JP2008255785A - リニアモータ式開閉装置及び該リニアモータ式開閉装置の製造方法 - Google Patents

リニアモータ式開閉装置及び該リニアモータ式開閉装置の製造方法 Download PDF

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真和 竹下
Toru Ueda
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Abstract

【課題】 施工性及びメンテナンス性を向上したリニアモータ式開閉装置及び該リニアモータ式開閉装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 開閉体20は、開閉体本体23の上端に吊車支持ブラケット24を介して吊車21を支持し、ガイドレール70は、断面略L字状を呈するとともに、その下片部分に吊車21を沿わせて回動させ、吊車支持ブラケット24は、断面L字状を呈し、その下片部分を、ガイドレール70の下片部分の下方側に配置して開閉体本体23の上端面に止着している。
【選択図】図2

Description

本発明は、雨戸を含む引戸や、折戸、窓、カーテン、バランスドア、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉体を、リニアモータにより動作させるようにしたリニアモータ式開閉装置に関し、特に上吊方式の引戸として好適なリニアモータ式開閉装置及び該リニアモータ式開閉装置の製造方法に関するものである。
建物躯体の屋内等に配置される引戸等の構成において、開口部の上方に上枠部を設け、この上枠部内のガイドレールに吊下げられた開閉体を略水平に開閉動作させるようにした上吊方式の引戸がある。
この上吊方式の引戸は、床面にレールを敷設せずに構成されるため、出入りの際に躓くことがない上、車椅子やストレッチャーなどをスムーズに通過させることができ、病院施設や社会福祉施設,教育施設、さらに近年では一般住居などに、有効に利用されている。
このような上吊方式の引戸には、手動で開閉を行う手動タイプや、閉鎖時のみ自動となる半自動タイプ、開閉を電動で行う全自動タイプ等がある。これらの内、電動で引戸を開閉動作させる全自動タイプでは、その開閉駆動を行う駆動機構として種々の構成があるが、近年では、開閉体のスムーズな開閉移動を、複雑な機構を要さずに簡素な構成で実現でき、騒音の発生が小さいことから、リニアモータを駆動源としたリニアモータ式開閉装置が利用されている。
このリニアモータ式開閉装置は、例えば、特許文献1に記載された発明のように、引戸本体(4)の上縁に磁石(21)を配設するとともに、引戸本体(4)上方の上枠(3)にはコイル(15)を配設し、コイル(15)への通電を駆動回路により制御することで、磁石側の引戸本体(4)を略水平に開閉動作させるようにしている。
しかしながら、上記従来技術によれば、上記駆動回路等、リニアモータを制御するための構成が、上記リニアモータ式開閉装置外(例えば躯体壁面内等)に配設されていたため、建物躯体へ施工の際、上枠(3)や引戸本体(4)等の設置作業の他に、上記駆動回路を設置するスペースを壁面内等に設ける作業や、該スペースに上記駆動回路を設置する作業、この駆動回路をコイル(15)に電気的に接続する作業等を要した。
また、上記駆動回路が壁面内等に隠蔽されていたため、その隠蔽された駆動回路に対するメンテナンス作業が困難な場合もあった。
特開2003−219628号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、施工性及びメンテナンス性を向上したリニアモータ式開閉装置及び該リニアモータ式開閉装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、ガイドレールを内在する上枠部と、前記ガイドレールに導かれて移動することで前記上枠部の下方の開口部を開閉可能な開閉体と、前記上枠部と前記開閉体との間に設けられたリニアモータ部と、該リニアモータ部を制御するための制御部とを備え、前記リニアモータ部による運動により、前記開閉体を動作させるようにしたリニアモータ式開閉装置において、前記リニアモータ部は、前記上枠部内に固定されたコイル部と、該コイル部との間に所定のエアギャップを置いて前記開閉体の上端側に固定された磁石部とを、上下に配設してなり、前記制御部は、上記上枠部の長手方向に前記コイル部と並ぶように、上記上枠部内の上部側に設けられ、前記コイル部と電気配線されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記制御部を、上記開閉体により開閉される上記開口部の上方に配置したことを特徴とする。
