JP2008255568A - 扉体の開閉装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

扉体の開閉装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1アクションの直感的操作によって扉体の開閉動作を実行することができると共に、扉体を開けるために該扉体の表面をプッシュしたにも拘わらず当該扉体が開かないといった不快感をもたらす操作性の低下を防止した扉体の開閉装置を提供する。
【解決手段】扉体の開閉装置であって、前記扉体8の閉状態を保持する扉体の閉状態保持手段80と、扉体8の開閉を行うプッシュラッチ装置21と、閉状態の扉体8の前記裏面が接触する度当て部91とを備え、前記プッシュラッチ装置21と前記度当て部91は違う位置に設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、本体側に設けられ、該本体に対して回動自在に接続される扉体の開閉を行うプッシュラッチ装置を備える扉体の開閉装置及び該扉体の開閉装置を排出用スタッカの開閉装置として適用した記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置に対して設けられる排出用スタッカの開閉装置として適用し得る扉体の開閉装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行うプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、液体噴射装置、記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。近年、例えば4×6インチ以下の用紙を対象にしたコンパクトで持ち運びが便利なインクジェットプリンタが登場している。このインクジェットプリンタは、パーソナルコンピュータに接続しなくてもメモリーカード等を挿入するだけでデジタルカメラ等で撮影した画像データを直接、写真として印刷することができるいわゆるダイレクトプリンタである。
また、この種のインクジェットプリンタには、使用していない状態では表面に操作ボタン等が一切現れないフラットな角箱状のすっきりしたデザインのインクジェットプリンタが存在している。このようなインクジェットプリンタでは、使用していない状態では排出用スタッカが上方に折り畳まれており、プリンタ本体の前面の一部を構成している。また、プリンタ本体上面に設けられている操作パネルは、インクジェットプリンタを使用していない状態ではトレイサポートとしても機能するカバー部材によって覆い隠されている。そして、インクジェットプリンタを使用する場合には、カバー部材を上方に回動させて開け、プリンタ本体の上面に現れた所定のボタンを押すことによって排出用スタッカの裏面側のプリンタ本体内に備えられている拡開レバーを排出用スタッカ側に飛び出させ、排出用スタッカを手前に倒して拡開状態にしてから印刷を実行するようにしていた。
従って、排出用スタッカを手前に倒して印刷を開始できるようにするためには、上述したカバー部材を上方に持ち上げて拡開させる動作と、操作パネル上の所定のボタンを押して排出用スタッカを手前に倒す動作との2つのアクションが必要であり、取り扱いが面倒であった。また、上記操作パネル上の所定のボタンと排出用スタッカは位置的に離れており、特に初めてそのインクジェットプリンタを使用する場合には排出用スタッカの開閉方法が直感的に分かり難い構造になっていた。
一方、テレビのラックや各種の収納棚等に目を向けると、開閉対象である扉体の表面を軽く押すだけで扉体の開閉を行うことができる扉体の開閉装置を備えたラックや収納棚等が広く使用されている。このようなラックや収納棚等には下記の特許文献1及び2に示すようなプッシュラッチ装置を適用した扉体の開閉装置が使用されている。
このうち特許文献1では扉体側に茸状のフック部材を備え、本体側に上記フック部材を挟持する左右一対の保持アームが設けられたプッシュラッチ装置を備えた扉体の開閉装置が開示されている。また、特許文献2では扉体側に舌片状をした受け部材を備え、本体側に上記受け部材に係止されるフック部材が設けられたプッシュラッチ装置を備えた扉体の開閉装置が開示されている。
そして、このような構成の扉体の開閉装置をインクジェットプリンタの排出用スタッカの開閉装置として利用できれば、排出用スタッカの開閉操作がより直感的になって分かり易くなると考えられる。しかし持ち運びが可能でコンパクトなインクジェットプリンタの場合には上記プッシュラッチ装置を収納するための大きな空間を確保することは難しく、よりコンパクトな構造のプッシュラッチ装置が求められる。
また、前記排出用スタッカ等の扉体の開閉装置にプッシュラッチ装置を適用する場合、該扉体が横幅の長いものであり、当該プッシュラッチ装置を前記幅方向の中央部に設けることができない装置本体における構造上の原因がある場合等に、以下の問題が発生する。通常、プッシュラッチ装置を用いた開閉装置は、扉体を開けるときも閉じるときも該扉体の外表面に対してプッシュ動作が必要である。そのため、扉体の回動自由端側はいずれの場所を押しても後方に僅かに撓んで押し込まれるようになっている。
