JP2008262323A - カード形部品の製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造工程の途切れない一連の製造ラインを容易に構築し、製造工数の低減に伴う生産性の向上、生産効率の向上を図るとともに、生産設備の大幅なコストダウン及び生産工場等の省スペース化を図る。
【解決手段】 帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6と帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材9とを熱圧着して第一基板材Paを得る第一熱圧着工程と、第一基板材Paにおける第一フープ材6をトリミングして第二基板材Pbを得るトリミング工程と、第二基板材Pbから少なくともリード4…を除く第一フープ材6の残部フレーム10を分離して第三基板材Pcを得るフレーム分離工程と、第三基板材Pcの電子部品3側と帯状の樹脂シートを用いた第三フープ材12とを熱圧着して第四基板材Pdを得る第二熱圧着工程と、第四基板材Pdをカッティグしてカード形部品P…を得るカッティング工程を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品を内蔵するカード形部品の製造に用いて好適なカード形部品の製造方法及び装置に関する。
一般に、ICチップやメモリ素子等の電子部品を内蔵するカード形部品は広く普及している。代表的なカード形部品としてはICカードが知られており、従来、この種のICカードを製造するための方法としては、特許文献1で開示されるICカードの製造方法が知られている。
特許文献1で開示される製造方法は、ICチップ搭載基板上に入出力端子を露出させて電気絶縁性のカバーシートを被覆し、加熱加圧により一体に融着させることからなるICカードの製造方法であって、ICチップ搭載基板を、流動性を有するシート状の絶縁素材にICチップの底面を当接させその上面が露出するようにしてICチップを埋没させ全体を表面平坦なシート状に成形させて製造するものである。
特公平3−63778号公報
しかし、上述した従来のICカードの製造方法は、次のような問題点があった。
第一に、一般的な製造手順である、配線基板の準備,半導体チップの実装,封止部の装着等を踏襲するため、独立した製造ステップの組合わせが必要になり、製造工程が途切れない一連の製造ラインの構築が困難となる。したがって、製造工数(製造時間)の増加に伴う生産性の低下を招き、生産効率(量産性)を高めるにも限界がある。
第二に、独立した製造工程の組合わせが必要になることから、生産設備(生産機械)のコストアップを招くとともに、広い設備スペースの確保が必要となり、生産工場等における省スペース化を図れない。しかも、別途製造したプリント基板等の配線基板を用意する必要があるなど、使用部品や材料の側面からもコストアップを招く。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したカード形部品の製造方法及び装置の提供を目的とするものである。
本発明に係るカード形部品の製造方法は、上述した課題を解決するため、電子部品3…を内蔵するカード形部品P…を製造するに際し、少なくとも、第一フープ部5から供給される帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6と第二フープ部8から供給される帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材9とを熱圧着して第一基板材Paを得る第一熱圧着工程(S4)と、第一基板材Paにおける第一フープ材6をトリミングして第二基板材Pbを得るトリミング工程(S6)と、第二基板材Pbから少なくともリード4…を除く第一フープ材6の残部フレーム10を分離して第三基板材Pcを得るフレーム分離工程(S7)と、第三基板材Pcの電子部品3側と第三フープ部11から供給される帯状の樹脂シートを用いた第三フープ材12とを熱圧着して第四基板材Pdを得る第二熱圧着工程(S11)と、第四基板材Pdをカッティグしてカード形部品P…を得るカッティング工程(S13)を備えてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、第一フープ材6及び第二フープ材9には、長手方向に沿った一定間隔おきの送り孔6h…,9h…を設けることができる。また、第二フープ材9は、第一フープ材6における各リード4…の位置に対応し、第二フープ材9と第一フープ材6を熱圧着した際に各リード4…の一部が露出する複数の接続孔14…を設けることができる。したがって、第一熱圧着工程(S4)では、各リード4…を各接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ膨出させることができる。
