。また、吹出しモードドアを仕切り板に組み付け、仕切り板と共に空調ケース内に組み込むことができるため、仕切り板により仕切られる空調ケース内への吹出しモードドアの組み込みを容易化することができる。
本発明の車両空調装置用吹出しモードドアによると、回転軸部周りにリブを設けるとともに、回転軸部の左右一対の板状ドア部間の空隙部に対応する部分に、リブ同士を互いに結合する円形リブを所定ピッチで複数箇所に設け、ドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部の捩り剛性を向上させているため、モードドアが弾性シール材の反力で捩れることに起因する温調風漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる。加えて、回転軸部周りのリブ同士を結合する円形リブが、リブ間からの温調風漏れに対する遮風リブとして機能するため、モードドアと仕切り板間の隙間からの温調風漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる。
また、本発明の車両空調装置によると、吹出しモードドアのドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部の捩り剛性を向上させ、モードドアが弾性シール材の反力で捩れることに起因する温調風漏れを抑制することができるとともに、仕切り板とそれを跨いで設置される吹出しモードドアとの間の隙間を最小化し、その隙間からの温調風漏れを抑制することができるため、複数の空気流路毎に独立して温調が可能な車両空調装置における独立温調性能を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかる車両用空調装置1の外観斜視図が示されている。車両用空調装置1は、車外からの外気または車室内からの内気を吸い込んで下流側に送風する送風ユニット2と、送風ユニット2の下流側に接続され、送風ユニット2から送風される空気を設定温度に温調し、車室内に吹き出す空調ユニット(HVACユニット)3とから構成される。
送風ユニット2は、ケーシング5内にモータ6により駆動される図示省略の羽根車が設けられる遠心送風機4と、ケーシング5の空気吸い込み口に接続配置される内外気切替装置7とから構成される。内外気切替装置7は、上面に開口される外気導入口8とそれに隣接して側面に開口される図示省略の内気導入口とを有する内外気切替ケース9と、内外気切替ケース9内に設けられる図示省略の内外気切替ダンパとから構成され、車外からの外気または車室内からの内気のいずれかが選択的に導入可能とされている。
空調ユニット3は、複数に分割構成される空調ケース10を備え、この空調ケース10内に、図2に示すように、エバポレータ11、ヒータコア12、エアミックスダンパ13A,13B、および複数の吹出しモードドアであるフェースドア14、デフドア15、フットドア16等の機器が収容されて構成される。空調ユニット3には、フェース吹出し口17A,17B、デフ吹出し口18A,18B、フット吹出し口19A,19B、および後席用ダクト20が設けられ、これらの吹出し口17A,17B,18A,18B,19A,19Bおよび後席用ダクト20が、互いに連動して作動されるフェースドア14、デフドア15、フットドア16によって選択的に開閉されることにより、選択された吹出し口から温調風が車室内に吹き出される構成とされている。
空調ケース10は、例えば下部ケース10Aと左右の上部ケース10B,10Cとに分割されて成形される樹脂製ケースにより構成され、内部に送風ユニット2から送風される空気流を流通させる空気流路21が形成される。この空気流路21には、図3に示されるような仕切り板22が挿入され、空気流路21をエバポレータ11の下流側で左右2つの空気流路21A,21Bに仕切っている。この空気流路21A,21Bは、図2の紙面直角方向において、仕切り板22の表裏側にそれぞれ形成されることとなる。
空気流路21A,21Bは、エバポレータ11の下流側において、エアミックスダンパ13A,13Bが各々当接される上下2箇所のシール部23,24によりいったん絞られた後、ヒータコア12が設置される加温空気流路25A,25Bと、ヒータコア12をバイパスするバイパス流路26A,26Bとの2つの流路にいったん分岐される。加温空気流路25A,25Bは、ヒータコア12の下流側で上方に向けられ、ヒータコア12の上方部におけるエアミックス域27A,27Bでバイパス流路26A,26Bと再び合流される。また、空気流路21A,21Bは、エアミックス域27A,27Bの下流側でフェース吹出口17A,17B、デフ吹出口18A,18Bに連なるとともに、フット流路28A,28Bを経てフット吹出口19A,19Bに、後席用ダクト20を経て図示省略の後席吹出口にそれぞれ連なっている。