また、他の手段では、上記制御部は、その下端部が上記コイル部の下端部よりも上方に位置するように設けられていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記磁石部における長手方向の中途部位が、剛性材料からなる撓み防止部材を介して、上記開閉体側に固定されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記磁石部は、上記開閉体に対して着脱可能に装着されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記ガイドレールと、上記コイル部を支持するコイル支持ブラケットとをそれぞれ別体に備え、これらガイドレールとコイル支持ブラケットとは、略上下方向に当接して上記上枠部内に着脱可能に止着されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記開閉体は、上記磁石部よりも下方側に、上記ガイドレールに沿って回動する吊車を、上記磁石部と一体的に備え、上記磁石部は、上記吊車が上記ガイドレールから脱輪するのを阻むように、上記上枠部内の側面側に近接して配置されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記ガイドレールと上記コイル部とは、上側の上記磁石部及び下側の上記吊車を上下方向から挟むようにして配置されていることを特徴とする。
なお、上記手段に係わるリニアモータ式開閉装置は、開閉体の動作により上記上枠部の下方の空間を仕切ったり開放したりする装置を意味し、このリニアモータ式開閉装置には、開閉体が上記リニアモータ部を駆動源として開動作のみを行う態様や、開閉体が上記リニアモータ部を駆動源として閉動作のみを行う態様、開閉体が上記リニアモータ部を駆動源として開動作と閉動作との双方を行う態様等を含む。
そして、開閉体が上記リニアモータ部を駆動源として開動作のみを行う態様とした場合、該開閉体を閉動作させる技術的手段は、例えば該開閉体が傾斜状のレールや案内部材等に沿って自重により閉鎖されるようにした構成や、該開閉体が電動でない他の牽引機構(例えば該開閉体を弾性部材や錘等により閉鎖方向へ牽引するようにした機構等)により閉鎖されるようにした構成等とするのが好ましい。
この技術的手段によれば、仮にリニアモータ部への電源がOFFであった場合や、万が一リニアモータ部が故障した場合等に、開閉体が手動により開放され自動的に閉鎖されるようにすることができる上、同開閉体を、外力の加えられない際に閉鎖状態に維持することができる。
また、上記とは動作を逆にして、開閉体が上記リニアモータ部を駆動源として閉動作のみを行う態様とし、該開閉体を開動作させる技術的手段は、例えば該開閉体が傾斜状のレールや案内部材等に沿って自重により開放されるようにした構成や、該開閉体が電動でない他の牽引機構(例えば該開閉体を弾性部材や錘等により閉鎖方向へ牽引するようにした機構等)により開放されるようにした構成等とすることも可能である。
また、上記開閉体は、リニアモータ部による運動により、上枠部の下方の開口部を開閉するようにしたものであればよい。
この開閉体の具体例としては、片開き引戸状の開閉装置に用いられる開閉体や、両開き引戸状の開閉装置に用いられる開閉体、引分け引戸状の開閉装置に用いられる開閉体、引違い引戸状の開閉装置に用いられる開閉体、二重引きや三重引き等の複重引き引戸状の開閉装置に用いられる開閉体、また、折戸状やカーテン状の開閉装置に用いられる開閉体、回転動作と水平スライド動作との複合動作により開閉する開閉装置に用いられる開閉体(例えばバランスドア)等が挙げられる。
また、この開閉体には、上方から吊り下げられて開閉する吊下げ式の開閉体と、下方のレール上に沿って開閉する開閉体との双方を含むが、床面等に凹凸を要さず通行性を良好にできることから前者の方が好ましい。
また、上記開閉体には、略水平な略直線に沿って移動する態様や、略水平な曲線に沿って移動する態様等を含む。
また、上記ガイドレールとは、上枠部内で、上記開閉体の移動を案内する部材であればよく、このガイドレールには、上記開閉体を吊り下げ状に支持して略水平方向や傾斜する方向等へ案内する態様や、上記開閉体を上方から囲むようにして略水平方向や傾斜する方向等へ案内するようにした態様等を含む。
また、上記リニアモータ部は、上記コイル部から発生する磁界により、上記磁石部に対して推進力を与えるようにしたものであればよい。
また、上記制御部とは、上記リニアモータ部を制御するための機能を有する構成であり、上記コイル部に対し上記上枠部の長手方向に並ぶように上記上枠部内に設けられ、上記コイル部と直接的または間接的に電気配線されている。
この制御部には、上記コイル部と直接的に電気配線された態様として、上記コイル部に対し、直接的に電気配線されて、制御された駆動電力を供給するコントローラ等が挙げられ、また、上記コイル部と間接的に電気配線された態様としては、前記コントローラに対し上記リニアモータを制御するための信号を送信するセンサーや、該センサー用の電源回路等が挙げられる。
