JP2008265210A - 出没式筆記具 - Google Patents
出没式筆記具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008265210A JP2008265210A JP2007113560A JP2007113560A JP2008265210A JP 2008265210 A JP2008265210 A JP 2008265210A JP 2007113560 A JP2007113560 A JP 2007113560A JP 2007113560 A JP2007113560 A JP 2007113560A JP 2008265210 A JP2008265210 A JP 2008265210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- knock member
- knock
- grip
- retractable writing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
【解決手段】 軸筒の中間部にノック部材が設けられた出没式筆記具において、前記ノック部材を軸筒の円周上に亘って囲繞するよう設けると共に、そのノック部材を軸筒の把持部と、把持部した状態における親指と人差し指とで形成される前記軸筒との指間当接部との間に設けた出没式筆記具。
【選択図】 図1
Description
ノック操作や筆記のし易さから先金4の長さと親指の把持部2との接触面や大人や子供の手の大きさを考慮し、ペン先4aから約25ミリの位置に前記把持部2の中間部が位置するよう形成するのが好ましい。また、前記指間当接部3は、ペン先4aから65ミリ程度の位置となるよう形成するのが好ましい。即ち、前記ペン先4aから65ミリの間にノック部材1が配置されている(図2参照)。尚、比較的、把時部2の後方を把持する使用差にあっては、指間当接部3の位置がペン先4aから85ミリ程度になるが、この場合においても、ノック部材1は、把持部2と指間当接部3との間に位置される。
また、前記後軸9と前軸10との連結部分間には、軸線を中心に円周上に亘る前記ノック部材1が介在しているが、そのノック部材1は前記仕切り壁10aの後方に延設された軸連結筒部16を囲繞した状態で配置されている。そのノック部材1の内周径は後端に向かって拡がっている。その内周径の最小径に値する小径部17の下側には弾性体からなる弾性リング18が前記軸連結筒部16とノック部材1の間にリング状となって嵌入しており、ノック部材1を操作する際の支点となる。
そのノック部材1を操作する際の支点となる弾性リング18は、ノック部材1と一体成形しても良いが、操作時の前軸10とノック部材1との擦れ合い強度を考慮すると、各々を別部材で構成し弾性体である弾性リング18を設けた方が好ましい。
一方、ノック部材1の内径部は、前記小径部17から後方に向けて円錐状に拡径しており、ノック部材1の後端部で最大内径となる大径部19となっている。
前記ノック部材1の下側には、そのノック部材1の大径部19に係合する傾斜した円錐面20aが全周に亘って形成された円錐部20が後軸9に形成されており、ノック部材1の後方を軸中心方向に押し込むことでノック部材1の大径部19に係合する傾斜した円錐面20aをノック部材1が下方に向けて移動する。このノック部材1の下方への移動によって、その動作が前軸10の軸連結筒部16に対して上下摺動可能な貫通穴21を形成している摺動駒22とそれに接する摺動台13の前記ピン部14に伝達され、これによって摺動台13も下方に向けて移動するのである。このとき、ノック部材1の大径部19と円錐部20の円錐面20aは擦れ合いによる摺動抵抗が発生するが、その摺動抵抗を減らすため前記大径部19は曲面形状となっている。勿論、何れの方向からもノック部材1の操作が可能であるため、前記曲面形状は大径部19の全周に亘って形成されている。
また、前記前軸10の前方には、締筒26が連結部27で凹凸嵌合により着脱不能に連結・固定されている。その締筒26の前方には先金4が螺着などの手段によって着脱自在に固定されており、その先金4の内部には、ゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材28が圧入・固定されている。尚、符号29は前記チャック体12や芯筒23などを後方に向けて付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
勿論、ノック部材1と、後軸9並びに前軸10との間には隙間1a、が設けられており、ノック部材1の非操作時における、そのノック部材1と円錐部20との接触による押圧動作を防止している。つまり、筆記時における押圧動作を防止することによって芯の引っ込み動作を防止するようになっている。ただし、この隙間1aは芯の引っ込み動作を防止するものであるためノック部材1より前方のチャック体12までのノック作動を伝達する部品間に設けることで解消できる。
また、そのノック部材1の外周には、円筒状にゴム状弾性体などからなるクッション32が嵌着しているが、前記グリップ11と同様に、液状ゴムやウレタン樹脂などを部分的に塗布し固化したり、半球状の樹脂球をノック部材1の表面に接着固定したりしても良く、あるいは、ノック部材1の外周に凹凸を形成しそのノック部材1自体で滑り止め効果を得ても良い。
尚、前記ゴム状弾性体からなるクッション32を嵌着、或いは、外周に微細なローレット状の凹凸を形成したノック部材1により、指先や指の腹部で操作する際にグリップ力が向上すると共に、円周上の何れの箇所においてもノック部材1の操作が容易なものとなる。また、ゴム状弾性体で形成した場合には、指先や指の腹部での押圧による軸本体に掛かる負担が軽くなる。
また、後軸9の後部には、消しゴム33とその消しゴム33を覆うようにキャップ34が着脱自在に取り付けられている。そのキャップ34の側面にはクリップ35が一体形成されているが、後軸9の後方に一体形成しても良い。
図11は、ノック部材1の第2変形例であり、筆記具を筆記状態で握っている際、親指や人差し指でノック部材1の前方を押圧しやすい形状である。そのノック部材1は前方押圧部6で指先に掛かるようにノック部材1の前方が後方よりも大きく、側面視で曲線の流線型の大径部(前方押圧部6)が形成されている。指先で前方を押圧する場合に有効であるため、押圧時にグリップ11を把持している人差し指と中指が背もたれ的に支える形となり、押圧部を親指の指先の位置に合わせることで、軽くノックすることができる。
