JP2007237504A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙の両面に画像を形成する場合に、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせる。
【解決手段】カラー複写機100は、複数のLED素子をライン状に配列したLEDヘッドを有するLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kと、各LED素子それぞれに画像データを供給する画像処理部70と、を備え、画像処理部70は、用紙の紙種に応じて、表面用の画像データに対してLED素子の配列方向に画素の挿入処理を行い、裏面用の画像データに対してLED素子の配列方向に画素の間引き処理を行う。
【選択図】図3
【解決手段】カラー複写機100は、複数のLED素子をライン状に配列したLEDヘッドを有するLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kと、各LED素子それぞれに画像データを供給する画像処理部70と、を備え、画像処理部70は、用紙の紙種に応じて、表面用の画像データに対してLED素子の配列方向に画素の挿入処理を行い、裏面用の画像データに対してLED素子の配列方向に画素の間引き処理を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドにより画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、タンデム型のカラープリンタやカラー複写機、これらの複合機等が広く使用されている。これらのカラー画像形成装置には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(BK)色用の各々の画像書込みユニット、現像部、感光体ドラム、中間転写ベルト及び定着装置が備えられる。
例えば、Y色用の画像書込みユニットでは、Y色用の画像データに基づいて感光体ドラムに静電潜像が形成され、現像部では、感光体ドラムに形成された静電潜像にY色のトナーが付着されてカラートナー像が形成される。感光体ドラムに形成されたトナー像は中間転写ベルトに転写される。他のM,C,BK色についても同様の処理が行われる。中間転写ベルトに転写されたカラートナー像は、用紙に転写された後に定着装置によって定着される。
画像書込みユニットに関して、高速書込み可能なLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード素子)ヘッド書込み光学系を備えたものも開発されている。LEDヘッド書込み光学系は、紙送り方向と直交する方向に、複数のLED素子がライン状に配列されており、ライン毎に書込みデータを同時に感光体ドラムに書き込む。
また、カラー画像形成装置において、用紙の両面にカラー画像を形成可能な装置も開発されている。両面画像形成機能は、例えば、小冊子を作成する際に、用紙に表紙及び裏表紙用の画像を形成する場合に利用される。表紙及び裏表紙用の用紙には、本文の用紙よりも厚い用紙が使用される場合が多い。
また、定着装置により定着処理を行うと、用紙が収縮することが知られている。これは、用紙が熱収縮するためであり、用紙が厚い程その収縮が著しい。用紙の両面に画像形成を行う場合には、まず表面に画像を形成し、定着処理を行うが、この時点で用紙が収縮してしまっているため、表面の画像のサイズと裏面の画像のサイズに差が生じてしまう。
LEDヘッド書込み光学系における変倍処理機能に関して、例えば、複数のLED素子がライン状に配列されたライン型露光手段を備え、画像情報の画素密度とLED素子の配列密度とが異なる場合に、画像情報の画素密度を補間変倍する画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開平9−18697号公報
しかし、両面画像形成処理における表面と裏面の画像のサイズの差を、裏面用の画像データを変倍することにより、解消しようとする場合には、表面と比較して裏面の画像が劣化し、表面と裏面の画像品質に差が生じてしまうという問題があった。
本発明は、用紙の両面に画像を形成する場合に、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドを有し、用紙の両面に画像を形成する画像形成部と、前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに画像データを供給する画像処理部と、を備え、前記画像処理部は、前記用紙の紙種に応じて、表面用の画像データ及び裏面用の画像データに対して前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像処理部は、前記変倍処理を行う場合に、前記表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、前記裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記表面用の画像データに対する画素の挿入処理において挿入する画素数と、前記裏面用の画像データに対する画素の間引き処理において間引く画素数とは、略同数であることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成方法は、複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドにより、用紙の両面に画像を形成する画像形成工程と、前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに供給する画像データを生成する画像処理工程と、を含み、前記画像処理工程では、前記用紙の紙種に応じて、表面用の画像データ及び裏面用の画像データに対して前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