一方、本発明に係るカード形部品の製造装置1は、上述した課題を解決するため、電子部品3…を内蔵するカード形部品P…を製造する装置であって、少なくとも、帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム4…を有する第一フープ材6を供給する第一フープ部5と、帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材9を供給する第二フープ部8と、帯状の樹脂シートを用いた第三フープ材12を供給する第三フープ部11と、第一フープ材6と第二フープ材9を熱圧着して第一基板材Paを得る第一熱圧着プレス部21と、第一基板材Paにおける第一フープ材6をトリミングして第二基板材Pbを得るトリミングプレス部23と、第二基板材Pbから少なくともリード4…を除く第一フープ材6の残部フレーム10を分離して第三基板材Pcを得るフレーム分離部24と、第三基板材Pcの電子部品3側と第三フープ材12を熱圧着して第四基板材Pdを得る第二熱圧着プレス部26と、第四基板材Pdをカッティグしてカード形部品Pを得るカッティング部28を備えてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、第一熱圧着プレス部21における、少なくとも第一フープ材6側に位置するプレス面には弾性面31uを用いることができる。他方、第二フープ材9には、第一フープ材6における各リード4…の位置に対応し、第二フープ材9と第一フープ材6を熱圧着した際に各リード4…の一部が露出する複数の接続孔14…を設けることができる。したがって、これに対応して、第一熱圧着プレス部21における、第一フープ材6側に位置するプレス面に、第一弾性面31uを用いるとともに、第二フープ材9側に位置するプレス面に、第一弾性面31uとは異なる硬度を有する第二弾性面31dを用い、かつ第一弾性面31uの硬度と第二弾性面31dの硬度の比率は、熱圧着プレス時に、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ膨出させる比率に選定することができる。また、第一熱圧着プレス部21とトリミングプレス部23間には、第一基板材Paを冷却する第一冷却部22を設けることができるとともに、第二熱圧着プレス部26とカッティング部28間には、第四基板材Pdを冷却する第二冷却部27を設けることができる。
このような本発明に係るカード形部品の製造方法及び装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 第一フープ部5から供給される帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6と第二フープ部8から供給される帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材9を熱圧着する工程を含むため、製造工程が途切れない一連の製造ラインを容易に構築することができ、もって、製造工数(製造時間)の低減に伴う生産性の向上、更には、生産効率(量産性)の向上を図ることができる。
(2) 製造工程が途切れない一連の製造ラインを構築できるため、生産設備(生産機械)の大幅なコストダウンを図れるとともに、広い設備スペースが不要となり、生産工場等の省スペース化を図れる。しかも、別途製造したプリント基板等の配線基板が不要となるため、使用部品や材料の側面からのコストダウンを実現できる。
(3) 第一フープ部5から供給される帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6を用いるため、第一熱圧着工程(S4)以降における電子部品3…の実装工程が不要になり、第一熱圧着工程(S4)以降における各基板材Pa…に対して無用な応力が付加される等の悪影響を排除できる。
(4) 好適な態様により、第一フープ材6及び第二フープ材9に、長手方向に沿った一定間隔おきの送り孔6h…,9h…を設ければ、熱圧着を行う第一熱圧着プレス部21側に高度な位置決め機構を設けることなく、第一フープ材6と第二フープ材9の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
(5) 好適な態様により、第二フープ材9に、第一フープ材6における各リード4…の位置に対応し、第二フープ材9と第一フープ材6を熱圧着した際に各リード4…の一部が露出する複数の接続孔14…を設ければ、各接続孔14…は窪みの中に配されるため、各接続孔14…に溶着したハンダ付部等の保護を図ることができる。
