JP2008264379A - 遊技機用制御装置、及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】、制御装置を効率良く除熱することが可能で、ひいては遊技盤の熱変形を抑止することができる除熱機構を備えた制御装置、及び当該制御装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】収納ケース内に、収納ケース内を通風可能なダクト42cを設け、収納ケースのダクト42cの一端となる位置に、ダクト42c内へ風を送り込むためのファン45を取り付ける一方、ダクト42cの他端となる位置に、ファン45の動作により送り込まれた風を収納ケース外部へ排出するための複数のスリット42d、42d・・を設けるとともに、さらに、ダクト42c内に、制御素子42b、42b・・が発した熱を放熱するための放熱フィンを複数有するヒートシンク43、43・・を設置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、MPU等が搭載された回路基板を内蔵する遊技機用制御装置(以下、単に制御装置と称す)、及び当該制御装置を備えた遊技機に関するものである。
近年、たとえば特許文献1に記載されているように、遊技盤全体を透明な合成樹脂により成形し、遊技盤の略全面を表示画面とするような図柄表示装置を備えたパチンコ機が考案されている。しかしながら、特許文献1のパチンコ機のように、遊技盤を合成樹脂により成形していると、熱により遊技盤が変形してしまうといった問題があり、実験によると、たとえばアクリル製の遊技盤では、遊技盤の後面が膨張して全体的に1.0mm〜2.0mm近くも撓み、遊技釘同士の間隔が狭くなりすぎる等して各種入賞口等への遊技球の入賞が不可能になってしまうといった事態も起こり得ることが判明した。そして、遊技盤の後方に設置されている各種制御装置が生じる熱等が上述の如き熱変形を生じさせる要因として考えられている。
そこで、制御装置が生じる熱を効率良く除熱するために、たとえば特許文献2に開示されているように、回路基板上に搭載されている電子部品に接触するように放熱板を設置するとともに、風により当該放熱板を冷却する冷却ファンを取り付けるような構成が提案されている。
特開2004−254901号公報 特開2006−34775号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、通風孔等を設けるようにして空気をスムーズに流動させるように図ってはいるものの、制御装置内には障害物が多い上、確固とした流路が形成されているわけではないため、効率の良い冷却といった点において課題を抱えている。また、冷却効率を向上させるために冷却ファンを複数設置したとすると、部材点数の増加、設置スペースの制限等といった問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、制御装置を効率良く除熱することが可能で、ひいては遊技盤の熱変形を抑止することができる除熱機構を備えた制御装置、及び当該制御装置を備えた遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、収納ケース内に、遊技に係る制御を行う種々の制御素子が搭載された回路基板を収納してなる遊技機用制御装置であって、前記収納ケース内に、前記収納ケース内を通気可能なダクトを設け、前記収納ケースの前記ダクトの一端となる位置に開口を開設して、当該開口に前記ダクト内へ風を送り込むためのファンを取り付ける一方、前記ダクトの他端となる位置に、前記ファンの動作により送り込まれた風を前記収納ケース外部へ排出するための排出口を設けるとともに、さらに、前記ダクト内に、前記制御素子が発した熱を放熱するための放熱フィンを複数有する放熱部材を取り付けたことを特徴とする遊技機用制御装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納ケース内面から前記収納ケース内方へ少なくとも一の壁片を突設し、当該壁片と前記収納ケースの側面との間、又は、前記壁片同士の間をダクトとしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、放熱フィンを、立設方向に直交する断面が長手方向と短手方向とを有する長方形状に形成するとともに、放熱部材が、前記放熱フィンを同一方向へ向けて並設したものであり、前記放熱部材を、風の流動方向と前記放熱フィンの長手方向とが平行となるような姿勢でダクト内に取り付けたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、前面が遊技球を流下させる遊技領域となる遊技盤の後方に、請求項1〜3の何れかに記載の遊技機用制御装置を備えたことを特徴とする遊技機である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、排出口を介して排出された風を遊技盤の後面に