エバポレータ11は、図示省略の圧縮機、コンデンサ、膨張弁等と共に公知の冷凍サイクルを構成し、冷凍サイクル内を循環される冷媒と送風ユニット2から送られる空気とを熱交換させ、冷媒を蒸発させて空気を冷却するものである。このエバポレータ11は、所定の厚さを有する外形が四角形状のチューブフィンタイプの積層型熱交換器により構成され、空調ユニット3において、空気流路21の最上流位置に、空気流路21を横断するように鉛直に配設される。
ヒータコア12は、図示省略の車両用エンジンから冷却水回路を経て温水が循環されるものであり、仕切り板22の貫通穴22Aを貫通し、2つの加温空気流路25A,25Bに跨って設置され、温水とエバポレータ11で冷却された空気とを熱交換させ、空気を加熱するものである。このヒータコア12は、所定の厚さを有する外形が四角形状のチューブフィンタイプの積層型熱交換器により構成され、エバポレータ11とほぼ平行に加温空気流路25A,25Bを横断するように鉛直に配設される。
エアミックスダンパ13A,13Bは、エバポレータ11とヒータコア12との間に位置され、回転軸29A,29Bがヒータコア12の上端付近に配設されて空調ケース10および仕切り板22に回転自在に設置される。エアミックスダンパ13A,13Bは、先端部がシール部24に当接されて加温空気流路25A,25Bの入口を全閉とする最大冷房位置(マックスクール位置)Cと、先端部がシール部23に当接されてバイパス流路26A,26Bの入口を全閉とする最大暖房位置(マックスホット位置)Hとの間で任意の位置に可動調整される。この左右2つのエアミックスダンパ13A,13Bは、それぞれ独立して作動され、2つの空気流路21A,21Bを流通される空気温度を独立に調整可能とされている。
複数の吹出しモードドアのうち、フェースドア14は、仕切り板22を跨いでフェース吹出し口17A,17Bに回動可能に設けられ、デフドア15は、仕切り板22を跨いでデフ吹出し口18A,18Bに回動可能に設けられ、フットドア16は、フット流路28A,28Bの入口に仕切り板22を跨いで回動可能に設けられる。これらのフェースドア14、デフドア15、フットドア16は、互いに連動して各吹出口を開閉できるように作動される。つまり、フェースドア14が開かれるフェースモード、デフドア15が開かれるデフロストモード、フットドア16が開かれるフットモード、フェースドア14およびフットドア16の双方が開かれるバイレベルモード、デフドア15およびフットドア16の双方が開かれるデフフットモード等に切り替えられるようになっている。後席用ダクト20は、フェース吹出口17A,17Bに隣接して縦方向(車両前後方向)に入口が接続され、温調された冷風または温風が後席側に導かれるようになっている。
仕切り板22は、エバポレータ11の下流側空気流路21の加温空気流路25A,25Bおよびバイパス流路26A,26Bからエアミックス域27A,27Bを経てフェース吹出し口17A,17B、デフ吹出し口18A,18B、およびフット流路28A,28Bに至る迄の間を、2つの空気流路21A,21Bに仕切っており、一方の空気流路を経た温調風を運転席側に、他方の空気流路を経た温調風を助手席側に導き、運転席および助手席に各々対応して設けられている各吹出し口から温調風を吹出すように構成する。
仕切り板22には、ヒータコア12を設置する貫通穴22Aの他、エアミックスダンパ13A,13Bの回転軸29A,29Bを支持する軸受部30、エアミックスダンパ13A,13Bのシール面31A,31Bおよび32A,32B、フェースドア14のシール面33A,33B、デフドア15のシール面34A,34B、およびフットドア16のシール面35A,35Bが各々左右に突出するように設けられる。また、仕切り板22の周縁部の吹出しモードドア設置位置に対応する3箇所には、フェースドア14、デフドア15、およびフットドア16が仕切り板22を跨いで設置されるように、半円形状の切欠き部36A,36B,36Cが設けられる。この半円形状切欠き部36A,36B,36Cは、周縁部外側からフェースドア14、デフドア15、およびフットドア16が組み付けられるように外方に開放されている。