この制御部は、上記上枠部内の上面に止着された態様や、上記上枠部内の側面に配設された態様等を含むが、上記上枠部の厚さ方向の寸法を小さくする観点等より、好ましくは前者の態様とされる。
また、この制御部は、更に好ましくは、上記上枠部の厚さ方向の寸法に加えて同上枠部の高さ方向の寸法をも小さくする観点等により、コイル部に対し上記上枠部の長手方向に並ぶように、上記上枠部内におけるスペースを有効利用し且つ効率よく配置した態様とされる。すなわち、仮に上記制御部が上記上枠部内において上記コイル部の上下方向へ配置された場合には、上記上枠部の高さ方向の寸法が大きくなってしまうが、前記態様によれば、上記上枠部の高さ方向の寸法をも小さくすることができる。
また、上記手段において、上記開口部の上方とは、例えば上記開閉体を引戸方式の態様とした場合には、該開閉体が収納される戸袋側でなく、該開閉体により開閉される開口部の上方に対応する上記上枠部内の部位である。
また、上記「上記制御部は、その下端部が上記コイル部の下端部よりも上方に位置するように設けられている」という構成の具体例としては、上記リニアモータ部に電力等を供給するコントローラ部の下端部を、上記コイル部の下端部よりも上方側へ位置させて、これらコントローラ部及びコイル部を上記上枠部内に固定した態様が挙げられる。
また、上記手段において、上記磁石部の撓みを効果的に阻む好ましい態様としては、上記撓み防止部材を上記磁石部における長手方向の略中央近傍に配置する。
なお、上記撓み防止部材は少なくとも一つ具備されればよいが、上記開閉体の幅寸法(開閉方向の寸法)が大きい等のために上記磁石部が比較的長めである場合や、諸事情等により上記磁石部の更なる補強が必要な場合等には、この撓み防止部材を複数設けるのが好ましく、更には、これら複数の撓み防止部材を、上記磁石部の略全長が略均等に分割される位置に配置するのが好ましい。すなわち、例えば撓み防止部材を二つ用いる場合には、これら二つの撓み防止部材によって上記磁石部の略全長が略均等に三分割されるように、これら二つの撓み部材を、上記磁石部の長手方向の中途部位に配置する。
また、上記手段において、上記磁石部を着脱可能にする具体的手段には、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材により上記磁石部を上記開閉体に対して止着した態様や、係合部と被係合部とによる着脱可能な嵌合構造により上記磁石部を上記開閉体に対して止着した態様等を含む。
また、上記手段において、上記コイル支持ブラケットとは、上記コイル部と上記上枠部との間に配置されて上記コイル部を支持する部材であって、上記ガイドレールに対して略上下方向に当接するように上記上枠部内に着脱可能に止着されている部材である。
上記ガイドレール及び上記コイル支持ブラケットを上記上枠部内に着脱可能に止着する技術的手段としては、例えば、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材による止着や嵌合等が挙げられる。
また、上記手段において、より好ましい態様としては、上記磁石部を、磁性体からなる磁石本体部と、該磁石本体部をその長手方向にわたって支持するように上記開閉体本体側に固定された磁石支持部とから構成し、前記磁石支持部には下方へ突出し且つ長手方向にわたる鍔部を一体的に備え、該鍔部を、上記吊車が上記ガイドレールから脱輪するのを阻むように上記上枠部内の側面側に近接して配置する。
この態様によれば、前記鍔部と上記上枠部内の側面側部位との当接により上記吊車の脱輪を防止できる上、同鍔部により上記磁石部の撓みを防止することができ、ひいては、磁石部とコイル部との間のエアギャップを略均一に保つことで、開閉体の推進力や開閉スピードを安定させることができる。
また、上記手段において、上側の上記磁石部及び下側の上記吊車を上下方向から挟むようにして配置とは、換言すれば、上下の上記磁石部及び上記吊車を上記ガイドレールと上記コイル部との間に配置することで、これらコイル部、磁石部、吊車、ガイドレール等が上下方向へ並ぶようにした構成である。
上記技術的手段は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
一手段によれば、制御部が上記上枠部内に設けられているため、従来技術のように駆動回路を設置するためのスペースを壁内等に確保したり、駆動回路を設置するための作業を要したり、あるいは駆動回路とコイルとを電気配線したり等することがなく、上枠部の装着作業と同時に制御部を設置することができる。
しかも、制御部は、従来技術のように壁面内等に隠蔽されていないため、例えば、上枠部の下方側から点検したり、上枠部を部分的に分解したり等することで、比較的容易なメンテナンスが可能である。