成方法において、前記画像処理工程では、前記変倍処理を行う場合に、前記表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、前記裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成方法において、前記表面用の画像データに対する画素の挿入処理において挿入する画素数と、前記裏面用の画像データに対する画素の間引き処理において間引く画素数とは、略同数であることを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドを有し、用紙の両面に画像を形成する画像形成部と、前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに画像データを供給する画像処理部と、表面用の変倍率と裏面用の変倍率とを対にして予め記憶する記憶部と、を備え、前記画像処理部は、表面用の画像データに対して前記表面用の変倍率を適用するとともに裏面用の画像データに対して前記裏面用の変倍率を適用して、前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする。
請求項1、4、7に記載の発明によれば、表面用の画像データと裏面用の画像データの両方に対して変倍処理を行うことにより、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせることができる。
請求項2、5に記載の発明によれば、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせることができる。
請求項3、6に記載の発明によれば、表面用の画像データと裏面用の画像データに対して、元の画像データから変化させる割合を略同じにすることにより、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態における画像形成装置としてのカラー複写機100について説明する。
図1は、カラー複写機100の概略構成図である。
カラー複写機100は、原稿Qから画像を読み取って画像データを取得し、この画像データに基づいてカラー画像を形成する装置である。本実施の形態では、本発明に係る画像形成装置の例として、カラー複写機100について説明するが、カラープリンタやファクシミリ装置、これらの複合機等に適用することとしてもよい。
カラー複写機100は、原稿Qから画像を読み取って画像データを取得し、この画像データに基づいてカラー画像を形成する装置である。本実施の形態では、本発明に係る画像形成装置の例として、カラー複写機100について説明するが、カラープリンタやファクシミリ装置、これらの複合機等に適用することとしてもよい。
図1に示すように、カラー複写機100は、複写機本体101を有している。複写機本体101の上部には、ADF(自動原稿給紙装置)20及び画像入力部30が配設されている。ADF20は、ADFモード時に、一又は複数の原稿Qを画像入力部30に自動給紙するように動作する。ADFモードとは、ADF20に載置された原稿Qを自動給紙して原稿画像を自動的に読み取る動作をいう。
ADF20は、原稿載置部21、ローラ22a、ローラ22b、ローラ23、搬送ローラ24、反転部25及び排紙皿26を備える。原稿載置部21には、一又は複数の原稿Qが載置される。ADFモードが選択された場合には、原稿載置部21の下流側に設けられたローラ22a、ローラ22bにより原稿Qが搬送され、ローラ23によってU字状に回転するように搬送される。そして、画像入力部30により原稿Qが読み取られ、搬送ローラ24により読み取り後の原稿Qが排紙皿26へ排紙される。両面原稿の場合には、反転部25により原稿Qが反転され、両面の画像が読み取られる。
画像入力部30は、原稿Qに形成されたカラー画像を読み取り、赤(R)色,緑(G)色,青(B)色成分の画像データDinを出力する。画像入力部30には、例えば、カラー用のスリットスキャン型のスキャナが使用される。画像入力部30は、第1のプラテンガラス31、第2のプラテンガラス(ADFガラス)32、光源33、ミラー34,35,36、結像光学部37、一次元のイメージセンサ38及び図示しない光学駆動部を備える。
光源33は、原稿Qに光を照射する。原稿Qにおいて反射された光は、ミラー34,35,36及び結像光学部37を介してイメージセンサ38に入射する。
光学駆動部は、原稿Q又はイメージセンサ38を副走査方向に相対的に移動させる。副走査方向とは、イメージセンサ38を構成する複数の受光素子の配列方向を主走査方向としたとき、この主走査方向と直交する方向をいう。
イメージセンサ38は、複数の受光素子が配列されて構成されるR色,G色,B色光検知用の3つの読み取りセンサが、副走査方向に所定の距離を隔てて配置された3ラインカラーCCD撮像装置であって、光が照射される原稿Qの副走査方向の異なる位置で画素を分割してR色,G色,B色の光情報を同時に読み取る。
イメージセンサ38は、プラテンモード時には、第1のプラテンガラス31上に載置された原稿Qの画像を読み取り、ADFモード時には、原稿Qが第2のプラテンガラス32上を通過する際に原稿Qの画像を読み取る。プラテンモードとは、第1のプラテンガラス31上に載置された原稿Qの画像を読み取る動作をいう。
画像入力部30には、制御部60を介して画像処理部70が接続されている。
画像処理部70は、画像データDinからLED書込み用の書込みデータを生成する。例えば、画像処理部70は、RGB色系の画像データDin(=Dr,Dg,Db)を3次元色情報変換テーブルによって、Y,M,C,BK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換する。色変換後の画像データDy,Dm,Dc,Dkは、画像形成部10を構成するLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kへ転送される。
