JP2008258448A - バスバーおよび半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性および冷却機能の高い半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、半導体素子、上面電極16,および裏面電極14が形成された半導体チップ11a,11bと、裏面電極14に接続された金属配線23と、上面電極16、金属配線23に接続されるバスバー17,18,20を備えている。バスバー17,18,20は、板状の金属層と、各金属層間を連結する連結部とを備えている。連結部がたとえばスポット溶接により形成されることで、適度の可撓性があり、かつ、大電流を流すのに適した、信頼性の高いバスバーが得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の電気的接続に用いられるバスバー、およびこれを備えた半導体装置に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池など、モータ駆動用のスイッチング素子を備えたパワーデバイス(半導体装置)として、IGBTやFETを用いたモジュールが用いられている。特に、車載用の半導体装置においては、大電力化かつ小型化が必要となっている。
かかる要求に応えるべく、特許文献1には、パッケージに組み込まれた半導体チップと外部機器との電気的接続を行う接続導体の構造として、ボンディングワイヤに代わる束線,撚線,編組線を用いることにより、大電力の伝達を可能としつつ、はんだ接続工程で発生する熱収縮などに起因する引張応力を接続導体により吸収し、はんだ連結部の剥離,チップ割れなどのダメージの発生を防止しようとする技術が開示されている。
特開2004−319740号公報
特許文献1の技術では、単線のボンディングワイヤに比べ、可撓性を維持しつつ必要な大電力を伝達することができる。しかしながら、束線等がバラバラになるのを防ぎ、各線に確実に電流を流すための構造が複雑になる。たとえば同公報の図2に拡大詳示されているように、各線に確実に電流を流すために接続導体と半導体チップとの接続部に端子を設けているが、熱サイクルを受けたときなどに、確実に各線に電流を流すためには端子の構造を強固なものにする必要がある。しかし、端子の構造を強固にすると、熱サイクルやはんだ付け時の応力によるはんだ連結部の剥離,チップ割れなどを生じるおそれがある。すなわち、大電力の伝達を確実に行おうとすると、信頼性の悪化を招くおそれがある。
本発明の目的は、大電力の伝達を可能としつつ、高い信頼性を確保しうるバスバー、およびこのバスバーを備えた半導体装置を提供することにある。
本発明のバスバーは、複数の金属層と、各金属層を部分的に連結する導電性の連結部とを備えている。
これにより、連結部を介して各金属層に確実に電流が流れるとともに、多数の線を集合した接続導体に比べ、板面に平行な方向には曲がりにくく、各金属層がばらばらに変位するのを容易に防ぐことができるとともに、板面に直交する方向には曲がりやすいという適度の可撓性を有している。したがって、たとえば、端部において強固な端子を設けずに、最下層の金属層と下地とをはんだ付けするだけにしておいて、各種の応力を吸収できるなど、信頼性の向上を図ることができる。
金属層は、複数の金属薄板であってよく、その場合には、連結部が、部分溶接により形成されていることにより、熱サイクルなどに対しても信頼性の高い連結を実現することができる。
また、金属層が、折りたたまれた1枚の金属薄板の各積層部であってもよく、その場合には折りたたみ部が連結部として機能する。
本発明の半導体装置は、半導体チップ、および半導体チップの電極部材に接続されるバスバーを備えており、バスバーは、複数の金属層と、各金属層を部分的に連結する導電性の連結部とを有している。また、半導体装置が、電極部材に接続される配線部材を備えている場合には、バスバーが配線部材に接続されていてもよい。
これにより、上述の効果を発揮するバスバーを備え、連結部を介して各金属層に確実に大電流を流しつつ、信頼性の高い半導体装置が得られる。
金属層は、複数の金属薄板であってよく、その場合には、連結部が、部分溶接により形成されていることにより、熱サイクルなどに対しても信頼性の高い連結を実現することができる。
また、金属層が、折りたたまれた1枚の金属薄板の各積層部であってもよく、その場合には折りたたみ部が連結部として機能する。
半導体素子が、パワーデバイスであることにより、大電流を流しつつ、信頼性を高く維持するという、本発明の効果が有効に活用される。
本発明のバスバーまたは半導体装置によると、大電力の伝達を可能としつつ、高い信頼性を確保することができる。
