JP2008260390A - 衝突回避支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左右の後輪2L、2Rのトー角を独立して制御可能なトー角変更装置120を有する車両システム100を備える車両Vにおいて、レーダ装置160が進行方向に障害物を検知したとき、障害物の左右方向に回避スペースがあるときには、操舵制御ECU130は、ブレーキ装置140を作動させるとともに、後輪2のトー角を制御して、車両Vを回避スペースの方向に旋回させる。一方、障害物の左右方向に回避スペースが無いときには、操舵制御ECU130は、ブレーキ装置140を作動させるとともに、後輪2をトーインさせて、車両Vを効果的に停止・減速させることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、障害物との接触が予測されたときにブレーキ装置を作動させるとともに、路面との摩擦係数の変化に対応して操舵装置を作動させ、車両の進行方向を変えることでも障害物との接触を回避する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、障害物の回避スペースがあり、かつドライバが操舵輪を操作して障害物を回避しようとしているときには、ドライバの操作をアシストする技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
また、ドライバが操舵輪を操舵しないときには、車両を旋回して障害物を回避する動作をしない点など、改善の余地がある。
さらに、障害物を回避するときには、車両にはブレーキが作動しているため、前輪に大きな荷重がかかった状態であり、制動力にタイヤの摩擦力がほとんど使われているため、前輪操舵してもタイヤに横力があまり発生しないので車両が曲がりにくく、改善の余地がある。
本実施形態にかかる車両システムの構成を図1から図7を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる車両システムを適用した4輪車両の概略図であり、図2は操舵制御ECUの構成を示すブロック図であり、図3は電動パワーステアリング装置の構成図であり、図4は左後輪側のトー角変更装置の構成図であり、図5はトー角変更装置のアクチュエータの構成図である。
操向ハンドル3は、ステアリングギアボックス6(図3参照)を介して、前輪1L,1Rと接続される。そして、前輪1L,1Rは、ドライバによる操向ハンドル3の回転操作に応じて左右方向に回転し、車両Vの進行方向を決定する。
操舵制御ECU130は、電動パワーステアリング装置110、ブレーキ装置140、左右のトー角変更装置120L、120R、トー角変更制御ECU37およびレーダ装置160に接続され、それぞれを制御したり、各センサと接続され、各センサが出力する情報を入力したりする装置である。図2に示すように、操舵制御ECU130は、ブレーキ装置140を制御するブレーキECU130a、電動パワーステアリング装置110を制御する電動パワーステアリングECU130b、トー角変更装置120を制御するトー角制御ECU130c、レーダ装置160からの情報を入力して、障害物の検知を制御する障害物検知ECU130d、障害物を回避する目標ヨーレートを算出する衝突回避支援ECU130e、障害物との衝突・接触を判定する衝突判定ECU130f、障害物を回避できるかを判定する回避判定ECU130gを含んで構成される。そして、各ECUは信号線などで接続され、各ECUの間で情報を入出力できる構成とする。
また、各ECUは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備えるコンピュータおよびプログラム、周辺回路などを含んで構成される。
電動パワーステアリング装置110は、図3に示すように操向ハンドル3が設けられたメインステアリングシャフト3aと、シャフト3cと、ピニオン軸7とが、2つのユニバーサルジョイント(自在継手)3bによって連結され、また、ピニオン軸7の下端部に設けられたピニオンギア7aは、車幅方向に往復運動可能なラック軸8のラック歯8aに噛合し、ラック軸8の両端には、タイロッド9、9を介して左右の前輪1L、1Rが連結されている。この構成により、電動パワーステアリング装置110は、操向ハンドル3の操舵時に車両Vの進行方向を変えることができる。ここで、ラック軸8、ラック歯8a、タイロッド9、9は転舵機構を構成する。なお、ピニオン軸7はその上部、中間部、下部を軸受3d、3e、3fを介してステアリングギアボックス6に支持されている。
この電動パワーステアリング装置110は、前輪1を操舵することから、請求項に記載の前輪操舵装置である。