図12は、ノック部材1の第3変形例であり、筆記具を筆記状態で握っている際、ノック部材1を親指や人差し指でノック部材1の前方、或いは、後方へ押圧しやすい形状である。そのノック部材1は筆記具前方、或いは、後方で指先に掛かるようにノック部材1の中心が大きな、側面視で曲線の流線型の大径部(中心押圧部7)によって形成されている。指先で前方、または、後方へ押圧する場合に有効であり、グリップ11を指で把持する位置により、ノック部材1の中心7の大きな流線型の部分を利用した押圧する面の使い分けを可能としている。つまり、把持部2の前方を把持している場合には、中心押圧部7より前方の斜面に指先を当てて押圧し、把持部2の後方を把持している場合には、中心押圧部7より後方の斜面に指先や指の腹を当てて押圧することができるので、グリップ11の把持する位置に幅を持たせることができる。
このように、ボールペンのノック部材1を軸筒の把持部2と、把持した状態における親指と人差し指とで形成される指間当接部3との間に設けることで、筆記の際に、誤ってノック部材1を押圧することなく、ペン先の引っ込みを防止することができる。
1a 隙間
2 把持部
3 指間当接部
4 先金
5 後方押圧部
6 前方押圧部
7 中心押圧部
8 繋ぎ部
9 後軸
10 前軸
11 グリップ
12 チャック体
13 摺動台
13a 段
14 ピン部
15 貫通孔
16 軸連結筒部
17 小径部
18 弾性リング
19 大径部
20 円錐部
20a 円錐面
21 貫通穴
22 摺動駒
23 芯筒
24 受け板
25 チャックリング
26 締筒
27 連結部
28 芯戻り止め部材
29 弾撥部材
30 貫通孔部
31 軸連結部
32 クッション
33 消しゴム
34 キャップ
35 クリップ
36 ノックボタン
37 カム
38 弾撥部
39 ノック弾撥部
Claims (3)
- 軸筒の中間部にノック部材が設けられた出没式筆記具において、前記ノック部材を軸筒の円周上に亘って囲繞するよう設けると共に、そのノック部材を軸筒の把持部と、把持した状態における親指と人差し指とで形成される前記軸筒との指間当接部との間に設けたことを特徴とする出没式筆記具。
- ノック部材の形状を筒状となすと共に、その筒状を側面視でストレート状、或いは、両端部に傾斜面を有する太鼓状、或いは、曲線の大径部を有する流線形状となしたことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
- 前記軸筒の外径とノック部材の外径を異ならしめたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007113560A JP5023790B2 (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007113560A JP5023790B2 (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 出没式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008265210A true JP2008265210A (ja) | 2008-11-06 |
JP5023790B2 JP5023790B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=40045407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007113560A Expired - Fee Related JP5023790B2 (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5023790B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073161A (ja) * | 2006-11-30 | 2009-04-09 | Pentel Corp | 筆記具 |
KR101069452B1 (ko) | 2009-12-30 | 2011-09-30 | 김대상 | 악필교정용 필기구 |
JP2016097663A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 三菱鉛筆株式会社 | 消去部材付筆記具 |
CN108928160A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-04 | 南浔善琏鑫婷笔庄 | 一种悬线组合毛笔 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494730U (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-15 | ||
JPS4999336U (ja) * | 1972-12-16 | 1974-08-27 | ||
JPS5212489Y2 (ja) * | 1973-03-13 | 1977-03-19 | ||
JPS55148198A (en) * | 1979-05-08 | 1980-11-18 | Tamasaki Mitsue | Note which automatically deliver lead |
JPS5621586U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-02-25 | ||
JPS5848156Y2 (ja) * | 1977-11-15 | 1983-11-02 | アンコス株式会社 | シヤ−プペンシル |
JPS61235193A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-20 | アンコス株式会社 | シヤ−プペンシル |
JPH1086586A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-07 | Hideo Hoshino | 滑り押し具付きシャープペンシル |