画像処理部70は、画像データDinからLED書込み用の書込みデータを生成する。例えば、画像処理部70は、RGB色系の画像データDin(=Dr,Dg,Db)を3次元色情報変換テーブルによって、Y,M,C,BK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換する。色変換後の画像データDy,Dm,Dc,Dkは、画像形成部10を構成するLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kへ転送される。
複写機本体101は、タンデム型のカラー画像形成装置である。複写機本体101は、画像形成部10を備える。画像形成部10は、画像入力部30により読み取られた画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいてカラー画像を形成する。
画像形成部10は、各色の画像形成ユニット8Y,8M,8C,8K、中間転写ベルト5、再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段、トナー像を加熱・加圧により定着させるための定着装置9を備える。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット8Yは、Y色のトナー像を形成する像形成体としての感光体ドラム1Y、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたY色用の帯電部2Y、LED書込みユニット3Y、現像部4Y及び感光体クリーニング部7Yを有する。
マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット8Mは、M色のトナー像を形成する感光体ドラム1M、M色用の帯電部2M、LED書込みユニット3M、現像部4M及び感光体クリーニング部7Mを有する。
シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット8Cは、C色のトナー像を形成する感光体ドラム1C、C色用の帯電部2C、LED書込みユニット3C、現像部4C及び感光体クリーニング部7Cを有する。
黒(BK)色の画像を形成する画像形成ユニット8Kは、BK色のトナー像を形成する感光体ドラム1K、BK色用の帯電部2K、LED書込みユニット3K、現像部4K及び感光体クリーニング部7Kを有する。
LED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kには、複数のLED素子をライン状に配列したLEDアレイヘッド光学系が使用される。現像部4Y,4M,4C,4Kでは、使用するトナー極性と同極性(本実施の形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像により現像が行われる。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成された各色のトナー像は、使用するトナーと反対極性(本実施の形態においては正極性)の1次転写バイアスが印加される1次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kにより、回転する中間転写ベルト5上に逐次転写され、各色が重ねられたカラー画像(カラートナー像)が形成される(1次転写)。
画像形成部10の下方には、給紙部40を構成する給紙カセット40A,40B,40Cが設けられている。給紙カセット40A,40B,40Cに収容された用紙Pは、給紙カセット40A,40B,40Cに設けられた送り出しローラ41及び給紙ローラ42Aにより給紙され、搬送ローラ42B,42C,42D、レジストローラ43等を経て、2次転写ローラ6Aまで搬送される。そして、2次転写ローラ6Aにより、カラー画像が中間転写ベルト5から用紙Pの一方の面(表面)上に一括して転写される(2次転写)。
カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置9により定着処理され、排紙ローラ44に挟持されて機外の排紙トレイ45上に載置される。転写後の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの周面上に残ったトナーは、感光体クリーニング部7Y,7M,7C,7Kによりクリーニングされ、次の画像形成サイクルに入る。
用紙Pの両面に画像が形成される両面モードの場合には、用紙Pの一方の面(表面)に画像が形成され、定着装置9から用紙Pが排出された後、用紙Pは分岐手段46により原稿排紙路から分岐される。そして、用紙Pは下方の循環通紙路47Aを経て、再給紙機構(ADU機構)である反転搬送路47Bにより表裏を反転され、再給紙搬送部47Cを通過して再給紙される。
反転搬送された用紙Pは、レジストローラ43を経て、再度2次転写ローラ6Aにより、用紙Pの他方の面(裏面)上にカラー画像(カラートナー像)が一括転写される。一方、2次転写ローラ6Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写ベルト5は、中間転写ベルトクリーニング部7Aにより残留トナーが除去される。
用紙Pとしては、52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度の薄紙、64.0〜81.4kg/m2(1000枚)程度の普通紙、83.0〜130.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙、150.0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙が用いられる。用紙Pの厚さ(紙厚)としては、0.05〜0.15mm程度のものが用いられる。
