JP2008259140A - 画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおけるかぶりや画像濃度の差が生じていても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことのできる画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよびその画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】 CCDラインセンサがあらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、CCDラインセンサ、第1の記憶部、第2の記憶部および算出部が両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差を決定し、判断部が決定された前記印字濃度の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、制御手段が前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、画像形成部、給紙部、画像読取部および操作部が、印字媒体に画像データを印字するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差に基づいて印字順序の制御を行う画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
最近の複写機、プリンタなどの画像形成装置には、印字媒体の第1面(以下、表面と記す場合がある)と、その反対側の面である第2面(以下、裏面と記す場合がある)との両方の面に対して画像を形成する両面印字を行うものが知られている。両面印字は、印字媒体の第1面に画像を転写し定着した後に、印字媒体反転手段などを用いて印字媒体の表裏面を反転して搬送ベルト上の転写部に再給紙し、第2面に画像を転写し定着する方法によって行われる。そしてこの両面印字を行った後、たとえば、左綴じとなるように印字物にステープル処理を施すことにより冊子を作製することができる。
上述のような両面印字を行う場合に、両面印字後の印字媒体における第1面と第2面とにおいて、かぶりや画像濃度に差が生じてしまうため、以下に示すような問題が生じる。図8は、従来の画像形成装置における印字順序と作製した冊子のページ番号との関係を示す図であり、図9は、従来の画像形成装置によって両面印字した後に作製した冊子の見開き状態を示す概略図である。たとえば、図8に示すように、A,B,C,D,E,F,G,Hの順に並ぶ、背景濃度の等しい8つの原稿画像を画像形成装置の画像読取部によりA,B,C,D,E,F,G,Hの順序で読取り、一連の画像データを作成する。そして、画像データの印字順序を原稿画像を読取った順序と同じ順序にして、これらの画像データを4枚の印字媒体の第1面と第2面とに両面印字し、得られた印字物に左綴じとなるようにステープル処理を施して冊子を作製する。このようにして作製された冊子は、図9に示すように、見開きとなる2ページ目および3ページ目、4ページ目および5ページ目、6ページ目および7ページ目において、右側のページと左側のページとが印字媒体の第1面Rと第2面Wとの組合せとなるため、かぶりや画像濃度が左右ページで異なり、その差が目立ってしまう。このようなかぶりや画像濃度の差は、背景の色調がハーフトーンである原稿画像を用いた場合に、特に顕著に現れてしまう。
このような問題を解決するために、たとえば特許文献1の画像形成装置では、表裏に異なる濃度見本が印字された原稿を、それぞれ表裏面に設けられるラインセンサで読取り、それぞれのラインセンサによる読取りデータを印字したものの濃度差に基づいて、両面の濃度が等しくなるように画像処理におけるパラメータを補正している。
特開2004−357074号公報
両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおいて、かぶりや画像濃度に差が生じる原因として以下に示す2つがある。まず、1つめの原因として原稿の表面の画像と裏面の画像とを異なるラインセンサによって読取るために、個々のラインセンサの読取り濃度の差が、かぶりや画像濃度の差として現れてしまうことが挙げられる。
また2つめの原因として、第2面への画像形成時における印字媒体の抵抗値が、第1面への画像形成時における印字媒体の抵抗値よりも高くなってしまうことが挙げられる。これは、熱定着方式により第1面にトナー像が定着される際に、定着時の加熱によって印字媒体中の水分が蒸発し、印字媒体の水分量が減少するために生じる。このように、印字媒体の抵抗値が異なることにより、第1面への画像形成時における転写効率と第2面への画像形成時における転写効率とが異なるため、これがかぶりや画像濃度の差として現れてしまう。
特許文献1の画像形成装置では、1つめの原因である、原稿の表面の画像と裏面の画像とを異なるラインセンサによって読取ることにより生じるかぶりや画像濃度の差をなくすことができる。しかし、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うものであるため、2つめの原因である第1面への画像形成時と第2面への画像形成時とにおける転写効率の違いによるかぶりや画像濃度の差をなくすことはできない。
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおけるかぶりや画像濃度の差が生じていても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことのできる画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよびその画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明は、印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成装置において、
あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力可能な入力手段と、
両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定される前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断する判断手段と、
前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御する制御手段と、
印字媒体に画像データを印字する出力手段とを備え、
前記判断手段が前記印字順序を変更すると判断した場合に、前記出力手段は、前記制御手段により制御されて変更された印字順序で印字媒体に画像データを印字することを特徴とする画像形成装置である。
また本発明の画像形成装置は、前記判断手段は、前記決定手段により決定される前記転写効率の差が、あらかじめ定められる閾値を超える場合に、前記印字順序を変更すると判断することを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、前記決定手段は、
画像データの背景濃度を求めるための情報を読取る読取部と、
前記読取部により読取られた情報を記憶する第1の記憶部と、
画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係をあらかじめ記憶する第2の記憶部と、
前記第2の記憶部に記憶される、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係に基づいて、前記第1の記憶部に記憶される情報から求められる画像データの背景濃度に対応する前記転写効率の差を算出する算出部とを備えることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、前記第2の記憶部は、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係を印字媒体の種類に応じて複数記憶することを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、前記閾値は、印字濃度の差が視覚的に違和感として認識される最小値以上に定められることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、前記出力手段は、両面印字後に印字媒体の第1面と第2面とを反転させる印字媒体反転手段を備えることを特徴とする。
また本発明は、印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成方法において、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定し、決定した前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、印字媒体に画像データを印字することを特徴とする画像形成方法である。
また本発明の画像形成方法は、画像データの背景濃度がハーフトーン領域であることを特徴とする。
また本発明は、コンピュータに前記画像形成方法を実行させることを特徴とする画像処理プログラムである。