その上、コイル部と磁石部が上下に配設され、制御部がコイル部に対し上枠部の長手方向に並んでいるため、上枠部の厚さ方向の寸法を小さくすることができ、ひいては、軽量コンパクトで、施工性や、メンテナンス性、意匠性等が良好な上、コスト安な構造を得ることができる。
更に、他の手段によれば、制御部を開口部の上方に配置しているため、例えば開閉体を開放状態にして、制御部を点検したり制御部の交換作業をしたり等、制御部に対するメンテナンス性を一層向上することができる。
更に、他の手段によれば、開閉体の動作時等に、開閉体側の磁石部が制御部と干渉してしまうのを阻むことができる。
更に、他の手段によれば、磁石部の長手方向の中途部位が、コイル部の吸引力等により略弓状に撓んでしまうのを、撓み防止部材により軽減することができる。ひいては、磁石部とコイル部との間のエアギャップを略均一に保つことで、開閉体の推進力や開閉スピードを安定させることができる。
更に、他の手段によれば、磁石部を開閉体に対して着脱できるため、例えば、開閉体を設置する際、磁石部を外してコイル部に吸着させ、開閉体を所定位置に配置した後に、その開閉体に磁石部を止着する等、現場状況等に応じて、効率的且つ容易な設置作業が可能となる。
更に、他の手段によれば、ガイドレールとコイル支持ブラケットとが略上下方向に当接しているため、上下に並ぶ磁石部とコイル部との間のエアギャップを、一層均一にすることができる。
しかも、ガイドレールとコイル支持ブラケットは、それぞれ別体であり、上枠部内に着脱可能に止着されているため、例えばコイル部に対するメンテナンス作業の際にコイル支持ブラケットのみをコイル部と共に外す等、メンテナンス対象となる部材のみを外しての作業が可能となる。したがって、ガイドレールやコイル部に対するメンテナンス性を、より向上することができる。
更に、他の手段によれば、仮に吊車が上枠部の側面側へ脱輪しようとした場合、吊車と一体的な磁石部が上枠部内の側面側部位に当接するため、吊車の脱輪を防ぐことができる。
更に、他の手段によれば、上側のガイドレールと下側のコイル部との間で、吊車及び磁石部の上下方向への移動が規制されるため、吊車を脱輪し難くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態によるリニアモータ式開閉装置は、病院や、ビル、住宅、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分に配設され、開閉体を上枠部内のガイドレールに吊り下げて略水平方向へ略直線的に移動させて、前記開口部分を開閉する所謂上吊方式の引戸に適用した一例として説明する。
このリニアモータ式開閉装置Aは、躯体開口部に固定される枠体10と、該枠体10内の通路用開口部sを開閉する開閉体20と、前記枠体10の上枠部13と開閉体20との間に配置されたリニアモータ部30と、このリニアモータ部30を制御するための制御部40とを備え、リニアモータ部30による略水平方向の運動により枠体10を開閉動作させる(図1参照)。
枠体10は、左右の側枠部11,12と、これら側枠部11,12の上端側間に止着された上枠部13とからなる正面視略コ字状に構成される。
そして、この枠体10内における左右部位の内、一方側部位(図示例によれば右側部位)が、開閉体20の収納空間を形成する二つの戸袋部材50,50(図5及び図6参照)により閉鎖され、その他方側部位(図示例によれば左側部位)には、開閉体20により開閉される通路用開口部sが確保されている。
左側の側枠部11は、その通路用開口部s側の側面を、開閉体20の戸先側端部と嵌り合う凹状に形成するとともに、その反対側(躯体側)の側面を、後述する障害物検知手段61や通過物検知手段62等の電気配線を上下方向へ這わせるべく凹状に形成している。そして、この側枠部11の上端側には、前記電気配線等を挿通可能な貫通孔が形成されている。
また、右側の側枠部12は、通路用開口部sと戸袋部材50,50とを左右に入れ替えられるように、上記側枠部11と左右対称形状に形成されている。なお、この右側の側枠部12を、左側の側枠部11と左右対称でない異なる形状とすることも可能であるのは勿論である。
上枠部13は、断面略逆L字状の基枠部13aと、該基枠部13aの前面側(図2における右側)の開口を開閉するように、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材により止着されたカバー部材13bとからなり、左右の側枠部11,12の上端側間にわたる断面略コ字状に構成されている(図2及び図3参照)。
基枠部13a内の側面には、基板13a1が溶接等の固定手段により固定され、該基板13a1には、ガイドレール70及びコイル支持ブラケット80(図3参照)が、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材により止着されている。