当てるための第1誘導部材が設けられており、前記風により遊技盤後面を除熱可能としたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、遊技盤の後方に液晶表示装置が備えられた遊技機にあっては、排出口を介して排出された風を前記液晶表示装置の後面に当てるための第2誘導部材を設け、前記風により前記液晶表示装置を除熱可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、収納ケース内に、収納ケース内を通気可能なダクトを設け、収納ケースのダクトの一端となる位置に開口を開設して、当該開口にダクト内へ風を送り込むためのファンを取り付ける一方、ダクトの他端となる位置に、ファンの動作により送り込まれた風を収納ケース外部へ排出するための排出口を設けるとともに、さらに、ダクト内に、制御素子が発した熱を放熱するための放熱フィンを複数有する放熱部材を取り付けている。したがって、ダクト内に風を送り込むことで放熱部材の除熱、すなわち遊技機用制御装置内の温度上昇の抑制を図ることができる。さらに、ダクト内に放熱部材を複数設置した場合には、ダクトにより複数の放熱部材にわたって風を効率良く送ることができ、放熱部材毎に夫々個別にファンを設置したりする必要がなく、1つのファンで効果的な除熱を実現可能な極めて合理的な構成とすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、収納ケース内面から収納ケース内方へ少なくとも一の壁片を突設し、当該壁片と収納ケースの側面との間、又は、壁片同士の間をダクトとしている。したがって、収納ケース内にダクトを設けるにあたり、別途部材を設置したりする必要がなく、部品点数を削減することができるし、遊技機用制御装置の組み立てに応じて自然とダクトが形成されるため、ダクト設置作業の簡略化を図ることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、放熱フィンを、立設方向に直交する断面が長手方向と短手方向とを有する長方形状に形成するとともに、放熱部材が、放熱フィンを同一方向へ向けて並設したものであり、該放熱部材を、風の流動方向と放熱フィンの長手方向とが平行となるような姿勢でダクト内に取り付けている。したがって、風による放熱フィンの除熱を極めて効率良く行うことができる。
一方、請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の遊技機用制御装置を、前面が遊技球を流下させる遊技領域となる遊技盤の後方に備えている。したがって、遊技盤後方の温度上昇をさらに抑制することができ、たとえ遊技盤を木板に比べて熱変形しやすい合成樹脂により成形したとしても当該遊技盤の熱変形を防止することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、排出口を介して排出された風を遊技盤の後面に当てるための第1誘導部材が設けられており、その風により遊技盤後面を除熱可能としている。したがって、遊技盤の熱変形をより効果的に防止することができる。加えて、ファンによりダクト内へ送り込まれる風を用いて、遊技盤後面を除熱することができ、遊技盤の後面側における構成の更なる合理化を図ることができる。
さらに、請求項6に記載の発明によれば、遊技盤の後方に液晶表示装置が備えられた遊技機にあっては、排出口を介して排出された風を液晶表示装置の後面に当てるための第2誘導部材を設け、風により液晶表示装置を除熱可能としている。したがって、液晶表示装置の大型化等に伴って液晶表示装置による発熱量が増大したとしても、液晶表示装置の温度上昇、ひいては遊技盤の後方の温度上昇を抑制することができ、遊技盤の熱変形を一層防止することができる。加えて、請求項5に記載の発明同様、ファンによりダクト内へ送り込まれる風を用いて、液晶表示装置を除熱することができ、遊技盤の後面側における構成の一層の合理化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態となるパチンコ機について、図面をもとに説明する。
図1は、パチンコ機1の前面を示した説明図である。図2は、遊技盤10を後方から示した説明図であり、図3は、遊技盤10を左側方から示した説明図、図4は、遊技盤10を上方から示した説明図である。
まず、パチンコ機1の全体的な構造について説明する。
パチンコ機1は、パチンコ機1本体を支持する機枠2に、金属製のフレーム状部材であるミドル枠(図示せず)を介して遊技盤10を設置するとともに、該遊技盤10の前方を閉塞可能な前扉3を片開き自在に取り付けてなるものである。そして、該前扉3により閉塞される遊技盤10の前方空間(遊技盤10の前面)が、遊技球が流下する略円形の遊技領域11となっている。