(6) 好適な態様により、第一熱圧着プレス部21における、少なくとも第一フープ材6側に位置するプレス面に弾性面31uを用いれば、第一フープ材6の表面に凹凸が存在する場合であっても、平坦な弾性面31u(プレス面)により第一フープ材6と第二フープ材9を均一に熱圧着することができる。
(7) 好適な態様により、第一熱圧着プレス部21における、第一フープ材6側に位置するプレス面に、第一弾性面31uを用いるとともに、第二フープ材9側に位置するプレス面に、第一弾性面31uとは異なる硬度を有する第二弾性面31dを用い、かつ第一弾性面31uの硬度と第二弾性面31dの硬度の比率を、熱圧着プレス時に、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ膨出させる比率に選定することにより、熱圧着プレス時に、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ確実に膨出させることができ、第一熱圧着工程(S4)以降における第一フープ材6と第二フープ材9の位置ズレを防止できる。また、当該比率を選定(変更)することにより突出長Lp…を任意に変更することができる。
(8) 好適な態様により、第一熱圧着プレス部21とトリミングプレス部23の間には、第一基板材Paを冷却する第一冷却部22を設ければ、熱圧着後の第一基板材Paを速やかに冷却することにより、トリミングプレス部23において常に正確なトリミングを行うことができる。
(9) 好適な態様により、第二熱圧着プレス部26とカッティング部28の間に、第四基板材Pdを冷却する第二冷却部27を設ければ、熱圧着後の第四基板材Pdを速やかに冷却することにより、カッティング部28において常に正確なカッティングを行うことができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るカード形部品の製造装置1の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、製造装置1の全体的な概要図を示す。製造装置1は、前段から順番に、第一材料供給部20,第一熱圧着プレス部21,第一冷却部22,トリミングプレス部23,フレーム分離部24,第二材料供給部25,第二熱圧着プレス部26,第二冷却部27及びカッティング部28を備える。
第一材料供給部20は、第一フープ部5及び第二フープ部8を備える。第一フープ部5は、第一リール42に第一フープ材6をロール状に巻いたものであり、回動可能に支持された第一リール42から第一フープ材6を順次繰り出すことができる。第一フープ材6は、図3に示すように、帯状に連続した複数のリードフレーム7…を有し、例えば、厚さ50〜100〔μm〕の銅合金等により、一般的なリードフレーム製造法を用いて製造できる。例示のリードフレーム7は、四つのリード4…がダムバー43…を介してフレーム本体44に繋がった形状を有する。なお、6h…はフレーム本体44の長手方向に沿って一定間隔おきに形成した送り孔である。
また、本実施形態に係る第一フープ材6は、各リードフレーム7…におけるリード4…に、予めICチップ3…を接続(実装)して構成、即ち、ICチップ3…とリード4…をボンディングワイヤ46…により接続したモジュールとして構成する。したがって、第一フープ材6は、予め、ワイヤボンディング工程或いはチップボンディング工程等により製造する。このように、第一フープ材6に、予めICチップ(電子部品)3…を設ければ、後述する第一熱圧着工程以降におけるICチップ3…の実装工程が不要になるため、第一熱圧着工程以降における各基板材(Pa…)に対して無用な応力が付加される等の悪影響を回避できる利点がある。
一方、第二フープ部8は、第二リール48に第二フープ材9をロール状に巻いたものであり、回動可能に支持された第二リール48から第二フープ材9を順次繰り出すことができる。第二フープ材9は、図4に示すように、熱可塑性樹脂等の合成樹脂を用いた帯状の樹脂シートを用いる。第二フープ材9には、第一フープ材6における各リード4…の位置に対応し、第二フープ材9と第一フープ材6を熱圧着した際に各リード4…の一部が露出する複数の接続孔14…を形成する。この接続孔14…の大きさは、図3に仮想線で示すように、リード4…の大きさよりも小さく形成する。このような構成により、各接続孔14…は窪みの中に配されるため、各接続孔14…に溶着したハンダ付部等の保護を図ることができる。さらに、第二フープ材9には、長手方向に沿った一定間隔おきの送り孔9h…を形成する。この送り孔9h…の位置は、第一フープ材6に形成した送り孔6h…の位置に対して位置決めした位置に形成する。
そして、上述した第一フープ部5は、第二フープ部8の上方に配設し、繰り出す第一フープ材6はICチップ3…のボンディングした側を上側にする。また、材料供給部20と第一熱圧着プレス部21間には、供給用スプロケット41を配設する。この供給用スプロケット41は、図示を省略した係合ピンが外周面の周方向に一定間隔おきに設けられており、この係合ピンに、前述した第二フープ材9に設けた送り孔9h…及び第一フープ材6の送り孔6h…が共に係合する。