図2は、LED書込みユニット3Y及びその周辺回路の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、LED書込みユニット3Yは、感光体ドラム1Yに対向した位置に設けられる。LED書込みユニット3Yは、IC実装基板14Yを有している。IC実装基板14Yには、半導体集積回路(IC)化されたレジスタアレイ11Y、ラッチ回路12Y及びLEDヘッド13Yが実装され、図示しないプリント配線等により結線されて構成される。LEDヘッド13Yには、A4版の600dpiの解像度で7500個のLED素子がライン状に等間隔で配列されている。LEDヘッド13Yは、1ライン分の画像データDyに基づいて、各LED素子により、各々の強度で1ライン分のY色ライン形成用のレーザビーム群を同時に発する。
図2に示すように、LED書込みユニット3Yは、感光体ドラム1Yに対向した位置に設けられる。LED書込みユニット3Yは、IC実装基板14Yを有している。IC実装基板14Yには、半導体集積回路(IC)化されたレジスタアレイ11Y、ラッチ回路12Y及びLEDヘッド13Yが実装され、図示しないプリント配線等により結線されて構成される。LEDヘッド13Yには、A4版の600dpiの解像度で7500個のLED素子がライン状に等間隔で配列されている。LEDヘッド13Yは、1ライン分の画像データDyに基づいて、各LED素子により、各々の強度で1ライン分のY色ライン形成用のレーザビーム群を同時に発する。
Y色ライン形成用のレーザビーム群は、感光体ドラム1Yの1ラインを同時に露光し、ライン状の静電潜像を形成する。感光体ドラム1Yに形成されたライン状の静電潜像は、図1に示した現像部4Yにより、Y色トナーによって現像される。現像されたY色のトナー像は中間転写ベルト5に転写される。
LED書込みユニット3M,3C,3Kは、LED書込みユニット3Yと同様の構成であるため、対応する各部には同列の符号を付し、説明を省略する。
図3は、カラー複写機100の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すように、カラー複写機100は、制御部60、画像入力部30、画像メモリ67、画像処理部70、画像形成部10、操作パネル50、給紙部40及び通信部68等から構成され、各部は制御バス65及びデータバス66によって接続されている。
制御部60は、ROM(Read Only Memory)61、RAM(Random Access Memory)62及びCPU(Central Processing Unit)63を有している。ROM61には、当該複写機全体を制御するための各種処理プログラムが格納されている。RAM62は、CPU63により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。CPU63は、ROM61に格納されている各種処理プログラムを読み出して、当該プログラムとの協働によりカラー複写機100の各部の処理動作を統括的に制御する。
画像入力部30は、CPU63から出力される読取制御信号S1に基づいて、原稿Qから読み取って得たアナログの画像読取信号をA/D変換処理する。A/D変換後のデジタルの画像データDinは、データバス66を介して画像メモリ67に転送される。
画像データDinは、CPU63から出力される画像メモリ制御信号S2に基づいて、画像メモリ67に格納される。画像メモリ67には、ハードディスク等が使用される。CPU63は、画像メモリ67における画像データDinの書込み読出し制御を実行する。
画像処理部70は、CPU63から出力される画像処理制御信号S3に基づいて、RGB色系の画像データDinからLED書込み用の書込みデータを生成する。具体的には、画像処理部70は、RGB色系の画像データDinをYMCK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換し、ライン毎に、画像形成部10のLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kに画像データDy,Dm,Dc,Dkを供給する。画像処理部70は、DSP(Digital Signal Processor)を使用してもよいし、ソフトウェア処理により実現されることとしてもよい。
また、画像処理部70は、用紙の紙種に応じた変倍率に基づいて、画像データDy,Dm,Dc,Dkに対して変倍処理を行う(図5の変倍処理部71における処理)。変倍処理とは、画像データに対して画素の挿入処理又は画素の間引き処理を行い、LED素子の配列方向(主走査方向)の画像サイズを変更する処理をいう。
画像形成部10は、LED書込みユニット3Y,3M,3C,3K、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K等を備える。LED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kは、CPU63から出力される作像制御信号S4に基づいて、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに画像を書き込む。例えば、Y色用のLED書込みユニット3Yは、ライン毎のY色用の画像データDy及び作像制御信号S4に基づいて、感光体ドラム1YにY色のトナー像を形成するように動作する。
操作パネル50は、タッチパネルからなる入力設定部51及び液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)等からなる表示部52を有して構成される。表示部52は、表示データD1に基づいて、画像入力部30によって取得された画像や、画像形成条件に係る設定項目等を表示する。入力設定部51は、画像形成部10によって画像が形成される用紙Pの紙種の設定、画像濃度の設定、用紙サイズの選択、コピー枚数の設定等の画像形成条件を入力するように操作される。入力設定部51で設定された画像形成条件等は、操作データD2となってCPU63に出力される。