遊技領域11は、円弧状に配設された外レール12や内レール13等により囲まれており、当該遊技領域11へは、外レール12と内レール13との間に形成される発射通路を介して遊技球を打ち込み可能となっている。また、遊技領域11には、多数の遊技釘19、19・・(図2に示す)、遊技球が通過可能なゲート部材14、一対の爪片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物15、開閉動作可能な扉部材を有する大入賞装置16、遊技球が入賞可能な入賞部材17、17・・、風車18等が設置されている。
さらに、遊技領域11の略中央部には、遊技球を左右へ揺動可能なステージ部材20が設置されているとともに、当該ステージ部材20上へ遊技球を導くための誘導部材(図示せず)、及びステージ部材20の上方に形成される図柄表示領域22への遊技球の進入を防止する庇部材21等を組み付けてなるセンター部材が設置されている。
一方、遊技盤10の下方には、遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための供給皿4、及び該供給皿4から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿5が機枠2に対して片開き可能に取り付けられている。また、貯留皿5の近傍には、発射装置を作動させるための発射ハンドル6、音声や効果音による演出を行うためのスピーカ7等が設置されている。
さらに、遊技盤10の後面には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる「図柄」を図柄表示領域22内に表示させるための液晶表示装置(表示装置)41、遊技に係る制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」や液晶表示装置41における表示制御等)を行う制御装置42等が後述するような状態で設置されている。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者によって発射ハンドル6が回動操作されると、発射装置が作動して遊技球が遊技領域11内へ打ち込まれる。そして、遊技領域11を流下する遊技球がチューリップ式電動役物15へ入賞すると、制御装置42にて所謂「大当たり抽選」を行い、「大当たり」である場合には、図柄表示領域22に所定態様の図柄を確定表示した後、大入賞装置16の扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」を生起させる。
次に、遊技盤10について説明する。
遊技盤10は、透明な合成樹脂(たとえば、アクリル樹脂)により成形された板部材31と、板部材31よりも耐熱性を有する合成樹脂(たとえば、ポリカーボネート)により成形された格子状部材32とからなり、格子状部材32を、板部材31の後面側で、遊技領域11の周囲となる位置に固着して構成されている。
そして、格子状部材32の後面には、取付部材33や取付金具34等を介して液晶表示装置41が取り付けられている。液晶表示装置41は、前面に開口を有する箱状の液晶支持部材(支持部材)41aに支持されており、その前面開口から図柄表示部を露出させた状態で図柄表示領域22の後方に位置されている。また、液晶表示装置41は、その後面が金属板で形成されており、該金属板には更に後方へ突出する突起部41c、41cが設けられている。そのため、液晶支持部材41aによる支持状態において、液晶表示装置41の後面(金属板)と液晶支持部材41aの後面との間に隙間44が形成されている。さらに、液晶支持部材41aの後面上部には、誘導壁(第2誘導部材)41bが後述する制御装置42のスリット42d、42d・・の上方へ突出するように切り起こし形成されて(開口が設けられて)おり、下方から吹き付けられた風を隙間44内へ導くようになっている。尚、液晶支持部材41aには、隙間44と連通する図示しない複数のスリットも開設されている。
また、液晶支持部材41aの上部が固定される取付部材33の誘導壁41b上方位置には、スリット42d、42dの上方を覆うような庇状の風受け部材(第1誘導部材)47が後方へ突設されている。さらに、当該取付部材33には、風受け部材47内と液晶表示装置41前方の空間48とを連通する連通路が設けられており、風受け部材47が受けた風を液晶表示装置41の前方と板部材31の後方との間の空間48へ導くようになっている。
さらに、液晶支持部材41aの後面には、遊技に係る制御を行う制御装置42が設置されている。ここで、本発明の要部となる制御装置42について説明する。
制御装置42は、合成樹脂製の収納ケース内に、CPUやROM等の各種制御素子42b、42b・・が搭載された制御基板(回路基板)42aを収納したものである。収納ケース内には、制御素子42b、42b・・の邪魔とならないように風の流路となるL字状のダクト42cが設けられている。収納ケース内には、収納ケースの後面(収納ケース後面内側)から前方(収納ケース内方)へ向かい、一対の壁片42e、42eが制御基板42a近傍位置まで突設されており、当該壁片42e、42e、及び収納ケースの後面により囲まれた空間を上記ダクト42cとしている。