プッシュラッチ装置の在る所を、またはその近くをユーザが押してくれればきちんと開閉動作が行われるが、例えば閉状態にある扉体に対してプッシュラッチ装置の在る位置から大きく離れた端部を押した場合には、プッシュすることはできるが扉体は開かないという問題が生じる。プッシュ位置を示すマークが扉体の外観表面部に記されていれば、この問題は生じないが、その様なマークを記すことができない事情がある装置の場合、上記問題が生じる。この問題はプッシュ動作を前提とするプッシュラッチ装置に特有の問題と言え、ユーザにとっては扉体を開けるために該扉体をプッシュしたにも拘わらず、当該扉体が開かないという不快感を覚える。すなわち、扉体開閉の操作性が低く、製品価値を低下する問題があった。
特開平7−34746号公報 特開2006−307533号公報
本発明は、上記問題点の存在を踏まえてなされたものであって、1アクションの直感的操作によって扉体の開閉動作を実行することができると共に、扉体を開けるために該扉体の表面をプッシュしたにも拘わらず当該扉体が開かないといった不快感をもたらす操作性の低下を防止し、もって操作性とデザイン性を兼ね備えた扉体の開閉装置及び該扉体の開閉装置を排出用スタッカの開閉装置として適用した記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る扉体の開閉装置は、本体側に設けられ、該本体に対して回動自在に接続される扉体の開閉を行うプッシュラッチ装置と、該プッシュラッチ装置と一体又は別体で前記扉体の閉状態を保持する扉体の閉状態保持手段と、前記プッシュラッチ装置から離れた部位であって前記扉体の自由端側の裏面端部が対面する前記本体側の位置に設けられ、閉状態の扉体の前記裏面が接触する度当て部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、扉体の開閉手段にプッシュラッチ装置を適用したことによって1アクションの直感的な操作によって扉体の開閉動作を行うことができる。そして、度当て部を設けたことにより、扉体を開けるために該扉体の表面をプッシュしたにも拘わらず当該扉体が開かないといった不快感(押圧操作の不快感)をもたらす操作性の低下を防止し、もって操作性とデザイン性を向上することができる。
更に、閉状態の扉体は、当該度当て部にその裏面が接触して位置決めされる構成であるので、閉状態における扉体の位置精度を簡単且つ確実に向上することができ、この点においても外観のデザイン性を向上することができる。
本発明の第2の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1の態様において、前記プッシュラッチ装置は、前記扉体の幅方向における一方の端の自由端側の裏面端部と対面する位置に設けられ、前記度当て部は、前記扉体の幅方向における他方の端の自由端側の裏面端部と対面する位置に設けられていることを特徴とするものである。
前記扉体が横幅の長いものであり、前記プッシュラッチ装置を前記幅方向の中央部に設けることができない装置本体における構造上の原因がある場合に、上記のように前記プッシュラッチ装置は扉体の幅方向における一方の端と対面する位置に設けられ、前記度当て部は前記扉体の幅方向における他方の端と対面する位置に設けられことになるが、本発明は、このような偏倚構造に対して適用することで、上記第1の態様において記載の作用効果が特に顕著になるものである。
本発明の第3の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第2の態様において、前記扉体の幅領域内であって前記プッシュラッチ装置の近傍に、前記扉体の閉状態保持手段が設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記扉体の幅領域内であって前記プッシュラッチ装置の近傍に、前記扉体の閉状態保持手段が設けられているので、扉体の閉状態の保持の安定性と確実性を高めることができる。
本発明の第4の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第3の態様において、閉状態の前記扉体の裏面は、前記プッシュラッチ装置が有するスライダと一体の押込みロッドが後方に押し込まれた状態における当該押込みロッドの先端に接触し、前記扉体の閉状態保持手段は、マグネットの磁力によって閉方向への力を発生する構造であることを特徴とするものである。
本態様によれば、扉体は前記押込みロッドの先端を支点にして他端側がマグネットの磁力によって閉方向への力を受けて度当て部に接触するので、その接触の確実性と扉体の閉状態における位置決め精度を向上することができる。すなわち、扉体が閉状態では該扉体の裏面の左右方向における一端側は度当て部の度当て面と接触し、他端側は押込みロッドの端面と接触する2点支持状態で保持されるようになり、当該扉体は本体に対して平行になり、本体と扉体の美感をマッチングさせて向上させることができる。