給紙部40は、CPU63から出力される給紙制御信号S5に基づいて、給紙カセット40A,40B,40Cのいずれかを選択し、給紙カセット40A,40B,40Cから繰り出した用紙Pを画像形成部10に搬送する。
CPU63には、制御バス65及びデータバス66を介して不揮発メモリ64が接続されている。不揮発メモリ64には、紙種−変倍率テーブルが格納されている。紙種−変倍率テーブルは、表1に示すように、紙種#P1〜#Pnと、表面の変倍率L1〜Ln及び裏面の変倍率M1〜Mnとが対応付けられて記憶されているテーブルである。表面の変倍率L1〜Ln及び裏面の変倍率M1〜Mnは、当該用紙の熱収縮率に対応して予め設定されている。入力設定部51において、紙種#P1等が選択された場合に、CPU63は、不揮発メモリ制御信号S6を不揮発メモリ64に出力し、不揮発メモリ64からその紙種#P1等に対応した変倍率データD3を読み出す。
通信部68は、LAN等の通信回線に接続されており、外部のコンピュータやプリンタ等と通信処理を行う際に使用される。例えば、通信部68は、カラー複写機100で読み取った原稿画像を外部のプリンタにより画像形成出力する場合に、プリントデータDout'を外部のプリンタに送信する。また、通信部68は、外部のコンピュータで作成されたプリントデータDin'を受信する。
図4は、Y,M,C,BK色用の各々のLED書込みユニット3Y,3M,3C,3K及びその周辺回路の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、CPU63には画像処理部70が接続されており、CPU63から画像処理部70に画像処理制御信号S3が供給される。画像処理部70は画像処理制御信号S3に基づいて、R色,G色,B色成分のデジタルの画像データDinから、LEDヘッド13Y,13M,13C,13Kの各LED素子それぞれに対応する書込みデータを生成する。画像処理部70は、画像データDinをY,M,C,BK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換する。
両面モードが選択された場合には、画像処理部70は、紙種に応じた変倍率に基づいて、ライン毎に画像データDy,Dm,Dc,Dkに変倍処理を行い、変倍処理後の画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’を生成する(図5の変倍処理部71における処理)。即ち、例えば5ページからなる原稿を紙種#P1の用紙にコピー乃至はプリントをする場合、1,3,5ページ目の画像データに対しては変倍率L1が適用され、2,4ページ目の画像データに対しては変倍率M1が適用される。
画像処理部70は、LED書込みユニット3Yのレジスタアレイ11Yに、1ライン分の各画素に対応する画像データDy又は画像データDy’を供給する。同様に、画像処理部70は、LED書込みユニット3Mのレジスタアレイ11Mに、1ライン分の各画素に対応する画像データDm又は画像データDm’を供給し、LED書込みユニット3Cのレジスタアレイ11Cに、1ライン分の各画素に対応する画像データDc又は画像データDc’を供給し、LED書込みユニット3Kのレジスタアレイ11Kに、1ライン分の各画素に対応する画像データDk又は画像データDk’を供給する。
画像処理部70には、タイミング発生回路69が接続されている。タイミング発生回路69は、画像処理部70から供給されるタイミング発生制御信号S7に基づいて、Y色用のレジスタ制御信号SRy及びラッチ制御信号SLyと、M色用のレジスタ制御信号SRm及びラッチ制御信号SLmと、C色用のレジスタ制御信号SRc及びラッチ制御信号SLcと、BK色用のレジスタ制御信号SRk及びラッチ制御信号SLkとを各々発生する。
画像処理部70及びタイミング発生回路69には、Y,M,C,BK色用の各々のLED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kが接続されている。LED書込みユニット3Yは、レジスタアレイ11Y、ラッチ回路12Y及びLEDヘッド13Yを有している。レジスタアレイ11Yは、レジスタ制御信号SRyに基づいて、順次入力される1ライン分のシリアルの画像データDy又は画像データDy’を保持する。
レジスタアレイ11Yには、ラッチ回路12Yが接続されている。ラッチ回路12Yは、レジスタアレイ11Yからパラレルに出力される画像データDy又は画像データDy’をラッチ制御信号SLyに基づいて、ラッチするように動作する。ラッチ回路12YにはLEDヘッド13Yが接続されている。
LEDヘッド13Yは、レーザ駆動電源Vyに接続されており、ラッチ回路12Yから供給される1ライン分の画像データDy又は画像データDy’に基づいて、各々の強度で1ライン分のY色ライン形成用のレーザビーム群を同時に発する。
レジスタアレイ11M,11C,11Kを制御するレジスタ制御信号SRm,SRc,SRk、ラッチ回路12M,12C,12Kを制御するラッチ制御信号SLm,SLc,SLk、LEDヘッド13M,13C,13Kに接続されているレーザ駆動電源Vm,Vc,Vkについても、レジスタ制御信号SRy、ラッチ制御信号SLy、レーザ駆動電源Vyと同様であるため、説明を省略する。
図5は、画像入力からLED書込みまでの制御例を示すブロック図である。図5では、Y色用のLED書込みユニット3Yのみを図示し、LED書込みユニット3M,3C,3Kについては図示を省略する。
画像処理部70は、画像データDy,Dm,Dc,Dkに対して変倍処理を行う変倍処理部71を含む。CPU63は、入力設定部51から用紙Pの紙種を示す操作データD2が入力されると、不揮発メモリ64からその紙種に対応した変倍率データD3を読み出し、変倍処理部71に設定する。
例えば、CPU63は、紙種#P1=普通紙を設定する操作データD2が入力設定部51から入力されると、不揮発メモリ64に不揮発メモリ制御信号S6を出力し、不揮発メモリ64の紙種−変倍率テーブルに基づいて、その紙種#P1に対応する表面の変倍率L1と裏面の変倍率M1を読み出し、変倍処理部71に設定する。