他方、第一熱圧着プレス部21は、加熱用ヒータ51dを内蔵した下側の固定プレス盤部52dと、加熱用ヒータ51uを内蔵するとともに、昇降部53により昇降する上側の可動プレス盤部52uとを備え、第一フープ材6と第二フープ材9を熱圧着する機能を有する。この場合、図2(a)に示すように、固定プレス盤部52dの上面には、シリコンゴム等の弾性素材により一定の厚さに形成した弾性シート(弾性マット)54dを固着するとともに、可動プレス盤部52uの下面には、同様にシリコンゴム等の弾性素材により一定の厚さに形成した弾性シート(弾性マット)54uを固着する。これにより、弾性シート54uの下面が第一弾性面31uとなり、この第一弾性面31uが第一フープ材6の上面に圧接する上側のプレス面として機能するとともに、弾性シート54dの上面が第二弾性面31dとなり、この第二弾性面31dが第二フープ材9の下面に圧接する下側のプレス面として機能する。このように、第一熱圧着プレス部21における、少なくとも第一フープ材6側に位置するプレス面に弾性面31uを用いれば、第一フープ材6の表面に凹凸が存在する場合であっても、平坦な弾性面31u(プレス面)により第一フープ材6と第二フープ材9を均一に熱圧着することができる。なお、熱圧着プレス時の加熱温度及び加圧力は、第二フープ材9に用いる素材の性質や第一フープ材6におけるICチップ3の保護の観点などから任意に選定できる。
また、例示する実施形態は、第一弾性面31uの硬度と第二弾性面31dの硬度を異ならせている。この場合、第二弾性面31dの硬度に対して第一弾性面31uの硬度を相対的に小さく設定、即ち、図2(b)に示すように、第一弾性面31uの硬度と第二弾性面31dの硬度の比率を、熱圧着プレス時に、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ膨出させる比率に選定する。これにより、熱圧着プレス時には、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ確実に膨出させることができ、後述する第一熱圧着工程以降における第一フープ材6と第二フープ材9の位置ズレを防止できる。特に、当該比率を選定(変更)することにより突出長Lp…を任意に変更することができる。
一方、第一冷却部22は、冷却液用ジャケット55dを内蔵した下側の固定冷却盤部56dと、冷却液用ジャケット55uを内蔵するとともに、昇降部57により昇降する上側の可動冷却盤部56uを備え、第一熱圧着プレス部21から送り出された第一基板材Paを強制冷却する機能を有する。この場合、固定冷却盤部56dの上面と可動冷却盤部56uの下面には、それぞれシリコンゴム等の弾性素材により一定の厚さに形成した弾性シート(弾性マット)58dと58uをそれぞれ固着する。しかし、冷却用のため、第一熱圧着プレス部21側よりも低硬度の弾性素材を用いることができる。なお、第二冷却部22における冷却温度及び冷却時間は、第一熱圧着プレス部21における加熱温度や製造サイクル時間等を考慮し、常温付近まで強制冷却することができるように選定することが望ましい。このような第一冷却部22を設ければ、熱圧着後の第一基板材Paを、速やかに冷却、望ましくは常温付近まで強制冷却できるため、次工程のトリミング工程において常に正確なトリミングを行うことができる。
トリミングプレス部23は、下側の支持台61と、昇降部62により昇降する上側のカッタ部63を備え、第二フープ材9の上面に圧着されているリードフレーム7における四つのリード4…とダムバー43…間を切断する機能を備える。また、フレーム分離部24は、分離用スプロケット65及びフレーム回収部66を備える。この場合、分離用スプロケット65は、トリミングプレス部23から送り出される第二基板材Pbから、第一フープ材6のリードフレーム7…におけるリード4…を除く残部フレーム10を分離する機能を有し、分離された残部フレーム10は、分離用スプロケット65に対して上方に配設したフレーム回収部66の回収リール67により巻き取られる。
フレーム分離部24の後段には、第二材料供給部25を配設する。第二材料供給部25は第三フープ部11を備える。第三フープ部11は、第三リール71に第三フープ材12をロール状に巻いたものであり、回動可能に支持された第三リール71から第三フープ材12を順次繰り出すことができる。第三フープ材12は、図5に示すように、熱可塑性樹脂等の合成樹脂を用いた帯状の樹脂シートを用いる。また、第三フープ材12には、長手方向に沿った一定間隔おきの送り孔12h…を形成する。この送り孔12h…の位置は、第一フープ材6に形成した送り孔6h…の位置に対して位置決めした位置に形成する。そして、第三フープ部11は第一フープ材6の上方に配設する。一方、第三フープ部11と第一フープ材6間には供給用スプロケット72を配設するとともに、第二フープ材9の下面に当接する位置決め用スプロケット73を配設する。各スプロケット72,73は、前述した供給用スプロケット41と同じであり、図示を省略した係合ピンが外周面の周方向に一定間隔おきに設けられている。