本発明の第5の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記本体の表面の一部には前記扉体を閉じる時に当該扉体を受け入れる扉体収納用の凹陥部が設けられており、該凹陥部に対して前記度当て部が設けられていて、凹陥部に扉体を収納させた閉塞状態では、扉体の裏面が度当て部の度当て面に当接し、本体の表面と扉体の表面とが面一になるように設定されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、本体の表面と扉体の表面とが面一に形成されるため、外観に凹凸を有しないシンプルなデザインが重視される対象物に対しての扉体の開閉装置の適用を実現することが可能になる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、記録装置本体と、該記録装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に当該記録装置本体に対して回動自在に接続される排出用スタッカと、前記記録装置本体と排出用スタッカとの間に設けられる排出用スタッカの開閉装置とを備え、前記排出用スタッカの開閉装置は前記第1〜第5のいずれか1つの態様の扉体の開閉装置を備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、排出用スタッカを開けるために該排出用スタッカの表面をプッシュしたにも拘わらず当該排出用スタッカが開かないといった不快感をもたらす操作性の低下を防止し、もって操作性とデザイン性を兼ね備えた記録装置を提供することができる。
本発明の第7の態様に係る液体噴射装置は、液体噴射装置本体と、該液体噴射装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に当該液体噴射装置本体に対して回動自在に接続される排出用スタッカと、前記液体噴射装置本体と排出用スタッカとの間に設けられる排出用スタッカの開閉装置とを備え、前記排出用スタッカの開閉装置は、本体側に設けられ、該本体に対して回動自在に接続される排出用スタッカの開閉を行うプッシュラッチ装置と、該プッシュラッチ装置と一体又は別体で前記排出用スタッカの閉状態を保持する排出用スタッカの閉状態保持手段と、前記プッシュラッチ装置から離れた部位であって前記排出用スタッカの自由端側の裏面端部が対面する前記本体側の位置に設けられ、閉状態の排出用スタッカの前記裏面が接触する度当て部と、を備えることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る扉体の開閉装置を記録装置の排出用スタッカの開閉装置に適用した実施例と、当該排出用スタッカの開閉装置を備える液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態として、インクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えば4×6インチ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした極めてコンパクトで持ち運びが容易で、表面に凹凸がほとんど現れないシンプルなデザインのインクジェットプリンタである。また、このインクジェットプリンタ100は、パーソナルコンピュータに接続しなくてもデジタルカメラ等で撮影した画像データを写真として直接用紙Pに印刷することができる、いわゆるダイレクトプリンタと呼ばれているタイプのインクジェットプリンタである。
図1はカバー部材と排出用スタッカを閉じた状態のインクジェットプリンタを示す斜視図、図2はカバー部材と排出用スタッカを開いた状態のインクジェットプリンタを示す斜視図である。このインクジェットプリンタ100は、図1及び図2に示すように、角箱状の液体噴射装置本体、記録装置本体の一例であるプリンタ本体(扉体の開閉装置における本体に相当する)3を備えている。
プリンタ本体3は、その前面、後面、左右の側面及び底面が閉塞され、上面が開放されている深底容器形状をしたハウジング4と、使用しない状態では図1に示すようにプリンタ本体3の上面を閉塞し、図2に示す使用時の状態では給送用トレイ5の上方に張り出した用紙Pの上部を支えるトレイサポートとしても機能するカバー部材6と、図1に示す使用しない状態において上記カバー部材6の下方に位置し、ハウジング4の開放された上面を閉塞する操作パネル7と、上記ハウジング4の前面の一部を凹陥させた凹陥部16と、当該凹陥部16に収納される開閉自在に設けられている排出用スタッカ(扉体の開閉装置における扉体に相当する)8と、上記ハウジング4の左右の側板に対して回動自在に接続される門型をした手提げハンドル9とを備えている。