ガイドレール70は、上枠部の略全長にわたる断面略L字状を呈し、その下片部分の突端側に、後述する吊車21と係合する上向き凸部71を形成し、基板13a1に止着される片部分には、後述する磁石支持部22bの鍔部22b1に近接する断面略C字状の凸部72を形成している。
この凸部72は、リニアモータ機構を備えない上吊式引戸を構成する場合に、ダンパー機構等を支持するために設けられたものであるが、本実施の形態のリニアモータ式開閉装置Aによれば、この凸部72は、吊車21が基板13a1側へ脱輪しそうになった場合に、吊車21と一体的な磁石部22に当接して前記脱輪を阻む部位として、有効に作用する。
また、コイル支持ブラケット80は、コイル部31の略全長にわたる断面略逆L字状の部材であり、その上面側部位に、取り付けブラケット等を介してコイル部31を嵌合している。
前記構成のガイドレール70とコイル支持ブラケット80とは、上記基板13a1に止着された際、互いに当接し合うように配置されることで、コイル支持ブラケット80に嵌合されるコイル部31,31と、後述する磁石部22との間のエアギャップc(図3参照)を適正な間隔に維持している。
また、同ガイドレール70とコイル支持ブラケット80とは、磁石部22及び吊車21を断面略コ字状に囲むように配置されている。そして、この構成によれば、ガイドレール70の上向き凸部71とコイル部31とが磁石部22及びリニアモータ部30を上下方向から挟むようにして配置されるため、吊車21の上下方向への移動が規制されて、吊車21の脱輪が効果的に防止される。
また、同基枠部13a内の上面部には、リニアモータ部30を構成する単数もしくは複数のコイル部31や、制御部40等が、上枠部13の長手方向に並び且つ通路用開口部sの上方に位置するように、着脱可能に配設されている。
なお、本実施の形態におけるリニアモータ部30は、上枠部13側に固定された複数のコイル部31,31と、開閉体20側に固定された磁石部22とからなる。
そして、このリニアモータ部30は、後述する制御部40のコントローラ部41から供給されるパルス電力により、コイル部31,31から磁界を発生し、該磁界により、磁石部22を略水平方向へ推進させる。
前記コイル部31は、図示例によれば、上枠部13の長手方向の略中央よりに二つ直列的に配設されるが、単数もしくは三つ以上であってもよい。
なお、このコイル部31は、コントローラ部41と比較して故障が少ないため、戸袋部材50側に配置されていても好ましいが、本実施の形態の好ましい一例によれば、万が一故障した場合等における点検やメンテナンス作業を良好にするために、該コイル部31の全部または一部を、通路用開口部sの上方となる位置に配置している。
また、制御部40は、上記リニアモータ部30を制御するための構成であって、本実施の形態の好ましい一例によれば、コントローラ部41、及び障害物検知手段61のアンプ部61a、そして、これらコントローラ部41や、障害物検知手段61、上記コイル部31等を接続している電気配線等により構成されている。
そして、この制御部40は、その下端部、すなわち前記コントローラ部41の下端部や、前記アンプ部61aの下端部等が、コイル部31の下端部よりも上方になるように配置されることで、開閉体20の開閉動作時における磁石部22との干渉を防止している。
コントローラ部41は、複数の電子部品や集積回路基盤等からなる制御回路(図示せず)を内在しており、枠体10外からの電力を供給され、障害物検知手段61や通過物検知手段62等からの信号入力に応じて、コイル部31,31に対して、例えばON/OFF制御や、周波数制御、電圧制御等されたパルス電力を出力する。
このコントローラ部41は、その外側をケース部とし、該ケース部に前記制御回路部(図示せず)を内在しているが、この制御回路部は、磁石部22による磁界の悪影響を極力受け難いように、磁石部22に対して、より離れた位置(図示例によれば、より上方の位置)に設けてあることが好ましく、一層好ましい具体的としては、前記ケース部内であって上枠部13内の天面の近傍となる位置に配置される。
障害物検知手段61は、投受光部61bとリフレクタ部61cとの間の被検出物を検知するようにした光電スイッチであり、アンプ部61aから供給される電力により作動する。
図示例によれば、前記投受光部61bは側枠部11の通路用開口部s側の部位に取付けられ、また、リフレクタ部61cは一方の戸袋部材50における通路用開口部s側の部位に取付けられている。
また、アンプ部61aは、投受光部61bへ電力を供給する電源回路や、投受光部61bからの検知信号に基づいてコントローラ部41へ制御信号を出力するための回路等からなり、コントローラ部41と直列的に並ぶ位置であって、且つコントローラ部41と側枠部11との間の位置に配置され、投受光部61b及びコントローラ部41と電気配線されている。
また、通過物検知手段62は、赤外線を発しながら動くもの(好ましい一例としては人間であるが、ペット等であってもよい)を非接触で検知し、その検知信号を電気配線を介してコントローラ部41へ送信する所謂人感センサーであり、側枠部11の正面側に露出するように設けられている。
