JP2008259580A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤10における遊技領域11の周囲となる位置に開口を設け、当該開口に、遊技盤10の前方と後方とにわたって空気を流動させることにより、遊技盤10の前面と後面とに生じる温度差を低減するための調整ファン52、52・・を設置した。したがって、比較的冷たくなりがちな遊技盤10の前面と、比較的熱くなりがちな遊技盤10の後面とに生じる温度差を低減することができ、当該温度差により生じる遊技盤10の反りや撓みといった変形を抑制することができる。また、遊技盤10の後方等に調整ファン52、52・・の設置スペースを考慮したりする必要がなく、限られたスペースを有効活用をすることができ、構成の合理化を図ることができるし、パチンコ機1の設計自由度の向上等といった効果もある。
【選択図】図2
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、遊技盤における遊技領域の周囲となる位置に開口を設け、当該開口に温度調整用ファンを設置したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、遊技盤前方の空気を後方へ送るように温度調整用ファンを設置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、遊技盤の後方に、風により遊技盤の後面を除熱する除熱用ファンを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、遊技盤における遊技領域の周囲となる位置に開口を設け、当該開口に温度調整用ファンを設置している。したがって、遊技盤の後方等に温度調整用ファンの設置スペースを考慮したりする必要がなく、限られたスペースを有効活用をすることができ、構成の合理化を図ることができるし、パチンコ機の設計自由度の向上等といった効果もある。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、遊技盤前方の空気を後方へ送るように温度調整用ファンを設置しているため、遊技盤の後方から前方へ空気を送るように設置した場合と比較して、遊技領域内を流下する遊技球に影響を与えにくいといったメリットがある。
加えて、請求項4に記載の発明によれば、遊技盤の後方に、風により遊技盤の後面を除熱する除熱用ファンを備えているため、遊技盤の後面が熱せられることによる遊技盤の熱変形を効果的に防止することができる。
図1は、パチンコ機1の前面を示した説明図である。図2は、遊技盤10を後方から示した説明図であり、図3は、遊技盤10を左側方から示した説明図、図4は、遊技盤10を上方から示した説明図である。
パチンコ機1は、パチンコ機1本体を支持する機枠2に、金属製のフレーム状部材であるミドル枠(図示せず)を介して遊技盤10を設置するとともに、該遊技盤10の前方を閉塞可能な前扉3を片開き自在に取り付けてなるものである。そして、該前扉3により閉塞される遊技盤10の前方空間(遊技盤10の前面)を、遊技球が流下する略円形の遊技領域11としている。
さらに、遊技領域11の略中央部には、遊技球を左右へ揺動させるステージ部材20が設置されているとともに、当該ステージ部材20上へ遊技球を導くための誘導部材(図示せず)、及びステージ部材20の上方に形成される図柄表示領域22への遊技球の進入を防止する庇部材21等を組み付けてなるセンター部材が設置されている。
さらに、遊技盤10の後面には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる「図柄」を図柄表示領域22内に表示させるための液晶表示装置(表示装置)41、遊技に係る制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」や液晶表示装置41における表示制御等)を行う制御装置42等が後述するような状態で設置されている。
遊技盤10は、透明な合成樹脂(たとえば、アクリル樹脂)により成形された板部材31と、板部材31よりも耐熱性を有する合成樹脂(たとえば、ポリカーボネート)により成形された格子状部材32とからなり、格子状部材32を、板部材31の後面側で遊技領域11の周囲となる位置に固着して構成されている。
さらに、遊技盤10の左右下隅部(すなわち、遊技領域11の周囲)には複数の開口が設けられている。そして、各開口には、遊技盤10前方と後方とにわたって空気を流動させることにより、遊技盤10の前面と後面とに生じる温度差を低減するための調整ファン(温度調整用ファン)52がネジ止めされている。当該調整ファン52は、遊技盤10前方(すなわち、遊技領域11内)の空気を吸い込むように設置されており、吸い込んだ遊技盤10前方の空気を遊技盤10の後方(たとえば、空間48等)へ送り込むようになっている。尚、最下方の調整ファン52よりも下方位置から当該調整ファン52の後方へ突出するように、壁片53が取り付けられており、当該壁片53によって、調整ファン52が遊技盤10後方へ送った空気を空間48側(上方)へ導くようになっている。また、各開口及び調整ファン52・・は、前扉3を閉塞することで、当該前扉3により遊技者の視界から遮蔽される位置に設けられている。