また、上記操作パネル7上には、中央に液晶モニタ11、その周囲に各種の操作ボタン12a、12b、12c、・・・12nが取り付けられており、操作パネル7の後部には矩形状に切り欠かれた給送用開口13が設けられている。尚、上記液晶モニタ11と操作ボタン12a、12b、12c、・・・12nとしては、タッチパネルスイッチを含む種々の形状ないし構造のものを採用することが可能である。また、上記給送用開口13は、用紙Pの取込み口になっており、当該給送用開口13には複数枚の用紙Pを連続して自動的に給送することができる自動給送ユニット2における給送用トレイ5が臨んでいる。
また、排出用スタッカ8は、左右の側面の下部に回動支点となる回動軸17、17が設けられており、記録実行時には図2に示すように上記回動軸17、17を中心にほぼ水平姿勢になるまで手前に回動するようになっている。そして、この状態において上面に来る排出用スタッカ8の裏面18が、記録が実行されて排出されて来る用紙Pを受け取る載置面になっている。また、排出用スタッカ8が拡開した状態では、図2に示すようにハウジング4の前面の凹陥部16が現れるようになっている。そして、当該凹陥部16の下部には、用紙Pの排出口19、凹陥部16の上部にはデジタルカメラ等で撮影した画像データ等が収録されたメモリーカード等を挿入するカードスロット15等が設けられている。
[実施例1]
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンタ100の排出用スタッカの開閉装置1を例に採って本発明の扉体の開閉装置1(排出用スタッカと同じ符号1を使用する)の構成と作動態様について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は排出用スタッカを拡開した状態のプリンタ本体の凹陥部を示す斜め下方からの斜視図、図4は排出用スタッカを開いた状態の排出用スタッカの開閉装置を示す平断面図で、図5は排出用スタッカを閉じた状態の排出用スタッカの開閉装置を示す平断面図である。図6は排出用スタッカを開いた状態の排出用スタッカの開閉装置を示す側断面図、図7は排出用スタッカを閉じた状態の排出用スタッカの開閉装置を示す側断面図である。図8はプッシュラッチ装置を分解して示す斜め上方からの斜視図、図9はプッシュラッチ装置を分解して示す斜め下方からの斜視図である。図10は排出用スタッカが拡開状態にある時のプッシュラッチ装置の作動態様を示す平断面図、図11は図10の状態から排出用スタッカを閉じた時のプッシュラッチ装置の作動態様を示す平断面図である。図12は図11の状態で排出用スタッカの表面を指で押した瞬間のプッシュラッチ装置の作動態様を示す平断面図、図13は図12の状態から排出用スタッカの表面から指を離して排出用スタッカを拡開させた時のプッシュラッチ装置の作動態様を示す平断面図である。また図14はマグネットキャッチ装置を分解して示す斜視図である。
排出用スタッカの開閉装置1は、プリンタ本体3側に設けられ、該プリンタ本体3に対して回動自在に接続される排出用スタッカ8の開閉を行うプッシュラッチ装置21と、
該プッシュラッチ装置21と一体又は別体で前記排出用スタッカ8の閉状態を保持する排出用スタッカ8の閉状態保持手段80と、前記プッシュラッチ装置21から離れた部位であって前記排出用スタッカ8の自由端側の裏面18端部が対面する前記本体側の位置に設けられ、閉状態の排出用スタッカ8の前記裏面18が接触する度当て部91とを備えている。排出用スタッカ8の閉状態保持手段80は、本実施例では、後述する構造のマグネットキャッチ装置22で構成されている。
前記プッシュラッチ装置21は、排出用スタッカ8側に突出する押込みロッド23を有し、該押込みロッド23と一体になって摺動するスライダ24と、該スライダ24に突出傾向を付与する付勢バネ26と、上記スライダ24に形成されている2位置保持型のガイド溝27と、該ガイド溝27に係合する係合軸28を備える揺動アーム29と、これら諸部材を収容するケース30とを備えることによって基本的に構成されている。
前記押込みロッド23は、一例として角棒状の部材で矩形平板状のスライダ24と一体成形されている。押込みロッド23は、凹陥部16の前面20に設けられている角穴形状の穴部31から前方に突出するように設けられている。スライダ24の下面には、前方の押込みロッド23寄りの部分にハート形をした上記ガイド溝27が設けられており、該ガイド溝27の後方の部分に前後方向に直線的に延びる2本の角溝32、32が設けられている。
前記付勢バネ26は、コイル径及び線径の細い圧縮コイルバネによって構成されており、上述した2本の角溝32、32の1つに収容されるようになっている。
前記ガイド溝27は、上述したようにハート形をしており、ハート形のガイド溝27の前方側と後方側の端部に2つの保持点A、Bが設けられている。また、図9〜図12において、上記保持点A、Bを境にしてガイド溝27の右側の経路が拡開状態の排出用スタッカ8が閉塞方向に回動し、上記押込みロッド23に当接して押込みロッド23を後方に押し込む時に通る押込み経路40になっている。そして、保持点A、Bを境にしてガイド溝27の左側の経路が閉塞状態の排出用スタッカ8の裏面18に上記押込みロッド23が当接し前方に排出用スタッカ8を押し出すときに通る押出し経路41になっている。