図1は、実施の形態におけるパワーユニットの構造を示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態のパワーユニットは、放熱器50の上に半導体装置10を接合して構成されている。放熱器50は、天板50aと天板50aに接合された容器50bとからなり、天板50aには、半導体装置10を組み込むための多数の矩形状貫通穴が設けられている。本実施形態においては、矩形状貫通穴が多数設けられているが、1つだけでもよい。放熱器50を構成する天板50aと容器50bとは、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、ダイキャスト,押し出し,鍛造,鋳造,機械加工等によって製造することができる。また、放熱器50の容器50bには、熱交換媒体である冷却水の供給管58aと、冷却水の排出管58bとが取り付けられている。
本実施の形態の組み立て工程においては、放熱器50の天板50aに半導体装置10が実装された後、天板50aが容器50bに接合される。この接合は、機械かしめ等によって行われてもよい。また、本実施の形態では、放熱器50は天板50aと容器50bを個別に形成してから両者を接合しているが、天板と容器とを一体に形成してもよい。その場合、たとえば一体型を用いたダイキャストにより放熱器を形成することができる。
図2は、実施の形態におけるパワーユニットの平面図である。同図に示すように、天板50aの上には、樹脂ケース53が取り付けられていて、樹脂ケース53の開口部には、ヒートシンク部材21,金属配線23,半導体素子であるダイオードを内蔵した半導体チップ11a、IGBTを内蔵した半導体チップ11b等を備えた半導体装置10が3カ所に配置されている。また、樹脂ケース53には、長辺に沿って延びる電極端子層56aと、該電極端子層56aとほぼ平行な直線部および3つの分岐部を有する櫛状の電極端子層56bとが形成されている。そして、金属配線23と半導体チップ11bおよび外部機器とは、バスバー17によって電気的に接続され、電極端子層56aと金属配線23とは、バスバー18によって電気的に接続され、半導体チップ11a,11bの上面電極16(図2においては図示せず)と金属配線23とは、バスバー19によって電気的に接続され、半導体チップ11a,11bの上面電極16と電極端子層56cとは、バスバー20によって電気的に接続されている。また、IGBTを内蔵した半導体チップ11bの制御信号用電極28(図2においては図示せず)と外部装置とを接続する制御信号用のボンディングワイヤ24が延びている。
図3は、実施の形態に係るパワーユニットの図2に示すIII-III線における断面図である。本実施の形態のパワーユニットにおいて、放熱器50の天板50aと容器50bとの間の流路51には、熱交換媒体としての冷却水が図3の紙面に直交する方向に流れている。また、半導体装置10は、ダイオードが形成された半導体チップ11aと、IGBTが形成された半導体チップ11bとを備えている。半導体チップ11a,11bは、いずれも単結晶SiC基板を用いて形成されており、上面および下面には、ダイオードまたはIGBT(半導体素子)の活性領域に接続される上面電極16および裏面電極14がそれぞれ設けられている。特に、IGBTが内蔵されている半導体チップ11bの上面には、制御信号用電極28(ゲート電極)が設けられている。さらに、半導体装置10には、半導体チップ11a,11bで発生した熱を外方に放出するためのヒートシンク部材21と、半導体チップ11a,11bの裏面電極14に、はんだ,ろう材などによって接合され、Cu−Mo,Cu−Wなどの金属板から形成される金属配線23と、ヒートシンク部材21と金属配線23との間に介在する接続層26とが設けられている。また、各バスバー17,18,20は、はんだ層30により、下地の電極,金属配線に接続されている。
樹脂ケース53は、上下2段に配線層を配置した段付き形状をしており、電極端子層56aは樹脂ケース53の上段の配線層に配置され、電極端子層56bは、樹脂ケース53の下段の配線層に配置されている。電極端子層56bの一部は、樹脂ケース53の樹脂内に埋め込まれているが、図2に示す櫛の分岐部および直線部の端部においては、樹脂から露出している。
ヒートシンク部材21は、平板部21aと、平板部21aから熱交換媒体である冷却水が流れる領域(流路51)に向かって突出し、冷却水にさらさるフィン部21bとからなっている。また、天板50aには、開口部を囲む溝55が形成されていて、溝55内にOリング54が装着されている。ヒートシンク部材21の平板部21aは、Oリング54を押圧していて、Oリング54により、流路51が外部空間から遮断されている。これにより、冷却水が外部に漏れないように流路51が密閉されている。