次に、図4、図5を参照しながらトー角変更装置の構成を説明する。
図4は左後輪側のトー角変更装置を示す平面図、図5はトー角変更装置のアクチュエータの構造を示す概略断面図である。
トレーリングアーム13は、クロスメンバ12に装着される車体側アーム13aと、後輪2Lに固定される車輪側アーム13bとが、略鉛直方向の回転軸13cを介して連結されて構成されている。これにより、トレーリングアーム13が車幅方向へ変位することが可能となっている。
電動機31は、正逆両方向に回転可能なブラシモータやブラシレスモータなどで構成されている。
減速機構33は、例えば、2段のプラネタリギア(図示せず)などが組み合わされて構成されている。
送りねじ部35は、円筒状に形成されたロッド35aと、スクリュー溝35bが形成されてロッド35aの内部に挿入されるナット35cと、スクリュー溝35bと噛合してロッド35aを軸方向に移動可能に支持するスクリュー軸35dとを備えて構成されている。スクリュー軸35dは、減速機構33および電動機31とともに細長形状のケース本体34内に収容され、減速機構33の一端が電動機31の出力軸と連結され、他端がスクリュー軸35dと連結されている。
電動機31からの動力が、減速機構33を介してスクリュー軸35dに伝達されてスクリュー軸35dが回転することで、ロッド35aがケース本体34に対して図示左右方向(軸方向)に伸縮自在に動作するようになっている。また、アクチュエータ30にはブーツ36が取り付けられて、外部からの埃や水などの異物が侵入しないようなっている。
トー角変更制御ECU37には、車両Vに搭載された図示しないバッテリなどの電源から電力が供給される。また、操舵制御ECU130、電動機駆動回路23にも前記とは別系統でバッテリなどの電源から電力が供給される(図示せず)。
次に、図6を参照しながらトー角変更制御ECU37の詳細な構成を説明する。図6はトー角変更制御ECUの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、トー角変更制御ECU37はアクチュエータ30(図5参照)を駆動制御する機能を有し、制御部81と電動機駆動回路83とで構成されている。また、各トー角変更制御ECU37は、トー角制御ECU130cと通信線を介して接続され、他方のトー角変更制御ECU37とも通信線を介して接続されている。
目標電流算出部81aは、トー角制御ECU130cが出力する後輪2L(または後輪2R)のトー角θTの目標値信号に基づいて目標電流信号を算出し、電動機制御信号生成部81cに出力する。目標電流信号とは、アクチュエータ30(図5参照)を所望の作動量(後輪2L、2Rを所望のトー角θTにする伸縮量)に設定するのに必要な電流信号である。
目標電流算出部81aでは、目標電流信号を参照信号として使用し、トー角θTの目標値信号とストロークセンサ38から入力される位置情報と参照信号である目標電流信号とに基づいて、目標電流が指示するトー角θTに対する偏差から目標電流信号を補正するための補正電流信号を算出する。そして、補正電流信号を目標電流信号に加算して補正し、補正後の目標電流信号を電動機制御信号生成部81cに出力する。
このように目標電流信号を補正することにより、後輪2L(または2R)の転舵に要する電流値が車速VS、路面環境、車両Vの運動状態、タイヤの磨耗状態などによって変化するのをフィードバックして、目標のトー角θTに設定制御することができる。
レーダ装置160は、例えばレーザレーダを使用して構成される、車両V(図1参照)の前方の障害物までの距離を検知するための障害物検知装置である。図7の(a)は、レーダ装置を示す概略図である。
送光部161は、レーザダイオード(LD)161aとその駆動回路を備え、送出光Loを送出する機能を有する。
受光部162は、フォトダイオード162aとその駆動回路を備え、送光部161から送出された送出光Loが、例えば障害物で反射された受信光Liを受信する機能を有する。
演算部163は、送出光Loの送出から受信光Liの受光までの時間をカウントするカウンタ回路163aと、カウンタ回路163aからの情報に基づいて障害物までの距離や方向を算出するCPU163b、およびカウンタ回路163aやCPU163bを駆動するための図示しない周辺回路が備わっている。
ここで、車両Vに備わる4つのレーダ装置160について、車両Vの前端側部から左側に向かって160a〜160dの符号をつける。そして、それぞれのレーダ装置160の送出光をLoa〜Lod、受信光をLia〜Lidとする。