複数の吹出しモードドアを構成するフェースドア14、デフドア15、およびフットドア16は、大きさと形状に若干違いがあるが、ほぼ同一構造のドアが用いられる。以下にフェースドア14を代表例としてその構成を説明する。
フェースドア14は、図4ないし図6に示されるように、回転軸部40と、回転軸部40の右半分と左半分とに空隙部41を隔てて各々一体に設けられる左右一対の板状ドア部42A,42Bとを備え、回転軸部40を介して空調ケース10内に回転自在に組み込まれる。各ドア14,15,16は、その一端が図示省略のリンク機構を介して互いに連結され、図示省略のアクチュエータにより連動して作動されるようになっている。各ドア14,15,16の板状ドア部42A,42Bは、図4に示すように、仕切り板22により仕切られた2つの空気流路21A,21B内に配置され、一対の板状ドア部42A,42B間の空隙部41が仕切り板22を跨ぐように組み込まれる。
フェースドア14の回転軸部40は、図6および図7(A),(B)に示されるように、軸部の周りに板状ドア部42A,42Bの板面と平行方向および直角方向の双方に十字状に延びるリブ43を有し、各板状ドア部42A,42Bの板状部は、このリブ43の1つを延長(図7(A)参照)した構成とされている。また、回転軸部40の空隙部41に対応する中央部位には、各リブ43同士を互いに結合する円形リブ44が軸方向に沿って所定ピッチで3箇所に設けられている。
3箇所の円形リブ44のうち、中央部の円形リブ44は、図4に示すように、仕切り板22と対峙する位置に設けられ、その左右の2箇所の円形リブ44は、左右一対の板状ドア部42A,42Bと一体に結合されるように設けられる。また、この円形リブ44の軸方向厚さ寸法は、仕切り板22の板厚を例えば1.5〜2mmとしたとき、この板厚よりも厚い例えば2〜3mmとされる。一方、仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cには、図4に示すように、その周縁に断面がT字形状をなすリブ22Bを設けることができる。
また、フェースドア14の板状ドア部42A,42Bには、その周辺に遮風用の弾性シール材45が一体成形あるいは貼り付けにより設けられ、各吹出し口を開閉する際、ケース10および仕切り板22に設けられるシール面33A,33B,34A,34B,35A,35B等に圧着され、温調風が漏れないように構成される。
上記のフェースドア14、デフドア15、およびフットドア16は、回転軸部40と板状ドア部42A,42Bとが樹脂材を用い射出成形により一体成形される。このため、回転軸部40を太くして必要な強度を確保しようとすると、板状ドア部42A,42Bとの肉厚差が大きくなりすぎ、成形時に引けが発生して変形し易くなる。そこで、回転軸部40をリブ43を設けた十字断面形状とすることにより、回転軸部40の肉厚を板状ドア部42A,42Bとほぼ同一にした状態で必要強度を確保できるようにしている。また、板状ドア部42A,42B間に空隙部41が形成されることにより、空隙部41に対応する部分において回転軸部40の捩り強度が低下するので、当該部分には、遮風を兼ねる円形リブ44を含めて3箇所に円形リブ44を設け、その2つを板状ドア部42A,42Bと一体に結合することにより、空隙部41に対応する部分を補強している。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
送風ユニット2の内外気切替装置7により選択的に導入される車外からの外気または車室内からの内気は、遠心送風機4により付勢され、空調ユニット(HVACユニット)3に送風される。空調ユニット3では、エバポレータ11を通過する間に冷媒と熱交換されて冷却された後、仕切り板22により仕切られた左右の空気流路21A,21Bに区分されて流通される。各空気流路21A,21Bでは、エアミックスダンパ13A,13Bの開度に応じて加温空気流路25A,25Bに流通される風量とバイパス流路26A,26Bに流通される風量との割合が調整される。加温空気流路25A,25Bに流通された空気流は、ヒータコア12で加熱された後、エアミックス域27A,27Bにおいてバイパス流路26A,26Bに流通された冷風と混合され、所定温度の温調風とされる。