この通過物検知手段62は、開閉体20を開放するために動作するものであれば、上記態様に限定されるものでなく、タッチセンサー等の接触式のセンサーや、押し操作スイッチ等であってもよい。
次に、開閉体20について詳細に説明する。
開閉体20は、通路用開口部sを開閉可能な略矩形板状の開閉体本体23の上端に、吊車支持ブラケット24を介して、吊車21及び磁石部22を支持している。これら吊車支持ブラケット24、吊車21、及び吊車支持ブラケット24等は、開閉体本体23の幅方向(図1における左右方向)にわたって所定間隔置きに複数配設されている。
各吊車支持ブラケット24は、断面L字状を呈し、その下片部分を、開閉体本体23の上端面に対し、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材により止着
することで、吊車21や磁石部22に対するメンテナンス性を良好にしている。
この吊車支持ブラケット24の略垂直状の片部分には、吊車21がベアリング等を介して回動自在に支持され、また同片部分の上端側には、磁石部22が着脱可能に止着され、更に同片部分の下端側には、脱輪防止部材25が着脱可能に止着されている。
吊車21は、略円柱状を呈し、その外周面に、ガイドレール70の上向き凸部71と嵌め合い可能な凹部を有する。
また、磁石部22は、磁性体からなる磁石本体部22aと、該磁石本体部22aをその長手方向にわたって支持する磁石支持部22bとからなり、ネジやボルト等の止着部材22cによって、吊車支持ブラケット24の上端に着脱可能に固定されている。
磁石本体部22aは、コイル部31が発する磁界によりコイル部31の長手方向へ推進するように、該長手方向にわたって所定間置きに極性(N極とS極)が変わるように構成された磁性体である。そして、この磁石本体部22aは、枠体10の長手方向にわたって設けられ、少なくとも開閉体20の開閉動作を可能な長さに形成されている。
この磁石本体部22aの材質は、コントローラ部41に吸着されてしまった場合に開閉体20の重量により容易に外せるように、開閉体20の重量により外れる程度の磁力であって、且つ開閉体20をスムーズに推進可能な程度の磁力を有する磁性体であり、本実施の形態の好ましい一例によればフェライトを用いている。
なお、この磁石本体部22aを、フェライトよりも磁力の強いネオジウムにより構成することも可能である。
磁石支持部22bは、非磁性体よりなる断面略逆L字状を呈し、磁石本体部22aを内在する上辺部分の突端側に、下方へ突出する鍔部22b1を有する。そして、この磁石支持部22bは、磁石本体部22aと略同等の長さに形成されている。
前記鍔部22b1は、磁石支持部22bの長手方向にわたって設けられることで、磁石本体部22a及び該磁石支持部22bがコイル部31の吸引力等により上方へ撓まないように補強している。
更に、同鍔部22b1は、ガイドレール70の凸部72に近接して配置されることで、吊車21がガイドレール70側へ脱輪してしまうのを防止している。
また、脱輪防止部材25は、吊車21がガイドレール70に係合された後に、ガイドレール70における上向き凸部71の下側に近接するように止着されることで、吊車21の上方への移動を規制して、該吊車21の脱輪を防止している。
この脱輪防止部材25の形状等の構成は限定されるものでないが、図示例によれば、吊車支持ブラケット24の略垂直状の片部を開閉体20正面側(図2及び図3の右側)から囲む平面視略コ字状に形成される。そして、この脱輪防止部材25は、ネジやボルト等の止着部材25aにより、吊車支持ブラケット24に止着されている。
また、磁石部22における長手方向の略中央近傍には、金属板材等の剛性材料からなる撓み防止部材26が配設されている。
この撓み防止部材26は、磁石部22の側部と開閉体本体23の上端部との間にわたって固定され、磁石部22の長手方向の中途部位がコイル部31の吸引力により上方へ撓むのを防止することで、コイル部31と磁石部22との間のエアギャップcを適正に保持している。
なお、図1中、符号81は、開放される際の開閉体20に弾性的に当接することで、開閉体20による衝撃を緩和する干渉部材である。
また、図5中、符号82は、閉鎖される際の開閉体20に弾性的に当接することで、開閉体20による衝撃を緩和する干渉部材である。
これら干渉部材81,82は、例えばゴムや、弾性合成樹脂、スプリング等の弾性材料を具備して構成されている。
また、図3及び図6中、符号51,52は、各戸袋部材50を上枠部13内の上部に固定するために、上枠部13内の上部と各戸袋部材50の上部とにそれぞれ固定されたブラケットである。
また、図6中、符号53は、両戸袋部材50,50を下方側で支持する枠部材であり床面等に固定される枠部材であり、符号54は、この枠部材53の露出面を覆う化粧カバーである。