そして、そのダクト42c内には、複数の放熱フィンを立設してなるヒートシンク(放熱部材)43、43・・が制御基板42に固定されており、制御素子42b、42b・・が発する熱を吸収するようになっている。各放熱フィンは、図2における正面視が長手方向と短手方向とを有する長方形状となっており、当該放熱フィンを同一方向へ向けて並設し、ヒートシンク43が形成されている。そして、各ヒートシンク43は、ダクト42c内において、風の流動方向と放熱フィンの長手方向とが平行となるような姿勢で固定されている。
また、ダクト42cの一端は、収納ケースの後面に設置されたファン45を介して外部と連結されており、ファン45により外部の空気をダクト42c内へ送り込めるようになっている。一方、ダクト42cの他端は、収納ケースの上面に連結されている。該連結位置には、複数のスリット(排出口)42d、42d・・が開設されており、ダクト42c内を通過してきた風を制御装置42外部へ排出可能としている。尚、ファン45は、ダクト42cの一端(スリット42d、42d・・から最も遠い位置)にあるヒートシンク43の後方に設置されており、風を当該ヒートシンク43に直接吹き付けながらダクト42c内へ送り込むようになっている。
以上のように構成される遊技盤10、液晶表示装置41、及び制御装置42における除熱について説明する。
まず、ファン45を動作させると、ダクト42c内へ風が送り込まれる。そして、当該風により、制御素子42b、42b・・が発した熱を吸収しているヒートシンク43、43・・を除熱し、制御装置42内の温度上昇が抑制される。
また、ダクト42c内へ送り込まれた風は、スリット42d、42d・・を介して外部へ排出される。そして、その排出された風の一部を、スリット42d、42d・・上方へ突出した誘導壁41bにより隙間44内へ導くことにより、液晶表示装置41の金属板を除熱する。尚、隙間44内へ導かれた風は、図示しないスリットから外部へ液晶支持部材41a外部へ排出される。
さらに、スリット42d、42d・・から排出され、誘導壁41aに遮られることなく風受け部材47まで到達した風を、連通路を介して空間48へ導くことで、板部材31の後面をも除熱する。
本実施形態のパチンコ機1によれば、液晶表示装置41の後面へ風を送り込むことで熱をもちやすい液晶表示装置41の金属板を除熱可能としているため、遊技盤10後方の温度上昇を抑制することができ、遊技盤10の熱による変形等を防止することができる。
また、液晶表示装置41と遊技盤10の板部材31との間の空間へも風を送り込むようになっており、板部材31の後面をも除熱するようになっているため、遊技盤10の熱変形防止効果を一層高めることができる。
さらに、制御装置42内にダクト42cを形成し、ダクト42c内に複数のヒートシンク43、43・・を設置するとともに、該ダクト42cの一端にファン45を取り付けており、ダクト42c内に風を送り込むことでヒートシンク43、43・・の除熱、すなわち制御装置42内の温度上昇の抑制を図っている。したがって、遊技盤10後方の温度上昇をさらに抑制することができ、遊技盤10の熱変形防止効果の更なる向上を図ることができる上、ダクト42cにより、複数のヒートシンク43、43・・にわたって風を効率良く送ることができるため、ヒートシンク43毎に夫々ファンを設置する必要がなく、1つのファン45で効果的な除熱を実現可能な極めて合理的な構成とすることができる。
さらにまた、収納ケース内に、収納ケースの後面から前方へ向かい、一対の壁片42e、42eを制御基板42a近傍位置まで突設し、当該壁片42e、42e、及び収納ケースの後面により囲まれた空間をダクト42cとしている。したがって、制御装置42a内にダクト42cを設けるにあたり、別途部材を設置したりする必要がなく、部品点数を削減することができるし、制御装置42aの組み立てに応じて自然とダクト42cが形成されるため、ダクト42cの設置作業の簡略化を図ることができる。
また、各放熱フィンを、図2における正面視が長手方向と短手方向とを有する長方形状に形成し、当該放熱フィンを同一方向へ向けて並設してヒートシンク43を成形するとともに、ダクト42c内において、各ヒートシンク43を、風の流動方向と放熱フィンの長手方向とが平行となるような姿勢で固定している。したがって、風による放熱フィンの除熱を極めて効率良く行うことができ、遊技盤10の一層の熱変形防止効果を図ることができる。
さらに、上記ファン45によりダクト42c内へ送り込まれる風を用いて、液晶表示装置41、及び板部材31の後面を除熱することができ、遊技盤10の後面側における更なる構成の合理化を図ることができる。
加えて、このようにして遊技盤10の除熱を行うことにより、遊技盤10の板部材31として、従来の木製の遊技盤と比較すると熱変形しやすいアクリル樹脂製等の遊技盤であっても何ら問題なく採用することが可能となる。