エアミックスダンパ13A,13Bは、各々独立して開度が調整され、左右の空気流路21A,21B毎に風量割合を調整し、温調風の温度を独立に調整する。このように、エアミックスダンパ13A,13Bは、空気流路21A,21Bにおいて温度調整手段として機能する。エアミックス域27A,27Bで所定温度の温調風とされた空気流は、複数のモードドア14,15,16により選択される吹出しモードに従って、フェース吹出し口17A,17B、デフ吹出し口18A,18B、フット吹出し口19A,19B、および後席用ダクト20のいずれか1つまたは2つの吹出し口から車室内へと吹出され、車室内の空調に供される。
吹出しモードは、フェースドア14、デフドア15、およびフットドア16共に一体成形ドアのため、各空気流路21A,21B、すなわち運転席側と助手席側は同じ吹出しモードとされる。各モードドア14,15,16は、回転軸部40の一端にアクチュエータを介して回転トルクが与えられることにより回転され、板状ドア部42A,42Bに設けられている弾性シール材45が吹出し口17A,17Bおよび18A,18Bならびにフット流路28A,28Bのシール面33A,33B,34A,34B,35A,35Bに圧着されることにより、それらの吹出し口および流路を開閉する。
一方、上記フェースドア14、デフドア15、およびフットドア16は、空調ケース10の下ケース10Aに組み込まれた仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cに、それぞれ回転軸部40を嵌合し、板状ドア部42A,42B間の空隙部41により仕切り板22を跨ぐように仮組み付けされ、この状態で仕切り板22と共に左右の分割ケース10B,10C内に組み込まれる。空調ケース10内に組み込まれたモードドア14,15,16と仕切り板22と空調ケース10とは、図4に示されるように、半円形状切欠き部36A,36B,36Cの周縁と空調ケース10の内面とにより形成される隙間に、各モードドア14,15,16の回転軸部40が貫通された状態で、回転軸部40に設けられている3箇所の円形リブ44の中央部の円形リブ44が、仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cの周縁に対峙されることとなる。
このように、複数のモードドア14ないし16を仕切り板22に仮組み付けし、仕切り板22と共に空調ケース10内に組み込むことができるため、仕切り板22により仕切られる空調ケース10内へのモードドア14ないし16の組み込みを容易化することができる。また、半円形状切欠き部36A,36B,36C以外にモードドア14ないし16を組み付けるための切欠き等を設ける必要がなく、仕切り板22とそれを跨いで設置される各吹出しモードドア14ないし16との間の隙間を可及的に小さくすることができる。
しかして、複数の空気流路毎に独立に温調が可能な独立温調方式の車両空調装置にあって、独立温調性能を維持するには、空気流路間において温調風が流通されないようにする必要がある。この温調風の流通(漏れ)としては、仕切り板22とそれを跨いで設置される各吹出しモードドア14,15,16間の隙間からの温調風漏れと、左右一対の板状ドア部42A,42B間に形成される空隙部41によりドア強度が低下し、各モードドア14,15,16に設けられる遮風用弾性シール材45の反力で各ドアが捩れることにより生じる隙間からの温調風漏れと、が考えられる。
本実施形態の各モードドア14,15,16は、樹脂材による成形上の制約を考慮のうえ、軸周りに十字状にリブ43を設けるとともに、空隙部41に対応する軸中央部分に各リブ43を結合する円形リブ44を3箇所に設けることにより、ドア強度および回転軸部40の捩り剛性を確保するようにしている。このため、ドア強度が低下する空隙部対応部分の回転軸部40の捩り剛性を向上させることができ、各ドア14,15,16が、シール面33A,33B,34A,34B,35A,35B等に圧着されたとき、弾性シール材45の反力で捩れることに起因する温調風の漏れを抑制し、独立温調方式の車両空調装置における独立温調性能を向上させることができる。
また、各ドアの回転軸部40の軸周りに設けられるリブ43同士が円形リブ44により結合され、その円形リブ44の1つ、すなわち3箇所の中央部の円形リブ44が、仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cの周縁に対峙されるように嵌合設置されるため、この円形リブ44が温調風の漏れに対する遮風リブとして機能し、リブ43間の隙間を含む、仕切り板22を跨ぐ各ドアの回転軸部40と仕切り板22間の隙間を最小化することができる。従って、各モードドア14,15,16と仕切り板22間の隙間からの温調風漏れを抑制し、独立温調性能を向上させることができる。