従って、揺動アーム29の係合軸28は、保持点Aを始点として押込み経路40、保持点B、押出し経路41の順でガイド溝27を移動して再び保持点Aに戻るように、一方向のみに移動し得るようになっている。また、保持点Aには係合軸28の逆方向への移動を防止するための段差42が設けられている。
前記揺動アーム29は、基部側が幾分幅広に形成され、端部が丸く加工された平板状の部材である。揺動アーム29の先端側の上面には、上方に向けて突出する上記係合軸28が設けられており、揺動アーム29の基端側には上記係合軸28に対して外側(図9〜図12では右側)に偏心した位置に揺動穴43が設けられている。また、揺動穴43の内側の側傍には、2つの係合爪44、44が一定の距離を空けて並設されており、これらの係合爪44、44は、スライダ24の下面に形成されている上記の2本の角溝32、32とそれぞれ係合するようになっている。
前記ケース30は、ケース本体45とケースカバー46とによって構成される扁平な矩形容器状の部材である。ケース本体45にはスライダ24の後部側の左右の側面と摺接する左右のサイドガイド47、47と、スライダ24の前部側の左側面と摺接するガイドリブ48とが設けられている。また、ケース本体45の後部寄りの左右のサイドガイド47、47の中間付近の幾分右寄りの位置には、上記揺動アーム29の揺動穴43と嵌合する揺動軸50が上方に向けて立ち上げられている。一方、ケースカバー46は、矩形平板状の部材で前部側には上記押込みロッド23の基部側を受け入れる矩形状の切欠き部51が設けられている。従って、プッシュラッチ装置21を構成するスライダ24、付勢バネ26及び揺動アーム29は、上記扁平なケース30内にすべて収容されるようになっており、狭いスペースでも取り付けることが可能な薄型構造のプッシュラッチ装置21を構成している。
一方、前記マグネットキャッチ装置22は、プリンタ本体3に対して排出用スタッカ8の開閉方向Xと交差する方向、この例では直交する方向Yに可動状態で設けられるマグネットホルダ53と、該マグネットホルダ53によって保持されるマグネット54と、排出用スタッカ8側に設けられる磁性体である磁性片55とを備えることによって基本的に構成されている。マグネットホルダ53は、図13に示すように上面が開放された矩形容器状の部材である。マグネットホルダ53の左右の側面には外方に張り出した直方体形状の2つのガイド凸部56、56が一体成形されており、マグネットホルダ53の底部57はプリンタ本体3における凹陥部16の前方に張り出した上面59に形成されている角窓状の窓部62から下方に向けて突出している。
そして、前記マグネットホルダ53の底部57は、排出用スタッカ8の回動自由端側の先端面58に当接する当接面になっており、内側に位置する凹陥部16の前面20側に向かって低くなるようなテーパ形状に形成されている。
また、このようなマグネットホルダ53は、プリンタ本体3の凹陥部16における上面59の上方空間60に収容されており、該上方空間60にはマグネットホルダ53の上記ガイド凸部56、56と係合するガイド凹部61、61が形成されている。ガイド凹部61、61は排出用スタッカ8の開閉方向Xと直交する方向Yに延びるように形成された角溝状の凹部である。よって、マグネットホルダ53は、前記ガイド凹部61、61への前記係合によって排出用スタッカ8の開閉方向Xと直交する方向Yにのみ移動でき、前記X方向には位置が固定されている。また、ガイド凹部61、61の上部には、図示しない抜け止め構造が設けられており、該抜け止め構造によってマグネットホルダ53の上方空間60からの脱落が防止されている。
前記マグネット54は、一例として一辺の長さが約4mm、厚さが約1mmの平面視正方形状をした平板状の永久磁石である。そして、このようなマグネット54は、上記マグネットホルダ53内に収容され、マグネットホルダ53の底部上面に固定状態で配置されている。従って、マグネット54は、マグネットホルダ53と一体になって図示のように排出用スタッカ8の開閉方向Xと直行する方向Yである上下方向にのみ所定のストローク移動できるようになっている。また、マグネットホルダ53には図示しない係止構造や蓋部材等が設けられていて、マグネットホルダ53からのマグネット54の不用意な脱落が防止されている。
前記磁性片55は、一例として一辺の長さが約4mmの平面視正方形状をした平板状の磁性体部品である。そして、このような磁性片55は、上記排出用スタッカ8の回動自由端の先端面58の内部に収容されており、該先端面58の壁面を介して上記マグネットホルダ53の底部57に当接するようになっている。
また、排出用スタッカ8を閉じた状態での上記マグネット54と磁性片55のオーバーラップ量Sは、約2mmに設定されており、当該オーバーラップ量Sの時に排出用スタッカ8の最適な保持力が得られるようになっている。そして、排出用スタッカ8の回動自由端の先端面58の端面形状も、上記マグネットホルダ53の底部57と同様、内側に位置する凹陥部16の前面20側に向かって低くなるようなテーパ形状に形成されており、排出用スタッカ8の閉塞時において、当該排出用スタッカ8の回動自由端の先端面58が上記マグネットホルダ53の底部57に当接してマグネットホルダ53を上方に押し上げた状態で位置するようになっている。