本実施形態においては、ヒートシンク部材21は、AlN,SiN,BN,SiC,Si−SiCなどにより構成されている。Si−SiCは導電材料であり、AlN,SiC,SiN,BNは絶縁材料であるが、いずれも常温における熱伝導率が100(W/m・K)以上で、熱抵抗が小さく、高い冷却性能を有している。また、これらの材料の熱膨張係数は、すべて10(ppm/K)以下であり、本実施の形態における半導体チップ11a,11bの基板材料である単結晶SiCの熱膨張係数は約4.6(ppm/K)(a軸方向)であるので、ヒートシンク部材21−半導体チップ11a,11b間の熱膨張係数差が小さく、連結部の信頼性は高い。
接続層26は、ヒートシンク部材21が導電材料の場合には絶縁材料である必要があるが、ヒートシンク部材21が絶縁材料のときには、導電材料であってよいし、絶縁材料であってもよい。たとえば、ヒートシンク部材21が、絶縁材料であるAlN,SiN,BN,SiCからなる場合には、ヒートシンク部材21の表面にメタライズ層を形成しておいて、接続層26としてはんだ層を形成すればよい。また、ヒートシンク部材21がSi−SiCからなる場合には、接続層26として、無機フィラー混入エポキシ樹脂などの高熱伝導率樹脂層や、AlN板などを形成すればよい。
ただし、本発明の半導体装置においては、ヒートシンク部材21や接続層26の材料および構造は本実施の形態に限定されるものではなく、たとえば、ヒートシンク部材21をAlやCuなどの金属によって構成してもよい。その場合には、ヒートシンク部材21−半導体チップ11a,11b間の熱膨張係数差が大きくなるが、接続層26に代えて、多層の応力吸収層を介在させたり、各層の間グリースを介在させて、熱応力を緩和することができる。
また、本実施の形態においては、金属配線23がCuMoまたはCuWにより構成されているが、これに限定されるものではなく、Cu配線,Al配線などを用いてもよい。ただし、Cu−Mo,Cu−Wは、熱膨張係数がCu,Alに比べて小さいので、熱応力の吸収機能が高いという利点がある。
本実施の形態では、ヒートシンク部材21が、平板部21aと、該平板部21から熱交換媒体が存在する領域に向かって突出するフィン部21bとを有しているが、フィン部21bは必ずしも設けられている必要はない。ただし、フィン部21bが設けられていることにより、放熱機能の増大を図ることができる。
ヒートシンク部材21との熱交換を行う熱交換媒体は、冷却能やコストを考慮すると、水であることが好ましい。ただし、水に代えて、ヘリウム,アルゴン,窒素,空気などの気体であってもよい。
−バスバーの構造−
本実施の形態の特徴は、金属配線−外部機器、半導体チップ−金属配線、金属配線−電極端子層、半導体チップ−電極端子層などの間を電気的に接続するために、従来用いられているボンディングワイヤに代えて、金属板を積層してなるバスバー17〜20を用いている点にある。以下、図4〜図7を参照しながら、バスバーの構造およびそのバリエーションについて説明する。
図4(a),(b)は、実施形態における図5は、バスバー17〜20と下地との接続構造を示す断面図である。図4(a),(b)に示すように、バスバー17〜20は、多数のCu薄板40(本実施の形態では6枚)を積層したものに、スポット溶接などの部分溶接を行なって、点状の部分的な連結部41を設けることにより形成されている。すなわち、本実施の形態にいては、各Cu薄板40が金属層であり、連結部41が金属層同士を部分的に連結する連結部として機能する。そして、図5に示すように、バスバー17〜20の端部においては、端子を設けることなく、最下方のCu薄板40を下地(半導体チップの電極,電極端子層,金属配線など)にはんだ付けして、はんだ層30を形成することにより、バスバー17〜20を下地に取り付けるようにしている。Cu薄板40の厚みはたとえば0.1mm程度であり、幅はたとえば8mm程度である。この場合、バスバー17〜20全体の厚みは0.6mm程度であり、十分可撓性を保つことができる。なお、バスバーを構成する金属薄板の材料,寸法,枚数などは、伝達しなければならない電力,半導体チップのサイズ,使用温度範囲などの条件に応じて、適宜選択することができ、本実施の形態の材料,寸法,枚数などに限定されるものではない。
図4(b)においては、Cu薄板40同士の間に空間が存在するように見えるが、本実施の形態の構造では、Cu薄板40同士の間にはほとんど空隙が存在しない。一方、Cu薄板に、Cu薄板ごとに部位を変えたコイニングによる凸部を形成しておいて、Cu薄板を積層した状態で重ねプロジェクション溶接することにより、Cu薄板同士の間に空間を確保することができる。その場合には、大電流による発熱を速やかに放散することができる。すなわち、1つの連結部41がすべてのCu薄板40を連結している必要はなく、相隣接するCu薄板同士を確実に連結していれば、後述する本発明の効果を発揮することができる。