第二熱圧着プレス部26は、加熱用ヒータ75dを内蔵した下側の固定プレス盤部76dと、加熱用ヒータ75uを内蔵するとともに、昇降部77により昇降する上側の可動プレス盤部76uとを備え、フレーム分離部24(分離用スプロケット65)から送り出された第三基板材PcのICチップ3側と第三フープ部11から供給される第三フープ材12を熱圧着する機能を有する。この場合、固定プレス盤部76dの上面及び可動プレス盤部76uの下面には、それぞれシリコンゴム等の弾性素材により一定の厚さに形成した弾性シート(弾性マット)78d及び78uをそれぞれ固着する。なお、熱圧着プレス時の加熱温度及び加圧力は、第二フープ材9及び第三フープ材12に用いる素材の性質などを考慮して任意に選定できる。また、弾性シート78dと78uは、第一熱圧着プレス部21側と異なり、平坦性を確保する必要があるため、硬度を大きくしたり、或いは必ずしも設けることを要しない。
第二冷却部27は、冷却液用ジャケット81dを内蔵した下側の固定冷却盤部82dと、冷却液用ジャケット81uを内蔵するとともに、昇降部83により昇降する上側の可動冷却盤部82uを備え、第二熱圧着プレス部26から送り出された第四基板材Pdを強制冷却する機能を有する。第二冷却部27は第一冷却部22と同様に構成できる。なお、84d及び84uは、固定冷却盤部82dの上面及び可動冷却盤部82uの下面にそれぞれ固着した弾性シートを示す。また、第二冷却部27における冷却温度及び冷却時間は、第二熱圧着プレス部26における加熱温度や製造サイクル時間等を考慮し、常温付近まで強制冷却することができるように選定することが望ましい。このような第二冷却部27を設けることにより、熱圧着後の第四基板材Pdを、速やかに冷却、望ましくは常温付近まで強制冷却できるため、次工程のカッティング工程において常に正確なカッティングを行うことができる。
カッティング部28は、第二冷却部27から送り出された第四基板材Pdを所定の形状にカッティグする切断部85を備えており、第四基板材Pdをカッティグすることにより目的のカード形部品Pを得る。なお、図1に示す製造装置1は、本発明に関係する基本構成のみを示し、搬送機構やシーケンス制御機構等の一般的な構成は省略した。したがって、製造ラインに必要となるその他の一般的な各種機構は公知の技術を利用できる。
次に、このような構成を有する製造装置1を用いた本実施形態に係るカード形部品の製造方法について、図1〜図4及び図6〜図13を参照しつつ図5に示す工程図に従って説明する。
まず、第一フープ部5から第一フープ材6が供給されるとともに、第二フープ部8から第二フープ材9が供給される(ステップS1,S2)。即ち、第一フープ部5の第一リール42から第一フープ材6が繰り出されるとともに、第二フープ部8の第二リール48から第二フープ材9が繰り出され、ガイドローラ機能を有する供給用スプロケット41を介して第一熱圧着プレス部21に供給される。この際、ICチップ3のボンディングした側が上側となる第一フープ材6が、第二フープ材9の上面に重ね合わさり、かつ第一フープ材6の送り孔6h…と第二フープ材9の送り孔9h…が、供給用スプロケット41の係合ピン(不図示)に同時に係合し、供給用スプロケット41の位置決め機能により、第一フープ材6と第二フープ材9間の位置決めが行われる(ステップS3)。これにより、熱圧着を行う第一熱圧着プレス部21側に高度な位置決め機構を設けることなく、第一フープ材6と第二フープ材9の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。図8に、供給用スプロケット41の手前における第一フープ材6及び第二フープ材9を示すとともに、図9に、供給用スプロケット41を通過した後における第一フープ材6及び第二フープ材9を示す。
次いで、供給用スプロケット41から送り出された第一フープ材6及び第二フープ材9は、第一熱圧着工程(第一熱圧着プレス部21)により熱圧着される(ステップS4)。この場合、昇降部53により上昇した可動プレス盤部52u(第一弾性面31u)と固定プレス盤部52d(第二弾性面31d)間に、第一フープ材6及び第二フープ材9が供給され、所定位置にセットされたなら、可動プレス盤部52uが下降し、第一フープ材6と第二フープ材9が熱圧着される。なお、各プレス盤部52u及び52dは、加熱用ヒータ51u及び51dによりそれぞれ加熱されている。