また、原稿Qが画像入力部30により読み取られると、画像データDinが画像処理部70に入力される。画像処理部70は、画像データDinをY,M,C,BK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換する。その後、変倍処理部71は、変倍率データD3に基づいて、ライン毎に画像データDy,Dm,Dc,Dkに変倍処理を行い、変倍処理後の画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’を生成する。変倍処理部71は、両面モードが選択された場合に、表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行う。
変倍処理後の画像データDy',Dm',Dc',Dk'は、LEDヘッド13Y,13M,13C,13Kに供給される。LEDヘッド13Y,13M,13C,13Kは、画像データDy',Dm',Dc',Dk'に基づいて、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kを露光する。
ここで、変倍処理部71が7016画素分(A4版600dpi)の画像データDy,Dm,Dc,Dkに対して、変倍処理を行う場合について説明する。
例えば、用紙の熱収縮率が0.2%の場合には、画像形成ユニット8Y,8M,8C,8Kにより用紙の表面の画像が形成され、定着装置9により定着処理が行われると、用紙は0.2%収縮する。
表面用の画像データに画素を挿入する割合と、裏面用の画像データから画素を間引く割合とを略等しくするために、表面の変倍率を(100+x)%、裏面の変倍率を(100−x)%として、下記式の関係からxを求める。
(100+x)×0.998=100−x
x≒0.1であるから、不揮発メモリ64の紙種−変倍率テーブルには、熱収縮率が0.2%の用紙について、表面の変倍率として100.1%、裏面の変倍率として99.9%が予め記憶されている。
(100+x)×0.998=100−x
x≒0.1であるから、不揮発メモリ64の紙種−変倍率テーブルには、熱収縮率が0.2%の用紙について、表面の変倍率として100.1%、裏面の変倍率として99.9%が予め記憶されている。
7016画素×0.1%≒7画素
であるので、表面用の画像データに7画素挿入し、裏面用の画像データから7画素間引けばよい。
であるので、表面用の画像データに7画素挿入し、裏面用の画像データから7画素間引けばよい。
図6(a)に示すように、変倍処理部71により、表面用の画像データ7016画素に7画素が挿入され、7023画素分のデータがLEDヘッド13Y,13M,13C,13Kに供給される。定着処理により、用紙Pは0.2%(14画素に相当)収縮するため、表面定着後の画像サイズは、7009画素に相当する。
裏面用の画像データについては、図6(b)に示すように、変倍処理部71により、7画素間引かれ、7009画素分のデータがLEDヘッド13Y,13M,13C,13Kに供給される。これにより、表面と裏面の画像のサイズが略一致することとなる。
画素の挿入処理を行う際には、1ライン分の画素を一定の周期で分割し、分割された各周期内の特定の位置に画素を挿入することとしてもよい。この場合に、ライン毎に挿入する位置を変更してもよい。また、1ライン分の画素を一定の周期で分割し、分割された各周期内でランダムに画素を挿入することとしてもよい。また、1ライン分の画像データに挿入すべき画素数の画素をランダムに挿入することとしてもよい。
画素の間引き処理を行う際には、1ライン分の画素を一定の周期で分割し、分割された各周期内の特定の位置にある画素を間引くこととしてもよい。この場合に、ライン毎に間引く位置を変更してもよい。また、1ライン分の画素を一定の周期で分割し、分割された各周期内でランダムに画素を間引くこととしてもよい。また、1ライン分の画像データから間引くべき画素数の画素をランダムに間引くこととしてもよい。
次に、カラー複写機100の動作を説明する。
図7は、カラー複写機100により実行される画像形成処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU63と、ROM61に格納されているプログラムとの協働により実現される。
図7は、カラー複写機100により実行される画像形成処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU63と、ROM61に格納されているプログラムとの協働により実現される。
まず、ユーザの操作により、操作パネル50の入力設定部51から、用紙Pの紙種やそのサイズ、両面モード/片面モード、コピー枚数等の画像形成条件が入力される(ステップA1)。
次に、ユーザの操作により、入力設定部51から画像形成スタートの指示があった場合には(ステップA2;YES)、読取制御信号S1に基づいて、画像入力部30により、画像読取処理が行われる(ステップA3)。読み取られた画像データDinは、画像メモリ制御信号S2に基づいて、画像メモリ67に格納される。
次に、ステップA1の画像形成条件の入力において、両面モードが設定されたか、片面モードが設定されたかが判断される(ステップA4)。両面モードが設定されている場合には(ステップA4;YES)、不揮発メモリ64に不揮発メモリ制御信号S6が出力され、不揮発メモリ64に格納されている紙種−変倍率テーブルに基づいて、用紙Pの紙種に応じた表面の変倍率及び裏面の変倍率が取得される(ステップA5)。
次に、画像処理部70に画像処理制御信号S3が出力され、画像処理部70により、表面用の画像データに対して画像処理が行われる(ステップA6)。まず、RGB色系の画像データDinがYMCK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換され、変倍処理部71により、表面の変倍率に基づいて、画像データDy,Dm,Dc,Dkに対して画素の挿入処理が行われ、挿入処理後の画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’が生成される。