また、3箇所の円形リブ44の左右両側の円形リブ44が、それぞれ左右の板状ドア部42A,42Bと一体に結合されるため、ドア強度が低下する空隙部41に対応する部分の回転軸部30の捩り剛性を一段と向上させることができ、かかる構成によっても、各吹出しモードドア14ないし16が、遮風用弾性シール材45の反力で捩れることによる温調風の漏れ量を低減させ、独立温調性能を向上させることができる。
また、円形リブ44の軸方向厚さ寸法が、仕切り板22の板厚よりも厚くされ、さらには、仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cの周縁部に、断面T字形状のリブ22Bが設けられるため、各吹出しモードドア14ないし16の設置位置または仕切り板22の設置位置が組み立て誤差等により多少ずれても、円形リブ44の軸方向厚さ寸法あるいはT字形状リブ22Bの範囲内であれば、円形リブ44と仕切り板22との対峙関係が確保される。これによって、仕切り板22と各吹出しモードドア14ないし16間の隙間を確実に遮風することができ、多少の組み立て誤差が発生しても、仕切り板22と吹出しモードドア14ないし16間の隙間からの温調風漏れを確実に抑制することができる。
また、各吹出しモードドア14ないし16の回転軸部40の強度確保のために設けられるリブ43、44は、射出成形による樹脂一体成形ドアであることを勘案し、型抜きを容易にするため、ドア面に対して平行方向および直角方向に十字状に延ばされており、しかもその肉厚は、板状ドア部42A,42Bとほぼ同一厚さとされている。従って、各モードドア14ないし16の成形性を向上させ、引けによる変形が発生しない高精度の吹出しモードドアを製造することができ、成形時の変形に起因する温調風の漏れ等も抑制することができる。また、軸部を太くする場合に比べて少ない樹脂量で強度を向上させることができるため、軽量でかつ安価なモードドアを製造することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図7(C),(D)を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、各吹出しモードドア14ないし16の回転軸部50の構成が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態の回転軸部50は、軸部周りに設けるリブ53を板状ドア部42A,42Bと平行な方向のみ(図7(C)参照)、あるいは板状ドア部42A,42Bと直角な方向のみ(図7(D)参照)に設けた構成とされる。リブ53同士を結合する円形リブ54は第1実施形態と同様、回転軸部50の中央部に空隙部41と対応して所定ピッチで3箇所に設けられる。
回転軸部50に、上記のようなリブ53および円形リブ54を設けた構成とすることによっても、強度は若干劣るものの、第1実施形態の各吹出しモードドア14ないし16とほぼ同様の効果を奏するモードドアを得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、空調ケース10の分割は如何なる形態であってもよい。また、空調ユニット3のエバポレータ11、ヒータコア12、エアミックスダンパ13A,13Bの配置形態は種々変形が可能であり、さらに後席用ダクト20は必要に応じて設ければよく、省略されてもよい。また、仕切り板22の半円形状切欠き部36A,36B,36Cの周縁に設けられる断面T字形状のリブ22Bは、省略されてもよく、あるいはI字形状断面であっても、円形リブ44の軸方向厚さ寸法により上記の効果は奏される。
本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装置の外観斜視図である。 図1に示す車両用空調装置における空調ユニットの縦断面図である。 図1に示す車両用空調装置における空調ユニットの仕切り板の側面図である。 図1に示す車両用空調装置における空調ユニットの吹出しモードドア設置部の部分断面図である。 図1に示す車両用空調装置における空調ユニットの吹出しモードドアの正面図である。 図1に示す車両用空調装置における空調ユニットの吹出しモードドアの斜視図である。 図6に示す吹出しモードドアのA−A断面相当図(A)およびB−B断面相当図(B)と、本発明の第2実施形態に係る吹出しモードドアの回転軸部の断面形状図(C)および(D)である。