また、同図6中、符号29は、床面等に固定されて開閉体20を開閉方向へ案内するガイドローラーである。
上記構成のリニアモータ式開閉装置Aによれば、コントローラ部41やアンプ部61a等の制御部40がコイル部31と一体的であるため、躯体開口部に装着する作業は、枠体10を躯体開口部に嵌め込み固定する作業や、開閉体20を吊り込む作業、戸袋部材50,50を装着する作業等となり、別途制御部40の設置スペースを確保したり制御部40の装着したり等の作業を必要としない。
また、コイル部31,制御部40,通過物検知手段62,障害物検知手段61等の電気配線は、枠組みされた枠体10における左側の側枠部11内や上枠部13内に全て収納されるため、躯体開口部への枠体10の設置後に結線作業が少なく、作業性が良好である。
また、制御部40が通路用開口部sの上方に配置されているため、開閉体20を開放すれば、上枠部13下方の開口部分から制御部40の点検やメンテナンス等が可能であり、勿論、カバー部材13bを外して制御部40を点検やメンテナンス等することも可能である。
また、開閉体20の吊り込み作業の際には、図7に示すように、一旦、磁石部22及び脱輪防止部材25が取り外され、独立状態の磁石部22をコイル部31に吸着させた状態で、その磁石部22に対し、吊車支持ブラケット24の上端側が、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材22cにより止着される。
そして、開閉体20をその重量により下方へ下げることで、磁石部22がコイル部31から離れ、吊車21の外周面がガイドレール70の上向き凸部71に係合する。更に、その係合後に、脱輪防止部材25が、吊車支持ブラケット24に対し、ネジやボルト等の着脱可能な止着部材25aにより止着される。
すなわち、コイル部31とガイドレール70の上向き凸部71との間のスペースは、エアギャップcを適正に確保するために、比較的余裕の少ない上下寸法に設定されているが、上記作業手順によれば、該スペースに対し吊車21及び磁石部22を容易に挿入させて、吊車21を上向き凸部71に係合させることができる。
しかも、磁石部22の磁力が開閉体20の重量により容易に外せるように設定されているため、上記作業手順において、吸着されている磁石部22をコイル部31から外す作業も容易である。
その上、本実施の形態の好ましい一例によれば、上記作業手順において、独立状態の磁石部22をコイル部31に吸着させる際、磁石部22の位置決めを容易にするために、磁石部22の上面には、コイル部31の下端側の正面側角部(図7によればコイル部31の右下角部)に係合する段部22b2が形成されている。
この段部22b2は、磁石支持部22bの略全長にわたって設けられ、コイル部31の正面側角部に係合した際に、コイル部31と磁石本体部22aとの水平方向の位置関係を適正とし、且つ、磁石部22と吊車支持ブラケット24とが止着された状態で、吊車21とガイドレール70との水平方向の位置関係を適正とするように、開閉体20の厚さ方向(図7によれば左右方向)の位置が設定されている。
したがって、上記作業手順において、独立状態の磁石部22をコイル部31に吸着させる際に、前記段部22b2をコイル部31下端側の正面側角部に対して水平方向へ突き当てるようにして係合させれば、コイル部31と磁石本体部22aが適正な位置関係で配置され、更に、後で磁石部22と一体化される吊車21とガイドレール70も、適正な位置関係で配置されることになる。
なお、本実施の形態の好ましい一例によれば、磁石部22が適宜長さの止着部材22cにより止着されているため、この止着部材22cを緩めて磁石部22を完全に取り外すことなく、磁石部22の鍔部22b1側を下方へ傾けた状態で、磁石部22及び吊車21をコイル部31と上向き凸部71との間へ挿入させることも可能である。
そして、上記のようにして組み立てられたリニアモータ式開閉装置Aは、通過物検知手段62により人等の通過物の存在を検知すると、開閉体20を略水平に開放動作することで通路用開口部sを開口し、同開閉体20を通過物が通過した後に自動的に閉鎖動作する。その動作中、万が一、通過物が開閉体20と側枠部11との間に挟まれないように、リニアモータ式開閉装置Aは、障害物検知手段61により通過物を検知し、その検知信号に応じてコントローラ部41により開閉体20の開閉動作を制御している。
上記開閉動作の際、吊車21の脱輪は脱輪防止部材25により防止されるが、仮に万が一、脱輪防止部材25が装着し忘れられていたとしても、吊車21の基板13a1方向への脱輪が磁石支持部22bの鍔部22b1とガイドレール70の凸部72との当接により防止され、更に、磁石部22及び吊車21が上下の磁石部22と上向き凸部71とによって挟まれるようにして配置されていることによっても、吊車21の脱輪が防止されている。