次に、画像形成部10により、用紙Pの表面に画像形成処理が行われる(ステップA7)。このとき、LED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kには、ライン毎に、各画素に対応する画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’が供給され、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K及び中間転ベルト6を介して用紙Pの表面にカラー画像が形成される。例えば、Y色用のLED書込みユニット3Yには、ライン毎のY色用の画像データDy’及び作像制御信号S4が入力され、感光体ドラム1YにY色のトナー像が形成される。そして、定着装置9により定着処理が行われる。
次に、画像処理部70に画像処理制御信号S3が出力され、画像処理部70により、裏面用の画像データに対して画像処理が行われる(ステップA8)。まず、RGB色系の画像データDinがYMCK色用の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換された後、変倍処理部71により、裏面の変倍率に基づいて、画像データDy,Dm,Dc,Dkに対して画素の間引き処理が行われ、間引き処理後の画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’が生成される。
次に、画像形成部10により、用紙Pの裏面に画像形成処理が行われる(ステップA9)。このとき、LED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kには、ライン毎に、各画素に対応する画像データDy’,Dm’,Dc’,Dk’が供給され、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K及び中間転ベルト6を介して用紙Pの裏面にカラー画像が形成される。そして、定着装置9により定着処理が行われる。
次に、最終ページの画像形成が終了したか否かが判別される(ステップA10)。最終ページの画像形成が終了していない場合には(ステップA10;NO)、ステップA6に戻り、ステップA6からステップA10の処理が繰り返される。一方、最終ページの画像形成が終了した場合には(ステップA10;YES)、画像形成処理が終了する。
ステップA4において、片面モードが設定されている場合は(ステップA4;NO)、画像処理部70に画像処理制御信号S3が出力され、画像処理部70により、画像データに対して画像処理が行われる(ステップA11)。ここでは、変倍処理部71による変倍処理は行われない。
次に、画像形成部10により、用紙Pの片面に画像形成処理が行われる(ステップA12)。このとき、LED書込みユニット3Y,3M,3C,3Kには、ライン毎に、各画素に対応する画像データDy,Dm,Dc,Dkが供給され、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K及び中間転ベルト6を介して用紙Pの片面にカラー画像が形成される。そして、定着装置9により定着処理が行われる。
次に、最終ページの画像形成が終了したか否かが判別される(ステップA13)。最終ページの画像形成が終了していない場合には(ステップA13;NO)、ステップA11に戻り、ステップA11からステップA13の処理が繰り返される。一方、最終ページの画像形成が終了した場合には(ステップA13;YES)、画像形成処理が終了する。
以上説明したように、カラー複写機100によれば、表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行うので、表面と裏面の画像品質の差を抑えつつ、表面と裏面の画像のサイズを合わせることができる。
ここで、比較のために、両面に画像形成を行う際に、裏面用の画像データのみに変倍処理を行うことによって、表面と裏面の画像のサイズを合わせる場合を考える。上記実施の形態において示した例と同様に、用紙の熱収縮率は0.2%とし、7016画素分の画像データを用いることとする。
7016画素×0.2%≒14画素
であるので、裏面用の画像データから14画素間引くこととなる。
7016画素×0.2%≒14画素
であるので、裏面用の画像データから14画素間引くこととなる。
一方、上記実施の形態に示した例では、表面用の画像データに7画素挿入し、裏面用の画像データから7画素間引くことによって、表面用の画像データと裏面用の画像データに対して、元の画像データから変化させる割合を略同じにすることができる。したがって、変倍処理により生じる表面と裏面の画像品質の差を抑えることができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。画像形成装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、LED素子をライン状に配列した書込みヘッドを用いた例について説明したが、PLZT(Plomb Lanthanum Zirconate Titanate)シャッターアレイヘッド、液晶ヘッド、インクジェットヘッド等にも適用可能である。