閉状態の排出用スタッカ8の裏面18が接触する前記度当て部91は、プリンタ本体3の凹陥部16の左側上部のコーナ部に設けられている。度当て部91は、一例として三角柱形状をしており、該度当て部91の前端面が排出用スタッカ8の裏面18に当接する度当て面92になっている。また、該度当て面92の前後方向Uの位置は、本実施例では、前記プッシュラッチ装置21におけるスライダ24と一体の押込みロッド23が後方に押し込まれた時の押込みロッド23の端面23aの位置と一致するように構成されている。
図示の実施例では、排出用スタッカ8の閉状態は、前記押込みロッド23の端面23aが、排出用スタッカ8の回動自由端(先端面58付近)における右側コーナ部付近の裏面18に当接し、前記度当て部91の度当て面92が、排出用スタッカ8の前記回動自由端(先端面58付近)における左側コーナ部付近の裏面18に当接するように設定されている。そして、排出用スタッカ8の閉状態では、前記凹陥部16に排出用スタッカ8を収納され、排出用スタッカ8の裏面18が度当て部91の度当て面92及び押込みロッド23の端面23aに当接し、プリンタ本体3の表面と排出用スタッカ8の表面とが図1に示したように面一になるように構成されている。
ユーザが排出用スタッカ8を開けるために押す排出用スタッカ8表面の力点Fは、一般に上記押込みロッド23の端面23aと度当て面92の中間の位置に来る。この力点Fが押されると、排出用スタッカ8の前記度当て部91側は前記度当て面92によって押し込みが規制された(動かない)状態で、当該排出用スタッカ8の前記押し込みロッド23側が押し込まれる。これにより排出用スタッカ8を拡開できる。このように、ユーザが力点Fの位置を特に意識しなくても直感的に排出用スタッカ8の表面を押圧することによって排出用スタッカ8を拡開できるようになっている。
また、ユーザが、仮に排出用スタッカ8の前記度当て部91側の表面を押したときは、該排出用スタッカ8は動かず、押し込めないことを実感する。この実感により、ユーザは押して動く位置、すなわち排出用スタッカ8を押し込める位置を押すように自然に行動する。すなわち、排出用スタッカ8の左右方向の中間位置辺りから前記押し込みロッド23側の位置を押すように自然に行動する。従って、ユーザが力点Fの位置を特に意識しなくても自然に排出用スタッカ8の適所を押圧して排出用スタッカ8を拡開することができる。
次に、このようにして構成される排出用スタッカの開閉装置1の作動態様を(1)排出用スタッカを閉じる場合と、(2)排出用スタッカを開く場合に分けて説明する。
(1)排出用スタッカを閉じる場合(図4〜図7、図10、図11参照)
図4、図6、図10に示すように排出用スタッカ8が開いている状態では、スライダ24は、付勢バネ26の付勢力によって最も前部寄りに位置しており、スライダ24と一体の押込みロッド23は、プリンタ本体3の凹陥部16の前面20に形成されている穴部31から前方に大きく突出した状態になっている。一方、この時マグネットホルダ53とマグネット54は、自重によって最下端に位置しており、凹陥部16の前面20に形成されている窓部62からマグネットホルダ53の底部57が僅かに突出した状態になっている。
そして、手前に倒れている排出用スタッカ8を上方に起こしてプリンタ本体3の凹陥部16内に排出用スタッカ8を押し込むと、排出用スタッカ8の右側上部コーナ部の裏面18が押込みロッド23の端面23aに当接して該押込みロッド23を、図5、図7、図11に示すように後方に押し込むようになる。そして、押込みロッド23は押し込まれた位置で停止し、排出用スタッカ8は閉塞位置に達して閉状態となる。
尚、この時、少なくとも、該排出用スタッカ8の左側上部コーナ部の裏面18も度当て部91における度当て面92に当接することで、プリンタ本体3の表面と排出用スタッカ8の表面とが面一になる。その他、排出用スタッカ8の右側上部コーナ部の裏面18を押込みロッド23の端面23aに当接させる、凹陥部16に扉体を収納させた閉塞状態で扉体が更に内側に倒れる方向に扉体の重心をずらす、等のやり方であってもプリンタ本体3の表面と排出用スタッカ8の表面とを面一にすることは可能である。
また、押込みロッド23が後方に押し込まれると、押込みロッド23と一体のスライダ24は、付勢バネ26の付勢力に抗して図示のように後方に移動する。また、排出用スタッカ8の回動自由端の先端面58がマグネットホルダ53の底部57に当接している状態で排出用スタッカ8の閉塞位置に向けて移動することによって、移動方向が限定されているマグネットホルダ53とマグネット54は、上方に向けて移動するようになり、上記排出用スタッカ8の閉塞位置への移動を許容する。
また、スライダ24の後方への移動に伴って、揺動アーム29は揺動軸50を揺動中心として先端の係合軸28が図11中、矢印で示すように保持点Aから押込み経路40を通って保持点Bに至るように最初に右側に揺動してから左側に揺動し、図5、図7、図11に示す押し込まれた位置で押込みロッド23は保持される。尚、この状態では押込みロッド23及びマグネットホルダ53は、排出用スタッカ8によってすべて隠れてしまうため外部から押込みロッド23とマグネットホルダ53を視認することはできなくなっている。
(2)排出用スタッカを開く場合(図4〜図7、図12、図13参照)
凹陥部16内に収容されている排出用スタッカ8を手前に倒して開き、記録の実行ができる状態にする場合を説明する。この場合には図5に示すように、度当て面92と押込みロッド23の端面23aとの間の排出用スタッカ8の表面を指で軽く押して、押込みロッド23及びスライダ24を後方に少し移動させる。スライダ24の後方への移動に伴って揺動アーム29は、図12中、時計方向に揺動するようになり、揺動アーム29先端の係合軸28は保持点Bから左斜め前方に移動する。
続いて排出用スタッカ8の表面を押していた指を離すと、付勢バネ26の付勢力によってスライダ24は前方に移動するようになり、図13に示すように揺動アーム29先端の係合軸28は保持点Bを離れ、図中矢印で示すように押出し経路41を通って保持点Aに到達する。そして、排出用スタッカ8は手前に向けて回動し拡開状態となり、プリンタ本体3の凹陥部16が現れるようになる。尚、一旦保持点Aに到達した係合軸28は、押込み経路40と押出し経路41との重合部に設けられている段差42によって直接押出し経路41に進入できないようになっている。従って、係合軸28は、常にガイド溝27中を図10〜図13中、時計方向のみに回転し得るようになっている。
尚、排出用スタッカ8の左側上部コーナ部の表面を押圧した場合には、排出用スタッカ8は度当て部91の存在によって後方へは移動できない。従って、ユーザは排出用スタッカ8の左側上部コーナ部の表面を押しても該排出用スタッカ8は動かず、押し込めないことを実感する。この実感により、ユーザは押して動く位置、すなわち排出用スタッカ8を押し込める位置を押すように自然に行動する。すなわち、排出用スタッカ8の左右方向の中間位置辺りから前記右側上部コーナ部辺りの位置を押すように自然に行動する。従って、押したにも拘わらず排出用スタッカ8が開かないといった押圧操作の不快感は生じない。
また、排出用スタッカ8が拡開した状態では、マグネットホルダ53とマグネット54は、自重によって最下端に移動し、凹陥部16の前面20に形成されている窓部62からマグネットホルダ53の底部57が僅かに突出した状態になり、プリンタ本体3の凹陥部16の前面20には押込みロッド23が現れるがプリンタ本体3の外観にはほとんど影響を及ぼさない。
[他の実施例]
本願発明に係る扉体の開閉装置1及び該扉体の開閉装置1を排出用スタッカの開閉装置に適用した記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、本発明の扉体の開閉装置1は、インクジェットプリンタ100等の記憶装置や他の液体噴射装置に限らず、本体3と、該本体3に対して回動自在に接続される扉体8とを備える種々の装置や収納庫あるいは容器等に適用可能である。
また、スライダ24を突出させる方向の付勢力を増大させたい場合には、2本ある角溝32の両方に付勢バネ26を縮設させておくことも可能である。因みにこのように構成した場合には、付勢バネ26のコイル径や線径を大きくすることなく、付勢力を増大させることができ、プッシュラッチ装置21の薄型形状をそのまま維持することができる。
また、扉体の閉状態保持手段80として、前記マグネットキャッチ装置22に代えて、扉体の開閉手段70と一体の公知の構造を採用することも可能である。この場合には、例えばプッシュラッチ装置21に対して扉体の閉状態保持手段80を付加するようにする。
度当て部91は、プリンタ本体3の表面と排出用スタッカ8の表面とを面一にする機能の他に、排出用スタッカの傾き補正手段(扉体の傾き補正手段)も兼ねている。
この他、度当て部91の形状、大きさ、設置個所等は、度当て部91と押込みロッド23との間の距離や扉体8の形状や大きさ、あるいは凹陥部16の深さ等に応じて上記発明の目的に沿った形で適宜変更可能である。また、度当て部91をマグネット54によって形成し、度当て部91にマグネットキャッチ装置22としての機能を持たせるようにすることも可能である。
排出用スタッカ閉塞時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 排出用スタッカ拡開時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 プリンタ本体の凹陥部を示す斜め下方からの斜視図。 拡開時の排出用スタッカの開閉装置を示す平断面図。 閉塞時の排出用スタッカの開閉装置を示す平断面図。 拡開時の排出用スタッカの開閉装置を示す側断面図。 閉塞時の排出用スタッカの開閉装置を示す側断面図。 プッシュラッチ装置を分解して示す斜め上方からの斜視図。 プッシュラッチ装置を分解して示す斜め下方からの斜視図。 排出用スタッカ拡開時のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 排出用スタッカ閉塞時のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 閉塞状態の排出用スタッカの表面を押した瞬間のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 排出用スタッカの表面から指を離した後のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 マグネットキャッチ装置を分解して示す斜視図。
符号の説明
1 排出用スタッカの開閉装置(扉体の開閉装置)、2 自動給送ユニット、3 プリンタ本体(本体)、4 ハウジング、5 給送用トレイ、6 カバー部材、7 操作パネル、8 排出用スタッカ(扉体)、9 手提げハンドル、11 液晶モニタ、12a、12b、12c、・・・12n 操作ボタン、13 給送用開口、15 カードスロット、16 凹陥部、17 回動軸、18 裏面、19 排出口、20 前面、21 プッシュラッチ装置、22 マグネットキャッチ装置、23 押込みロッド、23a 端面、24 スライダ、26 付勢バネ、27 ガイド溝、28 係合軸、29 揺動アーム、30 ケース、31 穴部、32 角溝、40 押込み経路、41 押出し経路、42 段差、43 揺動穴、44 係合爪、45 ケース本体、46 ケースカバー、47 サイドガイド、48 ガイドリブ、50 揺動軸、51 切欠き部、53 マグネットホルダ、54 マグネット、55 磁性片、56 ガイド凸部、57 底部、58 回動自由端、59 上面、60 上方空間、61 ガイド凹部、62 窓部、80 排出用スタッカの閉状態保持手段(扉体の閉状態保持手段)、91 度当て部、92 度当て面、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、A 保持点、B 保持点、X 開閉方向、Y 開閉方向と直交する方向、S オーバーラップ量、F 力点、U 前後方向

Claims (7)

  1. 扉体の開閉装置であって、
    前記扉体の閉状態を保持する扉体の閉状態保持手段と、
    扉体の開閉を行うプッシュラッチ装置と、
    閉状態の扉体の前記裏面が接触する度当て部と、を備え、
    前記プッシュラッチ装置と前記度当て部は違う位置に設けられていることを特徴とする扉体の開閉装置。
  2. 請求項1に記載の扉体の開閉装置において、前記プッシュラッチ装置は、前記扉体の幅方向における一方の端の自由端側の裏面端部と対面する位置に設けられ、前記度当て部は、前記扉体の幅方向における他方の端の自由端側の裏面端部と対面する位置に設けられていることを特徴とする扉体の開閉装置。
  3. 請求項2に記載の扉体の開閉装置において、前記扉体の幅領域内であって前記プッシュラッチ装置の近傍に、前記扉体の閉状態保持手段が設けられていることを特徴とする扉体の開閉装置。
  4. 請求項3に記載の扉体の開閉装置において、閉状態の前記扉体の裏面は、前記プッシュラッチ装置が有するスライダと一体の押込みロッドが後方に押し込まれた状態における当該押込みロッドの先端に接触し、前記扉体の閉状態保持手段は、マグネットの磁力によって閉方向への力を発生する構造であることを特徴とする扉体の開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の扉体の開閉装置において、
    前記本体の表面の一部には前記扉体を閉じる時に当該扉体を受け入れる扉体収納用の凹陥部が設けられており、該凹陥部に対して前記度当て部が設けられていて、凹陥部に扉体を収納させた閉塞状態では、扉体の裏面が度当て部の度当て面に当接することを特徴とする扉体の開閉装置。
  6. 記録装置本体と、
    該記録装置本体に対して回動自在に接続されるスタッカと、
    前記記録装置本体と前記スタッカとの間に設けられる前記スタッカの開閉装置と、を備え、
    前記スタッカの開閉装置は請求項1〜5のいずれか1項に記載の扉体の開閉装置を備えていることを特徴とする記録装置。
  7. 液体噴射装置であって、
    該液体噴射装置本体に対して回動自在に接続されるスタッカと、
    前記液体噴射装置本体と前記スタッカとの間に設けられる前記スタッカの開閉装置と、を備え、
    前記スタッカの開閉装置は、
    前記スタッカの開閉を行うプッシュラッチ装置と、
    閉状態の扉体の前記裏面が接触する度当て部と、を備え、
    前記プッシュラッチ装置と前記度当て部は違う位置に設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
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