また本発明は、コンピュータに前記画像形成方法を実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成装置において、入力手段があらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、決定手段が両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定し、判断手段が決定手段によって決定される前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、制御手段が前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御し、出力手段が印字媒体に画像データを印字する。そして、判断手段が前記印字順序を変更すると判断した場合に、出力手段は、制御手段により制御されて変更された印字順序で印字媒体に画像データを印字する。
これにより、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うことなく、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を小さくすることができる。そのため、冊子を見開き状態にしたときの視覚的な違和感を小さくできる。
また本発明によれば、判断手段は、決定手段により決定される前記転写効率の差が、あらかじめ定められる閾値を超える場合に、前記印字順序を変更すると判断する。
これにより、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差が大きい場合であっても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
また本発明によれば、決定手段は、画像データの背景濃度を求めるための情報を読取る読取部と、読取部により読取られた情報を記憶する第1の記憶部と、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係をあらかじめ記憶する第2の記憶部と、第2の記憶部に記憶される、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係に基づいて、第1の記憶部に記憶される情報から求められる画像データの背景濃度に対応する前記転写効率の差を算出する算出部とを備えることが好ましい。
これにより、画像データの情報から、これに対応する両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける正確な転写効率の差を簡便に算出することができるようになる。したがって、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を確実に小さくすることができ、視覚的な違和感をより確実に小さくすることができる。
また本発明によれば、第2の記憶部は、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係を印字媒体の種類に応じて複数記憶することが好ましい。
これにより、算出部は、印字媒体の種類に応じた画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係に基づいて、第1の記憶部に記憶される情報に対応する前記転写効率の差を算出することができる。したがって、印字媒体の種類が変更した場合においても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
また本発明によれば、閾値は、印字濃度の差が視覚的に違和感として認識される最小値以上に定められることが好ましい。これにより、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差が与える視覚的な違和感を確実になくすことができる。
また本発明によれば、出力手段は、両面印字後に印字媒体の第1面と第2面とを反転させる印字媒体反転手段を備えることが好ましい。これにより、画像データの印字順序があらかじめ定められる印字順序と異なる場合などに、製本前に印字媒体の第1面と第2面とを手動で反転させる手間をかけることなく、両面印字後の印字媒体をあらかじめ定められる印字順序で印字した場合と同じ順序に並べることが可能になる。したがって、冊子の作製に要する時間を短くすることができる。
また本発明によれば、印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成方法において、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定し、決定した前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、印字媒体に画像データを印字する。これにより、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うことなく、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を小さくことができる。そのため、冊子を見開き状態にしたときの視覚的な違和感を小さくできる。
また本発明によれば、前記画像形成方法は、画像データの背景濃度がハーフトーン領域である場合に用いられることが好ましい。これにより、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおけるかぶりや画像濃度の差が大きく視覚的な違和感が特に顕著に現れやすいハーフトーン領域の背景濃度を有する画像データを両面印字する場合であっても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
また本発明によれば、上記の画像形成方法をコンピュータに実行させるための画像形成プログラムおよびこの画像形成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明の画像形成装置は、印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成装置であって、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力可能な入力手段と、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定する決定手段と、決定手段によって決定される前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断する判断手段と、前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御する制御手段と、印字媒体に画像データを印字する出力手段とを備える。
そして、判断手段が前記印字順序を変更すると判断した場合に、出力手段は、制御手段により制御されて変更された印字順序で印字媒体に画像データを印字する。
これにより、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うことなく、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を小さくすることができる。そのため、冊子を見開き状態にしたときの視覚的な違和感を小さくできる。
なお、上記両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差は、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差として現れるため、以下で説明する本発明の実施形態において、印字濃度の差は転写効率の差に相当するものである。
図1は、本発明の一実施形態における画像形成装置1の構成を示す断面図であり、図2は、画像形成装置1の構成の一部を簡略化して示す概略図である。
画像形成装置1は、図1に示すように、紙などの印字媒体5に画像を形成する画像形成部2と、印字媒体5を画像形成部2に供給する給紙部3と、原稿台6に載置される原稿の画像を読取る画像読取部4とを含んで構成される。また画像形成装置1には、図示しない操作部が設けられる。操作部は、印字モード選択手段と印字媒体選択手段とを含む。印字モード選択手段では、印字媒体5の第1面のみ、すなわち片面のみに画像データを印字する片面印字モードと、印字媒体5の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に画像データを印字する両面印字モードとのうちいずれかを選択できる。印字媒体選択手段は、印字媒体5の種類を選択できる。これらの選択手段によって選択される条件のそれぞれに対して、制御手段7が、画像形成装置1の動作を制御する。制御手段7による画像形成装置1の動作の制御については後述する。画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部は、出力手段に相当する。
画像形成部2は、画像形成ユニット10y,10m,10c,10kと、転写ユニット11と、定着ユニット12と、排紙ユニット13とを含んで構成される。
画像形成ユニット10y,10m,10c,10kは、各色相の画像データに対応する静電潜像を像担持体である感光体14y,14m,14c,14k表面に形成し、該静電潜像を現像して、各色のトナー像を形成する。すなわち、画像形成ユニット10yはイエロー色の画像データに対応するトナー像を形成し、画像形成ユニット10mはマゼンタ色の画像データに対応するトナー像を形成し、画像形成ユニット10cはシアン色の画像データに対応するトナー像を形成し、画像形成ユニット10kはブラック色の画像データに対応するトナー像を形成する。
画像形成ユニット10y,10m,10c,10kは、それぞれイエロー色現像剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤またはブラック色現像剤を使用すること、および画像形成部2に入力される画像データのうち、イエロー色成分像に対応する画素信号、マゼンタ色成分像に対応する画素信号、シアン色成分像に対応する画素信号、ブラック色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力されること以外は構成を同じくするので、図2に示すように、イエロー色に対応する画像形成ユニット10yを代表例として示し、他については説明を省略する。なお、各色に対応する画像形成ユニット10などを個々に示す場合には、アルファベットの添字:y(イエロー色)、m(マゼンタ色)、c(シアン色)、k(黒色)を付して表す。画像形成ユニット10y,10m,10c,10kは、印字媒体担持体である搬送ベルト23の移動方向(副操作方向)、すなわち矢符23aの方向の上流側から下流側にこの順番で一列に並んで配列される。
画像形成ユニット10yは、イエロー色のトナー像を担持するイエロー色トナー像担持体である感光体14yと、感光体14yの表面を均一に帯電する帯電手段15yと、帯電された感光体14y表面に画像データに応じた光を露光して静電潜像を形成する露光ユニット16yと、トナーを感光体14y表面に形成された静電潜像に付着させることによってトナー像を形成する現像手段17yと、後述する転写ユニット11によって印字媒体5に転写されずに感光体14y表面に残ったトナーを除去回収するクリーニング手段18yとを含んで構成される。
感光体14yは、画像データに応じた光で露光されることによってその表面に静電潜像が形成される像担持体であり、回転自在に設けられる。感光体14yは、図示しない回転駆動手段により、軸線回りに回転駆動可能に支持され、円筒状または円柱状の導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層とを含んで構成される。感光体14yの回転駆動手段は、制御手段7によって制御され、これにより感光体14yの回転速度が制御される。
感光体14yの導電性基体には、たとえば、アルミニウム素管を用いることができる。また感光層は、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを積層して形成されてもよく、電荷発生物質と電荷輸送物質とを1つの層に含むものであってもよい。また感光層と導電性基体との間に下地層を設けてもよい。さらに、感光層の表面に保護層を設けてもよい。感光体14yは、図1の紙面に向って時計周りの方向に回転駆動する。
帯電手段15yは、感光体14yの表面を所定の極性の電位に帯電させる。本実施形態では帯電手段15yは、非接触のコロナ帯電方式によって感光体14yを帯電させる。なお、帯電手段は、上記非接触のコロナ帯電方式のものに限定されるものではなく、たとえば、帯電ローラ、帯電ブラシなどの接触方式の帯電手段であってもよい。
露光ユニット16yは、入力される画像データのイエロー色に対応する画素信号が入力され、該画素信号に応じて変調されるドット光であるレーザ光を発する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子からのレーザ光を主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー19yと、ポリゴンミラー19yによって偏向されるレーザ光を感光体14y表面に結像させるためのfθレンズ20yおよび複数のミラー21y,22yとを含んで構成される。露光ユニット16yは、レーザ光を感光体14y表面に照射し、感光体14yの表面に、イエロー色の画像データに対応する静電潜像を形成する。
現像手段17yは、感光体14yを臨んで設けられ、感光体14yにトナーを供給して露光ユニット16yによって形成される感光体14y上の静電潜像をトナー像とする。現像手段17yは、感光体14y表面に接触し、かつ軸線回りに回転駆動可能に設けられ、イエロー色トナーを感光体14y表面の静電潜像に供給する現像ローラと、イエロー色トナーを収容するトナー収容容器と、トナー収容容器の内部に軸線回りに回転駆動可能に設けられ、現像ローラ表面にイエロー色トナーを供給する攪拌ローラとを含んで構成される。
トナー収容容器に収容されるイエロー色トナーは、攪拌ローラの攪拌によって摩擦帯電されて現像ローラに供給される。なお、現像ローラは、固定磁極を内包し、図1の紙面に向って反時計周りの方向に回転駆動するように、トナー収容容器に支持されており、現像ローラには、図示しない現像バイアス印加手段によって、トナーと同極性の現像バイアスが印加される。
現像ローラ表面に供給されたイエロー色トナーは、感光体14yと現像ローラとの電位差などを利用して感光体14y表面の静電潜像に供給され、イエロー色の画像データに対応するトナー像を形成する。
クリーニング手段18yは、感光体14y表面のイエロー色トナー像が、後述する搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5に転写された後に、感光体14y表面に残存するイエロー色トナーを除去し回収する。
以下、画像形成ユニット10yの動作について説明する。まず、感光体14yをその軸線回りに回転駆動させながら、帯電手段15yにより感光体14yの表面をたとえば−600Vに帯電する。次に、帯電状態にある感光体14yの表面に、露光ユニット16yからイエロー色の画像データに対応するレーザ光を照射し、イエロー色の画像データに対応する露光電位−250Vの静電潜像を形成する。次いで、感光体14yの表面に、現像手段17yの現像ローラ表面に供給されるイエロー色トナーを接触させる。現像ローラには現像バイアスとして−450Vの直流電圧が印加されており、負帯電状態のイエロー色トナーが、現像ローラと感光体14yとの電位差によって静電潜像に付着し、感光体14yの表面にイエロー色のトナー像が形成される。感光体14y表面に形成されるイエロー色トナー像は、後述するように、感光体14yの表面に圧接し、矢符23aの方向に駆動する搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5に転写される。印字媒体5へのトナー像の転写が行われると、感光体14yの表面に残留するイエロー色トナーは、クリーニング手段18yにより除去回収される。
転写ユニット11は、印字媒体担持体である搬送ベルト23と、転写手段24y,24m,24c,24kと、印字媒体担持体駆動手段である駆動ローラ25と、従動ローラ26とを含んで構成される。
搬送ベルト23は、複数の像担持体である感光体14y,14m,14c,14kに当接するように設けられ、感光体14y,14m,14c,14kに形成されるトナー像が重ね合わされて転写される印字媒体5を担持して搬送する印字媒体担持体である。搬送ベルト23は、搬送ベルト23を駆動する印字媒体担持体駆動手段である駆動ローラ25と従動ローラ26との間に張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルトであり、副操作方向、すなわち矢符23a方向に駆動される。
搬送ベルト23は、感光体14y,14m,14c,14kにこの順番で圧接する。搬送ベルト23の感光体14y,14m,14c,14kに圧接する位置が、各色相のトナー像の転写位置である。後述する給紙部3によって供給される印字媒体5および搬送ベルト23を介して感光体14y,14m,14c,14kに対向する位置に、転写手段24y,24m,24c,24kが配置される。
転写手段24y,24m,24c,24kは、それぞれ、搬送ベルト23に圧接し、かつ図示しない駆動手段によりその軸線回りに回転駆動可能な転写駆動ローラと、転写ローラの回転に従動する転写従動ローラと、転写駆動ローラと転写従動ローラとの間に張架される転写ベルトとを含んで構成される。また転写手段24y,24m,24c,24kには、感光体14y,14m,14c,14kの表面に形成されるトナー像を搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5上に転写するために、トナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
転写手段24y,24m,24c,24kに印加される転写バイアスによって、搬送ベルト23および搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5に高電圧が均一に印加される。これにより、感光体14y,14m,14c,14kに形成されるイエロー色、マゼンタ色、シアン色およびブラック色の各色相のトナー像が印字媒体5に順次重ね合わさって転写され、印字媒体5に多色トナー像が形成される。但し、イエロー色、マゼンタ色、シアン色およびブラック色の色相の一部のみの画像データが入力される場合には、画像形成ユニット10y,10m,10c,10kのうち、入力される画像データの色相に対応する画像形成ユニットのみにおいてトナー像が形成される。
駆動ローラ25は、搬送ベルト23を駆動する印字媒体担持体駆動手段である。駆動ローラ25は、制御手段7によって制御され、駆動ローラ25の回転によって移動する搬送ベルト23の速度が制御される。従動ローラ26は、搬送ベルト23がたるまないように、搬送ベルト23に所定の張力を付与しながら、駆動ローラ25の回転に従動して回転する。
画像形成ユニット10kと後述する定着ユニット12との間には、除電手段27が設けられる。除電手段27には、図示しない交流電圧印加手段によって交流電流が流され、搬送ベルト23に静電吸着される印字媒体5を搬送ベルト23から分離する。
転写ユニット11は、感光体14y,14m,14c,14k上に形成される各色のトナー像を、搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5の所定位置に重ね合わせて転写し、多色トナー像を形成する。このトナー像は、定着ユニット12によって印字媒体5上に定着される。
定着ユニット12は、加熱ローラ28および加圧ローラ29を備える。加熱ローラ28は、図示しない駆動手段により、軸線回りに回転駆動可能に設けられる。加熱ローラ28の内部には、ハロゲンランプなどの加熱ヒータが設けられる。加圧ローラ29は、印字媒体5を介して加熱ローラ28に圧接して設けられる。定着ユニット12では、転写ユニット11によってトナー像が転写された印字媒体5が、加熱ローラ28と加圧ローラ29との圧接部に搬送され、加熱ローラ28と加圧ローラ29とによって加熱および加圧される。このような熱転写方式によって、印字媒体5に転写されたトナー像は印字媒体5に定着される。
排紙ユニット13は、画像形成装置1の筐体外側に設けられる排紙トレイ30と、排紙トレイ30近傍に設けられる排紙ローラ31a,31bと、排紙ローラ31a,31bと定着ユニット12との間に設けられる切換え器32とを含んで構成される。印字モード選択手段によって片面印字モードが選択される場合には、制御手段7は、定着ユニット12によって第1面のみにトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第1面のみにトナー像が定着された印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
一方、印字モード選択手段によって両面印字モードが選択される場合には、まず制御手段7は、定着ユニット12によって第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Aに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5は、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Aに搬送され、さらに第2面に画像を形成するべく、第2面が感光体14y,14m,14c,14kに当接するように、複数のレジストローラを含む搬送経路Bに搬送されて第2面にトナー像が定着される。
そして、印字媒体5を反転させない場合には、制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
一方、印字媒体5を反転させる場合には、まず制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Cに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Cに搬送されると、制御手段7は、搬送経路Cを通過した印字媒体5が画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして搬送経路Cを通過した印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
搬送経路A,B,Cは、給紙部3に設けられており、搬送経路Cは、両面印字後に印字媒体5の第1面と第2面とを反転させるための印字媒体反転手段である。このような印字媒体反転手段が備えられることにより、画像データの印字順序があらかじめ定められる印字順序と異なる場合などに、製本前に印字媒体5の第1面と第2面とを手動で反転させる手間をかけることなく、両面印字後の印字媒体をあらかじめ定められる印字順序で印字した場合と同じ順序に並べることが可能になる。したがって、冊子の作製にかかる時間を短くすることができる。
なお、片面印字モードおよび両面印字モードは、画像形成の度に選択される必要はない。印字モード選択手段によって印字モードが選択されない場合には、たとえば、前回の画像形成時の印字モードを記憶する印字モード記憶手段により記憶される印字モード、使用頻度の高い印字モード、およびあらかじめ定められる印字モードなどのうちいずれかが選択されたとみなされて、画像形成が行われる。
給紙部3は、搬送経路A,B,C,Dと、印字媒体5を収容する印字媒体カセット33と、印字媒体5を搬送経路Dに1枚ずつ送給するピックアップローラ34と、感光体14y上のトナー像が、転写手段24yと感光体14yとの圧接部である転写位置に搬送されるのに同期して、該転写位置に印字媒体5を送給する複数組のレジストローラとを含んで構成される。
給紙部3では、印字媒体カセット33内に収容される印字媒体5を、ピックアップローラ34によって1枚ずつ搬送経路Dに送給し複数組のレジストローラによって転写手段24yと感光体14yとの圧接部である転写位置に送給する。
画像読取部4は、原稿台6に載置される原稿の画像を読取り、画像データを作成する。原稿台6は、その上面が原稿台6に対して開閉可能な状態で支持され、原稿が載置される原稿載置面が設けられる。原稿台6への原稿の載置は、ユーザによって手動で行われるものであってもよく、両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document
Feeder)35によって行われるものであってもよい。
両面自動原稿送り装置35は、原稿の一方の面が原稿台6のあらかじめ定められる位置に画像読取部4に対向して載置されるように原稿を搬送し、この一方の面についての画像読取りが終了した後に、他方の面が原稿台6のあらかじめ定められる位置に画像読取部4に対向して載置されるように原稿を反転して原稿台6に搬送する。両面自動原稿送り装置35は、1枚の原稿について両面の画像読取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿についての上述の搬送動作を繰り返し実行する。以上の両面自動原稿送り装置35による原稿の搬送および表裏面反転動作は、制御手段7によって画像形成装置1全体の動作に関連して制御される。
画像読取部4は、原稿台6に載置される原稿の画像を読取り、画像データを作成するために、原稿台6の下方に配置される。画像読取部4は、原稿台6の下面に沿って平行に往復移動する第1原稿走査ユニット36および第2原稿走査ユニット37と、光学レンズ38と、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ39とを含んで構成される。
第1原稿走査ユニット36は、原稿の画像読取部4に対向する側の面の原稿画像を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を第2原稿走査ユニット37の方向に向かって偏向する第1ミラーとを含み、原稿台6の下面に対して一定の距離を保ちつつ、一定の走査速度で平行に往復移動する。第2原稿走査ユニット37は、第1原稿走査ユニット36の第1ミラーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに光学レンズ38の方向に向かって偏向する第2および第3ミラーを含み、第1原稿走査ユニット36と一定の速度関係を保って第1原稿走査ユニット36と平行に往復移動する。
光学レンズ38は、第2原稿走査ユニット37の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ39上の所定位置に結像させる。CCDラインセンサ39は、白黒画像あるいはカラー画像を読取り、結像された該画像の光像を順次光電変換して各色の電気信号に変換する。そしてこれらの電気信号に基づく画像データを作成して、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。また、たとえば最初に読取られる原稿画像の中央部付近における複数ライン分、たとえば10ライン分の画像データを制御手段7に出力する。CCDラインセンサ39は、入力手段および読取部に相当する。
なお、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kおよび制御手段7に出力される画像データとしては、上述のCCDラインセンサ39により入力されるものに限定されるものではなく、たとえば、画像形成装置1に接続される図示しないパーソナルコンピュータなどの外部機器により作成された画像データであってもよい。画像形成装置1にはパーソナルコンピュータとデータ通信を行うためのインターフェイスが設けられ、パーソナルコンピュータはこのインターフェイスを介して前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに画像データを出力し、中央部付近における複数ライン分、たとえば10ライン分の画像データを制御手段7に出力する。上記インターフェイスは入力手段に相当する。
制御手段7は、マイクロコンピュータを主体とする中央演算処理装置(以下、CPU(
Central Processing Unit)と記す。)から構成され、図2に示すように、第1の記憶部7aと、第2の記憶部7bと、算出部7cと、判断部7dとを備える。CCDラインセンサ39またはインターフェイス、第1の記憶部7a、第2の記憶部7bおよび算出部7cは、決定手段に相当する。判断部7dは判断手段に相当する。
第1の記憶部7aは、CCDラインセンサ39またはパーソナルコンピュータから入力される中央部付近における複数ライン分の画像データを記憶する。第2の記憶部7bには、画像データの印字率と背景濃度との関係を示すテーブルデータT1、および画像データの背景濃度と両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差との関係を示すテーブルデータT2があらかじめ格納される。また、あらかじめ定められる閾値も記憶される。
算出部7cは、まず第1の記憶部7aに記憶される前記中央部付近における複数ライン分の画像データに基づいて、各画素における濃度値を求め、その合計値から画像データの印字率を算出する。ここで画像データの印字率とは、ベタ画像データの印字率を100%とし、印字のなされない白画像データの印字率を0%としたときの値である。通常の文字画像データの印字率は5%〜6%であり、ハーフトーン領域の画像データの印字率は20%程度である。
その後、算出部7cは、第2の記憶部7bに格納されるテーブルデータT1を呼び出し、このテーブルデータT1に基づいてテーブルサーチを行い、算出した画像データの印字率に対応する画像データの背景濃度の値を求める。次いで第2の記憶部7bに格納されるテーブルデータT2を呼び出し、このテーブルデータT2に基づいてテーブルサーチを行い、求めた画像データの背景濃度の値に対応する両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値を求める。
そして判断部7dは、まず、算出部7cにより求められた前記印字濃度の差の値が、あらかじめ定められる閾値を超える値であるか否かを判断し、その判断結果に基づいて画像データの印字順序を以下に示すようにして判断する。
図3は、本発明の画像形成装置1における印字順序と作製した冊子のページ番号との関係を示す図であり、図4は、本発明の画像形成装置1によって両面印字した後に作製した冊子の見開き状態を示す概略図である。たとえば、A,B,C,D,E,F,G,Hの順に並ぶ、背景濃度の等しい8つの原稿画像から作成される一連の画像データを4枚の印字媒体5に両面印字する場合における、判断部7dによる画像データの印字順序の判断方法について説明する。制御手段7に設けられるRAM(Random Access Memory)などから構成される図示しないメモリには、CCDラインセンサ39により上記の原稿画像を読取った際にその読取順序、この場合、A,B,C,D,E,F,G,Hの順序があらかじめ定められる印字順序として記憶される。またはパーソナルコンピュータなどにより入力される一連の画像データを印字する場合には、上記読取順序の換わりに、各画像データの作成順序があらかじめ定められる印字順序として記憶される。また、このメモリには、あらかじめ定められる印字順序変更パターンが記憶される。
判断部7dは、算出部7cにより求められた両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値以下であると判断した場合には、あらかじめ定められる印字順序の変更を行わないと判断する。そして制御手段7が判断部7dによる前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御し、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部があらかじめ定められる印字順序で印字媒体5に一連の画像データを印字した後、得られた印字物に左綴じとなるようにステープル処理を施して冊子を作製する。このようにして作製される冊子は、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差が小さいため、全ページにおけるかぶりや画像濃度の差が小さい。したがって、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差は小さい。
一方、判断部7dは、算出部7cにより求められた両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値を超えると判断した場合には、図3の両面印字後の印字媒体モデルに示すように、あらかじめメモリに記憶される印字順序変更パターンに従って、あらかじめ定められる印字順序をA,B,D,C,E,F,H,Gとなるように、すなわち偶数枚目の印字媒体5の中での画像データの印字順序が、あらかじめ定められる印字順序とは反対になるように変更すると判断する。そして制御手段7が判断部7dによる前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御し、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部が変更された印字順序で印字媒体5に画像データを印字した後、得られた印字物に左綴じとなるようにステープル処理を施して冊子を作製する。このようにして作製される冊子は、見開きとなる2ページ目および3ページ目、4ページ目および5ページ目、6ページ目および7ページ目において、図4に示すように、右側のページと左側のページとが印字媒体5の第1面R同士、または第2面W同士の組合せとなるため、かぶりや画像濃度が左右ページで同程度になり、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差が大きい場合であっても、視覚的な違和感がなくなる。
このように、判断部7dが、決定手段であるCCDラインセンサ39またはインターフェイス、第1の記憶部7a、第2の記憶部7bおよび算出部7cにより決定される、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差が、あらかじめ定められる閾値を超えると判断した場合に、あらかじめ定められる印字順序を変更すると判断することにより、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差が大きい場合であっても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
また、前記決定手段が備えられることにより、中央部付近における複数ライン分の画像データの情報から、これに対応する両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける正確な印字濃度の差を簡便に算出することができるようになる。したがって、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を確実に小さくすることができ、視覚的な違和感をより確実に小さくすることができる。
上記閾値としては、たとえば、マクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Macbeth社製)により測定した値であれば0.05以上に定められることが好ましい。両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差が0.05以下の場合は、その差を人間の視覚では判断できない。このように、閾値は、印字濃度の差が視覚的に違和感として認識される最小値以上に定められることにより、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差が与える視覚的な違和感を確実になくすことができる。
なお、印字順序の変更パターンは、上述のパターンに限定されるものではなく、たとえば、奇数枚目の印字媒体5の中での印字順序があらかじめ定められる印字順序とは反対になるように変更するパターンであってもよい。
図5は、厚みの異なる印字媒体5における、原稿画像の背景濃度と印字媒体5の第1面における印字濃度との関係を示すグラフであり、図6は、原稿画像の背景濃度と、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度との関係を示すグラフであり、図6Aは、厚み(秤量)が60g/cm2の印字媒体5におけるグラフを示し、図6Bは、厚み(秤量)が80g/cm2の印字媒体5におけるグラフを示し、図6Cは、厚み(秤量)が110g/cm2の印字媒体5におけるグラフを示す。図5および図6における背景濃度および印字濃度は、マクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Macbeth社製)により測定した値である。
図5に示すように、印字媒体5の厚みが大きくなるほど第1面における印字濃度の値は小さくなる。これは、印字媒体5の厚みの違いにより印字媒体5の実効的な転写電圧値が異なり、これにより画像形成時における転写効率が異なるからである。また、図6A〜図6Cに示すように、印字媒体5の厚みが大きくなるほど、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値も大きくなる。このように、印字媒体5の厚み、すなわち印字媒体5の種類が異なると、印字される印字濃度の値および両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値は異なる。したがって、印字媒体5の種類に応じて、画像データの背景濃度と両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差との関係を示すテーブルデータT2を変更することが好ましい。具体的には、第2の記憶部7bには、画像データの背景濃度と前記印字濃度の差との関係を示すテーブルデータT2が、印字媒体5の種類に応じて複数記憶される。そして算出部7cは、ユーザにより操作部に設けられる印字媒体選択手段から印字媒体5の種類が選択されると、選択された印字媒体5に対応するテーブルデータT2を呼び出し、これに基づいて上述のような算出を行う。
このように、第2の記憶部7bは、画像データの背景濃度と両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける印字濃度の差との関係を示すテーブルデータT2を印字媒体5の種類に応じて複数記憶することが好ましい。これにより、算出部7cは、印字媒体5の種類に応じた画像データの背景濃度と前記印字濃度の差との関係に基づいて、第1の記憶部に記憶される中央部付近における複数ライン分の画像データの情報に対応する前記印字濃度の差を算出することができる。したがって、印字媒体5の種類が変更した場合においても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
また印字媒体5の種類に応じて複数の閾値があらかじめ定められていてもよい。この場合には、判断部7dは、ユーザにより操作部に設けられる印字媒体選択手段から印字媒体5の種類が選択されると、選択された印字媒体5に対応する閾値を第2の記憶部7bから呼び出し、これに基づいて上述のような判断を行う。
なお、印字媒体5の種類は、画像形成の度に選択される必要はない。印字媒体選択手段によって印字媒体5の種類が選択されない場合には、たとえば、前回の画像形成時に使用した印字媒体5の種類を記憶する印字媒体記憶手段により記憶される印字媒体5、使用頻度の高い印字媒体5、およびあらかじめ定められる印字媒体5などのうちいずれかが選択されたとみなされて、画像形成が行われる。
以下、印字モード選択手段によって片面印字モードが選択されているときの画像形成装置1の動作について説明する。
画像読取部4のCCDラインセンサ39は、原稿台6に載置される背景濃度の等しい複数の原稿画像を手動または両面自動原稿送り装置(RADF)を用いて順に読取ることにより、一連の画像データを作成し、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。
または、画像形成装置1に接続される図示しないパーソナルコンピュータは、一連の画像データを作成し、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。
そして、以下に示すような画像形成プロセスにより印字媒体5に片面印字が行われる。
画像形成装置1は、画像形成部2に含まれる画像形成ユニット10y,10m,10c,10kによって感光体14y,14m,14c,14k表面に、入力された前記画像データに対応する各色トナー像を形成する。転写ユニット11は、感光体14y,14m,14c,14k上のトナー像を、給紙部3により供給され、搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5上に転写し、多色トナー像を形成する。定着ユニット12は、印字媒体5に転写された多色トナー像を、加熱ローラ28および加圧ローラ29による加熱および加圧によって印字媒体5上に定着させる。
印字媒体5の片面である第1面のみにトナー像が定着されると、制御手段7は、第1面のみにトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第1面のみにトナー像が定着された印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
以下に、印字モード選択手段によって両面印字モードが選択されているときの画像形成装置1の動作について説明する。
画像読取部4のCCDラインセンサ39は、原稿台6に載置される背景濃度の等しい複数の原稿画像を手動または両面自動原稿送り装置(RADF)を用いて順に読取ることにより、一連の画像データを作成し、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。または、画像形成装置1に接続される図示しないパーソナルコンピュータは、一連の画像データを作成し、前述の露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。そして、CCDラインセンサ39またはパーソナルコンピュータは、中央部付近における複数ライン分の画像データを制御手段7に出力する。
制御手段7の第1の記憶部7aは、CCDラインセンサ39またはパーソナルコンピュータから入力される中央部付近における複数ライン分の画像データを記憶する。
制御手段7の算出部7cは、まず第1の記憶部7aに記憶される前記中央部付近における複数ライン分の画像データに基づいて、各画素における濃度値を求め、その合計値から画像データの印字率を算出する。そして第2の記憶部7bにあらかじめ格納される、画像データの印字率と背景濃度との関係を示すテーブルデータT1を呼び出し、このテーブルデータT1に基づいてテーブルサーチを行い、算出した画像データの印字率に対応する画像データの背景濃度の値を求める。次いで第2の記憶部7bにあらかじめ格納される、画像データの背景濃度と両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差との関係を示す複数のテーブルデータT2のうち、たとえば印字媒体選択手段により選択された印字媒体5に対応するテーブルデータT2を呼び出し、このテーブルデータT2に基づいてテーブルサーチを行い、求めた背景濃度の値に対応する前記印字濃度の差の値を算出する。
判断部7dは、算出部7cにより求められた両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値が、あらかじめ定められる閾値を超える値であるか否かを判断する。そして判断部7dは、算出部7cにより求められた前記印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値以下であると判断した場合には、あらかじめ定められる印字順序の変更を行わないと判断する。
一方、判断部7dは、前記印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値を超えると判断した場合には、あらかじめメモリに記憶される印字順序変更パターンに従って、たとえば、偶数枚目の印字媒体5の中での画像データの印字順序が、あらかじめ定められる印字順序とは反対になるように変更すると判断する。
そして制御手段7は、判断部7dの判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部は、あらかじめ定められる印字順序もしくは変更された印字順序で以下に示すような画像形成プロセスにより印字媒体5に両面印字を行う。
画像形成装置1は、画像形成部2に含まれる画像形成ユニット10y,10m,10c,10kによって感光体14y,14m,14c,14k表面に、入力された前記画像データに対応する各色トナー像を形成する。転写ユニット11は、感光体14y,14m,14c,14k上のトナー像を、給紙部3により供給され、搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5上に転写し、多色トナー像を形成する。定着ユニット12は、印字媒体5に転写された多色トナー像を、加熱ローラ28および加圧ローラ29による加熱および加圧によって印字媒体5上に定着させる。
印字媒体5の第1面にトナー像が定着されると、制御手段7は、第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Aに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5は、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Aに搬送され、さらに第2面に画像を形成するべく、第2面が感光体14y,14m,14c,14kに当接するように、複数のレジストローラを含む搬送経路Bに搬送されて、第1面と同様にして第2面にトナー像が定着される。
そして、判断部7dがあらかじめ定められる印字順序を変更しないと判断した場合、または変更すると判断した場合であって、印字媒体5の中での画像データの印字順序があらかじめ定められる印字順序と同じ順序の場合には、制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
一方、判断部7dがあらかじめ定められる印字順序を変更すると判断した場合であって、印字媒体5の中での画像データの印字順序が、あらかじめ定められる印字順序とは反対の順序の場合には、まず制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Cに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Cに搬送されると、制御手段7は、搬送経路Cを通過した印字媒体5が画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして搬送経路Cを通過した印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
このように、本発明の画像形成装置1では、CCDラインセンサ39またはインターフェイスが、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、CCDラインセンサ39またはインターフェイス、第1の記憶部7a、第2の記憶部7bおよび算出部7cが、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差を決定し、判断部7dが、前記印字濃度の差に基づいて前記印字順序を変更するか否かを判断し、制御手段7が、前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部が、印字媒体5に画像データを印字する。そして判断部7dが、前記印字順序を変更すると判断した場合に、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部は、前記制御手段により制御されて変更された印字順序で印字媒体に画像データを印字する。
これにより、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うことなく、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を小さくことができる。そのため、冊子を見開き状態にしたときの視覚的な対する違和感を小さくできる。
以下に、本発明の画像形成装置1の動作手順の一例を用いて、本発明の画像形成方法について説明する。図7は、本発明の画像形成方法を示すフロー図である。
画像形成装置1において、たとえばユーザによって操作部に設けられる印字モード選択手段から両面印字モードを動作させる指示が入力され、印字媒体選択手段から印字媒体5の種類が選択されると、図7に示すように、ステップS0からステップS1に移行して、両面印字動作が開始される。
ステップS1では、画像読取部4のCCDラインセンサ39は、原稿台6に載置される背景濃度の等しい複数の原稿画像を両面自動原稿送り装置(RADF)を用いて順に読取ることにより、一連の画像データを作成し、露光ユニット16y,16m,16c,16kに出力する。そして、最初に読取られる原稿画像の中央部付近における複数ライン分、たとえば10ライン分の画像データを制御手段7に出力する。そして制御手段7の第1の記憶部7aは、CCDラインセンサ39により入力された中央部付近における複数ライン分の画像データを記憶する。
ステップS2では、制御手段7の算出部7cは、まず第1の記憶部7aに記憶される前記中央部付近における複数ライン分の画像データに基づいて、CCDラインセンサ39の各画素における濃度値を求め、その合計値から画像データの印字率を算出する。そして第2の記憶部7bにあらかじめ格納される、画像データの印字率と背景濃度との関係を示すテーブルデータT1を呼び出し、このテーブルデータT1に基づいてテーブルサーチを行い、算出した画像データの印字率に対応する画像データの背景濃度の値を求める。次いで第2の記憶部7bにあらかじめ格納される、画像データの背景濃度と両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差との関係を示す複数のテーブルデータT2のうち、印字媒体選択手段により選択された印字媒体5に対応するテーブルデータT2を呼び出し、このテーブルデータT2に基づいてテーブルサーチを行い、求めた背景濃度の値に対応する前記印字濃度の差の値を求める。
ステップS3では、判断部7dは、算出部7cにより求められた両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差の値が、あらかじめ定められる閾値、たとえばマクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Macbeth社製)により測定した値である0.05を超える値であるか否かを判断する。そして、判断部7dは、算出部7cにより求められた前記印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値である0.05を超えると判断した場合には、ステップS4に移行し、あらかじめメモリに記憶される印字順序変更パターンに従って、偶数枚目の印字媒体5の中での画像データの印字順序を、あらかじめ定められる印字順序である原稿画像の読取順序とは反対になるように変更すると判断する。その後ステップS5に移行する。
一方、判断部7dは、算出部7cにより求められた前記印字濃度の差の値があらかじめ定められる閾値である0.05以下であると判断した場合には、あらかじめ定められる印字順序の変更を行わないと判断し、ステップS5に移行する。この場合、画像データの印字順序はあらかじめ定められる印字順序である原稿画像の読取順序と同様になる。
ステップ5では、制御手段7が、判断部7dの前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、画像形成部2、給紙部3、画像読取部4および操作部が、変更された印字順序またはあらかじめ定められる印字順序で以下に示す画像形成プロセスにより画像形成を行う。
画像形成装置1は、画像形成部2に含まれる画像形成ユニット10y,10m,10c,10kによって感光体14y,14m,14c,14k表面に、CCDラインセンサ39により入力された前記画像データに対応する各色トナー像を形成する。転写ユニット11は、感光体14y,14m,14c,14k上のトナー像を、給紙部3により供給され、搬送ベルト23に担持搬送される印字媒体5上に転写し、多色トナー像を形成する。定着ユニット12は、印字媒体5に転写された多色トナー像を、加熱ローラ28および加圧ローラ29による加熱および加圧によって印字媒体5上に定着させる。
印字媒体5の第1面にトナー像が定着されると、制御手段7は、第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第1面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Aに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5は、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Aに搬送され、さらに第2面に画像を形成するべく、第2面が感光体14y,14m,14c,14kに当接するように、複数のレジストローラを含む搬送経路Bに搬送されて、第1面と同様にして第2面にトナー像が定着される。
そして、判断部7dがあらかじめ定められる印字順序を変更しないと判断した場合、または変更すると判断した場合であって、印字媒体5の中での画像データの印字順序があらかじめ定められる印字順序と同じ順序の場合には、制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
一方、判断部7dがあらかじめ定められる印字順序を変更すると判断した場合であって、印字媒体5の中での画像データの印字順序があらかじめ定められる印字順序とは反対の順序の場合には、まず制御手段7は、定着ユニット12によって第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、そのまま画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして第2面にトナー像が定着された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bによって送給され、一旦その一部が画像形成装置1の外部に排出されると、制御手段7は、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が搬送経路Cに搬送されるように切換え器32を切換える。その後、一部が画像形成装置1の外部に排出された印字媒体5が、排紙ローラ31a,31bの逆回転により逆方向に移動して搬送経路Cに搬送されると、制御手段7は、搬送経路Cを通過した印字媒体5が画像形成装置1の外部に排出されるように切換え器32を切換える。そして搬送経路Cを通過した印字媒体5は、切換え器32により切換えられた搬送経路を通り、排紙ローラ31a,31bによって送給され、画像形成装置1の外部に排出されて排紙トレイ30に載置される。
そしてステップS5における画像形成プロセスが終了すると、ステップS6に移行し、両面印字が終了する。
このように、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差を決定し、決定した前記印字濃度の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御し、印字媒体に画像データを印字することにより、現像条件や表面電位条件などのパラメータの補正を行うことなく、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差を小さくことができる。そのため、冊子を見開き状態にしたときの視覚的な違和感を小さくできる。
また図6A〜図6Cに示すように、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度の差は、背景濃度が約0.3〜0.5付近であるハーフトーン領域において最も大きくなる。また、背景濃度がハーフトーン領域の画像データを用いて印字した場合のかぶりや画像濃度の差は、他の領域のものと比較して、視覚的な違和感としてより顕著に現れやすい。そのため、背景濃度がハーフトーン領域の画像データを印字した場合には、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおけるかぶりや画像濃度の差が、視覚に対する違和感として特に顕著に現れてしまう。
したがって、上記の画像形成方法は、画像データの背景濃度がハーフトーン領域である場合に用いられることが好ましい。これにより、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおけるかぶりや画像濃度の差が大きく視覚に対する違和感が特に顕著に現れやすいハーフトーン領域の背景濃度を有する画像データを両面印字する場合であっても、両面印字後に作製した冊子の見開き状態の2つのページにおけるかぶりや画像濃度の差をなくすことができ、視覚的な違和感をより小さくすることができる。
さらに、本発明の他の実施形態として、上記の画像形成方法をコンピュータに実行させるための画像形成プログラムおよびこの画像形成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、記録媒体としては、CPUで処理が行われるためのメモリ、たとえばRAMやROM(Read Only Memory)そのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに挿入することで読取り可能な記録媒体であってもよい。いずれの場合においても、記録されている画像形成プログラムは、CPUが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、CPUが記録媒体から画像形成プログラムを読み出し、読み出された画像形成プログラムをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムはあらかじめ所定の記憶装置に格納されているものとする。CPUは、インストールされた画像形成用プログラムに従って所定の画像形成を行うようにコンピュータの各部を統括的に制御する。
また、プログラム読取り装置で読取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)
、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから画像形成プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから画像形成プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムはあらかじめコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
記録媒体から読取った画像形成プログラムを実行するコンピュータシステムの一例は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画像読取装置と、各種プログラムを実行することにより上記の画像形成方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバーなどに接続し、画像形成プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の一実施形態における画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像形成装置の構成の一部を簡略化して示す概略図である。 本発明の画像形成装置における印字順序と作製した冊子のページ番号との関係を示す図である。 本発明の画像形成装置によって両面印字した後に作製した冊子の見開き状態を示す概略図である。 厚みの異なる印字媒体における、原稿画像の背景濃度と印字媒体の第1面における印字濃度との関係を示すグラフである。 原稿画像の背景濃度と、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度との関係を示すグラフである。 原稿画像の背景濃度と、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度との関係を示すグラフである。 原稿画像の背景濃度と、両面印字後の印字媒体5の第1面と第2面とにおける印字濃度との関係を示すグラフである。 本発明の画像形成方法を示すフロー図である。 従来の画像形成装置における印字順序と作製した冊子のページ番号との関係を示す図である。 従来の画像形成装置によって両面印字した後に作製した冊子の見開き状態を示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 給紙部
4 画像読取部
5 印字媒体
6 原稿台
7 制御手段
10y,10m,10c,10k 画像形成ユニット
11 転写ユニット
12 定着ユニット
13 排紙ユニット
14y,14m,14c,14k 感光体
15y,15m,15c,15k 帯電手段
16y,16m,16c,16k 露光ユニット
17y,17m,17c,17k 現像手段
18y,18m,18c,18k クリーニング手段
19y,19m,19c,19k ポリゴンミラー
20y,20m,20c,20k fθレンズ
21y,21m,21c,21k,22y,22m,22c,22k ミラー
23 搬送ベルト
24y,24m,24c,24k 転写手段
25 駆動ローラ
26 従動ローラ
27 除電手段
28 加熱ローラ
29 加圧ローラ
30 排紙トレイ
31a,31b 排紙ローラ
32 切換え器
33 印字媒体カセット
34 ピックアップローラ
35 両面自動原稿送り装置
36 第1原稿走査ユニット
37 第2原稿走査ユニット
38 光学レンズ
39 CCDラインセンサ

Claims (10)

  1. 印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成装置において、
    あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力可能な入力手段と、
    両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定される前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断に基づいて、画像データの印字順序を制御する制御手段と、
    印字媒体に画像データを印字する出力手段とを備え、
    前記判断手段が前記印字順序を変更すると判断した場合に、前記出力手段は、前記制御手段により制御されて変更された印字順序で印字媒体に画像データを印字することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判断手段は、前記決定手段により決定される前記転写効率の差が、あらかじめ定められる閾値を超える場合に、前記印字順序を変更すると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、
    画像データの背景濃度を求めるための情報を読取る読取部と、
    前記読取部により読取られた情報を記憶する第1の記憶部と、
    画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係をあらかじめ記憶する第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部に記憶される、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係に基づいて、前記第1の記憶部に記憶される情報から求められる画像データの背景濃度に対応する前記転写効率の差を算出する算出部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の記憶部は、画像データの背景濃度と前記転写効率の差との関係を印字媒体の種類に応じて複数記憶することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記閾値は、印字濃度の差が視覚的に違和感として認識される最小値以上に定められることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、両面印字後に印字媒体の第1面と第2面とを反転させる印字媒体反転手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 印字媒体の第1面と、その反対側の面である第2面との両方の面に対して画像データを印字する両面印字を行う画像形成方法において、あらかじめ印字順序が定められる一連の画像データを入力し、両面印字後の印字媒体の第1面と第2面とにおける転写効率の差を決定し、決定した前記転写効率の差に基づいて、前記印字順序を変更するか否かを判断し、前記判断に基づいて画像データの印字順序を制御し、印字媒体に画像データを印字することを特徴とする画像形成方法。
  8. 画像データの背景濃度がハーフトーン領域であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
  9. コンピュータに請求項7記載の画像形成方法を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  10. コンピュータに請求項7記載の画像形成方法を実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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