なお、上記リニアモータ式開閉装置Aは、上記吊車支持ブラケット24を図8に示す吊車支持ブラケット24’に置換した構成としてもよい。
この吊車支持ブラケット24’は、上記止着部材22cを貫挿させるための貫通孔24a’を略逆L字状の長孔としている。
この態様によれば、開閉体20を吊り込む作業の際、予め止着部材22cを外れない程度に緩め、磁石部22を吊車21と接触するまで下方に下げた状態とすることができる(図9参照)。この状態で、磁石部22及び吊車21をコイル部31とガイドレール70との間へ挿入すれば、磁石部22及び吊車21の全高寸法が比較的小さくなっているため、その挿入作業を容易に行うことができる。
本発明に係わるリニアモータ式開閉装置の一例を示す要部正面図であり、正面側のカバー部材を外した状態を示している。 図1における(II)-(II)線断面図。 図1における(III)-(III)線断面図。 図1における(IV)-(IV)線断面図。 図1における(V)-(V)線断面図。 同リニアモータ式開閉装置の分解斜視図。 開閉体を吊る手順を示す断面図。 吊車支持ブラケットの他例を示す正面図。 同吊車支持ブラケットを用いた場合に、開閉体を吊る手順を示す断面図。
符号の説明
13:上枠部
20:開閉体
22:磁石部
24:吊車支持ブラケット
26:撓み防止部材
30:リニアモータ部
31:コイル部
40:制御部
41:コントローラ部
70:ガイドレール
80:コイル支持ブラケット
A:リニアモータ式開閉装置
c:エアギャップ
s:通路用開口部

Claims (8)

  1. ガイドレールを内在する上枠部と、前記ガイドレールに導かれて移動することで前記上枠部の下方の開口部を開閉可能な開閉体と、前記上枠部と前記開閉体との間に設けられたリニアモータ部と、該リニアモータ部を制御するための制御部とを備え、前記リニアモータ部による運動により、前記開閉体を動作させるようにしたリニアモータ式開閉装置において、
    前記リニアモータ部は、前記上枠部内に固定されたコイル部と、該コイル部との間に所定のエアギャップを置いて前記開閉体の上端側に固定された磁石部とを、上下に配設してなり、
    前記開閉体は、開閉体本体の上端に吊車支持ブラケットを介して吊車を支持し、
    前記ガイドレールは、断面略L字状を呈するとともに、その下片部分に前記吊車を沿わせて回動させ、
    前記吊車支持ブラケットは、前記ガイドレールに対し左右逆向きの断面L字状を呈し、その下片部分を、前記ガイドレールの下片部分の下方側に配置して前記開閉体本体の上端面に止着していることを特徴とするリニアモータ式開閉装置。
  2. 上記磁石部における長手方向の中途部位が、剛性材料からなる撓み防止部材を介して、上記開閉体側に固定されていることを特徴とする請求項1記載のリニアモータ式開閉装置。
  3. 上記撓み防止部材は、上記磁石部における長手方向の略中央近傍の一部分に配設されていることを特徴とする請求項2記載のリニアモータ式開閉装置。
  4. 上記磁石部は、上記開閉体に対して着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のリニアモータ式開閉装置。
  5. 上記ガイドレールと、上記コイル部を支持するコイル支持ブラケットとをそれぞれ別体に備え、
    これらガイドレールとコイル支持ブラケットとは、略上下方向に当接して上記上枠部内に着脱可能に止着されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のリニアモータ式開閉装置。
  6. 上記ガイドレールは、略垂直状の片部分と下片部分とからなる断面略L字状に形成され、前記片部分に凸部を有するとともに、前記下片部分に上記吊車の外周の凹部と係合する上向き凸部を有し、
    前記吊車支持ブラケットは、略垂直状の片部分に上記吊車を回動自在に支持するとともに、同片部分の上端側に上記磁石部を止着し、
    上記磁石部は、上記吊車が上記上向き凸部からガイドレール側へ脱輪するのを阻むように、前記ガイドレールの前記片部分の前記凸部に近接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のリニアモータ式開閉装置。
  7. 独立状態の上記磁石部を上記コイル部に吸着させた状態で、その磁石部に対し、上記吊車支持ブラケットの上端側が止着される工程を含むことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載のリニアモータ式開閉装置の製造方法。
  8. 上記工程の後、上記開閉体をその重量により下方へ下げることで、上記磁石部を上記コイル部から離し、上記吊車の外周面を上記ガイドレールに係合させるようにしたことを特徴とする請求項7記載のリニアモータ式開閉装置の製造方法。
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