JPH10329484A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Pentel Kk | サイドノック式筆記具 |
JP2006076274A (ja) * | 2004-09-11 | 2006-03-23 | Tadashi Maeda | サイドノック式シャープペンシル |
-
2007
- 2007-04-23 JP JP2007113560A patent/JP5023790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494730U (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-15 | ||
JPS4999336U (ja) * | 1972-12-16 | 1974-08-27 | ||
JPS5212489Y2 (ja) * | 1973-03-13 | 1977-03-19 | ||
JPS5848156Y2 (ja) * | 1977-11-15 | 1983-11-02 | アンコス株式会社 | シヤ−プペンシル |
JPS55148198A (en) * | 1979-05-08 | 1980-11-18 | Tamasaki Mitsue | Note which automatically deliver lead |
JPS5621586U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-02-25 | ||
JPS61235193A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-20 | アンコス株式会社 | シヤ−プペンシル |
JPH1086586A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-07 | Hideo Hoshino | 滑り押し具付きシャープペンシル |
JPH10329484A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Pentel Kk | サイドノック式筆記具 |
JP2006076274A (ja) * | 2004-09-11 | 2006-03-23 | Tadashi Maeda | サイドノック式シャープペンシル |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073161A (ja) * | 2006-11-30 | 2009-04-09 | Pentel Corp | 筆記具 |
KR101069452B1 (ko) | 2009-12-30 | 2011-09-30 | 김대상 | 악필교정용 필기구 |
WO2012023667A1 (ko) * | 2010-08-17 | 2012-02-23 | Kim Dae Sang | 필기구 |
JP2016097663A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 三菱鉛筆株式会社 | 消去部材付筆記具 |
CN108928160A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-04 | 南浔善琏鑫婷笔庄 | 一种悬线组合毛笔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5023790B2 (ja) | 2012-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6637962B1 (en) | Ergonomic writing instrument | |
JP5663329B2 (ja) | 静電容量型タッチペンを搭載した筆記具 | |
US8444339B2 (en) | Apparatus having a slidable cap | |
JP5023790B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP2010264638A (ja) | 筆記具 | |
JP2013220602A (ja) | 筆記具 | |
US7452147B2 (en) | Writing instrument with a lateral button | |
JP3177874U (ja) | 電子機器用タッチペン | |
US5971644A (en) | Side knock-type writing instrument | |
JP5262088B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6291237B2 (ja) | ボールペン | |
JP2017109352A (ja) | 筆記具 | |
JP2578084Y2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4042383B2 (ja) | グリップ | |
JP6079101B2 (ja) | シャープペンシル | |
CN211519039U (zh) | 一种铅芯断了仍可书写的自动铅笔 | |
JP2017109351A (ja) | 筆記具 | |
JP2017113993A (ja) | 筆記具 | |
WO2005100045A1 (en) | Front-knock type ballpen | |
JP3177461U (ja) | 残芯が短く芯出し操作が簡単なシャープペンシル | |
JP7165571B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JPS6347511Y2 (ja) | ||
CN111016501A (zh) | 一种铅芯断了仍可书写的自动铅笔 | |
JPS6341189Y2 (ja) | ||
JP2017013286A (ja) | シャープペンシル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120604 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5023790 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |