JP2006011229A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面モード設定時において、画像形成動作前に、表面と裏面の印刷データを解析し、当該画像形成装置の印刷プロセスにおいて、表面と裏面の画像データの画像形成順序を最適になるように入れ換えることでエネルギー消費の少ない定着動作と、安定した高画質画像、及び高速性が得られる画像形成装置を提供する
【解決手段】 両面印刷時に印刷データを検出する印刷データ検出部14と、用紙の表面と裏面に印刷する印刷データの順序を決定する印刷順序決定部15と、を有し、両面印刷が可能な画像形成装置であって、前記印刷データ検出部14は、用紙の表裏に印刷されるべき印刷データを解析して、先に定着すべき印刷データを特定し、前記印刷順序決定部15は、印刷データ検出部で特定された印刷データを先に印刷し、他方の印刷データを後に印刷するように印刷順序を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザープリンタ、複写機などの電子写真プロセスによる画像形成装置およびそのプログラムならびに記録媒体に関するものであり、特に、両面印刷機能を備えた画像形成装置であって、用紙の表裏に印刷する印刷データに応じて、印刷プロセス上、資源の無駄が出ないように、また、印刷の品質劣化を生じないように、印刷の順序を変更するようになした画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において記録媒体(以下、用紙という)の両面に画像を形成、記録(以下、印刷とういう)できるように構成されたものがある。両面印刷が可能な構成には、電子写真プロセスによって一方の面の画像を用紙に印刷後、その用紙を反転路等により反転させ、再度給紙して用紙の裏面に画像を印刷させるものが一般に使用されている。また、この方式ではレーザープリンタ等の転写機構を用いる画像形成装置の場合、1面目(表面)の定着で用紙が熱を加えられているため、2面目(裏面)の定着時には1面目(表面)の定着時よりも少ない熱量で転写できることが知られている。
しかし、このような方式による両面印刷の場合、用紙の表面を一度定着することによる用紙のロールや、2度目の定着時(すなわち用紙の裏面の定着時)において1度目の定着時(表面の定着時)に加熱された加圧ローラと既に定着された面(表面)の接触によるトナーの溶融がおきやすいために用紙搬送の信頼性、画像品質の確保に課題を有しており、特に、カラーの両面画像形成を行える画像形成装置ではこの問題は顕著になる。
このような問題を解決する画像形成装置として、例えば、下記の特許文献1(特開2003−280452号公報)に開示された画像形成装置がある。すなわち、特許文献1に
開示された画像形成装置においては、用紙の表面性や解像度の設定の違いに応じて定着速度、定着温度、加圧ローラの圧力を制御することで画像品質の確保、及び省エネルギーによる生産性向上を図っている。すなわち、この画像形成装置は、感光ドラムに形成されたトナー画像が転写紙に転写された後、該転写後のトナー画像を加熱加圧して画像定着する定着ユニットと、感光ドラムに潜像形成を行う際に高いドット密度又は通常のドット密度で潜像形成を行うかを選択可能なタッチキーと、転写されたトナー定着画像に光沢性を持たせるか持たせないかを選択可能なタッチキーと、転写紙の坪量及び表面性を設定可能なタッチキーとを備えていて、転写紙の坪量の違いに応じて定着速度を変化させると共に、高グロスモードが選択された場合は、更に転写紙の表面性の違いに応じて、定着速度を変化させるようにしたものである。
また、下記の特許文献2(特開平11−125987号公報)に開示された画像形成装置においては、画像形成動作前に検出したトナー消費情報に応じて定着速度、定着温度を制御することで定着部のウォームアップ時間を短縮し、また、安定して画像を形成するようにしている。すなわち、特許文献2に開示された画像形成装置は、画像形成動作前にトナー消費量情報を検出し、このトナー消費量情報に基づき定着温度が所定温度未満でも定着動作を行うことが可能であるか否かを判断する。そして、定着温度が所定温度未満でも定着動作が可能であると判断されたときは、定着動作を実行する。これにより、用紙上のトナー付着量が少ない場合には、定着温度が所定温度に達していない場合でも、印刷又はコピーを行うことができるので、ウォームアップ時における印刷開始までの待ち時間を短くすることができるように構成したものである。
更に、下記の特許文献3(特開平11−192748号公報)に開示された画像形成装置においては、白黒画像とカラー画像が混在する印刷データを両面印刷する際に、白黒画像とカラー画像をそれぞれまとめて印刷するようにしている。すなわち、この画像形成装置は、複数の印刷モード(白黒とカラー)を有し、入力された画像情報を該画像情報に基づいて選択される前記複数の印刷モードのいずれかで印刷する画像形成装置において、入力された画像情報をページ毎に分割する画像情報分割手段と、該画像情報分割手段により分割された各々の画像情報が前記複数の印刷モードのいずれかで印刷されるかを判別する印刷モード判別手段と、該印刷モード判別手段の判別結果に基づいて、前記分割された画像情報の印刷順序を前記印刷モード毎に変更する印刷順序変更手段とを備え、白黒画像とカラー画像をそれぞれまとめて印刷するようにしたものである。
特開2003−280452号公報(図11) 特開平11−125987号公報(図6) 特開平11−192748号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1、あるいは、特許文献2に開示された画像形成装置においては、両面印刷時に用紙の表面、裏面で実際に印刷される内容のデータが考慮されていないため、表面と裏面でその差がある場合に対しては、定着に必要な熱量の効率的な制御、及び安定した画像品質を得るのは困難であった。例えば、表面の画像データが、トナー量が多量となるフルカラーの画像であり、裏面の画像データが、トナー量が少量となる文字原稿のようなデータであった場合は裏面の画像データでは、比較的低温での定着が可能であるにも関わらず、1面目(表面)の定着のために高い定着温度が必要となり、ウォームアップ時等の待ち時間が長くなる他、消費電力が増えるといった問題がある。また、2面目(裏面)の定着時に、画質の影響が少ない文字原稿を印刷するために、画質の影響を受けやすい表面に印刷済みのフルカラー画像のトナー溶融も起こりやすいく印字品質を劣化させる不具合が生じる問題点があった。
また、上記特許文献3に開示された画像形成装置においては、白黒画像とカラー画像をそれぞれまとめて印刷するように構成しているため、前述の問題点に対する1つの解決手段とはなり得るが、白黒画像とカラー画像とをまとめてしまうため、ユーザが意図した順序で印刷物が得られないという問題点が生じる。すなわち、原稿では白黒画像のページがあり、次のページの画像データがカラーである場合に、その順序で用紙の表裏に印刷されずに、白黒画像が連続し、次にカラー画像が連続した印刷物になってしまい、ユーザが意図した印刷物が得られないことになる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、両面モード設定時において、画像形成動作前に、表面と裏面の印刷データを解析し、当該画像形成装置の印刷プロセスにおいて、表面と裏面の画像データの画像形成順序を最適になるように入れ換えることでエネルギー消費の少ない定着動作と、安定した高画質画像、及び高速性が得られる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、両面印刷時に印刷データを検出する印刷データ検出部と、用紙の表面と裏面に印刷する印刷データの順序を決定する印刷順序決定部と、を有し、両面印刷が可能な画像形成装置であって、
前記印刷データ検出部は、用紙の表裏に印刷されるべき印刷データを解析して、先に定着すべき印刷データを特定し、
前記印刷順序決定部は、前記印刷データ検出部で特定された印刷データを先に印刷し、他方の印刷データを後に印刷するように印刷順序を決定するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる画像形成装置において、前記印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの定着時の熱量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする。
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる画像形成装置において、前記印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの印字量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする。
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる画像形成装置において、前記印字データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データのグロス印刷の有無に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする。
また、本願の請求項5にかかる発明は、請求項1ないし4の発明において、前記画像形成装置は、更に、両面印刷が完了した用紙を再反転して排紙する再反転処理部を有し、
前記再反転処理部は、本来の印刷データの印刷順序と、前記印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、前記用紙を再反転して排紙するように構成したことを特徴とする。
また、本願の請求項6にかかる発明は、請求項1ないし4の発明において、前記印刷順序決定部は、用紙の両面に印刷されるべき印刷データのうち、一方の面に印刷すべき印刷データが実質的に印刷を行う必要のないデータである場合、他方の面に印刷すべき印刷データのみを印刷する決定を行うように構成したことを特徴とする。
また、本願の請求項7にかかる発明は、請求項1ないし4の発明において、前記画像形成装置は、更に、ユーザ通知部を備え、該ユーザ通知部は、本来の印刷データの印刷順序と、前記印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、印刷順序が入れ換えられたことをユーザに通知するように構成したことを特徴とする。
請求項1にかかる発明においては、画像形成装置において、印刷データ検出部が、用紙の表裏に印刷されるべき印刷データを解析して、先に定着すべき印刷データを特定し、印刷順序決定部が、印刷データ検出部ガ特定した印刷データを両面印刷用紙に先に印刷し、他方を後に印刷するように構成したものである。従って、用紙の表面を印刷する際に定着に必要な熱量を抑え、エネルギー消費を少なくできる効果があり。また、更に、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、印刷順序を変えているため、トナーの溶融による画質の劣化を抑制することができ、高画質画像が安定して得られるという効果がある。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる画像形成装置において、印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの定着時の熱量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定する。従って、請求項1にかかる発明と同様に、用紙の表面を印刷する際に定着に必要な熱量を抑え、エネルギー消費を少なくできる効果があり。また、更に、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、印刷順序を変えているため、トナーの溶融による画質の劣化を抑制することができ、高画質画像が安定して得られるという効果がある。
請求項3にかかる発明においては、請求項1にかかる画像形成装置において、印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの印字量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定する。従って、請求項1にかかる発明と同様に、用紙の表面を印刷する際に定着に必要な熱量を抑え、エネルギー消費を少なくできる効果があり。また、更に、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、印刷順序を変えているため、トナーの溶融による画質の劣化を抑制することができ、高画質画像が安定して得られるという効果がある。
請求項4にかかる発明においては、請求項1にかかる画像形成装置において、前記印字データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データのグロス印刷の有無に基づいて先に定着すべき印刷データを特定する。従って、請求項1にかかる発明と同様に、用紙の表面を印刷する際に定着に必要な熱量を抑え、エネルギー消費を少なくできる効果があり。また、更に、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、印刷順序を変えているため、トナーの溶融による画質の劣化を抑制することができ、高画質画像が安定して得られるという効果がある。
請求項5にかかる発明においては、請求項1ないし4の発明にかかる画像形成装置が更に用紙を再反転する再反転処理部を備え、該再反転処理部が、本来の印刷データの印刷順序と、印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、用紙を再反転して排紙するものであるから、ユーザは画像形成装置において印刷順序が入れ換えられた場合であっても本来の順序で印刷された状態で両面印刷が完了した用紙を得ることができるようになる。
請求項6にかかる発明においては、請求項1ないし4の発明にかかる画像形成装置において、印刷順序決定部は、用紙の両面に印刷されるべき印刷データのうち、一方の面に印刷すべき印刷データが実質的に印刷を行う必要のないデータである場合、前記印刷順序決定部は、他方の面に印刷すべき印刷データのみを印刷する決定を行うものである。従って、不要な印刷を行うことがなく、資源の無駄な使用を防止することができる。
請求項7にかかる発明においては、請求項1ないし4の発明にかかる画像形成装置が更に、ユーザ通知部を備え、該ユーザ通知部は、本来の印刷データの印刷順序と、前記印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、印刷順序が入れ換えられたことをユーザに通知する。従って、ユーザは画像形成装置において印刷順序が入れ換えられ、出力された用紙が逆になっていることを知ることができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例にかかる画像形成装置、画像形成システムの原理を説明するための機能構成図である。図2は、本発明を適用した画像形成装置であるレーザープリンタの構成を示すブロック図である。図3は、本発明の実施例にかかる画像形成装置の印刷処理手順を示すフローチャートである。
図1に示すように本発明にかかる画像処理装置は、画像処理部11と出力処理部12と印刷処理部13とを備えており、また、印刷データ検出部14、印刷順序決定部15、ユーザ通知部16、再反転処理部17を備えている。画像処理部11は、ユーザのコンピュータ装置(図示せず)から受信した印刷データをページ単位でビットマップ展開する画像処理、すなわち、ドットイメージに展開する画像処理を行う。印刷データは、また、印刷データ検出部14に送られ、印刷データ検出部14によってページごとのデータ内容の検出が行われる。
印刷データ検出部14は、用紙の表裏に印刷されるべき印刷データを解析して、先に定着すべき印刷データを特定するものである。すなわち、印刷データ検出部14は、表裏の印刷データを解析し、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、先に印刷すべき印刷データを特定するものであり、両面用紙に先に印刷する印刷データを、印刷時の定着に必要な熱量の大小や定着時間の長短によって決定する。このため、表裏の印刷時に先に印刷する印刷データに対して、定着の熱量や定着時間を抑え、エネルギー消費を少なくでき、後に印刷する印刷データに対して、トナーの溶融による画質の劣化を抑制することができ、高画質画像が安定して得られるようになる。
印刷データ検出部14で検出する印刷データの内容は、例えば、両面印刷の指定があるかという点、表裏の印刷データの印刷総ドット数、グロス印刷の有無などであり、印刷総ドット数からは、ページ毎の印刷データが白黒のデータであるかカラーのデータであるか、あるいは、文字データであるかイメージデータであるか、など、トナー量、すなわち、定着時の熱量や定着時間を推定することができる。これによって、先に印刷すべき印刷データを特定することができる。もちろん、ドット数からの推定でなく、白黒のデータであるかカラーのデータであるか、あるいは、文字データであるかイメージデータであるかなどから直接的に先に印刷すべき印刷データを特定してもよい。
印刷データ検出部14の検出結果が、例えば、時両面印刷の指定があり、印刷順序が用紙の表面に印刷されるページの印刷データがカラー画像データであり、用紙の裏面に印刷されるページの印刷データが白黒画像データである場合には、白黒画像の印刷データを先に印刷すべき印刷データとして特定する。この検出結果が印刷順序決定部15に送られ、本来、用紙の裏面に印刷される白黒の印刷データを用紙の表面に、用紙の表面に印刷されるカラーの印刷データを用紙の裏面に印刷するように印刷順序の決定(印刷順序の変更)が行われる。
出力処理部12は、印刷順序決定部15で決定された上記の順序に従って画像処理部11で画像処理された1ページ毎のビットマップデータを印刷処理部13に供給し、印刷処理部13は、用紙に印刷処理する。出力処理部12は、また、印刷処理部13にビットマップデータを供給すると、ユーザ通知部16に出力処理の完了を通知し、ユーザ通知部16は、印刷データを送信したユーザのコンピュータ装置(図示せず)に出力完了の通知を行う。また、ユーザ通知部16は、印刷順序決定部15で印刷順序の変更が行われた場合にユーザにその旨を通知する。
印刷処理部13で印刷を実行する際、上記のように印刷順序の変更があった場合には、再反転処理部17において、用紙の再反転処理が行われる。なぜならば、通常の両面印刷においては、用紙の表面に印刷した後、用紙を反転させて裏面の印刷が行われるが、本実施例においては、本来、用紙の表面に印刷されるべきカラーの印刷データが用紙の裏面に印刷されるように印刷順序が変更されているため、両面印刷が完了した用紙をそのまま排出すると順序が入れ換えられた状態で排出されることになる。このため、印刷の完了した用紙を再反転して排出するように再反転処理部17が動作する。ページ番号の印刷をする場合は印刷順序の入れ換えとは関係なく各ページに本来のページ番号を印刷しておけばよい。用紙を反転して排出した場合には、ユーザ通知部16による通知は省略できる。
本発明にかかる画像形成装置によれば、以上のようにして、両面印刷において、カラーの印刷データが先(用紙の表面印刷)で白黒の印刷データが後(用紙の裏面印刷)である場合に、先に印刷すべき印刷データとして白黒の印刷データを先に印刷するデータとして特定するため、印刷の順次が入れ換えられる。この結果、先ず、比較的低温での定着が可能である白黒の印刷データを印刷し、用紙を反転した後、トナー量が多量で、かつ、定着のために高い定着温度が必要になるカラーの印刷データを印刷し、両面印刷が完了した用紙を再反転して排出するように構成されている。従って、カラーの印刷データを印刷するためのウォームアップ時間を短縮することができ消費電力を無駄にすることがなくなる。更に、画質の影響が少ない文字原稿を印刷した後、定着温度などにより画質の影響を受けやすいカラーの印刷データを印刷するからカラー画像のトナー溶融も起こることがなく印字品質の劣化を生じる恐れがない。
図2は、本発明を適用した代表的な画像形成装置であるレーザープリンタ21の構成を示すブロック図である。レーザープリンタ21は、プリンタコントローラ22とプリンタエンジン23とから構成され、プリンタコントローラ22は、主制御部を構成するCPUユニット32とフレームバッファ34とから構成されている。CPUユニット32は、図示しないプロセッサ、RAM、ROMなどから構成された一般的なものであり、ROMに格納された制御プログラムにより各部の制御を行う。
レーザープリンタ21(画像形成装置)は、ホスト機器20(ユーザのコンピュータ装置等)から受信する印刷データに基づいて印刷をプリンタエンジン23で印刷を行うものであり、プリンタコントローラ22は、ホスト機器20からの印刷データ(画像情報)を受信するインターフェース部321、受信した印刷データ(画像情報)中の枚数や用紙サイズ等のプリント設定に基づいて各部を制御するプリント制御部323、印刷(画像)データからドットイメージを形成してフレームバッファ34に格納するドットイメージ描画部325、画像信号化したドットイメージやプリント設定をプリンタエンジン23に送信する出力制御部328とから構成される。
また、本実施例では、両面モード設定時においてフレームバッファに格納されるドットイメージより表面と裏面の各消費トナー量を検出し、その比較結果に応じて出力順序を変更する(入れ換える)両面画像形成順序判断部329を備えている。
以上のように構成されたレーザープリンタ21(画像形成装置)の印刷処理手順について、図3に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
先ず、ステップS1において印刷処理要求が発生すると、ステップS2においてプリント設定が両面モードとなっているかを判定し、このとき両面モードに設定されていないときには、ドットイメージ描画部325は、ステップS3において1面分の画像データをドットイメージとしてフレームバッファ34に描画(片面印刷処理)し、ステップS4において片面の印刷が実行される。もし、ステップS2においてプリント設定が両面モードに設定されているときには、ドットイメージ描画部325は、ステップS5において2面分の画像データをドットイメージとしてフレームバッファ34に描画する。
この後、ドットイメージ描画部325は、ステップ6において各ドットイメージを解析し、消費トナー量を算出する。この解析の方法としては色々な手法が考えられるが、ここではドットイメージの表面裏面各ページ分のすべての有効画素数をカウントするドットカウントを行い消費されるトナー量から先に印刷すべき印刷データを特定する。次に、算出された消費トナー量をもとに、ステップS7において両面画像形成順序判断部329で印刷順序を決定する。この時、消費トナー量が少ないと判定された1面分のドットイメージを表面(1面目)、すなわち、先に印刷する印刷データとして特定し、他方を裏面(2面目)として印刷をする。
すなわち、図2のレーザープリンタ21においては、ドットイメージ描画部325が図1における印刷データ検出部14の機能と画像処理部11の機能を果たし、両面画像形成順序判断部329が図1における印刷順序決定部15の機能を果たすように構成されている。
ここで、ホスト機器20から受信した印刷データのページ順と、ステップS7で決定された印刷順とが異なる場合には、ステップS8で印刷順序の入れ換え処理を行う。この処理としては、例えば、フレームバッファ34に形成されている各面のドットイメージの先頭を指すポインタのアドレス値を交換(入れ換え)する処理を行えばよい。その後、ステップS9において両面印刷が実行される。そして、印刷順序が入れ換えられている場合には、両面印刷が完了した用紙を排出する際に、前述したように用紙の再反転処理が行われる。
ステップS7において、印刷順序の入れ換えの必要がない場合には、ステップS9に進んで通常の両面印刷が実行され、両面印刷が完了した用紙は再反転することなくそのまま排出される。
以上の両面印刷における画像形成順序(印刷順序)の決定は、用紙の表裏に印刷する際、定着に必要な熱量の比較によるものである。すなわち、定着に必要な熱量が小さい印刷データ(画像処理したドットイメージデータ)を先に(1面目)に印刷するデータとして特定して印刷、定着するものである。図3のステップS6、ステップS7における処理では、コストアップや画像形成装置を複雑化することなく、現実的に実施できる最も簡単な手段の1つとしてトナー消費量をもとに印刷順序を決定するものとして説明したが、定着処理において必要になる熱量を算出する要素としては、他に印刷データがカラーか白黒か、画像に光沢をもたせるグロス設定があるか否か、用紙のサイズや質などの要因を考慮してもよい。
また、両面印刷であっても、片面に印刷するデータが実質的に白紙印刷になるような場合、例えば、裏面に印刷するデータが白紙であった場合、表面のみを印刷し、逆に表面に印刷するデータが白紙であった場合には裏面に印刷すべき印刷データを表面に印刷し、裏面の印刷は行わない等の処理を行うこともできる。
以上説明したように、本発明にかかる画像形成装置によれば、両面モード設定時において、各面の定着に必要な熱量に応じて画像データの画像形成順序を決定することによって、熱量を抑え、エネルギー消費を少なくできる効果がある。また、更に、裏面を印刷する際に表面印刷に与える影響を考慮して、印刷順序を変えているため、高画質画像が安定して得られるという効果がある。
また、両面モード設定時において低電力モードからの復帰時に定着に必要な加熱ローラ等の加熱を最低限に設定でき、また一方の印刷データが白紙の場合、片面のみの印字しか行なわないように構成すれば、出力時間が短くなる効果がある。更に、両面印刷時、片面印刷時、意味のある印刷がなされないデータの印刷時などに応じて用紙の使い分けができ、給紙元の変更により画像形成プロセスに関わる消耗品の磨耗を防ぐことによりコストを抑える効果がある。
本発明の実施例にかかる画像形成装置、画像形成システムの原理を説明するための機能構成図である。 本発明を適用した画像形成装置であるレーザープリンタの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる画像形成装置の印刷処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11 ・・・画像処理部
12 ・・・出力処理部
13 ・・・印刷処理部
14 ・・・印刷データ検出部
15 ・・・印刷順序決定部
16 ・・・ユーザ通知部
17 ・・・再反転処理部

Claims (7)

  1. 両面印刷時に印刷データを検出する印刷データ検出部と、用紙の表面と裏面に印刷する印刷データの順序を決定する印刷順序決定部と、を有し、両面印刷が可能な画像形成装置であって、
    前記印刷データ検出部は、用紙の表裏に印刷されるべき印刷データを解析して、先に定着すべき印刷データを特定し、
    前記印刷順序決定部は、前記印刷データ検出部で特定された印刷データを先に印刷し、他方の印刷データを後に印刷するように印刷順序を決定するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの定着時の熱量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データの印字量に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記印字データ検出部は、前記各面に印刷されるべき印刷データのグロス印刷の有無に基づいて先に定着すべき印刷データを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、更に、両面印刷が完了した用紙を再反転して排紙する再反転処理部を有し、
    前記再反転処理部は、本来の印刷データの印刷順序と、前記印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、前記用紙を再反転して排紙するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷順序決定部は、用紙の両面に印刷されるべき印刷データのうち、一方の面に印刷すべき印刷データが実質的に印刷を行う必要のないデータである場合、他方の面に印刷すべき印刷データのみを印刷する決定を行うように構成したことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、更に、ユーザ通知部を備え、該ユーザ通知部は、本来の印刷データの印刷順序と、前記印刷順序決定部で決定した印刷順序が異なる場合に、印刷順序が入れ換えられたことをユーザに通知するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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