符号の説明
1 車両用空調装置
3 空調ユニット
10 空調ケース
13A,13B エアミックスダンパ(温度調整手段)
14 フェースドア(吹出しモードドア)
15 デフドア(吹出しモードドア)
16 フットドア(吹出しモードドア)
17A,17B フェース吹出し口
18A,18B デフ吹出し口
19A,19B フット吹出し口
21,21A,21B 空気流路
22 仕切り板
22B T字形状リブ
36A,36B,36C 半円形状切欠き部
40,50 回転軸部
41 空隙部
42A,42B 板状ドア部
43,53 リブ
44,54 円形リブ

Claims (10)

  1. 空気流路が仕切り板により複数の流路に仕切られ、各々の空気流路毎に独立して温調が可能な車両空調装置に適用される吹出しモードドアであって、
    所定長さを有する回転軸部と、前記仕切り板との干渉をさける空隙部を隔てて前記回転軸部に一体に成形される左右一対の板状ドア部とを備え、
    前記回転軸部は、その軸周りに前記板状ドア部の板面と平行方向又は直角方向或はその両方向に延びるリブを有する断面形状とされ、
    該断面形状を有する前記回転軸部の前記左右一対の板状ドア部間に、前記リブ同士を互いに結合する円形リブが所定ピッチで複数箇所に設けられることを特徴とする車両空調装置用吹出しモードドア。
  2. 前記回転軸部と、前記左右一対の板状ドア部と、前記円形リブとは、樹脂材料により一体成形されることを特徴とする請求項1に記載の車両空調装置用吹出しモードドア。
  3. 前記円形リブの少なくとも1つは、前記仕切り板の端面と対峙する位置に設けられ、遮風リブを兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載の車両空調装置用吹出しモードドア。
  4. 前記円形リブの少なくとも2つは、それぞれ前記左右一対の板状ドア部と一体に結合されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両空調装置用吹出しモードドア。
  5. 前記円形リブは、少なくとも3箇所に設けられ、その中央部の円形リブは、前記仕切り板の端面と対峙する位置に設けられて遮風リブを兼ね、他の2箇所のリブは、それぞれ前記左右一対の板状ドア部と一体に結合されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両空調装置用吹出しモードドア。
  6. 前記円形リブは、軸方向厚さ寸法が、前記仕切り板の板厚よりも厚くされることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両空調装置用吹出しモードドア。
  7. 空調ケース内に形成される空気流路を第1流路と第2流路とに仕切る仕切り板と、前記第1流路および前記第2流路に設けられ、各流路を経て車室内に吹出される空気温度を独立に調整可能な第1温調手段および第2温調手段と、前記第1温調手段および前記第2温調手段により調整された温調風をそれぞれ車室内に吹出す複数の吹出し口と、前記複数の吹出し口に設けられ、これら吹出し口を選択的に開閉する複数の吹出しモードドアとを備えた車両空調装置において、
    前記吹出しモードドアが、請求項1ないし6のいずれかに記載の吹出しモードドアとされることを特徴とする車両空調装置。
  8. 前記仕切り板の周縁には、前記吹出しモードドアの設置位置に対応して一部が外方に開放される半円形状の切欠き部が設けられ、
    前記吹出しモードドアは、前記回転軸部の前記円形リブが前記切欠き部に嵌合されて設置されることを特徴とする請求項7に記載の車両空調装置。
  9. 前記切欠き部の周縁には、断面がT字形状をなすリブが設けられることを特徴とする請求項8に記載の車両空調装置。
  10. 前記吹出しモードドアは、前記空隙部に前記仕切り板の周縁が挿入される状態で前記仕切り板の前記切欠き部に組み付けられ、前記仕切り板と共に前記空調ケース内に組み込まれることを特徴とする請求項8または9に記載の車両空調装置。
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