本実施の形態の構造を有するバスバーは、特許文献1に記載されている束線,撚線,編組線からなる接続導体にくらべ、部分溶接などによって各Cu薄板40を部分的に連結しているために、連結部41を介して、各Cu薄板40に確実に大電流を流すことができる。また、本実施の形態のバスバー17〜20では、板状部材であるCu薄板40の板面に平行な方向には曲がりにくいので、バスバーの変位は適度の制限を受ける。したがって、特許文献1に記載されている束線,撚線,編組線など、線を集合した接続導体のように、端子を設けたり、被覆絶縁層を設けなくても、ばらばらになるのを容易に防ぐことが可能になる。したがって、以下に述べるように、信頼性の向上を図ることができる。
すなわち、はんだ層30にすべてのCu薄板40を直接接合する必要はなく、たとえば最下方のCu薄板40だけがはんだ付けされていてもよい。その結果、はんだ層30や下地との熱膨張係数差などに起因する応力が加わっても、バスバー17〜20のはんだ層30に近接する部分において柔軟に変形することにより、各種応力を緩和・吸収することができる。よって、熱サイクルやはんだ付け時の応力によるはんだ連結部の剥離,チップ割れなどの発生を抑制することができる。また、各Cu薄板40が全面的に接合されたものではなく部分的に接合されているので、バスバー17〜20の全体が可撓性を有していて、実装後に曲げることも可能であるので、はんだ連結部に大きな応力を加えることもない。
ただし、本実施の形態のバスバー17〜20の端部に端子を設けてもよいが、端子を強固な構造にしなくても、連結部41を介して各Cu薄板40に確実に電流が流れる。したがって、その場合にも、端子を軟構造にして、各種応力を緩和・吸収することができ、高い信頼性を維持することができる。
また、特許文献1に記載されている束線,撚線,編組線などの線の集合体からなる接続導体では、ばらばらになったり、各方向に曲がって他の部材に接触するのを防ぐために絶縁被覆層を設ける必要性が大きい。それに対し、本実施の形態のバスバー17〜20では、板状部材であるCu薄板40の板面に平行な方向には曲がりにくいので、バスバーの変位は適度の制限を受ける。したがって、絶縁被覆層を設けなくてもばらばらになるのを防ぐことが可能である。ただし、バスバーが取り付けられる周囲の状況によっては、絶縁被覆層も設けてもよい。
また、バスバー17は、外部機器と半導体チップ11bとの2方向に分岐した構造を有する。このような分岐構造を有するバスバーを設けることにより、はんだ付け工程を提言することができるので、製造コストの削減を図ることができる。
(第1の変形例)
図6(a),(b)は、第1の変形例におけるバスバーの一部を示す平面図およびVI-VI線における断面図である。この変形例においては、各Cu薄板40同士をシーム溶接により部分的に連結する帯状の連結部41を形成している。この場合にも、バスバー17〜20の連結部41を介して各Cu薄板40に確実に電流を流すことができるとともに、部分的に連結されているだけなので、適度の可撓性も有していることから、上記実施の形態と同じ効果を発揮することができる。本変形例の構造は、図4(a),(b)に示す構造に比べ、連結部41の面積が大きいので、大電力化には有利な構造といえる。
(第2の変形例)
図7は、第2の変形例におけるバスバーの断面図である。この変形例においては、Cu薄板40は、1枚だけであり、1枚のCu薄板40を折りたたんで積層することにより、バスバー17〜20が形成されている。すなわち、各積層部40aが金属層であり、各折りたたみ部40bが部分的な連結部として機能する。この変形例では、折りたたみ部40bを介して各積層部40aに電流が流れることから、実施の形態のような溶接による連結部41を設けなくても、大電流を流すことができる。また、折りたたみ部40bによって各積層部40aが部分的に連結されているだけなので、適度の可撓性をも有していることから、上記実施の形態と同じ効果を発揮することができる。なお、折りたたまれたCu薄板40が確実に広がらないようにするために、溶接による連結部41をさらに設けたり(破線部分参照)、全体的に周囲を束ねる部材(被覆絶縁フィルムなど)を設けてもよい。
(他の実施の形態)
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
上記実施の形態の溶接による連結部41に代えて、リベットや、かしめなどの機械的な連結方法による連結部、あるいは導電性接着剤による部分的な連結部を設けてもよい。ただし、部分溶接による連結部は、頻繁に繰り返される熱サイクルに対して連結部が緩むことなく、大電流を流せるような強固な連結を実現することができる利点がある。部分溶接としては、上述のスポット溶接,シーム溶接,重ねプロジェクション溶接などの抵抗溶接だけでなく、レーザー溶接,ガス溶接,プラズマ溶接など、他の溶接法を用いることもできる。