遊技盤10では、調整ファン52、52・・を動作させることにより、遊技盤10前方の空気(比較的温度の低い空気)が比較的温度の高い遊技盤10後方へ送り込まれることになり、遊技盤10の前面と後面との間での温度差が低減される。
さらに、ダクト部42c内へ送り込まれた風は、スリット42d、42d・・を介して制御装置42外部へ排出される。そして、その排出された風の一部を、スリット42d、42d・・上方へ突出した誘導壁41bにより隙間44内へ導くことで、液晶表示装置41の金属板を除熱する。尚、隙間44内へ導かれた風は、図示しないスリットから液晶支持部材41a外部へ排出される。
さらにまた、スリット42d、42d・・から排出され、誘導壁41bに遮られることなく風受け部材47まで到達した風を、連通路を介して空間48へ導くことで、板部材31の後面を上方から除熱する。
加えて、第二ファン51を動作させることにより、板部材31の後面へ風を直接吹き付けて、遊技盤10を下方からも除熱する。
また、遊技盤10における遊技領域11の周囲となる位置に開口を設け、当該開口に調整ファン52、52・・を設置している。したがって、遊技盤10の後方に調整ファン52、52・・の設置スペースを考慮したりする必要がなく、限られたスペースを有効活用をすることができ、構成の合理化を図ることができる。さらに、パチンコ機1の設計自由度の向上等といった効果もあるし、調整ファン52、52・・等を設置するための設置部材の簡素化、設置に係る部品点数の削減等といったメリットもある。
さらに、液晶表示装置41と板部材31との間の空間48へも風を送り込むようになっているため、当該風により板部材31の後面をも除熱することができ、遊技盤10の熱変形防止効果を一層高めることができる。加えて、第二ファン51を、熱を発しやすいソレノイド等が備えられるチューリップ式電動役物15や大入賞装置16の後方に設置しているため、遊技盤10の後面の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
加えて、このような温度調整機構及び除熱機構を備えることで、従来の木製の遊技盤と比較すると熱変形しやすいアクリル樹脂製等の板部材を、遊技盤10として問題なく採用することができる。
また、調整ファンの設置位置も適宜変更可能であって、上記実施形態に記載の左右下隅部に限定されることはなく、遊技盤の周縁部であれば、遊技盤の左右上隅部等に設けてもよいし、遊技盤から独立して設け、遊技盤よりも後方に設置したり、前扉の後面に設置したりしてもよい。またさらに、上記実施形態とは異なり、遊技盤後方の空気を遊技盤前方へ送り込むように調整ファンを設置しても同様の効果を奏することができる。加えて、調整ファンにより生じる風を利用して動く(揺動等する)飾り部材や役物等を遊技領域内や遊技盤後方の空間等に設置してもよい。尚、上記実施形態に記載したように遊技盤前方の空気を吸い込むように設置した方が、遊技領域内を流下する遊技球に影響を与えにくいといったメリットがある。
加えて、遊技盤を合成樹脂製ではなく木板とすることも当然可能であり、上記実施形態に記載の温度調整機構や除熱機構を備えることで、従来よりも薄い木板を採用することができ、環境に配慮したパチンコ機とすることができる。
Claims (4)
- 前面が遊技球を流下させる遊技領域となる遊技盤を備えたパチンコ機であって、
前記遊技盤前方と後方とにわたって空気を流動させることにより、前記遊技盤の前面と後面とに生じる温度差を低減する温度調整用ファンを備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 遊技盤における遊技領域の周囲となる位置に開口を設け、当該開口に温度調整用ファンを設置したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 遊技盤前方の空気を後方へ送るように温度調整用ファンを設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
- 遊技盤の後方に、風により遊技盤の後面を除熱する除熱用ファンを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ機。
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JP2013099616A (ja) * | 2013-02-26 | 2013-05-23 | Toyomaru Industry Co Ltd | パチンコ機 |
JP2016073701A (ja) * | 2015-12-28 | 2016-05-12 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004267422A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
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