レーダ装置160のカウンタ回路163aは、送出光Loが送出された時点で時間のカウントをスタートし、受信光Liを受信するまでの時間をカウントする機能を有する。送出光Loおよび受信光Liの伝播速度は、約3×108m/秒であるので、例えば、カウンタ回路163aがカウントした時間が5×10−7秒であれば、(3×108)×(5×10−7)/2の計算式より、障害物までの距離は約75mと算出できる。
そして、回避判定ECU130g(図2参照)は、障害物検知ECU130dから各レーダ装置160a〜160dの取付位置(左右中心からの距離など)、および各送出光Loa〜Lodが車両Vの進行方向となす角度などの情報を得て、障害物の幅方向の大きさを算出することができる。
以上のような構成要素を含んで構成される車両システム100を備える車両V(図1参照)は、レーダ装置160(図1参照)で進行方向の障害物を検知しながら走行する。そして、操舵制御ECU130(図1参照)は、レーダ装置160のCPU163b(図7の(a)参照)から、障害物の検知(障害物までの距離)を通知されると、トー角変更装置120(図1参照)およびブレーキ装置140(図1参照)を制御して衝突回避支援動作を実行する。図8は、衝突回避支援動作のステップを示すフローチャートである。以下図8を参照しながら、操舵制御ECU130を構成する各ECUによる、衝突回避支援動作のステップを説明する(適宜図1〜図7参照)。
操舵制御ECU130は、所定距離内に障害物を検知したレーダ装置160がないときには(ステップS1→No)、進行方向に障害物は無いと判定して、制御をステップS1にもどすが、所定距離内に障害物を検知したレーダ装置160があるときには(ステップS1→Yes)、操舵制御ECU130は、障害物検知ECU130dによって、進行方向に障害物があると判定する。そして、操舵制御ECU130は車速センサSVによって、車両Vの車速VSを検出する(ステップS2)。
このとき、障害物の検知をドライバに通知する通知手段(警告表示、警報発報など)によって、車両Vの進行方向に障害物があることをドライバに通知する構成としてもよい。
一方、操舵制御ECU130は、衝突判定ECU130fによって、通常のブレーキ操作のみでは車両Vを停止できず、障害物と接触すると判定すると(ステップS3→No)、操舵制御ECU130は、ブレーキECU130aを介して、ブレーキ装置140に指令を与えて、ブレーキ装置140を作動させる(ステップS4)。
なお、ステップS4で作動されるブレーキ装置140は、アンチロックブレーキを動作させることが好ましい。アンチロックブレーキを動作させることで、後輪2が適時ロック状態から開放され、後輪2がともに車両Vの内側に向かって回転し、タイヤの抵抗が増える。したがって、車両Vを効果的に、かつ安定して停止・減速させることができる。
また、本実施形態においては、ステップS7で左右の後輪2L、2Rをトーインしたが、左右の後輪2L、2Rを車両Vの外側に向けてトーアウトする形態であってもよい。
なお、操舵制御ECU130は、トルクセンサSTで検出される操舵トルクが「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲内(閾値の範囲内)にあるときには、操舵トルクは「0」であると判定することが好ましい。
左右の後輪2L、2Rに設定するトー角θTは、例えば車速VSと障害物までの距離と障害物を回避するのに必要なヨーレート(目標ヨーレート)γTに基づいて算出される。
そして、ヨーレートセンサSYで検出される、車両Vに発生しているヨーレートγVとの差分(γR―γV)が、目標ヨーレートγTとなる。
このように、左右の前輪1L、1Rと左右の後輪2L、2Rをともに回避スペースの方向に向けることで、車両Vは、旋回することなく、斜め前方にスライド移動するように、回避スペースの方向に向かって進行する。
このように、本実施形態においては、車両Vがドライバの意思で操舵されているときには、操舵の方向にかかわらずにドライバの意思を優先させ、ドライバによる車両Vの操舵を支援できる。
次に、本実施形態にかかる衝突回避支援装置をカーブ走行の支援に応用する実施形態について説明する。本実施形態にかかる衝突回避支援装置をカーブ走行の支援に応用するため、車両システム100の操舵制御ECU130は、車線がカーブすることを事前に検知する必要がある。そのため、ナビゲーション装置170を備える車両システム100´を構成する。図9は、ナビゲーション装置を備える車両を示す図である。なお、図9に示す車両システム100´は、レーダ装置160(図1参照)が外され、ナビゲーション装置170が搭載されている以外は、図1に示す車両システム100と同等であるため、共通の構成要素の符号は車両システム100と同等とし、詳細な説明は省略する。