上記実施の形態および変形例においては、バスバー17〜20を、Cu薄板40を積層することにより形成したが、Cu薄板に代えて、アルミニウム薄板などの各種金属薄板や、各種合金の薄板を用いてもよい。また、薄板の枚数も上記実施の形態の枚数に限定されるものではない。
本発明の半導体装置における半導体チップは、SiC基板を用いたものに限定されることはなく、Siを用いたものでもよいし、GaNなどの他のワイドバンドギャップ半導体を用いたものでもよい。特に、半導体チップがパワーデバイスを搭載していることにより、本発明のバスバーによる、大電流を流しつつ、高い信頼性を発揮するという機能を有効に活用することができる。
上記実施の形態では、半導体チップ11aにダイオードが形成され、半導体チップ11bに、IGBTが形成されているが、MOSFET,JFETなどが形成された半導体チップを用いてもよい。
上記実施の形態では、天板50aに多数の半導体装置10を取り付ける構造を採ったが、天板を兼ねる単一のヒートシンク部材21上に多数の半導体チップを搭載してもよい。
本発明のバスバーまたは半導体装置は、MOSFET,IGBT,ダイオード,JFET等を搭載した各種機器に利用することができる。
実施の形態に係るパワーユニットの外観構造を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーユニットの平面図である。 実施の形態に係るパワーユニットのIII-III線における断面図である。 (a),(b)は、実施の形態に係るバスバーの平面図およびIV-IV線における断面図である。 バスバーの下地への取付状態を示す断面図である。 (a),(b)は、第1の変形例に係るバスバーの平面図およびVI-VI線における断面図である。 第2の変形例に係るバスバーの断面図である。
符号の説明
10 半導体装置
11a 半導体チップ
11b 半導体チップ
14 裏面電極
16 上面電極
17〜20 バスバー
21 ヒートシンク部材
21a 平板部
21b フィン部
22 保護層
23 金属配線
24 ボンディングワイヤ
26 接続層
28 制御信号用電極
30 はんだ層
40 Cu薄板
40a 積層部
40b 折りたたみ部
41 連結部
50 放熱器
50a 天板
50b 容器
51 流路
53 樹脂ケース
56a−56c 電極端子層
58a 供給管
58b 排出管

Claims (10)

  1. 複数の金属層と、
    前記各金属層のうち相隣接する金属層同士を部分的に連結する導電性の連結部と、
    を備えているバスバー。
  2. 請求項1記載のバスバーにおいて、
    前記金属層は、複数の金属薄板である、バスバー。
  3. 請求項2記載のバスバーにおいて、
    前記連結部は、部分溶接により形成されている、バスバー。
  4. 請求項1または3記載のバスバーにおいて、
    前記金属層は、折りたたまれた1枚の金属薄板の各積層部であり、
    前記連結部は、折りたたみ部である、バスバー。
  5. 半導体素子、および半導体素子の電気的接続を行うための電極部材とを有する半導体チップと、
    前記半導体チップの電極部材に接続されるバスバーとを備えた半導体装置であって、
    前記バスバーは、
    複数の金属層と、
    前記各金属層のうち相隣接する金属層同士を部分的に連結する導電性の連結部と、
    を有している、半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置において、
    前記金属層は、複数の金属薄板である、半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記連結部は、部分溶接により形成されている、半導体装置。
  8. 請求項5または7記載の半導体装置において、
    前記金属層は、折りたたまれた1枚の金属薄板の各積層部であり、
    前記連結部は、折りたたみ部である、半導体装置。
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記半導体素子は、パワーデバイスである、半導体装置。
  10. 請求項5〜9のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記半導体チップの上記電極部材に接続される配線部材をさらに備え、
    前記バスバーは、前記配線部材に接続されている、半導体装置。
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