なお、本発明の制御装置及び遊技機に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、ダクト、スリット、ヒートシンク、ファン、及び遊技盤に係る構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、収納ケース内に一対の壁片を突設し、当該壁片間をダクトとしているが、収納ケース内には一の壁片しか突設せず、当該壁片と収納ケースの側面(左右両側面に加え、上面及び下面も含む)との間をダクトとすることも可能である。
また、制御装置の下方で、チューリップ式電動役物及び大入賞装置の後方となる位置等に別個ファンを取り付け、板部材の後面、当該位置へ向かって風を直接吹き付けることにより、板部材の後面を除熱するようにしてもよい。尚、直接風が吹き付けられるチューリップ式電動役物15及び大入賞装置16近傍が、最も除熱されることになる。
さらに、制御装置の上方位置に別個ファンを設置し、上記実施形態に記載のものと同様の空気の流れにより、液晶表示装置及び遊技盤を除熱する(すなわち、制御装置の除熱に用いるファンと遊技盤の後面を除熱するファンとを独立させる)ような構成としてもよく、その際、誘導壁も必要がなければ設けなくてもよい。
さらにまた、ダクトやファン等からなる除熱機構は、遊技機に設置される制御装置であれば、上記実施形態に記載の制御装置(所謂、メイン制御装置)以外の制御装置に対しても当然適用可能であって、たとえばサブ統合制御装置、図柄表示制御装置、音声制御装置等の各種制御装置に適用することができる。
またさらに、上記実施形態では、遊技盤としてアクリル樹脂を採用しているが、他の合成樹脂を採用しても何ら問題はない。しかしながら、アクリル樹脂を採用した方が、たとえばポリカーボネートを採用した場合と比較すると、加工性において優れており、製造コストを安価に抑えることができるというメリットがある。
加えて、上記実施形態に記載の制御装置は、木製の遊技盤等を有する遊技機に対しても適用可能であり、当該制御装置を備えることで、従来よりも薄い木板を採用することができ、環境に配慮した遊技機とすることができる。また、本発明に係る制御装置を、スロットマシーン等の遊技機に適用することも当然可能である。
パチンコ機の前面を示した説明図である。 遊技盤を後方から示した説明図である。 遊技盤を左側方から示した説明図である。 遊技盤を上方から示した説明図である。
符号の説明
1・・パチンコ機、10・・遊技盤、31・・板部材、32・・格子状部材、41・・液晶表示装置、41a・・液晶支持部材、41b・・誘導壁、42・・制御装置、42a・・制御基板、42b・・制御素子、42c・・ダクト、42d・・スリット、42e・・壁片、43・・ヒートシンク、44・・隙間、45・・ファン、47・・風受け部材、48・・空間。

Claims (6)

  1. 収納ケース内に、遊技に係る制御を行う種々の制御素子が搭載された回路基板を収納してなる遊技機用制御装置であって、
    前記収納ケース内に、前記収納ケース内を通気可能なダクトを設け、
    前記収納ケースの前記ダクトの一端となる位置に開口を開設して、当該開口に前記ダクト内へ風を送り込むためのファンを取り付ける一方、前記ダクトの他端となる位置に、前記ファンの動作により送り込まれた風を前記収納ケース外部へ排出するための排出口を設けるとともに、さらに、前記ダクト内に、前記制御素子が発した熱を放熱するための放熱フィンを複数有する放熱部材を取り付けたことを特徴とする遊技機用制御装置。
  2. 収納ケース内面から前記収納ケース内方へ少なくとも一の壁片を突設し、当該壁片と前記収納ケースの側面との間、又は、前記壁片同士の間をダクトとしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用制御装置。
  3. 放熱フィンを、立設方向に直交する断面が長手方向と短手方向とを有する長方形状に形成するとともに、放熱部材が、前記放熱フィンを同一方向へ向けて並設したものであり、前記放熱部材を、風の流動方向と前記放熱フィンの長手方向とが平行となるような姿勢でダクト内に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用制御装置。
  4. 前面が遊技球を流下させる遊技領域となる遊技盤の後方に、請求項1〜3の何れかに記載の遊技機用制御装置を備えたことを特徴とする遊技機。
  5. 排出口を介して排出された風を遊技盤の後面に当てるための第1誘導部材が設けられており、前記風により遊技盤後面を除熱可能としたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 遊技盤の後方に液晶表示装置が備えられた遊技機にあっては、排出口を介して排出された風を前記液晶表示装置の後面に当てるための第2誘導部材を設け、前記風により前記液晶表示装置を除熱可能としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
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