衝突回避支援ECU130e(図2参照)は、障害物検知ECU130dに、ナビゲーション装置170から入力される、車両V´の進行方向の車線の形状に関する情報に基づいて、車両V´の目標ヨーレートを算出する。ここで、目標ヨーレートは、旋回方向を含んだ値であることから、衝突回避支援ECU130eは、車両V´の旋回方向を判定することになる。したがって、衝突回避支援ECU130eは、請求項に記載の旋回方向判定装置である。
ここで、ナビゲーション装置170は、地図データ170aに含まれる車線形状情報である、車線の形状を把握するためのノードと各ノードを結ぶリンクとに基づいて、車線のカーブの有無やカーブの半径R、長さなどの情報を検知することができる。そして、これらの情報を障害物検知ECU130dに通知すればよい。
一方、前方にカーブがないときは(ステップS21→No)、操舵制御ECU130は制御をステップS21にもどす。
そして、衝突判定ECU130fが、車両V´が、現在の車速VSでカーブを通過可能と判定したら(ステップS23→Yes)、操舵制御ECU130は、ドライバの操向ハンドル3による操作で、カーブを通過させるため、制御をステップS21にもどす。
一方、衝突判定ECU130fが、車両V´が、現在の車速VSでカーブを通過できないと判定したら(ステップS23→No)、操舵制御ECU130は、ブレーキECU130aを介してブレーキ装置140に指令を与え、ブレーキ装置140を作動させる(ステップS24)。
このとき、表示装置等によって、ドライバに警告を与える(警告表示、警報発報など)構成であってもよい。
ここで、本実施形態においては、ステップS25で左右の後輪2L、2Rをトーインしたが、左右の後輪2L、2Rをトーアウトする形態であってもよい。
このように、車両V´の車速VSがカーブを通過可能な速度まで減速したときに、ブレーキ装置140の作動が解除されることで、ドライバは操向ハンドル3を操作して、違和感なくカーブを走行できる。
左右の後輪2L、2Rに設定するトー角θTは、例えば車速VSと、車両V´がカーブの半径Rに沿って旋回を回避するのに必要なヨーレート(目標ヨーレート)γTに基づいて算出される。したがって、目標ヨーレートγTと車速VSとトー角θTの関係を、例えばあらかじめデータ化して、操舵制御ECU130に備わる、図示しない記憶部に記憶しておく。そして、衝突回避支援ECU130eは、目標ヨーレートγTに対応するトー角θTを記憶部から読み出せばよい。
または、目標ヨーレートγTからトー角θTを算出する計算式を、衝突回避支援ECU130eを駆動するプログラムに組み込んでおいて、衝突回避支援ECU130eは、この計算式に基づいて、トー角θTを算出すればよい。
このとき、表示装置等によって、ドライバに警告を与える(警告表示、警報発報など)構成であってもよい。
そして、ヨーレートセンサSYで検出される、車両V´に発生しているヨーレートγVとの差分(γR―γV)が、目標ヨーレートγTとなる。
このように、外輪になる側の後輪2のトー角θTのみを変更することで、外輪とは反対側の内輪が直進性を保つことから、車両V´の挙動が安定するとともに、ドライバが、旋回の方向と反対の方向に操向ハンドル3を操作したときの応答を早くすることができる。
そして、左右の前輪1L、1Rが前方を向いたら(ステップS31→Yes)、操舵制御ECU130はカーブを抜け出たと判定して、トー角制御ECU130cを介して左右のトー角変更装置(RTC)120L、120Rに指令を与え、左右の後輪2L、2Rを元に戻す(ステップS32)。さらに、操舵制御ECU130は、ブレーキECU130aを介してブレーキ装置140に指令を与え、ブレーキ装置の作動を解除する(ステップS33)。そして、操舵制御ECU130は、制御をステップS21に戻す。
ここで、左右の後輪2L、2Rを元に戻すとは、左右の後輪2L、2Rのトー角を、左右の後輪2L、2Rの初期状態におけるトー角に戻すことである。
これは、例えばナビゲーション装置170の地図データ170aにおいて、車両V´がカーブを構成する車線(リンク)に進入したことをナビゲーション装置170が検知して、障害物検知ECU130dに通知するように構成することで実現できる。
本実施形態においては、車両V´の車速VSが高い状態で進行方向にカーブがある場合、ブレーキ装置140を作動させるとともに、後輪2がトーインするようにトー角θTが変更されることで、車両V´を効果的に減速できるという、優れた効果を奏する。
さらに、車両V´が、充分に減速できずに車速VSが高い状態でカーブに差し掛かったときに、ブレーキ装置140を作動して車両V´にブレーキをかけながら、後輪2をカーブの曲がりと反対の方向に転舵することで、車両V´に発生するカーブの曲がり方向に向けたヨーレートを増加させ、アンダステアによるカーブの外側への膨らみを抑えられるという、優れた効果を奏する。