また、書込み素子が多値階調で書込みを行うことが可能な場合には、画素の挿入処理を行う際に、挿入される画素の前後に位置する画素の画像データに基づいて、当該挿入される画素の前後に位置する画素の画像データ及び/又は挿入される画素の画像データを補正することとしてもよい。また、画素の間引き処理を行う際に、間引かれる画素の画像データに基づいて、当該間引かれる画素の前後に位置する画素の画像データを補正することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、不揮発メモリ64に紙種−変倍率テーブルが格納されていることとしたが、用紙サイズ毎に、紙種と、表面用の画像データに挿入する画素数及び裏面用の画像データから間引く画素数と、が予め対応付けられて記憶されていることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、表面用の画像データに対する画素の挿入処理において挿入する画素数と、裏面用の画像データに対する画素の間引き処理において間引く画素数とが同数の場合について説明したが、表面用の画像データと裏面用の画像データに対して、元の画像データから変化させる割合を任意に設定できるようにしてもよい。
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム
2Y,2M,2C,2K 帯電部
3Y,3M,3C,3K LED書込みユニット
4Y,4M,4C,4K 現像部
5 中間転写ベルト
6A 2次転写ローラ
6Y,6M,6C,6K 1次転写ローラ
7A 中間転写ベルトクリーニング部
7Y,7M,7C,7K 感光体クリーニング部
8Y,8M,8C,8K 画像形成ユニット
9 定着装置
10 画像形成部
11Y,11M,11C,11K レジスタアレイ
12Y,12M,12C,12K ラッチ回路
13Y,13M,13C,13K LEDヘッド
20 ADF
30 画像入力部
38 イメージセンサ
40 給紙部
46 分岐手段
47A 循環通紙路
47B 反転搬送路
47C 再給紙搬送部
50 操作パネル
51 入力設定部
52 表示部
60 制御部
61 ROM
62 RAM
63 CPU
64 不揮発メモリ
65 制御バス
66 データバス
67 画像メモリ
70 画像処理部
71 変倍処理部
100 カラー複写機
101 複写機本体
2Y,2M,2C,2K 帯電部
3Y,3M,3C,3K LED書込みユニット
4Y,4M,4C,4K 現像部
5 中間転写ベルト
6A 2次転写ローラ
6Y,6M,6C,6K 1次転写ローラ
7A 中間転写ベルトクリーニング部
7Y,7M,7C,7K 感光体クリーニング部
8Y,8M,8C,8K 画像形成ユニット
9 定着装置
10 画像形成部
11Y,11M,11C,11K レジスタアレイ
12Y,12M,12C,12K ラッチ回路
13Y,13M,13C,13K LEDヘッド
20 ADF
30 画像入力部
38 イメージセンサ
40 給紙部
46 分岐手段
47A 循環通紙路
47B 反転搬送路
47C 再給紙搬送部
50 操作パネル
51 入力設定部
52 表示部
60 制御部
61 ROM
62 RAM
63 CPU
64 不揮発メモリ
65 制御バス
66 データバス
67 画像メモリ
70 画像処理部
71 変倍処理部
100 カラー複写機
101 複写機本体
Claims (7)
- 複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドを有し、用紙の両面に画像を形成する画像形成部と、
前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに画像データを供給する画像処理部と、
を備え、
前記画像処理部は、前記用紙の紙種に応じて、表面用の画像データ及び裏面用の画像データに対して前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記画像処理部は、前記変倍処理を行う場合に、前記表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、前記裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記表面用の画像データに対する画素の挿入処理において挿入する画素数と、前記裏面用の画像データに対する画素の間引き処理において間引く画素数とは、略同数であることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドにより、用紙の両面に画像を形成する画像形成工程と、
前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに供給する画像データを生成する画像処理工程と、
を含み、
前記画像処理工程では、前記用紙の紙種に応じて、表面用の画像データ及び裏面用の画像データに対して前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 請求項4に記載の画像形成方法において、
前記画像処理工程では、前記変倍処理を行う場合に、前記表面用の画像データに対して画素の挿入処理を行い、前記裏面用の画像データに対して画素の間引き処理を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 請求項5に記載の画像形成方法において、
前記表面用の画像データに対する画素の挿入処理において挿入する画素数と、前記裏面用の画像データに対する画素の間引き処理において間引く画素数とは、略同数であることを特徴とする画像形成方法。 - 複数の書込み素子をライン状に配列した書込みヘッドを有し、用紙の両面に画像を形成する画像形成部と、
前記書込みヘッドの各書込み素子それぞれに画像データを供給する画像処理部と、
表面用の変倍率と裏面用の変倍率とを対にして予め記憶する記憶部と、
を備え、
前記画像処理部は、表面用の画像データに対して前記表面用の変倍率を適用するとともに裏面用の画像データに対して前記裏面用の変倍率を適用して、前記書込み素子の配列方向に変倍処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
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