また、第二弾性面31dの硬度と第一弾性面31uの硬度は、第一弾性面31uの硬度が第二弾性面31dの硬度よりも小さくなるように所定の比率に設定されるため、熱圧着プレス時には、図2(b)に示すように、各リード4…が接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ膨出する。これにより、第一熱圧着工程以降における第二フープ材9と第一フープ材6の位置ズレが確実に防止され、製造品質の確保及び歩留まり向上に寄与できる。図10に、第一熱圧着プレス部21により得られる第一基板材Paを示す。
さらに、第一熱圧着プレス部21から送り出された第一基板材Paは、第一冷却工程(第一冷却部22)により冷却される(ステップS5)。この場合、昇降部57により上昇した可動冷却盤部56u(弾性シート58u)と固定冷却盤部56d(弾性シート58d)間に第一基板材Paが供給され、所定位置にセットされたなら、可動冷却盤部56uが下降し、第一基板材Paが強制冷却される。なお、各冷却盤部56u及び56dは、冷却液用ジャケット55u及び55dを流れる冷却液によりそれぞれ冷却されている。
次いで、第一冷却部22から送り出された第一基板材Paは、トリミング工程(トリミングプレス部23)によりトリミングされる(ステップS6)。この場合、昇降部62により上昇したカッタ部63と支持台61間に第一基板材Paが供給され、所定位置にセットされたなら、カッタ部63が下降し、第二フープ材9の上面に圧着されているリードフレーム7における四つのリード4…とダムバー43…間が切断されることにより第二基板材Pbが得られる。
そして、第二基板材Pbは、フレーム分離部24に供給され、フレーム分離工程により、第二基板材Pbから少なくともリード4…を除く第一フープ材6の残部フレーム10が分離される(ステップS7)。この場合、第二基板材Pbは、分離用スプロケット65を通過することにより、第一フープ材6の残部フレーム10が、上方に配設した回収リール67に巻き取られて回収される(ステップS8)。
また、残部フレーム10が分離された第三基板材Pcは、位置決め用スプロケット73を介して第二熱圧着プレス部26に供給される。一方、第三フープ部11からは第三フープ材12が繰り出され、供給用スプロケット72を介して第三基板材PcのICチップ3側に重ね合わさるとともに、位置決め用スプロケット73を介して第二熱圧着プレス部26に供給される(ステップS9,S10)。この際、ICチップ3は、下側の第二フープ材9と上側の第三フープ材12間に挟まれた状態となり、かつ第二フープ材9の送り孔9h…と第三フープ材12の送り孔12h…が、位置決め用スプロケット73の係合ピン(不図示)に同時に係合し、位置決め用スプロケット73の位置決め機能により、第三基板材Pcと第三フープ材12間の位置決めが行われる。これにより、熱圧着を行う第二熱圧着プレス部26側に高度な位置決め機構を設けることなく、第三基板材Pcと第三フープ材12の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。図11に、第三基板材Pc及び第三フープ材12を示す。
また、位置決め用スプロケット73から送り出された第三基板材Pcと第三フープ材12は、第二熱圧着工程(第二熱圧着プレス部26)により熱圧着される(ステップS11)。この場合、昇降部77により上昇した可動プレス盤部76u(弾性シート78u)と固定プレス盤部76d(弾性シート78d)間に、第三基板材Pcと第三フープ材12が供給され、所定位置にセットされたなら、可動プレス盤部76uが下降し、第三基板材Pcと第三フープ材12が熱圧着されることにより第四基板材Pdを得る。なお、各プレス盤部76u及び76dは、加熱用ヒータ75u及び75dによりそれぞれ加熱されている。図12に、第二熱圧着工程により得られる第四基板材Pdを示す。
さらに、第二熱圧着プレス部26から送り出された第四基板材Pdは、第二冷却工程(第二冷却部27)により冷却される(ステップS12)。この場合、昇降部83により上昇した可動冷却盤部82u(弾性シート84u)と固定冷却盤部82d(弾性シート84d)間に第四基板材Pdが供給され、所定位置にセットされたなら、可動冷却盤部82uが下降し、第四基板材Pdが強制冷却される。なお、各冷却盤部82u及び82dは、冷却液用ジャケット81u及び81dを流れる冷却液によりそれぞれ冷却されている。
次いで、第四基板材Pdは、カッティング部28に送られ、カッティング工程によりカッティグされる(ステップS13)。即ち、カッティング部28における切断部85により、第四基板材Pdが所定の形状にカッティングされる。これにより、目的のカード形部品Pを得ることができる(ステップS14)。図6及び図13に、得られたカード形部品Pを示す。図13に仮想線で示す91a,91bは、リード4…にハンダ付部を介して接続したリード線を示している。