2(2L、2R) 後輪
3 操向ハンドル
30 アクチュエータ
37 トー角変更制御ECU
38 ストロークセンサ
100、100´ 車両システム
110 電動パワーステアリング装置(前輪操舵装置)
120(120L、120R) トー角変更装置
130 操舵制御ECU
130a ブレーキECU
130b 電動パワーステアリングECU
130c トー角制御ECU
130d 障害物検知ECU
130e 衝突回避支援ECU(旋回方向判定装置)
130f 衝突判定ECU(衝突判定装置)
130g 回避判定ECU(回避判定装置)
140 ブレーキ装置(制動装置)
160 レーダ装置(障害物検知装置)
170 ナビゲーション装置
170a 地図データ
SV 車速センサ
ST トルクセンサ
V、V´ 車両
Claims (8)
- 制動装置と、
車両に備わる後輪のトー角を左右独立に変更可能なトー角変更装置と、
前記車両の進行方向の障害物の位置および幅方向の大きさを検知する障害物検知装置と、
前記障害物検知装置の検知結果を用いて、障害物との衝突・接触を判定する衝突判定装置と、
前記障害物検知装置の検知結果を用いて、前記障害物との衝突・接触を回避する回避スペースの有無を判定する回避判定装置と、を備える車両に適用され、当該車両の障害物との衝突・接触回避を支援する衝突回避支援装置であって、
前記衝突判定装置が衝突・接触を判定し、前記制動装置により当該車両に制動力が作用しているときに、
前記回避判定装置が、前記回避スペースがないと判定したときは、前記トー角変更装置により前記後輪のトー角を、左右ともトーインまたは左右ともトーアウトに変更して制動力を作用させることを特徴とする衝突回避支援装置。 - 前記制動装置は、ドライバの意思とは関係なく制動力を作用させる制動装置であって、
前記衝突判定装置が衝突・接触を判定したときには、前記制動装置により当該車両に制動力を作用させ、
前記回避判定装置が、前記回避スペースがないと判定したときは、前記トー角変更装置により前記後輪のトー角を、左右ともトーインまたは左右ともトーアウトに変更して制動力を作用させることを特徴とする請求項1に記載の衝突回避支援装置。 - 車両に備わる後輪のトー角を左右独立に変更可能なトー角変更装置と、
前記車両の進行方向の障害物の位置および幅方向の大きさを検知する障害物検知装置と、
前記障害物検知装置の検知結果を用いて、障害物との衝突・接触を判定する衝突判定装置と、
前記障害物検知装置の検知結果を用いて、前記障害物との衝突・接触を回避する回避スペースの有無の判定および回避スペースの方向を判定する回避判定装置と、を含んでなる衝突回避支援装置であって、
前記衝突判定装置が衝突・接触を判定し、
前記回避判定装置が、前記回避スペースがあると判定したときは、前記回避判定装置が判定した回避方向に前記トー角変更装置により前記後輪を転舵することを特徴とする衝突回避支援装置。 - 前記車両が備える前輪操舵装置に対する操舵トルクを検知したときは、前記検知した操舵トルクの方向へと前記車両をさらに旋回させるように、前記トー角変更装置により前記後輪を転舵することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の衝突回避支援装置。
- 前記衝突判定装置が衝突・接触を判定したときに、前記回避判定装置が判定を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の衝突回避支援装置。
- 車両に備わる後輪のトー角を左右独立に変更可能なトー角変更装置と、
前記車両の進行方向の障害物の位置を検知する障害物検知装置と、
前記障害物検知装置の検知結果を用いて、障害物との衝突・接触を判定する衝突判定装置と、
前記車両の旋回方向を判定する旋回方向判定装置と、を含んでなる衝突回避支援装置であって、
前記衝突判定装置が衝突・接触を判定したときは、前記旋回方向判定装置が判定した旋回方向へと前記車両をさらに旋回させるように、前記トー角変更装置により少なくとも前記後輪の外輪をトーアウトにすることを特徴とする衝突回避支援装置。 - 前記衝突判定装置は、前記車両に備わるナビゲーション装置の地図データを用いて衝突・接触を判定することを特徴とする請求項6に記載の衝突回避支援装置。
- 前記衝突判定装置が衝突・接触を判定したときは、前記トー角制御装置により左右ともトーインまたは左右ともトーアウトに変更して制動力を作用させた後、少なくとも前記後輪の外輪をトーアウトにすることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の衝突回避支援装置。
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