次に、本発明に係る製造装置1(製造方法)の変更実施形態について、図14〜図16を参照して説明する。
まず、図14は、接続孔14…の無い第二フープ材9を用いた変更実施形態を示す。したがって、この場合、リード4…は、本来のリードとしては用いられず、例えば、内蔵アンテナ等に利用したり、ICチップ(電子部品)3を第二フープ材9に実装する際の取付板等として利用できる。
また、図15は、第一熱圧着プレス部21の変更実施形態を示す。この第一熱圧着プレス部21は、可動プレス盤部52u(第一フープ材6側)に用いる弾性面31uの硬度を選定するに際し、熱圧着プレス時にリード4…が変形しない硬度、即ち、リード4…が接続孔14…に膨出しない硬度に選定したものである。したがって、固定プレス盤部52d(第二フープ材9側)に用いる弾性面31dの硬度は特に問わず、望ましくは、弾性面31uの硬度と同じ又はこれよりも大きく選定できるとともに、必ずしも弾性面を設けることを要せず、少なくとも第一フープ材6側に位置するプレス面に弾性面31uを用ければよい。
さらに、図16は、第一熱圧着プレス部21における、少なくとも第一フープ材6側に位置するプレス面に弾性面31uを用いるとともに、この弾性面31uに、各リード4…を接続孔14…の内部に所定の突出長Lp…だけ突出させる凸部32u…を設けたものである。これにより、各リード4…を接続孔14…の内部に膨出させる所定の突出長Lp…を、一方の弾性面31uのみで容易かつ確実に実現できる利点がある。
よって、このような変更実施形態を含む本実施形態に係るカード形部品の製造方法及び製造装置1によれば、第一フープ部5から供給される帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6と第二フープ部8から供給される帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材9を熱圧着する工程を含むため、製造工程が途切れない一連の製造ラインを容易に構築することができ、もって、製造工数(製造時間)の低減に伴う生産性の向上、更には、生産効率(量産性)の向上を図ることができる。また、製造工程が途切れない一連の製造ラインを構築できるため、生産設備(生産機械)の大幅なコストダウンを図れるとともに、広い設備スペースが不要となり、生産工場等の省スペース化を図れる。しかも、別途製造したプリント基板等の配線基板が不要となるため、使用部品や材料の側面からのコストダウンを実現できる。しかも、第一フープ部5から供給される帯状に連続し且つ電子部品3…を実装した複数のリードフレーム7…を有する第一フープ材6を用いるため、第一熱圧着工程以降における電子部品3…の実装工程が不要になり、第一熱圧着工程以降における各基板材Pa…に対して無用な応力が付加される等の悪影響を排除できる。
以上、最良の実施形態及び変更実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、一つのリードフレーム7に接続(実装)する電子部品3…の数量は、例示のように一つであってもよいし複数であってもよい。また、電子部品3…にはICチップやメモリ素子をはじめ各種電子部品を適用できる。一方、カード形部品Pは、ICカードやチップ内蔵部品類(ICモジュール,VGA基板等)等の各種電子回路部品に利用できる。さらに、カード形部品Pは、そのままICカード等として利用できることは勿論のこと、必要に応じてカード形部品Pの一部又は全部を射出成形機等を用いたインサート成形によりモールドしてもよい。
本発明の最良の実施形態に係るカード形部品の製造装置を示す概要図、 同製造装置における第一熱圧着プレス部の抽出拡大断面図、 同製造装置に用いる第一フープ材の一部を示す平面図、 同製造装置に用いる第二フープ材の一部を示す平面図、 同製造装置に用いる第三フープ材の一部を示す平面図、 本発明の最良の実施形態に係る製造方法により製造したカード形部品の一部破断平面図、 同製造方法を順を追って説明するための工程図、 同製造方法による製造時の第一フープ材と第二フープ材を示す図3中X−X線位置における断面図、 同製造方法による製造時の第一熱圧着工程前における第一フープ材と第二フープ材を示す図3中X−X線位置における断面図、 同製造方法による製造時の第一熱圧着工程後における第一基板材を示す図3中X−X線位置における断面図、 同製造方法による製造時のフレーム分離工程後における第三基板材と第三フープ材を示す図3中X−X線位置における断面図、 同製造方法による製造時の第二熱圧着工程後における第四基板材を示す図3中X−X線位置における断面図、 同製造方法による製造したカード形部品を示す図6中Y−Y線位置における断面図、 本発明の変更実施形態に係る製造方法により製造したカード形部品を示す図6中Y−Y線位置における断面図、 本発明の変更実施形態に係る製造装置における第一熱圧着プレス部の抽出拡大断面図、 本発明の他の変更実施形態に係る製造装置における第一熱圧着プレス部の抽出拡大断面図、
符号の説明
1:製造装置,3…:電子部品,4…:リード,5:第一フープ部,6:第一フープ材,6h…:送り孔,7…:リードフレーム,8:第二フープ部,9:第二フープ材,9h…:送り孔,10:残部フレーム,11:第三フープ部,12:第三フープ材,14…:接続孔,21:第一熱圧着プレス部,22:第一冷却部,23:トリミングプレス部,24:フレーム分離部,26:第二熱圧着プレス部,27:第二冷却部,28:カッティング部,31u:弾性面(第一弾性面),31d:第二弾性面,P…:カード形部品,Pa:第一基板材,Pb:第二基板材,Pc:第三基板材,Pd:第四基板材,S4:第一熱圧着工程,S6:トリミング工程,S7:フレーム分離工程,S11:第二熱圧着工程,S13:カッティング工程,Lp…:突出長

Claims (10)

  1. 電子部品を内蔵するカード形部品の製造方法において、少なくとも、第一フープ部から供給される帯状に連続し且つ電子部品を実装した複数のリードフレームを有する第一フープ材と第二フープ部から供給される帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材とを熱圧着して第一基板材を得る第一熱圧着工程と、前記第一基板材における前記第一フープ材をトリミングして第二基板材を得るトリミング工程と、前記第二基板材から少なくともリードを除く第一フープ材の残部フレームを分離して第三基板材を得るフレーム分離工程と、前記第三基板材の電子部品側と第三フープ部から供給される帯状の樹脂シートを用いた第三フープ材とを熱圧着して第四基板材を得る第二熱圧着工程と、前記第四基板材をカッティグして前記カード形部品を得るカッティング工程を備えてなることを特徴とするカード形部品の製造方法。
  2. 前記第一フープ材及び前記第二フープ材は、長手方向に沿った一定間隔おきの送り孔を有することを特徴とする請求項1記載のカード形部品の製造方法。
  3. 前記第二フープ材は、前記第一フープ材における各リードの位置に対応し、前記第二フープ材と前記第一フープ材を熱圧着した際に各リードの一部が露出する複数の接続孔を有することを特徴とする請求項1記載のカード形部品の製造方法。
  4. 前記第一熱圧着工程では、各リードを各接続孔の内部に所定の突出長だけ膨出させることを特徴とする請求項3記載のカード形部品の製造方法。
  5. 電子部品を内蔵するカード形部品の製造装置において、少なくとも、帯状に連続し且つ電子部品を実装した複数のリードフレームを有する第一フープ材を供給する第一フープ部と、帯状の樹脂シートを用いた第二フープ材を供給する第二フープ部と、帯状の樹脂シートを用いた第三フープ材を供給する第三フープ部と、前記第一フープ材と前記第二フープ材を熱圧着して第一基板材を得る第一熱圧着プレス部と、前記第一基板材における前記第一フープ材をトリミングして第二基板材を得るトリミングプレス部と、前記第二基板材から少なくともリードを除く第一フープ材の残部フレームを分離して第三基板材を得るフレーム分離部と、前記第三基板材の電子部品側と前記第三フープ材を熱圧着して第四基板材を得る第二熱圧着プレス部と、前記第四基板材をカッティグして前記カード形部品を得るカッティング部を備えてなることを特徴とするカード形部品の製造装置。
  6. 前記第一熱圧着プレス部は、少なくとも第一フープ材側に位置するプレス面に、弾性面を用いることを特徴とする請求項5記載のカード形部品の製造装置。
  7. 前記第二フープ材は、前記第一フープ材における各リードの位置に対応し、前記第二フープ材と前記第一フープ材を熱圧着した際に各リードの一部が露出する複数の接続孔を有することを特徴とする請求項5記載のカード形部品の製造装置。
  8. 前記第一熱圧着プレス部は、第一フープ材側に位置するプレス面に、第一弾性面を用いるとともに、第二フープ材側に位置するプレス面に、前記第一弾性面とは異なる硬度を有する第二弾性面を用い、かつ前記第一弾性面の硬度と前記第二弾性面の硬度の比率は、熱圧着プレス時に、各リードを前記接続孔の内部に所定の突出長だけ膨出させる比率に選定することを特徴とする請求項8記載のカード形部品の製造装置。
  9. 前記第一熱圧着プレス部と前記トリミングプレス部間には、前記第一基板材を冷却する第一冷却部を備えることを特徴とする請求項5記載のカード形部品の製造装置。
  10. 前記第二熱圧着プレス部と前記カッティング部間には、前記第四基板材を冷却する第二冷却部を備えることを特徴とする請求項5記載のカード形部品の製造装置。
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